JP4889477B2 - ラップフィルム装置の安全構造 - Google Patents

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Description

発明の属する技術分野
本発明は、食品包装に使用されるラップフィルムのロールを箱体内に収容し、箱体外へラップフィルムを引出し可能としたラップフィルム装置に関し、より詳しくは、ラップフィルム装置において、ラップフィルムの使用開始にあたり蓋体を開けて箱体からラップフィルムの先端を引出すとき、蓋体がそれ自体の弾性復元力により回動し切断刃と人手とが接触することを防止するための安全性構造を有するラップフィルム装置に関する。
従来、家庭用の食品包装のためのラップフィルムのロールを箱体内に収容しラップフィルムの使用時に所定量のラップフィルムを箱体外へ人手により引出し、箱体に設けた切断刃により切断し使用可能とするラップフィルム装置が知られる。箱体は、箱前壁、後壁、底壁、対向する2つの端壁、及び上部開口を有する箱本体、並びに後壁の上辺に連結され上部開口を閉じることができる蓋体を含む。箱本体は、箱前壁の上辺に連結され箱本体内部をほぼ箱前壁に沿って下方へ伸長する箱副壁、箱本体から引出されたラップフィルムがロール上へ戻るのを防止する粘着層、及びラップフィルムの切断縁を箱本体の外面から離間させるフラップを有する。
蓋体は、上部開口を閉じるとき箱前壁の下方に位置され、箱本体から引出されたラップフィルムを切断する切断刃を含む。未使用のラップフィルムのロールは、ラップフィルムの先端部をロールから引出すためにロール外周面にガイドテープを備え、ラップフィルムの使用開始において、人手により箱本体の上部開口を開けガイドテープを摘んで引くことにより、ラップフィルムの先端部をロールから引出し、所定量のラップフィルムを箱体外へ引出すことができる。
特許文献1は、ロール状に巻かれたラップフィルム等の被包装物を収納する容器本体と、容器本体の後面部の頂縁から回動可能に連接された蓋体とを備える包装用容器を開示する。特許文献1の包装用容器は、蓋体を開けることなく使用中のラップフィルムの残量を確認することができるようにする目的で、容器本体又は蓋体の所定部分に、透視して内部を確認するための開口ないしはスリットからなる窓部を形成している。
特許文献2は、包装用フィルムに対する異物の付着を防止するとともに、引き出された包装用フィルムの先端を容易に認識可能とする包装用フィルム容器を開示する。この包装用フィルム容器は、ロール状に巻回された包装用フィルムを収容する容器本体と、容器本体の後面壁の頂縁を回動軸として容器本体に対して回動可能なように、頂縁に連設されている容器蓋部を有する。容器本体の前面壁部において保持面壁部が重なった部分には、容器本体の前面から突出する突出片と、突出片に接する切除部が設けられる。
特開2000−142683号公報 特開2005−178901号公報
ラップフィルムのロールを箱体内に収容しラップフィルムの使用時に適宜な量だけラップフィルムを箱体外へ人手により引出し、箱体に設けた切断刃により切断し使用することができるラップフィルム装置において、ラップフィルムの使用開始にあたり蓋体を回動して箱体を開けロール外周面に粘着したガイドテープを引いて箱体からラップフィルムの先端を引出すとき、蓋体が自体の弾性復元力により閉じる方向へ回動することにより切断刃と人手とが接触して人手に痛み又は傷を与える危険がある。本発明の目的は、そのような危険を防止する構造を備えたラップフィルム装置を提供することである。本発明のその他の目的、作用効果は、以下の説明において明らかにされる。
本発明のラップフィルム装置は、厚紙製の箱本体及び箱本体の上部開口を開放可能に閉じる厚紙製の蓋体を有する箱体、箱体内に収容されるラップフィルムのロール並びに箱体から引出されたラップフィルムを切断可能な切断刃を含む。本発明のラップフィルム装置において、前記箱本体は箱前壁、後壁及び底壁並びに対向する2つの端壁を有し、箱本体の上部開口は箱前壁及び後壁並びに対向する2つの端壁の各上辺によって囲まれる。前記蓋体は箱本体の後壁の上辺に折曲げ部を介し連接される天板、及び蓋体が閉位置にあるとき天板から箱前壁に平行に垂下する蓋前壁を有し、前記切断刃は蓋前壁の下辺に沿って刃先が配置される。前記折曲げ部は、端壁に平行な断面において、前記箱体の外側に凸部を有し箱体の内側に凹部を有する。即ち、前記箱体の外側へ向かって凸形状であるように型押しされたものである。なお、本発明において、『後』は、図1において、概略、箱本体に収容されたロールを基準にして折曲げ部43(蓋体と後壁とを連接する)に近い側を指し、『前』は、その反対側を示す。また、『上』は、箱本体に収容されたロールを基準に、開口に近い側を指す。
本発明のラップフィルム装置は、次の構成を備えることができる。(1)前記蓋体の天板が上部開口を開ける方向へ箱本体後壁の延長面を越えて後方位置へ回動されたとき、蓋体天板が折曲げ部の弾性復元力により後方位置から上部開口を閉じる方向へ角度90°以下、好ましくは70°以下、更に好ましくは45°以下だけ回動するように折曲げ部の凸部及び凹部が構成される。(2)前記折曲げ部は、溝を有する第1の型板と溝に対向する突条を有する第2の型板の間で厚紙を型押しすることにより製造される。厚紙は対向する溝と突条の間で型押しされればよい。(3)前記箱体を形成する厚紙は複数層から成り、箱体外面側の層が最も緻密である。(4)前記ラップフィルムは、塩化ビニリデン系重合体を原材料とするもの又はアルミフォイルである。その他、前記ラップフィルムの材料は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリプロピレン等とすることができる。(5)前記蓋前壁の下辺に沿って配置される刃先は、前記蓋前壁の下辺の中央部付近に頂点を有するV字形のものである。(6)蓋体と後壁とを連接する折曲げ部以外の折曲げ部は、箱体の内側へ向かって凸部を有するように型押しされたものである。(7)箱体の組立て前に箱体の全ての折曲げ部が型押しにより形成される。
発明の実施の態様
添付の図面を参照し本発明の実施例を説明する。図面において、同様の部材には同じ符号を付し重複説明を省略する。図1は、本発明の実施例のラップフィルム装置1の使用開始時の斜視図、図5は、箱体を形成する厚紙の厚さを誇張して示す断面図であり、蓋体を後壁の延長面を超えて回動し上部開口を大きく開けた状態の折曲げ部の図解的拡大断面図である。ラップフィルム装置1は、厚紙製の箱本体3及び上部開口38を開放可能に閉じる厚紙製の蓋体4を有する箱体2、箱体2内に収容されるラップフィルムのロール5並びに箱体2から引出されたラップフィルム31を切断可能な切断刃20を有する。ラップフィルム装置1は、また引出されたラップフィルムの切断縁を次回の引出しを容易にするため箱体表面から離間させる突出片37を備える。
図1及び図5に示すように、箱本体3は、箱前壁12、後壁14及び底壁13並びに対向する2つの端壁15を有する。箱本体3の上部開口38は、箱前壁12及び後壁14並びに対向する2つの端壁15の各上辺によって囲まれている。蓋体4は、後壁14の上辺に折曲げ部43を介し連接される天板17、及び蓋体4が閉位置にあるとき天板17から箱前壁12に平行に垂下する蓋前壁18、2つの蓋端壁19を有する。切断刃20は、蓋前壁18の下辺に沿って刃先21が配置されるものである。前記折曲げ部43は、端壁15に平行な断面において、前記箱体2の外側に凸部(図5、431)を有し、箱体の内側に凹部(図5、432)を有するように型押しにより形成される。
図1及び図3は、蓋体4を折曲げ部43のまわりに回動させ、上部開口38を開口させた状態を示す。この状態でガイドテープ35を人手により引出すことによりラップフィルムのロール5からラップフィルム31の端縁32を箱本体3の外へ引出し、次に図2に示すように所望の長さのラップフィルム31を箱体2の外へ人手61、62により引張り出す。ラップフィルム31が箱体2の外へ所望長さだけ引出されたとき、図4に示すように、上部開口38を閉じる位置へ蓋体4を回動させ、蓋前壁18の下辺に沿って取り付けた切断刃20を箱前壁12の前方に位置させ、ラップフィルム31の箱前壁12付近に位置する部分を切断刃20の刃先21に当てて切断する。切り離されたラップフィルムは食品等の所望の包装に使用される。刃先21は、蓋前壁18の下辺の中央部付近に頂点22を有するV字形である
図3は、図1のラップフィルム装置の線C−Cに沿う拡大断面図である。ラップフィルムの端縁32をそれに付着されたガイドテープ35により引出すため、蓋体4は、箱体2の上部開口38を開くように折曲げ部43のまわりに角度F(図3)だけ回動される。即ち、ガイドテープ35を人手により摘んで引出す使用開始においては、上部開口38を大きく開けることが必要であり、天板17は、折曲げ部43のまわりに人手により後壁14の延長面16を超えて回動され、天板17と後壁の延長面16との間に角度Fが形成される。しかしながら、蓋体4の折曲げ部43は、弾性を有する厚紙製であるためこの回動に反対向き、即ち蓋体4を角度R(図3)だけ閉鎖方向へ回動させる復元力を生じる。従来のラップフィルム装置においては、この復元力が大きいため、蓋体4が上部開口38を遮るように回動され、切断刃20と人手とが接触して人手に痛み又は傷を与える可能性があった。本願発明は、折曲げ部43の構造を改良し、蓋体4(天板17)に作用する復元力を小さくすることによりこの問題を解決しようとするものである。
図5は、箱体2を構成する厚紙の厚さを誇張して示す箱体2の断面図であり、蓋体4を後壁14の延長面16を超えて折曲げ部43のまわりに角度Fだけ回動させ上部開口38を大きく開けた状態の拡大断面図である。図5に示すように、後壁14と天板17との連設部である折曲げ部43は、端壁15(図1)に平行な断面(図5の紙面に平行な断面)において、箱体2の外側に凸部431を有するように、即ち外へ向かって突出するるように型押しされた構造を有する。箱本体3又は蓋体4の他の折曲げ部41、42、44は、箱体2の内側に凸部411、421、441を有するように、即ち内側へ向かって突出するように型押しされた構造を有する。折曲げ部43は、箱体内側に凹部432を有し、他の折曲げ部41、42、44は、箱体外側に凹部412、422、442を有する。
図5の実施例において、折曲げ部43は、箱体2の外側に凸部431を有し、箱体内側に凹部432を有するように型押しされた構造を有する。この構造により、蓋体4の天板17が上部開口38を開放する方向へ後壁14の延長面16を越えて角度Fだけ回動されたとき、折曲げ部43に塑性変形が生じる。それにより、折曲げ部43の弾性復元力により回動された位置から上部開口を閉じる方向へ復元する角度R(図3)を90°以下、好ましくは70°以下、更に好ましくは45°以下とすることができる。復元力により回動する角度Rが小さいほど、切断刃20と人手とが接触して人手に痛み又は傷を生じる危険が減少される。
即ち、折曲げ部43は、箱体の外側に凸部431を有すると共に箱体の内側に凹部432を有する、即ち、箱体の外方へ突出する(図5)。この構造において、蓋体4の天板17が上部開口38を開ける方向へ後壁14の延長面16を越えて角度F(図3)回動されたとき、折曲げ部43による蓋4自体の復元力、即ち回動された位置から上部開口を閉じる方向へ回動する角度R(図3)は、90°以下となる。それ故、蓋体4の天板17が上部開口38を開ける方向へ後壁14の延長面16を越えて角度F=90°(図3)を超えて回動されると、折曲げ部43の弾性復元力による天板17の戻りは、後壁14の延長面16を越えた範囲に留まり、刃先21に触れることなく、安全にガイドテープ35及びそれに粘着されたラップフィルムの端縁32を上部開口38から箱体外へ引出すことができる。
折曲げ部43が箱体2の外側に凸部431を有すると共に内側に凹部432を有する、即ち箱体の外側へ向かって突出する形状であることにより、折曲げ部43の弾性復元力が小さくなる理由は、次のように考えられる。箱体を形成する厚紙の繊維は、引張りに対し抵抗力が大きく塑性変形を生じ難いのに対し、圧縮に対しては塑性変形を生じ易い性質を有する。図5に示す折曲げ部43は、蓋体4が後壁14の延長面16を越えて(図5の角度Fだけ)回動することにより、箱体内側の凹部432は、引張り力が作用するため本来は塑性変形が少なく大きな復元力が発生するが、凹部であるため元々圧縮力が作用している。そこに圧縮力を緩和する引張力が作用することから、大きな復元力は発生せず、そして箱体外側の凸部431は圧縮力により塑性変形が生じるため弾性復元力が小さくなり、その結果、折曲げ部43全体の弾性復元力が小さくなると考えられる。
これに対し折曲げ部が箱体内側に向かって凸部を有し箱体外側に凹部を有する従来形状(図5、後壁14と底壁13の間の折曲げ部42と同形状)の場合は、箱体内側の凸部が引張り力に抗し塑性変形が少なく且つ元々引張力が作用していることから、より大きな復元力を生じる。箱体外側の凹部は圧縮力を受け塑性変形し弾性復元力は小さいが、折曲げ部の合計の弾性復元力は大きなものとなる。それ故、折曲げ部43が折曲げ部42のように箱体内側に向かって突出する場合、そのような折曲げ部の復元力による天板17の回動角度Rは、後壁14の延長面16を越える範囲に留まらず、天板17及び刃先21を上部開口38に近づけ、切断刃20と人手とが接触する程度に大きくなる。
図6は、厚紙製の箱体の折曲げ部の一方の側に凸部を形成し他方の側に凹部を形成する工程中の型押し工具及び箱体の内側となる厚紙面を上部とした厚紙の部分断面図である。図6において、第1の型板80は、溝81及び突条82を有し、第2の型板90は、溝81に対向する突条91及び突条82に対向する凹部92を有する。第2の型板90と第1の型板80の間に厚紙を置き両者を所定の圧縮力で圧縮することにより、厚紙の所定位置に凸部421、431、凹部422、432がそれぞれ形成される。第1の型板80と第2の型板90は、例えば、一方を上、他方を下とする配置、又は水平対向(厚紙が垂直方向となる)とすることができる。凸部431と凹部432は、折曲げ部43とされ、凸部421と凹部422は、折曲げ部42とされる。折曲げ部43と折曲げ部42の間の厚紙部分は、後壁14とされる。蓋体と後壁との間の折曲げ部43以外の折曲げ部41、42、44等は、箱体の内側へ向かって凸部を有するように型押しされたものとすることができる。また箱体の全ての折曲げ部を箱体を組立てる前に単一工程で形成するのが好都合である。
本発明の実施例のラップフィルム装置の使用開始時の斜視図。 図1のラップフィルム装置の使用中の斜視図。 図1のラップフィルム装置の矢印C−Cに沿う拡大断面図。 ラップフィルムを切断するため蓋体を回動中の状態を示す図3と同様の断面図。 蓋体が後壁の延長面を超えて回動された状態の箱体の図解的拡大断面図。 厚紙製の箱体の折曲げ部の一方の面に凸部を形成し他方の面に凹部を形成する工程中の型押し工具及び厚紙の断面図である。
符号の説明
1:ラップフィルム装置、2:箱体、3:箱本体、4:蓋体、5:ロール、11:箱副壁、12:箱前壁、13:底壁、14:後壁、15:端壁、16:後壁14の延長面、17:天板、18:蓋前壁、19:蓋端壁、20:切断刃、21:刃先、22:頂点、31:ラップフィルム、32:端縁、35:ガイドテープ、37:突出片、38:上部開口、40−44:折曲げ部、80:第1の型板、81、92:溝、82、91:突条、90:第2の型板、411、421、431、441:凸部、412、422、432、442:凹部、F:延長面を超えて回動される角度、R:復元力により回動する角度。

Claims (5)

  1. 厚紙製の箱本体(3)及び箱本体の上部開口(38)を開放可能に閉じる厚紙製の蓋体(4)を有する箱体(2)、箱体内に収容されるラップフィルムのロール(5)並びに箱体から引出されたラップフィルム(31)を切断可能な切断刃(20)を含むラップフィルム装置であって、
    前記箱本体(3)は箱前壁(12)、後壁(14)及び底壁(13)並びに対向する2つの端壁(15)を有し、
    前記箱本体の上部開口(38)は前記箱前壁(12)及び前記後壁(14)並びに前記対向する2つの端壁(15)の各上辺によって囲まれ、
    前記蓋体(4)は前記後壁(14)の上辺に折曲げ部(43)を介して連接される天板(17)、及び蓋体(4)が閉位置にあるとき前記天板(17)から前記箱前壁(12)に平行に垂下する蓋前壁(18)を有し、
    前記切断刃(20)前記蓋前壁(18)の下辺に沿って刃先(21)が配置され、
    前記後壁(14)と前記天板(17)との間の前記折曲げ部(43)は、前記端壁(15)に平行な断面において、前記箱体(2)の外側に凸部(431)を有すると共に箱体の内側に凹部(432)を有し、
    前記箱前壁(12)と前記底壁(13)との間の折曲げ部(41)、前記底壁(13)と前記後壁(14)との間の折曲げ部(42)、および前記天板(17)と前記蓋前壁(18)との間の折曲げ部(44)は、箱体の内側に凸部を有するように構成される
    ことを特徴とするラップフィルム装置。
  2. 前記天板(17)が折曲げ部(43)のまわりに上部開口(38)を開ける方向へ後壁(14)の延長面(16)を越えて後方位置へ回動されたとき蓋体(4)が折曲げ部(43)の弾性復元力により後方位置から上部開口を閉じる方向へ角度90°以下だけ回動するように折曲げ部の前記凸部(431)及び凹部(432)が構成されることを特徴とする請求項1のラップフィルム装置。
  3. 前記折曲げ部(43)は、溝(81)を有する第1の型板(80)と溝に対向する突条(91)を有する第2の型板(90)の間において折曲げ部を形成すべき厚紙の部分を型押ししたものであることを特徴とする請求項1または2記載のラップフィルム装置。
  4. 前記箱体(2)を形成する厚紙は複数層から成り、箱体外面側の層が最も緻密であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラップフィルム装置。
  5. 前記箱体(2)の全ての折曲げ部(41−44)の凹部及び凸部が箱体を組立てる前に型押しにより形成される請求項1乃至のいずれか1項のラップフィルム装置。
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