JP2505721B2 - ラップフィルムの収納ケ―ス - Google Patents

ラップフィルムの収納ケ―ス

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JP2505721B2
JP2505721B2 JP2720193A JP2720193A JP2505721B2 JP 2505721 B2 JP2505721 B2 JP 2505721B2 JP 2720193 A JP2720193 A JP 2720193A JP 2720193 A JP2720193 A JP 2720193A JP 2505721 B2 JP2505721 B2 JP 2505721B2
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功 桶谷
集雄 竹村
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呉羽化学工業株式会社
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/08Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession
    • B65D83/0847Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession through an aperture at the junction of two walls
    • B65D83/0852Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession through an aperture at the junction of two walls with means for assisting dispensing
    • B65D83/0882Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing thin flat articles in succession through an aperture at the junction of two walls with means for assisting dispensing and for cutting interconnected articles

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品包装などに用いられ
るラップフィルムを円筒状に巻いて収納するケースに係
り、特に引き出されたラップフィルムをケースに対して
水平方向へ引くだけで簡単に切断できるようにしたラッ
プフィルムの収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のラップフィルムの収納ケー
スを示す斜視図である。この従来例は、例えば実公昭61
-22823号公報に開示されているものと同種のものであ
る。図8において、符号1は直方体の箱に形成されてい
るケース本体であり、その内部に、コアの周面に円筒状
に巻かれたラップフィルムWが収納されている。ケース
本体1の背側板2には、開口部3を覆う蓋体4が接合さ
れている。この蓋体4の先端にはケース本体1の前側板
5と重なり合う掩蓋片6が設けられており、この掩蓋片
6の先端部に金属製の切断部材7が取付けられている。
この切断部材7は先端に鋸刃を有しており、この鋸刃は
掩蓋片6の先端からわずかに突出し、ケース本体の底辺
1aに対して並行に延びている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のラップフィ
ルム収納ケースにおけるラップフィルムの切断動作を詳
述するが、その動作説明の便宜上、図9に示すように、
収納ケースに直角座標XYZを重ねる。X軸は背側板2
と前側板5の表面に垂直な軸であって、背側板2から前
側板5に向う方向が(+)、前側板5から背側板2に向
う方向が(−)である。Y軸は横側板8と9の表面に垂
直な軸であって、横側板8から9に向う方向が(+)、
横側板9から8に向う方向が(−)である。Z軸はX軸
とY軸の両軸に垂直な軸であって底辺1aから開口部3
に向う方向が(+)、開口部3から底辺1aに向う方向
が(−)である。
【0004】このようにXYZ軸を重ね合せた上で従来
のラップフィルムの収納ケースにおける切断動作を説明
する。先ず収納ケースを左手でつかむ。次に右手でラッ
プフィルムWの端部をつかみX−Y平面においてX軸の
(+)方向に引き出す。次に図9に示すA位置近傍を右
手でつかみ直し、左手と右手の力でラップフィルムWの
A位置近傍にてX軸方向へ適度の張力Tをかける。次に
左手で収納ケースのa位置近傍をZ軸の(−)方向に下
げるとともに右手をZ軸の(+)方向に僅かに上げつつ
張力Tを若干増やす。これよりラップフィルムWは切断
部材7のB部にて切り込みが入れられ、フィルムの切断
線が切断部材7に沿ってY軸の(−)方向に及ぶ。これ
が切断動作であって、切断されたラップフィルムWは皿
に盛られた食品などの上にかぶせられる。ところがこの
動作において下記の不具合が生じ易い。
【0005】すなわち、ラップフィルムWがX−Y平面
に沿って開いたまま食品などの上にかぶさればよいとこ
ろ、前述の左手で収容箱のa位置近傍をZ軸の(−)方
向に下げると同時に右手をZ軸の(+)方向に僅かに上
げつつ張力Tを若干増してやる動作の際に、往々にして
Z軸の(−)方向に下げる動作ならびにZ軸の(+)方
向に上げる動作が大き過ぎることになったり、または張
力Tの増し量が大き過ぎることになり、切断されたラッ
プフィルムWがX−Y平面に広がった状態を保つことが
できず、右手で保持したラップフィルムWが皺になって
あるいはからみ合って垂れ下がり食品などの上を覆うに
足るに十分な面積を得ることができなくなる。上記の不
具合が発明が解決すべき問題点である。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、ケース本体から引き出したラップフィルムを極
端に+Z方向に持ち上げたりせずに、ケース本体に対し
て水平な+X方向に引くだけで、ラップフィルムをきれ
いに切断することができ、切断後のラップフィルムに皺
が生じたり、フィルムがからんで張り付くことがなくな
るラップフィルムの収納ケースを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状に巻か
れたラップフィルムが収納されるケース本体と、このケ
ース本体に接合されてケース本体の開口部を覆う蓋体
と、この蓋体の先端に接合されケース本体の前側板と重
なり合う掩蓋片と、前記掩蓋片に取付けられた切断部材
とが設けられているラップフィルムの収納ケースであっ
て、
【0008】第1に、前記掩蓋片の先端に分離線を介し
て接続され且つ前記前側板に接着された開封片が設けら
れ、前記切断部材が分離線が形成されている部分での掩
蓋片の裏側に取付けられており、且つ前記開封片が前記
分離線から分離されたときに前記掩蓋片の先端から露出
する前記切断部材は、その中間部が両端部よりもケース
本体の底辺に近づく突形状であることを特徴とし、
【0009】第2に、前記掩蓋片と前記蓋体とがほぼ直
交する状態で掩蓋片と蓋体の端部どうしを互いに接合す
る側部掩蓋片が設けられ、且つ前記切断部材は、その中
間部が両端部よりもケース本体の底辺に近づく突形状で
あることを特徴とし、
【0010】第3に、前記切断部材は、その中間部が両
端部よりもケース本体の底辺に近づく突形状であり、且
つ前記掩蓋片の中間部が重なる部分での前記前側板の前
面にはラップフィルムを留めるフィルム保留部が設けら
れていることを特徴とし、
【0011】さらに第4に、前記切断部材は、その中間
部が両端部よりもケース本体の底辺に近づく突形状であ
り、且つ前記ケース本体の前側板のケース内側の面には
補強片が接合されていることを特徴としているものであ
る。
【0012】
【作用】上記第1の手段では、開封前に掩蓋片の先端に
接続されている開封片がケース本体の前側板に接着され
ている。使用時に、この開封片を前側板から剥がし且つ
分離線を介して掩蓋片から分離すると、掩蓋片の先端に
突形状の切断部材が現れる。開封した後に、ケース本体
からラップフィルムを引き出してケース本体の前側板と
掩蓋片との間に挟み、ラップフィルムをケース本体に対
して水平(X)方向へ引けば、突形状の切断部材によっ
てラップフィルムの中央部に切り込みが入れられ、その
ままラップフィルムを+X方向へ引くと切り込みがフィ
ルム縁方向へ延びてきれいに切断される。よって、ラッ
プフィルムを切断した後、両手で皺を広げる必要はな
く、ラップフィルムは切断されたままの状態で水平面に
沿う形状に広がっており、そのまま水平に食品などの被
包装物に下ろすことにより充分な面積のラップフィルム
を食品などに被せることができる。
【0013】上記第2の手段では、掩蓋片と蓋体とがほ
ぼ直交した状態で掩蓋片と蓋体との端部どうしが側部掩
蓋片により互いに接続されており、この側部掩蓋片によ
り掩蓋片の強度が補強されている。よって切断部材によ
りフィルムの中間部に切り込みが入れられるときに、掩
蓋片に曲がりなどが生じにくく、フィルムに確実に切り
込みが入れられるようになる。
【0014】上記第3の手段では、掩蓋片が重なる部分
での前側板の前面にフィルム保留部が設けられている。
フィルムを切断する動作では、掩蓋片の中間部分が親指
などで押さえられるが、ちょうどこの位置の裏側にフィ
ルム保留部が設けられているため、前記掩蓋片が押えら
れたときに、ラップフィルムがフィルム保留部に押し付
けられる。よって切断後にケース側に残ったラップフィ
ルムはフィルム保留部により確実に留められ、ケース本
体内への巻き戻りが防止できる。
【0015】前記第4の手段では、前側板のケース本体
内側の面に補強片が設けられている。ケース本体から引
き出されたラップフィルムを、ケース本体の前側板と掩
蓋片との間に挟み、例えば親指により掩蓋片を押し、前
側板と掩蓋片との間でラップフィルムを挟んで、切断部
材により切り込みを入れるが、このとき前側板が補強片
により補強されているため、掩蓋片を例えば親指で押し
たときに、この掩蓋片の内側に位置する前側板が変形し
にくくなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図7の図面に
よって説明する。図1は本発明の第一実施例によるラッ
プフィルムの収納ケースを開封前の状態で示す斜視図、
図2は第一実施例のラップフィルムの収納ケースの開封
後の状態を示す斜視図、図3は図1の断面図、図4は第
一実施例による開封後の収納ケースを蓋体を閉じた状態
にて示す断面図、図5は第一実施例による開封前の収納
ケースにおけるフィルム保持部を拡大して示す断面図、
図6は第一実施例によるラップフィルム収納ケースの使
用状態を示す斜視図、図7は本発明の第二実施例による
ラップフィルムの収納ケースを示す斜視図である。
【0017】図1ならびに図2において符号11はケー
ス本体である。このケース本体11は、紙材によって直
方体形の箱状に形成されており、その上側が開口部12
となっている。ケース本体11の背側板13の上端部に
は、開口部を覆う蓋体14が一体に接合されている。蓋
体14の前端部には掩蓋片15と、この掩蓋片15と分
離線となるミシン目16によって接続された開封片17
が設けられている。また、蓋体14の両端部には側部掩
蓋片20aと20bが設けられ、蓋体14と掩蓋片15
はほぼ直交する状態であり、蓋体14と掩蓋片15のそ
れぞれの端部どうしが側部掩蓋片20aと20bにより
接続されている。図3に示すように、ケースが開封され
る前の状態では、開封片17の裏面とケース本体11の
前側板18の前面とが数カ所のスポットにて糊19によ
って接着されている。ケース本体11内には円筒形状の
コア22に巻かれたラップフィルムWが収納されてい
る。このラップフィルムWは例えば塩化ビニリデン系、
塩化ビニール系、あるいはブタジエン系などの合成樹脂
フィルムである。
【0018】前記掩蓋片15の縁部の裏面には金属製の
切断部材21が取付けられている。この切断部材21の
先端には鋸刃21aが形成されており、この鋸刃21a
が掩蓋片15の縁部から突出して、図1と図3の状態で
は鋸刃21aが開封片17の裏側に位置している。前記
切断部材21は、その中央部Cがケース本体11の底辺
11aの方向に近づく突形状になっている。すなわち、
図1と図2の実施例では、切断部材21の突形状の頂部
となる中央部Cがエッジとなっており、このエッジの両
側に位置する切断部材はケース本体11の底辺11aに
対し傾斜して直線的に延びる形状となっている。またこ
れに対応して、掩蓋片15と開封片17との境界となる
ミシン目16も突形状に形成されており、掩蓋片15が
ほぼ三角形状となっている。また図5に拡大して示して
いるように、ケース本体11の前側板18は、その上縁
部がケース内側へ折り曲げられており、この折り曲げ片
18aと前側板18の裏面とが粘着テープ23によって
接着されている。この折り曲げ片18aは、前側板18
のケース内側面に接着されているため、前側板18を補
強する補強片として機能することになる。
【0019】図2に示しているように、前側板18には
切り欠き18bが形成されて、この切り欠き18b内に
て前記粘着テープ23が露出している。この切り欠き1
8bから露出する粘着テープ23は、ケース本体11内
から引き出され切断されて残ったラップフィルムWを前
側板18の位置に保持するフィルム保留部として機能す
る。さらに前記掩蓋片15には、Uの字形状の切り込み
15aが入れられており、この切り込み15aに挟まれ
ている部分が押圧片15bとなっている。図5において
鎖線で示すように、押圧片15bは掩蓋片15の内方へ
変形できるようになっている。ラップフィルムWを切断
部材21によって切断する際、指によって前記押圧片1
5bを押えると、押圧片15bが内側へ変形し、前側板
18の前に引き出されているラップフィルムWが前記切
り欠き18b内の粘着テープ23に押圧されるようにな
っている。
【0020】この収納ケースの使用方法の説明の便宜
上、図1、図2、図6、及び図7に示すように、収納ケ
ースに直角座標XYZを重ねる。X軸は背側板13と前
側板18の表面に垂直な軸であって、背側板13から前
側板18に向う方向が(+)、前側板18から背側板1
3に向う方向が(−)である。Y軸は横側板28と29
の表面に垂直な軸であって、横側板28から29に向う
方向が(+)、横側板29から28に向う方向が(−)
である。Z軸はX軸とY軸の両軸に垂直な軸であって底
辺11aから開口部12に向う方向が(+)、開口部1
2から底辺11aに向う方向が(−)である。
【0021】このようにXYZ軸を重ね合せた上で上記
実施例によるラップフィルムWの収納ケースの使用方法
について説明する。ケースを開封するときには、ケース
本体11の前側板18に接着されている開封片17を剥
し、分離線せあるミシン目16に沿って掩蓋片15から
分離させる。開封片17を取り去ると、図2に示すよう
に、掩蓋片15の縁部から切断部材21の鋸刃21aが
露出する。また開封片17を取り去った後には、ケース
本体11の背側板13の上縁部Hがヒンジとなり、蓋体
14と掩蓋片15がケース本体11の開口部12に対し
て開閉自在となる。
【0022】ケース開封後、コア22に巻かれたラップ
フィルムWを前側板18と掩蓋片15との間から引き出
す。ラップフィルムWを必要な長さだけ引き出した後、
例えば図6に示すように、左手によって収納ケースを保
持して親指で掩蓋片15を押える。あるいは親指で蓋体
14を押える。掩蓋片15を親指で押さえると、その押
圧力はケース本体11の前側板18に対して作用する
が、前側板18には補強片として機能する折り曲げ片1
8aが設けられているため、前側板18は親指により押
さえ力に対して適度な強度を有するものとなる。
【0023】またラップフィルムWは、その先部の中央
部を右手によって掴む。掩蓋片15の縁部から突出して
いる切断部材21の鋸刃21aは、その中央部Cがエッ
ジとなる突形状であるため、右手によってラップフィル
ムWの中央部を+X方向へ引くと、鋸刃21aの中央部
CのエッジによってラップフィルムWの中央部分が切り
込まれる。そのままラップフィルムWを引くと、切り込
みは鋸刃21aに沿ってフィルムの両縁部の方向へ進行
し、ラップフィルムWはきれいに切断される。このよう
に、ラップフィルムWを収納ケースに対して+X方向へ
引くだけで切断できるので、切断後のラップフィルムW
に皺が生じたり、あるいは捻られた状態でフィルムどう
しが密着することはない。よって、右手で持った切断後
のラップフフィルムWをそのまま食品やトレイなどの被
包装物に向って降ろせば、ラップフィルムWがほぼ水平
(XY面)に広げられたままの状態で充分な面積を有し
て被包装物の上に設置される。
【0024】また切断部材21が取付けられている掩蓋
片15と蓋体14はその両端部どうしが側部掩蓋片20
aと20bにより接続されているため、この側部掩蓋片
20aと20bによる補強機能により、掩蓋片15が変
形しにくくなっている。この掩蓋片15に対する補強機
能により、切断部材21の中央部Cのエッジによりラッ
プフィルムWの幅方向中間部に切れ目が入れやすくな
る。以上が本発明の収納ケースの使用方法である。
【0025】また、図6の状態でラップフィルムWを切
断する際、左手の親指で掩蓋片15の切り込み15aに
よって形成されている押圧片15bを押えると、この押
圧片15bを介してその裏側に位置しているラップフィ
ルムWを、ケース本体11の前側板18に形成されてい
る切り欠き18bの内部へ押え付けることができる。よ
って切断が完了して掩蓋片15と前側板18との間に残
ったラップフィルムWが、切り欠き18b内の粘着テー
プ23によって保持されることになり、包装完了後にラ
ップフィルムWがケース本体11内に巻き戻されるのが
防止される。
【0026】図7に示す第二実施例は、掩蓋片15なら
びにこれに取付けられている切断部材21を、その中央
部にてほぼ台形に突出させたものである。この場合、ラ
ップフィルムWの切断方法は図6に示した実施例と同じ
であり、フィルムの中央部を水平方向へ引くだけで、台
形状の突出部Jの部分に位置している鋸刃21aによっ
てラップフィルムWが中央部から切り込まれ、きれいに
切断される。またこの第二実施例において、ケース本体
11の前側板18にほぼ円弧状の切り欠き18cを設け
ておけば、ラップフィルムWを必要な長さだけ切断した
後、突出部Jを切り欠き18c内に差し込むことができ
るようになる。これによって使用しないときに蓋体14
が開くのを防止できるようになる。
【0027】なお、図の実施例は、いずれも切断部材2
1がほぼ三角形状または台形状のように鋭角な角度にて
変形する形状となっているが、切断部材21が円弧状に
形成されて中央部が突出する形状にすることも可能であ
る。また、図2の実施例に示す中央部Cのエッジ、また
は図7の実施例における突出部Jは、必ずしも切断部材
21の中央に設けられている必要はなく、ケースの長手
方向のいずれかへ偏った位置に設けられていてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、掩蓋
片の縁部に設けられた切断部材が突形状であるため、ケ
ース本体からZ−Y面に引き出したラップフィルム面を
+Z方向に持ち上げなくても、ほぼ+X方向へ引くだけ
でフィルム中間部が先ず切断され、その切れ目が両側に
及んできれいに切断される。よって切断後のフィルムに
皺が生じたり、フィルムが捻られたまま互いに密着する
ようなことがなくなり、切断後のラップフィルムがほぼ
X−Y面に広がった状態となり、フィルムを両手で広げ
たりする必要がなく、そのまま被包装物に被せることが
可能になる。また、使用する前は、突形状の切断部材が
掩蓋片と開封片とにより覆われ外部に露出することはな
いために安全である。
【0029】第2の発明では、掩蓋片と蓋体とがほぼ直
交した状態で掩蓋片と蓋体との端部どうしが側部掩蓋片
により互いに接続されている。この側部掩蓋片により掩
蓋片が補強され、掩蓋片が適度な剛性を有するようにな
る。よって切断部材によりフィルムの中間部に切り込み
が入れられるときに、掩蓋片に曲がりなどが生じにく
く、フィルムに確実に切り込みが入れられるようにな
る。
【0030】第3の発明では、フィルムを切断する動作
にて掩蓋片の中間部分が親指などで押さえられたとき
に、ちょうどこの位置の裏側にフィルム保留部が位置す
ることになり、前記掩蓋片への押え力により、ラップフ
ィルムがフィルム保留部に押し付けられる。よって切断
後にケース側に残ったラップフィルムはフィルム保留部
により確実に留められるようになり、ケース本体内への
巻き戻りが防止できる。
【0031】第4の発明では、ケース本体から引き出さ
れたラップフィルムを、ケース本体の前側板と掩蓋片と
の間に挟み、例えば親指により掩蓋片を押し、前側板と
掩蓋片との間でラップフィルムを確実に挟んで切り込み
を入れる際に、前側板が補強片により補強されているた
め、掩蓋片を例えば親指で押したときに、この掩蓋片の
内側に位置する前側板が変形しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラップフィルムの収納ケースの第
一実施例を開封前の状態で示す斜視図。
【図2】ラップフィルムの収納ケースの第一実施例を開
封後の状態で示す斜視図。
【図3】図1の断面図。
【図4】第一実施例による収納ケースを蓋体が閉じた状
態で示す断面図。
【図5】第一実施例によるラップフィルムの収納ケース
のフィルム保持部を拡大して示す断面図。
【図6】第一実施例においてラップフィルムを引き出し
て切断する状態を示す斜視図。
【図7】本発明によるラップフィルムの収納ケースの第
二実施例を示す斜視図。
【図8】従来のラップフィルム収納ケースを示す斜視
図。
【図9】従来のラップフィルム収納ケースにおいてラッ
プフィルムを切断する状態を示す斜視図。
【符号の説明】
11 ケース本体 14 蓋体 15 掩蓋片 16 分離線(ミシン目) 17 開封片 18 前側板 18a 補強片となる折り曲げ片 18b 切り欠き(フィルム保留部) 20a,20b 側部掩蓋片 21 切断部材 21a 鋸刃 22 コア W ラップフィルム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に巻かれたラップフィルムが収納
    されるケース本体と、このケース本体に接合されてケー
    ス本体の開口部を覆う蓋体と、この蓋体の先端に接合さ
    れケース本体の前側板と重なり合う掩蓋片と、この掩蓋
    片の先端に分離線を介して接続され且つ前記前側板に接
    着された開封片と、前記分離線が形成されている部分の
    裏面側にて前記掩蓋片に取付けられた切断部材とが設け
    られ、前記開封片が前記分離線から分離されたときに前
    記掩蓋片の先端から露出する前記切断部材は、その中間
    部が両端部よりもケース本体の底辺に近づく突形状であ
    ることを特徴とするラップフィルムの収納ケース。
  2. 【請求項2】 円筒状に巻かれたラップフィルムが収納
    されるケース本体と、このケース本体に接合されてケー
    ス本体の開口部を覆う蓋体と、この蓋体の先端に接合さ
    れケース本体の前側板と重なり合う掩蓋片と、この掩蓋
    片と前記蓋体とがほぼ直交する状態で掩蓋片と蓋体の端
    部どうしを互いに接合する側部掩蓋片と、前記掩蓋片の
    先端に取付けられた切断部材とが設けられ、前記切断部
    材は、その中間部が両端部よりもケース本体の底辺に近
    づく突形状であることを特徴とするラップフィルムの収
    納ケース。
  3. 【請求項3】 円筒状に巻かれたラップフィルムが収納
    されるケース本体と、このケース本体に接合されてケー
    ス本体の開口部を覆う蓋体と、この蓋体の先端に接合さ
    れケース本体の前側板と重なり合う掩蓋片と、この掩蓋
    片の先端に取付けられた切断部材とが設けられ、前記切
    断部材は、その中間部が両端部よりもケース本体の底辺
    に近づく突形状であり、且つ前記掩蓋片の中間部が重な
    る部分での前記前側板の前面にはラップフィルムを留め
    るフィルム保留部が設けられていることを特徴とするラ
    ップフィルムの収納ケース。
  4. 【請求項4】 円筒状に巻かれたラップフィルムが収納
    されるケース本体と、このケース本体に接合されてケー
    ス本体の開口部を覆う蓋体と、この蓋体の先端に接合さ
    れケース本体の前側板と重なり合う掩蓋片と、この掩蓋
    片の先端に取付けられた切断部材とが設けられ、前記切
    断部材は、その中間部が両端部よりもケース本体の底辺
    に近づく突形状であり、且つ前記ケース本体の前側板の
    ケース内側の面には補強片が接合されていることを特徴
    とするラップフィルムの収納ケース。
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