JP2002268473A - 電気装置 - Google Patents
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Abstract
は、省電力モードへの移行前状態における待機時の消費
電力を減らし更なる省電力化を図る。 【解決手段】 直流電圧を出力するデジタル制御の、複
数のスイッチング電源回路PC1〜PC9、および、これらの
個々の直流電圧の生成を制御するDSP85、を含むスイ
ッチング電源装置80dc;各電源回路PC1〜PC9の直流電圧
の供給を受ける複数の電気負荷;および、電源回路の少
なくとも1つPC1から動作電圧を供給され、外部からの
入力に応答して、電気負荷のシーケンス駆動による装置
動作(画像形成)を開始する装置動作コントローラ60;
を備える電気装置であって、コントローラ60がDSP85
に電源回路PC1〜PC9の1以上PC2〜PC9の直流電圧の生成
/停止を指示し、DSP85が該指示に応答して電源回路
PC2〜PC9の直流電圧の生成/停止を制御する、電気装
置。代表例は、カラー複写機。
Description
るデジタル制御の複数の電源回路,各電源回路の直流電
圧の供給を受ける複数の電気負荷、および、外部からの
入力に応答して電気負荷のシーケンス駆動による装置動
作を開始するコントローラ、を備える電気装置に関す
る。この電気装置の具体例は、これに限定する意図では
ないが、複写機,プリンタおよびフアクシミリである。
その他にも、コンピュータあるいは電子回路駆動用の低
電圧例えば5Vおよび電気モータ,ソレノイドなどの電
気アクチュエータ又はヒータを付勢する比較的に高い電
圧例えば12V,24V又は38Vを必要とする、多く
の電子制御電気機器がある。
常動作時に対して待機時の消費電力を節減するための省
電力モードを備えている。省電力モードとは複写機の操
作が一定時間無ければ自動的に、システムの状態監視に
必要なコントローラへの電力供給のみを残し、このコン
トローラ以外へは電力供給をオフする状態のことであ
る。状態監視に最低必要なコントローラ以外は、全て電
力供給をオフ、また定着ヒータへの電力供給をもOFF
状態にすることで、複写機の待機時における電力消費
を、著しく低くしていた。
算値で見ると、待機時における電力消費の占める割合が
大きく、待機時における消費電力量を減らすために、前
述したような従来の方法が取られているのであるが、し
かしながら、まだまだ改善の余地はある。
ることを目的とし、具体的には、省電力モードへの移行
前状態における待機時の消費電力を減らし更なる省電力
化を図ることを目的とする。
るデジタル制御の、複数のスイッチング電源回路(PC1〜
PC9)、および、これらの個々の直流電圧の生成を制御す
る電源出力コントローラ(85)、を含むスイッチング電源
装置(80dc);各スイッチング電源回路の直流電圧の供給
を受ける複数の電気負荷;および、前記スイッチング電
源回路の少なくとも1つ(PC1)から動作電圧を供給さ
れ、外部からの入力に応答して、前記電気負荷のシーケ
ンス駆動による装置動作を開始する装置動作コントロー
ラ(60);を備える電気装置であって、装置動作コントロ
ーラ(60)が電源出力コントローラ(85)にスイッチング電
源回路(PC1〜PC9)の1以上(PC2〜PC9)の直流電圧の生成
/停止を指示し、電源出力コントローラ(85)が該指示に
応答してスイッチング電源回路(PC2〜PC9)の直流電圧の
生成/停止を制御する、電気装置。
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の又は相当要
素の記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
〜PC9)内にて個々の直流電圧を生成段階でON/OFF
するので、不要な電力を電源回路(PC2〜PC9)で生じない
ようにすることができ、省電力を図る効果がある。電力
消費の積算値が更に少ない電気装置例えばプリンタある
いは複写機を実現出来る。
源回路(PC1〜PC9)に給電する元電源(AC)のオンに応答し
て前記電源出力コントローラ(85)に給電する初期給電手
段(RA1,83, 84);を更に備え、電源出力コントローラ(8
5)は、該初期給電手段より初期給電を受けると、スイッ
チング電源回路(PC1〜PC9)のすべてを直流電圧の生成に
駆動する。
と、初期給電手段(RA1,83, 84)が電源出力コントローラ
(85)に給電する。すなわち電源出力コントローラ(85)の
電源が入る。そして、電源出力コントローラ(85)がスイ
ッチング電源回路(PC1〜PC9)のすべてを直流電圧の生成
に駆動するので、電気負荷のすべての駆動が可能とな
る。
ッチング電源回路(PC1)が与える直流電圧がオフから動
作電圧に立上ったときに、前記電気負荷の物理状態もし
くは電気負荷によって駆動される物体の位置を、待機時
宛てのものとするホーミングを行う、上記(2)の電気
装置。
ての直流電圧を生成し、直流電圧を供給して各部のホー
ミング動作が行なわれる。ホーミング動作終了後は、仮
に電力供給不要な各部への給電を遮断しても、次に稼動
を求められた時点においてそれから電力の供給を行って
も、正しい位置から正しい処理を問題無く行うことがで
きる。
ング終了後は、電力供給が不要な電気負荷に給電するス
イッチング電源回路(PC6〜PC9)の直流電圧の生成停止
を、電源出力コントローラ(85)に指示する、上記(3)
の電気装置。
各部の電力を一時遮断するので、次に稼動を求められた
時点において、それから電力の供給を行っても、正しい
位置から正しい処理を問題無く行うことができる。
チング電源回路(PC9)の直流電圧生成の指示を発っして
から、スイッチング電源回路(PC9)の出力が設定値に立
上るまでの遅れ時間データを格納するメモリ(60);を更
に備え、装置動作コントローラ(60)は、外部からの入力
に応答してスイッチング電源回路(PC9)の直流電圧生成
を電源出力コントローラ(85)に指示してから、前記メモ
リ(60)の遅れ時間の経過後に、該スイッチング電源回路
(PC9)から給電される電気負荷の駆動を開始する;上記
(1)乃至(4)のいずれかに記載の電気装置。
荷電する帯電器(119),感光体の帯電面に画像光を露光
する露光装置(141-146),露光によって生成した静電潜
像を顕像にする現像器(120),該顕像を転写紙に転写す
る手段(115,116, 117),転写紙の顕像を該転写紙に固着
する定着装置(123)、および、これらの画像形成要素を
駆動する電気アクチュエータおよび電気回路(4)、を含
む画像形成装置(100)である、上記(1)乃至(5)に
記載の電気装置。
載の作用効果がある画像形成装置(プリンタ100)が実現
する。
キャナ(10)を備える、上記(6)記載の電気装置。
載の作用効果がある画像形成装置(複写機図1)が実現す
る。
源(80dc)を有し、前記スイッチング電源(80dc)は複写機
に供給する複数の直流電圧出力(5V,12V,・・・)を生成す
る。このようなスイッチング電源を有する複写機におい
て、複写機本体を制御するメイン制御部(90,70,50)とス
イッチング電源部間に情報伝達手段(UART)を有し、スイ
ッチング電源部(80dc)にて個々の直流電圧の生成をON
/OFFする制御手段(85)を有することを特徴とする複
写機。
にて個々の直流電圧を生成段階でON/OFFする手段
を有しているので、不要な電力を生成段階で生じないよ
うにすることができ、省電力を図る効果がある。低消費
電力の複写機を得る効果がある。
ON直後は、全ての直流電圧出力の生成をONしてホー
ミング制御を行わせる手段を有し、ホーミング動作終了
後は、電力供給が不要な部位への直流電圧出力をスイッ
チング電源部の生成段階にて生成OFFする手段を有
し、複写機本体(90,70,50)側で稼動動作設定が行われた
ときのみ、該当の直流電圧出力生成をONすることを特
徴とする。
ての直流電圧を生成し、直流電圧を供給して各部のホー
ミング動作を行わせている。ホーミング動作終了後は、
電力供給不要な各部の電力を一時遮断しており、次に稼
動を求められた時点において、それから電力の供給を行
っても、正しい位置から正しい処理を問題無く行うこと
ができる効果がある。
電圧生成部ONの指令を出した時点から、該当の直流電
圧生成部の直流電圧出力が安定に立ち上がるまでの時間
をデータとしてメモリに内蔵していることを特徴とする
上記(8)または(9)の複写機。
0,50)側から直流電圧生成部ONの指令を出した時点か
ら、該当の直流電圧生成部の直流電圧出力が安定に立ち
上がるまでの時間をデータとしてメモリに内蔵している
ので、直流電圧立ち上がりに要する時間を見積もって
の、スキャナー制御、或いはADF制御、或いはフィニ
ッシャー制御が可能となる効果がある。
に有することを特徴とする上記(8),(9)又は(1
0)の複写機。
0,50)側から直流電圧生成部ONの指令を出した時点か
ら、該当の直流電圧生成部の直流電圧出力が安定に立ち
上がるまでの時間データを複写機本体(90,70,50)側のメ
モリに所有しているので、スイッチング電源内に不揮発
性などのメモリを持つ必要が無い、また本体側にデータ
を所持していることで本体側にて迅速に必要なデータを
読み出し制御を行えるという効果がある。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
機の外観を示す。このデジタル複写機は、大略で、自動
原稿送り装置〔ADF〕30と、操作部20と、カラー
スキャナ10と、カラープリンタ100と、中継ユニッ
ト32と、ステープラ及び作像された用紙を大量に積載
可能なシフトトレイ付きのフィニッシャ34と、両面反
転ユニット33と、給紙バンク35と、大容量給紙トレ
イ36及び1ビン排紙トレイ31、の各ユニットで構成
されている。
す。露光手段としての書き込み光学ユニットは、スキャ
ナ10からのカラー画像データを光信号に変換して、原
稿画像に対応した光書き込みを行い、感光体ドラム11
4に静電潜像を形成する。光書き込み光学ユニットは、
レーザー発光器141、これを発光駆動する発光駆動制
御部(図示省略)、ポリゴンミラー143、これを回転
駆動する回転用モータ144、fθレンズ142、反射
ミラー146などで構成されている。感光体ドラム11
4は、矢印で示す如く反時計廻りの向きに回転するが、
その周りには、感光体クリーニングユニット121、除
電ランプ114M、帯電器119、感光体ドラム上の潜
像電位を検知する電位センサー114D、リボルバー現
像装置120の選択された現像器、現像濃度パターン検
知器114P、中間転写ベルト115などが配置されて
いる。
120K、C現像器120C、M現像器120M、Y現
像器120Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回り
の向きに回転させる、リボルバー回転駆動部(図示省
略)などからなる。これら各現像器は、静電潜像を顕像
化するために、現像剤の穂を感光体ドラム114の表面
に接触させて回転する現像スリーブ120KS、120
CS、120MS、120YSと、現像剤を汲み上げ撹
拌するために回転する現像パドルなどで構成されてい
る。待機状態では、リボルバー現像装置120はBK現
像器120で現像を行う位置にセットされており、コピ
ー動作が開始されると、スキャナ10で所定のタイミン
グからBK画像データの読み取りがスタートし、この画
像データに基づき、レーザー光による光書き込み・潜像
形成が始まる。以下、Bk画像データによる静電潜像を
Bk潜像という。C、M、Yの各画像データについても
同じ。このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、B
k現像器120Kの現像位置に潜像先端部が到達する前
に、現像スリーブ120KSを回転開始して、Bk潜像
をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領域
の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を通
過した時点で、速やかに、Bk現像器120Kによる現
像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボル
バー現像装置120を駆動して回動させる。この回動動
作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部が
到達する前に完了させる。
ドラム114は矢印で示すように反時計廻りの向きに回
動し、中間転写ベルト115は図示しない駆動モータに
より、時計廻りの向きに回動する。中間転写ベルト11
5の回動に伴って、BKトナー像形成、Cトナー像形
成、Mトナー像形成およびYトナー像形成が順次行わ
れ、最終的に、BK、C、M、Yの順に中間転写ベルト
115上に重ねてトナー像が形成される。BK像の形成
は、以下のようにして行われる。すなわち、帯電器11
9がコロナ放電によって、感光体ドラム114を負電荷
で約−700Vに一様に帯電する。つづいて、レーザダ
イオード141は、Bk信号に基づいてラスタ露光を行
う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一様
に荷電された感光体ドラム114の露光された部分につ
いては、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が
形成される。リボルバー現像装置120内のトナーは、
フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電さ
れ、また、本現像装置のBK現像スリーブ120KS
は、感光体ドラム114の金属基体層に対して図示しな
い電源回路によって、負の直流電位と交流とが重畳され
た電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム
114の電荷が残っている部分には、トナーが付着せ
ず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBk
トナーが吸着され、潜像と相似なBk可視像が形成され
る。中間転写ベルト115は、駆動ローラ115D、転
写対向ローラ115T、クリーニング対向ローラ115
Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆
動モータにより回動駆動される。さて、感光体ドラム1
14上に形成したBkトナー像は、感光体と接触状態で
等速駆動している中間転写ベルト115の表面に、ベル
ト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)1
16によって転写される。以下、感光体ドラム114か
ら中間転写ベルト115へのトナー像転写を、ベルト転
写と称する。感光体ドラム114上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム114の再使用に備えて、感光
体クリーニングユニット121で清掃される。ここで回
収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排
トナータンクに蓄えられる。
ドラム114に順次形成する、Bk、C、M、Yのトナ
ー像を、同一面に順次、位置合わせして、4色重ねのベ
ルト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転
写器にて一括転写を行う。ところで、感光体ドラム11
4側では、BK画像の形成工程のつぎに、C画像の形成
工程に進むが、所定のタイミングから、スキャナ10に
よるC画像データの読み取りが始まり、その画像データ
によるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。C
現像器120Cは、その現像位置に対して、先のBk潜
像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達する
前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像を
Cトナーで現像する。以降、C潜像領域の現像をつづけ
るが、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器の
場合と同様にリボルバー現像装置120を駆動して、C
現像器120Cを送り出し、つぎのM現像器120Mを
現像位置に位置させる。この動作もやはり、つぎのM潜
像先端部が現像部に到達する前に行う。なお、Mおよび
Yの各像の形成工程については、それぞれの画像データ
の読み取り、潜像形成、現像の動作が、上述のBk像
や、C像の工程に準ずるので、説明は省略する。
シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口
シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1
色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目
を画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構に
よって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレー
ドなどは離間させておく。
う。)117は、中間転写ベルト115上の重ねトナー
像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC
+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルト
に印加するものである。
35には、各種サイズの転写紙が収納されており、指定
されたサイズの用紙を収納しているカセットから、給紙
コロ183E等によってレジストローラ対118R方向
に給紙・搬送される。なお、符号112B2は、OHP
用紙や厚紙などを手差しするための給紙トレイを示して
いる。像形成が開始される時期に、転写紙は前記いずれ
かの給紙トレイから給送され、レジストローラ対418
Rのニップ部にて待機している。そして、紙転写器11
7に中間転写ベルト115上のトナー像の先端がさしか
かるときに、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致す
る如くにレジストローラ対118Rが駆動され、紙と像
との合わせが行われる。このようにして、転写紙が中間
転写ベルト上の色重ね像と重ねられて、正電位につなが
れた紙転写器117の上を通過する。このとき、コロナ
放電電流で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆
どが転写紙上に転写される。つづいて、紙転写器117
の左側に配置した図示しない除電ブラシによる分離除電
器を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベル
ト115から剥離されて紙搬送ベルト122に移る。中
間転写ベルト面から4色重ねトナー像を一括転写された
転写紙は、紙搬送ベルト122で定着器123に搬送さ
れ、所定温度にコントロールされた定着ローラ123A
と加圧ローラ123Bのニップ部でトナー像を溶融定着
され、排出ロール対124で本体外に送り出され、図示
省略のコピートレイに表向きにスタックされる。
タ(ハロゲンランプ)123Cがあり、この定着ヒータ
123Cに、定着通電回路85(図4)が通電し、これ
により定着ヒータ123Cが発熱し且つ赤外線を発生し
て、定着ローラ123Cを加熱する。
は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体ク
リーニングユニット121で表面をクリーニングされ、
また、除電ランプ114Mで均一除電される。また、転
写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト115
は、再び、クリーニングユニット115Uのブレード接
離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングする。
リピートコピーの場合には、スキャナの動作および感光
体への画像形成は、1枚目の4色目画像工程にひきつづ
き、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進
む。中間転写ベルト115の方は、1枚目の4色重ね画
像の転写紙への一括転写工程にひきつづき、表面をベル
トクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚
目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その
後は、1枚目と同様動作になる。
ムの概要を示す。複写機メカ制御部すなわち画像読取り
および画像形成プロセス制御の主要部に、メイン制御板
50上の1つのMPU51と、スキャナ制御板11上の
1つのCPU12が用いられている。MPU51は作像
シーケンスおよび定着制御とシステム関係の制御を、C
PU12はスキャナ関係の制御をそれぞれ行う。MPU
51とCPU12とは、画像データインターフェース及
びシリアルインターフエースによって接続されている。
はI/O制御板、92は画像露光用のレーザ光を制御す
るLD制御板、41は給紙制御板、13はCCDを搭載
する読み取り制御板、90はマザーボード、60,91
は、複合機能を実現するためのアプリケーション拡張ユ
ニットで、91は、FAX機能を搭載したファクシミリ
制御ユニット、60は、パソコン,ワープロなどホスト
のドキュメントを印刷するプリンタ機能及びコピー,フ
ァクシミリ,プリンタの複合動作モードを制御するため
のプリンタコントローラ(ボード)である。80は電源
装置である。
電圧値の直流電圧を発生するスイッチング電源部80d
cと、定着ヒータに商用交流を通電し定着温度を制御す
るヒータ通電回路(交流出力)がある。
イッチング電源部80dcの概要とそれによって給電さ
れる電気負荷の概要を示す。スイッチング電源部80d
cは、図示しない元電源スイッチ(交流入力スイッチ)
の閉(オン)によって給電される交流ACのノイズを除
去するフィルタ81と、交流電圧を整流平滑する整流平
滑回路82、直流電圧の生成を行う各直流電圧生成部P
C1〜PC9と、各直流電圧生成部の電圧生成(生成/
停止および出力電力)を制御するデジタルコントローラ
(デジタルシグナルプロセッサーDSPを用いた)8
5、元電源スイッチが開(OFF)から閉(ON)に切
換えられて交流電源ACがスイッチング電源部80dc
に印加され整流平滑回路82に直流電圧が表れるとON
されてバッテリ84をDSP85に印加するスイッチ回
路(SW)83、このスイッチ回路83がONすると、
DSP85に必要な電源電圧を供給するバッテリ84よ
りなる。
ャナモータ、ADF(原稿自動送り装置)などの負荷に
つながり、各負荷に必要な電圧を供給する。スイッチン
グ電源部80dcのDSP85は、マザーボード90に
搭載のプリンタコントローラ60とUART(ユニバー
サル・アシンクロナス・レシーバ・トランスミッタ:シ
リアル通信)による通信を行う。図示しないが、プリン
タコントローラ90は、CPU,不揮発性メモリ,RO
M,RAMおよび画像メモリを含むコンピュータシステ
ムである。
スイッチ回路83と、5V生成部PC1の構成を示す。
100V商用交流電圧が、図示しない元電源スイッチの
オンにより、交流入力端子IN1,IN2からノイズフ
ィルタ81を通して整流平滑回路82に印加される。ノ
イズフィルタ81は、100V商用交流ラインの高周波
ノイズがスイッチング電源部80dcの内部に入るのを
遮断し、しかもスイッチング電源部80dcが発生する
高周波ノイズが商用交流ラインに漏出するのを防ぐ入力
フィルタがある。交流電圧はこの入力フィルタを通し
て、全波整流ダイオードブリッジと平滑コンデンサで構
成される整流平滑回路82に印加される。
からなる起動回路にも加わる。交流電圧が加わると、リ
レーRA1の、スイッチ回路(SW)83のダイオード
D4とDSP85の動作電圧入力端Vccの間に介挿し
たリレー接点をリレー接片RA1で閉じる。ダイオード
D4はバッテリ84に接続しているので、バッテリ電圧
がDSP85に加わり、これによりDSP85が起動し
て、5V生成部PC1乃至38V生成部PC9に、それ
ぞれ第1〜第9のPWMパルスを出力する。
生成部PC9のすべてが動作状態になり、図4上に示し
た各直流電圧を発生する。以下、5V生成部PC1を例
にして説明する。
生成部PC1の中のトランスTR1の1次巻線に印加さ
れる。スイッチング素子であるFET1がオンになる
と、整流平滑回路82から、1次巻線,スイッチング素
子FET1ならびに電流値検出回路ISEN1介して、
1次側グランドに電流が流れる。
に流れる電流が、電流検出用の抵抗に流れその抵抗の電
圧が、1次電流に比例する。この電圧が、1次電流検出
信号であり、電流値検出回路ISEN1は、この検出信
号が設定レベルを超えると、過電流を示す信号を発生し
てDSP85に与える。DSP85はこれに応答してF
ET1をオフにする。そして、次のPWMパルス出力周
期になると、FET1をオンにする。すなわち新たなP
WMパルスの出力を開始する。
スイッチングON/OFF信号である第1のPWMパル
スを出力するPWM出力ポートにつながっている。DR
IV1,トランスTR1およびスイッチング素子FET
1によって、1次側スイッチ回路が構成され、整流平滑
回路82の出力電圧をPWMパルスに応答したスイッチ
ングによりチョッピングして、トランスTR1の1次巻
線にパルス通電する。
誘起したパルス状電圧を直流に変換して出力する出力回
路がある。出力回路は、ダイオードD1,D2、チョー
クコイルCH1、2次側の過電流を検出する2次側過電
流検出回路ISEN2、出力電圧検出回路VSEN1お
よび平滑コンデンサにより構成される。
生成部PC1の出力回路に流れる電流を、その大小に応
じた電圧(2次電流検出信号)に変換して出力するよう
構成され、ISEN2から出力された電圧(2次電流検
出信号)は、DSP85のA/D変換入力ポートに印加
する。DSP85は、2次側過電流検出回路ISEN2
が過電流を検出すると、あるいは出力電圧検出回路VS
EN1が過電圧を検出すると、FET1をオフにしかつ
PWMパルス出力をとめる。
9の構成および動作、ならびにそれらに対するDSP8
5の制御動作も同様である。しかし、生成回路の電力容
量が大きい生成回路は、スイッチング素子FETが複数
個並列接続で用いられるとか、回路の温度保護用のサー
ミスタを付加してその電圧(温度)をDSP85に与え
て、DSP85で温度異常を監視するなどが行われる。
直流電源出力制御を説明する。なお、プリンタコントロ
ーラ60,I/O制御板70およびメイン制御板50
の、省エネ待機モードでも入力監視をするCPUおよび
MPU、ならびに省エネ待機モードで外部入力信号を発
生する回路には、5V生成部PC1が給電する。
に切換えられたことにより、全生成部PC1〜PC9の
出力が各所定の電圧以上に立上った時の、第1生成部P
C1の電圧立ち上がりに応答した、プリンタコントロー
ラ60の制御動作を示す。
スイッチング電源部80dcに交流電源ACが入力す
る。交流電源はノイズ81をフィルタを通り、整流平滑
回路82にて全波整流され、その出力電圧が設定値を越
えたとき、電気リレーコイルRA1に流れる電流によ
り、スイッチ回路83のリレー接片RA1が閉じる。
圧がDSP85に供給され、DSP85が起動する。D
SP85はまず5V生成部PC1へのPWMパルス出力
を開始し、これにより5V生成部PC1が5V電圧を生
成する。生成された5V電圧は、プリンタコントローラ
60,I/O制御板70およびメイン制御板50の、省
エネ待機モードでも入力監視をするCPUおよびMP
U、ならびに省エネ待機モードで外部入力信号を発生す
る回路に印加される。トランスTR1の1次巻線がPW
Mパルスに応答FET1のオン/オフで励振され、これ
によりスイッチ回路83がつながった3次巻線が電圧を
誘起し、これがダイオードD3で整流されてコンデンサ
C2で平滑化され、定電圧回路CV1で定電圧化され
て、ダイオードD5を通して、DSPの駆動用電圧を補
充する。
力が、0Vから5Vに立ち上がったのに応答して、プリ
ンタコントローラ60のCPUが起動し、図6のフロー
チャートに示す流れで、プリンタコントローラ60のC
PUがUART通信により、DSP85に全ての直流電
圧の生成(PC1〜PC9)をONするよう指令する。
指令を受けDSP85は、全ての直流電圧の生成部(P
C1〜PC9)をONする。ここで第1の生成部PC1
のONは、元電源スイッチのオン応答の起動動作から、
プリンタコントローラ60のCPUの指令(制御)に従
うDSP85の電源出力制御の開始を意味する。
と、すなわち各出力電圧が各設定値以上になると、DS
P85は、プリンタコントローラ60のCPUに、直流
電圧が立ち上がった旨(レディ)をUART通信により
伝達する。以上が図6のステップ1の内容である。
機の各部位に、スキャナ位置、FIN(フィニッシャ
ー)のトレイ位置などホーミング位置調整のホーミング
動作実行を指示する(ステップ2)。なお、以下におい
てカッコ内には、ステップという語を省略して、ステッ
プNo.数字のみを記す。
ントローラ60のCPUは、省電力レベル2が設定され
ているかどうかを調べ(3)、設定されていれば、生成
不要な直流電圧である、図4上で2点鎖線で囲んだ24
V生成部PC6,24V生成部PC7,38V生成部P
C8および38V生成部PC9の直流電圧生成を停止す
るよう、DSP85に指令する。これを受け、DSP8
5は上記生成部PC6〜PC9の電圧生成制御を停止す
る(4)。これは、これらの生成部PC6〜PC9への
PWMパルス出力ポートを、FETオフ指示レベルに開
放し、かつ、それらへのPWMパルス出力を停止するこ
とにより行う。これにより、生成部PC6〜PC9の内
部における電力消費も実質上なくなる。
通常の複写機動作は公知であるので説明を省略する。こ
の通常処理(5)で、公知であるが、複写又はプリント
指示がなく、操作部20に操作がなく設定時間が経過す
ると、プリンタコントローラ60のCPUは、省エネ待
機モードを設定する。この実施例では、更に、生成部P
C2〜PC5の直流電圧生成を停止するよう、DSP8
5に指令する。これを受け、DSP85が上記生成部P
C2〜PC5の電圧生成制御を停止する。これにより、
生成部PC2〜PC5の内部における電力消費も実質上
なくなる。
グアップが終了し、コピー可の状態にて、スキャン設定
がされれば、例えばフロントガラスに原稿が置かれ、コ
ピースタートキーが押下されれば、プリンタコントロー
ラ60のCPUは、スキャン設定がなされたと判断し、
38V生成部PC9の直流電圧生成ONをDSP85に
指令する(11,12)。これを受け、DSP85は3
8V生成部PC9へのPWMパルス出力を開始し、38
V生成部PC9がスキャナモータのモータドライバに3
8V電圧を供給する。プリンタコントローラ60のCP
Uは、プリンタコントローラ60の内部の不揮発性メモ
リに持っている38V生成部PC9の38V電圧が立ち
上がるまでの遅延時間データを基に、38V生成部PC
9のON指令を発してから該遅延時間データ分の時間が
過ぎるまで、クロックパルスをカウントする。すなわち
計時を行う。該遅延時間が過ぎれば、スキャナスタート
可の指令を、スキャナ制御板11上のモータコントロー
ルユニットに指令する。
が不要になれば、不要になった時点にてプリンタコント
ローラ60のCPUは、38V生成部PC9の38V電
圧生成を停止するようDSP85に指令する(13,1
4)。DSP85は38V生成部PC9の38V電圧生
成制御を停止する。プリンタコントローラ60のCPU
は、以降は、複写機の通常処理を行う。
稿送り装置)30に原稿がセットされ、コピースタート
キーが押下されれば、ADF設定がなされたと判断し、
プリンタコントローラ60のCPUは、38V生成部P
C8と24V電圧生成部PC7の電圧生成を行うよう指
令する(21,22)。これを受け、DSP85は、3
8V電圧と24V電圧を生成制御する。これにより38
V電圧と24V電圧がADF30に供給される。
ントローラ60内の不揮発性メモリに持っている38V
生成部PC8の38V電圧と24V生成部PC7の24
V電圧の立ち上がりがともに完了するまでの遅延時間デ
ータを基に、ON指令発してから遅延時間データ分の時
間が過ぎるまで計時する。過ぎれば、ADF動作可の指
令をADF30に与える。
タートキーが押下されたときは、スキャナーも同時に動
くことになるので、スキャン設定も同時に行われる。ス
キャン設定時の動作は上記のとおりであるので、ここで
の説明は省略する。
れば、ADF非設定の状態になり、プリンタコントロー
ラ60のCPUは、38V生成部PC8と24V電圧生
成部PC7の電圧生成を停止するようDSP85に指令
する(23,24)。これを受け、DSP85は、38
V電圧と24V電圧の生成制御を停止する。すなわち、
ADF30への給電を止める。
ニッシャー)使用時も同様である。周辺機のFINが複
写機本体に接続され、排紙が行われるとき、FIN設定
をプリンタコントローラ60のCPUが判断する。以降
の処理はスキャン設定、ADF設定と同様である。
ている。これは、複写機を長時間使用しないとき、5V
生成部PC1の5V電圧のみを残して、他の直流電圧は
出力をオフし、また図示しないが定着ヒータへの交流電
源供給をオフして、低消費電力状態を実現させるモード
である。この省電力モード1は複写機の操作を、あらか
じめ設定した時間以上行わないとき、自動的に移行す
る。または、操作部20にある電源サブキーを数秒押下
すれば移行する。1の解除には、電源サブキーを数秒押
下する。
対応するプリンタコントローラ60のCPUの電源制御
を示す。複写機不使用のまま設定時間が経過すると、あ
るいは電源サブキーにより省電力モードへの移行指示が
あると、プリンタコントローラ60のCPUは、省電力
モード1を設定して、DSP85に5V生成部PC1以
外の、直流電圧生成(PC2〜PC9)を停止するよう
指令する(41,42)。省電力モード1を設定してい
るときに、電源サブキーが数秒押下され、あるいは、複
写機に対するオペレータの操作又はホスト(パソコン)
からのプリント指令があると、プリンタコントローラ6
0のCPUは、省電力モード1を解除して、DSP85
に、生成部PC2〜PC5の直流電圧生成を指令する
(43,44)。
電圧を生成段階でON/OFFするので、不要な電力を
電源回路で生じないようにすることができ、省電力を図
る効果がある。電力消費の積算値が更に少ない電気装置
例えばプリンタあるいは複写機を実現出来る。
を示す正面図である。
の概要を示す縦断面図である。
を示すブロック図である。
スイッチング電源部80dcの概要を示すブロック図で
ある。
回路83の電気回路の概要を示すブロック図である。
60のCPUの、DSP85に対する、直流電圧出力の
ON/OFF制御の第一部分を示すフローチャートであ
る。
P85に対する、直流電圧出力のON/OFF制御の第
二部分を示すフローチャートである。
P85に対する、直流電圧出力のON/OFF制御の第
三部分を示すフローチャートである。
P85に対する、直流電圧出力のON/OFF制御の第
四部分を示すフローチャートである。
SP85に対する、直流電圧出力のON/OFF制御の
第五部分を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】直流電圧を出力するデジタル制御の、複数
のスイッチング電源回路、および、これらの個々の直流
電圧の生成を制御する電源出力コントローラ、を含むス
イッチング電源装置;各スイッチング電源回路の直流電
圧の供給を受ける複数の電気負荷;および、前記スイッ
チング電源回路の少なくとも1つから動作電圧を供給さ
れ、外部からの入力に応答して、前記電気負荷のシーケ
ンス駆動による装置動作を開始する装置動作コントロー
ラ;を備える電気装置であって、 装置動作コントローラが電源出力コントローラにスイッ
チング電源回路の1以上の直流電圧の生成/停止を指示
し、電源出力コントローラが該指示に応答してスイッチ
ング電源回路の直流電圧の生成/停止を制御する、電気
装置。 - 【請求項2】前記複数のスイッチング電源回路に給電す
る元電源のオンに応答して前記電源出力コントローラに
給電する初期給電手段;を更に備え、電源出力コントロ
ーラは、該初期給電手段より初期給電を受けると、スイ
ッチング電源回路のすべてを直流電圧の生成に駆動す
る;請求項1記載の電気装置。 - 【請求項3】装置動作コントローラは、スイッチング電
源回路が与える直流電圧がオフから動作電圧に立上った
ときに、前記電気負荷の物理状態もしくは電気負荷によ
って駆動される物体の位置を、待機時宛てのものとする
ホーミングを行う、請求項2記載の電気装置。 - 【請求項4】装置動作コントローラはホーミング終了後
は、電力供給が不要な電気負荷に給電するスイッチング
電源回路の直流電圧の生成停止を、電源出力コントロー
ラに指示する、請求項3記載の電気装置。 - 【請求項5】装置動作コントローラがスイッチング電源
回路の直流電圧生成の指示を発っしてから、スイッチン
グ電源回路の出力が設定値に立上るまでの遅れ時間デー
タを格納するメモリ;を更に備え、装置動作コントロー
ラは、外部からの入力に応答してスイッチング電源回路
の直流電圧生成を電源出力コントローラに指示してか
ら、前記メモリの遅れ時間の経過後に、該スイッチング
電源回路から給電される電気負荷の駆動を開始する;請
求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電気装置。 - 【請求項6】電気装置は、感光体,これを荷電する帯電
器,感光体の帯電面に画像光を露光する露光装置,露光
によって生成した静電潜像を顕像にする現像器,該顕像
を転写紙に転写する手段,転写紙の顕像を該転写紙に固
着する定着装置、および、これらの画像形成要素を駆動
する電気アクチュエータおよび電気回路、を含む画像形
成装置である、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
の電気装置。
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