JP2013140253A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成処理の実行中に定着系電源コードを介した定着ヒータへの電力供給が遮断された場合でも給紙済み用紙からのトナーの飛散を防止できるようにする。
【解決手段】画像形成装置は、2本の電源コード61,62、DC電源63、制御部65、第1定着ヒータ21、及び第2〜第4定着ヒータ22〜24を備える。DC電源63及び第1定着ヒータ21は、制御系電源コード61に接続される。制御部65は、DC電源63に接続される。第2〜第4定着ヒータ22〜24は、定着系電源コード62に接続される。制御部65は、定着系電源コード62を介した電力供給が遮断されたと判定した場合、第1定着ヒータ21を駆動させることで給紙済み用紙への画像形成処理を行う。
【選択図】図3

Description

この発明は、複数の電源コードを介してAC電力を供給される画像形成装置に関する。
近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらを組み合わせた複合機など、電子写真プロセスを利用した画像形成装置の画像形成処理速度の高速化への要求の高まりに伴って、画像形成装置に搭載される定着ヒータのワット数やモータのワット数が増大し、画像形成装置の消費電力が増加する傾向にある。また、画像形成装置のカラー化や高精度化によっても高圧負荷やモータ負荷が増大し、消費電力がさらに増加する。
ところで、画像形成装置の電源である交流電源はコンセントの定格による規制があるので、画像形成装置はこの定格値以下で使用する必要がある。日本国内の一般的なオフィスでの通常使用できる電力の最大値は1500Wであることから、一般的な100Vのコンセントから交流電源の入力を1本の電源コードでとる場合、電流は15A以内に制限される。1500W以上の電力を必要とする場合は、特別な電源工事が必要となる。
そこで、消費電力が大きい画像形成装置に対して、複数の電源コードを介して電力供給を行う構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。画像形成装置においては定着ヒータに特に大きな電力が必要とされるので、複数の電源コードのうち少なくとも1本の電源コードは、定着ヒータ専用の定着系電源コードとされることが多い。
特開2003−244853公報
しかし、画像形成処理の実行中に、ユーザが定着系電源コードに足を引っ掛けることや、複数の電源コードを互いにブレーカの異なるコンセントに繋いでいて定着系電源コードが繋がれたコンセントのブレーカが落ちたこと等によって、定着系電源コードを介した定着ヒータへの電力の供給が遮断された場合、すでに給紙済みの用紙に担持された未定着トナーが画像形成装置内に飛散する虞がある。未定着トナーが画像形成装置内に飛散すると、画像形成装置が損傷する虞がある。
この発明の目的は、画像形成処理の実行中に定着系電源コードを介した定着ヒータへの電力供給が遮断された場合でも給紙済み用紙からのトナーの飛散を防止できる画像形成装置を提供することにある。
この発明の画像形成装置は、複数の電源コード、直流電源、制御部、少なくとも1個の第1群定着ヒータ、1個以上の第2群定着ヒータ、及び遮断検出部を備える。電源コードは、交流電源からAC電力をそれぞれ供給する。直流電源は、複数の電源コードのうちの1本の制御系電源コードに接続され、交流電源からのAC電力をDC電力に変換して供給する。制御部は、直流電源に接続される。第1群定着ヒータは、制御系電源コードに接続される。第2群定着ヒータは、複数の電源コードのうち制御系電源コード以外の1本以上の定着系電源コードのそれぞれに1個以上ずつ接続される。遮断検出部は、定着系電源コードを介して供給される電力の有無に応じた信号を出力する。制御部は、遮断検出部から入力する信号に基づいて全ての定着系電源コードを介した電力供給が遮断されたと判定した場合、第1群定着ヒータを駆動させることで給紙済み用紙への画像形成処理を行う。
この構成では、画像形成処理の実行中に定着系電源コードを介した第2群定着ヒータへの電力供給が遮断されるという異常が発生した場合、第1群定着ヒータを駆動させることで給紙済み用紙への画像形成処理を継続できる。このため、給紙済みであって未定着トナーを担持した用紙を、第1群定着ヒータによって加熱することができる。
上述の構成において、第1群定着ヒータは、用紙の幅方向の全域を加熱するように構成されることが好ましい。定着系電源コードを介した電力供給が遮断された場合でも、用紙の幅方向の全域のトナーを加熱することができる。よって、用紙の幅方向の全域のトナーの飛散を防止することができる。
また、定着系電源コードのそれぞれには、複数の第2群定着ヒータが接続されていることが好ましい。ウォームアップや画像形成処理等の画像形成装置の駆動状態に応じて用紙に対する単位時間当たりの加熱量の調整が容易になるとともに、単位時間当たりの加熱量を大きくして加熱速度を高くすることができる。
さらに、第1群定着ヒータは単数備えられ、第1群定着ヒータの定格電流は、いずれの第2群定着ヒータの定格電流とも異なることが好ましい。この構成によれば、定着系電源コードを介した電力供給が行われる通常時において、ウォームアップや画像形成処理等の画像形成装置の駆動状態に応じて、第1群定着ヒータ及び第2群定着ヒータを含む複数の定着ヒータによる合計の単位時間当たりの加熱量を調整しやすくなる。
また、制御部は、予め設定された第1閾値枚数以上の用紙に連続して画像形成処理を行う印刷ジョブを実行する場合、定着系電源コードを介した電力供給が行われる通常時において第1群定着ヒータの駆動と停止とが第2閾値枚数毎に切り換えられることが好ましい。この構成によれば、第1群定着ヒータの温度が所定値以上に維持されるので、画像形成処理の実行中に定着系電源コードを介した電力供給が遮断されるという異常が発生した場合でも、第1群定着ヒータを早急に所望温度に到達させることができる。このため、第1群定着ヒータを用いて画像形成処理を早急に継続することができる。
この発明によれば、画像形成処理の実行中に定着系電源コードを介した定着ヒータへの電力供給が遮断された場合でも給紙済み用紙からのトナーの飛散を防止することができる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の構成図である。 定着装置の拡大図である。 画像形成装置の電源系のブロック図である。 制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。 動作モード毎の制御例を示す図である。
以下に、この発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、装置本体110、及び自動原稿搬送装置(ADF:Automatic Document Feeder)120を備えている。画像形成装置100は、原稿から生成した画像データ又は外部から入力した画像データに基づいて、用紙に多色又は単色の画像を形成する。用紙として、普通紙、印画紙、OHPフィルム等のシート状の記録媒体が挙げられる。
ADF120は、装置本体110の上に配置され、背面側端部を装置本体110に軸支されることで前面側端部が上下方向に回動するように構成されている。
装置本体110は、画像読取部130、画像形成部140、及び給紙部150を備えている。
画像読取部130は、装置本体110の上部に配置されており、上面に第1原稿台131及び第2原稿台132を備えている。第1原稿台131及び第2原稿台132の上面は、ADF120によって開閉自在にされている。固定原稿読取モード時に、画像読取部130は、第1原稿台131上に配置された原稿の画像を読み取って画像データを生成する。また、搬送原稿読取モード時に、ADF120は、原稿積載トレイ121に収容された原稿を、第2原稿台132の上面を経由して原稿排出トレイ122へ至るように1枚ずつ搬送し、画像読取部130は、第2原稿台132の上面を経由する原稿の画像を読み取って画像データを生成する。
画像形成部140は、光走査装置3、4個の画像形成ステーション30A,30B,30C,30D、中間転写ユニット40、二次転写ユニット50、定着装置70、及び用紙排紙トレイ85を備え、用紙に画像形成処理を行う。
中間転写ユニット40は、中間転写ベルト41、駆動ローラ42、従動ローラ43、及びテンションローラ44を有している。中間転写ベルト41は、駆動ローラ42、従動ローラ43、及びテンションローラ44によって張架されてループ状の移動経路を形成している。
画像形成部140は、ブラック、並びに、カラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるシアン、マゼンタ及びイエローの4色の各色相のトナー像を、画像形成ステーション30A〜30Dにおいて形成する。画像形成ステーション30A〜30Dは、中間転写ベルト41の移動経路に沿って一列に配置されている。画像形成ステーション30B〜30Dは、画像形成ステーション30Aと実質的に同様に構成されている。
ブラックの画像形成ステーション30Aは、感光体ドラム1A、帯電器2A、現像装置4A、一次転写ローラ5A、及びクリーニングユニット6Aを備えている。
感光体ドラム1Aは、図示しない駆動源から駆動力を伝達されることで所定方向に回転する。帯電器2Aは、感光体ドラム1Aの周面を所定の電位に帯電させる。
光走査装置3は、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザ光のそれぞれを、画像形成ステーション30A〜30Dのそれぞれの感光体ドラム1A,1B,1C,1Dに照射する。感光体ドラム1A〜1Dの周面には、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データに基づく静電潜像がそれぞれ形成される。
現像装置4Aは、感光体ドラム1Aの周面に、画像形成ステーション30Aの色相であるブラックのトナーを供給し、静電潜像をトナー像に顕像化する。
中間転写ベルト41の外周面は、感光体ドラム1A〜1Dの周面に順に対向する。中間転写ベルト41を挟んで感光体ドラム1Aに対向する位置に、一次転写ローラ5Aが配置されている。中間転写ベルト41と感光体ドラム1A〜1Dとが互いに対向する位置のそれぞれが、一次転写位置である。
一次転写ローラ5Aには、トナーの帯電極性(例えば、マイナス)と逆極性(例えば、プラス)の一次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。画像形成ステーション30B〜30Dにおいても同様である。これによって、感光体ドラム1A〜1Dのそれぞれの周面に形成された各色相のトナー像が中間転写ベルト41の外周面に順次重ねて一次転写され、中間転写ベルト41の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
但し、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの色相の一部のみの画像データが入力された場合は、4個の感光体ドラム1A〜1Dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部のみにおいて静電潜像及びトナー像の形成が行われ、一部の色相のトナー像のみが中間転写ベルト41の外周面に一次転写される。
クリーニングユニット6Aは、一次転写の後に感光体ドラム1Aの周面に残留したトナーを回収する。
中間転写ベルト41の外周面に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト41の回転によって、中間転写ベルト41と、二次転写ユニット50に備えられた二次転写ローラ51と、の対向位置である二次転写位置へ搬送される。
給紙部150は、給紙カセット81、手差しトレイ82、第1用紙搬送路83、第2用紙搬送路84、ピックアップローラ86,87、複数の搬送ローラ、及び排紙ローラ88を備えている。
給紙カセット81には、使用頻度の比較的高いサイズ及び種類の用紙が収容される。給紙カセット81に収容された用紙は、ピックアップローラ86によって給紙されることで、第1用紙搬送路83へ1枚ずつ供給される。
手差しトレイ82には、使用頻度の比較的低いサイズや種類の用紙が載置される。手差しトレイ82に載置された用紙は、ピックアップローラ87によって給紙されることで、第1用紙搬送路83へ1枚ずつ供給される。
第1用紙搬送路83は、給紙カセット81及び手差しトレイ82のそれぞれから二次転写位置及び定着装置70を経由して用紙排紙トレイ85へ至るように形成されている。第2用紙搬送路84は、両面印刷用の用紙搬送路であり、一方の面に画像を形成された用紙が表裏を反転された状態で再び二次転写位置へ搬送されるように形成されている。複数の搬送ローラは、第1用紙搬送路83及び第2用紙搬送路84に沿って設けられ、用紙を搬送する。
二次転写ローラ51は、中間転写ベルト41を挟んで駆動ローラ42に所定のニップ圧で圧接している。
給紙部150から給紙された用紙が二次転写位置を経由する際に、二次転写ローラ51に、トナーの帯電極性(例えば、マイナス)と逆極性(例えば、プラス)の二次転写バイアスが定電圧制御によって印加され、これによって、中間転写ベルト41の外周面に担持されたトナー像が、用紙に二次転写される。
トナー像が用紙に転写された後の中間転写ベルト41上に残留したトナーは、中間転写ベルト用クリーニング装置45によって回収される。
トナー像が転写された用紙は、定着装置70へ導かれる。定着装置70は、定着ローラ71及び加圧ローラ72を備え、定着ローラ71と加圧ローラ72との間を通過する用紙を加熱及び加圧することで、用紙にトナー像を定着させる。トナー像が定着した用紙は、トナー像が定着した面を下にして排紙ローラ88によって用紙排紙トレイ85上へ排出される。
図2に示すように、定着装置70は、定着ローラ71及び加圧ローラ72の他に、加熱ローラ73、定着ベルト74、第1定着ヒータ21、第2定着ヒータ22、第3定着ヒータ23、及び第4定着ヒータ24を備えている。一例として、第1定着ヒータ21、第2定着ヒータ22、第3定着ヒータ23、及び第4定着ヒータ24として、ヒータランプがそれぞれ用いられる。
加圧ローラ72は、定着ローラ71に所定の圧力で圧接している。加熱ローラ73は、所定の間隔をあけて定着ローラ71に対向するように配置されている。定着ベルト74は、定着ローラ71と加熱ローラ73とに張架されている。定着ローラ71が回転することで、定着ベルト74及び加熱ローラ73も回転する。
第1定着ヒータ21、第2定着ヒータ22、及び第3定着ヒータ23は、加熱ローラ73を加熱する。一例として、第1定着ヒータ21、第2定着ヒータ22、及び第3定着ヒータ23は、加熱ローラ73に内蔵され、加熱ローラ73の周面を内部から加熱する。また、第1定着ヒータ21及び第2定着ヒータ22は、加熱ローラ73の軸方向即ち用紙の幅方向の全域を加熱するように構成されている。第3定着ヒータ23は、加熱ローラ73の軸方向の両端部を加熱するように構成されている。
第1定着ヒータ21、第2定着ヒータ22、及び第3定着ヒータ23から発せられた熱は、加熱ローラ73の外周面へ伝達され、さらに定着ベルト74へ伝達されて定着ベルト74が加熱される。定着ベルト74が回転することで、定着ベルト74の周方向の各部が順次加熱される。
第4定着ヒータ24は、加圧ローラ72を加熱する。一例として、第4定着ヒータ24は、加圧ローラ72に内蔵され、加圧ローラ72の周面を内部から加熱する。また、第4定着ヒータ24は、加圧ローラ72の軸方向即ち用紙の幅方向の全域を加熱するように構成されている。
第4定着ヒータ24から発せられた熱は、加圧ローラ72の外周面へ伝達されて加圧ローラ72の外周面が加熱される。
定着ローラ71と加圧ローラ72とが互いに圧接する定着位置を用紙が通過することで、用紙が加熱され、未定着のトナーが用紙に固着する。
図3に示すように、画像形成装置100は、複数の電源コード61,62を介して交流電源(以下、AC電源という。)から交流電力(以下、AC電力という。)を供給される。この実施形態では、2本の電源コード61,62を介してAC電源からAC電力を供給される。
複数の電源コード61,62のうちの1本の制御系電源コード61には、直流電源(以下、DC電源という。)63、少なくとも1個の第1群定着ヒータ、及び第1遮断検出部64が接続されている。この実施形態では、第1群定着ヒータとして、1個の第1定着ヒータ21が制御系電源コード61に接続されている。
DC電源63には、制御部65が接続されている。DC電源63は、AC電源からのAC電力をDC電力に変換して制御部65へ供給する。第1定着ヒータ21は、AC電源からAC電力を供給されることで、発熱する。
第1遮断検出部64は、制御系電源コード61を介して入力される電力の有無に応じた信号を出力する。一例として、第1遮断検出部64は、制御系電源コード61を介して供給されるAC電力のゼロクロス信号を制御部65へ出力する。制御部65は、ゼロクロス信号が入力する間隔が所定時間より長くなった場合、制御系電源コード61を介したAC電力の供給が遮断されたと判定する。
ピックアップローラ86,87、複数の搬送ローラ、及び排紙ローラ88を駆動させる図示しない駆動モータは、制御系電源コード61を介して電力を供給される。
複数の電源コード61,62のうち制御系電源コード61以外の1本以上の定着系電源コード62のそれぞれに、1個以上ずつ第2群定着ヒータが接続されている。この実施形態では、定着系電源コード62に、第2群定着ヒータとして、第2定着ヒータ22、第3定着ヒータ23、及び第4定着ヒータ24が接続されている。
また、定着系電源コード62には、第2遮断検出部66が接続されている。第2遮断検出部66は、定着系電源コード62を介して入力される電力の有無に応じた信号を出力する。一例として、第1遮断検出部64は、定着系電源コード62を介して供給されるAC電力のゼロクロス信号を制御部65へ出力する。制御部65は、ゼロクロス信号が入力する間隔が所定時間より長くなった場合、定着系電源コード62を介したAC電力の供給が遮断されたと判定する。
図4に示すように、定着装置70は、ウォームアップモード、第1通常定着モード、第2通常定着モード、又はAC遮断対応モードのいずれかの定着モードで動作する。ウォームアップモードは、画像形成装置100の起動時や省電力モードからの復帰時等に実行される。第1通常定着モード及び第2通常定着モードは、制御系電源コード61及び定着系電源コード62を介した電力供給がともに行われている通常時に実行される。第1通常定着モードは、定着処理の実行時の主となる動作モードであり、予め設定された第1閾値枚数以上の用紙へ連続して画像形成処理を行う多数枚印刷ジョブの実行時には、第1通常定着モードと第2通常定着モードとが第2閾値枚数毎に交互に切り換えられる。AC遮断対応モードは、定着系電源コード62を介した電力供給が遮断された場合に実行される。
定着ヒータ21〜24のそれぞれへ供給される電力値は、制御部65によって定電圧制御される。一例として、第1定着ヒータ21の定格電流は3A、第2定着ヒータ22の定格電流は7A、第3定着ヒータ23の定格電流は6A、第4定着ヒータ24の定格電流は3.5Aであり、各定着モードにおいて次のように制御される。
DC電源63には、ウォームアップモード実行時に400Wが供給され、第1通常定着モード、第2通常定着モード、及びAC遮断対応モードのそれぞれの実行時に700Wが供給される。
第1定着ヒータ21には、ウォームアップモード、第2通常定着モード及びAC遮断対応モードのそれぞれの実行時に300Wが供給され、第1通常定着モード実行時にOFFされる。
第2定着ヒータ22には、ウォームアップモード及び第2通常定着モード実行時に700Wが供給され、第2通常定着モード実行時にOFFされる。また、AC遮断対応モード実行時は、定着系電源コード62を介した電力供給が遮断されているので、第2定着ヒータ22へも電力供給されない。
第3定着ヒータ23には、ウォームアップモード、第1通常定着モード、及び第2通常定着モードのそれぞれの実行時に600Wが供給され、AC遮断対応モード実行時は第2定着ヒータ22と同様に電力供給されない。
第4定着ヒータ24には、ウォームアップモード及び第1通常定着モード実行時にOFFされ、第2通常定着モード実行時に350Wが供給される。
多数枚印刷ジョブの実行時に、第1通常定着モードと第2通常定着モードとが第2閾値枚数毎に交互に切り換えられることで、第1定着ヒータ21、第2定着ヒータ22、及び第4定着ヒータ24のそれぞれのONとOFFとが切り換えられる。これによって、画像形成処理の実行中、第1定着ヒータ21、第2定着ヒータ22、及び第4定着ヒータ24のそれぞれの温度が所定値以上に維持される。また、画像形成処理の実行中に定着系電源コード62を介した電力供給が遮断されるという異常が発生した場合でも、第1定着ヒータ21を早急に所望温度に到達させることができる。このため、第1定着ヒータ21を用いて画像形成処理を早急に継続することができる。
図5に示すように、制御部65は、印刷ジョブが入力すると(S1)、第2遮断検出部66から入力する信号に基づいて、定着系電源コード62を介した電力供給が行われているか否かを判定し(S2)、定着系電源コード62を介した電力供給が行われている場合は、第1通常定着モード及び第2通常定着モードを設定して(S3)、画像形成処理を実行する(S4)。制御部65は、印刷ジョブが終了するまでS2〜S4の処理を繰り返し(S5)、印刷ジョブが終了すると次の印刷ジョブの入力を待機する。
制御部65は、S2において、定着系電源コード62を介した電力供給が遮断されたと判定した場合、給紙部150からの新たな給紙を停止し(S6)、AC遮断対応モードを設定して(S7)、給紙済み用紙に対する画像形成処理を実行する(S8)。
画像形成処理の実行中に定着系電源コード62を介した定着ヒータ22〜24への電力供給が遮断されるという異常が発生した場合、AC遮断対応モードへ移行して第1定着ヒータ21を駆動させることで、給紙済み用紙への画像形成処理を継続できる。このため、給紙済みであって未定着トナーを担持した用紙を、第1定着ヒータ21によって加熱することができる。したがって、画像形成処理の実行中に定着系電源コード62を介した定着ヒータ22〜24への電力供給が遮断された場合でも、給紙済み用紙からのトナーの飛散を防止することができる。なお、第1通常定着モード及び第2通常定着モード実行時に比較してAC遮断対応モード実行時に用紙に対する加熱温度が多少低い場合でも、用紙からトナーが容易に飛散しない程度の熱量があれば、トナーの飛散を防止することができる。
制御部65は、定着系電源コード62を介した電力供給が遮断された旨のAC遮断トラブル通知を行う(S9)。AC遮断トラブル通知の例として、図示しない表示部への文字や図形等による表示、警告灯の点灯、スピーカからの音声通知等が挙げられる。
制御部65は、定着系電源コード62を介した定着ヒータ22〜24への電力供給が遮断されたと判定した時点における給紙済み用紙が、用紙排紙トレイ85へ排出されると(S10)、搬送ローラ及び排紙ローラ88による搬送を停止する(S11)。
制御部65は、第2遮断検出部66から入力する信号に基づいて、定着系電源コード62を介した定着ヒータ22〜24への電力供給が復帰したと判定した場合(S12)、S2の処理へ戻る。定着系電源コード62を介した定着ヒータ22〜24への電力供給が復帰する要因の例として、ユーザが定着系電源コード62をAC電源のコンセントへ挿すことや、ユーザが定着系電源コード62のブレーカを復帰させることが挙げられる。
画像形成装置100によれば、画像形成処理の実行中に定着系電源コード62を介した定着ヒータ22〜24への電力供給が遮断された場合でも、給紙済み用紙からのトナーの飛散を防止することができる。したがって、トナーの飛散による画像形成装置100の損傷を抑制することができる。
また、画像形成処理の実行中に定着系電源コード62を介した定着ヒータ22〜24への電力供給が遮断された場合でも、給紙済み用紙への画像形成処理を継続して給紙済み用紙を用紙排紙トレイ85へ排出するので、給紙済み用紙の用紙詰まりを防止することができる。したがって、用紙詰まりの解除操作を行う機会が減少し、用紙詰まりの解除操作を行うことによる画像形成装置100の損傷を抑制することもできる。
なお、定着系電源コードが複数ある場合、制御部65は、S2において、全ての定着系電源コード62を介した電力供給が行われているか否かを判定し、全ての定着系電源コード62を介した電力供給が行われていると判定した場合は、S3へ進み、いずれかの定着系電源コード62を介した電力供給が遮断されたと判定した場合は、S6へ進む。
また、第1群定着ヒータが複数備えられる場合、第1群定着ヒータは、複数の第1群定着ヒータの全体として用紙の幅方向の全域を加熱できるように構成されることが好ましい。例えば、第1群定着ヒータとして2個の定着ヒータが備えられる場合、一方は用紙の幅方向の中央部を加熱し、他方は両端部を加熱するように構成することができる。これによれば、定着系電源コード62を介した電力供給が遮断された場合でも、用紙の幅方向の全域のトナーを加熱することができる。よって、用紙の幅方向の全域のトナーの飛散を防止することができる。
また、定着系電源コード62のそれぞれには、第2群定着ヒータとして複数の定着ヒータが接続されていることが好ましい。ウォームアップや画像形成処理等の画像形成装置100の駆動状態に応じて用紙に対する単位時間当たりの加熱量の調整が容易になるとともに、単位時間当たりの加熱量を大きくして加熱速度を高くすることができる。
さらに、第1群定着ヒータとして単数の定着ヒータが備えられる場合に、第1群定着ヒータの定格電流は、いずれの第2群定着ヒータの定格電流とも異なることが好ましい。これによれば、定着系電源コード62を介した電力供給が行われる通常時において、ウォームアップや画像形成処理等の画像形成装置100の駆動状態に応じて、第1群定着ヒータ及び第2群定着ヒータを含む複数の定着ヒータ21〜24による合計の単位時間当たりの加熱量を調整しやすくなる。
また、第1群定着ヒータとして複数の定着ヒータが備えられる場合であっても、多数枚印刷ジョブを実行する場合は、通常時において第1群定着ヒータの駆動と停止とが第2閾値枚数毎に切り換えられることが好ましい。この構成によれば、第1群定着ヒータの温度が所定値以上に維持されるので、画像形成処理の実行中に定着系電源コード62を介した電力供給が遮断されるという異常が発生した場合でも、第1群定着ヒータを早急に所望温度に到達させることができる。このため、第1群定着ヒータを用いて画像形成処理を早急に継続することができる。
さらに、定着ヒータ21〜23のそれぞれが加熱ヒータ73を外部から加熱するように構成された場合、及び、第4定着ヒータ24が加圧ローラ72を外部から加熱するように構成された場合でも、画像形成装置100は、画像形成処理の実行中に定着系電源コード62を介した定着ヒータ22〜24への電力供給が遮断された場合でも給紙済み用紙からのトナーの飛散を防止できるという効果を奏することができる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
21 第1定着ヒータ(第1群定着ヒータ)
22 第2定着ヒータ(第2群定着ヒータ)
23 第3定着ヒータ(第2群定着ヒータ)
24 第4定着ヒータ(第2群定着ヒータ)
61 制御系電源コード
62 定着系電源コード
63 DC電源(直流電源)
65 制御部
66 第2遮断検出部(遮断検出部)
70 定着装置
71 定着ローラ
72 加圧ローラ
73 加熱ローラ
74 定着ベルト
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. 交流電源からAC電力をそれぞれ供給する複数の電源コードと、
    前記複数の電源コードのうちの1本の制御系電源コードに接続され、前記交流電源からのAC電力をDC電力に変換して供給する直流電源と、
    前記直流電源に接続された制御部と、
    前記制御系電源コードに接続された少なくとも1個の第1群定着ヒータと、
    前記複数の電源コードのうち前記制御系電源コード以外の1本以上の定着系電源コードのそれぞれに1個以上ずつ接続された1個以上の第2群定着ヒータと、
    前記定着系電源コードを介して供給される電力の有無に応じた信号を出力する遮断検出部と、を備え、
    前記制御部は、前記遮断検出部から入力する信号に基づいて全ての前記定着系電源コードを介した電力供給が遮断されたと判定した場合、前記第1群定着ヒータを駆動させることで給紙済み用紙への画像形成処理を行う、画像形成装置。
  2. 前記第1群定着ヒータは、用紙の幅方向の全域を加熱する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着系電源コードのそれぞれには、複数の前記第2群定着ヒータが接続されている、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1群定着ヒータは単数備えられ、前記第1群定着ヒータの定格電流は、いずれの前記第2群定着ヒータの定格電流とも異なる、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、予め設定された第1閾値枚数以上の用紙に連続して画像形成処理を行う印刷ジョブを実行する場合、前記定着系電源コードを介した電力供給が行われる通常時において前記第1群定着ヒータの駆動と停止とが第2閾値枚数毎に切り換えられる、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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