JP5057655B2 - ブラシレスモータ駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

ブラシレスモータ駆動装置及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、電流消費量に応じたトルク特性を発生させ、かつ、予め設定された設定値以上の過負荷トルクが印加された時には過負荷保護回路が働いて、直ちに停止するように制御するブラシレスモータ駆動装置及びこのブラシレスモータ駆動装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合した画像形成装置では、負荷の駆動源として、高寿命でメンテナンスが楽なブラシレスモータが使用されている。ブラシレスモータはモータ巻線に誘起される誘導電圧によって磁石回転子を回転させるもので、その駆動装置の一例を図11により説明する。図11は従来の一般的なブラシレスモータ駆動装置の例を示す回路図である。このブラシレスモータ駆動装置は、ブラシレスモータのモータ巻線部10の3つの巻線に順に駆動電流を供給するため、3段の半導体スイッチング素子、抵抗、キャパシタなどで構成された駆動トランジスタ回路1と、この駆動トランジスタ回路1を動作させるモータドライバIC2と、オペアンプ、キャパシタ、抵抗などで構成された定常過負荷保護回路3を備えている。駆動トランジスタ回路1には、半導体スイッチング素子の電流を検知するための電流検出抵抗Rxが設けられている。
START/STOP信号ラインに信号が入力されると、モータドライバIC2が動作し、駆動トランジスタ回路1を動作させて、モータ巻線部10の3つの巻線に順に駆動電流を印加し、誘起される誘導電圧によって図示しない回転子を回転させる。又、モ―タドライバIC2は、モータが所定の回転数となり同期がとれると、ロック信号を出力する。START/STOP信号に停止のための負の信号が入力されると、モータドライバIC2は駆動トランジスタ回路1に対する出力を止めるため、モータが回転動作を停止すると共に、所定の回転数からはずれたことを受けて、モータドライバIC2はロック信号の出力を停止する。
もし、動作中に過負荷トルクがかかったり、モータ巻線のショートなどの理由で、駆動トランジスタ回路1内の電流検出抵抗Rxに過電流が流れた場合、電流検出抵抗Rxの電位が所定の電位より高くなるため、モータドライバIC2は電流検出抵抗Rxの電位が所定の電位より高くなったことを検知して、ロック信号の出力を停止し、定常過負荷保護回路3に過電流が流れたことをあらわす信号が入力されるため、定常過負荷保護回路3はモータの起動時間、例えば2〜3secで動作しない程度の所定の時間、例えば5sec後にリミッタ信号をモータドライバIC2に入力することで、駆動トランジスタ回路1が停止し、モータを停止させる。
このようなブラシレスモータをはじめ、巻線を有するモータは巻線に過負荷が加わると、発煙や発火する可能性がある。そこで、例えば特許文献1では、負荷トルクが一瞬でも過負荷トルク設定値を越えるとモータを停止させる技術が、又、特許文献2では、電磁開閉器や電動機タイマといった大掛かりな装置を用いて、瞬間的な過負荷トルクでは運転が続行され、一定時間以上の過負荷時のみ電動機を停止停止する技術が、更に、特許文献3では、運転時間毎過電流検出値を切り換えるとともに、過電流検知による動作停止をマイクロコンピュータ管理(ソフト制御)により行っている技術が提案されている。
特開2004−108000号公報 特開平5−321227号公報 特開平9−140184号公報
しかしながら、上述したブラシレスモータ駆動装置においては、定常過負荷保護回路3の作動時間が例えば5secとすると、それより短い時間、例えば2sec程度の過負荷が想定以上の頻度で印加された場合には過負荷とみなさないが、モータ巻線には断続的に過電流が流れるため、巻線はどんどん温度上昇して、発煙・発火になる可能性がある。 このように、特定時間内の過負荷トルクが印加された場合の特定時間内の過電流を許容することにより、モータ巻線が温度過上昇で発煙・発火を起こさない程度の、特定時間内の過負荷トルク印加が断続的に行われてもモータ動作を停止させず、かつ特定時間以上の過負荷トルクや、特定時間内の過負荷トルク印加が短周期で繰り返し行われても、モータ巻線が温度過上昇で発煙・発火を起こしてしまう前に、モータ動作を停止するという安全かつ安定動作を、特にソフトウェア制御せずに実現するブラシレスモータ駆動装置は提案されていない。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、特定時間内の過負荷トルク印加の繰り返しを行っても、モータ巻線が温度過上昇により発火・発煙せずに、幅広い負荷トルク動作に対応したモータ動作を、小型かつ、安価なハードウェアのみで実現し、モータの小型化・低価格化を実現することにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、ブラシレスモータを駆動するための駆動電流を供給すると共に、電流検出手段を含む駆動手段と、前記駆動手段における前記電流検出手段からの電流検出値に基づいて前記駆動電流の供給量を制御すると共に、当該駆動電流が所定値より高くなったときに過電流信号を出力するモータドライバ手段と、前記モータドライバ手段から前記過電流信号を入力したときに当該モータドライバ手段へリミッタ出力信号を送出して当該モータドライバ手段の制御により前記駆動手段における前記駆動電流の供給を停止させる過負荷保護手段と、を備えたブラシレスモータ駆動装置において、前記駆動手段の前記駆動電流の供給量における過負荷状態を検出して過負荷検出信号を出力する過負荷検出手段と、前記過負荷検出信号の継続時間及びレベルを検出した過負荷時間検出信号を出力して前記過負荷保護手段が備えるキャバシタの充放電を制御する過負荷時間検出手段と、を備え、前記過負荷保護手段は、前記過負荷時間検出信号が前記キャバシタの充放電を繰り返して所定の閾値に到達するか、或いは当該キャバシタへの充電が継続して当該所定の閾値に到達したときに前記モータドライバ手段へ前記リミッタ出力信号を送出することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記過負荷時間検出回路は、デバイス特性を選定して回路定数を変えることにより、前記停止指示信号の出力に係る前記所定時間未満の特定時間を変更可能であることを特徴とする。
第3の手段は、光源から出射された光で感光体を露光して当該感光体上に静電潜像を形成し、当該静電潜像をトナーで現像した顕像を画像情報として記録媒体に転写することで書き込みを行う画像形成装置であって、負荷の駆動源として、第1の手段又は第2の手段のブラシレスモータ駆動装置によって駆動制御される前記ブラシレスモータを備えたことを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記ブラシレスモータ駆動装置は、前記負荷として、2つ以上のものを同時に駆動することを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記ブラシレスモータ駆動装置は、単位時間当たりの前記記録媒体に対する処理枚数に応じて前記2つ以上の負荷を同時に駆動することにより前記ブラシレスモータの過負荷トルクを抑制することを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段において、前記ブラシレスモータ駆動装置は、前記2つ以上の前記負荷における特定のものについての連続駆動を繰り返すことにより前記ブラシレスモータの温度過上昇を防止することを特徴とする。
の手段は、第4の手段〜第6の手段の何れか1つにおいて、前記2つ以上の前記負荷は、現像材を供給する現像装置を含むことを特徴とする。
の手段は、第4の手段〜第6の手段の何れか1つにおいて、前記2つ以上の前記負荷は、カラー現像材を供給する現像装置を含むことを特徴とする。
尚、後述する実施の形態において、駆動手段は駆動トランジスタ回路1に、モータドライバ手段はモータドライバIC2に、過負荷保護手段は定常過負荷保護回路3に、過負荷検出手段は過負荷検出回路11に、過負荷時間検出手段は過負荷時間検出回路12に、現像部、現像装置は現像ユニット105にそれぞれ対応している。
本発明によれば、ブラシレスモータの過負荷トルク印加時の過電流が予め設定された期間内で過負荷トルクの印加限界時間を示す所定時間(モータ巻線部が過負荷トルクの印加に伴う温度過上昇により発火・発煙を起こす危険を生じる実験的に得られた時間)未満の特定時間に及んで繰り返し継続しなければ、過負荷トルクの印加を許容する駆動制御を行うため、そのようなタイミングで過負荷トルク印加が繰り返し行われても、モータ巻線部が温度過上昇により発火・発煙せずに、幅広い負荷トルク動作に対応したモータ動作を、小型かつ、安価なハードウェアのみで実現し、モータの小型化低価格化を達成することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明に係るブラシレスモータ駆動装置の一実施の形態を示す回路図である。このブラシレスモータ駆動装置は、上述した図11の従来のブラシレスモータ駆動装置に、駆動トランジスタ回路1の出力状態を検知して過負荷か否かを検知する、オペアンプ、抵抗、キャパシタなどで構成された過負荷検出回路11と、この過負荷検出回路11が過負荷を検出したときの出力信号によって過負荷の時間を検出し、その出力信号を定常過負荷保護回路3のキャパシタに印加する、キャパシタや抵抗で構成された過負荷時間検出回路12を付加したものである。なお、この実施の形態においては、定常過負荷保護回路3のオペアンプの出力側は、図11と異なりモータドライブICのみに接続されている。
図1のブラシレスモータ駆動装置の動作を図2ないし図5により説明する。図2は900msecの過負荷が単発印加されたとき、図3は900msecの過負荷が断続的に印加されたとき、図4は2〜4secの過負荷が断続的に印加されたとき、図5は5sec以上の過負荷が印されたときのブラシレスモータ駆動装置のAからD点における動作波形をそれぞれ示す図である。A点は駆動トランジスタ回路1の電流検出抵抗Rxの入力点、B点は過負荷検出回路11の出力点、C点は過負荷時間検出回路12の出力点、D点は定常過負荷保護回路3の出力点である。
今、図1のブラシレスモータ駆動装置において、仮に正常動作の範囲内であり、かつ、モータ巻線部10に発火・発煙を起こさない900msecの過負荷が単発で印加された場合、この過負荷を図2のAに示すような波形とすると、過負荷検出回路11の出力は、図2のBに示すように、約900msecのパルス出力となる。しかしながら、過負荷時間検出回路12の出力は、図2のCに示すように、キャパシタが充分に充電される時間ではないのでリミッタがかかるスレッシュ電圧に到達せず、過負荷検出時間回路12の出力としては、図2のDに示すように、電位の変化ない。したがって、正常動作を維持する。
もし、正常動作の範囲内であり、かつ、モータ巻線分10が発火・発煙を起こさない900msecの過負荷が、図3のAに示すように、断続的に繰り返し印加された場合、過負荷検出回路11の出力は、図3のBに示すように、約900msecのパルス出力を断続的に繰り返し出力する。これにより、負荷時間検出回路12の出力は、図3のCに示すように、キャパシタへの充放電を繰り返すが、リミッタがかかるスレッシュ電圧に到達せず、過負荷検出時間回路12の出力は、図3のDに示すように、電位の変化なく、正常動作を維持する。
一方、異常動作であり、長時間繰り返し続けるとモータ巻線が発火・発煙を起こす可能性がある、図4のAに示すような、2〜4secの過負荷が断続的に繰り返し印加された場合、過負荷検出回路11の出力は、図4のBに示すように、2〜4secのパルス出力を断続的に繰り返し、その結果過負荷時間検出回路12の出力は、図4のCに示すように、キャパシタへの充放電を繰り返し、ついにはリミッタがかかるスレッシュ電圧に到達すると定常過負荷保護回路は、図4のDに示すように、リミッタ出力信号をモータドライバIC2に対して出力し、モータドライバIC2の制御により駆動トランジスタ回路1におけるモータ巻線部10への駆動電流の供給を停止させ、モータ動作を停止する。
更に、図5のAに示すように、図1のA点に5sec以上の定常的な過負荷トルクがかかった場合は、モータ巻線が発火・発煙を起こす可能性があるため、即座にモータ動作を停止させる必要がある。このような場合、過負荷検出回路11の出力は、図5のBに示すように、パルスを連続的に出力し、この出力によって過負荷検出時間回路12は、図5のCに示すように、定常過負荷保護回路3のキャパシタへ充電電圧を出力し、このキャパシタ充電されてリミッタがかかるスレッシュ電圧に到達すると、定常過負荷保護回路3は放電してリミッタ出力信号をモータドライバIC2に対して出力し、モータドライバIC2の制御により駆動トランジスタ回路1におけるモータ巻線部10への駆動電流の供給を停止させ、モータ動作を停止する。
図6は上述したブラシレスモータ駆動装置が適用された画像形成装置の一例を示す概略構成図である。この画像形成装置は、ファクシミリ機能やプリンタ機能などの複合機能を備えたデジタル複合機である。このカラ画像形成装置は、原稿を読み込むためのスキャナユニット101、ベルト状の感光体で構成された感光体ベルトユニット102、ポリゴンモータ等を制御することにより、スキャナユニット101等から送られてきた画像データをレーザ光で感光体ベルトユニット102に書き込むための書き込みユニット103、感光体ベルトユニット102を帯電させるための帯電ユニット104、マゼンタ(以下、Mと称する)、シアン(以下、Cと称する)、イエロー(以下、Yと称する)、ブラック(以下、と称するK)のトナーがそれぞれ貯蔵された4個のトナーボトル106に対して、それぞれ各色専用に設けられ、トナーボトル106がセットされた状態で4色それぞれを制御されることにより、感光体ベルトユニット102上の潜像を色毎にカラー現像し、顕像化するための現像ユニット105、感光体ベルトユニット上102上の1色毎のトナー画像を一次転写し、各色が重畳されたフルカラーの画像が転写される中間転写ベルトユニット107、各色一次転写後に、感光体ベルトユニット102の潜像部分以外についたトナーを除去するための感光体クリーニングユニット108、感光体クリーニングユニット108により、感光体ベルトユニット102から除去された廃トナーを貯めるための廃トナーボトル109、第一給紙トレイ111又は第二給紙トレイ112から給紙・搬送された転写紙に対して、中間転写ベルトユニット107から転写して転写紙上にカラー画像を形成するための二次転写ユニット110、二次転写の際に中間転写ベルトユニット107に残ったトナーを除去するための中間転写ベルトクリーニングユニット113、中間転写ベルトクリーニングユニット113により中間転写ベルトユニット107から除去された廃トナーを貯めるための中間転写廃トナーボトル114、二次転写されたトナーを加熱及び加圧して転写紙に定着させるための定着ユニット115、排紙トレイに転写紙を排紙するための排紙ユニット116、定着ユニット115にオイルを塗布することにより定着性・光沢性を維持するための定着オイル塗布ユニット117などから構成されている。
図7は上述した画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。図7において、301は本画像形成装置のシステム制御を行うCPUであり、CPU301がROM302に格納されているプログラムに従って、RAM303をワークエリアに使用しつつ、本画像形成装置を統括して制御する。操作パネル304はオペレータが各種設定等を行うためのもので、I/O制御部305は、紙サイズ検知やジャム検知などを行う各種センサ306の入力及び負荷を駆動する各種モータ307の出力制御信号をCPU301の命令に基づいて制御を行う。309はスキャナ部、308はスキャナ部309を制御する読み取り制御部、311はプロッター部、310はプロッター部311の制御を行う書込み制御部である。更に、ファクシミリ通信の電話回線I/Fとなる網制御装置313、網制御装置313の制御を含む各種通信制御を行う通信制御部312も設けられている。
上述した画像形成装置における画像の読み取りから複写、あるいはファクシミリ受信画像やパーソナルコンピュータからのデータ画像の形成動作は従来の画像計装置と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
図8は画像形成装置が正常に動作したときの4つの現像ユニットのタイミングチャート、図9は単色現像が異常過負荷状態で繰り返しオンしたときのタイミングチャート、図10は単色現像の異常過負荷状態が5sec以上続いたときのタイミングチャートである。図8に示すように、感光体ベルトユニット102に対して現像ユニット105は、K現像からC現像、そしてY現像、最後にM現像の順に接離して、感光体ベルトユニット102に対して書き込まれたトナーの一次転写を行っていくが、K現像とM現像が距離的に離れているため、連続枚数出力時には、転写時間短縮のためにはM現像がオフする900msec前にはK現像をオンさせる必要がある。更には、黒を使う頻度が高いためにK現像のトナー量は多色と比較して多く、必然的にK現像を駆動する時に一番トルクが大きくなるため、これらを1つのモータで駆動する場合はM現像からK現像時の900msecが正常動作範囲内で一番厳しい状態となる。この場合に、図1に示すブラシレスモータを使えば、実力的に厳しい小型モータ1個による駆動でも、モータ動作を停止せずに、正常動作かつ安全動作を実現できる。
一方、ソフトウェア暴走、もしくはメカ的な故障などにより異常負荷が印加された場合、例えば図9に示すように、K、C、Y、Mの単色現像が異常過負荷状態で、繰り返し2〜4secオンするような異常動作や、図10に示すように、K、C、Y、Mの単色現像が異常過負荷状態で、5sec以上続くような異常動作においても、上述したブラシレスモータ駆動装置を用いることにより、ソフトウェア暴走時でも、モータ巻線が発火・発煙を起こすことなく、モータ動作を安全に停止することができる。
また、画像形成装置のCPM(Copy Per Minuite)は、ハードウェアが共通でソフトウェア制御のみ異なるのが一般的である。例えば、24CPM機と32CPM機では、現像ユニット105のオン/オフ時間/周期を変更する必要があり、それを実力的に厳しい小型モータ1個により駆動するためには、システムとしての正常動作時にモータ動作停止しないためにCPMに応じて、過負荷を許容できる時間を切り換える必要がある。この場合CPMに応じて過負荷時間検出回路12の諸定数を切り換えることで、実現できる。
更に、モータ巻線部10の温度過上昇を防止するためにモータ動作を停止する場合、CPMに応じて過負荷となる周期を変更する必要があるが、これについても過負荷時間検出回路12の諸定数を切り替えることで実現できる。
本発明に係るブラシレスモータ駆動装置の一実施の形態を示す回路図である。 900msecの過負荷が単発印加されたときの図1の各箇所の動作波形を示す図である。 900msecの過負荷が断続的に印加されたときの図1の各箇所の動作波形を示す図である。 2〜4secの過負荷が断続的に印加されたときの図1の各箇所の動作波形を示す図である。 5sec以上の過負荷が印されたときの図1の各箇所の動作波形を示す図である。 本発明に係るブラシレスモータ駆動装置が適用された画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 図6の画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 画像形成装置が正常に動作したときの4つの現像ユニットのタイミングチャートである。 単色現像が異常過負荷状態で繰り返しオンしたときのタイミングチャートである。 単色現像の異常過負荷状態が5sec以上続いたときのタイミングチャートである。 従来の一般的なブラシレスモータ駆動装置の例を示す回路図である。
符号の説明
1 駆動トランジスタ回路
2 モータドライバIC
3 定常過負荷保護回路
10 モータ巻線部
11 過負荷検出回路
12 過負荷時間検出回路
102 感光体ベルトユニット
105 現像ユニット
106 トナーボトル
107 中間転写ベルトユニット
110 二次転写ユニット
115 定着ユニット

Claims (8)

  1. ブラシレスモータを駆動するための駆動電流を供給すると共に、電流検出手段を含む駆動手段と、前記駆動手段における前記電流検出手段からの電流検出値に基づいて前記駆動電流の供給量を制御すると共に、当該駆動電流が所定値より高くなったときに過電流信号を出力するモータドライバ手段と、前記モータドライバ手段から前記過電流信号を入力したときに当該モータドライバ手段へリミッタ出力信号を送出して当該モータドライバ手段の制御により前記駆動手段における前記駆動電流の供給を停止させる過負荷保護手段と、を備えたブラシレスモータ駆動装置において、
    前記駆動手段の前記駆動電流の供給量における過負荷状態を検出して過負荷検出信号を出力する過負荷検出手段と、前記過負荷検出信号の継続時間及びレベルを検出した過負荷時間検出信号を出力して前記過負荷保護手段が備えるキャバシタの充放電を制御する過負荷時間検出手段と、を備え、
    前記過負荷保護手段は、前記過負荷時間検出信号が前記キャバシタの充放電を繰り返して所定の閾値に到達するか、或いは当該キャバシタへの充電が継続して当該所定の閾値に到達したときに前記モータドライバ手段へ前記リミッタ出力信号を送出することを特徴とするブラシレスモータ駆動装置。
  2. 請求項1記載のブラシレスモータ駆動装置において、前記過負荷時間検出手段は、デバイス特性を選定して回路定数を変えることにより、前記過負荷検出信号の検出に係る前記継続間の設定値を変更可能であることを特徴とするブラシレスモータ駆動装置。
  3. 光源から出射された光で感光体を露光して当該感光体上に静電潜像を形成し、当該静電潜像をトナーで現像した顕像を画像情報として記録媒体に転写することで書き込みを行う画像形成装置において、負荷の駆動源として、請求項1又は2記載のブラシレスモータ駆動装置によって駆動制御される前記ブラシレスモータを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、前記ブラシレスモータ駆動装置は、前記負荷として、2つ以上のものを同時に駆動することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、前記ブラシレスモータ駆動装置は、単位時間当たりの前記記録媒体に対する処理枚数に応じて前記2つ以上の負荷を同時に駆動することにより前記ブラシレスモータの過負荷トルクを抑制することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5記載の画像形成装置において、前記ブラシレスモータ駆動装置は、前記2つ以上の前記負荷における特定のものについての連続駆動を繰り返すことにより前記ブラシレスモータの温度過上昇を防止することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4〜6の何れか1項記載の画像形成装置において、前記2つ以上の前記負荷は、現像材を供給する現像装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項4〜6の何れか1項記載の画像形成装置において、前記2つ以上の前記負荷は、カラー現像材を供給する現像装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
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