JP5634201B2 - 画像形成装置及びステープラ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば画像が形成された記録材を任意のタイミングでステープル処理可能なステープラを搭載した画像記録装置、及び、そのステープラへの電力制御方法に関するものである。
プリンタや複写機等の画像形成装置において、印刷した複数枚の記録材の束の端部に針を打つ処理(ステープル処理ともよばれる)を行うステープラを備えている装置が知られている。また、ステープラを画像形成装置に接続されるオプション装置として別途用意して、ユーザーが任意のタイミングで複数枚の記録材にステープル処理を実行可能な装置が知られている。これらのステープラに電力を供給する電源として、例えば、専用のアダプタを設けて商用AC電圧をDC電圧に変換して供給するものや、画像形成装置に搭載した電源を共用して、その電源からDC電圧を生成して供給するものがある。
前者の場合は、ステープラ専用の電源を設けるためステープラで必要な電力を供給する電源仕様であればよく、設計が容易である。しかし、画像形成装置の電源とは別の電源を設けることになり装置のコスト高、もしくは、装置の電源サイズが大きくなり、低コスト化や小型化の妨げの要因の一つになる。これに対して、後者の場合は、画像形成装置の電源とステープラの電源を共有するので、前者と比べて装置の低コスト化や小型化が実現しやすい。しかし、後者の場合は、ステープル処理が任意のタイミングで実行されると、画像形成装置における画像形成動作のタイミングと重ならないように制御する等、電源の供給タイミング制御が必要になる。
また、ステープラは、針を打つための機構部を動作するための駆動部として直流モータを使用している。直流モータを回転駆動することによって機構部のカムやギヤに駆動力を付与してステープル処理を実行する。このようなステープラでは、例えば、過電流状態のような異常状態が発生した場合に、電源回路や機構部の破損を防止するため、また、消費電力の低減のために、直流モータに流れる電流を一定値以下に制限する回路やステープラに流れる電流を遮断する電流遮断回路が設けられている。例えば、特許文献1には、画像形成装置の電源を共有する構成で、ステープラと電源の間に電流制限回路を接続した構成が提案されている。この電源では、電流制限回路によって突入電流等の過電流を抑制して負荷変動に柔軟に対応できる構成となっている。
特開2008−9112号公報
上記した後者の構成、つまり、画像形成装置の電源をステープラと共用する構成においては、ステープラが動作するタイミングが予めわかっていれば、その動作を制限したり停止したりすることは容易である。しかし、任意のタイミングでユーザーによりステープル処理が実行されると、画像形成動作と重ならないようにする工夫が必要となる。対策としては以下の方法が考えられる。
(1)ステープル処理と画像形成動作が同時に実行されないように実行タイミングを別々にする。
(2)画像形成動作中の一部の期間(負荷が大きくなる期間)にステープル動作を禁止する期間を設けて電源容量を超えないようにする。
ここで、(1)の方法では任意のタイミングでステープル処理が指示されても、そのタイミングではステープル処理するための電流が不足する場合があり、ステープル処理が待たされることがある。これでは、ステープル処理時の生産性が低下する可能性がある。また、(2)の方法では、ステープル処理の途中で動作が禁止される可能性があり、例えば、針打ちの途中で動作が停止すると針が詰まる(針ジャムの発生ともいう)ことが懸念される。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ステープラが接続された装置において、安価で小型の電源で、かつ、任意に実行されるステープル処理の生産性の低下を軽減することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、記録材にステープル処理を実行するステープラが接続可能な画像形成装置において、前記ステープラが接続された状態で、前記画像形成装置と前記ステープラに電流を供給する電源と、前記電源から前記画像形成装置に供給される電流値が最大となる第1の期間と、前記第1の期間の直前の第2の期間において、前記ステープラによるステープル処理の開始を禁止する制御手段と、を有し、前記第2の期間よりも前に前記ステープル処理を開始して、前記ステープル処理が実行される期間と前記第1の期間が一部重なる期間において、前記電源から前記画像形成装置に供給される電流値と前記電源から前記ステープラに供給される電流値の和が、前記電源から供給されるリミット電流値以下となるように、前記制御手段は前記第2の期間を設定することを特徴とする。
また、本発明のステープラは、記録材に画像を形成する画像形成装置に接続可能であって前記画像形成装置に接続された状態で、前記画像形成装置に設けられた電源から電流が供給されることにより、記録材にステープル処理を実行するステープラにおいて、前記電源から前記画像形成装置に供給される電流値が最大となる第1の期間と、前記第1の期間の直前の第2の期間において、前記ステープラによるステープル処理の開始を禁止する制御手段を有し、前記第2の期間よりも前に前記ステープル処理を開始して、前記ステープル処理が実行される期間と前記第1の期間が一部重なる期間において、前記電源から前記画像形成装置に供給される電流値と前記電源から前記ステープラに供給される電流値の和が、前記電源から供給されるリミット電流値以下となるように、前記制御手段は、前記第2の期間を設定することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、ステープラが接続された装置において、安価で小型の電源で、かつ、任意に実行されるステープル処理の生産性の低下を軽減することができる。
画像形成装置の全体構成を示す図である。 ステープラの構成を示す図である。 実施例1に係る電源及びステープラを含む装置のブロック図である。 実施例1に係る電源及びステープラを含む装置の回路図である。 プリント処理の開始から終了迄にステープラ以外の負荷へ供給される電流値を示す模式図である。 ステープラへの電流と電源からの出力電流等を示すタイミングチャートである。 実施例1に係るステープラへの電流及び電源からの出力電流等を示すタイミングチャートである。 実施例2に係る電源及びステープラを含む装置のブロック図である。 実施例2に係るステープラへの電流、電源からお出力電流などを示すタイミングチャートである。 実施例3に係る電源及びステープラを含む装置のブロック図である。 実施例3に係るステープラへの電流、電源からの出力電流などを示すタイミングチャートである。 実施例4における電源及びステープラを含む装置のブロック図である。
次に、上述した課題を解決するための本発明の具体的な構成について、以下に実施例に基づき説明する。尚、以下に示す実施例は一例であって、この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1に、実施例1の画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタ1の構成を示す断面図を示す。図1のレーザビームプリンタは、装置の上部にステープラ2を接続して搭載しており、ステープラ2の電源はレーザビームプリンタの電源と共有する構成である。そして、ユーザーは任意のタイミングでステープラ2によって針打ち処理(以下、ステープル処理ともいう)を実行可能な構成である。
図1の1はレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)を示す。このプリンタは、インライン方式と呼ばれるもので、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを形成する画像形成部を並列して配置して、4色のトナー像を重ねあわせてフルカラー画像を出力できる構成である。そして、各色の画像形成部として、レーザスキャナ(11Y、11M、11C、11K)とカートリッジ(12Y、12M、12C、12K)が設けられている。カートリッジ(12Y、12M、12C、12K)は、図中の矢印方向に回転する感光ドラム(13Y、13M、13C、13K)と、夫々の感光ドラムの表面に残留するトナーを除去するクリーナ(14Y、14M、14C、14K)や、夫々の感光ドラムの表面を一様に帯電する帯電ローラ(15Y、15M、15C、15K)、夫々の感光ドラムにレーザスキャナによって形成された潜像をトナー像として現像する現像ローラ(16Y、16M、16C、16K)を有している。更に、夫々の感光体(13Y、13M、13C、13K)は中間転写ベルト17と接するように配置され、中間転写ベルト17を挟んで対向する夫々の感光ドラムに対向する位置に一次転写ローラ(18Y、18M、18C、18K)が設けられている。また、中間転写ベルト17上に残留したトナーを除去するクリーナ19(ブレードを中間転写ベルトに当接して掻き取る方式)が設けられている。クリーナ19で掻き取られたトナーは廃トナー容器20に収容される。また、記録材としての用紙Sを収納するカセット22には、収納される用紙Sの位置を規制するガイド23及び用紙Sの有無を検出する用紙有無センサ24が設けられている。用紙Sを画像形成部に向けて搬送する搬送路には、給紙ローラ25、分離ローラ対26、レジストレーションローラ対27が設けられている。また、レジストレーションローラ対27の搬送路における用紙Sの搬送方向の下流側の近傍にレジストレーションセンサ28が設けられている。そして、中間転写ベルト17と当接する二次転写ローラ29と二次転写ローラ29より用紙Sの搬送方向の下流側に定着器30が設けられている。カセット22から給紙ローラ25によって給紙された用紙Sは、レジストレーションローラで搬送タイミングが調整されて、中間転写ベルト17上の画像が二次転写ローラによって用紙Sに転写される。そして、用紙Sに転写された画像は定着器30によって加熱及び加圧されて用紙Sに定着される。その後、画像が形成された用紙Sは排紙されて排紙トレイ31に順次積載される。
また、画像が形成された用紙Sの束をステープル処理する後処理装置としてのステープラ2は、プリンタ本体1の上部に接続されている。本実施例で説明するステープラ2は、ユーザーがプリンタ本体1から排出されて排紙トレイに積載された用紙Sの束をそろえて、その束の端部を任意のタイミングでステープラ2に挿入してステープル処理可能な仕様となっている。
図2に、ステープラ2の構成を示す。画像形成装置1とステープラ2との間を電源ライン及び接地ライン(グランドラインともいう)で接続するコネクタ2r、モータ駆動回路2b、DCブラシモータ2c、モータ軸に取り付けられたギヤ2d、ギヤに取り付けられた凸部2e、ステープラ上部2gに固定されて凸部2eに噛み合うことによりギヤ2dの回転運動を上下運動に切替える切り替え部材2f、ステープラ2に固定されたステープラ底部2h、ステープラ上部に装填された針2iを備えている。更に、モータ駆動回路2bに信号を出力してDCブラシモータ2cの回転動作を制御するステープラコントローラ2x、用紙Sが空間2jに挿入されるとオンになるスイッチ2t、ギヤ2dの回転状態を検出する位置検出回路2yを備えている。
ステープラ2は、用紙Sが挿入されてスイッチ2tがオンになると、スイッチ2tからの立ち上がり信号をステープラコントローラ2xが取得して、立ち上がり信号に応じて一回、DCブラシモータ2cが駆動するようにモータ駆動回路2bに信号を送る。また、一回のDCブラシモータ2cの駆動が完了したことを検知するために、位置検出回路2yによりギヤ2dの回転位置を検出し、ギヤ2dが1回転し終わったらステープラコントローラ2xに信号を送信する。一回のステープル処理後に、ユーザーが用紙Sの束を抜いて、再度、用紙Sが挿入されると、再度、DCブラシモータ2cの動作を開始するようステープラコントローラ2xがモータ駆動回路を制御する。上記の制御により用紙Sが挿入されている間、連続してステープル処理を動作することを防止している。このステープラ2の動作に必要な電力は、プリンタ本体1に内蔵された電源から供給されるものとする。なお、位置検出回路2yとしては、切り替え部材2fの上下動作を検出するように構成することもできる。
図3は、本実施例のステープラ及び電源の関係を示す回路ブロック図である。図3において、3は電源であり、例えば、商用交流電源電圧(AC電圧ともいう)を一定のDC電圧に変換して出力する。4はプリンタの動作を制御するプリンタコントローラ(以降、本体コントローラ4という)であり、不図示のCPUやROM、RAMを搭載し、プリンタ本体1による画像形成の動作を制御する。5は、電源3からステープラ2に供給される電流を検出する電流検出回路である。7は制御回路であり、電流検出回路5からの電流検知信号Visns、または、本体コントローラ4からの禁止信号Vcontの状態に応じて、出力切替え回路6へのステープラ動作許可信号Vstpの状態を切り換える。出力切替え回路6は、制御回路7からのステープラ動作許可信号Vstpによりステープラ2への電流供給の許可/禁止を切り替える。
図4では、図3で示したブロック図中で、電流検出回路5と出力切替え回路6と制御回路7の回路構成例を具体的に示す。電流検出回路5は、電流検出抵抗5a、電流検出アンプ5bから構成される。電流検出アンプ5bは、オペアンプ5cやカレントミラー回路5dにより電流を検出して電圧として出力を得る回路である。具体的には、電流検出抵抗5aの両端の差動電圧をオペアンプ5cに取り込み、カレントミラー回路5dでレベルシフトと増幅を行って電流−電圧変換することで電流検知信号Visnsを出力する。
制御回路7はNOR回路7aで構成される。制御回路7は、電流検出回路5から入力される電流検知信号Visns、又は、本体コントローラ4から入力される禁止信号Vcontのどちらか一方がHighレベル(以降“H”レベルという)になれば、NOR回路7aの出力はLowレベル(以降、“L”レベルという)になる。出力切替え回路6はFET(Field effect transistor:電界効果トランジスタ)6aで構成され、制御回路7からの信号によりFET6aのゲート電圧が変化して、ステープラ2への供給電流が切り替えられる。FETとしてPチャンネル型のFETを用いる場合、ゲートが“L”レベルになることにより、ソース−ドレイン間に電流が流れ、電源からステープラ2に電流が供給されるようになる。
次に、図5に、プリンタ本体1が待機状態(画像形成の指示を待っている状態)から1枚の用紙に画像形成を実行する画像形成中における、プリンタ本体1(ステープラ2以外)の負荷に流れる電流値を模式的に表した図である。なお、本実施例では、電源3からの供給電流のリミット電流値を例えば14Aとしている。このリミット値は電源の仕様や地域、規制などに応じて適宜変更することができる。
まず、波形A1で示すように、画像形成が開始されると初期化シーケンスが開始され、負荷電流が急激に増加する。ここは、画像形成の準備段階として必要な感光ドラムの位相を合わせる動作や、定着器の温度調整等が実行される。この初期化シーケンスの終了後、画像データの入力に応じて画像形成動作が行われる。画像形成動作としてレーザスキャナを駆動するモータの回転動作、その他、搬送ローラを駆動するモータの駆動開始、定着器の温度調整が連続的に行われるため、負荷電流はさらに増加する。図5に示す途中のポイントP3からP4までがモータの駆動など一時的に負荷電流が増えて最大となる期間T1である。このポイントP3は、画像形成処理が開始されるポイントP1から期間T4経過後、もしくは、画像形成が開始されるポイントP2から期間T3経過後など、画像形成動作のために予め定められているシーケンスで決められている。期間T1における最大電流値は、本実施例では12Aである。その後、プリント動作がポイントP5で終了すると、プリンタは再び待機状態となる。すなわち、本実施例における画像形成動作中の負荷電流値は、リミット電流14Aに対して、最大負荷電流が12Aであり、マージン値(14A−12A)は2Aである。これに対して、ステープラ2で必要な電流値としては、最大3Aであるため、最大負荷電流12A+ステープラの最大電流値3A=15Aとなり、リミット電流14Aを超えてしまう。次に、リミット電流を超えないようにするための、本実施例の特徴的な動作について図6に基づいて説明する。なお、ステープラ2で必要な電流値の波形は三角波形の電流波形として説明する。
図6(a)及び(b)は、ステープラ2へ供給される電流Isの電流波形B2、ステープラ2以外の負荷に供給される電流Ie(図5で示した電流値Ie)の電流波形B1、電源3から出力される電流Ipの電流波形B3を模式的に示したタイミングチャートである。この図6では、図5において負荷電流が最大となる期間T1の領域のタイミングでユーザーがステープル処理を実行する場合について説明する。
ステープラ電流Isの電流波形B2は、DCブラシモータ2cが起動することにより急激に増加し、その最大値は3Aになる。DCブラシモータ2cが回転することで、針を用紙Sに打ち込む。その後、電流は徐々に減少し、略0AになりDCブラシモータ2cの回転を停止する時には、ステープル処理を終了する。電流波形B2は負荷すなわちステープル処理される用紙Sの厚みや硬さに大きく依存するため、それらの負荷が最も大きくなる場合を想定した値として電流波形をB2とする。図6(a)では、ステープラ以外の負荷電流Ieが10Aの時に、ユーザーがステープル処理を開始すると、ポイントP11でステープラ2のDCブラシモータ2cが駆動し始めてステープラ電流Isが急激に増加する。それに伴い、電源からの出力電流Ipも増加する。ポイントP12でステープラ以外の負荷電流Ieが12Aに増加すると電源からの出力電流Ipがリミット電流である14Aをオーバーして15Aとなってしまう。その後、ステープラ電流Isの電流波形に応じて電源からの出力電流Ipは変動し、期間T1経過後のポイントP13でステープラ以外の負荷電流Ieが10Aに低下する。その後、ステープル処理が終了する。図6(a)のように、ステープル以外の負荷電流が最大となるタイミング(12Aとなるタイミング)で、ユーザーがステープル処理をすると、出力電流Ipが電源容量を超えてしまう。これでは、電源からの出力が低下してステープル処理や画像形成動作が途中で停止する可能性がある。
一方、図6(b)は本実施例の動作を示している。図6(a)とは異なり、ステープラ以外の負荷電流Ieが10Aの時で、かつ、ステープラ以外の負荷電流Ieが最大値となるタイミングであるポイントP22よりも手前に期間T2を設定している。本実施例は、第1期間である期間T1とは別に、第1期間の直前に第2期間としての期間T2を設定する点が特徴である。図6(b)では期間T2より前のポイントP21でユーザーがステープル処理を開始する場合を例に説明する。ポイントP21でステープラ2のDCブラシモータ2cが駆動し始め、ステープラ電流Isが急激に増加する。それに伴い、電源からの出力電流Ipも増加する。波形B3(b)で示すように、ポイントP22でステープラ以外の負荷電流Ieが12Aに増加する前の期間T2の間に、ステープラ電流Isは最大値3Aとなる。ここで、ステープラ以外の負荷電流Ieとステープラ電流Isの総和である電源からの出力電流Ipは、ステープラ電流Isの電流波形B2が負荷によりどのような電流波形となっても電源容量としてのリミット電流を超えないように期間T2を設定する点が特徴である。なお、本実施例では14Aがリミット値である。
このように期間T2を設定することにより、期間T1+T2の期間にユーザーがステープル処理をする場合について、ステープル動作を禁止する。期間T1+T2に先んじたタイミングや期間T1の経過後にユーザーがステープル処理を開始する場合は、ステープル動作を許可する。これによりリミット電流値を超えないように制御することができる。次に、期間T1+T2より先のタイミングでステープル処理を開始し、ステープル処理が期間T1+T2の間で終わるとすぐにステープル処理を禁止する制御方法の一例について図7を用いてより具体的に説明する。
図7は、電流検出回路5から制御回路7に出力される電流検出信号Visnsを表すD1と、本体コントローラ4から制御回路7に出力される禁止信号Vcontを表すD2、制御回路7から出力切替え回路6に出力されるステープラ動作許可信号Vstpを表すD3、ステープラ以外の負荷に供給される電流Ieの電流波形D4、電源からステープラに流れる電流Isの電流波形D5、ステープラ以外の負荷電流Ieとステープラ電流Isの総和である、電源3から出力される出力電流Ipの電流波形D6を模式的に示したタイミングチャートである。
図7において、ステープラ動作許可信号Vstpが“L”レベルのときにステープル処理を許可し、“H”レベルのときにステープル処理を禁止する。また、電流検出信号Visnsは、ステープラ電流が流れているときに“H”レベルとなり、ステープラ電流が流れていないときに“L”レベルになる。本体コントローラ4からの禁止信号Vcontが“H”レベル、又は、ステープラ動作許可信号Vstpが“L”レベルのとき、ポイントP41でユーザーが用紙Sをステープラ2に挿入し、ステープル処理を開始する。ステープラ2のDCブラシモータ2cの駆動を開始し、電流Isが流れ始めると同時に、電流検出信号Visnsも“L”レベルから“H”レベルに切り替わる。まだステープラ電流Isが流れている期間のポイントP42で、設定した期間T2に入り、コントローラからの禁止信号Vcontが“H”レベルから“L”レベルになり、ステープラ処理の禁止指示となる。しかし、電流検出信号Visnsは“H”レベルのままなので、ステープラ動作許可信号Vstpも“L”レベルのままであり、ステープル処理は許可状態を維持する。また、ポイントP43でステープラ以外の負荷電流Ieが期間T1で増加して最大の電流値となっても、ステープル処理は継続される。ポイントP44でステープラ電流Isが0Aになり、電流検出信号Visnsが“H”レベルから“L”レベルに切り替わると、ステープラ動作許可信号Vstpが“L”レベルから“H”レベルになり、ステープル動作が禁止状態となる。その後、ポイントP45でステープラ以外の負荷電流Ieが低下するタイミングで、本体コントローラ4からの禁止信号Vcontが“H”レベルから“L”レベルに切り替わる。そのため、ステープラ動作許可信号Vstpが“H”レベルから“L”レベルに切り替わり、ステープル動作は許可状態となる。以上の流れが本実施例におけるステープル処理の開始から終了までの一連の動作である。図7で説明した一連のステープル処理において、電流波形D6で示されるとおり、電源からの出力電流Ipはリミット電流値14Aを超えることはない。
以上、説明したように本実施例によれば、ステープラ以外の負荷電流値が最大となるタイミングより前にステープル処理が開始される場合において、ステープル処理を許可/禁止するための期間を設定する。これによりステープル処理中にステープル処理を停止させてしまい、針の詰まりやステープラの誤動作の発生を防止することができる。
さらに、本実施例によれば、ステープル処理開始後すぐに、ステープル処理を禁止するため、電源容量が十分ない期間にステープル動作を開始することを防止することができる。また、ステープル処理におけるステープル動作の禁止期間を可能な限り短く設定することが可能であるため、生産性の低下や開始タイミングの遅れを軽減できるので、ユーザビリティが向上する効果もある。
なお、本実施例で説明した各種の電流値は一例であり、リミット電流値やステープル処理の最大の電流値等、装置の仕様に応じて適宜設定することが可能である。
また、本実施例で説明したステープラは、用紙が挿入されたことを検知して、一回、DCモータを駆動する制御を行うように制御するため、ステープラにコントローラを搭載する構成で説明した。しかし、ステープラにコントローラを搭載せずに用紙の検知に連動したメカ機構を設けてステープル処理を実行するようにしてもよい。
また、本実施例では、電流検出信号をデジタル信号として説明したが、アナログ信号を用いて検出しても良い。
次に、実施例2のステープラ及び電源の回路構成のブロック図を図8に示す。実施例1で説明した図2及び図3と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明は省略する。本実施例で、電源3からステープラ2に供給される電流Isを検出する電流検出回路5を設けず、ステープラ2に用紙Sが挿入されているか否かを常時検知する紙有無検知部2tを設けた構成が実施例1と異なる。本実施例では、紙有無検知部2tの検知結果に応じてステープラ動作の許可/禁止を制御する。紙有無検知部2tからステープラ2に搭載したステープラコントローラ2xに紙有無検知信号Vpsnsが送られる。ステープラコントローラ2xは、紙有無検知信号Vpsnsに応じて、モータ駆動回路2bを動作させためのモータ駆動信号Vmotを出力する。次に、図9のタイミングチャートを用いて、負荷電流が最大となる期間T1を含んだ領域にユーザーが用紙Sを2回に分けてステープル処理する場合のステープル動作について説明する。
図9では、紙有無検知部2tからステープラコントローラ2xに出力される紙有無検知信号Vpsnsを表すE1と、画像形成装置の本体コントローラ4からステープラコントローラ2xに出力される禁止信号Vcontを表すE2と、ステープラコントローラ2xからモータ駆動回路2bに出力されるモータ駆動信号Vmotを表すE3と、ステープラコントローラ2x内部のステープル禁止信号Vstep2を表すE4、ステープラ以外の負荷に供給される電流Ieの電流波形E5、電源からステープラに流れる電流Isの電流波形E6、電源3から出力される電源出力電流Ipの電流波形E7を模式的に示している。
紙有無検知信号Vpsnsは、記録材としての用紙Sが挿入されていれば“H”レベルとなり、用紙Sが挿入されていなければ“L”レベルになる。また、モータ駆動信号Vmotは、実施例1と同様の条件でステープラコントローラ2xから出力されるものである。
本体コントローラ4からの禁止信号Vcontが“H”レベル、モータ駆動信号Vmotは“L”レベルにあるとき、ポイントP51でユーザーが用紙Sをステープラ2に挿入し、紙有無検知信号が“L”レベルから“H”レベルに切り替わる。それと同時に、マイコン2xがモータ駆動信号Vmotを“H”レベルにし、モータ駆動回路2bがモータを駆動し、E5で示す波形のようにステープラ電流Isが流れはじめる。まだステープラ電流Isが流れ続けているポイントP52において、前述の期間T2に入り、コントローラからの禁止信号Vcontが“H”レベルから“L”レベルになり禁止状態となる。しかし、既にモータ駆動回路2bは動作しており、ステープル動作は停止しない。また、ポイントP53でステープラ以外の負荷電流Ieが期間T1の増加し、最大電流値となっても、ステープル動作は継続され続ける。
ステープル動作が終了し、ポイントP54で用紙Sがステープラ2から抜かれ、紙有無検知信号Vpsnsが“H”レベルから“L”レベルに切り替わると、禁止信号Vcontが“L”レベルなので、ステープラコントローラ2x内部でステープル禁止信号Vstep2を設定してステープル動作を禁止する。そして、ポイントP55で、ユーザーが次の用紙Sをステープラに挿入し、紙有無検知信号Vpsnsが“L”レベルから“H”レベルになっても、ステープラコントローラ2xからの制御信号Vcontは“L”レベルのままに維持されて、ステープラコントローラ2x内部のステープル禁止信号Vstep2はステープル動作の禁止状態を維持する。用紙Sが挿入された状態で、ポイントP56において期間T1が終了すると、禁止信号Vcontは“L”レベルから“H”レベルになり、ステープラコントローラ2x内部のステープル禁止信号Vstep2によりステープル動作を許可し、モータ駆動信号Vmotを“H”レベルにする。これにより、モータが駆動しステープル動作が開始され、ステープラ電流Isの電流は波形E6のように増加する。以上が、本実施例におけるステープル処理が用紙の挿抜により複数回連続して行われる場合の一連の動作である。この一連のステープル処理においても、電流波形E7からわかるように電源出力電流Ipはリミット電流14Aを超えることはない。
本実施例では紙有無検知部2tとして、スイッチを用いて説明したけれども、フォトインタラプタなどの光学部品を用いても実現可能である。また、紙有無検知部2tを用いることにより、ステープラ電流検出回路が不要になり安価な構成となる。また、モータ駆動回路2bを制御するためにステープラ2にステープラコントローラ2xを搭載した例で説明したが、本体コントローラ4によっても同様の機能を実現することができる。
次に、実施例3に係る画像形成装置におけるステープラ及び電源の回路構成のブロック図を図10に示す。図2、図3及び図8と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明は省略する。
本実施例は実施例2と同様に、ステープラ2に用紙Sが挿入されているか否かを検知する紙有無検知部2tを用いてステープラ動作の許可と禁止を制御する。実施例2と異なるのは、用紙Sの異なる位置に連続でステープル動作する機能を有し、連続でステープル動作中に用紙Sが動いてステープル位置が所定の位置からずれたり、ステープラの針が重なって打たれないように、用紙保持部9を設けたことである。用紙保持部9は、例えばクラッチとクラッチを駆動する駆動回路を用いて駆動される部材であり、例えば、用紙を保持してその位置を固定するためのガイド部材である。例えば、用紙の両端部を挟むように揃えて固定するガイド構成を用いればよい。また、用紙保持部9の駆動回路を動作させるために、ステープラコントローラ2xから用紙保持信号Vholdを出力する。また、異なる位置へのステープル動作は、離れた位置に配置された2組のステープル機構を設ける(ステープル2を2つ別々の位置に設ける)構成にて実行する。
次に、図11のタイミングチャートを用いて、異なる2か所に2回連続してステープル処理を実行する場合の動作例について説明する。図11では、紙有無検知部2tからの紙有無検知信号Vpsnsを表すF1、ステープラコントローラ2xから用紙保持部9へ出力される用紙保持信号Vholdを表すF2、本体コントローラ4からステープラコントローラ2xに出力される禁止信号Vcontを表すF3、ステープラコントローラ2xからモータ駆動回路2c(a)に出力されるモータ駆動信号Vmot1を表すF4(a)、ステープラコントローラ2xからモータ駆動回路2c(b)に出力されるモータ駆動信号Vmot2を表すF4(b)、ステープラコントローラ2x内部で設定されるステープル禁止信号Vstep3を表すF5、ステープラ以外の負荷に供給される電流Ieの電流波形F6、電源3からステープラ2に流れる電流Isの電流波形F7、電源3から出力される電源出力電流Ipの電流波形F8を模式的に表している。上記の実施例と同様、最大負荷電流となる期間T1を含んだ領域において、ユーザーがステープル処理する場合についての動作を説明する。
紙有無検知信号Vpsnsが“L”レベルで紙無し状態を表し、用紙保持信号Vholdが“L”レベルで用紙保持部9によって用紙を保持しないフリーな状態となっており、本体コントローラ4からの禁止信号Vcontが“H”レベル、マイコン2x内部のステープル禁止信号Vstep3が“L”レベルにあるとき、ポイントP61でユーザーがステープラ2に用紙Sを挿入し、紙有無検知信号Vpsnsが“L”レベルから“H”レベルに切り替わる。紙有無検知信号Vpsnsを受けたステープラコントローラ2xは、ポイントP62で用紙保持信号Vholdを“L”レベルから“H”レベルに切り替え、用紙保持部9を駆動させ、用紙Sは用紙保持部9に保持されて固定された状態となる。それと同時に、ステープラコントローラ2xがモータ駆動信号Vmot1を“H”レベルにし、モータ駆動回路2c(a)が不図示のモータ1を駆動して1回目のステープル動作が実行され、F7で示す波形のようにステープラ電流Isが流れる。ステープラ電流Isが流れ続けているポイントP63において、上記の期間T2に入り、コントローラからの禁止信号Vcontが“H”レベルから“L”レベルになり、ステープル処理の禁止状態となる。しかし、紙有無検知信号Vpsnsは“H”レベルのままで、すでにモータ駆動回路2bc(a)は動作しているので、ステープル動作を停止されない。また、ポイントP64でステープラ以外の負荷電流Ieが期間T1で増加し、最大電流値となっても、ステープル動作は継続される。ステープル動作が終了すると、禁止信号Vcontが“L”レベルなので、ポイントP65でステープラコントローラ2x内部の禁止信号Vstep3を“H”レベルに設定してステープラ動作の禁止状態になる。この間は、用紙保持部9は用紙Sを保持したままの状態である。ポイントP66において期間T1が終了すると、禁止信号Vcontは“L”レベルから“H”レベルになり、マイコン2xは内部の禁止信号Vstep3を“L”レベルとし、モータ駆動信号Vmot2を“H”レベルにする。これにより、モータ駆動回路2c(b)が不図示のモータ2を駆動して2回目のステープル動作が開始され、ステープラ電流Isの電流は波形F7のように増加する。2回目のステープル動作が終了した後、ポイントP67で用紙保持信号Vholdが“H”レベルから“L”レベルに切り替わり、用紙保持部9の駆動が停止されて用紙Sはフリーな状態となる。そして、ポイントP68でユーザーが用紙Sをステープラ2から抜き取り、紙有無検知信号Vpsnsが“H”レベルから“L”レベルに切り替わり、ステープル処理が完了する。以上が、本実施例における一回の用紙挿入に対して異なる位置に複数回連続でステープル処理する場合の、開始から終了までの一連の動作である。この一連のステープル処理においても、電流波形F8からわかるように電源出力電流Ipはリミット電流14Aを超えることはない。
本実施例では、紙有無検知部2tに加えて用紙保持部9を設けた。この用紙保持部9により用紙を確実に固定した状態でステープル処理することができるので、複数個所にステープル処理する場合に位置がずれないように処理することができる。本実施例では用紙保持部9として、クラッチ及びクラッチを駆動する駆動回路によってガイド部材を駆動する機構を用いたが、用紙を挟み込むことができる機構であればガイド部材以外の構成(例えば、用紙を挟んで固定する部材やローラ等)でもよい。また、複数回のステープル処理は、ステープル2を1つとして、それをステープル位置に移動して複数回連続してステープル処理する構成でもよい。また、ステープル動作中であるため、ユーザーに対して用紙を動かさないように、LEDなどを点灯させて報知すれば、更にユーザビリティを向上することも可能である。
次に、実施例3に係る画像形成装置におけるステープラ及び電源の回路構成のブロック図を図12に示す。図2、図3及び図8と共通する部分は同じ記号で示し、それらの説明は省略する。
本実施例では、本体コントローラ4からの信号を受けてステープラ2が上述の期間T2を切り換えることを特徴としている。ステープラ2は画像形成装置に対して着脱可能に接続される構成であり、例えば、画像形成速度等の仕様の異なる複数種類の画像形成装置に対して接続可能に構成することもある。このような場合、接続する対象の画像形成装置における最大負荷電流値が異なる場合もあり、最大負荷電流が異なれば、それに応じて設定する禁止期間を切り換えれば、画像形成装置に適した禁止期間を設定することができる。
本実施例では、ステープラが接続された画像形成装置の本体コントローラ4から送信される画像形成装置の種類に関する情報に応じて、期間T2を切り換えて設定する。これにより、ステープル処理を禁止する期間を画像形成装置の最大負荷電流の違い応じて適正化するものである。
図12に基づいて、本実施例における期間T2の切り換え動作について説明する。図12にでは、上述した図8に対して、本体コントローラ4からステープラコントローラ2xに画像形成装置の種類に関する情報を送信する信号線が追加されている。例えば、画像形成速度が12ppm(1分当たりの画像形成枚数)の装置Aと16ppmの装置Bに対してステープラ2が接続可能である例で説明する。この場合、ステープラ2を装置Aに接続した場合、装置Aの本体コントローラ4Aから“機種ID1”という情報が送信され、装置B接続した場合は、“機種ID2”という情報が送信される。
ここで、ステープラ2のステープラコントローラ2xは、“機種ID1”の情報を受信した場合、画像形成装置A(12ppm)に対応した期間T2aを設定する。また、“機種ID2”の情報を受信した場合は、画像形成装置B(16ppm)に対応した期間T2bを設定する。なお、画像形成装置Aと画像形成装置Bにおける最大負荷電流の値は、画像形成装置Aのほうが画像形成装置Bよりも画像形成速度が遅い分、最大の負荷電流値が小さくなる。本実施例では、画像形成装置Bの最大負荷電流は12Aであり、画像形成装置Aでは11Aになっている。この場合に設定される期間T2は、T2a<T2bという関係となる。最大負荷電流が小さいほうが期間T2を短く設定することができる。これにより、ステープラが接続される対象の画像形成装置の最大負荷電流の違いに応じてステープル処理の禁止期間を最適に設定することができる。
1 画像形成装置(プリンタ本体)
2 ステープラ
2x ステープラコントローラ
3 電源
4 本体コントローラ
5 電流検出回路
6 出力切替え回路
7 制御回路
S 用紙

Claims (12)

  1. 記録材にステープル処理を実行するステープラが接続可能な画像形成装置において、
    前記ステープラが接続された状態で、前記画像形成装置と前記ステープラに電流を供給する電源と、
    前記電源から前記画像形成装置に供給される電流値が最大となる第1の期間と、前記第1の期間の直前の第2の期間において、前記ステープラによるステープル処理の開始を禁止する制御手段と、を有し、
    前記第2の期間よりも前に前記ステープル処理を開始して、前記ステープル処理が実行される期間と前記第1の期間が一部重なる期間において、前記電源から前記画像形成装置に供給される電流値と前記電源から前記ステープラに供給される電流値の和が、前記電源から供給されるリミット電流値以下となるように、前記制御手段は前記第2の期間を設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2期間よりも前に前記ステープル処理を開始し前記ステープル処理を実行中に前記第2期間になった場合、前記制御手段は前記ステープル処理を継続させ前記ステープル処理が終了したら、前記制御手段は次の前記ステープル処理を禁止し、前記第1期間が経過したら次の前記ステープル処理を許可することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ステープラに流れる電流を検知する電流検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記電流検知手段より検知された電流に基づいて、前記ステープル処理が実行されているか否かを検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ステープラに記録材が挿入されているか否かを検知する記録材検知手段を有し、
    前記記録材検知手段によって記録材が有ることを検知したタイミングが前記第1期間と前記第2期間でない場合に、前記制御手段は前記ステープル処理を開始させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記ステープル処理が実行される際に、前記ステープラに挿入された記録材を保持する保持手段を有し、
    記保持手段は、記録材の複数個所に連続してステープル処理を実行する間、記録材を保持することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記リミット電流値とは、前記電源が供給可能な最大の電流値であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 記録材に画像を形成する画像形成装置に接続可能であって前記画像形成装置に接続された状態で、前記画像形成装置に設けられた電源から電流が供給されることにより、記録材にステープル処理を実行するステープラにおいて、
    前記電源から前記画像形成装置に供給される電流値が最大となる第1の期間と、前記第1の期間の直前の第2の期間において、前記ステープラによるステープル処理の開始を禁止する制御手段を有し、
    前記第2の期間よりも前に前記ステープル処理を開始して、前記ステープル処理が実行される期間と前記第1の期間が一部重なる期間において、前記電源から前記画像形成装置に供給される電流値と前記電源から前記ステープラに供給される電流値の和が、前記電源から供給されるリミット電流値以下となるように、前記制御手段は、前記第2の期間を設定することを特徴とするステープラ。
  8. 前記第2期間よりも前に前記ステープル処理を開始し前記ステープル処理を実行中に前記第2期間になった場合、前記制御手段は前記ステープル処理を継続させ前記ステープル処理が終了したら、前記制御手段は次の前記ステープル処理を禁止し、前記第1期間が経過したら次の前記ステープル処理を許可することを特徴とする請求項に記載のステープラ。
  9. 前記ステープラに記録材が挿入されているか否かを検知する記録材検知手段を有し、
    前記記録材検知手段によって記録材が有ることを検知したタイミングが前記第1期間、及び、前記第2期間でない場合に、前記ステープル処理を実行することを特徴とする請求項7又は8に記載のステープラ。
  10. 前記ステープル処理が実行される際に、前記ステープラに挿入された記録材を保持する保持手段を有し、
    記保持手段は、記録材の複数個所に連続してステープル処理を実行する間、記録材を保持することを特徴とする請求項7又は8に記載のステープラ。
  11. 前記ステープラは、最大負荷電流が異なる複数種類の画像形成装置に接続可能であって、
    前記制御手段は、接続された画像形成装置の前記最大負荷電流に応じて前記第2期間を設定することを特徴とする請求項7乃至10のいずれかの項に記載のステープラ。
  12. 前記リミット電流値とは、前記電源が供給可能な最大の電流値であることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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