JP5679985B2 - ロールスタンドにおいて協働する2つのワークロールを較正するための方法 - Google Patents

ロールスタンドにおいて協働する2つのワークロールを較正するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、本来の圧延工程の前に対称なロール間隙に調整するためにロールセットの旋回位置、即ちロールセットの下のロールに対する上のロールの角度を算出するために、ロールセットが、予め定めた半径方向力で互いに押し付けられ、生じたロールスタンドの変形ならびに押付力または反力が測定され、そこから算出されるロールセットの旋回位置が、後でワークロールの間で圧延材を圧延するときにロールセットを圧下する際に計算で使用される、ロールスタンドを較正するための方法に関する。
例えば、スチールストリップを圧延するために、協働する2つのワークロールを(少なくとも)2つのバックアップロールによって支持するロールスタンドがよく知られている。例として特許文献1が挙げられる。
ロールスタンドにおいてストリップストリップを圧延するときに高い品質を達成するために、ロールスタンドのロールの交換後に較正を行う必要がある。
ワークロールのための軸方向シフトシステム(例えば、いわゆるCVCシステム)が設けられている場合、ワークロールは、較正時には基本位置(軸方向のシフトがゼロ)にある。較正時、ワークロールは、直接互いに押し付けられて、歪曲線が取得され、そこからスタンド係数が算出されて、ロール間隙が平行もしくは対称に調整される。これは、圧延工程の前に行われる。続く圧延の際に、較正時の条件が計算プログラムによってシミュレートされ、圧延条件(ストリップ幅)に換算され、これにより、圧下位置、したがってストリップ厚さを正確に調整することができる。
この場合、以下のことが注目に値すると分かっている。ストリップ幅は、大抵は2つのワークロール間の接触幅よりも本質的に狭い。そのため、較正時に1回、圧延時に1回、異なる接触状態が生じる。これによりさらに、上記2つの場合に異なるスタンド歪が生じる。使用されるロールの種類によって(特にCVCロールを使用するときには)、ワークロール間の相対的な軸方向のシフトに応じてスタンド係数が変化する。さらに、軸方向にシフトする際には、ロール間隙での幾何的条件およびワークロールとバックアップロール間での幾何的条件が変化する。これは、特に、円筒形のロールではなく、非対称のプロフィルを有する(例えば、CVC形状または同様の形状をもつ)ロールが使用される場合に当てはまる。この場合、シフト装置を有するロールスタンドのワークロールは、通常は、シフト量の2倍、バックアップロールの長さよりも長いか、軸方向シフト装置を有しない従来のロールスタンドでは、ワークロールの長さである。
欧州特許第0763391B1号明細書 欧州特許第0819481号明細書 欧州特許第0876857号明細書
したがって、本発明の課題は、冒頭に記載した種類の方法を、較正時と圧延時のスタンドの異なる歪の効果を考慮に入れることが簡単に可能になるように、発展させることにある。これにより、圧延時に、より高い精度が実現されるべきである。より正確なスタンド係数および信頼性を有するロールの旋回値を得るため、特にワークロール(もしくは6ロール型スタンド(Sextogeruest)の場合には中間ロールも)を軸方向にシフトさせた状態で較正が実施されるべきである。
本発明によるこの課題の解決策は、ワークロールを、軸方向にシフトされていないゼロ位置から互いに相対的に軸方向に変位可能であり、ゼロ位置とは等しくないワークロールの相対的なシフト0位置(較正位置)で、対称なロール間隙に調整するための旋回位置の算出行われ、算出された旋回位置記憶され、圧延材を圧延するときのロールセットの旋回位置さらに計算するための計算で使用されることを特徴とする。
この場合、特に、記憶された旋回位置から、較正位置からそれぞれ現在のシフト位置への換算が行われる。
したがって、少なくとも1回、ワークロールのある相対的軸方向位置で(特に最大の正のシフト位置で)、対称なロール間隙に調整するための旋回位置算出が行われ、この位置が、別のシフト位置へのさらなる換算のための基準値として記憶もしくは参照される。
非常に好ましい発展形態では、対称なロール間隙に調整するための旋回位置の算出、少なくとも2回、すなわち、ワークロールの第1の相対的軸方向位置と、ワークロールの第2の相対的軸方向位置で行われ、第1の相対的軸方向位置が第2の相対的軸方向位置とは異なり、少なくとも2つの算出された旋回位置記憶され、圧延材を圧延するときのロールセットの旋回位置さらに計算するための計算で使用される。
好ましくは、2つより多くの旋回位置、ワークロールの2箇所より多くの異なる相対的軸方向位置で算出される。例えば、3〜6つの旋回位置、ワークロールの3〜6箇所の異なる相対的軸方向位置で算出することができる。この場合、旋回位置の1つ、ワークロールの所定の最大の正のシフト位置または最大の負のシフト位置で算出することができる。
ワークロールの異なる相対的軸方向位置における少なくとも2つの算出された旋回位置、関数関係を与えられ、さらなる計算の基礎とすることができる。あるいはまた、選択的に、単純化して、ワークロールの異なる相対的軸方向位置における少なくとも2つの算出された旋回位置から、平均値を求め、この平均値をさらなる計算の基礎とすることもできる。
ワークロールは、基本的にはいかなる外面を有していてもよく、例えば、円筒形の外形を有する。同様に、ワークロールが凸形または凹形の外形を有することも可能である。しかし好ましくは、非対称のワークロール外形にすることも考えられ、例えば、凸形と凹形を組み合わせた外形(CVCロール)や、一般に、多項式、特に少なくとも3次の多項式または三角関数で表現可能な外形も考えられる。
スタンドの変形を測定するときに、スタンドに作用する力は、少なくとも1つのロードセルによって計測することができる。これに対して選択的に、ワークロールを半径方向に変位させるためのピストンシリンダユニットに作用する力を計測することができる。この場合、ロードセルによって計測される力とピストンシリンダユニットに作用する力を、スタンドの各側ごとに計測することも可能である。
1つの発展形態では、較正が、ワークロールに対して曲げ力を加える場合に行われる。この場合、さらなる形態では、較正が、ワークロールに対して少なくとも2つの異なる曲げ力を加える場合に行われる。
発展形態によれば、ロールスタンドが、ワークロール、中間ロール、およびバックアップロールを備える6ロール型スタンドとして形成され、上記の較正工程が、ワークロールに対しても中間ロールに対しても行われる。この場合、ワークロールと中間ロールが互いに相対的に軸方向にシフト可能である場合、較正工程が、ワークロールおよび中間ロールを軸方向にシフトさせた状態で行われ、対称なロール間隙に調整するための旋回位置取得される。
したがって、ロール間隙をより正確に、かつより安定して調整することができるように、本発明では、特に、較正工程が中心位置(ワークロールの相対的な軸方向の変位なし)で行われるだけでなく、ワークロールがシフトとした状態でも行われる。ワークロール間の接触長さは、ロールを軸方にシフトさせた場合はより短くなり、バックアップロールの長さに相当し、したがって、ストリップ幅により近づけることができる。この場合、ワークロールの形状に応じて、正または負の最大ワークロールシフト位置を調整することができる。任意のシフト位置、例えば、最大シフト位置を、較正時の基準シフト位置として定めることができる。
本発明の例示的実施形態を図面に示す。
圧延方向で見た、較正時にワークロールが第1の位置にある、2つのワークロールおよび2つのバックアップロールを有するロールスタンドの概略図である。 較正時にワークロールが第2の位置にある、図1によるロールスタンドを示す図である。 ワークロールシフトに対する圧下位置補正値の推移を示す図である。 ワークロールシフトに対するスタンド係数の推移を示す図である。
図1に、協働する2つのワークロール1および2を有するロールスタンド3が示されている。ワークロール1、2は、バックアップロール4および5に支持される。この場合、ワークロール1、2は、円筒形に形成されているのではなく、凸形のロール表面を有し、これはこの図には誇張して示されている。
ワークロール1、2は、バックアップロール4、5の長さLよりも長い長さLを有する。
動作中、ワークロール1、2は、互いに相対的に軸方向aに互いに変位される。図1には、ワークロール1、2に相対的な軸方向のシフトが与えられていない相対的軸方向位置A(基本位置)が示されている。
さらに、図示していない圧延材を圧延するために所定のロール間隙に調整することができるように、ロール、特にワークロール1、2を半径方向に互いに調節することができるピストンシリンダユニット6、7が示されている。ワークロール1、2間で有効な、したがってロールスタンド3で有効な力は、ロードセル8、9によって検出することができる。
圧延材を圧延する前に、スタンド3もしくはワークロール1、2が較正される。この場合、ワークロール1、2の間で有効な半径方向の力の作用下にあるロールスタンド3の歪が算出される。すなわち、いわゆるスタンド係数Mが決定される。さらに、ロール間隙が、スタンドの中心に対して対称に(テーパなしに)調整される。
較正中(第1の較正ステップが図1に示されている)、2つのワークロール1、2は、直接互いに押し付けられる。この場合、ワークロールは、基本位置Aにあり、すなわち相対的な軸方向のシフトはゼロ(SPOS=0)である。ワークロール1、2の接触長さは、ワークロールとバックアップロール間の間隙と比べて、シフトストロークの2倍よりもいくらか長い。
ワークロール1、2を互いに押し付けるとき、生じるロールスタンド3の変形ならびに押付力および反力が測定される。そこから算出されたスタンド係数Mが、次に、後で圧延材を圧延するときにワークロールの圧下または調整をする際に計算で使用される。これは、それ自体よく知られている。
対称なロール間隙に調整するための旋回位置の算出またはスタンド係数Mの算出が少なくとも2回行われることが、すなわち、まず、図1に示されるようなワークロール1、2の第1の相対的軸方向位置Aで行われることが、非常に有利である。
次いで、対称なロール間隙に調整するための旋回位置および/またはスタンド係数Mが、少なくとももう1回、すなわち図2に示されるようなワークロール1、2の第2の相対的軸方向位置Bで算出される。見ることができるように、ワークロール1、2は、ここでは軸方向aに、しかもそれぞれ数ミリメートルの距離SPOSだけシフトされている。
算出された旋回位置および/またはスタンド係数Mの2つの値は、記憶され、圧延材を圧延するときのワークロール1、2の圧下をさらに計算するための計算で使用される。
スタンド係数は、2つの相対的軸方向位置A(図1)とB(図2)で異なる。幾何的条件から、2つの算出されたスタンド係数Mに基づいて、ロールの圧下補正値Kも計算することができる。圧下位置補正値も、同様に2つの位置AとBで異なる。
この実施例では、この思想がさらに発展させられる。ここでは、ワークロールの相対的軸方向位置について2つの位置(A、B)だけが考慮されるだけでなく、計5箇所の異なる位置が考慮されている。ワークロールシフトSPOSに対する圧下位置補正値Kおよびスタンド係数Mの推移をプロットした場合、図3および図4に表される関数曲線がすなわち、正確に言えば、次いで関数曲線を描くことができる、丸印を付けられた点が得られる。この場合、横軸上の左右の終点は、ワークロール1、2の最大シフト距離SPOSmaxもしくは最小シフト距離SPOSminに対応する。次に、この関数曲線は、ワークロールの実効的な平均圧下の計算の基礎とすることができる。図3には、較正時の基準位置Rも記載されており、これから、図3または図4による関数曲線を算出することができる。
すなわち、この実施例によれば、較正工程が複数(ここでは5箇所)の異なるシフト位置で行われ、歪曲線がシフト位置の関数として記憶され、さらなる計算の基礎とされる。複数の歪曲線の取得を伴う較正工程の結果、ワークロールシフトの関数として、厚さコントロールおよびスタンド係数Mのための圧下位置の正確な補正値Kが得られる。これらの値は記憶される。したがって、計算値に依拠するだけでなく、様々なシフト位置での測定値を使用することによって、精度が高まる。
また、本発明の簡略化した構成によれば、対称なロール間隙に調整するための旋回位置および/または算出されたスタンド係数もしくは補正値の平均値を求め、さらなる計算の基礎とすることも可能である。
計算モデルによって、ロール間隙内の負荷分布およびワークロールとバックアップロール間の負荷分布の幾何的な変化および変動と、これに関連した、較正状態からの歪変化がシミュレートされ、測定値と比較される。すなわち、これにより、計算モデルが適応され、これが設定精度を高める。さらなるステップでは、較正状態からそれぞれ現在のシフト位置およびストリップ幅へと換算が行われる。すなわち、厚さコントロールがこの効果を考慮し、これにより、より正確な厚さに調整が行われる。
本発明による方法で好適に使用されるワークロールは、円筒形の外形を有さず、いわゆるCVCロールまたは三角関数によって表現可能なロールであることが好ましい。すなわち、非対称に成形されたワークロールである。しかし、基本的には、この方法は、あらゆる様式のロールに使用可能であり、すなわち、特に、円筒形のワークロール、従来の凸形または凹形に湾曲されたワークロール、いわゆる「テーパード(Tapered)」ロール(これについては特許文献2参照)、いわゆるCVCテーパードロール(これについては特許文献3参照)、または一般に、n次多項式を有する半径関数(R(x)=a+ax+a+・・・+a。ここで、R:半径、x:ロール胴の長手方向座標、a:多項式の係数)により表現可能なワークロールにおいて使用可能である。
すなわち、歪曲線を取得するためもしくは較正工程において、測定されたロードセルの力またはシリンダの力が基準の力として参照される。選択的に、各側に対してロードセルの力およびシリンダの力の平均値を求めて、較正工程で使用することもできる。
選択的に、較正工程中、ワークロール曲げ力が、平衡力から、例えば、最大曲げ力に増加される。また、歪挙動に対するワークロール曲げの効果もしくはゼロ点をより正確に把握するために、別の選択肢もしくは補完形態として、それぞれ2つの異なる曲げ力レベルに関して較正工程が行われる。それらの結果が、スタンド歪モデルの補正または自動的な適応のために使用され、現在の境界条件(例えば、直径、ロール形状)でのワークロール曲げの影響がより正確に表現される。
すなわち、提案される較正では、較正プロセスは、ワークロールの接触長さが互いに減少されるように、しかも特にワークロールの接触長さがバックアップロール長さにほぼ相当するように較正が(も)行われるように実施される。すなわち、較正は、例えば、ワークロールがただ1つの軸方向シフト値(好ましくは最大の正のシフト位置)に移動されるように行われる。較正中のこのシフト位置は、基準位置として記憶される。次いで、計算モデルによって、ロール間隙内およびワークロールとバックアップロール間の幾何的変化および負荷分布の変動と、これに関連した歪変化が、圧延プロセス中のそれぞれ現在のシフト位置に対して換算される。厚さコントロールは、この効果を補償し、正確な厚さに調整される。
ここでは、例として、本方法を4ロールスタンド(Quartogeruest)において説明した。同様に、6ロールスタンドで本方法を実施することも可能である。より長い中間ロールを有するスタンドの較正では、中間ロールが、例えば、最大のシフト位置に移動されるか、様々なシフト位置で較正が行われる。同様に、中間ロールシフト位置に依存して、旋回位置ならびに補正値およびスタンド係数が記憶される。ワークロールと中間ロールがシフト可能に構成される場合、両方の効果が合わせられる。
1 ワークロール
2 ワークロール
3 ロールスタンド
4 バックアップロール
5 バックアップロール
6 ピストンシリンダユニット
7 ピストンシリンダユニット
8 ロードセル
9 ロードセル
A 第1の相対的軸方向位置
B 第2の相対的軸方向位置
ワークロールの長さ
バックアップロールの長さ
SPOS ワークロールの軸方向シフト距離
SPOSmax 最大のシフト距離
SPOSmin 最小のシフト距離
K 圧下位置補正値
R 較正時の基準位置
M スタンド係数

Claims (19)

  1. 本来の圧延工程の前に対称なロール間隙に調整するためにロールセットの旋回位置、即ちロールセットの下のロールに対する上のロールの角度を算出するために、前記ロールセットが、予め定めた半径方向力で互いに押し付けられ、生じた前記ロールスタンドの変形ならびに押付力または反力が測定され、そこから算出される前記ロールセットの旋回位置が、後でワークロール(1、2)の間で圧延材を圧延するときに前記ロールセットを圧下する際に計算で使用される、ロールスタンド(3)を較正するための方法において、
    前記ワークロール(1、2)を、軸方向にシフトされていないゼロ位置から互いに相対的に軸方向に変位可能であり、ゼロ位置とは等しくない前記ワークロール(1、2)の相対的なシフト位置で、対称なロール間隙に調整するための旋回位置の算出が行われ、算出された旋回位置が記憶され、前記圧延材を圧延するときの前記ロールセットの旋回位置をさらに計算するための計算で使用されることを特徴とする方法。
  2. 記憶された旋回位置から、較正位置からそれぞれ現在のシフト位置への換算が行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 対称なロール間隙に調整するための旋回位置の算出、少なくとも2回、すなわち、前記ワークロール(1、2)の第1の相対的軸方向位置と、前記ワークロール(1、2)の第2の相対的軸方向位置で行われ、前記第1の相対的軸方向位置が前記第2の相対的軸方向位置とは異なり、少なくとも2つの算出された旋回位置記憶され、前記圧延材を圧延するときの前記ワークロール(1、2)の旋回位置さらに計算するための計算で使用されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 2つより多くの旋回位置、前記ワークロール(1、2)の2箇所より多くの異なる相対的軸方向位置で算出されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 3〜6つの旋回位置、前記ワークロール(1、2)の3〜6箇所の異なる相対的軸方向位置で算出されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記旋回位置の1つ、前記ワークロール(1、2)の所定の最大の正のシフト位置(SPOS max または最大の負のシフト位置(SPOS min で算出されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ワークロール(1、2)の異なる相対的軸方向位置における前記少なくとも2つの算出された旋回位置、関数関係を与えられ、さらなる計算の基礎とされることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ワークロール(1、2)の異なる相対的軸方向位置における前記少なくとも2つの算出された旋回位置から、平均値が求められ、前記平均値がさらなる計算の基礎とされることを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記ワークロール(1、2)が、円筒形の外形を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記ワークロール(1、2)が、凸形または凹形の外形を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記ワークロール(1、2)が、凸形と凹形を組み合わせた外形有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記ワークロール(1、2)が、多項式または三角関数によって表現可能な外形を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記ロールスタンド(3)の変形を測定するときに、前記ロールスタンド(3)に作用する力が、少なくとも1つのロードセル(8、9)によって計測されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ロールスタンド(3)の変形を測定するときに、前記ワークロール(1、2)を半径方向に変位させるための少なくとも1つのピストンシリンダユニット(6、7)に作用する力が計測されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記ロードセル(8、9)によって計測される力と前記ピストンシリンダユニット(6、7)に作用する力が、駆動側および操作側でそれぞれ計測されることを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記較正が、前記ワークロール(1、2)に対して曲げ力を加える場合に行われることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記較正が、前記ワークロール(1、2)に対して少なくとも2つの異なる曲げ力を加える場合に行われることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記ロールスタンド(3)が、ワークロール、中間ロール、およびバックアップロールを備える6ロール型スタンドとして形成され、請求項1〜17のいずれか一項に記載の前記較正工程が、前記ワークロール(1、2)に対しても前記中間ロールに対しても行われることを特徴とする請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記ワークロールと前記中間ロールが互いに相対的に軸方向にシフト可能である場合、前記較正工程が、前記ワークロールおよび前記中間ロールを軸方向にシフトさせた状態で行われ、対称なロール間隙に調整するための旋回位置取得されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
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