JPH04102217U - ラツプフイルムの収納ケース - Google Patents

ラツプフイルムの収納ケース

Info

Publication number
JPH04102217U
JPH04102217U JP1991022961U JP2296191U JPH04102217U JP H04102217 U JPH04102217 U JP H04102217U JP 1991022961 U JP1991022961 U JP 1991022961U JP 2296191 U JP2296191 U JP 2296191U JP H04102217 U JPH04102217 U JP H04102217U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cover
piece
film
cover piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1991022961U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0734822Y2 (ja
Inventor
忠道 平川
Original Assignee
呉羽化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 呉羽化学工業株式会社 filed Critical 呉羽化学工業株式会社
Priority to JP1991022961U priority Critical patent/JPH0734822Y2/ja
Publication of JPH04102217U publication Critical patent/JPH04102217U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0734822Y2 publication Critical patent/JPH0734822Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/08Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession
    • B65D83/0847Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession through an aperture at the junction of two walls
    • B65D83/0852Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession through an aperture at the junction of two walls with means for assisting dispensing
    • B65D83/0882Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession through an aperture at the junction of two walls with means for assisting dispensing and for cutting interconnected articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体ケースから引出されたラップフィルムを
切断した後、ケース本体に閉じられる蓋板と掩蓋片がケ
ース本体から自然に離れて開くことを防止し、切断後に
残ったラップフィルムが外部に露出しないようにする。 【構成】 ケース本体10の前側板12に溝12aが形
成され、掩蓋片18に内方に延びる掛止片18cが形成
されている。ラップフィルムWを切断部材20により切
断するときには、蓋板17と掩蓋片18をケース本体1
0に閉じるが、このとき掛止片18cの先端18dがラ
ップフィルムWを挟んだ状態で溝12aの上縁部12c
に掛止される。よってフィルム切断後に、蓋板17と掩
蓋片18が自然に開くことがなく、ラップフィルムWが
外部に露出しない。またラップフィルムWは掛止片18
cと溝12aとの間に挟まれるので、フィルムロール5
にラップフィルムWが巻き戻されるのが防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品包装などに用いられるラップフィルムが筒状に巻かれて収納さ れており、所定長さのラップフィルムを引き出して切断する切断部材が設けられ ているラップフィルムの収納ケースに係り、特に切断後に蓋板ならびに掩蓋片が ケース本体から離れるのを防止して切断後に前側板の前方に残るフィルムが露出 するのを防止するラップフィルムの収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来のラップフィルムの収納ケースを示す斜視図であり、図10はその 断面図である。この従来例は例えば実公昭61-22823号公報に開示されているもの と同種のものである。 図9において、符号1は厚紙により製作されたケース本体であり、底板1aと 、両端板1b、1cと、前側板1dならびに背板1eを有する直方体の箱である 。ケース本体1の背板1eの上縁部には蓋板2が一体に延長され、背板1eと蓋 板2の境界部が折り癖をつけたヒンジ部2aとなっている。この蓋板2の先部に は掩蓋片3が一体に延長され、その先端に鋸刃を有する切断部材4が設けられて いる。コアにラップフィルムWが巻かれたフィルムロール5はケース本体1内に 収納されている。ラップフィルムWはケース本体1の上方の開口部1fから前側 板1dと掩蓋片3との間へ導かれて外方へ引き出される。ラップフィルムWが所 望の長さに引き出された後、ケース本体1と引き出されたラップフィルムWとを 相対的に捻るなどして、切断部材4の鋸刃によりラップフィルムWを切断する。 図9に示す従来例では、前側板1dの前面中央部で且つ掩蓋片3が重ねられる部 分にフィルム保留手段として粘着材6が設けられており、切断された後のラップ フィルムWを掩蓋片3の外側から指で押して粘着材6に圧接することにより、ケ ース本体1内への戻り止めがなされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 図9に示すラップフィルムの収納ケースにおいて、ラップフィルムWを切断す るときには、蓋板2あるいは掩蓋片3を指でケース本体1の方向へ押し、図10 において実線で示すように蓋板2が開口部1fを覆い且つ掩蓋片3が前側板1d の前方を覆う状態にし、前側板1dと掩蓋片3とでラップフィルムWを挟み込み 、切断部材4により切断する。ところがこの切断作業後に、ケースから手を離す と、ヒンジ部2aの厚紙の弾性により、図10において破線で示すように、ヒン ジ部2aから蓋板2が上方へ自然に持ち上げられ、蓋板2が開口部1fから離れ 、これとともに掩蓋片3も前側板1dから離れる。このように掩蓋片3が前方へ 開くことにより、フィルムロール5から引出され粘着材6により前側板1dの前 方に留められているフィルムが露出してしまう。 この種のラップフィルムWは、食品を包むものであるため、保管状態のときに 前側板1dの前方に露出させておくのは衛生上好ましくない。また蓋板2もケー ス本体1の開口部1fから離れ、この開口部1fの閉鎖が不完全となるため、ケ ース本体1内に収納されているフィルムロール5も外気にさらされて衛生上好ま しくない状態に置かれることになる。 さらに、図10において破線で示すように、掩蓋片3が前側板1dから離れて しまうと、前側板1dの前面に留められているラップフィルムのうち粘着材6に 圧着していない部分が捲れ上がったり、あるいは粘着材6からラップフィルムが 離れることがあると、前側板1dの前面にフィルムが留まっていることができず 、フィルムロール5に巻き戻されやすくなる。ラップフィルムWがフィルムロー ル5に巻きもどされてしまうと、次にラップフィルムを引出すときに引出し端部 が解らなくなり、非常に不便である。 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、蓋板ならびに掩蓋片をケース 本体に対し閉じた状態でラップフィルムを切断した後、蓋板ならびに掩蓋片がケ ース本体を閉じた状態に留まるようにして、切断されて残ったラップフィルムが 外部に露出することなどを防止したラップフィルムの収納ケースを提供すること を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案によるラップフィルムの収納ケースは、底板、前側板、背板ならびに2 つの端板により5面が囲まれ且つ1面が開口部となる箱状のケース本体と、この ケース本体の背板と連続し前記開口部を覆うことのできる蓋板と、蓋板の先部に 連続し前記蓋板が開口部を覆うときに前側板の前方に重ねられる掩蓋片と、前記 本体ケース内に収納されたフィルムロールから引出され前記前側板と掩蓋片との 間から導き出されたフィルムを切断する切断部材とが設けられており、前記前側 板と掩蓋片の一方には溝が形成され他方には先端が前記溝に掛止されて掩蓋片を 前側板の前方に留める掛止片が形成されていることを特徴とするものである。 さらに本考案は、底板、前側板、背板ならびに2つの端板により5面が囲まれ 且つ1面が開口部となる箱状のケース本体と、このケース本体の背板と連続し前 記開口部を覆うことのできる蓋板と、蓋板の先部に連続し前記蓋板が開口部を覆 うときに前側板の前方に重ねられる掩蓋片と、蓋板と掩蓋片の側端部どうしを接 続し前記蓋板が開口部を覆うときに端板の外側に重ねられる側蓋片と、前記本体 ケース内に収納されたフィルムロールから引出され前記前側板と掩蓋片との間か ら導き出されたフィルムを切断する切断部材とが設けられており、前記端板と側 蓋片の一方には溝が形成され他方には先端が前記溝に掛止されて側蓋片を端板の 外側に留める掛止片が形成されていることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
上記手段では、ラップフィルムをフィルムロールから引き出して前側板と掩蓋 片との間に導き出した後、蓋板と掩蓋片をケース本体に対して閉じ、さらに蓋板 あるいは掩蓋片を指で押え、ケース本体を捻るなどしてラップフィルムを所望の 長さにて切断する。蓋板と掩蓋片さらには側蓋片をケース本体に閉じたときには 、前側板と掩蓋片または端板と掩蓋片との対面部において、掛止片が溝に掛かる ことにより、蓋板と掩蓋片と側蓋片がケース本体を閉じた状態に留められる。よ ってラップフィルム切断後に、ケースの材質である紙などの弾性によって蓋板な らびに掩蓋片がケース本体から離れることはなく、切断されて残ったラップフィ ルムは掩蓋片に確実に覆われた状態になり、またフィルムロールもケース本体内 に密閉される。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図1から図8までの図面により説明する。 図1は本考案の第1実施例によるラップフィルムの収納ケースの全体構造を示 す斜視図、図2は第1実施例において蓋板と掩蓋片と側蓋片とがケース本体に閉 じられた状態を示す断面図、図3は図2の一部拡大図、図4(A)は第1実施例 における掛止片を示す拡大斜視図、図4(B)は溝の拡大斜視図である。 このラップフィルムの収納ケースは、厚紙により形成されているものである。 図1に示すように、このラップフィルムの収納ケースのケース本体10は、底板 11、前側板12、背板13ならびに、底板11と前側板12と背板13の両側 端部どうしをつなぐ2枚の端板14とから成り、これらの各板部により5面が覆 われ且つ上方の1面が開口部15となる立方体形状の箱である。ケース本体10 の背板13の上縁部には連続して蓋板17が延びている。背板13と蓋板17の 境界部は、素材である厚紙に折り癖を付けたヒンジ部16となっている。さらに 蓋板17の前縁には掩蓋片18がほぼ直角に折曲げられて一体に延長されている 。また蓋板17の左右端部と掩蓋片18の左右端部は側蓋片19により接続され ている。蓋板17と掩蓋片18がケース本体10に閉じられたとき、側蓋片19 は端板14の外側に重ねられる。
【0007】 前記掩蓋片18の下縁部18aはほぼV字形状となっており、この下縁部18 aに沿って鋸刃を有する切断部材20が取付られている。図2と図3に示すよう に、切断部材20は鋸刃を下向きにして掩蓋片18の内面下部に取付られている 。さらに前側板12の前面の左右ほぼ中央位置であって蓋板17が閉じられたと きに掩蓋片18により覆われる部分には、フィルム保留部21が設けられている 。このフィルム保留部21は、粘着材の層が設けられた粘着部21aとその表面 を二重丸状に覆う樹脂層21bとから構成されている。この樹脂層21bを設け ることにより、粘着部21aの面積を適度な広さとし、引出されたラップフィル ムWが過剰な粘着力により留められるのを防止している。 前記ラップフィルムWはコアに円筒状に巻かれたものであり、この巻かれたフ ィルムロール5がケース本体10内に収納されている。このラップフィルムWは 例えば塩化ビニリデン系、塩化ビニール系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系 、あるいはブタジエン系などの合成樹脂フィルムである。
【0008】 掩蓋片18の二ヶ所には切り欠き18bが形成されており、この切り欠き18 b内に掛止片18cが延びている。図4(A)に示すように、掛止片18cは切 り欠き18b内にて掩蓋片18と一体に形成されているものである。この掛止片 18cは折曲げ線18eから内方へ折曲げられ、図3に示すように、掛止片18 cは前側板12の方向へ斜めに延びている。この掛止片18cは厚紙の剛性によ り折曲げ線18eを中心として弾性的に回動できるようになっている。また前側 板12の前記掛止片18cの先端18dが対向する部分には溝12aが形成され ている。図4(B)に示すように、溝12aは左右方向に横長形状に開口してい る。前側板12の上端には補強片12bが一体に連続し、この補強片12bが前 側板12の内面に折畳まれた状態で接着されている。よって前記溝12aは補強 片12bにより内側から閉鎖された状態となっている。
【0009】 図3に示すように、蓋板17がケース本体10の開口部15を塞ぐ状態に閉じ られたときに、掩蓋片18から内側へ突出する掛止片18cの先端18dが、溝 12aの上縁部12cに掛止される。よって、掩蓋片18が前側板12の前方に 留められて蓋板17と掩蓋片18とがケース本体10から上方へ開かれないよう になる。
【0010】 次に上記ラップフィルムの収納ケースの使用方法について説明する。 ケース本体10内のフィルムロール5から引出されたラップフィルムWは、図 1から図3に示すように、ケース本体10の開口部15から前側板12と掩蓋片 18との間を経て外部に導かれる。所望の長さのラップフィルムWが引き出され たとき、このラップフィルムWをトレイなどの被包装物の上にほぼ水平状態に広 げる。そして一方の手で蓋板17あるいは掩蓋片18を押さえ、図2に示すよう に、蓋板17が開口部15を覆い、掩蓋片18が前側板12の前方に重なり、さ らに側蓋片19が端板14の外側に重なるようにする。他方の手でラップフィル ムWを水平方向へ引き、ケースをα方向(図2参照)へ少し捻る。これによりV 字状に配置された切断部材20の鋸刃によりラップフィルムWの中央部が切断さ れ、切断のきっかけが作られる。そのままラップフィルムWを水平方向へ引くと 、V字状に並んだ鋸刃に沿ってほぼV字形状にラップフィルムWが切断される。
【0011】 ここで図3に最も詳しく示しているように、蓋板17と掩蓋片18と側蓋片1 9をケース本体10に閉じたとき、掩蓋片18から内側に延びる掛止片18cの 先端18dがラップフィルムWを挟んだ状態で前側板12の溝12aの上縁部1 2cに掛止される。この動作を詳述すると、予め掛止片18cを折曲げ線18e を中心として内側へある程度大きく折曲げておけば、蓋板17を閉じる際、掩蓋 片18が前側板12の前面に重なるにしたがって掛止片18cの先端18dが前 側板12の前面に弾性的に当たりながら移動する。よって蓋板17が開口部15 を完全に覆う状態に閉じられたときに、掛止片18cの先端18dは自らの弾性 力により溝12a内に自然に入りむ。そして切断作業後に蓋板17または掩蓋片 18に与えられている手による閉じ力がなくなると、ヒンジ部16の弾性により 蓋板17と掩蓋片18が持ち上げられようとするため、この力により掛止片18 cの先端18dは溝12aの上縁部12cに掛止される。
【0012】 このようにフィルム切断後に収納ケースから手を離すと、掛止片18cと溝1 2aとの掛止により、蓋板17により開口部15が完全に閉じられた状態で、掩 蓋片18が前側板12の前方に保持され、保管時においてもこの閉鎖状態が維持 される。したがって、前側板12と掩蓋片18との間に位置しているラップフィ ルムが外部に露出することはない。また蓋板17により開口部15が閉鎖された 状態に維持されるため、ケース本体10の内部にほこりなどが入りこむこともな い。
【0013】 なお、フィルム切断後に、掩蓋片18の中央部を指で前側板12の方向へ押す ことにより、前側板12の前方に残ったラップフィルムWは図1に示すフィルム 保留部21の粘着部21aに粘着されて保持される。一方、前側板12の前方に 残ったラップフィルムWは、図3に示すように、掛止片18cの先端18dと溝 12aの上縁部12cとの間に挟みこまれ、この挟持力によってもラップフィル ムWが前側板12の前方に留められる。すなわち図の実施例では、前側板12の 前方に引出され切断されて残ったラップフィルムWがフィルム保留部21により 粘着されるのみならず、掛止片18cと溝12aとの挟持によっても保持される 。そのため、ラップフィルムWをフィルム保留部21に押しつける力が弱くフィ ルム保留部21によるフィルム粘着力が十分に発揮されずに、ラップフィルムW がフィルム保留部21から離れることがあっても、掛止片18cと溝12aとの 挟持力によりラップフィルムWがケース本体10内のフィルムロール5に巻き戻 ることを防止できる。このように、掛止片18cの先端18dがラップフィルム を挟んだ状態で溝12aの上縁部12cに掛止される構造では、掩蓋片18を前 側板12の前方に留めるのみならず、フィルム巻き戻し防止機能をも発揮できる ことになり、図1に示すフィルム保留部21を省略することも可能である。
【0014】 次に、その後さらにラップフィルムWを引出して切断するときには、蓋板17 と掩蓋片18と側蓋片19をケース本体10から離す必要があるが、このとき掩 蓋片18を指で上方へ持ち上げれば、掛止片18cの先端18dは溝12aの上 縁部12cから簡単に外れる。よって蓋板17と掩蓋片18さらに側蓋片19を ケース本体10から開くときに過剰な力が要求されず、簡単に開くことができる 。
【0015】 次に図5は本考案の第2実施例を示している。図5はラップフィルムの収納ケ ースの一部断面を拡大したものである。 この実施例では、ケース本体10の前側板12に切り欠き12dが形成され、 この切り欠き12dの上縁部から前方へ斜めに下がって延びる掛止片12eが設 けられている。一方、掩蓋片18の下縁には補強片18fが延長して設けられ、 この補強片18fが内側に折畳まれて接着されている。前記切断部材20は補強 片18fの内面下部に取付られている。そして補強片18fには、溝18gが形 成されている。この溝18gは掩蓋片18によって外側から覆われており、掩蓋 片18の外部から溝18gは目視できないようになっている。
【0016】 この実施例においても、ラップフィルムWを切断するために蓋板17ならびに 掩蓋片18を閉じると、前側板12の前方に延びる掛止片12eの先端12fが ラップフィルムWを挟んだ状態で掩蓋片18の裏側の溝18g内に入りこむ。そ して、収納ケースから手を離すと、ヒンジ部16の弾性力により蓋板17が開こ うとする力により掛止片12eの先端12fが溝18gの下縁部18hに掛止さ れ、掩蓋片18が前側板12の前方に保持される。なおこの実施例においても切 断されて前側板12の前方に残ったラップフィルムWが掛止片12eと溝18g とで挟まれるため、このラップフィルムWがフィルムロール5に巻き戻されるの が防止できる。
【0017】 図6と図7は本考案の第3実施例を示している。図6はラップフィルムの収納 ケースの部分斜視図であり、図7は蓋板と掩蓋片と側蓋片が閉じられた状態を示 す部分正面図である。 この実施例では、側蓋片19に切り欠き19aが形成され、この切り欠き19 a内に側蓋片19と一体の掛止片19bが延びている。図7に示すように、掛止 片19bは折曲げ線19cによって側蓋片19の内側方向へ折曲げられている。 一方、端板14には、溝14aが形成されている。図6に示すように、端板14 の裏側には前側板12の側端部から折曲げられた接着片12gが接着され、さら にその内側には背板13の側端部から折曲げられた接着片13aが接着されてい るため、端板14に開口している前記溝14aは前記接着片12gにより内側か ら閉鎖された状態になっている。
【0018】 図7に示すように、蓋板17と掩蓋片18ならびに側蓋片19がケース本体1 0に閉じられると、側蓋片19は端板14の外側に重ねられるが、このとき掛止 片19bは自らの弾性により端板14の溝14a内に入りこむ。そして収納ケー スから手を離した後、蓋板17が上方へ開こうとする力によって、掛止片19b の先端19dが溝14aの上縁部14bに掛止されて、側蓋片19が端板14の 外側に保持される。よって、保管時に蓋板17ならびに掩蓋片18が上方に開く ことはない。 なお図6と図7はラップフィルムの収納ケースの左側端部の側蓋片と端板につ いて説明しているが、右側の側蓋片と端板も同じ構造となっている。
【0019】 図8は上記第3実施例の変形例となる第4実施例を示す部分断面図である。 この実施例では、端板14に切り欠き14cが形成され、この切り欠き内から 外方下側へ延びる掛止片14dが設けられている。一方、側蓋片19の内側には 補助板18jが接着され、これに溝18kが形成されている。蓋板17と掩蓋片 18さらには側蓋片19をケース本体10に閉じると、端板14に設けられた掛 止片14dの先端14eが溝18kの下縁部18mに掛止されて、側蓋片19が 端板14の外側に保持される。 なお側蓋片19の内側に接着される補助板18jは、図6に示すように、掩蓋 片18の側端部から折曲げられて側蓋片19の内面に接着される接着片を用いて もよいし、あるいは単独の補助板を側蓋片19の内面に接着してもよい。 なお図8に示す実施例においても同じ構造が他方の端板と側蓋片にも設けられ る。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、前側板と掩蓋片との間あるいは端板と側蓋片と の間に、互いに掛止される掛止片と溝とを設けたので、この掛止により掩蓋片ま たは側蓋片が保持されて、蓋板と掩蓋片がケース本体から開くのを防止できる。 よって、フィルム切断後に前側板と掩蓋片との間に残ったフィルムが露出するこ とがなく、またケース本体の密閉状態も維持される。よってラップフィルムは衛 生的な状態に置かれる。また請求項1記載の考案では、前側板に引出され切断さ れて残ったラップフィルムが掛止片と溝との間に挟まれるため、前側板の前方の ラップフィルムが収納ケース内のフィルムロールに巻き戻されるのが防止できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例によるラップフィルムの収
納ケースの全体斜視図。
【図2】図1に示すラップフィルムの収納ケースの蓋板
と掩蓋片と側蓋片が閉じられた状態を示す断面図。
【図3】図2の部分拡大図。
【図4】(A)は第1実施例における掛止片を示す拡大
斜視図、(B)は溝の拡大斜視図。
【図5】本考案の第2実施例によるラップフィルムの収
納ケースの部分断面拡大図。
【図6】本考案の第3実施例によるラップフィルムの収
納ケースの部分斜視図。
【図7】図6に示す収納ケースが閉じられた状態を示す
部分正面図。
【図8】本考案の第4実施例による収納ケースの部分断
面図。
【図9】従来のラップフィルムの収納ケースを示す斜視
図。
【図10】図9の収納ケースの断面図。
【符号の説明】
W ラップフィルム 5 フィルムロール 10 ケース本体 11 底板 12 前側板 12a 溝 12e 掛止片 13 背板 14 端板 14a 溝 14d 掛止片 15 開口部 17 蓋板 18 掩蓋片 18c 掛止片 18g 溝 18k 溝 19 側蓋片 19b 掛止片 20 切断部材 21 フィルム保留部 21a 粘着部 21b 樹脂層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板、前側板、背板ならびに2つの端板
    により5面が囲まれ且つ1面が開口部となる箱状のケー
    ス本体と、このケース本体の背板と連続し前記開口部を
    覆うことのできる蓋板と、蓋板の先部に連続し前記蓋板
    が開口部を覆うときに前側板の前方に重ねられる掩蓋片
    と、前記本体ケース内に収納されたフィルムロールから
    引出され前記前側板と掩蓋片との間から導き出されたフ
    ィルムを切断する切断部材とが設けられており、前記前
    側板と掩蓋片の一方には溝が形成され他方には先端が前
    記溝に掛止されて掩蓋片を前側板の前方に留める掛止片
    が形成されていることを特徴とするラップフィルムの収
    納ケース。
  2. 【請求項2】 底板、前側板、背板ならびに2つの端板
    により5面が囲まれ且つ1面が開口部となる箱状のケー
    ス本体と、このケース本体の背板と連続し前記開口部を
    覆うことのできる蓋板と、蓋板の先部に連続し前記蓋板
    が開口部を覆うときに前側板の前方に重ねられる掩蓋片
    と、蓋板と掩蓋片の側端部どうしを接続し前記蓋板が開
    口部を覆うときに端板の外側に重ねられる側蓋片と、前
    記本体ケース内に収納されたフィルムロールから引出さ
    れ前記前側板と掩蓋片との間から導き出されたフィルム
    を切断する切断部材とが設けられており、前記端板と側
    蓋片の一方には溝が形成され他方には先端が前記溝に掛
    止されて側蓋片を端板の外側に留める掛止片が形成され
    ていることを特徴とするラップフィルムの収納ケース。
JP1991022961U 1991-02-08 1991-02-08 ラップフィルムの収納ケース Expired - Fee Related JPH0734822Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991022961U JPH0734822Y2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 ラップフィルムの収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991022961U JPH0734822Y2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 ラップフィルムの収納ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04102217U true JPH04102217U (ja) 1992-09-03
JPH0734822Y2 JPH0734822Y2 (ja) 1995-08-09

Family

ID=31757957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991022961U Expired - Fee Related JPH0734822Y2 (ja) 1991-02-08 1991-02-08 ラップフィルムの収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0734822Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002538050A (ja) * 1999-03-04 2002-11-12 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー スロット付き密閉構造を備えるこぼれ防止厚紙
KR100781305B1 (ko) * 2001-03-15 2007-11-30 가부시키가이샤 쿠레하 포장용 용기
EP3165477A1 (de) * 2015-11-04 2017-05-10 Alu-Vertriebsstelle Ag Foliendispenser und behälter für einen foliendispenser

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235219U (ja) * 1975-09-03 1977-03-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5235219U (ja) * 1975-09-03 1977-03-12

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002538050A (ja) * 1999-03-04 2002-11-12 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー スロット付き密閉構造を備えるこぼれ防止厚紙
JP4790126B2 (ja) * 1999-03-04 2011-10-12 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー スロット付き密閉構造を備えるこぼれ防止厚紙
KR100781305B1 (ko) * 2001-03-15 2007-11-30 가부시키가이샤 쿠레하 포장용 용기
EP3165477A1 (de) * 2015-11-04 2017-05-10 Alu-Vertriebsstelle Ag Foliendispenser und behälter für einen foliendispenser

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0734822Y2 (ja) 1995-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2340216B1 (en) Packet with a closure for its outlet, e.g. for articles storage and dispensing
JP4753481B2 (ja) 包装用容器
JP4889477B2 (ja) ラップフィルム装置の安全構造
JPH04102217U (ja) ラツプフイルムの収納ケース
JP4632334B2 (ja) 包装用容器
JP3657332B2 (ja) ロール状包装材料用カートン
JPH0419092B2 (ja)
JPS5940703B2 (ja) プラスチックフイルムの包装体
JPH0734823Y2 (ja) ラップフィルムの収納ケース
JPH0712267Y2 (ja) 包装用容器
JP2804131B2 (ja) 巻回フィルムの紙箱
JP3233188U (ja) シートロールの収納箱
JPH0327947Y2 (ja)
JP2628257B2 (ja) シート分配ケース
JP2505721B2 (ja) ラップフィルムの収納ケ―ス
JPS6217422Y2 (ja)
JPH074186Y2 (ja) シートロール収納ケース
JP2020083476A (ja) サンドイッチ包装用袋
JPH04109023U (ja) ラツプフイルムの収納ケース
JPH0423797Y2 (ja)
JP2542998B2 (ja) ラップフィルムの収納ケ―ス
JP3009267U (ja) 海苔付きおにぎりの包装構造
JP3091901U (ja) 食品包装用ラップフィルム収納ケース及び巻戻り防止器
JP3012061U (ja) 梱包用テープ
JPS5940702B2 (ja) プラスチックフイルムの包装体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981013

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees