JPH04102216U - ラツプフイルムの収納ケース - Google Patents

ラツプフイルムの収納ケース

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JPH04102216U
JPH04102216U JP2296091U JP2296091U JPH04102216U JP H04102216 U JPH04102216 U JP H04102216U JP 2296091 U JP2296091 U JP 2296091U JP 2296091 U JP2296091 U JP 2296091U JP H04102216 U JPH04102216 U JP H04102216U
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JP
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plate
cover piece
cover
piece
film
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JP2296091U
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Inventor
忠道 平川
Original Assignee
呉羽化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体ケースから引出されたラップフィルムを
切断した後、ケース本体に閉じられる蓋板と掩蓋片がケ
ース本体から自然に離れて開くことを防止し、切断後に
残ったラップフィルムが外部に露出しないようにする。 【構成】 ケース本体10の端板の前縁部14aと背板
13の内面13aとの間隔寸法をBとし、掩蓋片18の
内面とヒンジ部16の内側との間隔寸法をAとしたとき
に、A<Bの関係とする。ラップフィルムWを切断部材
20により切断するときには、蓋板17と掩蓋片18と
側蓋片19とをケース本体10に閉じるが、このとき前
記AとBの寸法差により、端板14の前縁部14aと掩
蓋片18の内面とが狭圧状態にて圧接し、掩蓋片18が
閉じられた状態に保持される。よってフィルム切断後
に、ヒンジ部16の弾性により蓋板17と掩蓋片18が
自然に開くことがなく、ラップフィルムWが外部に露出
しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品包装などに用いられるラップフィルムが筒状に巻かれて収納さ れており、所定長さのラップフィルムを引き出して切断する切断部材が設けられ ているラップフィルムの収納ケースに係り、特に切断後に蓋板ならびに掩蓋片が ケース本体から離れるのを防止して切断後に前側板の前方に残るフィルムが露出 するのを防止するラップフィルムの収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来のラップフィルムの収納ケースを示す斜視図であり、図7はその断 面図である。この従来例は例えば実公昭61-22823号公報に開示されているものと 同種のものである。 図6において、符号1は厚紙により製作されたケース本体であり、底板1aと 、両端板1b、1cと、前側板1dならびに背板1eを有する直方体の箱である 。ケース本体1の背板1eの上縁部には蓋板2が一体に延長され、背板1eと蓋 板2の境界部が折り癖をつけたヒンジ部2aとなっている。この蓋板2の先部に は掩蓋片3が一体に延長され、その先端に鋸刃を有する切断部材4が設けられて いる。コアにラップフィルムWが巻かれたフィルムロール5はケース本体1内に 収納されている。ラップフィルムWはケース本体1の上方の開口部1fから前側 板1dと掩蓋片3との間へ導かれて外方へ引き出される。ラップフィルムWが所 望の長さに引き出された後、ケース本体1と引き出されたラップフィルムWとを 相対的に捻るなどして、切断部材4の鋸刃によりラップフィルムWを切断する。 図6に示す従来例では、前側板1dの前面中央部で且つ掩蓋片3が重ねられる部 分にフィルム保留手段として粘着材6が設けられており、切断された後のラップ フィルムWを掩蓋片3の外側から指で押して粘着材6に圧接することにより、ケ ース本体1内への戻り止めがなされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 図6に示すラップフィルムの収納ケースにおいて、ラップフィルムWを切断す るときには、蓋板2あるいは掩蓋片3を指でケース本体1の方向へ押し、図7に おいて実線で示すように蓋板2が開口部1fを覆い且つ掩蓋片3が前側板1dの 前方を覆う状態にし、前側板1dと掩蓋片3とでラップフィルムWを挟み込み、 切断部材4により切断する。ところがこの切断作業後に、ケースから手を離すと 、ヒンジ部2aの厚紙の弾性により、図7において破線で示すように、ヒンジ部 2aから蓋板2が上方へ自然に持ち上げられ、蓋板2が開口部1fから離れ、こ れとともに掩蓋片3も前側板1dから離れる。このように掩蓋片3が前方へ開く ことにより、フィルムロール5から引出され粘着材6により前側板1dの前方に 留められているフィルムが露出してしまう。 この種のラップフィルムWは、食品を包むものであるため、保管状態のときに 前側板1dの前方に露出させておくのは衛生上好ましくない。また蓋板2もケー ス本体1の開口部1fから離れ、この開口部1fの閉鎖が不完全となるため、ケ ース本体1内に収納されているフィルムロール5も外気にさらされて衛生上好ま しくない状態に置かれることになる。 さらに、図7において破線で示すように、掩蓋片3が前側板1dから離れてし まうと、前側板1dの前面に留められているラップフィルムのうち粘着材6に圧 着していない部分が捲れ上がったり、あるいは粘着材6からラップフィルムが離 れることがあると、前側板1dの前面にフィルムが留まっていることができず、 フィルムロール5に巻き戻されやすくなる。ラップフィルムWがフィルムロール 5に巻きもどされてしまうと、次にラップフィルムを引出すときに引出し端部が 解らなくなり、非常に不便である。 本考案は上記従来の課題を解決するものであり、蓋板ならびに掩蓋片をケース 本体に対し閉じた状態でラップフィルムを切断した後、蓋板ならびに掩蓋片がケ ース本体を閉じた状態に留まるようにして、切断されて残ったラップフィルムが 外部に露出することなどを防止したラップフィルムの収納ケースを提供すること を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案によるラップフィルムの収納ケースは、底板、前側板、背板ならびに2 つの端板により5面が囲まれ且つ1面が開口部となる箱状のケース本体と、この ケース本体の背板と連続し前記開口部を覆うことのできる蓋板と、蓋板の先部に 連続し前記蓋板が開口部を覆うときに前側板の前方に重ねられる掩蓋片と、蓋板 と掩蓋片の側端部どうしを接続する側蓋片と、前記本体ケース内に収納されたフ ィルムロールから引出され前記前側板と掩蓋片との間から導き出されたフィルム を切断する切断部材とが設けられており、掩蓋片が前側板の前方に重ねられてい るときにおける掩蓋片の内面と背板との間隔が最も短い位置でのこの間隔寸法を Aとし、端板の前縁部のうちの掩蓋片が重なる部分と背板との間隔が最も長い位 置でのこの間隔寸法をBとしたときに、A<Bとなっていることを特徴とするも のである。
【0005】
【作用】
上記手段では、ラップフィルムをフィルムロールから引き出して前側板と掩蓋 片との間に導き出した後、蓋板と掩蓋片をケース本体に対して閉じ、さらに蓋板 あるいは掩蓋片を指で押え、ケース本体を捻るなどしてラップフィルムを所望の 長さにて切断する。このとき、掩蓋片の内面と背板との間隔が、端板の前縁部と 背板との間隔よりも狭くなっているため、蓋板ならびに掩蓋片をケース本体に閉 じたときに端板の前縁部と掩蓋片の内面とが狭圧状態にて互いに圧接する。掩蓋 片と蓋板は側蓋片により接続されているため、端板の前縁部との狭圧によって掩 蓋片が前側板の前方に大きく離れることはなく、よって端板の前縁部と掩蓋片の 内面との圧接力により、蓋板と掩蓋片がケース本体に閉じられた状態に保持され る。よってラップフィルム切断後に、ケースの材質である紙などの弾性によって 蓋板ならびに掩蓋片がケース本体から離れることはなく、切断されて残ったラッ プフィルムは掩蓋片に確実に覆われた状態になり、またフィルムロールもケース 本体内に密閉される。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図1から図5までの図面により説明する。 図1は本考案の一実施例によるラップフィルムの収納ケースの一部を示す部分 斜視図、図2(A)は蓋板と掩蓋片と側蓋片とがケース本体から開いた状態を示 す側端面図、図2(B)は蓋板と掩蓋片と側蓋片とがケース本体に閉じられた状 態を示す側端面図、図3は図1に示したラップフィルムの収納ケースの全体の構 造を示す斜視図である。 このラップフィルムの収納ケースは、厚紙により形成されているものである。 図3に示すように、このラップフィルムの収納ケースのケース本体10は、底板 11、前側板12、背板13ならびに、底板11と前側板12と背板13の両側 端部どうしをつなぐ2枚の端板14とから成り、これらの各板部により5面が覆 われ且つ上方の1面が開口部15となる立方体形状の箱である。ケース本体10 の背板13の上縁部には連続して蓋板17が延びている。背板13と蓋板17の 境界部は、素材である厚紙に折り癖を付けたヒンジ部16となっている。さらに 蓋板17の前縁には掩蓋片18がほぼ直角に折曲げられて一体に延長されている 。また蓋板17の左右端部と掩蓋片18の左右端部は側蓋片19により接続され ている。蓋板17と掩蓋片18がケース本体10に閉じられたとき、側蓋片19 は端板14の外側に重ねられる。
【0007】 前記掩蓋片18の下縁部18aはほぼV字形状となっており、この下縁部18 aに沿って鋸刃を有する切断部材20が取付られている。図2(A)(B)に示 すように、切断部材20は鋸刃を下向きにして掩蓋片18の内面下部に取付られ ている。さらに前側板12の前面の左右ほぼ中央位置であって蓋板17が閉じら れたときに掩蓋片18により覆われる部分には、フィルム保留部21が設けられ ている。このフィルム保留部21は、粘着材の層が設けられた粘着部21aとそ の表面を二重丸状に覆う樹脂層21bとから構成されている。この樹脂層21b を設けることにより、粘着部21aの面積を適度な広さとし、引出されたラップ フィルムWが過剰な粘着力により留められるのを防止している。 前記ラップフィルムWはコアに円筒状に巻かれたものであり、この巻かれたフ ィルムロール5がケース本体10内に収納されている。このラップフィルムWは 例えば塩化ビニリデン系、塩化ビニール系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系 、あるいはブタジエン系などの合成樹脂フィルムである。
【0008】 図2(A)において詳しく示しているように、ケース本体10においては、前 側板12と背板13とはほぼ平行な状態に対向している。また端板14の前縁部 14aは前側板12の外面とほぼ同一面上にあり、よって端板14の前縁部14 aと背板13とはほぼ平行である。ここで、端板14の前縁部14aと背板13 の内面13aとの間の底板11に沿う方向の間隔寸法をBとする。一方、蓋板1 7と掩蓋片18とはほぼ直角に折り曲げられており、両者を接続する側蓋片19 により蓋板17と掩蓋片18との直角状態が維持されている。そこでヒンジ部1 6の内縁部16aと掩蓋片18の内面18bとの間の蓋板17に沿う方向の間隔 寸法をAとする。図2(B)に示すように蓋板17と掩蓋片18と側蓋片19を ケース本体10に対して閉じた状態において、前記間隔寸法Aは、背板13の内 面13aと掩蓋片18の内面18bとの間隔寸法を意味する。
【0009】 そして、上記間隔寸法AとBとの間にA<Bの関係が成立するように端板14 と側蓋片19ならびに他の部分の寸法が決められている。このAとBの寸法差は 、図2(B)に示すように、蓋板17と掩蓋片18と側蓋片19をケース本体1 0に対して閉じたときに閉じられた状態を維持できる値に設定される。すなわち 図2(B)の状態において、端板14の前縁部14aと掩蓋片18の内面18b との狭圧により掩蓋片18を保持する力が、ヒンジ部16の厚紙の弾性により、 蓋板17と掩蓋片18と側蓋片19をケース本体10から開かせようとする力よ りも大きくなるように前記AとBの寸法差が設定されている。よってAとBとの 寸法差は、収納ケースの寸法ならびに収納ケースを構成している厚紙の材質や厚 さ寸法などに応じて設定される。例えば収納ケースの側端面の寸法すなわち図2 (B)における横幅の外形寸法が35mmで縦幅の外形寸法が45mmの収納ケ ースの場合、前記AとBの寸法差は2mm程度に設定される。しかしながら、本 考案におけるAとBとの寸法差は2mmに限定されるものではない。
【0010】 なお、図1に示すように、端板14は底板11から折り曲げられたものである 。前側板12の側端部には接着片12aが延長されており、これが折り曲げられ て端板14の内面に接着されている。また背板13の側端に連続する接着片13 bは前記接着片12aのさらに内側に接着されている。なお前側板12の上縁に は折曲片12bが連続して形成されており、これが前側板12の内面に折り畳ま れて接着されている。さらに側蓋片19は蓋板17から折り曲げられ、また掩蓋 片18も蓋板17からほぼ直角に折り曲げられており、掩蓋片18の側端に延長 する接着片18cが折り曲げられて側蓋片19の内面に接着されている。
【0011】 次に上記ラップフィルムの収納ケースの使用方法について説明する。 ケース本体10内のフィルムロール5から引出されたラップフィルムWは、図 3に示すように、ケース本体10の開口部15から前側板12と掩蓋片18との 間を経て外部に導かれる。所望の長さのラップフィルムWが引き出されたとき、 このラップフィルムWをトレイなどの被包装物の上にほぼ水平状態に広げる。そ して一方の手で蓋板17あるいは掩蓋片18を押さえ、図2(B)に示すように 、蓋板17が開口部15を覆い、掩蓋片18が前側板12の前方に重なり、さら に側蓋片19が端板14の外側に重なるようにする。他方の手でラップフィルム Wを水平方向へ引き、ケースをα方向(図2(B)参照)へ少し捻る。これによ りV字状に配置された切断部材20の鋸刃によりラップフィルムWの中央部が切 断され、切断のきっかけが作られる。そのままラップフィルムWを水平方向へ引 くと、V字状に並んだ鋸刃に沿ってほぼV字形状にラップフィルムWが切断され る。切断されてケース本体側に残ったラップフィルムWのうち、前側板12と掩 蓋片18とで挟まれている部分は、掩蓋片18を指で押さえることによって、図 3に示すフィルム保留部21の粘着部21aに粘着されて保持され、フィルムロ ール5への巻き戻しが防止できる。
【0012】 ここで、図2(B)に示すように、蓋板17と掩蓋片18ならびに側蓋片19 がケース本体10に閉じられた状態では、前記間隔寸法AとBとの寸法差により 、掩蓋片18の内面18bと端板14の前縁部14aとが狭圧状態に圧接する。 前述のように、掩蓋片18と蓋板17は側蓋片19により互いに連結されている ので、端板14の前縁部14aとの圧接力により掩蓋片18が単独で前側板12 から大きく離れて開くことはなく、しかも掩蓋片18の内面18bのうち端板1 4の前縁部14aに圧接する部分は側蓋片19に接着されている接着片18cの 折曲げ部内側であるため、この部分での掩蓋片18の剛性が高くなっている。よ って端板14の前縁部14aは素材である厚紙の剛性により掩蓋片18の内面1 8bにある程度強く圧接する。よってフィルム切断作業が完了し、ラップフィル ム収納ケースから手を離しても、蓋板17と掩蓋片18がヒンジ部16の弾性に よってケース本体10から離されることはなく、保管時においても図2(B)に 示す閉鎖状態が維持される。
【0013】 よって前側板12と掩蓋片18との間に位置しフィルム保留部21により留め られているラップフィルムが外部に露出することはない。また蓋板17により開 口部15が閉鎖された状態に維持されるため、ケース本体10の内部にほこりな どが入りこむこともない。さらに図2(B)に示すように、掩蓋片18が前側板 12の前方に重ねられた状態が維持されるため、前側板12と掩蓋片18との間 にあるラップフィルムのうちのフィルム保留部21により圧着されていない部分 が捲れ上がることがない。さらに、フィルム保留部21からラップフィルムが離 れることがあっても、ラップフィルムWは前側板12と掩蓋片18との間に挟ま れて保持されるので、フィルムロール5への巻き戻りも生じにくくなる。 またその後さらにラップフィルムWを引出して切断するときには、蓋板17と 掩蓋片18と側蓋片19をケース本体10から離す必要があるが、前記端板14 の前縁部14aと掩蓋片18の内面18bとの圧接力は、掩蓋片18を適度に保 持する程度であるため、蓋板17と掩蓋片18さらに側蓋片19をケース本体1 0から開くときに過剰な力が要求されず、簡単に開くことができる。
【0014】 なお上記実施例では、収納ケースが厚紙により製作されることを想定している ため、端板14の前縁部14aと背板13とが必ずしも正確な平行状態となると は限られず、また蓋板17と掩蓋片18とが正確な直角状態となるように組み立 てられるとは限られない。しかしながら、図2(B)に示したように蓋板17と 掩蓋片18と側蓋片19が閉じられたときに、端板14の前縁部14aと掩蓋片 18の内面18bとが接触するいずれかの部分において、Aに相当する寸法がB に相当する寸法よりも短ければ、閉鎖状態において掩蓋片18を開かない状態に 保持することは可能である。
【0015】 図4と図5は本考案の他の実施例を示している。 図4に示す実施例では、端板14の前縁部14aが右上方へ徐々に突出するよ うに傾斜している。(b)は前縁部14aの上端の突出寸法を示している。そし て端板14の前縁部14aの上端と背板13の内面13aとの間隔寸法Bと、掩 蓋片18の内面18bと16aの部分との間隔寸法Aとの関係がA<Bとなるよ うに製作されている。この実施例でも蓋板17を閉じたときに、端板14の前縁 部14aの上端と掩蓋片18の内面18bとが狭圧状態にて圧接する。なお図4 の実施例では、前側板12が底板11に対してほぼ直角に立ち上がっている。し かしながら実際のラップフィルムの収納ケースでは、前記(b)で示す突出寸法 を極端に大きくする必要はないため、前側板12を端板14の前縁部14aに沿 って斜めに立ち上げても収納ケースの外観上問題はない。
【0016】 図5に示す実施例では、ケース本体10においては端板14の前縁部14aと 背板13とがほぼ平行状態であるが、掩蓋片18と蓋板17とが直角ではなく、 掩蓋片18は直角姿勢よりもθで示す角度だけ内側へ傾斜している。そして掩蓋 片18の内面18bの下端と16aの部分との間隔寸法Aと、端板14の前縁部 14aと背板13の内面13aとの間隔寸法Bとの関係がA<Bとなるように製 作されている。この実施例でも蓋板17を閉じたときに、端板14の前縁部14 aと掩蓋片18の内面18bの下端とが狭圧状態にて圧接する。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、蓋板と掩蓋片と側蓋片をケース本体に閉じたと きに、端板の前縁部と掩蓋片の内面とが狭圧状態にて互いに圧接して掩蓋片が閉 じた状態に保持される。よって、ケースから手を離したときに、背板と蓋板との 境界のヒンジ部の弾性復帰により蓋板と掩蓋片と側蓋片が自然に開いてしまうこ とが防止できる。そのため、フィルム切断後に前側板と掩蓋片との間に残ったフ ィルムが露出することがなく、またケース本体の密閉状態も維持される。よって ラップフィルムは衛生的な状態に置かれる。また本考案によるラップフィルム収 納ケースは、例えば厚紙により製作する際、寸法を従来よりも変えることによっ て対処できる。よって収納ケースの製作は従来と同じであり、製造が簡単である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるラップフィルムの収納ケースの一
実施例を示す部分斜視図。
【図2】(A)は蓋板と掩蓋片と側蓋片が閉じられる前
の状態を示す収納ケースの側端面図、(B)は蓋板と掩
蓋片と掩蓋片が閉じられた状態の収納ケースを示す側端
面図。
【図3】図1に示すラップフィルムの収納ケースの全体
構造を示す斜視図。
【図4】他の実施例によるラップフィルムの収納ケース
を示す側端面図。
【図5】他の実施例によるラップフィルムの収納ケース
を示す側端面図。
【図6】従来のラップフィルムの収納ケースを示す斜視
図。
【図7】図6に示す収納ケースの断面図。
【符号の説明】
W ラップフィルム 5 フィルムロール 10 ケース本体 11 底板 12 前側板 13 背板 14 端板 14a 端板の前縁部 15 開口部 17 蓋板 18 掩蓋片 18b 掩蓋片の内面 19 側蓋片 20 切断部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板、前側板、背板ならびに2つの端板
    により5面が囲まれ且つ1面が開口部となる箱状のケー
    ス本体と、このケース本体の背板と連続し前記開口部を
    覆うことのできる蓋板と、蓋板の先部に連続し前記蓋板
    が開口部を覆うときに前側板の前方に重ねられる掩蓋片
    と、蓋板と掩蓋片の側端部どうしを接続する側蓋片と、
    前記本体ケース内に収納されたフィルムロールから引出
    され前記前側板と掩蓋片との間から導き出されたフィル
    ムを切断する切断部材とが設けられており、掩蓋片が前
    側板の前方に重ねられているときにおける掩蓋片の内面
    と背板との間隔が最も短い位置でのこの間隔寸法をAと
    し、端板の前縁部のうちの掩蓋片が重なる部分と背板と
    の間隔が最も長い位置でのこの間隔寸法をBとしたとき
    に、A<Bとなっていることを特徴とするラップフィル
    ムの収納ケース。
JP2296091U 1991-02-08 1991-02-08 ラツプフイルムの収納ケース Withdrawn JPH04102216U (ja)

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