JP5639626B2 - 半導体発光素子及び電極成膜方法 - Google Patents

半導体発光素子及び電極成膜方法 Download PDF

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Description

本発明は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などに代表される半導体発光素子と、当該半導体発光素子が備える電極の成膜方法に関する。
LEDなどに代表される半導体発光素子は、低消費電力、小型、高輝度、長寿命などの利点があるため、近年様々な用途で利用されている。例えば、消費電力の大きい白熱灯の代替として、照明装置に利用されるようになってきている。
また、光の出射効率をより高くするために、発光層から出射される光を反射し得る反射膜を電極に備える半導体発光素子が提案されている。例えば、特許文献1〜6では、反射率が大きく安価であるAlを反射膜として用いた半導体発光素子が提案されている。
しかしながら、Alは融点が低く、化学的に活性な材料であるため、表面は腐食しやすく、内部はボイドやヒロック、マイグレーションが生じやすいという問題がある。また、Alは、異種金属と接触した場合に相互拡散しやすい材料であるが、例えばAuと接触すると、相互拡散によって高抵抗かつ脆弱なAuAlの金属間化合物が形成され、半導体発光素子の駆動電圧が上昇したり、電極の密着強度が劣化したりするなど、半導体発光素子の信頼性が損なわれる要因になる。
Auは、外部の電源装置と半導体発光素子とを接続するワイヤとして利用されることが多く、このワイヤと良好に接続するために、電極のパッド膜としてAuが利用されることが多い。しかし、Al膜とAu膜とがともに電極に含まれる場合、上述した接触の問題が生じる。
そこで、例えば特許文献1〜6では、Al膜とAu膜との間に、Al及びAu以外の材料から成る膜を挿入することで、Al膜とAu膜とが直接的に接触することを抑制した電極を有する半導体発光素子が提案されている。
特開2002−26392号公報 特開2008−41866号公報 特開2011−66461号公報 特開2006−80469号公報 特開2006−93358号公報 特開2011−204804号公報
特許文献1〜5では、Al膜とAu膜との間に、Ti,Pt,W,Ta,Pdなどの材料から成る膜が挿入された構造の電極を有する半導体発光素子が提案されている。しかしながら、これらの半導体発光素子の電極では、Al膜の側面が剥き出しとなるため、Al膜の側面が腐食する可能性がある。また、Al膜の側面に、意図せずAu膜が形成される可能性があり、Al及びAuが相互拡散することで高抵抗かつ脆弱なAuAl層が形成される可能性がある。
一方、特許文献6では、Al膜の上面及び側面をW膜で覆い、さらにW膜の上面及び側面をAu膜で覆う構造の電極を有する半導体発光素子が提案されている。しかしながら、この半導体発光素子の電極では、Al膜の上方だけでなくAl膜の側方にもAu膜が存在することから、Al膜及びAu膜が近接する部分が多くなり、Al及びAuの相互拡散が発生する可能性が高くなる。また、この半導体発光素子の電極を作製するためには、複数回のフォトリソグラフィ工程と複数回の成膜工程とが必要になり、製造工程が煩雑になるとともにコストが高くなり、実用的ではない。
本発明は、上記の問題点に鑑み、簡易的な方法で製造可能であるとともに劣化しにくい電極を備えた半導体発光素子と、当該電極の成膜方法とを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、電力を供給することで発光する発光層を有した半導体積層構造と、
前記半導体積層構造上に形成される電極と、を備え、
前記電極は、
前記発光層が出射する光を反射する反射膜と、
前記反射膜の上方及び側面に形成されるバリア膜と、
前記バリア膜の上面のみに形成されるパッド膜と、を備えることを特徴とする半導体発光素子を提供する。
この半導体発光素子によれば、バリア膜によって反射膜の側面が覆われるとともに、パッド膜が反射膜の側方に形成されない構造になる。そのため、反射膜の腐食を抑制するとともに、反射膜を成す材料とパッド膜を成す材料とが相互拡散することを抑制することが可能になる。
さらに、上記特徴の半導体発光素子は、前記反射膜がAlから成り、前記パッド膜がAuから成ると、好ましい。
この半導体発光素子によれば、バリア膜によって、Alから成る反射膜の腐食を抑制するとともに、反射膜を成すAlとパッド膜を成すAuとが相互拡散することでAuAl層が形成されることを抑制することが可能になる。
さらに、上記特徴の半導体発光素子は、前記反射膜の膜厚が、40nm以上かつ70nm以下であると、好ましい。
この半導体発光素子によれば、十分な反射率を確保するとともに、Alから成る反射膜中にボイドが発生することを抑制したり、反射膜を成すAlとパッド膜を成すAuとが相互拡散してAuAl層が形成されることを抑制したりすることが可能になる。
さらに、上記特徴の半導体発光素子は、前記バリア膜が、Al及びAuよりも融点が高い高融点金属から成ると、好ましい。
特に、前記バリア膜が、Pt、Mo及びWの少なくとも一つを含むと、好ましい。
この半導体発光素子によれば、電極の劣化を好適に抑制することが可能になる。
さらに、上記特徴の半導体発光素子は、前記バリア膜の膜厚が、200nm以上であると、好ましい。
この半導体発光素子によれば、反射膜の側方にパッド膜が存在しない構造の電極を、確実性高く得ることができる。
さらに、上記特徴の半導体発光素子は、前記バリア膜の膜厚が、300nm以下であると、好ましい。
この半導体発光素子によれば、無用にバリア膜を厚く成膜することを、抑制することが可能になる。
さらに、上記特徴の半導体発光素子は、前記反射膜の側面に形成される前記バリア膜の膜厚が、20nm以上であると、好ましい。
この半導体発光素子によれば、反射膜の側面に対して、十分な膜厚のバリア膜が形成される。そのため、電極の劣化を好適に抑制することが可能になる。
さらに、上記特徴の半導体発光素子は、前記電極が、前記半導体積層構造の上面に接触する接触膜を、さらに備え、
前記反射膜が、前記接触膜の上面に形成されると、好ましい。
この半導体発光素子によれば、接触膜を設けることによって、電極と半導体積層構造とを好適に接触(例えば、オーミック接触)させることが可能になる。
さらに、上記特徴の半導体発光素子は、前記接触膜がNiから成り、その膜厚が4nm以下であると、好ましい。
この半導体発光素子によれば、接触膜を設けることで光の反射率が低下することを、好適に抑制することができる。
さらに、上記特徴の半導体発光素子は、前記接触膜がNiから成り、その膜厚が2nm以上であると、好ましい。
この半導体発光素子によれば、電極のピール強度を増大させることができるため、電極の一部または全部の剥がれを防止することが可能になる。したがって、半導体発光素子の歩留まりを高くするとともに、半導体発光素子の使用時における不具合の発生を抑制することが可能になる。
また、本発明は、電力を供給することで発光する発光層を有した半導体積層構造上に、オーバーハング形状のレジストを形成するレジスト形成工程と、
前記レジストが形成された面上に反射膜を形成する反射膜形成工程と、
前記反射膜形成工程よりも後にバリア膜を形成するバリア膜形成工程と、
前記バリア膜形成工程よりも後にパッド膜を形成するパッド膜形成工程と、
前記パッド膜形成工程よりも後に前記レジストを除去するリフトオフ工程と、を備え、
下地となる膜の側面における成膜速度を、当該下地となる膜の上面における成膜速度で除した値である側面カバレジが、
前記バリア膜形成工程の開始時点で15%以上になり、前記バリア膜形成工程の終了時点及び前記パッド膜形成工程で0%になることを特徴とする電極成膜方法を提供する。
この電極成膜方法によれば、反射膜の側方にパッド膜が存在しない構造の電極を、1つのレジストを用いて容易に成膜することが可能になる。
さらに、上記特徴の電極成膜方法は、前記反射膜形成工程、前記バリア膜形成工程及び前記パッド膜形成工程が、連続成膜によって前記反射膜、前記バリア膜及び前記パッド膜を形成するものであると、好ましい。
この電極成膜方法によれば、各膜を迅速かつ容易に成膜することが可能になる。
さらに、上記特徴の電極成膜方法は、前記バリア膜形成工程の終了時点における前記バリア膜の膜厚が、200nm以上であると、好ましい。
この電極成膜方法によれば、反射膜の側方にパッド膜が存在しない構造の電極を、確実性高く得ることができる。
さらに、上記特徴の電極成膜方法は、前記レジスト形成工程と前記反射膜形成工程との間に、前記半導体積層構造の上面に接触する接触膜を形成する接触膜形成工程をさらに備え、
前記接触膜形成工程における前記接触膜の成膜速度が、0nm/secよりも大きく0.05nm/sec以下であると、好ましい。
この電極成膜方法によれば、膜厚のばらつきを小さくすることができるため、設計通りの半導体発光素子を再現性良く得ることが可能になる。さらに、接触膜の膜厚を均一化することができるため、接触膜の密着性を高めることが可能となる。したがって、電極の剥がれを防止するとともに、接触抵抗を低減することが可能になる。
上記特徴の半導体発光素子及び電極成膜方法によれば、電極の劣化を抑制するとともに、当該電極を簡易的な方法で成膜することが可能になる。
本発明の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一例を示す断面図。 本発明の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一例を示す断面図。 Al膜の膜厚を種々の大きさにした場合における、光の波長と反射率との関係を示すグラフ。 光の波長が450nmの場合における、Al膜の膜厚と反射率との関係を示すグラフ。 Al膜の膜厚とAl膜に生じるボイド占有率との関係を示すグラフ。 Al膜の膜厚とAuAl層形成率との関係を示すグラフ。 光の波長が450nmの場合における、第1Ni膜の膜厚と反射率との関係を示すグラフ。 第1Ni膜の膜厚と電極のピール強度との関係を示すグラフ。 第1Ni膜の成膜速度とバッチ間の膜厚ばらつきとの関係を示すグラフ。 累積膜厚と側面膜厚との関係を示すグラフと、側面カバレジについて説明する模式図。 Pt膜の膜厚と、Au膜の側面膜厚との関係について示したグラフ。 実施例及び比較例のそれぞれの動作例を示すグラフ。 実施例の実使用条件下における、経過時間とAl膜に生じるボイド占有率との関係を示すグラフ。 実施例の実使用条件下における、経過時間とAuAl層形成率との関係を示すグラフ。
以下、本発明の実施形態として、本発明をLEDに適用する場合を例示する。ただし、本発明が適用可能な半導体発光素子は、LEDに限られない。例えばレーザダイオードなど、電極を介して供給される電力により発光する半導体発光素子の全般に対して、本発明を適用することが可能である。
<半導体発光素子>
最初に、本発明の実施形態に係る半導体発光素子及びその製造方法の一例について、図1〜図3を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の実施形態に係る半導体発光素子の製造方法の一例を示す断面図である。図1は、各種半導体層の積層方法(半導体積層構造の形成方法)について例示したものである。また、図2は、図1の後の工程を示したものであり、電極の成膜方法について例示したものである。また、図3は、図2の後の工程を示したものであり、保護膜の形成方法について例示したものである。
最初に、図1(a)に示すように、サファイアなどから成る基板10を用意する。そして、図1(b)に示すように、基板10の一方の主面(以下、表面とする)を凹凸状に加工する。例えば、このような凹凸状は、凹部(溝)を形成すべき部分を除いて基板10の表面上にレジストを形成し、ハロゲン系ガス(例えば、BCl、Cl及びArの混合ガス)を用いたICP(Inductively Coupled Plasma)等のエッチングを行うことで、形成することができる。
次に、図1(c)に示すように、凹凸状になった基板10の表面上に、n型のGaNから成るnクラッド層11、GaNから成る障壁層とInGa1−xN(0<x≦1)から成る井戸層とが交互に積層されるとともに最初及び最後の層が障壁層となる多重量子井戸構造を備えた発光層(活性層)12、p型のGaNから成るpクラッド層13を、この順番で積層する。
nクラッド層11、発光層12及びpクラッド層13は、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)などによって積層することができる。また、n型のGaNのドーパントとして、例えばSiを用いることができる。また、p型のGaNのドーパントとして、例えばMgを用いることができる。また、このpクラッド層13の積層後、p型ドーパンドを活性化するべくアニールを行ってもよい。また、nクラッド層11、発光層12及びpクラッド層13を構成するGaNやInGa1−xNに、Alなどの他の元素が含まれていてもよい。
次に、図1(d)に示すように、pクラッド層13上に、ITO(Indium Tin Oxide)から成る透明電極14を形成する。この透明電極14は、例えばスパッタなどによって形成することができる。
本例の半導体発光素子の製造方法では、後の工程でnクラッド層11に電極を形成するため、当該電極を形成する領域についてはnクラッド層11を露出させる必要がある。そこで、図1(e)に示すように、当該領域における透明電極14と、pクラッド層13と、発光層12と、nクラッド層11の一部と、を除去する。
例えば、透明電極14は、王水等によるエッチングによって除去することができる。さらに例えば、pクラッド層13、発光層12及びnクラッド層11は、ハロゲン系ガス(例えば、SiCl)を用いたICP等のエッチングによって除去することができる。ただし、これらのエッチングを行う場合、除去すべき部分を除いてレジストを形成する必要がある。なお、それぞれのエッチングで使用したそれぞれのレジストは、それぞれのエッチングの終了後に除去する。
次に、電極の成膜方法について説明する。なお、以下では説明の簡略化のため、p電極の成膜方法についてのみ例示するが、n電極の成膜方法についても同様である。ただし、p電極は透明電極14の上面の一部に設けられ、n電極は上述のエッチングによって露出させたnクラッド層11の上面の一部に設けられる。
まず、図2(a)に示すように、透明電極14の上面に、オーバーハング形状のレジストRを形成する。なお、図2(a)では図示していないが、上述のエッチングによって露出させたnクラッド層11の上面にも、同様にオーバーハング形状のレジストRを形成する。
オーバーハング形状のレジストRの形成方法として、周知のどのような形成方法を用いてもよい。例えば、開口部の壁面が垂直である通常のレジストを形成した後に、透明電極14の上面側やnクラッド層11の上面側を選択的に収縮または溶解させることで、オーバーハング形状のレジストRを形成してもよい。また例えば、開口部のないレジストを形成した後に、オーバーハング形状となるように選択的に溶解させることで、オーバーハング形状のレジストRを形成してもよい。なお、図2(a)に示すように、レジストRの開口部ROの周辺を凹状にすると、例えば電極の材料を開口部RO内へ効率良く導入することができるため、好ましい。
次に、図2(b)に示すように、レジストRを形成した透明電極14の上面とnクラッド層11の上面に対して、電極を構成する各種の膜を蒸着等によって順次成膜する。具体的には、最初にNiから成る第1Ni膜2a(接触膜)を成膜し、その次にAlから成るAl膜2b(反射膜)を成膜し、その次にNiから成る第2Ni膜2cを成膜し、その次にPtから成るPt膜2d(バリア膜)を成膜し、その次にAuから成るAu膜2e(パッド膜)を成膜し、その次にNiから成る第3Ni膜2fを成膜する。
各膜2a〜2fは、レジストRの上面に成膜されるとともに、レジストRの開口部ROから各膜2a〜2fを成す材料が進入することで、透明電極14の上面とnクラッド層11の上面とのそれぞれにも成膜される。特に、透明電極14の上面とnクラッド層11の上面とのそれぞれにおいて、透明電極14の上面及びnクラッド層11の上面から上方に向かって、第1Ni膜2a、Al膜2b、第2Ni膜2c、Pt膜2d、Au膜2e、第3Ni膜2fの順番で、各膜2a〜2fが成膜される。なお、各膜2a〜2fは、連続成膜によって成膜すると、迅速かつ容易に成膜することが可能になるため、好ましい。
透明電極14の上面とnクラッド層11の上面とのそれぞれにおいて、Pt膜2dは、第2Ni膜2cの上面に形成されるとともに、Al膜2bの側面にも形成される。一方、Au膜2eは、Pt膜2dの上面のみに形成される。なお、Pt膜2dの一部が、Al膜2bの側面だけでなく、第1Ni膜2aや第2Ni膜2cの側面に形成されるようにしてもよい。
上記のような膜が形成され得る条件の詳細については後述するが、例えば各膜2a〜2fの膜厚を、第1Ni膜2aが4nm、Al膜2bが50nm、第2Ni膜2cが40nm、Pt膜2dが250nm、Au膜2eが700nm、第3Ni膜2fが20nmになるようにすると、好ましい。
第1Ni膜2aは、透明電極14及びnクラッド層11のそれぞれとオーミック接触する。また、Al膜2bは、発光層12が出射する光の少なくとも一部を反射する。また、第2Ni膜2cは、Al膜2b及びPt膜2dを強固に結びつける。また、Pt膜2dは、Al膜2bとAu膜2eとの離間距離を確保して、Al及びAuの相互拡散を防止する。また、Au膜2e及び第3Ni膜2fは、電力を供給する外部の電源装置と電気的に接続するためのワイヤ等と、電気的及び機械的に接続する。
そして、図2(c)に示すように、各膜2a〜2fが上面に形成されたレジストRを、ウエットエッチング等で除去する(リフトオフする)。なお、透明電極14の上面とnクラッド層11の上面とのそれぞれに対して、同時に各膜2a〜2fを成膜する方法を例に挙げて説明したが、これらを別々に成膜することも可能である。また、必要に応じて、レジストRの除去後に熱処理を行ってもよい。
次に、図3に示すように、透明電極14の上面と、nクラッド層11の上面と、各膜2a〜2fの側面及び上面の一部と、のそれぞれに対して、SiOから成る保護膜30を形成する。保護膜30は、例えばプラズマCVD等によりSiOを全面的に形成した後、各膜2a〜2fの頂面の一部(ワイヤ等がボンディングされる部分)を除いてレジストを形成し、フッ酸等のエッチャントを用いて当該部分のSiOを除去することで、形成される。さらにこのとき、第3Ni膜2fについてもエッチングを行い、下地のAu膜2eを露出させる。これにより、透明電極14の上面にn電極21が形成され、nクラッド層11の上面にp電極22が形成される。なお、エッチングで使用したレジストは、エッチングの終了後に除去する。
以上の工程によって、半導体発光素子1が形成される。ただし、この段階ではウエハの状態(基板10及びnクラッド層11が共通となり、複数の半導体発光素子1が一体となっている状態)であるため、必要に応じてチップへの分割を行う。この分割は、半導体発光素子1を単位として行われ、1つのチップには少なくとも1つの半導体発光素子1が含まれる。
この分割工程では、まず、nクラッド層11に対して分割溝を形成する。この分割溝は、例えば分割溝を形成すべき部分を除いてレジストを形成し、ハロゲン系ガス(例えば、SiCl)を用いたICP等のエッチングを行うことで、形成することができる。なお、エッチングで使用したレジストは、エッチングの終了後に除去する。
次に、基板10の凹凸が形成されていない方の面(以下、裏面とする)を、研磨等によって薄くする。そして、当該基板10の裏面に対して、レーザスクライブ等によってスクライブ溝を形成する。このとき、基板10におけるスクライブ溝を、nクラッド層11における分割溝と対向する位置に形成する。そして、例えば基板10の裏面側に形成されたスクライブ溝に刃を押し当てることで、スクライブ溝と分割溝との間が割れ、ウエハが分割される。
上記の分割によって生成される、チップ化された半導体発光素子1(以下、チップとする)は、例えばワイヤボンディング実装により実装される。この場合、発光層12が出射する光は、チップの上面や側面から外部に取り出される。
発光層12が出射する光は、そのまま外部に取り出されるものもあるが、p電極21及びn電極22に入射するものもある。しかし、p電極21及びn電極22に入射する光は、p電極21及びn電極22中のAl膜2bで反射され、さらに凹凸状の基板10の表面で反射されることで、チップの上面や側面から外部に取り出され得る。そのため、効率よくチップから光を出射することが可能になる。
以上のように、本実施形態の半導体発光素子1及び電極成膜方法によれば、Pt膜2dによってAl膜2bの側面が覆われるとともに、Au膜2eがAl膜2bの側方に形成されない構造になる。そのため、Al膜2bの腐食を抑制するとともに、Al膜2bを成すAlとAu膜2eを成すAuとが相互拡散してAuAl層が形成されることを抑制することが可能になる。また、Al膜2bの側方にAu膜2eが存在しない構造の電極21,22を、1つのレジストRを用いて容易に成膜することが可能になる。したがって、電極21,22の劣化を抑制するとともに、当該電極21,22を簡易的な方法で成膜することが可能になる。
<電極を成す各膜の好適な条件>
次に、電極21,22を成す各膜2a〜2fの好適な条件について、図面を参照して説明する。
最初に、十分な反射率を確保するためのAl膜2bの膜厚条件について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、Al膜の膜厚を種々の大きさにした場合における、光の波長と反射率との関係を示すグラフである。図5は、光の波長が450nmの場合における、Al膜の膜厚と反射率との関係を示すグラフである。なお、図4のグラフにおいて、縦軸は反射率(%)であり、横軸は光の波長(nm)である。また、図5のグラフにおいて、縦軸は反射率(%)であり、横軸はAl膜2bの膜厚(nm)である。
図4に示すように、およそ上述の半導体発光素子1が出射し得る光の波長域において、Al膜2bの膜厚を小さくすると、反射率が低下する。特に、図5に示すように、Al膜2bの膜厚を40nmよりも小さくすると、反射率が急峻に低下する。一方、Al膜2bの膜厚を40nm以上にすると、反射率が安定して高くなる。したがって、Al膜2bの膜厚は、製造ばらつきも含めて40nm以上にすると、好ましい。
次に、電極21,22の劣化を抑制するためのAl膜2bの膜厚条件について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、Al膜の膜厚とAl膜に生じるボイド占有率との関係を示すグラフである。図7は、Al膜の膜厚とAuAl層形成率との関係を示すグラフである。なお、図6のグラフにおいて、縦軸はAl膜2bの単位長さ当たりに生じるボイド占有率(%)であり、横軸はAl膜2bの膜厚(nm)である。また、図7のグラフにおいて、縦軸はAl膜2bの単位長さ当たりに生じるAuAl層の形成率(%)であり、横軸はAl膜2bの膜厚(nm)である。
本願の発明者は、LEDの保証温度(140〜150℃)よりも高い種々の温度(250〜450℃)で、電極21,22を種々の時間加熱して得られたそれぞれの試料に対して、断面SEM(Scanning Electron Microscope)観察を行い、Al膜2bの単位長さ当たりに占めるボイドの長さであるボイド占有率を求めた。そして、この観察結果から、Al膜2bの膜厚が大きいほど、加熱温度が高いほど、ボイド占有率が大きくなるという知見を得た。
特に、本願の発明者は、この観察結果のアーレニウスプロットから、Al膜2bの膜厚と、ボイド成長の活性化エネルギーとの関係を求めた。その結果、膜厚50nmにおける活性化エネルギーが0.41eV、膜厚75nmにおける活性化エネルギーが0.32eV、膜厚100nmにおける活性化エネルギーが0.25eVとなった。即ち、Al膜2bの膜厚を小さくするほど、ボイド成長の活性化エネルギーが大きくなり、ボイドが形成されにくくなることが見出された。
上記結果より、ボイド占有率をモデル化したものを、下記式(1)に示す。下記式(1)中、Sがボイド占有率、Sが初期ボイド占有率、Cが定数、Eaがボイド成長の活性化エネルギー、kがボルツマン定数、Tが絶対温度、tが加熱時間を示している。
S=S+C・EXP(−Ea/kT)・ln(t) ・・・(1)
図6は、上記式(1)を、LEDの実使用条件に当てはめて得られたグラフである。具体的には、上記式(1)中の絶対温度Tを418K(145℃)とし、加熱時間tを10万時間として、Al膜2bの種々の膜厚におけるボイド占有率Sを求め、グラフ化したものである。
図6に示すように、Al膜2bの膜厚を大きくし過ぎると、Al膜2b中のボイド占有率が大きくなる。特に、Al膜2bの膜厚を70nmよりも大きくすると、Al膜2b中のボイド占有率が急峻に増大する。一方、Al膜2bの膜厚を70nm以下にすると、ボイド占有率が安定して低くなる。したがって、ボイドの発生を好適に抑制する観点から、Al膜2bの膜厚を70nm以下にすると、好ましい。
同様に、本願の発明者は、LEDの保証温度(140〜150℃)よりも高い種々の温度(250〜450℃)で、電極21,22を種々の時間加熱して得られたそれぞれの試料に対して、断面SEM観察を行い、Al膜2bの単位長さ当たりに占めるAuAl層の長さであるAuAl層形成率を求めた。そして、この観察結果から、Al膜2bの膜厚が大きいほど、加熱温度が高いほど、AuAl層形成率が大きくなるという知見を得た。
特に、本願の発明者は、この観察結果のアーレニウスプロットから、Al膜2bの膜厚と、AuAl層成長の活性化エネルギーとの関係を求めた。その結果、膜厚50nmにおける活性化エネルギーが1.45eV、膜厚100nmにおける活性化エネルギーが1.22eV、膜厚200nmにおける活性化エネルギーが0.97eVとなった。即ち、Al膜2bの膜厚を小さくするほど、AuAl層成長の活性化エネルギーが大きくなり、AuAl層が形成されにくくなる(Au及びAlの相互拡散が抑制される)ことが見出された。
上記結果より、AuAl層形成率をモデル化したものを、下記式(2)に示す。下記式(2)中、XがAuAl層形成率、Cが定数、EaがAuAl層成長の活性化エネルギー、kがボルツマン定数、Tが絶対温度、tが加熱時間を示している。
X=C・EXP(−Ea/kT)・ln(t) ・・・(2)
図7は、上記式(2)を、LEDの実使用条件に当てはめて得られたグラフである。具体的には、上記式(2)中の絶対温度Tを418K(145℃)とし、加熱時間tを10万時間として、Al膜2bの種々の膜厚におけるAuAl層形成率Xを求め、グラフ化したものである。
図7に示すように、Al膜2bの膜厚を大きくし過ぎると、AuAl層形成率が大きくなる。特に、Al膜2bの膜厚を150nmよりも大きくすると、AuAl層形成率が急峻に増大する。一方、Al膜2bの膜厚を150nm以下にすると、AuAl層形成率が安定して低くなる。したがって、AuAl層の形成(Au及びAlの相互拡散)を好適に抑制する観点から、Al膜2bの膜厚を150nm以下にすると、好ましい。
このように、Al膜2bの膜厚を、40nm以上かつ70nm以下にすることで、十分な反射率を確保するとともに、Al膜2b中にボイドが発生することを抑制したり、Al及びAuが相互拡散してAuAl層が形成されることを抑制したりすることが可能になる。
次に、第1Ni膜2aの膜厚条件について、図8を参照して説明する。図8は、光の波長が450nmの場合における、第1Ni膜の膜厚と反射率との関係を示すグラフである。なお、図8のグラフにおいて、縦軸は反射率(%)であり、横軸は第1Ni膜2aの膜厚(nm)である。
図8に示すように、第1Ni膜2aの膜厚を大きくすると、反射率が低下する。特に、第1Ni膜2aの膜厚を4nmよりも大きくすると、反射率が急峻に低下する。一方、第1Ni膜2aの膜厚を4nm以下にすると、反射率が安定して高くなる。したがって、第1Ni膜2aの膜厚は、4nm以下にすると、好ましい。
このように、第1Ni膜2aの膜厚を4nmに以下にすることで、第1Ni膜2aを設けることによって光の反射率が低下することを、好適に抑制することができる。
さらに、第1Ni膜2aの膜厚条件について、図9を参照して説明する。図9は、第1Ni膜の膜厚と電極のピール強度との関係を示すグラフである。なお、図9のグラフにおいて、縦軸は電極21,22のピール強度(gF:グラム重)であり、横軸は第1Ni膜2aの膜厚(nm)である。ここで、ピール強度とは、対象物(本例では電極21,22)を接着された面から引き剥がすために必要な力である。また、図9では、電極21,22のピール強度の単位をgF(グラム重)としているが、1gF≒9.8×10−3Nである。
図9に示すように、第1Ni膜2aの膜厚を2nmよりも小さくすると、電極21,22のピール強度が急峻に減少する。一方、第1Ni膜2aの膜厚を2nm以上にすると、電極21,22のピール強度が安定して高くなる。したがって、第1Ni膜2aの膜厚は、2nm以上にすると、好ましい。
このように、第1Ni膜2aの膜厚を2nm以上にすることで、電極21,22のピール強度を増大させることができるため、電極21,22の一部または全部の剥がれを防止することが可能になる。したがって、半導体発光素子1の歩留まりを高くするとともに、半導体発光素子1の使用時における不具合の発生を抑制することが可能になる。
次に、第1Ni膜2aの成膜条件について、図10を参照して説明する。図10は、第1Ni膜の成膜速度とバッチ間の膜厚ばらつきとの関係を示すグラフである。なお、図10のグラフにおいて、縦軸は第1Ni膜2aのバッチ間の膜厚ばらつきを3σ(nm)で表現したものであり、横軸は第1Ni膜2aの成膜速度(nm/sec)である。ここで、3σとは、標準偏差の3倍であって、平均値±3σの範囲内にほぼ全てのデータ(膜厚)が属する(ばらつきが正規分布である場合、99.7%のデータ(膜厚)がこの範囲内に属する)ものである。したがって、3σが小さいほど、データ(膜厚)の全体的なばらつきが小さいものとなり、データ(膜厚)が所定の値の付近でまとまっていることになる。
図10に示すように、第1Ni膜2aの成膜速度を0.05nm/secよりも大きくすると、バッチ間の膜厚ばらつき3σが急峻に増大する。一方、第1Ni膜2aの成膜速度を0.05nm/sec以下にすると、バッチ間の膜厚ばらつき3σが安定して小さくなる(図10の例では、略0になる)。したがって、第1Ni膜2aの成膜速度は、0.05nm/sec以下にすると、好ましい。なお、第1Ni膜2aの成膜速度は、当然に0nm/secよりも大きいものである。
このように、第1Ni膜2aの成膜速度を0.05nm/sec以下にすることで、膜厚のばらつきを小さくすることができるため、設計通りの半導体発光素子1を再現性良く得ることが可能になる。さらに、第1Ni膜2aの膜厚を均一化することができるため、第1Ni膜2aの密着性を高めることが可能となる。したがって、電極21,22の剥がれを防止するとともに、接触抵抗を低減することが可能になる。
次に、Pt膜2dの膜厚条件について、図11及び図12を参照して説明する。なお、以下では説明の便宜上、上面方向の膜厚についてはこれまで通り「膜厚」と称するが、側面方向の膜厚(特に、Al膜2bの側面方向における膜厚)については「側面膜厚」と称して区別する。
図11(a)は、第1Ni膜2a、Al膜2b、第2Ni膜2c、Pt膜2d、Au膜2eを順に成膜(連続成膜)する時における、膜厚の累積値(累積膜厚)と側面膜厚との関係を示すグラフであり、図11(b)は、側面カバレジについて説明する模式図である。なお、図11(a)の実線のグラフにおいて、縦軸はPt膜2d及びAu膜2eの側面膜厚(nm)であり、横軸は累積膜厚(nm)である。また、図11(a)の一点鎖線のグラフにおいて、縦軸はPt膜2d及びAu膜2eの側面カバレジ(%)であり、横軸は累積膜厚(nm)である。また、図11(a)に示すグラフは、第1Ni膜2aの膜厚が4nm、Al膜2bの膜厚が50nm、第2Ni膜2cの膜厚が40nmである場合について例示したものである。
また、図12は、Pt膜の膜厚と、Au膜の側面膜厚との関係について示したグラフである。なお、図12のグラフにおいて、縦軸はAu膜2eの側面膜厚であり、横軸はPt膜2dの膜厚である。
図11(a)の実線のグラフに示すように、Al膜2bの側面に成膜されるPt膜2dの側面膜厚は、膜厚が200nmになるまでは増加するが、膜厚が200nm以上になると側面膜厚が20nm以上の値で一定となる。即ち、Pt膜2dの膜厚が200nm以上になると、それ以降はAl膜2bの側面にPt膜2d及びAu膜2eは形成されず、上方向にのみPt膜2d及びAu膜2eが形成されることになる。
同様のことについて、側面カバレジに基づいて説明する。なお、側面カバレジとは、図11(b)に示すように、側面膜厚の成膜速度(増加量)TLを膜厚の成膜速度(増加量)Tで除した値(TL/T)である。
図11(a)の一点鎖線のグラフに示すように、Pt膜2d及びAu膜2eの成膜が進み全体の膜厚の増加するにつれ、Pt膜2dの成膜開始時には15%以上あった側面カバレジは、次第に低下していく。即ち、Pt膜2dの膜厚が増加するほど、Al膜2bの側面に、Pt膜2d及びAu膜2eが形成されにくくなる。そして、Pt膜2dの膜厚が200nm以上になると、側面カバレジは0%になる。即ち、Pt膜2dの膜厚が200nm以上になると、Al膜2bの側面に、Pt膜2d及びAu膜2eが形成されなくなる。
また、図12に示すように、Pt膜2dの膜厚が200nmよりも小さくなるように設定すると、Au膜2eの側面膜厚が0nmよりも大きくなる(Al膜2bの側面方向にAu膜2eが形成される)。一方、Pt膜2dの膜厚が200nm以上になるように設定すると、Au膜2eの側面膜厚が0nmになる(Al膜2bの側面方向にAu膜2eが形成されなくなる)。
したがって、この特性を利用して、Pt膜2dの膜厚が200nm以上になるように設定することにより、Au膜2eの成膜段階においてAl膜2bの側方にAu膜2eが形成されることを防止することが可能になる。
一方、Pt膜2dの膜厚は、製品毎のばらつき等を考慮して、上述した下限値である200nm以上に設定すると、好ましい。ただし、Pt膜2dの膜厚を過度に大きくすると、必要となる原料の量が大きくなったり、製造工程にかかる時間が長くなったりするため、好ましくない。そこで、Pt膜2dの膜厚は、例えば300nm以下にすると、好ましい。具体的に例えば、製品毎のばらつきが±50nm程度であると仮定する場合、Pt膜2dを250nmに設定すると、好ましい。
このように、Pt膜2dの膜厚を、200nm以上かつ300nm以下にすると、好ましい。この場合、Al膜2bの側方にAu膜2eが存在しない構造の電極21,22を、確実性高く得ることができる。また、Al膜2bの側面に対して、電極21,22の劣化を好適に抑制可能となる十分な側面膜厚(20nm以上)のPt膜2dを、成膜することが可能になる。さらに、無用にPt膜2dを厚く成膜することを、抑制することが可能になる。
次に、上記の条件を満たす半導体発光素子1(以下、実施例とする)の動作例と、上記の条件を満たさず反射膜を備えない半導体発光素子(以下、比較例とする)の動作例と、のそれぞれについて図13を参照して説明する。図13は、実施例及び比較例のそれぞれの動作例を示すグラフである。
図13のグラフは、半導体発光素子に対して所定の電流(例えば、85mA)を供給し、出射される光を積分球により集光して計測した結果を、波長毎の光出力として表したものである。なお、図13では、実施例の動作結果を図中の◆で示し、比較例の動作結果を図中の□で示している。なお、図12のグラフの縦軸は光出力(mW)であり、横軸は波長(nm)である。
図13に示すように、発光波長の全体において、実施例が出射する光の光出力が、比較例が出射する光の光出力よりも大きくなる(本例の場合、3.8mW程度、割合では4%程度)。即ち、実施例の方が、比較例よりも効率よく光を出射することが可能である。
また、実施例に対して、高温高湿バイアス試験(温度:85℃、湿度:85%、逆バイアス:−5V、駆動時間:1000時間)を行ったが、駆動電圧特性、光出力特性、耐圧特性について問題がないことを確認するとともに、腐食についても問題がない事を確認することができた。
また、実使用条件下(温度:145℃)における、実施例のボイド発生率とAuAl層形成率とについて、図14及び図15を参照して説明する。図14は、実施例の実使用条件下における、経過時間とAl膜に生じるボイド占有率との関係を示すグラフである。また、図15は、実施例の実使用条件下における、経過時間とAuAl層形成率との関係を示すグラフである。なお、図14のグラフは、Al膜2bの膜厚を70nmとした場合に上記式(1)から得られるものであり、図15のグラフは、Al膜2bの膜厚を70nmとした場合に上記式(2)から得られるものである。また、図14のグラフにおいて、縦軸はAl膜2bの単位長さ当たりに生じるボイド占有率(%)であり、横軸は実使用条件下での経過時間(h)である。また、図15のグラフにおいて、縦軸はAl膜2bの単位長さ当たりに生じるAuAl層の形成率(%)であり、横軸は実使用条件下での経過時間(h)である。
図14に示すように、10万時間経過後のボイド発生率は、1.8%である。一方、図15に示すように、10万時間経過後のAuAl層形成率は、8×10−5%である。いずれの値も、半導体発光素子の信頼性上、問題のないレベルとなっている。
<変形等>
上述した半導体発光素子1の構成は一例に過ぎず、適宜変更してもよい。例えば、半導体積層構造11〜14については、周知のどのような構造を採用してもよい。ただし、半導体発光素子が、発光層と、当該発光層に電力を供給するための電極と、を備えた構造であると、好ましい。
また、上述したp電極21及びn電極22の構成は一例に過ぎず、発光層12が出射する光の少なくとも一部を反射する反射膜と、パッド膜と、反射膜及びパッド膜の反応を抑制するバリア膜と、を備える限り、どのような構成にしてもよい。
また、上述の例では、p電極21及びn電極22を構成するそれぞれの膜2a〜2fが、1種類の金属から成る場合について例示したが、これらの少なくとも1つが複数種類の金属を含むものであってもよい。また、p電極21及びn電極22を構成するそれぞれの膜2a〜2fの一部または全部が、上述の例とは異なるものであってもよい。
例えば、バリア膜がPtから成る場合について例示したが、バリア膜がこれ以外の材料から成るものであってもよい。ただし、電極21,22の劣化を好適に抑制する観点から、少なくとも反射膜を成す材料(Al)及びパッド膜を成す材料(Au)よりも融点が高い高融点金属から成る(例えば、Pt、Mo及びWの少なくとも1つを含む)と、好ましい。
本発明に係る半導体発光素子及び電極成膜方法は、照明装置等に搭載されるLED等に、好適に利用され得る。
1 : 半導体発光素子
10 : 基板
11 : nクラッド層
12 : 発光層
13 : pクラッド層
14 : 透明電極
21 : p電極
22 : n電極
2a : 第1Ni膜(接触膜)
2b : Al膜(反射膜)
2c : 第2Ni膜
2d : Pt膜(バリア膜)
2e : Au膜(パッド膜)
2f : 第3Ni膜
30 : 保護膜
R : レジスト
RO : 開口部

Claims (11)

  1. 電力を供給することで発光する発光層を有した半導体積層構造と、
    前記半導体積層構造上に形成される電極と、を備え、
    前記電極は、
    前記発光層が出射する光を反射する、Alから成る反射膜と、
    前記反射膜の上方及び側面に形成されるPtから成るバリア膜と、
    前記バリア膜の上面のみに形成される、Auから成るパッド膜と、
    前記反射膜と前記バリア膜との間に形成されるNiから成る膜と、を備え、
    前記バリア膜は、前記反射膜の上方における膜厚が200nm以上であって、前記反射膜の側面に形成される膜厚が20nm以上であることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記反射膜の膜厚が、40nm以上かつ70nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記バリア膜の膜厚が、300nm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発光素子。
  4. 前記電極が、
    前記半導体積層構造の上面に接触する接触膜を、さらに備え、
    前記反射膜が、前記接触膜の上面に形成されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
  5. 前記接触膜がNiから成り、その膜厚が4nm以下であることを特徴とする請求項に記載の半導体発光素子。
  6. 前記接触膜がNiから成り、その膜厚が2nm以上であることを特徴とする請求項またはに記載の半導体発光素子
  7. 前記電極が、
    前記パッド膜の上面に形成されるNiから成る膜を、さらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体発光素子。
  8. 電力を供給することで発光する発光層を有した半導体積層構造上に、オーバーハング形状のレジストを形成するレジスト形成工程と、
    前記レジストが形成された面上に反射膜を形成する反射膜形成工程と、
    前記反射膜形成工程よりも後にバリア膜を形成するバリア膜形成工程と、
    前記バリア膜形成工程よりも後にパッド膜を形成するパッド膜形成工程と、
    前記パッド膜形成工程よりも後に前記レジストを除去するリフトオフ工程と、を備え、
    下地となる膜の側面における成膜速度を、当該下地となる膜の上面における成膜速度で除した値である側面カバレジが、
    前記バリア膜形成工程の開始時点で15%以上になり、前記バリア膜形成工程の終了時点及び前記パッド膜形成工程で0%になることを特徴とする電極成膜方法。
  9. 前記反射膜形成工程、前記バリア膜形成工程及び前記パッド膜形成工程が、連続成膜によって前記反射膜、前記バリア膜及び前記パッド膜を形成するものであることを特徴とする請求項に記載の電極成膜方法。
  10. 前記バリア膜形成工程の終了時点における前記バリア膜の膜厚が、200nm以上であることを特徴とする請求項またはに記載の電極成膜方法。
  11. 前記レジスト形成工程と前記反射膜形成工程との間に、前記半導体積層構造の上面に接触する接触膜を形成する接触膜形成工程をさらに備え、
    前記接触膜形成工程における前記接触膜の成膜速度が、0nm/secよりも大きく0.05nm/sec以下であることを特徴とする請求項10のいずれか1項に記載の電極成膜方法。
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