JP5640438B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、上層の配線と下層の配線とを接続するビアを有する半導体装置に関する。
定常的に電流が流れることがない信号線よりも、定常的に大きな電流が流れる電源線を厚くすることにより、電源線に対するエレクトロマイグレーションの影響を軽減させることができる。
上層の電源配線と下層のセル電源配線との間に補助電源配線を配置し、補助電源配線とセル電源配線とを2つのビアで接続することにより、電流集中を緩和することができる。これにより、エレクトロマイグレーションに起因する断線を抑制することができる。
上層配線と下層配線とを接続するビアを、配線の長さ方向に複数個配置した多層配線構造が公知である。このような構造とすることにより、微細配線に発生する配線後退による断線を防止することができる。
特開昭62−237747号公報 特開2006-100673号公報 特開2007−12773号公報
同一配線層内において、信号線よりも電源線を厚くする構造を作製するには、新たにマスクと製造工程とを追加しなければならない。ビアを複数個配置する構造を採用すると、ビア自体に流れる電流密度は低下する。ただし、配線に対するエレクトロマイグレーションの影響を排除する点では、この構造は十分とはいえない。
本発明の一観点によると、
半導体基板の上に配置された第1の配線と、
前記半導体基板の上であって、前記第1の配線とは異なる高さに配置された第2の配線と、
前記第1の配線と前記第2の配線とを高さ方向に接続する第1のビアと、
高さ方向に関して前記第1のビアとは反対側において前記第1の配線に接続された第2のビアと
を有し、
前記第1の配線は、前記第1のビアとの接続点から基板面内の第1の方向に延在し、前記第2のビアは、前記第1のビアよりも前記第1の方向にずれた位置に配置されており、前記第2のビアは、高さ方向に電流を流す電流路として作用しない半導体装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
半導体基板の上に配置された第1の配線と、
前記半導体基板の上であって、前記第1の配線とは異なる高さに配置された第2の配線と、
前記第1の配線と前記第2の配線とを高さ方向に接続する第1のビアと、
平面視において前記第1のビアと重なり、前記第1の配線との間に絶縁膜を介して配置されて前記第1の配線と容量結合し、電気的にフローティング状態にされた第1の導電膜と
を有する半導体装置が提供される。
本発明のさらに他の観点によると、
半導体基板の上に、相互に異なる高さに配置された第1の配線、第2の配線、及び第3の配線であって、高さ方向に関して前記第1の配線が前記第2の配線と前記第3の配線との間に配置されている前記第1、第2、第3の配線と、
前記第1の配線と前記第2の配線とを高さ方向に接続する第1のビアと、
前記第1の配線と前記第3の配線とを高さ方向に接続する第2のビアと
を有し、
前記第1の配線は、前記第1のビアとの接続箇所から基板面内の第1の方向に延びており、
平面視において、前記第2のビアは前記第1の方向に長い形状を有し、前記第1のビアと少なくとも一部において重なり、かつ、前記第1のビアよりも前記第1の方向に突出している半導体装置が提供される。
電流路として作用しない第2のビア、フローティング状態にされた第1の導電膜、または第1の配線と前記第3の配線とを高さ方向に接続する第2のビアを配置することにより、電子の集中に起因する第1の配線の劣化を防止することができる。
(1A)は、実施例1による半導体装置の断面図であり、(1B)は、配線の接続箇所の平面レイアウトを示す図であり、(1C)は、配線の接続箇所を示す断面図である。 (2A)は、実施例2による半導体装置の多層配線構造の断面図であり、(2B)は、その変形例の断面図である。 (3A)は、実施例3による半導体装置の多層配線構造の断面図であり、(3B)は、配線の接続箇所の断面図である。 実施例4による半導体装置の多層配線構造の断面図である。 実施例5による半導体装置の配線の接続箇所の断面図である。 (6A)は、実施例6による半導体装置の配線の接続箇所の平面レイアウトを示す図であり、(6B)は、配線の接続箇所の断面図である。 (7A)は、実施例7による半導体装置の配線の接続箇所の平面レイアウトを示す図であり、(7B)は、配線の接続箇所の断面図である。 (8A)は、実施例8による半導体装置の配線の接続箇所の平面レイアウトを示す図であり、(8B)は、配線の接続箇所の断面図である。 (9A)は、実施例9による半導体装置の配線の接続箇所の平面レイアウトを示す図であり、(9B)、(9C)は、配線の接続箇所の断面図であり、(9D)は、変形例による半導体装置の配線の接続箇所の断面図である。 (10A)は、実施例10による半導体装置の配線の接続箇所の平面レイアウトを示す図であり、(10B)、(10C)は、配線の接続箇所の断面図である。 (11A)は、実施例11による半導体装置の配線の接続箇所の平面レイアウトを示す図であり、(11B)、(11C)は、配線の接続箇所の断面図である。 (12A)は、実施例12による半導体装置の配線の接続箇所の平面レイアウトを示す図であり、(12B)は、配線の接続箇所の断面図である。 (13A)は、実施例13による半導体装置の多層配線構造の断面図であり、(13B)は、配線を流れる電流波形を示すグラフである。 (14A)は、一方向に電流が流れる回路の一例を示す等価回路図であり、(14B)は、双方向に電流が流れる回路を一例を示す等価回路図である。
以下、図面を参照しながら実施例について説明する。
図1Aに、実施例1による半導体装置の断面図を示す。半導体基板10の表層部に素子分離絶縁膜11が形成されている。素子分離絶縁膜11によって画定された活性領域にトランジスタ等の電子素子12が形成されている。電子素子12を覆うように、層間絶縁膜13が形成されている。層間絶縁膜13の上に、多層配線構造が形成されている。
多層配線構造は、半導体基板10の上に順番に積層された第1の配線層20、第2の配線層21、第3の配線層22、及び第4の配線層23を含む。異なる配線層内の配線が、配線層の間に配置されるビアで接続されている。
一例として、第1の配線層20と第2の配線層21との間に配置されたビア30が、第1の配線層20内の配線20Aと、第2の配線層21内の配線21Aとを、高さ方向に接続する。追加ビア32が、配線21Aの上面に接続されている。すなわち、追加ビア32は、高さ方向に関して、ビア30とは反対側において配線21Aに接続される。各配線、ビア等には、例えば銅(Cu)や銅合金が用いられる。配線及びビアの形成には、例えば一般的なシングルダマシン法を適用することができる。
図1Bに、配線20A、21A、ビア30、及び追加ビア32の平面レイアウトを示す。図1Bの一点鎖線1A−1Aにおける断面図が図1Aに相当する。配線21Aは、ビア30との接続箇所から基板面内の第1の方向35(図1Bにおいて右方向)に延びる。もう一方の配線20Aは、ビア30との接続箇所から第1の方向35とは反対の第2の方向36(図1Bにおいて左方向)に延びる。第1の方向35を行方向とし、それに直交する方向を列方向としたとき、ビア30は、4行2列の行列状に配置されており、各ビア30は、同一の平面形状及び寸法を有する。
ビア30の各々に対して、1個の追加ビア32が配置されている。追加ビア32の各々は、対応するビア30よりも第1の方向35にずれた位置に配置される。追加ビア32の各々の平面形状及び寸法は、ビア30の平面形状及び寸法と等しい。
図1Cに、配線20Aと21Aとの接続箇所の断面図を示す。配線21Aから、ビア30を経由して、下層の配線20Aに電流が流れる。例えば、図14Aに示すように、配線21Aは、トランジスタ、キャパシタ、抵抗等の電子素子101を介して電源配線100に接続され、配線20Aは、他の電子素子102を介してグランド配線に接続される。なお、配線21A自体が電源配線であってもよい。または、配線20A自体がグランド配線であってもよい。
図1Cに示すように、電子は、配線20Aから、ビア30を通って上層の配線21Aに輸送される。電子の移動の直進性から、ビア30を高さ方向に移動した電子の一部は、配線21Aを厚さ方向に移動して、配線21Aの上面まで達する。電子は、配線21Aが延在する第1の方向35に向かって移動する傾向を示すため、電子は、配線21Aの上面のうち、ビア30の位置から第1の方向にずれた領域に集中し易い。
配線21Aの上面のうち、電子が集中する領域は、エレクトロマイグレーションによる劣化が生じやすい。実施例1では、電子が集中し易い領域に、追加ビア32が配置されている。このため、エレクトロマイグレーションに起因する配線21Aの劣化を抑制することができる。特に、配線21Aの厚さが250nm以下になると、エレクトロマイグレーションによる劣化が顕著になるため、配線21Aの厚さが250nm以下のときに、孤立ビア32を配置する顕著な効果が得られる。
追加ビア32は、高さ方向に電流を流す電流路として作用しない。例えば、配線21Aから分岐した追加ビア32による電気回路は、行き止まりになっている。図1Aに示した例では、追加ビア32の、配線21Aに接続されていない方の端面には、他の配線が接続されておらず、図1Aに示すように、配線層22と同じ高さに配置された層間絶縁膜に接している。言い換えれば、追加ビア32は、配線21Aを介して、半導体基板10上の回路素子や配線に接続されるが、配線21Aを介することなく回路素子や配線に接続されることはない。
図1Bに示したように、ビア30の第1の方向35に関する寸法をWとし、ビア30の中心から追加ビア32の中心までのずれ量をDとする。エレクトロマイグレーションに起因する劣化を防止するためには、電子が集中しやすい領域に追加ビア32を配置することが好ましい。例えば、ずれ量Dを寸法Wの0.5倍〜1.5倍の範囲内とすることが好ましい。
追加ビア32は、図1Aに示した第2の配線層21内の配線と、第3の配線層22内の配線とを接続するためのビアと同一の工程で同時に形成される。このため、追加ビア32を形成するための専用の工程を新たに追加する必要がない。
図1Cに示すように、電子の移動方向に複数個のビア30が配列している場合、電子は、下流側のビア30(図1Cにおいて右側のビア30)に集中する傾向がある。このため、配線21Aのうち、下流側のビア30を通過した電子が到達する領域で劣化が生じやすい。比較的劣化が生じにくい領域、すなわち上流側のビア30を通過した電子が到達する領域には、必ずしも追加ビア32を配置しなくてもよい。電子が集中しやすい下流側のビア30を通過した電子が到達する領域にのみ、追加ビア32を配置してもよい。この場合、上流側のビア30に対応する追加ビア32で占有されていた領域の上に、上層の配線を配置することが可能になる。
実施例1では、配線20Aが、層間絶縁膜13の上に形成されている。変形例として、配線20Aは、半導体基板10の表層部に形成された不純物拡散領域であってもよいし、素子分離絶縁膜11の上に直接形成された配線であってもよい。素子分離絶縁膜11の上に直接形成される配線には、例えば多結晶シリコンやシリサイド等が用いられる。
図2Aに、実施例2による半導体装置の多層配線構造の断面図を示す。実施例1では、多層配線の形成にシングルダマシン法を適用したが、実施例2では、デュアルダマシン法が適用される。図2の各配線及びビアには、図1Aの対応する配線及びビアに付した参照符号と同一の参照符号が付されている。
ビア30と、その上に配置される配線21Aとは、同一の銅の埋込工程で形成される。追加ビア32は、高さ方向に関して、第2の配線層21と第3の配線層22との間に配置されるビアの底面から、第3の配線層22内の配線の上面まで達する。実施例1と同様に、ビア32は、その高さ方向に電流を流す電流路として作用しない。追加ビア32とビア30との位置関係は、実施例1の追加ビア32とビア30との位置関係と同一である。
図2Bに、実施例2の変形例による半導体装置の多層配線構造の断面図を示す。図2Bに示した変形例では、複数の追加ビア32が、第3の配線層22内の配線22Aによって相互に接続されている。ただし、追加ビア32を相互に接続する配線22Aは、その下の第2の配線層21内の配線21A以外の配線には接続されておらず、その上の第4の配線層23内のいずれの配線にも接続されていない。また、配線22Aは、第3の配線層22内でも孤立している。このため、追加ビア32は、実施例1の場合と同様に、その高さ方向に電流を流す電流路として作用しない。
図2Aに示した実施例2、及び図2Bに示した変形例においても、実施例1の場合と同様に、エレクトロマイグレーションに起因する配線21Aの劣化を防止することができる。
図3Aに、実施例3による半導体装置の多層配線構造の断面図を示す。図3Bに、配線の接続箇所の断面図を示す。以下の説明では、図1Aに示した実施例1との相違点に着目し、実施例1と同一の構成については説明を省略する。第1の配線層20の下に、第5の配線層40が配置されている。
実施例1では、配線21Aの上に追加ビア32(図1A)が配置されていたが、実施例3では、配線21Aの上ではなく、その下層の配線20Aの下に、追加ビア42が配置されている。すなわち、追加ビア42は、高さ方向に関して、ビア30とは反対側において配線20Aに接続される。追加ビア42は、第5の配線層40内の配線と第1の配線層20内の配線とを接続するビアと同じ高さに配置されている。追加ビア42の各々の平面形状及び寸法は、ビア30の平面形状及び寸法と等しい。
また、追加ビア42は、実施例1の追加ビア32と同様に、その高さ方向に電流を流す電流路として作用しない。例えば、追加ビア42は、その下の第5の配線層40内のいずれの配線にも接続されない。また、配線20Aから分岐した追加ビア42からなる電気回路は行き止まりになる。
配線20Aは、ビア30との接続点から、基板面内の第2の方向36(図3Aにおいて左方向)に延びている。
ビア30の各々に対して1つの追加ビア42が、対応するビア30に対して第2の方向36にずれた位置に配置される。このずれ量の好ましい範囲は、実施例1におけるビア30に対するビア32のずれ量の好ましい範囲と同一である。
実施例1では、配線21Aからビア30を経由して下層の配線20Aに電流が流れたが、実施例3では、その反対に、下層の配線20Aから、ビア30を経由して、上層の配線21Aに電流が流れる。例えば、図14Aに示すように、配線20Aは、トランジスタ、キャパシタ、抵抗等の電子素子101を介して電源配線100に接続され、配線21Aは、他の電子素子102を介してグランド配線に接続されている。なお、配線20A自体が電源配線であってもよい。または、配線21A自体がグランド配線であってもよい。
実施例3においては、電子が、上層の配線21Aから、ビア30を経由して、下層の配線20Aに輸送される。このとき、下層の配線20Aの底面に一部の電子が到達する。電子が集中して到達する領域に追加ビア42が配置されているため、配線20Aの劣化を防止することができる。
図4に、実施例4による半導体装置の多層配線構造の断面図を示す。実施例4では、配線20Aと、その下に配置される追加ビア42との形成に、デュアルダマシン法が適用される。この場合、配線20Aと追加ビア42との間に物理的な界面は存在しないが、仮想的な界面が存在すると考えることができる。ビア30を配線20Aに向かって移動する電子は、この仮想的な界面に集中する。この部分には、配線20Aと層間絶縁膜との界面が存在しないため、エレクトロマイグレーションによる配線20Aの劣化を防止することができる。
図5に、実施例5による半導体装置の上下の配線の接続部の断面図を示す。実施例5においては、図1Cに示した実施例1の配線21Aの上の追加ビア32と、図3Bに示した実施例3の配線20Aの下の追加ビア42との両方が配置されている。その他の構成は、実施例1及び実施例3の構成と同一である。
一例として、図14Bに示した論理回路において、一方の配線20Aはインバータ110の出力端子に接続され、もう一方の配線21Aは他のインバータ111の入力端子に接続される。この場合、配線20Aと配線21Aとの間で、ビア30を経由して双方向に電流が流れる。実施例5においては、追加ビア32と42との両方が配置されているため、いずれの方向に電流が流れても、エレクトロマイグレーションに起因する配線の劣化を防止することができる。
図6Aに、実施例6による半導体装置の多層配線構造内の上下に重なる2本の配線の接続部分の平面レイアウトを示す。以下の説明で、実施例1との相違点に着目し、実施例1と同一の構成については説明を省略する。
実施例1では、図1Bに示したように、配線20Aと配線21Aとが、両者の接続箇所から相互に反対向きに延びていた。実施例6では、上層の配線21Aが延びる第1の方向35と、下層の配線20Aが延びる第2の方向36とが交差する。典型的には、第1の方向35と第2の方向36とが直交する。
配線20Aと配線21Aとを接続するビア30は、4行4列の行列状に配置されている。行方向及び列方向が、それぞれ第2の方向36及び第1の方向35に対応する。ビア30の各々に対して1個の追加ビア32が配置されている。追加ビア32は、対応するビア30に対して第1の方向35にずれた位置に配置される。このずれ量の好ましい範囲は、実施例1におけるビア30に対するビア32のずれ量の好ましい範囲と同一である。電流が、配線21Aからビア30を経由して下層の配線20Aに流れる。電子は、その逆に、配線20Aからビア30を経由して上層の配線21Aに流れる。
図6Bに、図6Aの一点鎖線6B−6Bにおける断面図を示す。配線20A内においては、電子は第2の方向36とは反対向きに移動して、ビア30内に達する。ビア30を通過して配線21A内に達した電子は、平面視において第1の方向35に進行方向を変える。配線21Aの上面のうち、第1の方向35に進行方向を変えた電子が集中し易い領域に追加ビア32が配置されている。このため、エレクトロマイグレーションに起因する配線21Aの劣化を防止することができる。
図7Aに、実施例7による半導体装置の多層配線構造内の上下に重なる2本の配線の接続部分の平面レイアウトを示す。以下の説明では、実施例6との相違点に着目し、実施例6と同一の構成については説明を省略する。
実施例7では、配線21Aの上に追加ビア32(図6B)が配置されていない。その代わりに、配線20Aの下に追加ビア42が配置されている。ビア30の各々に対して1つの追加ビア42が配置される。追加ビア42は、対応するビア30に対して第2の方向36にずれている。このずれ量の好ましい範囲は、実施例1におけるビア30に対するビア32のずれ量の好ましい範囲と同一である。配線20Aから、ビア30を経由して上層の配線21Aに電流が流れる。電子は、その逆に、配線21Aから、ビア30を経由して下層の配線20Aに電流が流れる。
図7Bに、図7Aの一点鎖線7B−7Bにおける断面図を示す。ビア30内から配線20Aに侵入した電子の一部が集中し易い領域に追加ビア42が配置されている。このため、エレクトロマイグレーションに起因する配線20Aの劣化を防止することができる。
図8Aに、実施例8による半導体装置の多層配線構造内の上下に重なる2本の配線の接続部分の平面レイアウトを示す。以下の説明では、実施例6、実施例7との相違点に着目し、実施例6、実施例7と同一の構成については説明を省略する。実施例8では、実施例6の追加ビア32と、実施例7の追加ビア42との両方が配置されている。電流は、配線20Aと配線21Aとの間で、ビア30を経由して双方向に流れる。
図8Bに、図8Aの一点鎖線8B−8Bにおける断面図を示す。実施例8では、追加ビア32と追加ビア42との両方が配置されているため、配線20Aと配線21Aとの間で、いずれの方向に電子が輸送されても、配線20A及び配線21Aの劣化を防止することができる。
図9Aに、実施例9による半導体装置の多層配線構造内の3本の配線の接続部分の平面レイアウトを示す。実施例1〜8では、上下2層の配線をビアで接続したが、実施例9では、3層の配線がビアで接続される。配線20A、21A、22Aが、1箇所で上下に重なっている。配線20A、21A、22Aは、それぞれ図1Aに示した第1の配線層20、第2の配線層21、及び第3の配線層22内の配線である。
配線21Aは、3本の配線が重なった箇所から第1の方向35に延びている。配線20A及び22Aは、それぞれ3本の配線が重なった箇所から第2の方向36及び第3の方向37に延びている。第2の方向36と第3の方向37とは、相互に反対方向を向く。第1の方向35は、第2の方向36及び第3の方向37と直交する。
ビア30が、配線20Aと配線21Aとを接続し、ビア31が、配線21Aと22Aとを接続する。ビア30は、第1の方向35を列方向とし、第2の方向36を行方向とする4行4列の行列状に配置されている。ビア31は、ビア30の直上に配置されている。ビア31の各々の平面形状及び寸法は、ビア30の平面形状及び寸法と等しい。
図9Bに、図9Aの一点鎖線9B−9Bにおける断面図を示す。配線20Aと21Aとの間にビア30が配置され、配線21Aと22Aとの間にビア31が配置されている。ビア31はビア30の直上に配置されている。配線22Aの上に追加ビア45が配置されている。ビア31の各々に対して1個の追加ビア45が配置される。追加ビア45の各々の平面形状及び寸法は、ビア31の平面形状及び寸法と等しい。追加ビア45は、対応するビア31に対して第3の方向37(図9A、図9Bにおいて右方向)にずれている。このずれ量の好ましい範囲は、実施例1におけるビア30に対するビア32のずれ量の好ましい範囲と同一である。
配線22Aから、ビア31、30を経由して配線20Aに電流が流れる。電子は、その逆に配線20Aから、ビア30、31を経由して、配線22Aに輸送される。配線22Aの上面のうち電子が集中し易い領域に追加ビア45が配置されているため、配線22Aの劣化を防止することができる。
図9Cに、図9Aの一点鎖線9C−9Cにおける断面図を示す。配線21Aの上、すなわちビア31と同じ高さに、追加ビア32が配置されている。ビア30の各々に対して1個の追加ビア32が配置される。追加ビア32は、対応するビア30に対して第1の方向35(図9Cにおいて右方向、図9Aにおいて上方向)にずれている。配線20Aからビア30を経由して配線21Aに電子が輸送される際に、配線21Aの上面のうち電子が集中し易い領域に追加ビア32が配置されているため、配線21Aの劣化を防止することができる。
ビア30の第1の方向35及び第2の方向36に関する寸法は、ビア30の第1の方向35及び第2の方向36の間隔と等しい。ビア31の寸法及び間隔も、ビア30の寸法及び間隔と同一である。ビア30に対する追加ビア32のずれ量が、ビア30の第1の方向35に関する寸法と等しい場合には、追加ビア32が、両側のビア31と接触する。このため、4個のビア31と4個の追加ビア32とが連続し、第1の方向35に細長い平面形状を持つビアが形成される。
この構造では、配線21Aと22Aとの間の電流路として作用するビア31と、配線21Aの劣化を防止するための追加ビア32とを物理的及び機能的に明確に区別することは困難である。高さ方向に電流を流すための電流路として作用するビア31と、配線の劣化を防止するための追加ビア32とが連続したビアを、「連続ビア」ということとする。
この連続ビアは、平面視において、ビア30と部分的に重なり、ビア30よりも第1の方向35に突出している。この突出量は、ビア30の第1の方向35に関する寸法の0.5倍以上とすることが好ましい。
連続ビアの第1の方向35への突出量が、ビア31の間隔よりも小さい場合には、ビア30の各々に対して1つの連続ビアが配置される。1つのビア30に対応する連続ビアと、隣のビア30に対応する連続ビアとは相互に分離される。突出量がビア31の間隔以上になると、1つのビア30に対応する連続ビアと、隣のビア30に対応する連続ビアとが、相互に連続する。
図9Dに、図9Cに示した断面構造の変形例を示す。図9Dに示した変形例では、4行4列に配置されたビア30のうち、第1の方向35に向かって最も前方(図9Aにおいて最も上側、図9Dにおいて最も右側)に位置する4個のビア30の各々に対応して追加ビア32が配置されている。他のビア30を第1の方向35にずらした位置には、追加ビアが配置されていない。このため、追加ビア32の各々は、対応する1個のビア31に連続するのみであり、ビア31及び追加ビア32が3個以上連続することはない。
ウエハプロセス条件によっては、ビアの平面形状及び寸法が制約を受ける場合がある。図9Cに示したように、8個分のビアが連続する細長いビアの配置が許容されない場合には、図9Dに示した追加ビア32の配置を採用してもよい。
図10Aに、実施例10による半導体装置の多層配線構造内の3本の配線の接続箇所の平面レイアウトを示す。図10B及び図10Cに、それぞれ図10Aの一点鎖線10B−10B及び10C−10Cにおける断面図を示す。以下の説明では、図9A〜図9Cに示した実施例9との相違点に着目し、実施例9と同一の構成については説明を省略する。
実施例9では、配線22A及び配線21Aから配線20Aに電流が流れるが、実施例10では、配線20Aと21Aとの間で双方向に電流が流れ、配線20Aと配線22Aとの間でも双方向に電流が流れる。配線20Aの底面への電子の集中に起因する配線20Aの劣化を防止するために、配線20Aの下に、追加ビア42が配置されている。追加ビア42は、図8A、図8Bに示した実施例8の追加ビア42と同様に、ビア30に対して第2の方向36(図10A〜図10Cにおいて左方向)にずれた位置に配置される。
配線20Aの下に配置された追加ビア42、配線21Aの上に配置された追加ビア32、及び配線22Aの上に配置された追加ビア45により、双方向に流れる電流に対して配線20A、21A、22Aの劣化防止の効果が得られる。
図11Aに、実施例11による半導体装置の多層配線構造内の3本の配線の接続部分の平面レイアウトを示す。配線21A、22Aが、3本の配線の接続箇所から第1の方向35(図11Aにおいて右方向)に延び、配線20Aが第2の方向36(図11Aにおいて左方向)に延びている。配線20A、21A、22Aは、それぞれ図1Aに示した第1の配線層20、第2の配線層21、第3の配線層22内の配線である。
図11Bに、図11Aの一点鎖線11B−11Bにおける断面図を示す。配線20Aと配線21Aとの間に、高さ方向に電流を流すためのビア30が配置されている。配線21Aと配線22Aとの間に、高さ方向に電流を流すためのビア31が配置されている。ビア30は、第1の方向35を行方向とする4行2列の行列状に配置されている。ビア31は、ビア30の直上に配置されている。
追加ビア45が、配線22Aの上に配置されている。ビア31の各々に対して1個の追加ビア45が配置される。追加ビア45は、対応するビア31に対して第1の方向35(図11A及び図11Bにおいて右方向)にずれた位置に配置される。このずれ量の好ましい範囲は、実施例1におけるビア30に対するビア32のずれ量の好ましい範囲と同一である。配線21Aと配線22Aとの間に、追加ビア32が配置されている。ビア30の各々に対して1個の追加ビア32が配置される。追加ビア32は、対応するビア30に対して第1の方向35にずれた位置に配置される。このずれ量の好ましい範囲は、実施例1におけるビア30に対するビア32のずれ量の好ましい範囲と同一である。
配線22Aからビア31、32を経由して配線20Aに電流が流れ、配線21Aからビア30を経由して配線20Aに電流が流れる。電子は、その逆に、配線20Aからビア30、31を経由して配線22Aに輸送されるとともに、配線20Aからビア30を経由して配線21Aに輸送される。
配線20Aからビア30、31を経由して配線22Aに輸送された電子が集中する配線22Aの上面の領域に、追加ビア45が配置されている。このため、配線22Aの劣化を防止することができる。配線20Aからビア30を経由して配線21Aに輸送された電子が集中する配線21Aの上面の領域に、追加ビア32が配置されている。このため、配線21Aの劣化を防止することができる。
ビア30に対する追加ビア32のずれ量、ビア31の寸法及び間隔によっては、ビア31と追加ビア32とが連続して、第1の方向35に細長い1つの連続ビアになる場合がある。このとき、ビア31と追加ビア32とを、両者の機能の違いに基づいて明確に区別することは困難である。第1の方向35に細長い連続ビアが、高さ方向に電流を流すための電流路として作用すると共に、配線21Aの上面の一部に電子が集中することによる配線21Aの劣化を防止するための追加ビアとしても作用する。
図11Cに、図11Bに示した断面構造の変形例を示す。図11Cに示した変形例では、第1の方向35に向かって最も前方(図11Cにおいて最も右側)のビア30に対して追加ビア32が配置されているが、他のビア30に対しては追加ビアが配置されていない。このため、追加ビア32の各々は、対応するビア30の直上の1個のビア31に連続するのみであり、ビア31及び追加ビア32が3個以上連続することはない。ビア31と追加ビア32とが連続した第1の方向35に長いビア(連続ビア)は、平面視において、ビア30と少なくとも一部において重なり、かつビア30を第1の方向35にずらした領域にも重なる。この「ずらした領域」のビア30からのずれ量の好ましい範囲は、実施例1におけるビア30に対するビア32のずれ量の好ましい範囲と同一である。
図11Bに示したように、4個分のビアが連続する細長いビアの配置が許容されない場合には、図11Cに示した追加ビア32の配置を採用してもよい。
図12Aに、実施例12による半導体装置の多層配線構造内の3本の配線の接続箇所の平面レイアウトを示す。図12Bに、図12Aの一点鎖線12B−12Bにおける断面図を示す。以下の説明では、図11Aに示した実施例11との相違点に着目し、実施例11と同一の構成については説明を省略する。
実施例11では、高さ方向に関して中央の配線21Aが、接続箇所から第1の方向35に延びていたが、実施例12では、配線21Aが、接続箇所から第1の方向35及び第2の方向36の両方に向かって延びている。配線20Aの下に、ビア30の各々に対して1個の追加ビア42が配置されている。追加ビア42は、対応するビア30に対して第2の方向36(図12A、図12Bにおいて左方向)にずれた位置に配置される。
配線20Aと配線21Aとの間に、追加ビア43が配置されている。追加ビア43は、第2の方向36に向かって最も前方に配置されたビア31よりも第2の方向36にずれた位置に配置される。一例として、追加ビア43は、対応するビア31の直下のビア30に連続する。この場合、1つのビア30と1つの追加ビア43とが、第2の方向36に長い平面形状を持つ1つの連続ビアを構成する。
実施例11の場合と同様に、配線20Aから配線21A及び配線22Aに電子が輸送され、配線21A内で電子が第1の方向35に移動するとき、追加ビア32、45が、それぞれ配線21A、22Aの劣化を防止する。さらに、実施例12においては、配線22Aから配線20Aに電子が輸送される際に、追加ビア42が配線20Aの劣化を防止する。配線22Aから配線21Aに電子が輸送され、配線21A内で電子が第2の方向36に移動するとき、追加ビア43が配線21Aの劣化を防止する。
図13Aに、実施例13による半導体装置の多層配線構造の断面図を示す。以下の説明では、図1Aに示した実施例1及び図3Aに示した実施例3との相違点に着目し、実施例1及び実施例3と同一の構成については説明を省略する。実施例1では、配線21Aの上に追加ビア32(図1A)が配置され、実施例3では、配線20Aの下に追加ビア42(図3A)が配置されていたが、実施例13では、追加ビア32、42の代わりに孤立導電膜50及び51が配置されている。孤立導電膜50及び51は、平面視においてビア30と重なる位置に配置される。
孤立導電膜50は、配線20Aが配置された第1の配線層20よりも1つ下の第5の配線層40と同じ高さに配置され、もう1つの孤立導電膜51は、配線21Aが配置された第2の配線層21よりも1つ上の第3の配線層22と同じ高さに配置される。配線20Aと孤立導電膜50との間には、第1の配線層20と第5の配線層40とを絶縁する層間絶縁膜が配置され、配線21Aと孤立導電膜51との間には、第2の配線層21と第3の配線層22とを絶縁する層間絶縁膜が配置される。孤立導電膜50及び51は、フローティング状態である。
配線20Aと孤立導電膜50とが、キャパシタを構成し、配線21Aと孤立導電膜51とが、もう一つのキャパシタを構成する。配線20A、ビア30、及び配線21Aが交流電流を流す電流路として用いられる場合、孤立導電膜50、51は、この電流路に対する寄生容量として作用する。このため、この電流路に流れるピーク電流を低減させることができる。
図13Bに、配線20A、ビア30、及び配線21Aに流れる交流電流の一例を示す。細い実線55が、孤立導電膜50、51を配置しない場合の電流波形を示し、太い実線56が、孤立導電膜50、51を配置した場合の電流波形を示す。孤立導電膜50、51を配置すると、電流波形の立ち上がり及び立ち下がりの急峻性が緩和される。これにより、ピーク電流が小さくなる。ピーク電流が小さくなることにより、電流の集中が抑制され、エレクトロマイグレーションによる配線の劣化を防止することができる。
実施例13では、孤立導電膜50、51は、それらと同じ高さに配置される配線層と同一の工程で形成される。このため、孤立導電膜50、51を形成するための新たな製造工程を追加しなくてもよい。
実施例13では、2本の配線の接続箇所の下側と上側に、それぞれ孤立導電膜50、51を配置したが、いずれか一方にのみ孤立導電膜を配置してもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
以上の実施例1〜実施例13を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
半導体基板の上に配置された第1の配線と、
前記半導体基板の上であって、前記第1の配線とは異なる高さに配置された第2の配線と、
前記第1の配線と前記第2の配線とを高さ方向に接続する第1のビアと、
高さ方向に関して前記第1のビアとは反対側において前記第1の配線に接続された第2のビアと
を有し、
前記第1の配線は、前記第1のビアとの接続点から基板面内の第1の方向に延在し、前記第2のビアは、前記第1のビアよりも前記第1の方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記第1のビアの中心に対する前記第2のビアの中心のずれ量は、前記第1のビアの前記第1の方向に関する寸法の0.5倍〜1.5倍の範囲内であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
さらに、前記半導体基板の上に形成され、前記第1の配線から前記第1のビアを介して前記第2の配線に電流を流す電気回路を有することを特徴とする付記1または2に記載の半導体装置。
(付記4)
さらに、
高さ方向に関して前記第1のビアとは反対側において前記第2の配線に接続された第3のビアを有し、
前記第2の配線は、前記第1のビアとの接続点から基板面内の第2の方向に延在し、前記第3のビアは、前記第1のビアよりも前記第2の方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
(付記5)
半導体基板の上に配置された第1の配線と、
前記半導体基板の上であって、前記第1の配線とは異なる高さに配置された第2の配線と、
前記第1の配線と前記第2の配線とを高さ方向に接続する第1のビアと、
平面視において前記第1のビアと重なり、前記第1の配線との間に絶縁膜を介して配置されて前記第1の配線と容量結合し、電気的にフローティング状態にされた第1の導電膜と
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記6)
さらに、平面視において前記第1のビアと重なり、前記第2の配線との間に絶縁膜を介して配置されて前記第2の配線と容量結合し、電気的にフローティング状態にされた第2の導電膜を有することを特徴とする付記5に記載の半導体装置。
(付記7)
半導体基板の上に、相互に異なる高さに配置された第1の配線、第2の配線、及び第3の配線であって、高さ方向に関して前記第1の配線が前記第2の配線と前記第3の配線との間に配置されている前記第1、第2、第3の配線と、
前記第1の配線と前記第2の配線とを高さ方向に接続する第1のビアと、
前記第1の配線と前記第3の配線とを高さ方向に接続する第2のビアと
を有し、
前記第1の配線は、前記第1のビアとの接続箇所から基板面内の第1の方向に延びており、
平面視において、前記第2のビアは前記第1の方向に長い形状を有し、前記第1のビアと少なくとも一部において重なり、かつ、前記第1のビアよりも前記第1の方向に突出していることを特徴とする半導体装置。
10 半導体基板
11 素子分離絶縁膜
12 電子素子
13 層間絶縁膜
20 第1の配線層
20A 第1の配線層内の配線
21 第2の配線層
21A 第2の配線層内の配線
22 第3の配線層
22A 追加ビアを相互に接続する配線
23 第4の配線層
30、31 ビア
32 追加ビア
35 第1の方向
36 第2の方向
37 第3の方向
40 第5の配線層
42、43、45、46 追加ビア
50、51 孤立導電膜
55、56 電流波形
100 電源配線
101、102 電子素子
110、111 インバータ

Claims (5)

  1. 半導体基板の上に配置され、第1の方向に延在する第1の配線と、
    前記半導体基板の上であって、前記第1の配線の下方に配置され、前記第1の方向と直交する第2の方向に延在する第2の配線と、
    前記第1の配線と前記第2の配線とを接続する複数の第1のビアであって、平面視において前記第1の配線と前記第2の配線とが重なる領域を配線重複領域としたときに、該配線重複領域内において、前記第1の方向を列方向とし、前記第2の方向を行方向とする行列状に配置される複数の第1のビアと、
    前記配線重複領域内において前記第1の配線の上方側に接続し、前記複数の第1のビア各々に対して前記第1の方向にずれた位置に配置される複数の第2のビアと、
    前記配線重複領域内において前記第2の配線の下方側に接続し、前記複数の第1のビア各々に対して前記第2の方向にずれた位置に配置される複数の第3のビアと、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のビアの中心に対する前記第2のビアの中心のずれ量は、前記第1のビアにおける前記第1の方向の寸法の0.5倍〜1.5倍の範囲内であり、前記第1のビアの中心に対する前記第3のビアの中心のずれ量は、前記第1のビアにおける前記第2の方向の寸法の0.5倍〜1.5倍の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2のビアは前記第1の配線以外には接続されておらず、前記第3のビアは前記第2の配線以外には接続されていないことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板の上方に配置され、第1の方向に延在する第1の配線と、
    前記半導体基板の上方であって、前記第1の配線の下方に配置され、前記第1の方向と直交する第2の方向に延在する第2の配線と、
    前記第1の配線と前記第2の配線とを接続する複数の第1のビアであって、平面視において前記第1の配線と前記第2の配線とが重なる領域を配線重複領域としたときに、該配線重複領域内において、前記第1の方向を列方向とし、前記第2の方向を行方向とする行列状に配置される複数の第1のビアと、
    前記配線重複領域において前記第1の配線の上方側に接続し、前記複数の第1のビアのうち最も前記第1の方向側に配列する第1のビア群にのみ対応して設けられており、該第1のビア群に含まれる第1のビア各々に対して前記第1の方向にずれた位置に配置される複数の第2のビアと、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 前記第1のビアの中心に対する前記第2のビアの中心のずれ量は、前記第1のビアにおける前記第1の方向の寸法の0.5倍〜1.5倍の範囲内であることを特徴とする請求項1または4に記載の半導体装置。
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