JP5666292B2 - ロック解除レバーの支持構造 - Google Patents

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本発明は、自動車用シートの前後位置を調節するシートスライド装置に使用するロック解除レバー、詳しくは、シートの左右両側にシートスライド装置のロック機構を有し、この両ロック機構を同時に解除するためのロック解除レバーの支持構造に関するものである。
左右に離間並置されたシートスライド装置の双方にロック機構(スライドロック)を有する、いわゆる両側ロックタイプのスライドシートにおいて、そのロック機構に対するロックを同時に解除する手段として、両側ロック機構に連結する平面視で略コ字形状にパイプを折曲して左右にアーム部を形成した、いわゆるタオルバー型のロック解除用の操作レバー(ロック解除レバー)が知られている(たとえば特開2000−006694号公報)。
このような、タオルバー型のロック解除レバーは、通常、上下に揺動可能なホルダを介して、左右に離間並置されたシートスライド装置のアッパレール間に架設されている。
たとえば、上記特開2000−006694号公報記載のように、シートスライド装置のアッパレールには支軸が突設、固定され、この支軸によってホルダは、上下に揺動可能に支持されている。そして、このホルダに対してロック解除レバーの各端部が固定的に連結され、ロック解除レバーをアッパレールに対し上下に揺動させることができる。このロック解除レバーの上下動によりロック機構のロックを解除させ、シートを前後に調節することができる。
特開2000−006694号公報
このように、タオルバー型のロック解除レバーは、アッパレールの支軸に揺動自在に支持されたホルダによって揺動させられている。しかしながら、このような構成においては、左右の支軸のずれがロック解除レバーのガタツキによる作動性能の低下や、左右のロック機構の同期性能の低下を招来する。従って、従来の構成においては、アッパレールに対して支軸の高い固定精度が要求される。
また、ロック解除レバーの各アーム部が左右のホルダに固定的に連結されるため、ロック解除レバーのアーム部の外寸や折曲角度等にバラツキが生じると、アッパレールの支軸に対するホルダの取り付け角度にずれが生じ、ロック解除レバーにガタツキが生じるおそれがある。つまり、公知の構成において、ロック解除レバーの作動性能および左右のロック機構の同期性能を高く確保するためには、ロック解除レバーの曲げ加工などにも高い加工精度が要求される。
本発明は、ロック解除レバーのガタツキによる作動性能の低下や左右のロック機構の同期性能の低下を防止するようにしたロック解除レバーの支持構造の提供することを目的としている。
そこで、本発明は、シートスライド装置のロック機構を解除するためのタオルバー型のロック解除レバーのアーム部を、前記シートスライド装置のアッパレールに対して上下に揺動自在に支持するためのロック解除レバーの支持構造において、
前記アッパレールに固定されると共に、断面コ字状の保持部が設けられたブラケットと、
前記保持部の上壁と下壁とに形成されて、前記アーム部を挟持して前記アーム部の揺動支点をなす上下一対の支持突起と、
前記保持部の上壁で前記上壁の支持突起の後方位置に形成された規制突起と、
前記保持部に固定されると共に、前記下壁の支持突起の前方位置に、前記下壁に係止されて前記アーム部を上下から挟み込みアーム部への付勢力の付与点を持つ前方ばね部、および前記上壁の規制突起の後方位置に前記アーム部への付勢力の付与点を持つ後方ばね部を有するばね部材と、
を備えたことを特徴とする。
このロック解除レバーの支持構造において、アッパレールに固定されたブラケットの断面コ字状保持部の上壁と下壁には、アーム部を上下から挟持してアーム部の揺動支点をなす上下一対の支持突起が設けられているので、支軸によってロック解除レバーのアーム部を揺動自在に支持する必要がない。そして、ブラケットの保持部において、ロック解除レバーのアーム部の外寸や折り曲げ角度によって生じた寸法のバラツキが吸収されるため、ロック解除レバーの加工に高い精度が要求されることがない。これによって、ロック解除レバーの作動性能の低下や左右のロック機構の同期性能の低下を防止することができる。
更に、本発明では、支持突起の前方でアーム部を下方に向けて常時付勢すると共に規制突起の後方でアーム部を上方に向けて常時付勢しており、この付勢力により、アーム部は下壁の支持突起、上壁の規制突起にそれぞれ押圧されるため、車の振動や寸法誤差などによるロック解除レバーのガタツキが確実に防止できる。
また、一本の線材ばねからなる前記ばね部材は、前記保持部の前記下壁に係止されて左右方向に延在する第1の部分と、前記第1の部分から上部前方に向かって延在する第2の部分と、前記第2の部分の上端から左右方向に延在すると共に、前記第1の部分との協働で前記アーム部を下方に付勢する第3の部分と、前記第3の部分の端部から下部後方に向かって延在する第4の部分と、前記第4の部分の下端から後方に向かって延在する第5の部分と、前記第5の部分の下端から左右方向に延在する第6の部分と、前記第6の部分の端部から前部下方に向かって延在すると共に、遊端が前記保持部の前記下壁に係止されることにより、前記アーム部を上方に付勢する第7の部分と、を有していると好適である。
このような構成を採用すると、一本の線材ばねによって、保持部に対するばね部材の固定と、保持部に対するロック解除レバーの保持と、ロック解除レバーの前側を下方に向けて常時付勢する力の発生と、アーム部を下壁の支持突起に押圧する力の発生と、アーム部を上壁の規制突起に押圧する力の発生と、を同時に可能にするため、構成の簡素化が確実に図れる。
本発明によれば、ロック解除レバーのガタツキによる作動性能の低下や左右のロック機構の同期性能の低下を防止することができる。
本発明に係るロック解除レバーの支持構造を適用したシートの一実施形態を示す斜視図である。 (A)は本発明に係るロック解除レバーの支持構造を示す平面図、(B)は図2(A)のA−A線に沿う断面図である。 本発明に係るロック解除レバーの支持構造を示す斜視図である。 図3のB−B線に沿う断面図である。 ばね部材を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るロック解除レバーの支持構造の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、シート1は、シートクッションSCに対して傾動自在なシートバックSBを具備し、シートクッションSCは、シートクッションフレームを骨格として形成され、シートバックSBは、シートバックフレームを骨格として形成されている。
このシートクッションSCの下方における左右には、左右一対のシートスライド装置14、14が配置され、このシートスライド装置14、14は、車床に固定されるロアレール18と、ロアレール18に対して前後方向にスライドするアッパレール16と、を有している。このアッパレール16は、シートクッションSCのシートクッションフレームに取り付けられている。 図1において、図中22はタオルバー型のロック解除レバー、22a,22aは、ロック解除レバー22のアーム部を各々示す。
図2〜図4に示すように、シートスライド装置14のアッパレール16には、ブラケット12の基部12aが固定され、このブラケット12に断面略コ字形状の保持部13が一体化されている。
シートスライド装置14の基本構成自体は公知であり、ここでの詳細な説明は省略するが、図4を見るとわかるように、この種のシートスライド装置においては、シートクッションフレームに固定されるアッパレール16が、自動車の床体等に固定されるロアレール18に対してローラ、ボール等の転動子を介してスライド自在に組み付けられている。
また、この種のシートスライド装置14には、通常、ロアレール18に対するアッパレール16のスライドを規制するロック機構(図示しない)が設けられており、ロック機構に対するロック解除操作により、ロアレール18に対するアッパレール16のスライド、つまりはシート1のスライドが可能となる。
なお、このシートスライド装置14に設けられるロック機構の基本構成自体も、たとえば特開2000−006694号公報に記載されているように公知である。
このシートスライド装置14のロック機構に対するロック解除操作は、通常、所定形状のレバー等からなるロック解除手段により行われる。左右に離間並置されたシートスライド装置14には、左右にロック機構がそれぞれ設けられ、この左右のロック機構のロックを同期して解除する手段として、図1に示されるような、平面視で略コ字形状にパイプなどを折曲して形成した、いわゆるタオルバー型のロック解除レバー22が知られている。
タオルバー型のロック解除レバー22は、通常、左右に離間並置されたシートスライド装置14間で上下に揺動可能に架設配置される。そして、図2、図3に示すように、ロック解除レバー22において平行に延在する各アーム部22a,22aは、ブラケット12の保持部13によって上下に揺動可能に支持されている。
図2及び図3を見るとわかるように、このブラケット12の保持部13は、水平に延在する上壁13aと、鉛直に延在する側壁13bと、水平に延在する下壁13cとで断面略コ字形状に折曲成形され、アッパレール16の側方に配置されている。
なお、このアッパレール16の上面へのブラケット12の基部12aの固着は、溶接により行われている。
ここで、図2(B)に示すように、保持部13の上壁13aおよび下壁13cには、ロック解除レバー22のアーム部22aを上下方向から挟持する断面円弧状の支持突起24,26が設けられている。また、保持部13の上壁13aにおける支持突起24,26の後方位置には下壁13cに向かって突出する規制突起32が設けられている。
ロック解除レバーのアーム部22aは、上下の支持突起24,26間に挿入配置され、アーム部22aは、アッパレール16に対し上下に揺動可能に支持されている。
なお、上下の支持突起24,26は、たとえば、シートスライド装置14の左右方向に延びる長手の突起としてそれぞれ形成されている。
ところで、このロック解除レバー22の操作方向は、その前方操作部22bの引き上げ方向(図2B矢印D方向)である。つまり、図2(B)に実線で示すアーム部22aのほぼ水平位置が、ロック解除レバー22の初期位置(非操作位置)である。また、前方操作部22bを下方に付勢する付勢力が、ばね部材28によってロック解除レバー22に付与されている。そして、ばね部材28の一部は、ロック解除レバー22のアーム部22aに係合され、これにより、ブラケット12の保持部13に対するロック解除レバー22の保持を可能にしている。
ばね部材28としては、折曲形成された線材ばねが利用され、このばね部材28は、ロック解除レバー22の前方操作部22bを下方に付勢するように、ブラケット12の保持部13とロック解除レバー22のアーム部22aとの間に組み込まれている。そして、ロック解除レバー22のアーム部22aに設けられた切り溝30にばね部材28の一部を係合させることにより、ロック解除レバー22の外れを防止している。
また、図3に示すように、ロック解除レバー22の各アーム部22aはブラケット12の保持部13を越えて後方へ延び、アーム部22aの端末に形成された解除片22cは、シートスライド装置14のロック機構に設けられた操作片(図示しない)を押下げ操作するように配置される。
この解除片22cは、アーム部22aの延出端を潰して形成されている。このような構成であれば、部品点数の増加を伴うことなく、ロック解除レバー22の操作力を、シートスライド装置14のロック機構にロック解除操作力として伝達することができ、ロック解除のための構成は簡素化される。
このような構成において、ロック解除レバー22のアーム部22aは、図2(B)に一点鎖線で示すように、上壁13aの支持突起24及び下壁13cの支持突起26を支点として揺動するが、ばね部材28によって、前方操作部22b側を下方に付勢するとともに、支持突起24の後方に有する断面円弧状の規制突起32へのアーム部22aの当接により、アーム部22aの揺動を規制するため、通常時、つまりロック解除レバー22の非操作時においては、ロック解除レバー22がばね部材28の付勢力のもとで、その初期位置に保持される。
そして、このとき、ロック解除レバー22のアーム部22aは、ばね部材28の付勢力によって、下壁13cの支持突起26と、後方で上壁13aの規制突起32とに押し付けられているため、前後2点での支持によってそのガタツキを抑えることが可能となる。
この初期位置から、ばね部材28の付勢力に抗して前方操作部22bを引き上げれば、
ロック解除レバー22のアーム部22aは支持突起24及び支持突起26を支点として揺
動する。これにより、シートスライド装置14のロック機構の操作片がロック解除レバー
の解除片22cによって押下げ操作され、それに伴うロック解除により、シート1の前後
方向のスライド調節が可能となる。
このようにロック解除レバー22の支持構造10においては、ロック解除レバー22の上下揺動時の支点を、ブラケット12の保持部13に設けられた上下の支持突起24,26としているため、揺動支点となる支軸をアッパレール16に設ける必要がなくなる。そして、断面円弧状の上下の支持突起24,26でロック解除レバー22のアーム部22aを挟持すれば足りるとともに、この支持突起24,26が左右方向に延びる長手の突起であるため、アーム部22aの外寸や折曲角度の成形時のバラツキがこの部分において吸収できる。
つまり、アッパレール16に支軸を突設する必要がなく、また、ロック解除レバー22の加工に高い精度も要求されない。
そして、ロック解除レバー22のアーム部22aの外寸や折曲角度に生じたバラツキをブラケット12の保持部13で吸収できるため、ロック解除レバー22のガタツキによる作動性能の低下や左右のロック機構の同期性能の低下を防止することができる。
さらに、この構成によれば、ブラケット12の基部12aに一体化されている保持部13に上下の支持突起24,26を設ければ足りるため、構成が簡素化される。
なお、この上下の支持突起24,26が断面円弧状であるため、ロック解除レバー22の揺動は円滑に行える。
また、ロック解除レバー22のアーム部22aの延出部端末に解除片22cを一体に設けることにより、その構成が一層簡素される。
また、前述の如く、支持突起24,26の後方位置の保持部13の上壁13aに、規制突起32が設けられ、ブラケット12は、下壁13c側の支持突起26及び規制突起32の左右方向への延長線上に配置される固定部34,36により、アッパレール16に取り付けられている。
このような構成を採用すると、下方に押し下げる方向の過剰な外力がロック解除レバー22に作用しても、その荷重はブラケット12を介してシートスライド装置14に直接的にかつ最短距離で逃がされ、ブラケット12の取り付け強度を高めることができる。
さらに、図2〜図5に示すように、ばね部材28は、前記保持部13に固定されると共に、前記下壁13cの支持突起26の前方位置に、前記下壁に係止されて前記アーム部を上下から挟み込みアーム部22aへの付勢力の付与点を持つ前方ばね部28A、および前記上壁13aの規制突起32の後方位置に前記アーム部22aへの付勢力の付与点を持つ後方ばね部28Bを有する。
すると共に支持突起24,26の前方位置のアーム部22aにおける保持部に対する保持が確実になる。また、
そして、前方ばね部28Aで、支持突起24,26の前方でアーム部22aを下方(矢印B方向)に向けて付勢し、後方ばね部28Bで、支持突起24,26の後方でアーム部22aを上方(矢印C方向)に向けて付勢する。
また、前方ばね部28Aは前記下壁に係止されて前記アーム部を上下から挟み込む構造であるので、支持突起24,26の前方位置のアーム部22aの保持部に対する保持が確実になる。
このようなばね部材28を一本の線材ばねで具現化した一例を説明する。
ばね部材28は、保持部13の下壁13cに係止されて左右方向に延在する第1の部分28aと、第1の部分28aから上部前方に向かって延在する第2の部分28bと、第2の部分28bの上端から左右方向に延在すると共に、第1の部分28aとの協働でアーム部22aを上下から挟み込む第3の部分28cと、第3の部分28cの端部から下方に向かって延在する第4の部分28dと、第4の部分28dの下端から後方に向かって延在する第5の部分28eと、第5の部分28eの下端から左右方向に延在する第6の部分28fと、第6の部分28fの端部から前部下方に向かって延在すると共に、遊端が保持部13の下壁13cに係止されることにより、前記アーム部22aを上方(矢印C方向)に向けて付勢する第7の部分28gと、を有している。
第1の部分28aの端部には、下壁13cの前部に形成された舌片13dの切り欠き部40に引っ掛けられるU字状の引っ掛け部28a−1が形成されている。
第2の部分28bは、第1の部分28aの引っ掛け部28a−1と反対側の端部から、下方への付勢力を発生可能に上部前方に傾斜して延在している。
第3の部分28cは、第1の部分28aと平行に延在して、アーム部22aに当接し、第1の部分28aの引っ掛け部28a−1との協働でアーム部22aを挟み込んでいる。これによって、図2(B)の矢印Bで示すように、アーム部22aを下方に付勢する。
第4の部分28dは、上から下に向かって延在している。
第5の部分28eは、アーム部22aに沿って延在している。
第6の部分28fは、アーム部22aに設けられた切り溝30内に挿入され、第1の部分28aに対して平行に延在している。
第7の部分28gは、前部下方に向かって延在している。第7の部分28gの遊端は、下壁13cに差し込まれて係止することにより、図2(B)の矢印Cで示すようにアーム部22aを上方に付勢する。
このように、下壁13cの支持突起26の前方位置に前記アーム部22aへの付勢力の付与点を持つ前記前方ばね部28Aは、前記第1の部分28a乃至 第4の部分28dから構成され、前記上壁13aの規制突起32の後方位置に前記アーム部22aへの付勢力の付与点を持つ前記後方ばね部28Bは、前記第6の部分28f、第7の部分28gで構成されている。
ばね部材28をこのような構成にすると、一本の線材ばねによって、保持部13に対するばね部材28の固定と、保持部13に対するロック解除レバー22の保持と、ロック解除レバー22の前側を下方(矢印A方向)に向けて常時付勢する力の発生と、アーム部22aを下壁13cの支持突起26に押圧する力の発生と、アーム部22aを上壁13aの規制突起32に押圧する力の発生と、を同時に可能にすることができる。
前述したロック解除レバーの支持構造10において、ロック解除レバー22の前側を、第6の部分28fが規制突起32の後方でアーム部22aに当接することにより、下方(矢印A方向)に常時付勢し、支持突起24,26の前方で、第3の部分28cがアーム部22aに当接することによって、アーム部22aを下方(矢印B方向)に向けて常時付勢している。その結果、アーム部22aが、下壁13cの支持突起26、上壁13aの規制突起32に押圧されて2点で支持されるため、ロック解除レバー22が車の振動や寸法誤差などによってガタツキ難くなる。
そして、一本の線材ばねよりなるこのばね部材28であれば、構成の簡素化が確実に図られる。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
10…ロック解除レバーの支持構造、12…ブラケット、13…保持部、13a…上壁、13c…下壁、14…シートスライド装置、16…アッパレール、22…ロック解除レバー、22a…アーム部、24,26…支持突起、28…ばね部材、28A…前方ばね部、28B…後方ばね部、28a…第1の部分、28b…第2の部分、28c…第3の部分、28d…第4の部分、28e…第5の部分、28f…第6の部分、28g…第7の部分、32…規制突起、

Claims (2)

  1. シートスライド装置のロック機構を解除するためのタオルバー型のロック解除レバーのアーム部を、前記シートスライド装置のアッパレールに対して上下に揺動自在に支持するためのロック解除レバーの支持構造において、
    前記アッパレールに固定されると共に、断面コ字状の保持部が設けられたブラケットと、
    前記保持部の上壁と下壁とに形成されて、前記アーム部を挟持して前記アーム部の揺動支点をなす上下一対の支持突起と、
    前記保持部の上壁で前記上壁の支持突起の後方位置に形成された規制突起と、
    前記保持部に固定されると共に、前記下壁の支持突起の前方位置に、前記下壁に係止されて前記アーム部を上下から挟み込みアーム部への付勢力の付与点を持つ前方ばね部、および前記上壁の規制突起の後方位置に前記アーム部への付勢力の付与点を持つ後方ばね部を有するばね部材と、
    を備えたことを特徴とするロック解除レバーの支持構造。
  2. 前記ばね部材は1本の線材ばねからなり、
    前記保持部の前記下壁に係止されて左右方向に延在する第1の部分と、
    前記第1の部分から上部前方に向かって延在する第2の部分と、
    前記第2の部分の上端から左右方向に延在すると共に、前記第1の部分との協働で前記アーム部を下方に付勢する第3の部分と、
    前記第3の部分の端部から下部後方に向かって延在する第4の部分と、
    前記第4の部分の下端から後方に向かって延在する第5の部分と、
    前記第5の部分の下端から左右方向に延在する第6の部分と、
    前記第6の部分の端部から前部下方に向かって延在すると共に、遊端が前記保持部の前記下壁に係止されることにより、前記アーム部を上方に付勢する第7の部分と、を有していることを特徴とする請求項1記載のロック解除レバーの支持構造。
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