JP2002334624A - スイッチの管理方法,給電装置及び画像形成装置 - Google Patents

スイッチの管理方法,給電装置及び画像形成装置

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JP2002334624A
JP2002334624A JP2001210575A JP2001210575A JP2002334624A JP 2002334624 A JP2002334624 A JP 2002334624A JP 2001210575 A JP2001210575 A JP 2001210575A JP 2001210575 A JP2001210575 A JP 2001210575A JP 2002334624 A JP2002334624 A JP 2002334624A
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Japan
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power supply
delay
relay
switch
switching
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JP2001210575A
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English (en)
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Takashi Watanobe
延 隆 渡
Keiichi Matsumura
村 圭 一 松
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターロックスイッチの開閉によってOF
F/ONするスイッチ手段の動作不良の傾向および動作
不良を早期に自動検出する。動作不良を自動修復する。 【解決手段】 遮断手段例えばドアスイッチによってス
イッチ手段例えば給電リレーをOFF/ONするインタ
ーロック回路の、遮断手段が切換ってからスイッチ手段
が切換るまでの遅延を検出する手段51を備える給電装
置。スイッチ手段は例えば複式リレー86であり、遅延
検出手段51は、リレー接片a,b間の動作遅れ時間
差、又は、ドアスイッチの開閉の切換りからリレー接片
a,bのチャタリングが収まるまでの各接片a,bの各
動作遅れ、を計測する。負荷72A,72BがOFFの
ときは、リレー接片aに、接片開放遅れの原因となる接
点移転を吹き飛ばすアークを発生するための擬似負荷電
流を通電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターロック回
路の給電ラインを開閉するスイッチの動作の管理,該イ
ンターロック回路を用いる給電装置およびそれを用いる
画像形成装置に関する。具体的には、これに限定する意
図ではないが、事務機器などのオペレータ保護の為に設
けられたインターロック回路の管理及び構成に関し特に
画像形成装置のインターロック回路に用いられている電
気リレーの接点異常の管理に関する。
【0002】
【従来技術】例えば事務機器においては従来より、イン
ターロック回路が用いられており、例えば、その機器の
前扉などの開閉にリンクするインターロックスイッチな
どを用いて、モータなどの負荷駆動回路装置のDC電源
電圧の開閉を行うことで、前扉などの開のときにオペレ
ータに危険な動作状態が発生しないようにしている。こ
れにより、仮に機器の電源が投入されている状態であっ
ても、前扉などが開放されていれば、負荷の駆動電圧が
印加されず、すなわち負荷が動くことはなく、期せずし
て生じる事故を防止することができることになる。
【0003】一般的にこの構成を実現させるためには、
インターロック回路として開閉したい電源電圧ライン
を、その扉まで配廻(配線)していき、その扉の開閉メ
カ機構により電気回路を開閉するインターロックスイッ
チに、配廻した電源電圧ラインをシリアルに接続してい
る。
【0004】しかしながらこの方法の場合、インターロ
ック回路として遮断したい負荷電流が大きいと、それを
扉近くまで迂回させることになり、例えば負荷電流の通
電開始時や遮断時に迂回路が電磁ノイズを放射し、外部
に対するノイズ放射が増えてEMCの観点からあまり望
ましいものではない。また、インターロック機構として
の扉類が複数存在する場合、また、遮断したい回路が複
数存在する場合、それらは、その組み合わせ分スイッチ
が必要となる。例えば、前ドア,左ドア,右ドアとあ
り、どれが開いても回路を遮断でき、遮断回路として例
えば5V系,24V系1,24V系2と3系統あった場
合、3×3=9個ものスイッチが必要となってくる。
【0005】このため上記以外の方法として、負荷系の
電源電圧ラインの遮断に電気リレーを用いて、そのリレ
ーの駆動回路を、インターロックスイッチ(ドアスイッ
チ)で遮断させる方法もある。この場合、上記の遮断箇
所3箇所、電源3系統の例で示すと、24V系1をドア
スイッチにて開閉できる構成とし、更にリレー駆動回路
も割り当てる。そしてその駆動されるリレーとして、2
回路入りのものを用い、a接点側を5V系、b接点側を
24V系2として割り当てる。この構成によれば、24
V系1(リレー駆動回路)を開閉する為のドアスイッチ
スイッチが3個と、24系2,5Vを開閉するリレー1
個という、少ない部品構成にて、どこのドアが開いて
も、3系統の電源全てを遮断できるインターロック回路
が実現出来ることになる。なお、この場合には、3個の
ドアスイッチを直列に接続して、24V系1とリレーの
電気コイルの間に介挿する。なおもちろん、リレー駆動
の電源はインターロック電圧(24V系1,24V系
2,5V)に限定する必要はない。
【0006】しかしながら一般的に、導体接片が開閉す
るスイッチ,リレーといった回路開閉部品では、接点が
閉じる際、負荷側に設けられた容量性負荷に突入電流が
流れ込み、この突入電流によりアーク等が発生し、接点
が溶着するという問題がある。半導体スイッチを用いる
スイッチ回路でも突入電流によって、半導体スイッチが
動作不良あるいは破壊に至ることもある。特にリレーの
場合、一般的に同じ電流容量のスイッチと比較すると、
突入電流に対する特性が低いものが多い。そのため、よ
り突入電流を押さえる検討が種々行われてきた。
【0007】例えば、特開2000−215772号公
報には、リレーで開閉する給電ラインに半導体スイッチ
を介挿して、給電ラインを閉じるときにはまずリレーの
電気コイルに通電してその接片を閉じて、遅延駆動回路
によって所定の遅れ時間後に半導体スイッチをオンにす
ることが提示されている。これによれば、リレーがオン
(閉成)するときにリレー接点には電流が流れないの
で、溶着を生じにくい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】インターロックの回路
開閉部品の接点を保護するといった観点で、突入電流自
体を発生させない方法、突入電流を抑制する方法など、
いろいろ検討されている。例えば、前者の突入電流自体
を発生させない方法としては、インターロック用リレー
の対処例として、前記特開2000−215772号公
報記載の技術が挙げられ、また後者の抑制の方法として
は、電流制限回路を付加したり等、公知の技術は多く発
表されており、また負荷容量を押さえるというのも一つ
の方法である。
【0009】しかしながらこれら従来の方法は、「突入
電流を押さえているから接点に異常は発生するはずがな
い、接点溶着は発生しない」という前提での対処方法で
あり、突入電流に起因しない接点異常のことは考慮され
ていない。
【0010】例えば、シリコンオイルといった不純物が
接点部分に混入した為に接点が閉じなくなったり、ま
た、何らかの負荷の異常が起こったために予期していな
い突入電流が増大し、結果として接点の溶着を招いたり
等の場合である。後者の例の場合、特開2000−21
5772号公報記載の技術のように、回路上突入電流を
全く発生しない対処をしていれば問題とならないが、付
加回路を持っている分コスト的に上がってしまう問題も
ある。
【0011】オペレータ保護の為のインターロック回路
では、異常がないようにするのはもちろんであるが、異
常があった場合でも、オペレータに危険な動作状態が発
生しないようになっているのが望ましいといえる。
【0012】本発明は、閉指示信号に応答して給電ライ
ンを通電とし閉指示信号が消えると遮断するスイッチ手
段、および、該スイッチ手段への閉指示信号を遮断する
手段、を備えるインターロック回路,それを有する給電
装置あるいはそれを用いる画像形成装置において、該ス
イッチ手段の動作を管理することを第1の目的とし、該
スイッチ手段の動作不良あるいはその傾向を検出するこ
とを第2の目的とし、動作不良の進行を抑制することを
第3の目的とする。具体的には、これに限定する意図で
は無いが、インターロック回路の電気リレーの接片の動
作不良を早期に検出すること,その進行を抑制するこ
と,これらを自動的に行うこと、および、動作不良を自
動報知すること、を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1)電源から負荷(72
A,72B)への給電ラインに介挿され、閉指示信号に応答し
て給電ラインを通電とし、閉指示信号が消えると遮断す
るスイッチ手段(86)、および、該スイッチ手段(86)への
閉指示信号を遮断する手段(73)、を備えるインターロッ
ク回路の、前記遮断手段(73)による前記スイッチ手段(8
6)への閉指示信号の供給/遮断の切換りからの、それに
応答した該スイッチ手段(86)による給電ラインの給電/
遮断の切換りの遅延を検出する、スイッチの管理方法。
【0014】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素または対応事
項の記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0015】これによれば、検出する遅延が、スイッチ
手段(86)の動作不良の傾向に対応する。遅延が大きいほ
ど動作不良である可能性が高く、例えば軽い接点溶着の
場合はスイッチ閉から開への切換りの遅延が大きくな
る。重度の接点溶着では遅延が無限になる。不純物が接
点部分に付着するとスイッチ開から閉への切換りの遅延
が大きくなるあるいは無限になる。したがつて遅延量を
監視することにより、スイッチ手段の動作不良又はその
傾向を把握出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】(2)電源から負荷(72A,72B)へ
の給電ラインに介挿され、閉指示信号に応答して給電ラ
インを通電とし、閉指示信号が消えると遮断するスイッ
チ手段(86)、および、該スイッチ手段(86)への閉指示信
号を遮断する手段(73)、を備えるインターロック回路
の、前記スイッチ手段(86)の給電/遮断の切換りによる
接点移転を吹き飛ばすための擬似負荷電流を、前記負荷
(72A,72B)への非給電の時に前記スイッチ手段(86)に通
電する、スイッチの管理方法。
【0017】たとえば前記スイッチ手段(86)が電気リレ
ーの場合、リレー接点の溶着の原因としては、上述した
ように、リレー回路ON時の突入電流が大きく起因して
おり、ピーク電流値、dV/dt、積算電流値などが大
きいほど、ONの度に、徐々に接点移転が起こっていく
ものである。すなわち、接点間ギャップが縮まる方向に
接点自体の形状が変わっていき、最後には接点が溶着し
OFFしなくなるというものである。この現象は、AC
(交流)負荷では比較的軽微であるのだが、インターロ
ックのようなDC(直流)負荷の場合、特に容量性負荷
の場合、顕著に発生してしまう。
【0018】しかしながら、溶着の原因として、OFF
時の挙動も一因しており、電流が流れている状態でのO
FF、流れていない状態でのOFFなのかで変わってく
る。一般的には、流れていない状態でのOFFがリレー
接点への影響が少ないと考えられており、確かに、電流
が流れていない状態でのリレーOFFでは、接点間に電
気的な挙動はほとんど発生しない。また、電流が流れて
いる状態でのリレーOFFでは、その接点間電圧,流し
ている電流値によって、その瞬間アークが発生し、場合
によっては接点移転へ結びつく挙動といえる。
【0019】しかし、そのとき発生するアークは、リレ
ーON時の突入電流によって発生した接点移転(接点が
溶融堆積して増加した部分)を吹き払う効果があること
もある。すなわち接点移転を修復する効果を発揮する場
合がある。リレーOFF時にアークの発生する最小接点
間電圧,最小接点間電流値というのは、接点の材質で決
まっており、接点移転に至らない程度で、ON時の突入
電流による接点移転を吹き飛ばす程度のアークを意図的
に発生させることが出来る。
【0020】そこで、本実施態様(2)では、リレーO
FF時に、ある程度の接点間電流すなわち擬似負荷電流
を流しておくことで、ON時突入電流による接点移転を
修復する。これによって、リレーのOFFからONへの
切換りとONからOFFへの切換りを含むトータルの動
作で、接点移転を抑止することになり、リレーの寿命を
延ばす効果が期待できる。
【0021】具体的には、使用するスイッチ手段(86)の
スイッチ接点材料および印加電圧からOFF時アークの
発生する最小電流値を求め、さらに該アークが発生し接
点移転を吹き飛ばすだけの接点電流を把握して、その値
に擬似負荷電流値を定める。これにより負荷(72A,72B)
が非給電の時でも、接点移転を吹き飛ばす効果が期待で
きる。負荷(72A,72B)が給電中には負荷電流のOFF時
アークにより接点移転を吹き飛ばす効果が期待出来る場
合には、いついかなる時にリレーがOFFしても、ON
時突入電流により生ずる接点移転を修復する効果が働く
ことになる。
【0022】(3)電源から負荷への給電ラインに介挿
され、閉指示信号に応答して給電ラインを通電とし、閉
指示信号が消えると遮断するスイッチ手段(86);およ
び、該スイッチ手段(86)への閉指示信号を遮断する手段
(73);を備える給電装置において、前記遮断手段(73)に
よる前記スイッチ手段(86)への閉指示信号の供給/遮断
の切換りからの、それに応答した該スイッチ手段(86)に
よる給電ラインの給電/遮断の切換りの遅延を検出する
手段(51);を備えることを特徴とする給電装置。
【0023】これによれば、給電装置に関して、上記
(1)に記述した効果が期待できる。
【0024】(4)更に、前記スイッチ手段(86)の給電
/遮断の切換りによる接点移転を吹き飛ばすための擬似
負荷電流を、前記負荷(72A,72B)への非給電の時に前記
スイッチ手段(86)に通電する擬似電流通電手段(2a,2b,3
a,3b);を備える上記(3)の給電装置。これによれ
ば、給電装置に関して、上記(1)および(2)に記述
した効果が期待できる。
【0025】(5)更に、前記擬似電流通電手段(2a,2
b,3a,3b)の前記機能を有効/無効に切換える選択手段(4
a,4b);を備え、前記遅延検出手段(51)は、検出した遅
延が設定範囲内のときは該選択手段(4a,4b)を「無効」
に、該設定範囲を外れるときは該選択手段(4a,4b)を
「有効」に定める;上記(4)記載の給電装置。これに
よれば、接点の切換り時間が適正範囲内の時には擬似負
荷電流が流れることが無く、結果として無駄になる電流
消費が抑制される。接点の切換り時間が適正範囲をはず
れると、上記(2)に記述した効果が期待できる。
【0026】(6)前記スイッチ手段(86)は、一つの閉
指示信号に応答して複数の給電ラインを個別に通電と
し、該閉指示信号が消えると個別に遮断する、複式スイ
ッチ手段(86)であり;前記遅延検出手段(51)は、前記閉
指示信号の供給/遮断の切換りからの、それに応答した
複式スイッチ手段(86)による各給電ラインの給電/遮断
の切換りの各遅延を検出する。
【0027】即ち、遮断手段(73)たとえばドアスイッチ
の開閉によりOFF/ONを行いたい複数系統の電源電
圧に対し、複数系統のスイッチ手段例えば電気リレーを
用いるのではなく、1系統をドアスイッチでOFF/O
Nし、その1系統で動作させる1つの複式電気リレーに
より、残りの複数系統をOFF/ONする構成をとる。
該複式電気リレーは、2接点とそれらの開閉接片とのス
イッチ組体を複数組そしてそれらの開閉接片を同時に開
閉駆動する1個の電気コイルを含む。仮に、ドアー開閉
箇所が3カ所あった場合3個のドアスイッチを直列接続
して前記1系統の電源電圧と前記複式電気リレーの電気
コイルとの間に介挿し、各スイッチ組体を残りの複数系
統の各電源電圧ラインに介挿する。この構成により、1
つの電気リレーにより複数系統の各電源電圧ラインのO
FF/ONが可能となり、また、複数系統の電源電圧ラ
イン全てをドア近くまで配廻していたのが、1系統のみ
の配廻しですむことになる。
【0028】複式スイッチ手段(86)例えば前記複式電気
リレーの動作不良が、複数給電ラインの開閉に関して同
時に現れることは、まれであり、大抵の場合、動作不良
の進行具合に差がでてくるとか、1つのみが動作不良に
なることになる。このとき、動作不良の程度が高い方
が、動作遅延が大きくなるなどの現象が現れてくる。即
ち、給電ライン間で動作遅延に差が発生することにな
る。
【0029】したがって、遅延検出手段(51)が検出する
各給電ラインの開閉切換り遅延の増大を個別に監視する
ことにより、各系統の動作不良の発生を個別に知ること
ができ、また、それらの遅延の差の増大を監視すること
により、スイッチ手段(86)の動作不良を知ることができ
る。
【0030】(7)前記遮断手段(73)は、外力の作用/
非作用により開から閉に又はその逆に切換わる電気接片
を有する電気スイッチである。例えばドアー又はカバー
の開閉によって開閉されるドアスイッチである。
【0031】これによれば、オペレータの行為によって
電気スイッチに外力が作用すると該電気スイッチの開閉
が切換り、これによって、前記スイッチ手段(86)例えば
電気リレーの開閉が切換る。遅延検出手段(51)が検出す
る遅延量を監視することにより、スイッチ手段(86)の動
作不良又はその傾向を把握出来る。
【0032】(8)前記スイッチ手段(86)は、給電ライ
ンに介挿された電気接点に接離する電気接片を接駆動又
は離駆動する電気コイルを含む電気リレー(86)である。
【0033】これによれば、遅延検出手段(51)が検出す
る遅延量を監視することにより、電気リレー(86)の動作
不良又はその傾向を把握出来る。
【0034】(9)用紙に画像を形成する画像形成装置
において、装置内の給電ラインに介挿した電気接点に接
離する電気接片(a,b)を接駆動する電気コイルを含む電
気リレー(86);該電気リレーへの閉指示電圧を遮断す
る、画像形成装置のドア又は前カバーの開により開き、
閉により閉じるインターロックスイッチ(73);および、
該インターロックスイッチ(73)の開/閉による閉指示電
圧の遮断/発生の切換りから、前記電気リレー(86)の電
気接片(a,b)の接離の切換りの遅延を検出する手段(5
1);を備えることを特徴とする画像形成装置。
【0035】これによれば、遅延検出する手段(51)が、
画像形成装置のドア又は前カバーの開/閉の切換りに応
答して、その切換りから電気リレー(86)の電気接片(a,
b)の接離の切換りまでの遅延を自動的に検出する。この
遅延の程度は、電気リレー(86)の動作不良の傾向に対応
する。遅延が大きいほど動作不良である可能性が高く、
例えば軽い接点溶着の場合はスイッチ閉から開への切換
りの遅延が大きくなる。重度の接点溶着では遅延が無限
になる。不純物が接点部分に付着するとスイッチ開から
閉への切換りの遅延が大きくなるあるいは無限になる。
したがつて遅延量を監視することにより、電気リレー(8
6)の動作不良又はその傾向を把握出来る。
【0036】(10)更に、前記電気リレー(86)の給電
/遮断の切換りによる接点移転を吹き飛ばすための擬似
負荷電流を、負荷(72A,72B)への非給電の時に前記電気
リレー(86)に通電する擬似電流通電手段(2a,2b,3a,3
b);を備える上記(9)の画像形成装置。これによれ
ば、画像形成装置に関して、上記(1)に記述した効果
が期待できる。
【0037】(11)更に、前記擬似電流通電手段(2a,
2b,3a,3b)の前記機能を有効/無効に切換える選択手段
(4a,4b);を備え、前記遅延検出手段(51)は、検出した
遅延が設定範囲内のときは該選択手段(4a,4b)を「無
効」に、該設定範囲を外れるときは該選択手段(4a,4b)
を「有効」に定める;上記(10)の給電装置。
【0038】これによれば、接点の切換り時間が適正範
囲内の時には擬似負荷電流が流れることが無く、結果と
して無駄になる電流消費が抑制される。接点の切換り時
間が適正範囲をはずれると、上記(2)に記述した効果
が期待できる。
【0039】(12)装置は更に報知手段(20);を備
え、前記遅延検出手段(51)は、検出した遅延が設定値を
越えるときにこれを前記報知手段(20)で報知する。これ
によれば、電気リレー(86)の動作不良が自動検知されて
自動的に報知される。
【0040】(13)カバーの開閉に連動してOFF/
ONするインターロックスイッチ(73)と、インターロッ
クスイッチ(73)が挿入されている電源ラインにより動作
する複数回路(複数組の接点)入りリレー(86)によって
構成されるインターロック回路を有する装置において、
インターロックスイッチ(73)及び各々のリレー回路(a,
b)の開閉を検出する機能を有し、インターロックスイッ
チ(73)のONからOFFへの切換り時に、該切換りから
各リレー回路(a,b)が閉から開になるタイミングのリレ
ー回路(a,b)間のずれを検出することを特徴とする、イ
ンターロック回路を有する装置。
【0041】例えば、複数系統(a,b)あるリレー(86)の
出力電圧をCPUの割り込みポートにて監視を行い、電
圧OFFにて割り込みを発生させ、これにより、複数系
統の接点(a,b)のOFFタイミングを計測する。予め設
定しておいた「リレー回路間OFFタイミングずれ−接
点不具合」特性表(データテーブル)に計測したリレー
回路間OFFタイミングずれを与えてそれに対応する接
点不具合情報を読出して、報知する。あるいは、計測し
たリレー回路間OFFタイミングずれが動作不良判定用
の閾値を越すと、リレー異常を報知する。
【0042】これにより、何らかの負荷の異常があった
場合、仕様以上のインターロック回路動作をさせてしま
った場合などにより、突入電流が増大し、接点不良が予
期した以上に進んでしまった場合でも、その現象をCP
Uが検知できている為、より安全な機器の動作を保証で
きるインターロック回路の提供が可能となる。
【0043】(14)カバーの開閉に連動してOFF/
ONするインターロックスイッチ(73)と、インターロッ
クスイッチ(73)が挿入されている電源ラインにより動作
する複数回路(複数組の接点)入りリレー(86)によって
構成されるインターロック回路を有する装置において、
インターロックスイッチ(73)及び各々のリレー回路(a,
b)の開閉を検出する機能を有し、インターロックスイッ
チ(73)のONからOFFへの切換りからリレー回路(a,
b)のいずれかが閉から開になるまでの時間を算出する事
を特徴とする、インターロック回路を有する装置。
【0044】上記(13)がリレー回路(a,b)の1つの
接点溶着方向の動作不良即ち接点が開きにくくなる動作
不良の検出を行うのに対し、本実施態様(14)は、該
機能を包含しつつ、シリコンオイルなどの不純物の接点
への混入の為に発生した接点異常、回路ショートといっ
た突然発生してしまった不具合などの検知すなわち接点
が開きにくくなる動作不良の検出も可能となっており、
徐々に進行する接点不具合の検知機能に加え、突然発生
した接点不具合、回路不具合などの現象もCPUが検知
できる為、より安全な機器の動作を保証できるインター
ロック回路を提供することが可能となる。
【0045】(15)上記(13)又は(14)におい
て、算出したタイミングのずれが許容値を超えた場合、
許容値を超えたことを表示する事を特徴とする、インタ
ーロック回路を有する装置。
【0046】許容値を超えたこと即ちリレーの動作異常
を例えばオペレータ用の表示パネルに異常内容を表示さ
せることで、オペレータへの異常の勧告、サービスマン
への修理箇所の情報通達ができるため、より安全性、サ
ービス性の高い機器を提供することが可能となる。
【0047】(16)カバーの開閉に連動してOFF/
ONするインターロックスイッチ(73)と、インターロッ
クスイッチ(73)が挿入されている電源ラインにより動作
する複数回路(複数組の接点)入りリレー(86)によって
構成されるインターロック回路を有する装置において、
インターロックスイッチ(73)及び各々のリレー回路(a,
b)の開閉を検出する機能を有し、インターロックスイッ
チ(73)のOFFからONへの切換り時に、該切換りから
各リレー回路(a,b)が開から閉になるタイミングの、リ
レー回路(a,b)間のずれを検出することを特徴とする、
インターロック回路を有する装置。
【0048】例えば、複数系統(a,b)あるリレー(86)の
出力電圧をCPUの割り込みポートにて監視を行い、電
圧ONにて割り込みを発生させ、これにより、複数系統
の接点(a,b)の各ONタイミングのずれを計測する。予
め設定しておいた「リレー回路間ONタイミングずれ−
接点不具合」特性表(データテーブル)に計測したリレ
ー回路間ONタイミングずれを与えてそれに対応する接
点不具合情報を読出して、報知する。あるいは、計測し
たタイミングずれが動作不良判定用の閾値を越すと、リ
レー異常を報知する。
【0049】これにより、リレー回路(a,b)の1つに接
点が閉じにくくなる動作不良の検出を行うインターロッ
ク回路を提供が可能となる。
【0050】(17)カバーの開閉に連動してOFF/
ONするインターロックスイッチ(73)と、インターロッ
クスイッチ(73)が挿入されている電源ラインにより動作
する複数回路(複数組の接点)入りリレー(86)によって
構成されるインターロック回路を有する装置において、
インターロックスイッチ(73)及び各々のリレー回路(a,
b)の開閉を検出する機能を有し、インターロックスイッ
チ(73)のOFFからONへの切換りからリレー回路(a,
b)のいずれかが開から閉になるまでの時間を算出する事
を特徴とする、インターロック回路を有する装置。
【0051】上記(16)がリレー回路(a,b)の1つの
接点が閉じにくくなる動作不良の検出を行うのに対し、
本実施態様(17)は、該機能を包含しつつ、シリコン
オイルなどの不純物の接点への混入の為に発生した接点
異常、回路ショートといった突然発生してしまった不具
合などの検知すなわち接点が閉じにくくなる動作不良の
検出も可能となっており、徐々に進行する接点不具合の
検知機能に加え、突然発生した接点不具合、回路不具合
などの現象もCPUが検知できる為、より安全な機器の
動作を保証できるインターロック回路を提供することが
可能となる。
【0052】(18)上記(16)又は(17)におい
て、検出した時間が許容値を超えた場合、許容値を超え
たことを表示する事を特徴とする、インターロック回路
を有する装置。
【0053】許容値を超えたこと即ちリレーの動作異常
を例えばオペレータ用の表示パネルに異常内容を表示さ
せることで、オペレータへの異常の勧告、サービスマン
への修理箇所の情報通達ができるため、より安全性、サ
ービス性の高い機器を提供することが可能となる。
【0054】(19)カバーの開閉に連動してOFF/
ONするインターロックスイッチ(73)と、インターロッ
クスイッチ(73)が挿入されている電源ラインにより動作
する複数回路(複数組の接点)入りリレー(86)によって
構成されるインターロック回路を有する装置において、
インターロックスイッチ(73)及び各々のリレー回路(a,
b)の開閉を検出する機能を有し、インターロックスイッ
チ(73)のONからOFFへの切換りからリレー回路(a,
b)のいずれかが閉から開に切換り安定するまでの時間を
算出する事を特徴とする、インターロック回路を有する
装置。
【0055】これは、リレー開閉時に必ず発生するチャ
タリングを考慮し、例えば、1回の割り込みだけで判断
するのではなく、一定期間、割り込みの発生度合いを監
視し続けることで、チャタリングが終了したことを判断
し、接点状態の安定するまでの、正確なOFFタイミン
グを検知する。上記(8)に記述の作用効果が安定して
得られる。
【0056】(20)カバーの開閉に連動してOFF/
ONするインターロックスイッチ(73)と、インターロッ
クスイッチ(73)が挿入されている電源ラインにより動作
する複数回路(複数組の接点)入りリレー(86)によって
構成されるインターロック回路を有する装置において、
インターロックスイッチ(73)及び各々のリレー回路(a,
b)の開閉を検出する機能を有し、インターロックスイッ
チ(73)のOFFからONへの切換りからリレー回路(a,
b)のいずれかが開から閉に切換り安定するまでの時間を
算出する事を特徴とする、インターロック回路を有する
装置。
【0057】これは、リレー開閉時に必ず発生するチャ
タリングを考慮し、例えば、1回の割り込みだけで判断
するのではなく、一定期間、割り込みの発生度合いを監
視し続けることで、チャタリングが終了したことを判断
し、接点状態の安定するまでの、正確なOFFタイミン
グを検知する。上記(17)に記述の作用効果が安定し
て得られる。
【0058】(21)上記(19)又は(20)におい
て、検出した時間が許容値を超える場合、許容値を超え
たことを表示する事を特徴とする、インターロック回路
を有する装置。
【0059】許容値を超えたこと即ちリレーの動作異常
を例えばオペレータ用の表示パネルに異常内容を表示さ
せることで、オペレータへの異常の勧告、サービスマン
への修理箇所の情報通達ができるため、より安全性、サ
ービス性の高い機器を提供することが可能となる。
【0060】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0061】
【実施例】−第1実施例− 図1に本発明の第1実施例の給電装置を装備したデジタ
ル複写機の外観を示す。このデジタル複写機は、大略
で、自動原稿送り装置〔ADF〕30と、操作部20
と、カラースキャナ10と、カラープリンタ100と、
中継ユニット32と、ステープラ及び作像された用紙を
大量に積載可能なシフトトレイ付きのフィニッシャ34
と、両面反転ユニット33と、給紙バンク35と、大容
量給紙トレイ36及び1ビン排紙トレイ31、の各ユニ
ットで構成されている。
【0062】図2に、カラープリンタ100の構成を示
す。露光手段である書き込み光学ユニット(141−1
46)は、スキャナ10からのカラー画像データを光信
号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行い、
感光体ドラム114に静電潜像を形成する。光書き込み
光学ユニットは、レーザー発光器141、これを発光駆
動する発光駆動制御部(図示省略)、ポリゴンミラー1
43、これを回転駆動する回転用モータ144、fθレ
ンズ142、反射ミラー146などで構成されている。
感光体ドラム114は、矢印で示す如く反時計廻りの向
きに回転するが、その周りには、感光体クリーニングユ
ニット121、除電ランプ114M、帯電器119、感
光体ドラム上の潜像電位を検知する電位センサー114
D、リボルバー現像装置120の選択された現像器、現
像濃度パターン検知器114P、中間転写ベルト115
などが配置されている。
【0063】リボルバー現像装置120は、BK現像器
120K、C現像器120C、M現像器120M、Y現
像器120Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回り
の向きに回転させる、リボルバー回転駆動部(図示省
略)などからなる。これら各現像器は、静電潜像を顕像
化するために、現像剤の穂を感光体ドラム114の表面
に接触させて回転する現像スリーブ120KS、120
CS、120MS、120YSと、現像剤を汲み上げ撹
拌するために回転する現像パドルなどで構成されてい
る。待機状態では、リボルバー現像装置120はBK現
像器120で現像を行う位置にセットされており、コピ
ー動作が開始されると、スキャナ10で所定のタイミン
グからBK画像データの読み取りがスタートし、この画
像データに基づき、レーザー光による光書き込み・潜像
形成が始まる。以下、Bk画像データによる静電潜像を
Bk潜像という。C、M、Yの各画像データについても
同じ。このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、B
k現像器120Kの現像位置に潜像先端部が到達する前
に、現像スリーブ120KSを回転開始して、Bk潜像
をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領域
の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を通
過した時点で、速やかに、Bk現像器120Kによる現
像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボル
バー現像装置120を駆動して回動させる。この回動動
作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部が
到達する前に完了させる。
【0064】像の形成サイクルが開始されると、感光体
ドラム114は矢印で示すように反時計廻りの向きに回
動し、中間転写ベルト115は図示しない駆動モータに
より、時計廻りの向きに回動する。中間転写ベルト11
5の回動に伴って、BKトナー像形成、Cトナー像形
成、Mトナー像形成およびYトナー像形成が順次行わ
れ、最終的に、BK、C、M、Yの順に中間転写ベルト
115上に重ねてトナー像が形成される。BK像の形成
は、以下のようにして行われる。すなわち、帯電器11
9がコロナ放電によって、感光体ドラム114を負電荷
で約−700Vに一様に帯電する。つづいて、レーザダ
イオード141は、Bk信号に基づいてラスタ露光を行
う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一様
に荷電された感光体ドラム114の露光された部分につ
いては、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が
形成される。リボルバー現像装置120内のトナーは、
フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電さ
れ、また、本現像装置のBK現像スリーブ120KS
は、感光体ドラム114の金属基体層に対して図示しな
い電源回路によって、負の直流電位と交流とが重畳され
た電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム
114の電荷が残っている部分には、トナーが付着せ
ず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBk
トナーが吸着され、潜像と相似なBk可視像が形成され
る。中間転写ベルト115は、駆動ローラ115D、転
写対向ローラ115T、クリーニング対向ローラ115
Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆
動モータにより回動駆動される。さて、感光体ドラム1
14上に形成したBkトナー像は、感光体と接触状態で
等速駆動している中間転写ベルト115の表面に、ベル
ト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)1
16によって転写される。以下、感光体ドラム114か
ら中間転写ベルト115へのトナー像転写を、ベルト転
写と称する。感光体ドラム114上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム114の再使用に備えて、感光
体クリーニングユニット121で清掃される。ここで回
収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排
トナータンクに蓄えられる。
【0065】なお、中間転写ベルト115には、感光体
ドラム114に順次形成する、Bk、C、M、Yのトナ
ー像を、同一面に順次、位置合わせして、4色重ねのベ
ルト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転
写器にて一括転写を行う。ところで、感光体ドラム11
4側では、BK画像の形成工程のつぎに、C画像の形成
工程に進むが、所定のタイミングから、スキャナ10に
よるC画像データの読み取りが始まり、その画像データ
によるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。C
現像器120Cは、その現像位置に対して、先のBk潜
像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達する
前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像を
Cトナーで現像する。以降、C潜像領域の現像をつづけ
るが、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器の
場合と同様にリボルバー現像装置120を駆動して、C
現像器120Cを送り出し、つぎのM現像器120Mを
現像位置に位置させる。この動作もやはり、つぎのM潜
像先端部が現像部に到達する前に行う。なお、Mおよび
Yの各像の形成工程については、それぞれの画像データ
の読み取り、潜像形成、現像の動作が、上述のBk像
や、C像の工程に準ずるので、説明は省略する。
【0066】ベルトクリーニング装置115Uは、入口
シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口
シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1
色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目
を画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構に
よって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレー
ドなどは離間させておく。
【0067】紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器とい
う。)117は、中間転写ベルト115上の重ねトナー
像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC
+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルト
に印加するものである。
【0068】転写紙カセット182Eおよび給紙バンク
35には、各種サイズの転写紙が収納されており、指定
されたサイズの用紙を収納しているカセットから、給紙
コロ183E等によってレジストローラ対118R方向
に給紙・搬送される。なお、符号112B2は、OHP
用紙や厚紙などを手差しするための給紙トレイを示して
いる。像形成が開始される時期に、転写紙は前記いずれ
かの給紙トレイから給送され、レジストローラ対418
Rのニップ部にて待機している。そして、紙転写器11
7に中間転写ベルト115上のトナー像の先端がさしか
かるときに、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致す
る如くにレジストローラ対118Rが駆動され、紙と像
との合わせが行われる。このようにして、転写紙が中間
転写ベルト上の色重ね像と重ねられて、正電位につなが
れた紙転写器117の上を通過する。このとき、コロナ
放電電流で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆
どが転写紙上に転写される。つづいて、紙転写器117
の左側に配置した図示しない除電ブラシによる分離除電
器を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベル
ト115から剥離されて紙搬送ベルト122に移る。中
間転写ベルト面から4色重ねトナー像を一括転写された
転写紙は、紙搬送ベルト122で定着器123に搬送さ
れ、所定温度にコントロールされた定着ローラ123A
と加圧ローラ123Bのニップ部でトナー像を溶融定着
され、排出ロール対124で本体外に送り出され、図示
省略のコピートレイに表向きにスタックされる。
【0069】定着ローラ123Aの内部には、定着ヒー
タ(ハロゲンランプ)123Cがあり、この定着ヒータ
123Cに、定着通電回路85(図4)が通電し、これ
により定着ヒータ123Cが発熱し且つ赤外線を発生し
て、定着ローラ123Cを加熱する。
【0070】なお、ベルト転写後の感光体ドラム114
は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体ク
リーニングユニット121で表面をクリーニングされ、
また、除電ランプ114Mで均一除電される。また、転
写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト115
は、再び、クリーニングユニット115Uのブレード接
離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングする。
リピートコピーの場合には、スキャナの動作および感光
体への画像形成は、1枚目の4色目画像工程にひきつづ
き、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進
む。中間転写ベルト115の方は、1枚目の4色重ね画
像の転写紙への一括転写工程にひきつづき、表面をベル
トクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚
目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その
後は、1枚目と同様動作になる。
【0071】図3に、図1に示す複写機の電気系システ
ムの概要を示す。複写機メカ制御部すなわち画像読取り
および画像形成プロセス制御の主要部に、メイン制御板
50上の1つのMPU51と、スキャナ制御板11上の
1つのCPU12が用いられている。MPU51は作像
シーケンスおよび定着制御とシステム関係の制御を、C
PU12はスキャナ関係の制御をそれぞれ行う。MPU
51とCPU12とは、画像データインターフェース及
びシリアルインターフエースによって接続されている。
【0072】また、図3において、20は操作部、70
はI/O制御板、92は画像露光用のレーザ光を制御す
るLD制御板、41は給紙制御板、13はCCDを搭載
する読み取り制御板、90はマザーボード、60,91
は、複合機能を実現するためのアプリケーション拡張ユ
ニットで、91は、FAX機能を搭載したファクシミリ
制御ユニット、60は、パソコン,ワープロなどホスト
のドキュメントを印刷するプリンタ機能及びコピー,フ
ァクシミリ,プリンタの複合動作モードを制御するため
のプリンタコントローラ(ボード)である。80は電源
装置である。
【0073】図4に、電源装置80から、定着ヒータ1
23C,I/O制御板(入出力インターフエイス)7
0,メイン制御板(メインコントローラ)50,マザー
ボード90及びプリンタコントローラ60への給電系統
の概要、ならびに、プリンタコントローラ60の概要を
示す。
【0074】図4を参照すると、画像形成プロセスを制
御するメイン制御板50には、MPU51、CPU周辺
ASIC(Application Specific IC)54、画像処理A
SIC53、およびプリンタコントローラ60とのイン
タフェース機能および画像データの圧縮伸張機能を有し
たI/F(インターフェイス)52がある。
【0075】システムの制御を司るプリンタコントロー
ラ60には、複合機能を実現するためのMPU61とメ
イン制御板50とのインタフェースと操作部との通信機
能およびメモリの制御機能を有した周辺ASIC64お
よびその他がある。
【0076】原稿を光学的に読み取る原稿スキャナ10
は、読み取りユニットにて、原稿に対するランプ照射の
反射光をミラー及びレンズにより受光素子に集光する。
受光素子(CCD)は、センサー・ボード・ユニット
(SBU)13にあり、CCDに於いて電気信号に変換
された画像信号は、SBU13上でディジタル信号すな
わち読取った画像デ−タに変換された後、SBU13か
ら、メイン制御板50上の画像処理ASIC53に出力
される。
【0077】SBU13からの読取り画像デ−タは、画
像処理ASIC53に転送され、画像処理ASIC53
が、光学系及びディジタル信号への量子化に伴う信号劣
化(スキャナ系の信号劣化:スキャナ特性による読取り
画像デ−タの歪)を補正し、該画像デ−タをプリンタコ
ントローラ60に転送してメモリMEM65に書込む。
又は、プリンタ出力のための処理を施してプリンタ10
0のLD制御板92に与える。
【0078】すなわち、画像処理ASIC53には、読
取り画像デ−タをメモリMEM65に蓄積して再利用す
るジョブと、メモリMEM65に蓄積しないでLD制御
板92上のビデオ・データ制御(VDC)に出力してレ
−ザプリンタ機能で作像出力するジョブとがある。メモ
リMEM65に蓄積する例としては、1枚の原稿を複数
枚複写する場合、スキャナ10を1回だけ動作させ、読
取り画像デ−タをメモリMEM65に蓄積し、蓄積デー
タを複数回読み出す使い方がある。メモリMEM65を
使わない例としては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場
合、読取り画像デ−タをそのままプリンタ出力用に処理
すれば良いので、メモリMEM65への書込みを行う必
要はない。
【0079】まず、メモリMEM65を使わない場合、
画像処理ASIC53は、読取り画像データに画像読取
り補正を施してから、面積階調に変換するための画質処
理を行う。画質処理後の画像データはLD制御板92上
のVDCに転送する。面積階調に変化された信号に対
し、ドット配置に関する後処理及びドットを再現するた
めのパルス制御をVDCで行い、レ−ザプリンタ機能に
よって転写紙上に再生画像を形成する。
【0080】メモリMEM65に蓄積し、それからの読
み出し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像
の合成等を行う場合は、画像読取り補正を施した画像デ
ータは、プリンタコントローラ60の、画像メモリアク
セス制御機能がある周辺ASIC64に送られる。ここ
ではMPU61の、フラッシュEEPROMに格納され
た動作プログラムに従った制御によって、画像データと
メモリモジュ−ルMEM65のアクセス制御,外部パソ
コンPCのプリント用データの展開(文字コ−ド/キャ
ラクタビット変換),メモリー有効活用のための画像デ
ータの圧縮/伸張を行う。周辺ASIC64へ送られた
データは、データ圧縮後MEM65へ蓄積し、蓄積デー
タを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張し、
本来の画像データに戻し周辺ASIC64から画像処理
ASIC53へ戻される。
【0081】画像処理ASIC53へ戻されると、そこ
で画質処理を、そしてLCD制御板92上のVDCでの
パルス制御を行い、レーザプリンタ機能によって転写紙
上に顕像(トナ−像)を形成する。
【0082】複合機能の1つであるFAX送信機能は、
原稿スキャナ10の読取り画像データを画像処理ASI
C53にて画像読取り補正を施し、FAX制御ユニット
(FCU)91へ転送する。FCU91にて公衆回線通
信網へのデータ変換を行い、該通信網へFAXデータと
して送信する。FAX受信は、通信網からの回線データ
をFCU91にて画像データへ変換し、画像処理ASI
C53へ転送される。この場合特別な画質処理は行わ
ず、LCD制御板92上のVDCにおいてドット再配置
及びパルス制御を行い、レーザプリンタ機能によって転
写紙上に顕像を形成する。
【0083】メイン制御板50のMPU51は、画像デ
ータの流れを制御し、システムコントローラ60のMP
U61はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管
理する。このデジタル複合機能複写機の機能選択は、操
作部20にて選択入力し、コピー機能,FAX機能等の
処理内容を設定する。
【0084】プリンタコントローラ60の電源は、休止
モード時でも通電状態にある+5VEが供給される。メ
イン制御板50には、休止モード時に通電がオフされる
+5Vが供給される。I/O制御板70には、同じく休
止モード時に通電がオフされる+5Vと+24Vがそれ
ぞれ供給される。
【0085】DC電源80では、コンバータ出力の+2
4Vと+5VE(+5Vの電圧)にそれぞれスイッチ8
3,84が接続されている。これらのスイッチ83,8
4のオン/オフを行うための制御信号がプリンタコント
ローラ60からスイッチ83,84に与えられる。省エ
ネのための休止モードに移行するとき、プリンタコント
ローラ60はこの制御信号でスイッチ83および84を
共にオフにする。
【0086】定着制御85の目標温度を、トナー像を転
写した転写紙の定着処理に定められた定着動作温度とし
て定着ローラの温度をそれに維持する、コピースタート
あるいはプリントコマンドに応答して実質上遅れ時間無
く画像形成を開始することが出来るスタンバイモード、
及び、電力消費を低くするために目標温度を定着動作温
度の80%とし他はスタンバイモードと同様な状態であ
って操作入力があるとスタンバイモードへの復帰が直ち
に行える低電力モード、ではプリンタコントローラ60
は上記制御信号でスイッチ83および84を共にオンに
している。
【0087】すなわち、休止モードではスイッチ83,
84がオフで、プリンタコントローラ60,操作部2
0,圧板開閉検知の、複写機使用の可能性を伺わせるオ
ペータの行為又はパソコンPCのプリントコマンドを検
知するに最小限の電気素子又は回路に+5VEが継続し
て印加される。プリンタコントローラ60においては、
該検知を待ちそれに応答してスイッチ83,84をオン
にする回路ならびに不揮発保持が必要とされるデータを
格納するメモリに+5VEが継続して印加される。
【0088】なお、低電力モード時は、全てに電源が供
給されており、定着ヒータ123Cの設定温度のみを下
げている。
【0089】操作部20からのキーインデータの解析や
表示の制御は、プリンタコントローラ60のMPU61
が制御を行い、操作部20とのインターフェイスは周辺
ASIC64が受け持っている。周辺ASIC64と操
作部20とは、この実施例では、マザーボード90とメ
イン制御板50およびスキャナ制御板11を経由して接
続されている。プリンタコントローラ60には、操作部
20と同様にマザーボード90とメイン制御板50およ
びスキャナ制御板11を経由して圧板開閉検知(図示
略)が接続されている。
【0090】圧板開閉検知は、ADF30がスキャナに
接続されている時には、ADF30の開閉を検出する検
知スイッチであり、ADF30の装着が無い時には、原
稿押さえ用の圧板の開閉を検出する検知スイッチであ
る。いずれにしても圧板開閉検知は、ADF又は原稿押
さえ用の圧板が開放状態かどうかを示す信号を発生し、
これが、画像処理動作状態,スタンバイモード,低電力
モード及び休止モードのいずれの時でも、スキャナ制御
板10,メイン制御板50及びマザーボード90を介し
て、プリンタコントローラ60の周辺ASIC64に与
えられ、MPU61がこの信号を読み取る。開放状態か
どうかを示す信号を表すための電源(+5VE)および
操作部20の入力キーのオンを検出して検出信号を発生
するための電源(+5VE)は、マザーボード90,メ
イン制御板50及びスキャナ制御板10を介してて、プ
ロセスコントローラ60から、開閉検知スイッチおよび
操作部20に与える。
【0091】なお、ADF30を装備する場合、それは
スキャナ制御板11に接続される。ADF30の原稿台
に原稿があるか否を検出する原稿センサの検出信号も、
スキャナ制御板10,メイン制御板50及びマザーボー
ド90を介して、プリンタコントローラ60の周辺AS
IC64に与えられ、MPU61がこの信号を読み取
る。原稿センサが原稿の有無をあらわす検出信号を発生
するための電源(+5VE)も、マザーボード90,メ
イン制御板50及びスキャナ制御板10を介してて、プ
ロセスコントローラ60から、原稿センサに与える。
【0092】DC電源/AC制御板80のSW83,8
4と、多くの電気的負荷が接続されれるI/O制御板7
0の間の+24V給電ラインと+5V給電ラインのそれ
ぞれに、2組の接点の複式電気リレー86の各組の接点
が介挿されている。+24V給電ラインはリレー接片a
で、+5V給電ラインはリレー接片bで、それぞれ開閉
される。リレー86の電気コイルには、SW83の出力
電圧+24Vが、ドアスイッチ73を通して印加され
る。なお、商用交流を定着ヒータ123Cに供給する定
着通電回路85に、商用交流電圧ラインに介挿した図示
しない電気リレーがあり、この電気リレーの電気コイル
にも、ドアスイッチ73を通してSW83の出力電圧+
24Vが印加される。
【0093】ドアスイッチ73は、プリンタ100の前
面ドアの開によってオフに、閉によってオンに切換えら
れるインターロックスイッチである。なお、前面ドアの
他に、側面ドア又はカバー等の開によっても、DC電源
/AC制御板80の電気リレーを開く場合には、それら
のドア又はカバーの開閉によって開閉されるスイッチ
を、ドアスイッチ73と各電気リレーとの間に直列に介
挿する。
【0094】図5に、図4に示す電気回路システム上
の、ドアスイッチ73およひ電気リレー86を含むイン
ターロック回路の、電気リレー86の接片a,bの開放
遅延を検知する回路構成を示す。インターロック回路
は、ドアスイッチ73と電気リレー86およびメイン制
御板50上のMPU51によって構成される。図5上に
は、I/O制御板70に接続されてDC電源/AC制御
板80から+24Vおよび+5Vの給電を受ける多くの
負荷のうち、+5V系のものを一括して負荷74と示
し、+24系のものを、負荷72A〜72Jとして示し
た。負荷72Aは感光体を回転駆動するメインモータ、
負荷72Bはファンモータ、その他の負荷72C〜72
Jは、クラッチ,ソレノイド,高圧電源,現像バイアス
電源等、画像形成プロセス要素を機械的又は電気的に駆
動する比較的に高電力消費の機器または電気回路であ
り、それぞれ各ドライバ(スイッチング回路)1a〜1
jを介して、MPU51によってON(通電)/OFF
(非通電)が制御される。例えば、MPU51がその制
御ポートaの出力をL(低レベル)にすると、ドライバ
1aが負荷72Aの低電位接続端を機器アースに接続
し、これにより負荷72Aに電流が流れる。H(高レベ
ル)に切換えると、ドライバ1aが負荷72Aの低電位
接続端を機器アースから遮断しこれにより負荷72Aの
通電が止まる。
【0095】プリンタ100の前面カバーが開くこと
で、ドアスイッチ73がOFFし、電気リレー86、お
よび、定着通電回路85内の図示しない電気リレーの、
それぞれの電気コイルへの+24Vの供給が絶たれる。
それに伴いリレー86の接片a,bがオープンになり、
負荷への+24V及び+5Vの供給が絶たれる。
【0096】ドアスイッチ73によりOFF/ONする
+24V、リレー86の接点aによりOFF/ONする
+24V及び接点bによりOFF/ONする+5Vは、
それぞれ割込信号としてMPU51の割込ポートINT
0,INT1およびINT2に入力される。この実施例
では、ドアスイッチ73が閉のとき割込ポートINT0
は高電位H、開のとき低電位Lである。リレー86の接
片aが閉のとき割込ポートINT1は高電位H、開のと
き低電位Lである。リレー86の接片bが閉のとき割込
ポートINT2は高電位H、開のとき低電位Lである。
【0097】操作部20の表示パネルには、ユーザー及
びサービスマンに知らせるべき情報が、MPU51又は
MPU51を介してMPU61により表示される。
【0098】図6に、MPU51の、割込ポートINT
0の電位のHからLへの立下り(ドアスイッチ73の閉
から開への変化)に応答したINT0割込みCAM1の
内容を示す。
【0099】割込ポートINT0の電位がHからLへ立
下るとMPU51は、タイムカウンタT0を使用する計
時を開始する(ステップ1)。なお、以下においては、
カッコ内には、ステップという語を省略して、ステップ
No.のみを記す。次にMPU51は、割込ポートIN
T1またはINT2が低レベルLに立下がるのを待つ
(2,3)。待っている間に、タイムカウンタT0を使
用する計時値T0が、接片a,bの開移動異常判定用の
閾値tw以上になったかをチエックする(4)。
【0100】T0がtw以上になると、MPU51は、
タイマフラグ0をONにする(5)。即ち、リレー86
の開移動異常を表す情報をメモリに書きこむ。次にMP
U51は、タイムカウンタT0をリセットして(6)、
操作部20の表示パネルに、電気リレー86の開移動異
常を表示する(7,8)。
【0101】T0がtw以上になる前に割込みポートI
NT1がHからLに切換わるとMPU51は、タイムカ
ウンタT2を使用する計時T2を開始して(9)、割込
みポートINT2がHからLに切換るのを待つ(1
0)。待っている間に、タイムカウンタT0を使用する
計時値T0が、接片a,bの開移動異常判定用の閾値t
w以上になったかをチエックする。閾値tw以上になる
と、前述のステツプ5〜8の処理を同様に行う。閾値t
w以上になる前に割込みポートINT2がHからLに切
換ると、MPU51は、その時の計時値T2をセーブし
て(11)、それが開放遅れ判定用の閾値t以上かをチ
エックする(12)。計時値T2が閾値t以上であると
MPU51は、タイマフラグ2をONにする(13)。
即ち、リレー86の接片bの開放遅れを表す情報をメモ
リに書きこむ。次にMPU51は、タイムカウンタT2
をリセットして(14)、操作部20の表示パネルに、
電気リレー86の接片bの開放遅れを表す情報を表示す
る(15,16)。
【0102】T0がtw以上になる前に、割込みポート
INT1よりもINT2の方が先に、HからLに切換っ
た場合には、MPU51は、タイムカウンタT1を使用
する計時T1を開始して(17)、割込みポートINT
1がHからLに切換るのを待つ(18)。待っている間
に、タイムカウンタT0を使用する計時値T0が、接片
a,bの開移動異常判定用の閾値tw以上になったかを
チエックする。閾値tw以上になると、前述のステツプ
5〜8の処理を同様に行う。閾値tw以上になる前に割
込みポートINT1がHからLに切換ると、MPU51
は、その時の計時値T1をセーブして(19)、それが
開放遅れ判定用の閾値t以上かをチエックする(2
0)。計時値T1が閾値t以上であるとMPU51は、
タイマフラグ1をONにする(21)。即ち、リレー8
6の接片aの開放遅れを表す情報をメモリに書きこむ。
次にMPU51は、タイムカウンタT1をリセットして
(22)、操作部20の表示パネルに、電気リレー86
の接片aの開放遅れを表す情報を表示する(23,2
4)。
【0103】なお、「SC表示1」(24)では「+2
4V系負荷に異常があります」を表示し、「SC表示
2」(16)では「+5V系負荷に異常があります」を
表示する等、リレー接片a,bが接続された給電ライン
の負荷が異常又は不良であるとの報知としてもよい。
【0104】上述の第1実施例は、まず、インターロッ
ク回路としてリレー86を用いることで、部品点数の削
減,大電流電源ラインの長距離引き回しの回避を実現し
た。具体的には、プリンタ100の前面ドア開閉によ
り、OFF/ONを行いたい3系統の電源電圧に対し、
3系統のOFF/ONスイッチを用いるのではなく、1
系統をドアスイッチ73でOFF/ONし、その1系統
で動作させる2回路(2接点)入りリレー86即ち複式
電気リレーにより、残りの2系統をOFF/ONする構
成をとることで実現した。この構成により、仮に、カバ
ー開閉箇所が3カ所あった場合スイッチが3×3=9個
必要なのに対し、ドアスイッチ73相当のカバースイッ
チ3個、リレー1個(86)、の部品点数でOFF/O
Nが可能となり、また、3系統の電源全てをカバーまで
配廻していたのが、1系統のみの配廻しですむことにな
る。
【0105】ところで一般的に、リレー接点とは、突然
に溶着してしまうものではなく、突入電流値の大小,突
入電流のdV/dtあるいは定常通電電流値の大小など
に起因して、徐々に接点移転が起こっていくものであ
る。すなわち、接点間ギャップが縮まる方向に接点自体
の形状が変わっていき、最後には接点が溶着しOFFし
なくなるというものである。しかしながら、2回路
(a,b)入りリレー86の場合、この現象が2回路
(a,b)ともに現れることは、上記原因要素を考える
とまれであり、大抵の場合、2回路の接点移転の進行具
合に差がでてくることになる。このとき、接点移転の進
行の激しい側は、OFFに移行する時間が長くなるなど
の現象が現れてくるのだが、逆に接点移転の激しくない
側も、接点をOFF/ONしている電気コイルおよび接
片駆動機構が2回路とも共通のため、ONへの移行時間
が長くなるなどの影響が少なからず出てくることにな
る。すなわち、OFF/ONへの移行時間に2回路間で
時間差が発生し、また2回路ともに移行時間が長くなる
ことになる。
【0106】このため、第1実施例では、2系統あるリ
レーの出力電圧をMPU51の割り込みポートINT
1,INT2にて監視を行い、それらの電圧のHからL
への立下りのタイミング差を計測して、リレー接片a,
b間の開放タイミングの差、即ち開放動作の遅れの相対
的なずれを検出する。これにより、接点移転の進行度を
MPU51は検知できることになる。何らかの負荷の異
常があったことにより突入電流が増大し、接点移転が仕
様以上に進んでしまった場合でも、その現象をMPU5
1が検知でき、より安全な機器の動作を保証できる。こ
のような検知機能を備えるので、機器の仕様回数以上に
インターロック動作をさせたとしても、オペレータの危
険動作を回避できることも可能となる。
【0107】−第2実施例− 第2実施例のハードウエアは、前述の第1実施例と同様
であるが、第2実施例のMPU51が、図7に示すIN
T0割込みCAM2を行う点が、第1実施例とは異な
る。
【0108】図7を参照する。オペレータがプリンタ1
00の前ドアを開くと、ドアスイッチ73が閉から開へ
変化し、これによって割込ポートINT0の電位がHか
らLへ立下ると、第2実施例のMPU51は、割込ポー
トINT0の電位がHからLに立下ったのに応答して、
INT0割込みCAM2に進み、タイムカウンタT0,
T1およびT2を使用する各計時を開始する(31)。
次に第2実施例のMPU51は、割込ポートINT1ま
たはINT2が低レベルLに立ち下がるのを待つ(3
2,33)。待っている間に、タイムカウンタT0を使
用する計時値T0が、接片a,bの開移動異常判定用の
閾値tw以上になったかをチエックする(34)。
【0109】T0がtw以上になると、MPU51は、
タイマフラグ0をONにする(35)。即ち、リレー8
6の開移動異常を表す情報をメモリに書きこむ。次にM
PU51は、タイムカウンタT0,T1およびT2をリ
セットして(36)、操作部20の表示パネルに、電気
リレー86の開移動異常を表示する(37,38)。
【0110】T0がtw以上になる前に割込みポートI
NT1がHからLに切換わるとMPU51は、タイムカ
ウンタT1を使用する計時T1を停止して(39)、計
時値T1が接片aの開放遅れ判定用の閾値t0以上かを
チェックして(40,41)、計時値T1が閾値t0以
上であると、タイマフラグ1をONにする(42)。即
ち、リレー86の接片aの開放遅れを表す情報をメモリ
に書きこむ。次にMPU51は、接片bの開放検知も完
了しているかをチェックして(43)、完了している
と、タイムカウンタT0,T1およびT2をリセットし
て(36)、操作部20の表示パネルに、電気リレー8
6の接片aの開放遅れを表す情報を表示する(44,4
5)。
【0111】加えて、T0がtw以上になる前に割込み
ポートINT2がHからLに切換るとMPU51は、タ
イムカウンタT2を使用する計時T2を停止して(4
6)、計時値T2が接片bの開放遅れ判定用の閾値t0
以上かをチェックして(47,48)、計時値T2が閾
値t0以上であると、タイマフラグ2をONにする(4
9)。即ち、リレー86の接片bの開放遅れを表す情報
をメモリに書きこむ。次にMPU51は、接片aの開放
検知も完了しているかをチェックして(50)、完了し
ていると、タイムカウンタT0,T1およびT2をリセ
ットして(36)、操作部20の表示パネルに、電気リ
レー86の接片bの開放遅れを表す情報を表示する(5
1,52)。
【0112】第2実施例では上述のように、ドアスイッ
チ73の開への変化から、各リレー接片a,bの開放
(出力OFF)までの各遅れ時間を計測する。またこの
構成により、OFFタイミングだけでなく、各3出力の
状態監視も行うことができる。これより、第1実施例の
機能(接片a,b間の開放タイミングずれの検知)も実
現しつつ、さらにドアスイッチ73が開いたのに、1系
統の接片がOFFしないという状況も検知が可能であ
る。
【0113】第1実施例が、仕様以上の突入電流を流し
続けた場合の開放の遅れ(徐々に進行していく不具合)
の検出を想定しているのに対し、第2実施例は、第1実
施例の機能を包含しつつ、シリコンオイルなどの不純物
の接点への混入の為に発生した接点異常、回路ショート
といった突然発生してしまった不具合などの検知も可能
である。
【0114】−第3実施例− 図8に、第3実施例のインターロック回路と電気リレー
86の閉成遅延検出回路を示す。この閉成遅延検出回路
は、図5に示す、第1および第2実施例に共通の開放遅
延検出回路の、MPU51の割り込みポートINT0,
INT1およびINT2に、スイッチ信号反転用のイン
バータ55,56および57を介挿したものである。M
PU51の割り込みポートINT0,INT1およびI
NT2に与えられるスイッチ信号が、第1実施例のスイ
ッチ信号を反転したものであるので、第3実施例のMP
U51は、ドアスイッチ73がOFFからONに切換っ
たときに、INT0割込みを実行する。
【0115】そして第3実施例のMPU51のINT0
割込みの処理内容は、図6に示すINT0割込みCAM
1の内容と同一である。第3実施例のその他の構成およ
び機能は、第1実施例と同じである。ただし、第3実施
例によれば、電気リレー86の接片a,bの閉成の遅れ
ならびに閉成移動異常がMPU51によって検知される
ので、表示パネルには、「SC表示0」(8)ではリレ
ー接片a,bの閉成移動異常が表示され、「SC表示
1」(24)ではリレー接片aの閉成の遅れが表示さ
れ、「SC表示2」(16)ではリレー接片bの閉成の
遅れが表示される。
【0116】−第4実施例− 第4実施例は、図8に示すインターロック回路と電気リ
レー86の閉成遅延検出回路を採用し、そしてMPU5
1が、図7に示すINT0割込みCAM2を実行するも
のである。第4実施例のその他の構成および機能は、第
2実施例と同じである。ただし、第4実施例によれば、
電気リレー86の各接片a,bの閉成の遅れならびに閉
成移動異常がMPU51によって検知されるので、表示
パネルには、「SC表示0」(8)ではリレー接片a,
bの閉成移動異常が表示され、「SC表示1」(24)
ではリレー接片aの閉成の遅れが表示され、「SC表示
2」(16)ではリレー接片bの閉成の遅れが表示され
る。
【0117】−第5実施例− 図9の(a),図10および図11に、第5実施例のM
PU51が実行するINT0割込みCAM30,INT
1割込みCAM31およびINT2割込みCAM32の
内容を示す。第5実施例で用いる遅延検出回路は、図5
に示す開放遅延検出回路または図8に示す閉成遅延回路
である。
【0118】まず図9の(a)を参照する。第5実施例
のMPU51の割り込みポートINT0の電位がHから
Lに立下ると該MPU51は、INT0割込みCAM3
0に進み、まず、T0フラグをONにし(61)そして
タイムカウンタT0を用いる計時を開始する(62)。
そして、計時値T0が電気リレー86の不動作判定用の
閾値twに達するとこれによって起動するタイマ割込み
を許可する(63)。割り込みポートINT0の電位が
HからLに立下がったときには、MPU51の割り込み
ポートINT1およびINT2の電位はまだHであり、
HからLへの立下り点で設定するT1フラグのONおよ
びT2フラグのONはありえず、これらがあると何らか
の異常である。そこで、これらがあるかをチェックして
(64,65)、あると、T0フラグのONからT1フ
ラグのONまでの経過時間T10=−T1を算出して
(66)、異常表示を行う(67)。あるいは、T0フ
ラグのONからT2フラグのONまでの経過時間T10
=−T2を算出して(68)、異常表示を行う(6
9)。
【0119】このような異常がなく、その後INT1の
電位がHからLに立下るとMPU51は図10に示すI
NT1割込みCAM31に進み、INT2の電位がHか
らLに立下ると図11に示すINT2割込みCAM31
に進む。INT1およびINT2共にHのままで、計時
値T0がtwになると、内部タイマ割込みにより、MP
U51は、図9の(b)に示すタイマ割り込み(70)
に進んで、表示パネルに、電気リレー86の不動作異常
を表示する(71)。
【0120】計時値T0がtwになるまでにINT1の
電位がHからLに立下るとMPU51は図10に示すI
NT1割込みCAM31に進み、まず、T1フラグをO
Nにし(72)そしてタイムカウンタT1を用いる計時
を開始する(73)。そして、先行してINT0割込み
CAM30を実行しているかをチェックして(74)、
実行していると、T0フラグのONからT1フラグのO
Nまでの経過時間T10=T0を算出し(75)、それ
が接片aの開放(又は閉成)遅延判定用の閾値D10以
上であるかをチェックして(76)、閾値D10以上で
あると、電気リレー86の接片aの動作が遅すぎること
を表す情報を操作部20の表示パネルに表示する(7
7)。
【0121】T10が閾値D10未満(接片aの動作が
正常)のときには、先行してINT2割込みCAM32
を実行しているかをチェックして(78)、実行してい
ると、T2フラグのONからT1フラグのONまでの経
過時間T12=T2を算出し(79)、それが接片bに
対する接片aの開放(又は閉成)遅延判定用の閾値D1
2以上であるかをチェックして(80)、閾値D12以
上であると、電気リレー86の接片aの動作が遅すぎる
ことを表す情報を操作部20の表示パネルに表示する
(81)。閾値D12未満(接片aの動作が正常)のと
きには、T0フラグもオンであると、INT0,INT
1およびINT2の割込み処理をすべて終了しているの
で、T0,T1およびT2フラグをすべてOFFにし、
T0≧twのタイマ割込みを禁止して(83)、INT
1割込みCAM31を終了する。
【0122】計時値T0がtwになるまでにINT2の
電位がHからLに立下るとMPU51は図11に示すI
NT2割込みCAM32に進み、まず、T2フラグをO
Nにし(84)そしてタイムカウンタT2を用いる計時
を開始する(85)。そして、先行してINT0割込み
CAM30を実行しているかをチェックして(86)、
実行していると、T0フラグのONからT2フラグのO
Nまでの経過時間T20=T0を算出し(87)、それ
が接片bの開放(又は閉成)遅延判定用の閾値D20以
上であるかをチェックして(88)、閾値D20以上で
あると、電気リレー86の接片bの動作が遅すぎること
を表す情報を操作部20の表示パネルに表示する(8
9)。
【0123】T20が閾値D20未満(接片bの動作が
正常)のときには、先行してINT1割込みCAM31
を実行しているかをチェックして(90)、実行してい
ると、T1フラグのONからT2フラグのONまでの経
過時間T12=T1を算出し(91)、それが接片aに
対する接片bの開放(又は閉成)遅延判定用の閾値D1
2以上であるかをチェックして(92)、閾値D12以
上であると、電気リレー86の接片bの動作が遅すぎる
ことを表す情報を操作部20の表示パネルに表示する
(93)。閾値D12未満(接片bの動作が正常)のと
きには、T0フラグもオンであると、INT0,INT
1およびINT2の割込み処理をすべて終了しているの
で、T0,T1およびT2フラグをすべてOFFにし、
T0≧twのタイマ割込みを禁止して(95)、INT
1割込みCAM32を終了する。
【0124】この第5実施例では上述のように、割り込
みポートINT0,INT1およびINT2に与えられ
る各スイッチ信号のHからLへの立下りに応答して、各
割込み処理CAM30,CAM31およびCAM32を
それぞれ独立に行う。この第5実施例が、図5に示すス
イッチ信号読取り回路を用いる態様の場合には、第5実
施例の電気リレー動作監視機能は、第1実施例の機能と
第2実施例の機能とを加えたものとなる。第5実施例
が、図8に示すスイッチ信号読取り回路を用いる態様の
場合には、第5実施例の電気リレー動作監視機能は、第
3実施例の機能と第4実施例の機能とを加えたものとな
る。
【0125】−第6実施例− 図12,図13および図14に、第6実施例のMPU5
1が実行するINT0割込みCAM40,INT1割込
みCAM41およびINT2割込みCAM42の内容を
示す。第6実施例で用いる遅延検出回路は、図5に示す
開放遅延検出回路または図8に示す閉成遅延回路であ
る。
【0126】まず図12の(a)を参照する。第6実施
例のMPU51の割り込みポートINT0の電位がHか
らLに立下ると該MPU51は、INT0割込みCAM
40に進み、まず、T0フラグをONにし(101,1
02)そしてタイムカウンタT0を用いる計時を開始す
る(103)。
【0127】図12の(b)を参照する。割り込みポー
トINT1の電位がHからLに立下るとMPU51は、
INT1割込みCAM41に進み、まず、T1フラグを
ONにし(104,105,106)そしてタイムカウ
ンタT1を用いる計時を開始する(107)。そして、
計時値T1がチャタリングマスク時間(設定値)tに達
するとこれによって起動するタイマ割込みを許可する
(108)。
【0128】リレー86の接片aのチャタリングによ
り、また割り込みポートINT1の電位がHからLに立
下るとMPU51は、INT1割込みCAM41に進
み、今度はT1フラグがONであるので、タイムカウン
タT1を用いる計時を再スタートする(105−109
−107)。これにより、チャタリングによって割り込
みポートINT1の電位のHからLへの立下りがt周期
未満である間、タイマ割込みは発生しない。チャタリン
グがなく、あるいはチャタリングがあっても割り込みポ
ートINT1の電位のHからLへの立下り(の最後のも
の)からtが経過すると、計時値T1がtに達すると起
動するタイマ割込み(109)を、MPU51が実行す
る。この内容を図13の(a)に示す。
【0129】図13の(a)を参照する。タイマ割込み
(109)に進むとMPU51は、ドアスイッチ73の
開閉の切換り(T0フラグのON)から、チャタリング
がなかった時の、あるいはチャタリングがあってもそれ
が収まった最後の、割り込みポートINT1の電位のH
からLへの立下り間での経過時間T10=T0−tを算
出して(110)、タイムカウンタT1を用いる計時を
停止し(111)、T1フラグをOFFにして(11
2)、経過時間T10=T0−tが、ドアスイッチ73
の開閉の切換りに対する電気リレー86の接片aの開閉
の切換りの遅延判定用の閾値D10以上であるかをチェ
ックして(113)、閾値D10以上であると、電気リ
レー86の接片aの動作が遅すぎることを表す情報を操
作部20の表示パネルに表示する(114)。閾値D1
0未満(接片aの動作が正常)のときには、T2フラグ
もOFFであると、INT0,INT1およびINT2
の割込み処理をすべて終了しているので、T0フラグを
OFFにし、T1≧tのタイマ割込みを終了する。
【0130】図13の(b)を参照する。割り込みポー
トINT2の電位がHからLに立下るとMPU51は、
INT2割込みCAM42に進み、まず、T2フラグを
ONにし(117,118,119)そしてタイムカウ
ンタT2を用いる計時を開始する(120)。そして、
計時値T2がチャタリングマスク時間(設定値)tに達
するとこれによって起動するタイマ割込みを許可する
(121)。
【0131】リレー86の接片aのチャタリングによ
り、また割り込みポートINT2の電位がHからLに立
下るとMPU51は、INT2割込みCAM42に進
み、今度はT2フラグがONであるので、タイムカウン
タT2を用いる計時を再スタートする(118−122
−120)。これにより、チャタリングによって割り込
みポートINT2の電位のHからLへの立下りがt周期
未満である間、タイマ割込みは発生しない。チャタリン
グがなく、あるいはチャタリングがあっても割り込みポ
ートINT2の電位のHからLへの立下り(の最後のも
の)からtが経過すると、計時値T2がtに達すると起
動するタイマ割込み(123)を、MPU51が実行す
る。この内容を図14に示す。
【0132】図14を参照する。タイマ割込み(12
3)に進むとMPU51は、ドアスイッチ73の開閉の
切換り(T0フラグのON)から、チャタリングがなか
った時の、あるいはチャタリングがあってもそれが収ま
った最後の、割り込みポートINT2の電位のHからL
への立下り間での経過時間T20=T0−tを算出して
(124)、タイムカウンタT2を用いる計時を停止し
(125)、T2フラグをOFFにして(126)、経
過時間T20=T0−tが、ドアスイッチ73の開閉の
切換りに対する電気リレー86の接片bの開閉の切換り
の遅延判定用の閾値D20以上であるかをチェックして
(127)、閾値D20以上であると、電気リレー86
の接片bの動作が遅すぎることを表す情報を操作部20
の表示パネルに表示する(128)。閾値D20未満
(接片bの動作が正常)のときには、T1フラグもOF
Fであると、INT0,INT1およびINT2の割込
み処理をすべて終了しているので、T0フラグをOFF
にし、T2≧tのタイマ割込みを終了する。
【0133】この第6実施例では上述のように、接片
a,bのチャタリングを考慮して、ドアスイッチ73の
開閉の切換りによるINT0割込みCAM40の実行か
ら、チャタリングが収まったと見なせる時点(INT
1,INT2割込みに進入する繰返し間隔がt以上にな
ったタイミング)までの経過時間T10,T20を計測
する。即ち、リレー86の開閉時に発生するチャタリン
グを考慮して、1回の割込みだけで経過時間を求めるの
ではなく、チャタリングが収まるまで割込みを繰返し
て、チャタリングが収まったと見なせる時点の割込み処
理による経過時間算出値を、接片a,bの応答遅れ時間
とするので、接片a,bの応答遅れを正確且つ安定して
得ることができる。
【0134】この第6実施例が、図5に示すスイッチ信
号読取り回路を用いる態様の場合には、第6実施例の電
気リレー動作監視機能は、第2実施例の機能をより信頼
性が高くしたものとなる。第6実施例が、図8に示すス
イッチ信号読取り回路を用いる態様の場合には、第6実
施例の電気リレー動作監視機能は、第4実施例の機能を
より信頼性が高くしたものとなる。
【0135】−第7実施例− 図15に、第7実施例のインターロック回路と電気リレ
ー86の開放遅延検出回路を示す。この開放遅延検出回
路は、図5に示す、第1および第2実施例に共通のもの
であるが、I/O制御板70に、抵抗3aとドライバ
(スイッチング回路)2aでなる第1の擬似負荷電流通
電回路と、抵抗3bとドライバ(スイッチング回路)2
bでなる第2の擬似負荷電流通電回路を付加して、MP
U51が、既設のドライバ1aに与える通電制御信号
(制御ポートaの出力)を付加ドライバ2aに、既設の
ドライバ1bに与える通電制御信号(制御ポートbの出
力)を付加ドライバ2bに、それぞれ印加するようにし
た。
【0136】MPU51が負荷72A,72Bを駆動指
示しているときは、ドライバ1a,1bがONしてお
り、このとき、ドライバ2a,2bはOFFしているこ
とになる。次にMPU51が負荷72A,72Bの通電
の停止を指示した場合、ドライバ1a,1bはOFF
に、このときドライバ2a,2bはONになる。この構
成により、リレー86がいったんONすると、リレー負
荷としては、負荷72A,72Bか、擬似負荷である抵
抗3a,3bかのどちらかが必ずONしていることにな
る。擬似負荷である抵抗3a,3bは、その負荷電流が
負荷72A,72Bと等しくなるように、定数選定がさ
れており、少なくともこの負荷72A,72Bまたは抵
抗3a,3bがON(通電)の時のリレー86の接片a
に流れる電流すなわち擬似負荷電流は、たとえ負荷72
A,72BがOFFであっても、リレーONからOFF
する瞬間まで略同等値の電流を流し続けていることにな
る。この電流値は、リレー86がONからOFFに切換
る時にアークが発生し、ON時突入電流による接点移転
を吹き飛ばす値となるように選定している。つまり、リ
レー86がONからOFFに切換る時にアークが発生し
接点移転を吹き飛ばす電流値を通電する負荷72A,7
2Bを選定して、それらがOFFの時には、擬似負荷で
ある抵抗3a,3bを通してリレー86の接片aに負荷
(72A,72B)電流値と略同値の電流を流すように
している。
【0137】これにより、いついかなる時にリレー86
がドアスイッチ73の閉から開への切換りによりOFF
しても、ON時突入電流の接点移転を吹き飛ばすアーク
が発生し、リレー86のOFFからONへの切換りと、
ONからOFFへの切換りを合わせた、トータルの接点
移転量を抑止することが可能となる。いわばインターロ
ックリレー86の寿命を延ばす(縮めない)効果が期待
できる。システム設計として副作用が少なく、回路設計
としても比較的安易な設計で作り上げることができ、ま
た機能とのトレードオフにならないで、インターロック
リレーとして寿命を縮めない回路構成を提供することが
可能となる。
【0138】第7実施例のMPU51のINT0割込み
の処理内容は、図6あるいは図7に示すINT0割込み
CAM1又はCAM2の何れでも良い。第7実施例のそ
の他の構成および機能は、第1実施例と同じである。
【0139】尚、図8に示す第4実施例においても、抵
抗3aとドライバ2aでなる第1の擬似負荷電流通電回
路と、抵抗3bとドライバ2bでなる第2の擬似負荷電
流通電回路を図8に示すI/O制御板70に、第7実施
例と同様に付加してもよい。
【0140】−第8実施例− 図16に、第8実施例のインターロック回路と電気リレ
ー86の開放遅延検出回路を示す。この開放遅延検出回
路は、図5に示す、第1および第2実施例に共通のもの
であるが、I/O制御板70に、抵抗3aとドライバ
(2aでなる第1の擬似負荷電流通電回路および抵抗3
bとドライバ2bでなる第2の擬似負荷電流通電回路、
ならびに、第1選択ゲート(アンドゲート)4aおよび
第2選択ゲート4bを付加して、MPU51が、既設の
ドライバ1aに与える通電制御信号(制御ポートaの出
力)を第1選択ゲート4aに、既設のドライバ1bに与
える通電制御信号(制御ポートbの出力)を第2選択ゲ
ート4bに、それぞれ印加するようにするとともに、M
PU51の制御ポートkから、ゲートON/OFF信号
を第1選択ゲート4aおよび第2選択ゲート4bに与え
るようにした。
【0141】ゲートON/OFF信号がHであるときに
は、第1選択ゲート4aおよび第2選択ゲート4bがO
Nであるので、ドライバ1a,1bに与えられる制御信
号がドライバ2a,2bに与えられ、第1の擬似負荷電
流通電回路および第2の擬似負荷電流通電回路が、第7
実施例の場合と同様に、リレー86に擬似負荷電流を通
電する機能を実行する。すなわち、それらの機能が「有
効」になって図15に示す第7実施例と同様に動作す
る。
【0142】ところが、ゲートON/OFF信号がLで
あるときには、第1選択ゲート4aおよび第2選択ゲー
ト4bがOFFであるので、ドライバ1a,1bに与え
られる制御信号が遮断されてドライバ2a,2bに与え
られず、第1の擬似負荷電流通電回路および第2の擬似
負荷電流通電回路が機能しない。すなわち、それらの機
能が「無効」になって、図5に示す第1実施例のI/O
制御板70の機能と同等になる。
【0143】図17に、第8実施例のMPU51の割込
ポートINT0の電位のHからLへの立下り(ドアスイ
ッチ73の閉から開への変化)に応答したINT0割込
みCAM1の内容を示す。このINT0割込みCAM1
は、図6に示した第1実施例のINT0割込みCAM1
に、ステップ24aおよび23aを付加したものであ
る。これにより、第8実施例のMPU51は、リレー8
6の接片aの開放遅れが、開放遅れ判定用の閾値t以上
であって開放遅れを表す情報をメモリに書きこんだとき
には、操作部20の表示パネルに、電気リレー86の接
片aの開放遅れを表す情報を表示する(23,24)と
ともに、制御ポートkの制御信号をHにする(24
a)。これにより、第1選択ゲート4aおよび第2選択
ゲート4bがONになるので、ドライバ1a,1bに与
えられる制御信号がドライバ2a,2bに与えられ、第
1の擬似負荷電流通電回路および第2の擬似負荷電流通
電回路が、第7実施例の場合と同様に、リレー86に擬
似負荷電流を通電する機能を実行する。すなわち、それ
らの機能が「有効」になって図15に示す第7実施例と
同様に動作する。
【0144】リレー86の接片aの開放遅れが、開放遅
れ判定用の閾値t未満であった時には、第8実施例のM
PU51は、制御ポートkの制御信号をLにする(23
a)。これにより、第1選択ゲート4aおよび第2選択
ゲート4bがOFFになり、ドライバ1a,1bに与え
られる制御信号が遮断されてドライバ2a,2bに与え
られず、第1の擬似負荷電流通電回路および第2の擬似
負荷電流通電回路が機能しない。すなわち、それらの機
能が「無効」になって、図5に示す第1実施例のI/O
制御板70の機能と同等になる。
【0145】従って第8実施例では、リレー86の接片
aの開放遅れが設定範囲内の時すなわち接片aの開動作
が正常な間は、リレー86に擬似負荷電流は流れない。
すなわち、結果として無駄になる通電がない。リレー8
6の接片aの開放遅れが設定範囲を外れると、負荷72
A,72BがOFFの時に擬似負荷電流が給電され、ド
アスイッチ73が開いた場合に、開放遅れの原因である
接点移転をアークで吹き飛ばす効果が期待できる。
【0146】
【発明の効果】本発明によれば、遅延検出手段(51)が検
出する遅延量を監視することにより、スイッチ手段(86)
の動作不良又はその傾向を把握出来る。また、負荷(72
A,72B)に非通電のときにはスイッチ手段(86)に擬似負荷
電流を通電して、スイッチ開放時のアークで、接点開放
遅れの原因となる接点移転を修復することが出来る。こ
れらにより、スイッチ手段(86)の管理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の給電装置を装備したデ
ジタル複写機の外観を示す平面図である。
【図2】 図1に示すカラープリンタ100の機構概要
を示す縦断面図である。
【図3】 図1に示すデジタル複写機の電気系統のシス
テム構成を示すブロック図である。
【図4】 図3に示すDC電源80の構成の概要を示す
ブロック図である。
【図5】 図4に示す電気回路上の、ドアスイッチ73
およひ電気リレー86を含むインターロック回路の、電
気リレー86の接片a,bの開放遅延を検知する回路構
成を示す電気回路図である。
【図6】 図4に示すMPU51の割込み処理の内容を
示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第2実施例のMPU51の割込み処
理の内容を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第3実施例および第4実施例で用い
る電気リレー86の接片a,bの開放遅延を検知する回
路構成を示す電気回路図である。
【図9】 (a)は、本発明の第5実施例のMPU51
の割込み処理CAM30の内容を示すフローチャート、
(b)は内部タイマ割込み処理(70)の内容を示すフ
ローチャートである。
【図10】 本発明の第5実施例のMPU51の割込み
処理CAM31の内容を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の第5実施例のMPU51の割込み
処理CAM32の内容を示すフローチャートである。
【図12】 (a)は、本発明の第6実施例のMPU5
1の割込み処理CAM40の内容を示すフローチャー
ト、(b)は割込み処理CAM41の内容を示すフロー
チャートである。
【図13】 (a)は、本発明の第6実施例のMPU5
1のタイマ割込み処理(109)の内容を示すフローチ
ャート、(b)は割込み処理CAM42の内容を示すフ
ローチャートである。
【図14】 本発明の第6実施例のMPU51のタイマ
割込み処理(123)の内容を示すフローチャートであ
る。
【図15】 本発明の第7実施例の、開放遅延検出回路
とI/O制御板70との組合せを示すブロック図であ
る。
【図16】 本発明の第8実施例の、開放遅延検出回路
とI/O制御板70との組合せを示すブロック図であ
る。
【図17】 第8実施例のMPU51の割込み処理の内
容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a〜1j,2a,2b:ドライバ 3a,3b:抵抗 4a,4b:選択ゲート 100:カラープリンタ 73:ドアスイッチ 86:電気リレー a,b:接片 55,56,57:インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AP07 AQ06 AR01 AR03 HH11 HJ10 HK11 HV32 2H027 DA26 DA38 GA30 GB07 ZA03 ZA04 5G034 AA16 AA18 AB01 AC03 AC06 AE06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源から負荷への給電ラインに介挿され、
    閉指示信号に応答して給電ラインを通電とし、閉指示信
    号が消えると遮断するスイッチ手段、および、該スイッ
    チ手段への閉指示信号を遮断する手段、を備えるインタ
    ーロック回路の、前記遮断手段による前記スイッチ手段
    への閉指示信号の供給/遮断の切換りからの、それに応
    答した該スイッチ手段による給電ラインの給電/遮断の
    切換りの遅延を検出する、スイッチの管理方法。
  2. 【請求項2】電源から負荷への給電ラインに介挿され、
    閉指示信号に応答して給電ラインを通電とし、閉指示信
    号が消えると遮断するスイッチ手段、および、該スイッ
    チ手段への閉指示信号を遮断する手段、を備えるインタ
    ーロック回路の、前記スイッチ手段の給電/遮断の切換
    りによる接点移転を吹き飛ばすための擬似負荷電流を、
    前記負荷への非給電の時に前記スイッチ手段に通電す
    る、スイッチの管理方法。
  3. 【請求項3】電源から負荷への給電ラインに介挿され、
    閉指示信号に応答して給電ラインを通電とし、閉指示信
    号が消えると遮断するスイッチ手段;および、該スイッ
    チ手段への閉指示信号を遮断する手段;を備える給電装
    置において、 前記遮断手段による前記スイッチ手段への閉指示信号の
    供給/遮断の切換りからの、それに応答した該スイッチ
    手段による給電ラインの給電/遮断の切換りの遅延を検
    出する手段;を備えることを特徴とする給電装置。
  4. 【請求項4】更に、前記スイッチ手段の給電/遮断の切
    換りによる接点移転を吹き飛ばすための擬似負荷電流
    を、前記負荷への非給電の時に前記スイッチ手段に通電
    する擬似電流通電手段;を備える請求項3記載の給電装
    置。
  5. 【請求項5】更に、前記擬似電流通電手段の前記機能を
    有効/無効に切換える選択手段;を備え、前記遅延検出
    手段は、検出した遅延が設定範囲内のときは該選択手段
    を「無効」に、該設定範囲を外れるときは該選択手段を
    「有効」に定める;請求項4記載の給電装置。
  6. 【請求項6】前記スイッチ手段は、一つの閉指示信号に
    応答して複数の給電ラインを個別に通電とし、該閉指示
    信号が消えると個別に遮断する、複式スイッチ手段であ
    り;前記遅延検出手段は、前記閉指示信号の供給/遮断
    の切換りからの、それに応答した複式スイッチ手段によ
    る各給電ラインの給電/遮断の切換りの各遅延を検出す
    る;請求項3,請求項4又は請求項5記載の給電装置。
  7. 【請求項7】前記遮断手段は、外力の作用/非作用によ
    り開から閉に又はその逆に切換わる電気接片を有する電
    気スイッチである、請求項1,請求項2,請求項3,請
    求項4,請求項5又は請求項6記載の給電装置。
  8. 【請求項8】前記スイッチ手段は、給電ラインに介挿さ
    れた電気接点に接離する電気接片を接駆動又は離駆動す
    る電気コイルを含む電気リレーである、請求項1,請求
    項2,請求項3,請求項4,請求項5,請求項6又は請
    求項7記載の給電装置。
  9. 【請求項9】用紙に画像を形成する画像形成装置におい
    て、 装置内の給電ラインに介挿した電気接点に接離する電気
    接片を接駆動する電気コイルを含む電気リレー;該電気
    リレーへの閉指示電圧を遮断する、画像形成装置のドア
    又は前カバーの開により開き、閉により閉じるインター
    ロックスイッチ;および、 該インターロックスイッチの開/閉による閉指示電圧の
    遮断/発生の切換りから、前記電気リレーの電気接片の
    接離の切換りの遅延を検出する手段;を備えることを特
    徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】更に、前記電気リレーの給電/遮断の切
    換りによる接点移転を吹き飛ばすための擬似負荷電流
    を、負荷への非給電の時に前記電気リレーに通電する擬
    似電流通電手段;を備える請求項9記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】更に、前記擬似電流通電手段の前記機能
    を有効/無効に切換える選択手段;を備え、前記遅延検
    出手段は、検出した遅延が設定範囲内のときは該選択手
    段を「無効」に、該設定範囲を外れるときは該選択手段
    を「有効」に定める;請求項10記載の給電装置。
  12. 【請求項12】装置は更に報知手段を備え、前記遅延検
    出手段は、検出した遅延が設定値を越えるときにこれを
    前記報知手段で報知する、請求項9,請求項10又は請
    求項11記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047270A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Komori Corp 異常状態判断方法および装置
JP2012053976A (ja) * 2005-10-27 2012-03-15 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 自動化されたデータ・ストレージ・ライブラリ、ロボット通信システム、コンピュータ・プログラム、およびデータ・ストレージ・システム(自動化されたデータ・ストレージ・ライブラリのためのバースト通信)
JP2017032729A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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