JP5647224B2 - カートン及び包材供給体 - Google Patents

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Description

本発明は、ラップフィルム、アルミニウム箔、クッキングシート等の包材を巻き回してなるロールを収容するためのカートン、及び該カートンを用いて形成される包材供給体に関する。
例えば特許文献1(特開平09−202324号公報)に記載されているように、ラップフィルム等の包材を巻き回してなるロールと、ロールを収容する板紙製のカートンとを備える包材供給体が知られている。こうした包材供給体のカートンは、有底箱体状のカートン本体と、カートン本体の背面壁に連結された蓋体とを備えている。カートン本体には、カートン内から包材を引き出すための開口部が設けられており、蓋体はこの開口部を開閉するためのものである。蓋体の正面壁には、鋸歯状の刃先を有する切断刃が取り付けられている。切断刃は、カートン本体の開口部を通じてカートンから引き出される包材を切断するのに使用される。
このような切断刃として、切断刃による包材の切断性の向上のために、ロールの中心軸と平行な方向である中心軸方向に沿って延びる直線形状のものに代わり、中心軸方向における切断刃の中央部に頂点を有するV字形状のものを使用することが提案されている。V字形状の切断刃を備える包材供給体では通常、以下の(a)〜(c)の手順で包材の切断が行われる。
(a)まず、一方の手でカートンを把持して他方の手でカートンから包材を引き出す。
(b)次いで、カートンを把持した手の例えば親指で蓋体の正面壁の中央部を押さえ、先に引き出した包材を蓋体の正面壁とカートン本体の正面壁との間で挟む。
(c)その後、カートンを把持した手の手首を返すことにより、先に引き出した包材に対し蓋体の切断刃を突き刺して包材を切断する。
この場合、V字の頂点を有する切断刃の中央部から切断刃による包材の切断が開始されるために、包材の切断を容易且つ確実に行うことが可能となる。
包材の切断に際して上記の手順をとること、特に手順(b)をとることを使用者に促すために、カートンの頂壁と背面壁とが交わる角部に当該角部の一部を面取りしたようなかたちの凹部を設けることが特許文献1に記載されている。この場合、カートンの外形が円筒形状に近づくことになるために、カートンを持つ手の一部を凹部内に配置させることにより、凹部がない場合と比較して使用者によるカートンの把持が容易にもなる。
カートンは通常、複数の折曲罫線で板紙を折り曲げて形成される。つまり、カートンの角部はいずれも板紙の折り曲げにより形成されている。特許文献1においてカートンの頂壁と背面壁とが交わる角部に設けられる凹部もまた、板紙の折り曲げにより形成される。ただしこの場合、凹部の形成によって生じる歪みのしわ寄せとして、かートンの頂壁と背面壁のそれぞれには、凹部に連続する隆起が生じることになる。
特開平09−202324号公報
包材供給体のカートンは、輸送時や陳列販売時、スペースの都合により、同じ構成を有する別のカートンの上に積み重ねられることが少なくない。カートンを例えば水平面上で安定して積み重ねるためには、上側のカートンの底壁ができるだけ水平面と平行となるようにして当該上側のカートンを下側のカートンにより支持することが必要である。しかしながら、カートンの頂壁に先に述べたような隆起があると、これがカートンの積み重ね安定性を損ねる原因となりうる。
本発明は、使用者が把持しやすいように角部の一部に凹部を設けることによりカートンの積み重ね安定性が低下するという新規な課題を見出したことに基づくものであり、かかる課題を解決することを主たる目的としてなされたものである。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様では、相対向する底壁及び頂壁と、底壁及び頂壁の間において前後に位置する一対の側壁である第1の側壁及び第2の側壁と、底壁及び頂壁の間において左右に位置する一対の端壁とを備えるカートンが提供される。前記第1の側壁と前記頂壁とが交わる角部の一部には、当該角部の延びる方向に沿って延び、かつカートンの内側に向かって凹んだ凹部が設けられており、これにより前記頂壁は前記凹部に連続する隆起を有している。前記頂壁には、前記底壁からの距離が前記角部から前記底壁までの距離よりも大きく且つ前記隆起の頂部から前記底壁までの距離に前記隆起の高さを足したものよりも小さい部分が設けられている。
前記頂壁の前記部分から前記底壁までの距離は、好ましくは、前記隆起の頂部から前記底壁までの距離に等しい。
前記頂壁の前記部分は、例えば、前記第2の側壁と前記頂壁とが交わる角部である。この場合、前記頂壁にはカートンの外側に向かって突出した凸部が設けられてもよい。この凸部の頂部から前記底壁までの距離は、前記隆起の頂部から前記底壁までの距離に等しいことが好ましい。前記凸部は、前記第2の側壁と前記頂壁とが交わる角部の延びる方向に沿って線状に延びていることが好ましい。
あるいは、前記頂壁の前記部分は、前記頂壁に設けられた凸部の頂部であってもよい。この凸部は、前記第1の側壁と前記頂壁とが交わる角部の延びる方向に沿って線状に延びていることが好ましい。
カートンは、開口部を有し包材を収容する箱体状のカートン本体と、カートン本体に連結されてカートン本体の開口部を開閉する蓋体とによって構成されてもよい。この場合、前記蓋体には、カートン本体内から開口部を通じて引き出した包材を切断するための切断刃が取り付けられていることが好ましい。
本発明の第2の態様では、包材を巻き回してなるロールと、前記ロールを収容する上記第1の態様に係るカートンとを備える包材供給体が提供される。
本発明の第1の実施の形態にかかる包材供給体の斜視図であって開封前の状態を示す図。 図1に示した包材供給体の図1中のB−B線に沿った断面図。 図1に示した包材供給体が備えるカートンを展開して得られる板紙を表側から見た展開図。 カートンの積み重ね安定性を評価する方法を説明するための図。 本発明の第1の実施の形態の変形例にかかる包材供給体の斜視図であって開封前の状態を示す図。 図5に示した包材供給体の図5中のB−B線に沿った断面図。 本発明の第2の実施の形態にかかる包材供給体の斜視図であって開封前の状態を示す図。 図7に示した包材供給体の図7中のA−A線に沿った断面図。 本発明の第2の実施の形態の変形例にかかる包材供給体の斜視図であって開封前の状態を示す図。 本発明の第2の実施の形態の別の変形例にかかる包材供給体の斜視図であって開封前の状態を示す図。 本発明の第2の実施の形態のさらに別の変形例にかかる包材供給体の断面図。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示されるように、本実施の形態の包材供給体1は、コートボール紙等の板紙を複数の折曲罫線で折り曲げて形成される直方体形状のカートン2と、例えばポリ塩化ビニリデンからなる包材としてのラップフィルム3Fをペーパーコア3Cの周りにロール状に巻き回して形成されるロール3とから構成されている。ロール3の中心軸はカートン2の長手方向に一致しており、以下の説明においてはロール3の中心軸と平行な方向を中心軸方向Aという。
カートン2は、上部に開口部を有した有底箱体状のカートン本体4を有しており、このカートン本体4内にロール3が収容されている。カートン本体4は、底壁4BTと、底壁4BTの前後に設けられた正面壁4F及び背面壁4Bと、底壁4BTの左右に設けられた一対の端壁4SL,4SRとを備える。正面壁4F及び背面壁4Bはそれぞれ、底壁4BTの前後の辺から上方に延びている。換言すれば、正面壁4F及び背面壁4Bはそれぞれ、底壁4BTの前端及び後端に位置して中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線を介して底壁4BTに連結されている。左端壁4SL及び右端壁4SRはそれぞれ、底壁4BTの左右の辺から上方に延びている。換言すれば、左端壁4SL及び右端壁4SRはそれぞれ、底壁4BTの左端及び右端に位置して中心軸方向Aに交差して延びる折曲罫線を介して底壁4BTに連結されている。正面壁4Fは、図2に示されるように、副正面壁4Fsによって裏打ちされており、これにより強度の向上が図られている。副正面壁4Fsは、正面壁4Fの上端に位置して中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線を介して正面壁4Fに連結されている。
カートン本体4の上方には、カートン本体4の開口部を開閉するための蓋体5が設けられている。カートン2は、カートン本体4と蓋体5とから構成されている。蓋体5は、カートン本体4の背面壁4Bの上端に位置して中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線を介して背面壁4Bに連結されている。蓋体5は、カートン本体4の背面壁4Bに対して回動可能に設けられた頂壁5Tと、頂壁5Tの左右両端から延びる左端壁5SL及び右端壁5SRと、頂壁5Tの前端から延びる正面壁5Fとを備える。蓋体5の左端壁5SL及び右端壁5SRはそれぞれ、頂壁5Tの左端及び右端に位置して中心軸方向Aに交差して延びる折曲罫線を介して頂壁5Tに連結されている。蓋体5の左端壁5SL及び右端壁5SRはそれぞれ、カートン本体4の左端壁4SLの上部及び右端壁4SRの上部に対向するようにしてカートン本体4の外側に配置されている。蓋体5の正面壁5Fは、頂壁5Tの前端に位置して中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線を介して頂壁5Tに連結されている。蓋体5の正面壁5Fは、カートン本体4の正面壁4Fの全体に対向するようにしてカートン本体4の外側に配置されている。
直方体形状のカートン2を画定している6つの壁のうちロール3の周方向Rに沿って連続する4つの壁、すなわちカートン2の相対向する底壁及び頂壁と前後一対の側壁とからなる四角筒状の周壁は、カートン本体4の副正面壁4Fs、正面壁4F、底壁4BT及び背面壁4Bと、蓋体5の頂壁5T及び正面壁5Fとにより構成されている。このカートン2の周壁は、カートン2を板紙から形成するときに中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線で板紙が折り曲げられることにより形成されている。カートン本体4の底壁4BTはカートン2の底壁でもある。蓋体5の頂壁5Tはカートン2の頂壁でもある。カートン本体4の背面壁4Bはカートン2の2つの側壁のうちの一方である背面壁でもある。カートン本体4の副正面壁4Fs及び正面壁4F並びに蓋体5の正面壁5Fは、カートン2のもう一方の側壁である正面壁を構成している。カートン2を画定する前記6つの壁のうち残る2つの壁、すなわち一対の端壁のうち一方はカートン本体4の左端壁4SLと蓋体5の左端壁5SLとにより構成され、他方はカートン本体4の右端壁4SRと蓋体5の右端壁5SRとにより構成されている。
蓋体5の正面壁5Fは、複数の接着ポイント4Fcにおいてカートン本体4の正面壁4Fに接合されている。接着ポイント4Fcは、カートン本体4の底壁4BTの近くにおいて中心軸方向Aに沿って間隔をおいて並んでいる。蓋体5の正面壁5Fの上下方向中央部には、正面壁5Fの左端から右端までV字状に延びるミシン目線5Fmが設けられている。そのため、蓋体5の正面壁5Fは、ミシン目線5Fmに沿って切断をすれば中心軸方向Aにほぼ沿って上下に分断されることとなる。ミシン目線5Fmにより形成されるV字の頂点は、中心軸方向Aにおける蓋体5の正面壁5Fの中央に位置し、かつ下を向いている。ミシン目線5Fmの右端下側に位置する蓋体5の正面壁5Fの部分には、ミシン目線5Fmに沿った正面壁5Fの切断の開始を容易にするための開封端5Eが設けられている。
蓋体5の正面壁5Fの内側表面には切断刃6が接着して取り付けられている。切断刃6は、中心軸方向Aに関して蓋体5の正面壁5Fの全体にわたって延びており、またミシン目線5Fmと対応して位置している。切断刃6の刃先は、ミシン目線5FmのV字と相似の形状、すなわち、中心軸方向Aにおける蓋体5の正面壁5Fの中央に位置する下向きの頂点を有するV字形状を有している。切断刃6の刃先には複数の歯が設けられている。
蓋体5の正面壁5Fのうち切断刃6よりも上側の部分には、カートン2の外側に向かって突出する複数の凸部FPが設けられている。凸部FPは、中心軸方向Aにおける蓋体5の正面壁5Fの中央に位置している。凸部FPは、中心軸方向Aにおける切断刃6の中央がどこかを凸部FPに触れた使用者に触覚により把握させることを主な目的として設けられている。凸部FPは、好適にはエンボス加工により形成される。エンボス加工による凸部FPの形成は、例えば、カートン2を板紙から形成する過程において板紙の裁断時又は裁断後に、蓋体5の正面壁5Fに対応する板紙の部分の表側の面の一部を裏側から押して浮かせたり、あるいは当該板紙の部分の表側の面の一部に特殊なインクを付着させたりして行われる。
開封端5Eをつかんで蓋体5の正面壁5Fのうちミシン目線5Fmよりも下側の部分をカートン本体4の正面壁4Fから引き剥がすことにより、蓋体5の正面壁5Fはミシン目線5Fmに沿って切断される。その結果、蓋体5の正面壁5Fの下側部分は、ミシン目線5Fmよりも上側に位置する正面壁5Fの上側部分から分断される。かくしてカートン2は、接着ポイント4Fcによる蓋体5の正面壁5Fとカートン本体4の正面壁4Fとの間の接合により封止された状態から、同接合が外れることにより開封された状態となる。また、蓋体5の正面壁5Fの下側部分がカートン2から取り去さられることにより、切断刃6の刃先の全体が外側に露出することになる。こうして蓋体5の正面壁5Fをミシン目線5Fmに沿って切断した後、蓋体5を回動させてカートン本体4の開口を開放することにより、カートン本体4内からラップフィルム3Fを引き出すことが可能となる。引き出したラップフィルム3Fはその後、切断刃6を使って切断される。
カートン本体4内からラップフィルム3Fを引き出して切断するときには、まず一方の手にカートン2を持ち、もう一方の手でラップフィルム3Fの先端をつまんでカートン本体4の開口部を通じてラップフィルム3Fをカートン本体4の外に引き出す。次いで、カートン2を持った手の親指で蓋体5の正面壁5Fの中央にある凸部FPを押さえることにより、引き出したラップフィルム3Fを蓋体5の正面壁5Fとカートン本体4の正面壁4Fの間で挟む。この状態からロール3の周方向Rに沿ってカートン2を捻ると、中心軸方向Aにおける切断刃6の中央に近い位置のものから順に切断刃6の歯が、引き出したラップフィルム3Fに突き刺さり、ラップフィルム3Fは中心軸方向Aにおけるラップフィルム3Fの中央から両端に向かって切断される。
カートン2が備えるV字形状をした切断刃6を用いてラップフィルム3Fを円滑に切断するためには前段落に記載の手順で切断が行われることが適切である。蓋体5の正面壁5Fに設けた凸部FPは、凸部FPに触れた使用者が中心軸方向Aにおける切断刃6の中央がどこかを触覚により把握することができる点で、上記の手順で切断を行ううえで役立つものである。しかしながら、ラップフィルム3Fの切断に際して上記の手順をとることを使用者に促すためには、使用者がカートン2を持つ手の指をカートン2に対してどのように配置すべきか分かるような手段がカートン2にさらに設けられていることが好ましい。そこで本実施の形態においてはそのような手段として、カートン2の内側に向かって凹んだ凹部12をカートン2の角部の一つに設けている。
図2に示されるように、凹部12は、中心軸方向Aに沿って延びるカートン2の4つの角部のうちカートン2の背面壁、すなわちカートン本体4の背面壁4Bと、カートン2の頂壁、すなわち蓋体5の頂壁5Tとが交わる角部11の一部に設けられている。凹部12は、中心軸方向Aにおける角部11の中央部に位置しており、使用者がカートン2を持つ手の掌を凹部12内に配置させることができるだけの長さを中心軸方向Aに沿って有している。凹部12の底面は、鉛直面であるカートン本体4の背面壁4Bの外側表面及び水平面である蓋体5の頂壁5Tの外側表面のいずれに対しても傾斜した平面である。本実施の形態では、凹部12の底面は、これら外側表面のどちらに対しても45°だけ傾斜している。角部11に凹部12が設けられていることにより、使用者は蓋体5の正面壁5Fの凸部FPを手の親指で押さえるときに同じ手の掌を凹部12にあてがうように誘われる。これにより、使用者は、V字形状の切断刃6を用いてラップフィルム3Fを円滑に切断するのに適した上記の手順をとることを促されることになる。また、凹部12があることによってカートン2の外形が円筒形状に近づくことになるために、カートン2を持つ手の一部を凹部12内に配置させることにより、凹部12がない場合と比較して使用者によるカートン2の把持が容易にもなる。
上述したように、カートン2の周壁は、中心軸方向Aと平行に延びる折曲罫線で板紙が折り曲げられることにより形成されている。この場合、周壁の周囲長は中心軸方向Aのいずれの位置においても同じである。しかし、中心軸方向Aに沿って延びるカートン2の角部のいずれかに当該角部の一部を面取りしたようなかたちの凹部を設けた場合には、そのような凹部が設けられている位置でのカートン2の周壁の周囲長は、凹部により当該角部が窪んでいる分だけ、凹部が設けられていない位置での周囲長よりも短くなりうる。ただし、本実施の形態において角部11に設けられている凹部12は、角部11の一部を面取りしたようなかたちではあるものの、これもカートン2を板紙から形成するときに中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線で板紙を折り曲げることにより形成されている。そのため、このような凹部12を角部11に形成したことにより、カートン2の頂壁及び背面壁のそれぞれには、前記周囲長の差による歪みのしわ寄せとして、凹部12に連続する隆起14,15が生じることになる。隆起14,15の高さを合わせると、前記周囲長の差の大きさに相当する。カートン2の頂壁に生じる隆起14の高さは、図2中の符号Gで示される大きさを有している。
包材供給体1のカートン2は、輸送時や陳列販売時、スペースの都合により、同じ構成を有する別のカートンの上に積み重ねられることが少なくない。カートン2を積み重ねるときには通常、いずれのカートン2についてもカートン2の頂壁、すなわち蓋体5の頂壁5Tが上でカートン2の底壁、すなわちカートン本体4の底壁4BTが下になるようにして置かれる。カートン2を例えば水平面HP上で安定して積み重ねるためには、上側のカートン2の底壁ができるだけ水平面HPと平行となるようにして当該上側のカートン2を下側のカートン2により支持することが必要である。しかしながら本実施の形態においては、カートン2の頂壁に先に述べたような隆起14があり、これがカートン2の積み重ね安定性を損ねる原因となりうる。
そこで本実施の形態においては、カートン2の底壁からの距離が隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離に等しい部分をカートン2の頂壁に設けている。より具体的には、カートン2の背面壁と頂壁とが交わる角部11からカートン2の底壁までの距離をH1とし、カートン2の正面壁と頂壁とが交わる角部51からカートン2の底壁までの距離をH2とし、隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離をHuとしたときに、式:H1<H2=Huが成り立っている。つまり本実施の形態においては、カートン2の底壁からの距離が隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離に等しいカートン2の頂壁の部分は、カートン2の正面壁と頂壁とが交わる角部51である。
この場合、カートン2を例えば水平面HP上で積み重ねたときには、下側のカートン2の底壁からの距離が等しい当該下側のカートン2の隆起14の頂部と角部51とで上側のカートン2が支持されることにより、上側のカートン2の底壁は水平面HPと平行となる。したがって、隆起14の存在によってもカートン2の積み重ね安定性が損なわれることはない。
次に、図3を参照してカートン2についてさらに説明するなお、カートン2の展開図である図3に関して、図3中の左右方向を以下便宜的に中心軸方向Aともいう。
図3に示されている板紙は、カートン2を展開することにより得られるものであり、カートン本体4の底壁4BTに対応する底壁部分P4BTを有する。底壁部分P4BTの図3中の上方には、カートン本体4の正面壁4Fに対応する正面壁部分P4Fを図3の板紙は有している。正面壁部分P4Fは、中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線LBFを介して底壁部分P4BTに連結されている。正面壁部分P4Fは、底壁部分P4BTとの間でなす角度が直角となるまで、底壁部分P4BTの表側の面(図3中に表れている側の面)ではなく裏側の面(図3中に表れていない側の面)に向かって折曲罫線LBFで折り曲げられる。正面壁部分P4Fのうち底壁部分P4BTに近い位置には、複数の突起4Fdが中心軸方向Aに沿って並んでいる。突起4Fdは、正面壁部分P4Fの表側の面から突出しており、上述した接着ポイント4Fcを部分的に構成する。正面壁部分P4Fの図3中の上方には、カートン本体4の正面壁4Fを裏打ちするカートン本体4の副正面壁4Fsに対応する副正面壁部分P4Fsを図3の板紙は有している。副正面壁部分P4Fsは、中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線LFFを介して正面壁部分P4Fに連結されている。副正面壁部分P4Fsは、副正面壁部分P4Fsの裏側の面が正面壁部分P4Fの裏側の面と接するまで、正面壁部分P4Fの裏側の面に向かって折曲罫線LFFで折り曲げられる。
底壁部分P4BTの図3中の下方には、カートン本体4の背面壁4Bに対応する背面壁部分P4Bを図3の板紙は有している。背面壁部分P4Bは、中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線LBBを介して底壁部分P4BTに連結されている。背面壁部分P4Bは、底壁部分P4BTとの間でなす角度が直角となるまで、底壁部分P4BTの裏側の面に向かって折曲罫線LBBで折り曲げられる。背面壁部分P4Bの図3中の下方には、蓋体5の頂壁5Tに対応する頂壁部分P5Tを図3の板紙は有している。頂壁部分P5Tは、中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線LTBを介して背面壁部分P4Bに連結されている。頂壁部分P5Tは、背面壁部分P4Bとの間でなす角度が直角となるまで、背面壁部分P4Bの裏側の面に向かって折曲罫線LTBで折り曲げられる。
中心軸方向Aにおける折曲罫線LTBの中央部は2つに分岐している。折曲罫線LTBの分岐部分、すなわち頂壁部分P5T(頂壁5T)寄りに位置する部分La及び背面壁部分P4B(背面壁4B)寄りに位置する部分Lbにより囲まれる領域は、頂壁部分P5Tと背面壁部分P4Bとに跨がっており、折曲罫線LTBでの板紙の折り曲げによりカートン2の内側に向かって窪ませられる。
頂壁部分P5Tの図3中の下方には、蓋体5の正面壁5Fに対応する蓋体正面壁部分P5Fを図3の板紙は有している。蓋体正面壁部分P5Fは、中心軸方向Aに沿って延びる折曲罫線LFTを介して頂壁部分P5Tに連結されている。蓋体正面壁部分P5Fには、上述したV字状のミシン目線5Fmが形成されている。蓋体正面壁部分P5Fの裏側の面には上述したV字状の切断刃6(図3では図示略)がミシン目線5Fmに沿って接着して取り付けられている。また、中心軸方向Aにおける蓋体正面壁部分P5Fの中央部であってミシン目線5Fmよりも図3中の上方の位置には、上述した複数の凸部FPが設けられている。また、ミシン目線5Fmよりも図3中の下方であって正面壁部分P4Fの前記突起4Fdに対応する蓋体正面壁部分P5Fの部分には、突起4Fdと一緒に接着ポイント4Fcを構成する複数の半円状の切り込み4Feが中心軸方向Aに沿って並んでいる。上述した開封端5Eは、蓋体正面壁部分P5Fのうちミシン目線5Fmの図3中の右端下方に位置する部分に設けられている。蓋体正面壁部分P5Fは、頂壁部分P5Tとの間でなす角度が直角となるまで、頂壁部分P5Tの裏側の面に向かって折曲罫線LFTで折り曲げられる。正面壁部分P4F、副正面壁部分P4Fs、背面壁部分P4B、頂壁部分P5T及び蓋体正面壁部分P5Fをすべて先に説明したように折り曲げると、蓋体正面壁部分P5Fの裏側の面が正面壁部分P4Fの表側の面と相対向するかたちとなる。
以下の説明において、図3中の各部材の同図左右方向に関するサイズを横寸法、同図上下方向に関するサイズを縦寸法という。
底壁部分P4BTの図3中の左右には、カートン本体4の各端壁4SL,4SRを部分的にそれぞれ構成する底側フラップ4BTL,4BTRを図3の板紙は有している。各底側フラップ4BTL,4BTRは、中心軸方向Aと直交して延びる折曲罫線Fdl,Fdrを介して底壁部分P4BTに連結されている。底側フラップ4BTL,4BTRは、底壁部分P4BTの裏側の面に向かって折曲罫線Fdl,Fdrで折り曲げられる。各底側フラップ4BTL,4BTRの縦寸法は底壁部分P4BTの縦寸法と略等しく、各底側フラップ4BTL,4BTRの横寸法は正面壁部分P4F及び背面壁部分P4Bの縦寸法と略等しい。
各底側フラップ4BTL,4BTRの先端には、中心軸方向Aと直交して延びる折曲罫線Fkl,Fkrを介して延長部KLa,KRaが連結されている。各延長部KLa,KRaは、延長部KLa,KRaの表側の面が底側フラップ4BTL,4BTRの表側の面と対向するように折曲罫線Fkl,Fkrで折り曲げられる。
正面壁部分P4Fの図3中の左右には、カートン本体4の各端壁4SL,4SRを部分的にそれぞれ構成する前側フラップ4FL,4FRを図3の板紙は有している。各前側フラップ4FL,4FRは、中心軸方向Aと直交して延びる折曲罫線Fel,Ferを介して正面壁部分P4Fに連結されている。各前側フラップ4FL,4FRの縦寸法は正面壁部分P4Fの縦寸法と略等しく、各前側フラップ4FL,4FRの横寸法は底壁部分P4BTの縦寸法よりも小さい。
背面壁部分P4Bの図3中の左右には、底側フラップ4BTL,4BTR及び前側フラップ4FL,4FRと一緒にカートン本体4の端壁4SL,4SRをそれぞれ構成する後側フラップ4BL,4BRを図3の板紙は有している。各後側フラップ4BL,4BRは、中心軸方向Aと直交して延びる折曲罫線Fcl,Fcrを介して背面壁部分P4Bに連結されている。後側フラップ4BL,4BRは、背面壁部分P4Bの裏側の面に向かって折曲罫線Fcl,Fcrで折り曲げられる。各後側フラップ17L,17Rの縦寸法は、後側フラップ17L,17Rの先端に向かうにつれて小さくなっている。各後側フラップ17L,17Rの横寸法は、底壁部分P4BTの縦寸法よりも小さく、且つ前側フラップ4FL,4FRの横寸法よりも大きい。
頂壁部分P5Tの図3中の左右には、蓋体頂側フラップ5TL,5TRを図3の板紙は有している。各蓋体頂側フラップ5TL,5TRの縦寸法は頂壁部分P5Tの縦寸法と略等しく、各蓋体頂側フラップ5TL,5TRの横寸法は正面壁部分P4Fの縦寸法よりも小さい。
蓋体正面壁部分P5Fの図3中の左右には、蓋体前側フラップ21L,21Rを図3の板紙は有している。蓋体前側フラップ21L,21Rは、ミシン目線5Fmよりも図3中の上方において中心軸方向Aと直交して延びる罫線Fal,Farを介して蓋体正面壁部分P5Fに連結されている。各蓋体前側フラップ5FL,5FRの横寸法は、頂壁部分P5Tの縦寸法よりも小さい。包材供給体1にあっては、蓋体前側フラップ5FL,5FRが蓋体頂側フラップ5TL,5TRよりも内側になるように蓋体頂側フラップ5TL,5TRと蓋体前側フラップ5FL,5FRは互いに重ね合わされて接着剤を使って接合されている。蓋体5の端壁5SL,5SRは、こうして蓋体頂側フラップ5TL,5TRと蓋体前側フラップ5FL,5FRとから形成されている。蓋体5がカートン本体4の開口部を開閉するべく折曲罫線LTBを中心にして回転する際には、底側フラップ4BTL,4BTRの延長部KLa,KRaが蓋体前側フラップ5FL,5FRとそれぞれ係合離脱する。カートン本体4の開口部が蓋体5によって閉じられると、クリック音を発生して底側フラップ4BTL,4BTRの延長部KLa,KRaが蓋体前側フラップ5FL,5FRに係合し、その結果、蓋体5がカートン本体4に係止される。
図3の板紙の副正面壁部分P4Fsには、カートン本体4内に収容されたロール3がカートン本体4の開口部から外に飛び出るのを防止するための飛び出し防止片4FsL,4FsRが設けられている。飛び出し防止片4FsL,4FsRは、副正面壁部分P4Fsの図3中の左右の両端であって正面壁部分P4Fに近接した位置から延びている。カートン2にあっては、飛び出し防止片4FsL,4FsRは、折曲罫線Ffl,Ffrで折り曲げられることによりカートン本体4の内側に向かって突出し、カートン本体4内のロール3の両端部に係合する。そのため、カートン本体4からのロール3の飛び出しは防止される。
坪量550g/mのコートボール紙から実施例1〜4及び比較例1のカートンを折り曲げ形成した。各カートンにおける図3中に示される寸法Hb及びHfの値は下記の表1に示すとおりである。Hbは背面壁部分P4Bの縦寸法を表し、これにコートボール紙の2枚分の厚さを加えた値が図2中のH1、すなわちカートンの背面壁と頂壁とが交わる角部からカートンの底壁までの距離に相当する。Hfは蓋体正面壁部分P5Fの縦寸法を表し、これにコートボール紙の1枚分の厚さを加えた値が図2中のH2、すなわちカートンの正面壁と頂壁とが交わる角部からカートンの底壁までの距離に相当する。寸法Hb,Hfの値はいずれも実施例1〜4及び比較例1のカートン同士の間で互いに異なっているが、いずれのカートンにおいても寸法Hfは寸法Hbよりも大きい。
Figure 0005647224
実施例1〜4及び比較例1の各カートンにおいて図3中に示される寸法Wb,Wt,Wg,Wgt,Wgbの値はそれぞれ312.5mm、316.5mm、120mm、3mm、2mmである。ただし、Wbは背面壁部分P4Bの横寸法を、Wtは頂壁部分P5Tの横寸法を、Wgは折曲罫線LTBの各分岐部分La,Lbの長さを、Wgtは折曲罫線LTBの分岐部分のうち頂壁部分P5T寄りに位置する部分Laから折曲罫線LTBまでの距離を、Wgbは折曲罫線LTBの分岐部分のうち背面壁部分P4B寄りに位置する部分Lbから折曲罫線LTBまでの距離をそれぞれ表す。また、部分Laの各端部における曲率半径は9mm、部分Lbの各端部における曲率半径は6mmである。
実施例1〜4及び比較例1のカートンの積み重ね安定性を次のようにして評価した。すなわち、図4に示すように、実施例1〜4及び比較例1の各カートンを5つずつ用意して水平面F上において積み重ね、図4中に示す距離Wv、すなわち最上段のカートンの頂壁のうち水平面Fからの距離が最も短い部分を通って延びる鉛直線Lvが、最下段のカートンの底壁からどれだけ離れているかを測定した。カートンの積み重ね安定性が低いほど、最上段のカートンの頂壁が水平面Fに対して傾く結果、測定される距離Wvの値は大きくなる。
表1中の“距離Wv”欄に示すように、カートンの背面壁と頂壁とが交わる角部からカートンの底壁までの距離よりもカートンの正面壁と頂壁とが交わる角部からカートンの底壁までの距離の方が長い実施例1〜4の各カートンの場合に測定された距離Wvの値は、カートンの背面壁と頂壁とが交わる角部からカートンの底壁までの距離がカートンの正面壁と頂壁とが交わる角部からカートンの底壁までの距離にほぼ等しい比較例1のカートンの場合に測定された距離Wvの値に比べて小さかった。このことから、実施例1〜4のカートンは、比較例1のカートンに比べて積み重ね安定性が高いことが分かった。
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
カートン2の正面壁と頂壁とが交わる角部51からカートン2の底壁までの距離H2と、隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離Huとが等しい場合、カートン2を例えば水平面上で積み重ねたときには、下側のカートン2の底壁からの距離が等しい当該下側のカートン2の隆起14の頂部と角部51とで上側のカートン2が支持されることにより、上側のカートン2の底壁は水平面と平行となる。したがって、隆起14の存在によってもカートン2の積み重ね安定性が損なわれることはない。
カートン2の背面壁と頂壁とが交わる角部11に凹部12が設けられていることにより、使用者は蓋体5の正面壁5Fの凸部FPを手の親指で押さえるときに同じ手の掌を凹部12にあてがうように誘われる。これにより、使用者は、V字形状の切断刃6を用いてラップフィルム3Fを円滑に切断するのに適した手順をとることを促されることになる。また、凹部12があることによってカートン2の外形が円筒形状に近づくことになるために、カートン2を持つ手の一部を凹部12内に配置させることにより、凹部12がない場合と比較して使用者によるカートン2の把持が容易にもなる。
なお、上記第1の実施の形態は以下のように変更してもよい。
図5及び図6に示すように、中心軸方向Aにおける蓋体5の頂壁5Tの中央部に一又は複数の凸部TPを設けたり、さらに又はあるいは、中心軸方向Aにおけるカートン本体4の背面壁4Bの中央部に一又は複数の凸部BPを設けたりしてもよい。頂壁5Tの凸部TPは、頂壁5T上の隆起14から離れて位置し、蓋体5の正面壁5Fと頂壁5Tとが交わる角部51の延びる方向に沿って線状に延びることが好ましい。背面壁4Bの凸部BPは、背面壁4B上の隆起15から離れて位置し、蓋体5の頂壁5Tとカートン本体4の背面壁4Bとが交わる角部11の延びる方向に沿って線状に延びることが好ましい。凸部TP及び/又は凸部BPを設けることにより、V字形状の切断刃6を用いてラップフィルム3Fを円滑に切断するのに適した手順をとることを使用者にさらに促すことができ、また使用者によるカートン2の把持が容易にもなる。
図5及び図6に示す頂壁5Tの凸部TPの頂部からカートン2の底壁までの距離は、隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離Huと等しくてもよい。この場合、カートン2を例えば水平面上で積み重ねたときには、下側のカートン2の隆起14の頂部と角部51だけでなく凸部TPの頂部でも上側のカートン2が支持されることにより、上側のカートン2の底壁は水平面と平行となる。したがって、カートン2の積み重ね安定性はさらに向上する。
図5及び図6に示す頂壁5Tの凸部TPは、カートン2の角部51の延びる方向に沿って延びる線状に限られず、例えば半球形状をした点状のものであってもよい。ただし、カートン2の積み重ね安定性の向上のためには、凸部TPは、カートン2の角部51の延びる方向に沿って線状に延びることが好ましい。あるいは、凸部TPは、曲線状に延びるものであってもよいし、角部51の延びる方向に直交して延びる線状のものであってもよい。また、形状の異なる凸部を組み合わせて頂壁5Tに設けるようにしてもよい。
図5及び図6に示す頂壁5Tの2つの凸部TPは、図6から分かるように同じ高さを有しているが、凸部TPの高さは互いに異なってもよい。
蓋体5の頂壁5Tに設けられる凸部TPの数は、図5及び図6に示されるような2つに限られず、1つ又は3つ以上であってもよい。
カートン2の正面壁と頂壁とが交わる角部51からカートン2の底壁までの距離H2は、隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離Huと必ずしも等しくなくてもよく、カートン2の背面壁と頂壁とが交わる角部11からカートン2の底壁までの距離H1よりも大きく且つ隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離に隆起14の高さG(=Hu−H1)を足したものよりも小さければよい。換言すれば、式:H1<H2<Hu+(Hu−H1)の関係が成り立てばよい。この場合、カートン2を例えば水平面上で積み重ねたときには、下側のカートン2の隆起14の頂部と角部51とで上側のカートン2が支持されることにより、上側のカートン2の底壁は水平面と平行かそれに近い状態となる。このとき上側のカートン2の底壁は、たとえ水平面と平行でないとしても、角部51からカートン2の底壁までの距離H2が角部11からカートン2の底壁までの距離H1と等しい場合や隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離に隆起14の高さGを足したものと等しい場合と比べると、水平面により近い状態である。したがって、隆起14の存在によってもカートン2の積み重ね安定性はそれほど損なわれないといえる。
カートン2の背面壁と頂壁とが交わる角部11の一部に設けられる凹部12は、中心軸方向Aにおける角部11の中央部に位置するに限られず、中心軸方向Aにおける角部11のいずれかの端部など中央部以外に位置してもよい。あるいは、中心軸方向Aにおける角部11の中央部に設けられた凹部12とは別に、中心軸方向Aにおける角部11の少なくともいずれか一方の端部にも同様の凹部を設けてもよい。
角部11に凹部12を設ける代わりに、カートン2の正面壁と頂壁とが交わる角部51に凹部を設けるようにしてもよい。この場合、角部11からカートン2の底壁までの距離を、角部51からカートン2の底壁までの距離よりも大きく且つ角部51に設けた凹部により生じるカートン2の頂壁に生じる隆起の頂部からカートン2の底壁までの距離に同隆起の高さを足したものよりも小さく設定することにより、包材供給体1の積み重ね安定性の低下を抑えることができる。
切断刃6はV字形状に限られず、例えば中心軸方向Aに沿って延びる直線形状であってもよい。また、切断刃6は省略してもよい。
カートン本体4内に収容されるロール3の形状は円筒状に限られず、例えば楕円又は多角形の断面形状を有するものであってもよい。
(第2の実施の形態)
以下、本発明にかかる第2の実施の形態について、図1〜図3に示した第1の実施の形態との相違点を中心にして図7及び図8を参照して説明する。
先に説明したとおり、第1の実施の形態では、カートン2の頂壁上の隆起14が原因で包材供給体1の積み重ね安定性が損なわれるのを防ぐべく、カートン2の正面壁と頂壁とが交わる角部51からカートン2の底壁までの距離を隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離と等しくしている。これに対し、第2の実施の形態では、図7及び図8に示されるように、カートン2の頂壁、すなわち蓋体5の頂壁5Tに複数の凸部TPを設けている。また、カートン2の背面壁、すなわちカートン本体4の背面壁4Bにも複数の凸部BPを設けている。これらの凸部TP,BPはいずれも半球形状を有している。
凸部TP及び隆起14を除くカートン2の頂壁の部分は、カートン2の底壁と平行である。凸部TP及び隆起14を除くカートン2の頂壁の部分から各凸部TPの頂部までの距離、すなわち各凸部TPの高さは、凸部TP及び隆起14を除くカートン2の頂壁の部分から隆起14の頂部までの距離、すなわち隆起14の高さとほぼ等しい。凸部TPは、カートン2の頂壁上に分散して設けられている。より具体的には、凸部TPは、中心軸方向Aに沿ってほぼ均等の間隔で配置されているだけでなく、中心軸方向Aに直交する方向に沿ってもほぼ均等の間隔で配置されている。
凸部BP及び隆起15を除くカートン2の背面壁の部分は、カートン2の底壁に対して垂直である。凸部BP及び隆起15を除くカートン2の背面壁の部分から各凸部BPの頂部までの距離、すなわち各凸部BPの高さは、凸部BP及び隆起15を除くカートン2の背面壁の部分から隆起15の頂部までの距離、すなわち隆起15の高さとほぼ等しい。凸部BPは、カートン2の背面壁上に分散して設けられている。
凸部TP及び凸部BPは、好適にはエンボス加工により形成される。エンボス加工による凸部TP,BPの形成は、例えば、カートン2を板紙から形成する過程において板紙の裁断時又は裁断後に、蓋体5の頂壁5Tに対応する板紙の部分及びカートン本体4の背面壁4Bに対応する板紙の部分の表側の面の一部を裏側から押して浮かせたり、あるいは当該板紙の部分の表側の面の一部に特殊なインクを付着させたりして行われる。
頂壁が上で底壁が下になるようにしてカートン2を例えば水平面HP上で積み重ねた場合には、図8に示されるように、下側のカートン2の底壁からの距離が等しい当該下側のカートン2の隆起14の頂部と凸部TPの頂部とで上側のカートン2が支持されることにより、上側のカートン2の底壁は水平面HPと平行となる。したがって、隆起14の存在によってもカートン2の積み重ね安定性が損なわれることはない。カートン2を通常とは逆に、頂壁が下で底壁が上になるようにして水平面HP上で積み重ねた場合も、各カートン2の底壁が水平面HPと平行となるため、安定した積み重ねが可能である。
また図8に示されるように、例えば2つのカートン2を一方のカートン2の背面壁と他方のカートン2の正面壁とが接するように水平面HP上で並べた場合には、一方のカートン2の背面壁にある凸部BPの頂部と隆起15の頂部とで他方のカートン2の正面壁が支持されることになる。仮にカートン2の背面壁に凸部BPがないとすると、一方のカートン2の背面壁にある隆起15の頂部のみで他方のカートン2の正面壁が支持されることになるため、水平面HP上で並んだ2つのカートン2同士の間で位置ずれが起こりやすい。この点、カートン2の背面壁に凸部BPを設けることにより、このような位置ずれは起こりにくくなる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)カートン2の頂壁には、隆起14の高さとほぼ等しい高さを有する複数の凸部TPが設けられている。そのため、例えば頂壁が上で底壁が下になるようにしてカートン2を水平面上で積み重ねた場合には、下側のカートン2の底壁からの距離が等しい当該下側のカートン2の隆起14の頂部と凸部TPの頂部とで上側のカートン2が支持されることにより、上側のカートン2の底壁は水平面と平行となる。したがって、隆起14の存在によってもカートン2の積み重ね安定性が損なわれることはない。
(2)カートン2の背面壁4Bには、隆起15の高さとほぼ等しい高さを有する複数の凸部BPが設けられている。そのため、2つのカートンを一方のカートン2の背面壁と他方のカートン2の正面壁とが接するように水平面上で並べた場合には、一方のカートン2の背面壁にある凸部BPの頂部と隆起15の頂部とで他方のカートン2の正面壁が支持されることになる。したがって、水平面上で並んだ2つのカートン2同士の間で位置ずれが起こりにくい。
(3)凸部TP及び凸部BPはそれぞれ、カートン2の頂壁上及び背面壁上に分散して設けられている。このことは上記(1)及び(2)の効果を向上させる。
(4)凸部TP及び凸部BPはいずれも半球形状を有している。このような凸部TP及び凸部BPは形成が比較的容易である。
(5)カートン2の背面壁と頂壁とが交わる角部11に凹部12が設けられていることにより、使用者は蓋体5の正面壁5Fの凸部FPを手の親指で押さえるときに同じ手の掌を凹部12にあてがうように誘われる。これにより、使用者は、V字形状の切断刃6を用いてラップフィルム3Fを円滑に切断するのに適した手順をとることを促されることになる。また、凹部12があることによってカートン2の外形が円筒形状に近づくことになるために、カートン2を持つ手の一部を凹部12内に配置させることにより、凹部12がない場合と比較して使用者によるカートン2の把持が容易にもなる。
(6)凸部TP及び凸部BPをエンボス加工で形成した場合、凸部TP及び凸部BPの形成が容易である。
なお、上記第2の実施の形態は以下のように変更してもよい。
凸部TPは必ずしもカートン2の頂壁上に分散して設けられなくてもよい。凸部BPもまた必ずしもカートン2の背面壁上に分散して設けられなくてもよい。例えば図9に示されるように、中心軸方向Aにおけるカートン2の頂壁の中央部にのみ凸部TPを設けてもよい。この場合でも上記(1)、(2)、(4)〜(6)の効果を得ることができる。また、凸部TPが設けられている位置により、カートン2に対して手をどのように配置すべきか使用者が把握するのを助けることもできる。
凸部TP,BPの形状は半球形状に限られず、円柱状、楕円柱状、三角柱状、三角錐状、四角柱状、四角錐状のいずれであってもよい。あるいは、例えば図10に示されるように、凸部TPは、中心軸方向Aに沿って延びる線状であってもよい。この場合、カートン2の頂壁に設けられる凸部TPの数は図10に示されるような2つに限られず、1つ又は3つ以上であってもよい。また、線状の凸部と半球形状の凸部のように形状の異なる凸部TPを組み合わせてカートン2の頂壁に設けてもよい。同じく、形状の異なる凸部BPを組み合わせてカートン2の背面壁に設けてもよい。
カートン2の背面壁と頂壁とが交わる角部11に凹部12を設ける代わりに又はそれに加えて、カートン2の正面壁と頂壁とが交わる角部51、カートン2の背面壁と底壁とが交わる角部52、又はカートン2の正面壁と底壁とが交わる角部53に凹部を設けるようにしてもよい。この場合、凹部が設けられた角部を挟んで位置するカートン2の2つの壁のうち少なくとも一方に凸部TPや凸部BPのような凸部が設けられる。
凸部TP及び凸部BPは、エンボス加工ではなく、カートン2の頂壁及びカートン2の背面壁に所定の大きさの紙片を貼着することによって形成されてもよい。
カートン2の頂壁上の凸部TPの頂部からカートン2の底壁までの距離は、隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離と必ずしも等しくなくてもよく、カートン2の背面壁と頂壁とが交わる角部11からカートン2の底壁までの距離よりも大きく且つ隆起14の頂部からカートン2の底壁までの距離に隆起14の高さを足したものよりも小さければよい。この場合、カートン2を例えば水平面上で積み重ねたときには、下側のカートン2の隆起14の頂部と凸部TPの頂部とで上側のカートン2が支持されることにより、上側のカートン2の底壁は水平面と平行かそれに近い状態となる。このとき上側のカートン2の底壁は、たとえ水平面と平行でないとしても、凸部TPがない場合や凸部TPの頂部からカートン2の底壁までの距離が隆起14からカートン2の底壁までの距離に隆起14の高さを足したものと等しい場合と比べると、水平面により近い状態である。したがって、隆起14の存在によってもカートン2の積み重ね安定性はそれほど損なわれないといえる。
カートン2は直方体形状に限られず、中心軸方向Aに直交する断面が四角以外の多角形状を有するものであってもよい。
凸部TPが設けられているカートン2の頂壁と相対向するカートン2の底壁には凸部又は凹部を設けてもよい。あるいは、凸部BPが設けられているカートン2の背面壁と相対向するカートン2の正面壁には凸部又は凹部を設けてもよい。ただし、このような凸部又は凹部は、カートン2の頂壁上の凸部TPとは相対向しないカートン2の底壁の部分又はカートン2の背面壁上の凸部BPとは相対向しないカートン2の正面壁の部分に設けられる必要がある。例えば図5に示す包材供給体1では、カートン2の頂壁上の凸部TPとは相対向しないカートン2の底壁の部分に、中心軸方向Aに沿って延びる線状の凹部BTPが設けられている。この凹部BTPを除くカートン2の底壁の部分は平坦である。この場合、カートン2の底壁がどこかを凹部BTPに触れた使用者に触覚により把握させることができる。
切断刃6はV字形状に限られず、例えば中心軸方向Aに沿って延びる直線形状であってもよい。また、切断刃6は省略してもよい。
カートン本体4内に収容されるロール3の形状は円筒状に限られず、例えば楕円又は多角形の断面形状を有するものであってもよい。
A…ロールの中心軸方向、R…ロールの周方向、BP…カートン本体の背面壁上の凸部、FP…蓋体の正面壁上の凸部、HP…水平面、TP…蓋体の頂壁上の凸部、P4BT…底壁部分、P4F…正面壁部分、P4Fs…副正面壁部分、P4B…背面壁部分、P5T…頂壁部分、P5F…蓋体正面壁部分、4BTL,4BTR…底側フラップ、KLa,KRa…底側フラップの延長部、4FL,4FR…前側フラップ、4FsL,4FsR…飛び出し防止片、4BL,4BR…後側フラップ、5TL,5TR…蓋体頂側フラップ、5FL,5FR…蓋体前側フラップ、4Fd…正面壁部分上の突起、4Fe…蓋体正面壁部分上の切り込み、La,Lb…折曲罫線LTBの分岐部分、LBF,LFF,LBB,LTB,LFT,Fal,Far,Fbl,Fbr,Fcl,Fcr,Fdl,Fdr,Fel,Fer,Ffl,Ffr,Fkl,Fkr…折曲罫線、1…包材供給体、2…カートン、3…ロール、3C…ペーパーコア、3F…ラップフィルム、4…カートン本体、4B…カートン本体の背面壁、4F…カートン本体の正面壁、4BT…カートン本体の底壁、4Fc…接着ポイント、4Fs…カートン本体の副正面壁、4SL,4SR…カートン本体の端壁、5…蓋体、5E…開封端、5F…蓋体の正面壁、5T…蓋体の頂壁、5Fm…ミシン目、5SL,5SR…蓋体の端壁、6…切断刃、11,51,52,53…カートンの角部、12…角部上の凹部、14,15…隆起。

Claims (9)

  1. 相対向する底壁(4BT)及び頂壁(5T)と、底壁及び頂壁の間において前後に位置する一対の側壁である第1の側壁(4B)及び第2の側壁(4F,4Fs,5F)と、底壁及び頂壁の間において左右に位置する一対の端壁(4SR,4SL,5SR,5SL)とを備えるカートンであって、
    前記第1の側壁と前記頂壁とが交わる角部(11)の一部には、当該角部の延びる方向に沿って延び、かつカートンの内側に向かって凹んだ凹部(12)が設けられており、これにより前記頂壁は前記凹部に連続する隆起(14)を有し、
    前記頂壁には、前記底壁からの距離(H2)が前記角部から前記底壁までの距離(H1)よりも大きく且つ前記隆起の頂部から前記底壁までの距離(Hu)に前記隆起の高さ(G)を足したものよりも小さい部分(51,TP)が設けられていることを特徴とするカートン。
  2. 前記頂壁の前記部分から前記底壁までの距離は、前記隆起の頂部から前記底壁までの距離に等しい、請求項1に記載のカートン。
  3. 前記頂壁の前記部分は、前記第2の側壁と前記頂壁とが交わる角部(51)である、請求項1又は2に記載のカートン。
  4. 前記頂壁にはカートンの外側に向かって突出した凸部(TP)が設けられており、その凸部の頂部から前記底壁までの距離は、前記隆起の頂部から前記底壁までの距離に等しい、請求項3に記載のカートン。
  5. 前記凸部は線状に延びている、請求項4に記載のカートン。
  6. 前記頂壁にはカートンの外側に向かって突出した凸部(TP)が設けられており、前記頂壁の前記部分は、前記凸部の頂部である、請求項1又は2に記載のカートン。
  7. 前記凸部は線状に延びている、請求項6に記載のカートン。
  8. カートンは、
    開口部を有し、包材(3F)を収容する箱体状のカートン本体(4)と、
    カートン本体に連結されてカートン本体の開口部を開閉する蓋体(5)とによって構成され、
    前記蓋体には、カートン本体内から開口部を通じて引き出した包材を切断するための切断刃(6)が取り付けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載のカートン。
  9. 包材(3F)を巻き回してなるロール(3)と、
    前記ロールを収容する請求項1〜8のいずれか一項に記載のカートン(2)と
    を備える包材供給体。
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