JP4695495B2 - 周辺装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成前あるいは画像形成後の記録シートを積載するシート積載装置、画像
情報を読み取るための原稿を読み取り位置に搬送する原稿送り装置、画像形成後のシート
に対して所定の処理を施すフィニッシャなどの周辺装置、この周辺装置を備えた画像形成
置に関する。
近年、環境問題が重要となり、複写機やプリンタ装置等の画像形成装置も省エネルギ化が進んでいる。この画像形成装置の省エネルギを考えるに当たって無視できないのは、トナーを記録媒体に定着する定着装置で使用される電力である。すなわち、従来では、画像形成装置において省エネルギを考慮した場合、定着装置によって定着動作が行われない待機時には加熱ローラの温度を定着温度よりやや低い一定の温度に保持し、定着動作時には加熱ローラの加熱状態を前記温度から直ちに使用可能温度まで立ち上げ、使用者が定着ローラの昇温を待つことがないようにしている。
この場合、定着装置を使用していない待機時にも前記一定の温度を保持することから、この保持に必要なある程度の電力を供給した。そのため、実際に定着に必要なエネルギに対して余分なエネルギを消費していた。実際、この待機時の消費エネルギは機器の消費エネルギの約7割から8割に上るといわれている。
この待機時の消費エネルギを削減してより省電力化を図ることが望まれ、未使用時には電力供給をゼロにすることが求められてきている。
しかしながら待機時にエネルギ消費をゼロにすると、加熱ローラは鉄やアルミなどの金属ローラを主に使用しており熱容量が大きいため、約180℃前後の使用可能温度にまで昇温するには数分から十数分など長い加熱時間が必要であり、使用者の使い勝手が悪化してしまう。このため速やかに加熱ローラ温度を上昇させる構成が、省エネルギの複写機を実現する上で必要とされる。
この加熱ローラの昇温時間を短くするためには、単位時間の投入エネルギすなわち定格電力を大きくすると良い。実際に、プリント速度の速い高速機には電源電圧を200Vにして対応している装置も多い。しかし、日本国内の一般的なオフィスでは、商用電源は100V15Aであり、200Vに対応させるには設置場所の電源関連に特別な工事を施す必要があり一般的な解決法とはいえない。また、100V15Aを2系統用いて全投入電力を上げる製品も実用化されているが、2系統のコンセントが近くにあるところでないと設置することができない。このため加熱ローラを短時間で昇温させようとしても、投入エネルギの上限は上げられないのが実状であった。
一方で、画像形成装置の機能も多様化してきており、原稿を自動で原稿読取位置まで搬送し、読取後に自動的に排紙する動作を積載された原稿分だけ自動的に行う自動原稿送り装置、あるいはソート、パンチ、ステープルなど画像形成装置本体から排紙された用紙を加工する仕分け周辺装置などがある。これらの周辺装置は機能が多様化され分実際の稼働電力が増加してきている。
そこで、例えば特許文献1に記載されているような主電源に対して補助電源を備えたシステムが知られている。このシステムでは、主電源を使用して電力を供給する場合に不足する電力を補助電源で補うようにしたものである。
すなわち、この発明は、補助電源の容量を必要以上に大きくすることなく、急激な出力変動にも対応可能で、かつ使用電力を平準化してACラインの最大供給可能電力を越えないようにすることを目的とし、電力を蓄積不可能な第1の電力供給手段と、電力を蓄積可能な第2の電力供給手段と、一部の負荷に対しての電力供給を、第1の電力供給手段から行うか、または第2の電力供給手段から行うかを切り換える切換手段と、切り換え手段を制御する切り換え制御手段とを備え、制御手段は使用消費電力を予測し、予測した消費電力が第1の電力供給手段の供給可能な電力を越える場合に、一部の負荷への電力供給を第2の電力供給手段から行うように切り換え手段を制御するようにしたものである。
特開2004−236492号公報
前述のように画像形成装置には設置上の理由で電力的な制限があり周辺装置が装着された状態では消費電力が上がることから更に厳しくなる。しかしながら作業効率を向上させるために装着した周辺機によって電力が増大し、結果的に使用者から見てシステムとして使い勝手が悪くなってしまっては周辺機を設置した意味がなくなる。一方、電力供給不足に対応するために前記特許文献1記載の発明のように第2の電力供給手段(補助電源)を画像形成装置本体に設けることは、周辺装置などが装着した場合には有効であるが、周辺装置を装着しない場合には電力的にも余裕があることから補助電源は不要である。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、周辺装置を装着したとき、装着しないときにも適切に対応し、ユーザの利便性を損なうことのないようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、周辺装置と、当該周辺装置に装着可能な画像形成装置本体とからなる画像形成装置であって、前記周辺装置に備えられ、DC電当該周辺装置の負荷に供給する蓄電手段を含む補助電源装置と、前記画像形成装置本体に備えられ、商用電源からの電力よりDC電を生成する主電源装置と、前記主電源装置から前記荷にDC電を供給する第1のDC電源供給経路と、前記周辺装置に備えられ、前記補助電源装置から前記負荷にDC電を供給する第2のDC電源供給経路と、前記周辺装置に備えられ、前記第1及び第2のいずれかのDC電源供給経路からの電力の供給を選択する切り換え手段と、前記画像形成装置本体又は前記周辺装置に備えられ、前記周辺装置が前記画像形成装置本体に装着されたことに基づいて前記切り換え手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
第2の手段は、第1の手段において、前記画像形成装置本体に、原稿を読み取る読取手段をさらに備え、前記制御手段は、前記読取手段が読み取り動作中の場合に、前記第2のDC電源供給経路から前記負荷への電力の供給になるよう前記切り換え手段を制御することを特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記画像形成装置本体に、シート上に転写されたトナー画像を定着する定着装置をさらに備え、前記制御手段は、前記定着装置の温度が予め定めた下限値に達し、かつ、商用電源からの消費電力が予め定めた電力の上限値に達した場合に、前記第2のDC電源供給経路から前記負荷への電力の供給になるよう前記切り換え手段を制御することを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記蓄電手段は電気二重層コンデンサであることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記蓄電手段はリチウム電池であることを特徴とする。
第6の手段は、像形成装置本体に接続される周辺装置であって、DC電力を出力する蓄電手段を含む補助電源装置と、前記画像形成装置本体から供給されたDC電力を前記周辺装置の負荷に供給する第1のDC電源供給経路と、前記補助電源装置から前記負荷にDC電力を供給する第2のDC電源供給経路と、前記第1及び第2のいずれかのDC電源供給経路からの電力の供給を選択する切り換え手段と、を備え、前記切り換え手段は、前記周辺装置が前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記画像形成装置本体からの信号に基づいて電力の供給を選択することを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、周辺装置は符号106、自動原稿送り周辺装置102、用紙後処理周辺装置103、大容量給紙周辺装置104に、自動原稿給送装置550、大容量給紙装置700及び用紙後処理装置800に、画像形成装置本体は符号101あるいはデジタル複写機本体400に、蓄電手段は蓄電装置BATに、補助電源装置は補助電源109に、主電源装置はDC電源部PSUに、第1のDC電源供給回路は符号SPU1に、第2のDC電源供給回路は符号SUP2に、切り換え手段は、第1及び第2の切り換え装置SW1,SW2に、定着装置は符号110及び符号430に、制御手段は本体制御部CNT1及び周辺制御部CNT2にそれぞれ対応する。
本発明によれば、画像形成装置本体に補助電源を備える必要がなく、周辺装置が接続される場合のみ補助電源に充電された電力を周辺装置に供給することで、電力の有効利用が可能となる
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。同図において、画像形成装置は画像形成装置本体101、画像形成装置本体101の上部に設けられた自動原稿送り周辺装置102、画像形成装置本体101の排紙側側面に設けられた用紙後処理周辺装置103、及び画像形成装置本体101の給紙側側面に設けられた容量給紙周辺装置104から構成されている。自動原稿送り周辺装置102は原稿を自動で原稿読取位置まで搬送し、読取後に自動的に排紙する動作を積載された原稿分だけ自動的に行う。用紙後処理周辺装置103はソート、パンチ、ステープル、用紙折りなど画像形成装置本体101から排紙された用紙を加工する仕分けする。大容量給紙周辺装置104は大量の用紙を給紙のために積載し、画像形成装置本体101側に給紙する。一般的にこれらの周辺装置の中でソート、パンチ、ステープル、用紙折りなど多機能な動作を実現するための用紙後処理周辺装置(仕分け周辺装置)103が最も多くアクチュエータ、センサを有し、画像形成動作時、電源投入時などのイニシャライズ動作時の消費電力も最も多い。なお、画像形成装置によって画像形成が行われる記録媒体はシート状の記録媒体であり、以下、シートと称するが記録紙、用紙、OHP、フィルムなどが含まれる。
図2は画像形成装置本体101内に設けられ、シート上に転写されたトナー画像を定着する定着装置110の概略構成を示す図である。定着装置110は図2に示すように定着部材としての定着ローラ111にシリコンゴム等の弾性部材からなる加圧部材としての加圧ローラ12が図示しない加圧手段により一定の加圧力で押し当てられている。定着部材と加圧部材は、一般的にローラであることが多いので、図2にはローラで示したが、いずれか一方又は両方がローラに限らずに無端ベルトなどを使用してもよい。
この定着装置110はAC電源の供給を受けることによって発熱する発熱源としてのヒータ113を有し、このヒータ113は定着ローラ111を加熱する任意の位置に設けられ、例えばヒータ113は定着ローラ111の内部に配置されて定着ローラ111を内側から加熱するいわゆる加熱定着装置である。定着ローラ111及び加圧ローラ112は図示しない駆動機構により回転駆動される。温度センサ115は定着ローラ111の表面に当接し、定着ローラ111の表面温度(定着温度)を検知する。トナー116を担持した転写紙等のシート117は、定着ローラ111と加圧ローラ112とのニップ部を通過する際に、定着ローラ111と加圧ローラ112とによって加熱及び加圧され、トナー6がシート117上に定着される。
図3は本発明の他の実施形態における定着装置110の概略構成を示す図である。定着装置110は、定着部材111として無端ベルト118が用いられ、この無端ベルト118は少なくとも2本の支持ローラ119、120間に張架され、加圧ローラ112が図示しない加圧手段により一定の加圧力で無端ベルト118に押し当てられる。支持ローラ119は内部に配置されたヒータ113により加熱されて無端ベルト118を加熱する。支持ローラ120は図示しない駆動源及び駆動機構によって回転駆動される駆動ローラであり、前記駆動機構により回転駆動され、無端ベルト18を回転させる。トナー116を担持した転写紙等のシート117は、無端ベルト118と加圧ローラ112とのニップ部を通過する際に、無端ベルト118と加圧ローラ112によって加熱及び加圧され、トナー116がシート117上に定着される。温度センサ115は無端ベルト118の表面温度を支持ローラ120上で検知する。従って、図3に示した定着装置110も加熱定着装置である。
図4は周辺装置に補助電源を有する画像形成装置及び周辺装置の機能ブロック図である。同図において、画像形成装置本体部101は内部に商用電源より装置内で使用する直流電源を生成するDC電源部PSU、本体システムの制御、メカトロの制御、周辺装置内の制御部と通信する本体制御部CNT1を備えている。本体制御部CNT1は各種センサSNからの入力信号4により装置内のユニット情報や、各タイミング情報に基づきモータMT、ソレノイドSOL、クラッチCLなどのアクチェータ7を出力信号1〜3などにより駆動制御する。ここでは詳細は図示しないが、各アクチュエータ、センサを複数有し、それらに必要な入出力信号も複数存在する。また、本体制御部CNT1は定着装置10内に設けられた温度センサTH(図2及び図3における符号115に対応)からのアナログ信号5を本体制御部CNT1内でAD変換し、その温度情報に基づき定着ヒータドライブ回路ACDへの信号6を制御することにより予め設定される定着目標温度に制御する。DC電源部PSUは画像形成装置本体101内の本体制御部CNT1、モータMT、ソレノイドSOL、クラッチCL、及び周辺装置106の周辺制御部CNT2、前記周辺装置106内のモータMT、ソレノイドSOL、クラッチCLへDC電源を供給する。
周辺装置106は周辺システムの制御、メカトロの制御を行う周辺制御部CNT2を有する。周辺制御部CNT2は各種センサSNからの入力信号11により周辺装置106内のユニット情報や、各タイミング情報に基づきモータMT、ソレノイドSOL、クラッチCLなどのアクチェータ107を出力信号8、9、10などにより駆動制御する。なお、ここでは、原稿送り周辺装置102、用紙後処理周辺装置103、大容量給紙周辺装置104などの代表して周辺装置106と称しており、これらの共通した構成を図示している。
画像形成装置本体101同様にここでは詳細は図示しないが、各アクチュエータ、センサを複数有し、それらに必要な入出力信号も複数存在する。周辺制御部CNT2は本体制御部CNT1と状態の制御、動作タイミングの制御のために信号7によって通信を行う。なお、周辺装置106の構成が単純な場合には周辺装置106内に周辺制御部CNT2を設けず、本体制御部CNT1が直接制御を行っても良い。
また、周辺装置106内に蓄電装置BAT、商用電源から蓄電装置BATに充電するための充電機CHG、及び前記蓄電装置BATの電力を取り出して定電圧化し、出力する定電圧装置DDCから構成される補助電源109を備えている。周辺制御部CNT2は蓄電装置BATからの充電状態信号13を監視し、充電が必要で充電が可能な状態の場合に充電機CHGに対して信号12で充電制御を行う。
前述したように画像形成装置本体101のDC電源部PSUから周辺装置106のモータMT、ソレノイドSOL、クラッチCLなどの駆動用電源へも供給されているが、本実施形態では補助電源109の出力と本体101のDC電源部PSUからの出力をON/OFFする第1の切り換え装置SW1と補助電源109からの出力をON/OFFする第2の切り換え装置SW2を有し、制御信号14により定電圧装置DDCを制御し、蓄電装置BATに蓄えられた電力を定電圧化(DC−DC変換)して出力するとともに第1及び第2の切り換え装置SW1、SW2を各条件に従い制御信号15、制御信号16によって補助電源109からの供給(第2のDC電源供給回路SUP2)と本体DC電源PSUからの供給(第1のDC電源供給回路SUP1)を切り換える。
なお、図4に示した例では、周辺制御部CNT2から補助電源109及びその切り換えを制御しているが、本体制御部CNT1から制御するように構成することもできる。この例を図5に示す。図5は図4に示した画像形成装置及び周辺装置の変形例である。この変形例では、図4において補助電源9及び第1及び第2の切り換え装置SW1、SW2の各部に対して周辺制御部CNT2から出力され、また周辺制御部CNT2に入力されていた制御入出力信号12、13、14、15、16を本体制御部CNT1から出力し、あるいは本体制御部101に入力して補助電源9及びその切り換えを本体制御部101によって制御するようにしている。
また、補助電源109の蓄電装置BATとしては例えば電気二重層コンデンサあるいはLi電池を使用すると良い。電気二重層コンデンサは、Li電池と比較した場合に充放電による劣化が少なく、急速充電可能であるので短時間で充電し、必要なときに放電するような充放電回数が多いシステムに適している。また、エネルギー蓄電状態が電圧の変化で容易に監視できるために充放電制御が比較的容易に行える。一方、Li電池は、電気二重層コンデンサと比較してエネルギー密度が高く小型で大電力を蓄電可能である。電気二重層コンデンサに比べて充電時間が長く、充放電回数に対する劣化が大きいので多くの電力を一度に蓄電し、分けて放電するシステムに適している。 従って、周辺装置106の特性に応じて電気二重層コンデンサとLi電池とを使い分けるようにする。すなわち、補助電源109の蓄電装置BATを電気二重層コンデンサとすると、Li電池よりも充放電回数の耐久性を伸ばすことができる。一方、補助電源109の蓄電装置BATをLi電池とすると、Liは電気二重層コンデンサよりエネルギー密度が高いことから装置の小型化が可能となる。
このように電力的に不足、あるいは使い勝手が低下する周辺装置106が接続される場合のみ周辺装置106に補助電源109を設ける構成にすることにより画像形成装置本体1に補助電源109を設ける必要がなくなり、システム環境に応じた電源供給構成を実現することができる。
また、周辺装置106を備えた画像形成装置本体101の立ち上げ時には次のような状態になる。すなわち、周辺装置106は電源投入時、あるいは省エネモードからの復帰時に周辺装置106内の残紙有無の確認、排紙(積載)トレイのホーミング、さらには、各機能の故障診断等のために各種アクチェータを動作させるイニシャライズ動作を行う。画像形成時に同時に動作しないアクチェータもイニシャライズ動作時間を短縮するために一度に動作させる場合があり、周辺装置106の消費電力は短時間ではあるが画像形成動作時よりも大きくなる。
一方、画像形成装置本体1側では、定着温度が予め設定された目標温度に到達した後に印刷動作が開始される。前述した定着装置110の場合、定着温度目標到達直後の画像形成動作時には加熱ローラ111の熱はシート117に奪われると同時に十分に温まっていない加圧ローラ112側にも熱を奪われるために印刷動作開始直後から定着への電力が不足し、定着温度が低下してくる。画像形成動作が継続し、加圧ローラ112も温まってくると定着への必要供給電力が減ってくるために電力的に余裕ができ定着温度が上昇してくる。それ以降は適正な定着温度となるように定着ヒータ113を点灯制御させる。
また、自動原稿送り周辺装置102に原稿が積載されている場合には印刷動作を行いながら原稿の給紙動作、原稿の読取動作、原稿の排紙動作を行う。よって、印刷動作のみに比べて消費電力が大きくなるので印刷動作時のみの電力に加えて上記原稿給紙、原稿読取、原稿排紙のための電力が必要となる。積載された全ての原稿の読取が完了すると、読取動作のための電力は不要となりヒータへ、前記不要となった分多く供給可能となる。システムとしてはこの期間おいても定着温度が下限値を下回らないように設定してある。
しかしながら用紙後処理周辺装置103、大容量給紙周辺装置104などの別の周辺装置が装着された場合には立上げ期間で用紙後処理周辺装置103、大容量給紙周辺装置104のイニシャライズ動作を行う必要があり、その動作に電力が更に必要となる。その場合にも画像形成装置本体101と周辺装置全体の電力は電力の上限値を超えてはならないので画像形成装置本体101のみの立上げ動作時よりも画像形成装置本体101で消費する電力を低減させる必要がある。その手段として定着立上げ電力を低減させるが、その結果、目標定着温度へ到達する時間が長くなってしまう。
そこで、本実施形態では、周辺装置106のイニシャライズ動作時である期間に必要な電力を補助電源109から周辺装置106へ供給することにより、補助電源109から供給する電力分をDC電源部PSUから定着ヒータ113へ供給し、これにより定着立上げ時間が遅れることを防止し、画像形成装置本体101のみの場合と同等の時間で定着温度リロードすることができる。
このときの画像形成装置本体101と周辺装置106の動作と消費電力、定着温度の関係を図6に示す。図6では、横軸に時間、縦軸に電力を取っている。図6(a)は、画像形成装置本体101のみの立上げ動作及び画像形成動作を示した図である。同図において電源ONからコピー開始までの期間A1が定着温度リロード期間で、電力は主に画像形成装置本体101のイニシャライズ動作に必要なDC電力1と定着ヒータ113への供給電力であるヒータ電力11の合計となる。このとき少しでも早く定着の温度を目標温度に到達させるために可能な限り定着ヒータ113へ電力を供給する。従って、このときの期間A1における定着ヒータ113へ供給可能な電力は、
期間A1の定着ヒータ電力11=消費電力上限値−DC電力1
となる。
コピー開始からコピー終了までの印刷動作期間(B1+C1)では用紙給紙、用紙搬送、感光体への露光、現像、転写、定着などの実際の印刷動作が行われそのDC電力2が消費される。自動原稿送り周辺装置102の作動期間である期間B1ではDC電力2に加えて、自動原稿送り周辺装置102に積載されている原稿のコンタクトガラス面への原稿給紙、原稿読取動作、原稿の排紙動作が行われるためにDC電力3が更に消費される。期間C1は自動原稿送り周辺装置に積載された原稿が全て読取完了したためにDC電力3が不要となる。よって期間B1、C1における定着ヒータ13へ供給可能な電力は、
期間B1定着ヒータ電力21=消費電力上限値−(DC電力2+DC電力3)
期間C1定着ヒータ電力31=消費電力上限値−DC電力2
となる。
図6(b)は図6(a)に対して周辺装置6が装着されたときの画像形成装置本体101と周辺装置106の動作と消費電力、定着温度の関係を示す。さらに周辺装置106を追加すると、当該周辺装置106のイニシャライズ動作に必要な電力であるDC電力4が必要となる。そこで、定着温度リロードのために定着ヒータへ供給できる電力は
期間A1定着ヒータ電力12=消費電力上限値−(DC電力1+DC電力4)
となり、結果的に目標定着温度到達時間が長くなり、期間A2は図6(a)における期間A1よりも長くなる。
また、印刷動作中も周辺装置106の動作のための電力DC電力5が必要となる。その結果、図6(a)における期間B1、C1に対して電力上限値を超えないように期間B2、期間C2は定着ヒータ13への供給電力を低下させることになる。定着ヒータ113への電力を低下させるとトナーを定着させるための必要な熱量が十分得られなくなる。その場合でも定着品質を維持するためには一般的にはプロセス線速、定着線速を減速させる、あるいはシート117の間隔を大きく取り、定着に必要な単位時間当たりの熱量を低減させることが知られている。このように制御すると、結果的に画像形成装置本体1のみの動作である図6(a)の場合よりも印刷完了時間は長くなってしまうことが図6(b)から理解できる。
このようなことから、本実施形態では、周辺装置106のイニシャライズ動作時である期間A2において、周辺装置6に必要なDC電力4を補助電源9からDC電力6として供給する。この状態を図6(c)に示す。このように補助電源109からDC電力6を供給すると、画像形成装置本体101のみの目標定着温度到達過程のヒータ電力11と同等のヒータ電力13を供給することができるために定着リロード時間が長くならず、画像形成装置本体101のみの定着温度リロード期間A1と同等の定着リロード期間A3とすることが可能となる。このときの定着ヒータ113への供給可能な電力は、期間B2及びC2は前記式2及び式3に準じ、期間A3における定着ヒータ13へ供給可能な電力は、
定着ヒータ電力13+DC電力6
となる。
なお、期間B3については定着ヒータ113へ供給可能な電力はヒータ電力13、期間Cについてはヒータ電力33であり、これらのは図6(b)における期間B2及びC2における供給可能なヒータ電力22、32と同等である。
図7は図6(c)の動作に対応する処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、電源投入後(ステップS101)、まず周辺装置106が装着されているか否かをチェックする(ステップS102)。そして、周辺装置6が装着されていれば、補助電源9を使用するため定電圧装置DDCをオン(ステップS103)、第2の切り換え装置SW2をオン(ステップS104)、第2の切り換え装置SW1をオフ(ステップS105)して定着温度制御を実行する(ステップS106)。一方、ステップS102で周辺装置106が装着されていなければ、第1の切り換え装置SW1をオン(ステップS107)、第2の切り換え装置SW2をオフ(ステップS108)、定電圧装置DDCをオフ(ステップS109)して定着温度制御を実行する(ステップS106)。
このように電力的に不足、あるいは使い勝手が低下する周辺装置106が接続される場合のみ周辺装置106に補助電源109を設けるので、画像形成装置本体101に不要な補助電源109を設けることがなくなる。
また、周辺装置106を含む画像形成装置のシステムが電力不足になる動作時のみ補助電源109に充電された電力を供給することにより電力の有効利用が可能となる。本実施形態ではその期間を周辺装置6としての通常動作時より電力を必要とする周辺装置106のイニシャライズ動作時とする。これにより、周辺装置106を備えていない画像形成装置本体1のみの立ち上げ時と同じ時間で周辺装置6を含むシステムの立ち上げが可能となる。
<第2の実施形態>
図8は第2の実施形態における画像形成装置本体101と周辺装置106の動作と消費電力、定着温度の関係を示す図で、図6と同様に横軸に時間、縦軸に電力を取っている。図1ないし図5を参照して説明した各部は第1の実施形態と同等に構成されているので、同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図8(a)は図6(a)と同様に画像形成装置本体101のみの動作、電力、定着温度を示した図である。図8(b)は図6(b)と同様に周辺機器106を装着したときに画像形成装置本体101のみで電力を供給する場合の動作、電力、定着温度を示した図である。図8における期間D1、D2、D3は図6における期間A1、A2、A3に対応し、期間E1、E2、E3は期間B1、B2、B3に対応し、期間F1、F2、F3は期間C1、C2、C3にそれぞれ対応する。
前述したように目標定着温度到達直後の印刷動作開始後には定着温度が低下してくる。特に図8(a)の期間E1では、原稿読取動作も伴うために定着ヒータ13への電力供給が最も少なくなる。更に周辺装置6が装着されると図8(b)のように印刷動作期間中である期間E2、F2では周辺装置動作に必要なヒータ電力52、62が必要となる。よって、図8(b)の期間E2、期間F2における定着ヒータ13へ供給可能な電力は、
期間E2定着ヒータ電力52=消費電力上限値−(DC電力2+DC電力3
期間F2定着ヒータ電力62=消費電力上限値−(DC電力2+DC電力5)
のようになる。
本実施形態では、この原稿読取期間中である期間E2に周辺装置動作に必要なDC電力5と同等のDC電力7を補助電源109から周辺装置106に供給するようにしたものである。これにより期間E2を期間E1と同等の印刷時間と同等の期間E3とすることが可能となる。
また期間F2、F3においては補助電源109から周辺装置106へ電力を供給しないが、原稿読取動作が完了しているためにDC電力3と同等の電力を定着ヒータ113へ供給可能となることに加え、加圧ローラ112も温まっているのでプロセス線速、定着線速を減速させる、あるいはシート117の間隔を大きく取ることなく印刷動作を行うことが可能である。図7(a)のヒータ電力61と図7(c)のヒータ電力63では、ヒータ電力63の方がDC電力5の分だけ少ないが、このヒータ電力はあくまでも供給可能電力を示すものであり定着品質を維持するために必要な電力ではない。期間F1〜F3においてはヒータ電力63(ヒータ電力62も同じ)で定着品質の維持が可能である。なお、図8(a)における加熱ヒータ113への供給電力であるヒータ電力41、51、61は図6(a)におけるヒータ電力11、21、31にそれぞれ対応し、図8(b)におけるヒータ電力42、52、62は図6(b)におけるヒータ電力12、22、32にそれぞれ対応する。
図9は図8(c)の動作に対応する処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、まず原稿読み取り動作中であるかどうかをチェックし(ステップS201)、原稿読み取り動作中でなければ印刷動作制御を実行する(ステップS206)。原稿読み取り動作中であれば、さらに周辺装置106が装着されているか否かをチェックし、(ステップS202)、周辺装置106が装着されていれば補助電源109を使用するため定電圧装置DDCをオン(ステップS203)、第2の切り換え装置SW2をオン(ステップS204)、第1の切り換え装置SW1をオフ(ステップS205)し、印刷動作制御を実行する(ステップS206)。一方、ステップS202で周辺装置106が装着されていなければ、第1の切り換え装置SW1をオン(ステップS207)、第2の切り換え装置SW2をオフ(ステップS208)、定電圧装置DDCをオフ(ステップS209)して印刷動作制御を実行する。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
このように本実施形態では、補助電源109からの電力供給期間をコピー開始からある一定期間で終了する自動連続原稿読取時とすることにより、簡単な制御で電力を補助することできる。
<第3の実施形態>
図10は第3の実施形態における画像形成装置本体101と周辺装置106の動作と消費電力、定着温度の関係を示す図で、図6と同様に横軸に時間、縦軸に電力を取っている。図1ないし図5を参照して説明した各部は第1の実施形態と同等に構成されているので、同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図10(a)は図6(a)と同様に画像形成装置本体101のみの動作、電力、定着温度を示した図である。図10(b)は図6(b)と同様に周辺装置106を装着したときに画像形成装置本体101のみで電力を供給する場合の動作、電力、定着温度を示した図である。図10における期間H1、H2、H3は図6における期間A1、A2、A3に対応し、期間J1、J2は期間B1、B2に対応し、期間K1、K2は期間C1、C2にそれぞれ対応する。
第2の実施形態は、原稿の読み取り期間時に補助電源109から電力を補助するという予め設定された動作に合わせて行う制御であることから制御的には簡単であるが、画像形成装置本体101と周辺装置106全体の電力が上限値を超えない場合でも補助電源109の電力を使用する。すなわち、上限値を超えたかどうかは考慮されていない。そのために充電された電力を有効に活用できない可能性がある。本実施形態では図10(c)に示すように立ち上げ時には図6(c)に示した第1の実施形態のように制御し、印刷動作を開始した後、定着温度が低下した場合(この実施形態では、定着温度下限値に達した場合)に周辺装置106にDC電力7を補助電源109から供給し、周辺装置106へ供給していた電力分を定着ヒータ113へ供給するようにした。言い換えると、第2の実施形態における印刷動作開始後の原稿読取期間中である期間E2に周辺装置動作に必要なDC電力5と同等のDC電力7を補助電源109から周辺装置106に供給するようにしているが、供給開始時期を定着温度が下限値に達した時点に設定したものである。これにより、定着ヒータ113には、付加された周辺装置106を動作させるためのDC電力5の供給が停止され、その分ヒータ電力83に上乗せされて定着ヒータ113の加熱が行われる。そして、自動原稿送り周辺装置102の動作が終了すると、言い換えると原稿読み取り動作が終了すると、自動原稿送り周辺装置102に印加されていたDC電力3分が定着ヒータ13の加熱に上乗せされ、ヒータ電力93として定着ヒータ113をさらに加熱する。あるいは加熱することが可能となる。そして、定着温度が所定温度まで昇温すると、DC電力7で示されている補助電源109からの周辺装置106への通電を停止し、期間Lの始期前に印加していたDC電力5を周辺装置106に印加する。なお、図10(c)に示す期間Lの終期は例えば予め設定された温度に定着温度が上昇したタイミングに設定される。このタイミングは画像形成装置本体101の定着装置110の熱容量は定着ヒータ113の加熱特性に応じて適宜設定される。
このように制御すると、画像形成装置本体101と周辺装置106全体の電力が上限値を超えたときのみ補助電源109からDC電力7を供給するので充電された電力を有効に活用することができる。
図11は図10(c)の動作に対応する処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、定着温度を監視しておき、定着温度が下限値を上回っている間は通常の定着温度制御を実行し(ステップS301→S306)、定着温度が下限値になると(ステップS301−Y)、画像形成装置本体101と周辺装置106を含むシステム全体の電力が上限値に達しているか否かをチェックする(ステップS302)。上限値に達していれば電力が不足するので、補助電源109の定電圧装置DDCをオン(ステップS303)、第2の切り換え装置SW2をオン(ステップS304)、第1の切り換え装置SW1をオフ(ステップS305)して定着温度制御を実行する(ステップS306)。一方、ステップS302でシステム全体の電力が上限値に達なければ、電力に余裕があり、補助電源109を使用する必要がないので、第1の切り換え装置SW1をオン(ステップS307)、第2の切り換え装置SW2をオフ(ステップS308)、定電圧装置DDCをオフ(ステップS309)し、定着温度制御を実行する(ステップS306)。
本実施形態によれば、動作状態に基づいて補助電源109からの電力供給を制御するのではなく、定着温度を監視し定着品質を維持可能な定着下限温度にならないように補助電源109から周辺装置106を動作させるのためのDC電力7を供給すると共に、DC電力7の分だけ定着ヒータ113への電力の付加供給を可能とするので、定着品質を維持することができる。すなわち、本実施形態によれば、電力が不足する場合のみ補助電源109から周辺装置106に対する電力供給を行うことにより、補助電源109に充電されている電力を有効に使用することができる。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
なお、第1ないし第3の実施形態においては、
1)画像形成装置が低温で使用される。
2)定着の熱量を多く必要とする厚紙を使用される。
3)電源事情により商用電源が低下している。
というように定着温度を維持するのに不利な環境がある。そのような環境では標準環境より補助電源109に充電されている電力を使う状態が多くなり、補助電源109を使用するタイミングで充電電力が不足する場合がある。そこで、補助電源109からの電力の供給動作中に充電電力が低下した場合には、画像形成装置本体101及び周辺装置106の電力を画像形成装置本体101のDC電源部PSUのみから供給し、定着装置110に供給可能な上限電力を低減させるようにする。これにより、補助電源109の充電電力が不足した場合でもシステムとして正常に動作することが可能となる。
図12は図1に示した画像形成装置本体101と周辺装置106とからなるシステムのシステム構成の概略を示す図である。画像形成装置本体101は図12では、デジタル複写機からなる。このデジタル複写機はモノクロ画像形成用のもので本体400と、デジタル複写機本体400の上部の設置された画像読み取り装置500と、さらにその上に装着された自動原稿送り周辺装置102としての自動原稿給送装置(以下、「ADF」と称す)550と、デジタル複写機本体400の同図において右側に配置された大容量給紙周辺装置104としての大容量給紙装置700と、デジタル複写機本体400の同図において左側に配置された用紙後処理周辺装置103としての用紙後処理装置800とから基本的に構成されている。
デジタル複写機本体400は画像書き込み部410と、作像部420と、定着部430と、両面搬送部440と、給紙部450と、垂直搬送部460と、手差し部470とからなる。
画像書き込み部410は画像読み取り装置500で読み取った原稿の画像情報に基づいて発光源であるLDを変調し、ポリゴンミラー、fθレンズなどの走査光学系により感光体ドラム421にレーザ書き込みを行うもので、前記光書き込み装置に対応する。作像部420は感光体ドラム421と、この感光体ドラム421の外周に沿って設けられた現像ユニット422、転写ユニット423、クリーニングユニット424及び除電ユニットなどの公知の電子写真方式の作像要素とからなる。
定着部430は前記転写ユニット423で転写された画像を転写紙に定着する。両面搬送部440は定着部420の転写紙搬送方向下流側に設けられ、転写紙の搬送方向を用紙後処理装置800側、あるいは両面搬送部440側に切り換える第1の切換爪441と、第1の切換爪441によって導かれた反転搬送路442と、反転搬送路442で反転した転写紙を再度転写ユニット423側に搬送する画像形成側搬送路443と、反転した転写紙を用紙後処理装置800側に搬送する後処理側搬送路444とを含み、画像形成側搬送路443と後処理側搬送路444との分岐部には第2の切換爪445が配されている。
給紙部450は4段の給紙段からなり、それぞれピックアップローラ、給紙ローラによって選択された給紙段に収納された転写紙が引き出され、垂直搬送部460に導かれる。垂直搬送部460では、各給紙段から送り込まれた転写紙を転写ユニット423の用紙搬送方向上流側直前のレジストローラ461まで搬送し、レジストローラ461では、感光体ドラム421上の顕像の画像先端とタイミングを取って転写紙を転写ユニット423に送り込む。手差し部470は開閉自在な手差しトレイ471を備え、必要に応じて手差しトレイ471を開いて転写紙を手差しにより供給する。この場合もレジストローラ461で転写紙の搬送タイミングが取られ、搬送される。
大容量給紙装置700は同一サイズの転写紙を大量にスタックして供給するもので、転写紙が消費されるにしたがって底板702が上昇し、常にピックアップローラ701から用紙のピックアップが可能に構成されている。ピックアップローラ701から給紙される転写紙は、垂直搬送部460からレジストローラ461のニップまで搬送される。
用紙後処理装置800はパンチ、整合、ステイプル、仕分けなどの所定の処理を行うもので、この実施形態では、前記機能のためにパンチ801、ステイプルトレイ(整合)802、ステイプラ803、シフトトレイ804を備えている。すなわち、画像形成装置400から用紙後処理装置800に搬入された転写紙は、孔明けを行う場合にはパンチ801で1枚ずつ孔明けが行われ、その後、特に処理するものがなければ、プルーフトレイ805へ、ソート、スタック、仕分けを行う場合にはシフトトレイ804にそれぞれ排紙される。仕分けは、この実施形態は、シフトトレイ804が用紙搬送方向に直交する方向に所定量往復動することにより行われる。このほかに、用紙搬送路で用紙を用紙搬送方向と直交する方向に移動させて仕分けを行うこともできる。
整合する場合には、孔明けが行われた、あるいは孔明けが行われていない転写紙が下搬送路806に導かれ、ステイプルトレイ802において後端フェンスで用紙搬送方向を直交する方向が整合され、ジョガーフェンスで用紙搬送方向と平行な方向の整合が行われる。ここで、綴じが行われる場合には、整合された用紙束の所定位置、例えば角部、中央2個所など所定の位置がステイプラ803によって綴じられ、放出ベルトによってシフトトレイ804に排紙される。また、この実施形態では、下搬送路806にはプレスタック搬送路807が設けられ、搬送時に複数枚の用紙をスタックし、後処理中のデジタル複写機本体400側の画像形成動作の中断を避けることができるようになっている。
画像読み取り装置500は、ADF600によってコンタクトガラス510上に導かれ、停止した原稿を光学的にスキャンし、第1ないし第3のミラーを経て結像レンズで結像された読み取り画像をCCDやCMOSなどの光電変換素子によって読み取る。読み取られた画像データは、図示しない画像処理回路で所定の画像処理が実行され、記憶装置に一旦記憶される。そして、画像形成時に画像書き込み部410によって記憶装置から読み出され、画像データに応じて変調し、光書き込みが行われる。
ADF550は両面読み取り機能を有するもので、画像読み取り装置500のコンタクトガラス510設置面に開閉自在に取り付けられている。このADF550では、原稿載置台551に載置された原稿が原稿読み取り時に自動的にコンタクトガラス510上に送り出される。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像形成装置本体内に設けられた定着装置の概略構成を示す図である。 本発明の他の実施形態における定着装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態における画像形成装置及び周辺装置の機能ブロック図である。 図4に示した画像形成装置及び周辺装置の変形例である。 第1の実施形態における画像形成装置本体と周辺装置の動作と消費電力、定着温度の関係を示す図である。 第1の実施形態における動作に対応する処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における画像形成装置本体と周辺装置の動作と消費電力、定着温度の関係を示す図である。 第2の実施形態における動作に対応する処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態における画像形成装置本体と周辺装置の動作と消費電力、定着温度の関係を示す図である。 第3の実施形態における動作に対応する処理手順を示すフローチャートである。 デジタル複写機と周辺装置とからなるシステムのシステム構成の概略を示す図である。
符号の説明
101 画像形成装置本体
102 自動原稿送り周辺装置
103 用紙後処理周辺装置
104 大容量給紙周辺装置
106 周辺装置
109 補助電源
110,430 定着装置
113 定着ヒータ
400 デジタル複写機
550 自動原稿給送装置
700 大容量給紙装置
800 用紙後処理装置
BAT 蓄電装置
CNT1 本体制御部
CNT2 周辺制御部
PSU DC電源部
SPU1 第1のDC電源供給回路
SPU2 第2のDC電源供給回路
SW1 第1の切り換え装置
SW2 第2の切り換え装置

Claims (6)

  1. 周辺装置と、当該周辺装置に装着可能な画像形成装置本体とからなる画像形成装置であって、
    前記周辺装置に備えられ、DC電当該周辺装置の負荷に供給する蓄電手段を含む補助電源装置と、
    前記画像形成装置本体に備えられ、商用電源からの電力よりDC電を生成する主電源装置と、
    前記主電源装置から前記荷にDC電を供給する第1のDC電源供給経路と、
    前記周辺装置に備えられ、前記補助電源装置から前記負荷にDC電を供給する第2のDC電源供給経路と、
    前記周辺装置に備えられ、前記第1及び第2のいずれかのDC電源供給経路からの電力の供給を選択する切り換え手段と、
    前記画像形成装置本体又は前記周辺装置に備えられ、前記周辺装置が前記画像形成装置本体に装着されたことに基づいて前記切り換え手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置本体に、原稿を読み取る読取手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記読取手段が読み取り動作中の場合に、前記第2のDC電源供給経路から前記負荷への電力の供給になるよう前記切り換え手段を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置本体に、シート上に転写されたトナー画像を定着する定着装置をさらに備え、
    前記制御手段は、前記定着装置の温度が予め定めた下限値に達し、かつ、商用電源からの消費電力が予め定めた電力の上限値に達した場合に、前記第2のDC電源供給経路から前記負荷への電力の供給になるよう前記切り換え手段を制御すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記蓄電手段は電気二重層コンデンサであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記蓄電手段はリチウム電池であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 像形成装置本体に接続される周辺装置であって、
    DC電力を出力する蓄電手段を含む補助電源装置と、
    前記画像形成装置本体から供給されたDC電力を前記周辺装置の負荷に供給する第1のDC電源供給経路と、
    前記補助電源装置から前記負荷にDC電力を供給する第2のDC電源供給経路と、
    前記第1及び第2のいずれかのDC電源供給経路からの電力の供給を選択する切り換え手段と、
    を備え、
    前記切り換え手段は、前記周辺装置が前記画像形成装置本体に装着されたときに、前記画像形成装置本体からの信号に基づいて電力の供給を選択すること
    を特徴とする周辺装置
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