JP5632062B2 - 半導体素子 - Google Patents

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本発明は、半導体素子、特にその外周の複数の辺に沿って出力パッドが配置される半導体素子に関するものである。
表示装置には、各画素を駆動制御するドライバが搭載されるが、近年、表示装置の大型化、高精細化、及び、搭載するドライバ数の削減に伴って、1つのドライバの出力本数が増加傾向にある。その出力本数は、480本、720本が一般的であるが、960本クラスのドライバも要求され始めている。
ドライバはICチップ(半導体素子)を備えて形成されるが、出力本数が増加すると、外部の表示パネルに出力信号を出力する複数の出力パッドを、半導体素子の外周の一辺に沿って配置するだけでなく、他の辺にも配置する必要が生じる。
出力パッドは少なくとも半導体素子に設けられる内部回路(入力信号から出力信号を生成して出力パッドに出力する回路)の数だけ形成されるが、出力パッド間のピッチは各内部回路に設けられる出力端子間のピッチより広いため、半導体素子の一辺のみに沿って出力パッドを設けるとすると、半導体素子の面積が増大してしまう。そこで、出力パッドを半導体素子の外周の複数の辺に沿って形成して、半導体素子の面積増大を抑えるようにしている。なお、入力信号を外部から内部回路に入力する入力パッドは、複数の内部回路で共通に用いられるため(例えば、スイッチングして時間差で各々の入力信号を入力させるなど)、その数は出力パッドより少なくて済む。
図5は、出力パッドの配置例を示す図である。図5に示すように、複数の出力パッドが、半導体素子100の外周の一辺(以下、第1の辺と呼称)121に沿って形成されている。また、複数の入力パッドが、第1の辺121に対向する辺(以下、第2の辺と呼称)122の延在方向中央部に該第2の辺122に沿って形成されている。更に、第2の辺122の延在方向両側部にも第2の辺122に沿って複数の出力パッドが形成されている。
また、図5に示すように、半導体素子100の中央部には、複数の内部回路110が形成される。これら各内部回路110は、その出力端子112の各々が第1の辺121側に沿って並ぶように、一定の向きで配置される。この各内部回路110の出力端子112と出力パッドとが、配線により接続され、各内部回路110の入力端子111と入力パッドとが、配線により接続される(配線の図示はここでは省略した。)。
ところが、内部回路110の出力端子112と、第2の辺122に沿って形成された出力パッドとを接続するためには、内部回路群を迂回する引き回しの配線を形成しなければならない。これにより配線長が長くなり配線抵抗が増える。
結果として、内部回路110の出力端子112と出力パッドとを接続する各配線の長さにばらつきが生じ、配線抵抗にばらつきが生じてしまう。
ところで、下記特許文献1には、チップサイズの増大防止を目的とする液晶ドライバが記載されている。具体的には、液晶ドライバに、液晶パネルの信号線を3の整数倍ごとに順次グループ化し、隣接する2つのグループに対して正、負一組の階調電圧選択用のデコーダと正、負一組の出力アンプを設ける。さらに、液晶パネルの各信号線に対応して画像信号を通過または遮断するスイッチを設け、該スイッチと上記出力アンプとの間および上記デコーダの前段にそれぞれ伝達する信号を素通りさせたり交差させたりする切替え回路を設けることにより、チップサイズの増大防止を図っている。
また、下記特許文献2には、絶縁性フィルム上に、配線パターンと接続した接続用配線を形成し、半導体素子上の周辺部以外にも半導体素子表面バンプを形成し、接続用配線は、半導体素子表面バンプと配線パターンとを接続し、更に、半導体素子表面バンプと他の半導体素子表面バンプとを接続する半導体装置が記載されている。
特開2007−163913号公報 特開2006−80167号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、前述したように、液晶パネルの信号線をグループ化し、これに対応してデコーダと出力アンプを設ける構成であるため、その構成は液晶パネルに依存し、半導体素子単体でチップサイズの増大防止を実現することができない、という問題がある。
また、特許文献2に記載の技術では、引き回し配線の数を減らすことは可能となるものの、各引き回し配線の抵抗値を抑える工夫はされていない。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、半導体素子に形成する出力パッドと内部回路の出力端子とを接続する配線の配線抵抗を抑えることが可能な半導体素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の半導体素子は、基板の各辺に沿って各々形成された複数の配線領域と、1つの前記配線領域に形成された第1配線と、複数の内部回路に各々設けられた出力端子の何れかと前記第1配線が形成された配線領域以外の前記配線領域が形成された辺に沿って設けられた複数の出力パッドの何れかとを各々接続する配線で、かつ2つ以上の隣接する前記配線領域に引き回されて形成され、前記出力端子から遠くなるほど単位配線長当たりの抵抗値が低くなるように形成された第2配線と、を有することを特徴としている。例えば、基板の外周の一辺に沿って形成される複数の第1出力パッドと、前記一辺に対向する辺及び一辺に隣接する辺の少なくとも1つに沿って形成される複数の第2出力パッドと、前記複数の第1出力パッド及び前記複数の第2出力パッドの何れかの出力パッドに接続される出力端子を各々備え、前記出力端子の各々が前記一辺の側に沿って配列されるように前記基板に前記一辺に沿って形成される複数の内部回路と、を有し、前記配線領域は、前記複数の第1出力パッドに隣接する配線領域であって、前記複数の出力端子の何れかと前記複数の第1出力パッドの何れかとを各々接続する前記第1配線が形成される第1配線領域と、前記複数の第2出力パッドに隣接する配線領域であって、前記複数の出力端子の何れかと前記複数の第2出力パッドの何れかとを各々接続する前記第2配線が形成される第2配線領域と、を含み、前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値が、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低いことを特徴とする。
第1配線領域に形成される配線は、他の内部回路を迂回することなく形成されるため、配線長は短くて済むが、第2配線領域に形成される配線は、他の内部回路を迂回するよう引き回して形成されるため、配線長が第1配線領域の配線に比べて長くなり、配線抵抗値が増加する。従って、単位配線長当たりの抵抗値が第1配線領域の配線より低くなるように第2配線領域の配線を形成することによって、第2配線領域全体の配線抵抗を抑えることができる。
なお、単位配線長当たりの配線幅を異ならせることにより、前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値を、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低くするようにしても良い。
また、前記基板上には複数の配線層が積層されており、配線層の数を異ならせることにより、前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値を、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低くするようにしても良い。
また、単位配線長当たりの配線厚を異ならせることにより、前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値を、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低くするようにしても良い。
また、抵抗率が異なる材料を用いることにより、前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値を、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低くするようにしても良い。
以上説明したように本発明によれば、半導体素子に形成する出力パッドと内部回路の出力端子とを接続する配線の配線抵抗を抑えることができる、という効果を奏する。
第1の実施の形態に係る半導体素子の構成例を示す図である。 図1の破線で囲んだ部分を拡大した拡大図である。 半導体素子の他の構成例を示す図である。 第2の実施の形態に係る半導体素子の構成例を示す図である。 半導体素子における入力パッド、出力パッド、及び内部回路の配置例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態に係る半導体素子10の構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る半導体素子10は矩形であって、その外周が一対の長辺と一対の短辺からなる長方形の形状を有している。本実施の形態において、一対の長辺の一辺(図1において向かって上側の辺)を第1の辺31と呼称し、第1の辺31に対向する辺を第2の辺32と呼称する。また、一対の短辺の一辺(図1において向かって左側の辺)を第3の辺33と呼称し、第3の辺33に対向する辺を第4の辺34と呼称する。
また、第1の辺31に沿った領域には複数の出力パッドが形成されている。第1の辺31に対向する第2の辺32の延在方向中央部には、複数の入力パッド12が第2の辺32に沿って形成されている。また、第2の辺32の延在方向両側部には、複数の出力パッドが第2の辺32に沿って形成されている。
なお、以下では、第1の辺31に沿って形成された出力パッドを第1出力パッド14Aと呼称し、第1の辺31に対向する第2の辺32及び第1の辺31に隣接する第3の辺33並びに第4の辺34の3辺の少なくとも1つに沿って形成された出力パッド(図1に示す例では、第2の辺32に沿って形成された出力パッド)を第2出力パッド14Bと呼称して区別する。ただし、第1出力パッド14Aと第2出力パッド14Bとは各々同じ構成であり同じ機能を有するため、特にこれらを区別しないで説明するときは、末尾の符号を省略して出力パッド14と呼称する。
図1に示すように、半導体素子10の中央部には、複数の内部回路16が形成されている。各内部回路16は、入力端子17及び出力端子18を備え、入力端子17の各々は複数の入力パッド12のいずれかに接続され、出力端子18の各々は複数の出力パッド14のいずれかに接続されている。内部回路16は、入力パッド12から入力された入力信号に基づいて出力信号を生成し、出力端子18に接続された出力パッド14に出力する。なお、複数の内部回路16は、その出力端子18の各々が第1の辺31の側に沿って配列されるように、一定の向きで第1の辺31に沿って並んで形成されている。
本実施の形態では、複数の内部回路16の出力端子18のいずれかと第1出力パッド14Aのいずれかとを接続する複数の配線の各々を第1配線41と呼称し、複数の内部回路16の出力端子18のいずれかと第2出力パッド14Bのいずれかとを接続する複数の配線の各々を第2配線42と呼称する。なお、図1では、入力パッド12と入力端子17とを接続する配線の図示は省略した。
図1に示すように、第1配線41は、第1の辺31に沿って形成された第1出力パッド14Aと、第1の辺31の側に沿って配置される出力端子18とを接続する配線であるため、他の内部回路16を迂回することなく形成される。従って、配線長は短くて済む。しかしながら、第2配線42は、第2の辺32に沿って形成された第2出力パッド14Bと、第1の辺31の側に沿って配置される出力端子18とを接続する配線であるため、他の内部回路16を迂回するよう引き回して形成される。これにより、配線長が長くなり、配線抵抗値が増加する。
本実施の形態では、配線の長さのばらつきに起因する配線抵抗のばらつきを抑えるため、複数の第2配線42を以下に説明するように形成し、第2配線42の各々の単位配線長当たりの配線抵抗値が複数の第1配線41より低くなるようにしている。
図2は、図1の破線で囲んだ部分を拡大した拡大図である。
本実施の形態において、第2配線42の各々は、平均して第1配線41の各々の配線幅より太い配線幅となるように形成されている。言い換えると、各第2配線42の単位配線長当たりの配線幅が各第1配線41の単位配線長当たりの配線幅よりも広くなるように形成されている。
更に本実施の形態では、各第2配線42において、第2の辺32に近い領域の配線ほどその配線幅が太くなるように形成されている。すなわち、図2に示すように、各第2配線42の、第3の辺33に沿った領域の配線幅を第1の辺31に沿った領域の配線幅よりも広くし、第2の辺32に沿った領域の配線幅を第3の辺33に沿った領域の配線幅よりも広くして形成する。
第2配線42の引き回し配線が配置される領域のうち、入力パッド12配置側の辺(第2の辺32)の両端に沿った領域は、特に配線密度が低くなる(疎になる)領域であり、余裕があるため、配線幅を太くしてもチップ面積を増大させることなく配線することができる。また、第3の辺33に沿った領域も、第1出力パッド14Aと出力端子18とを接続する第1配線41の形成により配設密度が高くなる第1の辺31に沿った領域と比較して配線密度が低くなる(疎になる)領域であるため、第1の辺31に沿った領域よりも配線幅を太くすることができる。
また、図2では図示を省略したが、出力端子18と第1出力パッド14Aとを接続する第1配線41は、配線密度の高い第1の辺31に沿った領域に形成するため、第2配線42の第1の辺31に沿った領域における配線幅とほぼ同じ狭い配線幅で形成する。
こうした配線構造は、周知のリソグラフィ技術を用いて形成し、微細な配線パターンをエッチング形成するようにしている。
なお、全体の配線抵抗値Rは、以下の式(1)、(2)により求められる。
R=L×r ・・・(1)
r=ρ/(W×H)・・・(2)
ここで、r:単位配線長当たりの配線抵抗値、ρ:抵抗率、L:配線長、W:配線幅、H:配線高さ(配線厚)である。
従って、第2配線42の配線長Lが長くなっても、第1配線41に比べて単位配線長当たりの配線抵抗値が低くなるように配線幅Wを広くして第2配線42を形成することにより、配線抵抗値Rが抑えられる。
図3は、半導体素子の他の構成例を示す図である。この構成例では、出力パッド14が、半導体素子の外周の第1の辺31および第2の辺32に沿った領域だけでなく、第3の辺33に沿った領域にも形成されている。なお、第3の辺33に沿った領域に形成された出力パッド14も、第2出力パッド14Bと呼称する。そして、上記と同様に、第2出力パッド14Bと出力端子18とを接続する配線の各々を第2配線42と呼称する。
この構成例においても、内部回路16の出力端子18と第2出力パッド14Bとを接続する第2配線42は、平均して第1配線41の配線幅より太くなるように形成されている。言い換えると、第2配線42の単位配線長当たりの配線幅が第1配線41の単位配線長当たりの配線幅よりも広くなるように形成されている。更に、この構成例においても、各第2配線42において、第2の辺32に近い領域の配線ほどその配線幅が太くなるように形成されている。すなわち、図3に示すように、各第2配線42の、第3の辺33に沿った領域の配線幅を第1の辺31に沿った領域の配線幅よりも広くし、第2の辺32に沿った領域の配線幅を第3の辺33に沿った領域の配線幅よりも広くして形成する。
このような構成によっても、上記と同様の効果が得られる。
なお、第4の辺34に沿って第2出力パッド14Bを形成した場合であっても、上記のように配線幅を広くして第2配線42を形成することで、上記と同様の効果が得られる。
また、本発明は上記実施の形態の半導体素子に限定されず、例えば、第3の辺33に沿った領域の配線幅は広くせず、第2の辺32に沿った領域の配線幅のみ広くするようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、第2配線42の単位配線長当たりの配線幅が第1配線41の単位配線長当たりの配線幅よりも広くなるように第2配線42を形成する例について説明したが、本実施の形態では、第2配線42を複数の配線層を用いて形成して配線抵抗を抑える例について説明する。
半導体素子は、一般的に、シリコン基板上に複数の配線層が積層された多層配線構造となっている。この複数の配線層を利用し、第1配線41の形成に用いる配線層数よりも第2配線42の形成に用いる配線層数を多くすることによって、第2配線42の単位配線長当たりの配線抵抗値を低く抑えることができる。
図4に、本実施の形態の半導体素子の構成例を示す。この構成例では、第2出力パッド14Bが、半導体素子の外周の第1の辺31および第2の辺32に沿った領域だけでなく、第3の辺33に沿った領域にも形成されている。なお、出力パッド14の配置と第2配線42の配線方法以外は、第1の実施の形態の図1と同様の構成であるため、ここでのこれ以上の説明を省略する。
図4に示すように、第1の辺31に沿った領域(以下、第1領域)には、積層された複数の配線層のうち最上層(第1層)のみ使用して、各第1配線41、及び各第2配線42の一部を形成する。
第3の辺33に沿った領域(以下、第3領域)には、第1層、及び第1層の下層の配線層(第2層)を使用して各第2配線42の一部を形成する。
より具体的には、第3領域における各第2配線42の配線経路上の予め定められた分岐位置の各々に、第1層及び第2層を接続するためのスルーホールを形成する、そして、第1領域から引き回された第1層の第2配線42の各々を、該分岐位置から分岐させて、第2層にも形成する。これにより、第1層の配線と第2層の配線とが垂直方向(複数の配線層の積層方向)に並んで引き回された状態で第2配線42の各々が形成される。
第2の辺32に沿った領域(以下、第2領域)には、第1層、第2層、及び第2層の下層の配線層(第3層)を使用して第2配線42の一部を形成する。
より具体的には、第2領域における各第2配線42の配線経路上の予め定められた分岐位置の各々に、第1層、第2層、及び第3層を接続するためのスルーホールを形成し、上記と同様に、第2配線42の各々を第1層〜第3層の3つの配線層に分岐させて形成する。これにより、第1層の配線、第2層の配線、及び第3層の配線が垂直方向(複数の配線層の積層方向)に並んで引き回された状態で第2配線42の各々が形成される。
なお、各第2配線42の端部を第2出力パッド14Bに接続するために、複数層に形成した各第2配線42を1つの配線層に合流させる(ショートさせる)必要がある。従って、第2領域における各第2配線42の配線経路上の予め定められた合流位置の各々にスルーホールを形成し、その合流位置で3つの配線層に分岐した第1配線41を例えば第1層に合流させ、第2配線42の端部の各々を第1出力パッド14Aに接続する。
このように、第2配線42の各々を形成するための用いる配線層の数を、第1配線41の各々を形成するために用いる配線層の数より多くして形成するようにしたため、第2配線42の配線抵抗値を抑えることができる。
なお、第4の辺34に沿って第2出力パッド14Bを形成した場合であっても、上記のように複数の配線層を用いて第2配線42を形成することで、上記と同様の効果が得られる。
また、本発明は上記実施の形態の半導体素子に限定されず、例えば、第3の辺33に沿った領域では1つの配線層のみ用いて形成し、第2の辺32に沿った領域でのみ複数の配線層を使用して形成するようにしてもよい。
[その他の実施の形態]
また、複数の第2配線42の各々を複数の第1配線41の各々よりも上層の配線層に形成するようにしてもよい。半導体素子に積層される配線層は、上層ほど層厚が厚くなる(配線厚が厚くなる)ものが多い。従って、複数の第2配線42を複数の第1配線41の各々よりも上層の配線層に形成することによって、第2配線42の各々の単位配線長当たりの配線厚を第1配線41よりも厚く形成でき、単位配線長当たりの配線抵抗を抑えることができる。
さらにまた、複数の第2配線42の各々を複数の第1配線41の各々よりも抵抗率が低い材料により形成してもよい。例えば、複数の配線層のうち第1層をCuからなる配線層とし、第2層をAlからなる配線層として、第2配線42の各々を第1層に、第1配線41の各々を第2層に形成する。CuはAlに比較して抵抗率が低い材料である。従って、第2配線42を該抵抗率が低い材料で形成することで、第1配線41よりも単位配線長当たりの配線抵抗を低く抑えることができる。
なお、「第1の実施の形態」で説明した配線幅を広くして第2配線42を形成する方法、「第2の実施の形態」で説明した複数の配線層を使用して第2配線42を形成する方法、「その他の実施の形態」で説明した配線厚を厚くして第2配線42を形成する方法及び抵抗率が低い材料で第2配線42を形成する方法、のいずれか2以上の方法を組み合わせて第2配線42を形成してもよい。
10 半導体素子
12 入力パッド
14A 第1出力パッド
14B 第2出力パッド
16 内部回路
17 入力端子
18 出力端子
31 第1の辺
32 第2の辺
33 第3の辺
34 第4の辺
41 第1配線
42 第2配線

Claims (6)

  1. 基板の各辺に沿って各々形成された複数の配線領域と、
    1つの前記配線領域に形成された第1配線と、
    複数の内部回路に各々設けられた出力端子の何れかと前記第1配線が形成された配線領域以外の前記配線領域が形成された辺に沿って設けられた複数の出力パッドの何れかとを各々接続する配線で、かつ2つ以上の隣接する前記配線領域に引き回されて形成され、前記出力端子から遠くなるほど単位配線長当たりの抵抗値が低くなるように形成された第2配線と、
    を有することを特徴とする半導体素子。
  2. 前記基板の外周の一辺に沿って形成される複数の第1出力パッドと、
    前記一辺に対向する辺及び一辺に隣接する辺の少なくとも1つに沿って形成される複数の第2出力パッドと、
    前記複数の第1出力パッド及び前記複数の第2出力パッドの何れかの出力パッドに接続される出力端子を各々備え、前記出力端子の各々が前記一辺の側に沿って配列されるように前記基板に前記一辺に沿って形成される複数の内部回路と、を有し、
    前記配線領域は、
    前記複数の第1出力パッドに隣接する配線領域であって、前記複数の出力端子の何れかと前記複数の第1出力パッドの何れかとを各々接続する前記第1配線が形成される第1配線領域と、
    前記複数の第2出力パッドに隣接する配線領域であって、前記複数の出力端子の何れかと前記複数の第2出力パッドの何れかとを各々接続する前記第2配線が形成される第2配線領域と、を含み、
    前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値が、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低いことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  3. 単位配線長当たりの配線幅を異ならせることにより、前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値を、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低くすることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子。
  4. 前記基板上には複数の配線層が積層されており、配線層の数を異ならせることにより、前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値を、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低くすることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子。
  5. 単位配線長当たりの配線厚を異ならせることにより、前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値を、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低くすることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子。
  6. 抵抗率が異なる材料を用いることにより、前記第2配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値を、前記第1配線領域に形成される配線の単位配線長当たりの抵抗値より低くすることを特徴とする請求項2に記載の半導体素子。
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