JP5627480B2 - 測定装置および測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、単位処理区間分の交流信号のサンプリングデータおよび事象情報を用いて測定処理を実行する測定装置および測定方法に関するものである。
この種の測定装置として、特開2005−337980号公報において出願人が開示した交流信号測定装置が知られている。この交流信号測定装置は、フィルタ部、検出信号生成部、周波数測定部、周波数算出部、クロック生成部、A/D変換部および信号処理部などを備えて、入力した交流信号についての物理量を測定する。この場合、フィルタ部は、入力した交流信号に含まれているノイズ成分を除去し、検出信号生成部は、交流信号のゼロクロスを検出して検出信号を出力する。周波数測定部は、交流信号の各周期の期首を示す検出信号から期末を示す検出信号までの時間を計測し、その時間に基づいて交流信号の周波数を測定して周波数データを出力する。周波数算出部は、周波数データに基づいてサンプリング周波数を算出してサンプリング周波数を示す設定データを出力する。クロック生成部は、設定データで示される周波数のサンプリングクロックを生成する。A/D変換部は、サンプリングクロックに同期して交流信号をサンプリングしてデジタルデータを出力し、信号処理部は、デジタルデータに基づいて交流信号の物理量を測定する測定処理を実行する。
特開2005−337980号公報(第4−6頁、第1−2図)
ところが、上記した従来の交流信号測定装置には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この交流信号測定装置では、例えば、交流信号の複数周期を単位処理区間としてその単位処理区間毎に物理量を測定する際には、各単位処理区間分のデジタルデータをその単位処理区間に関連付けて記憶部に記憶させ、信号処理部が、そのデジタルデータを記憶部から読み出して測定処理を行うことによって物理量を単位処理区間毎に測定する。また、この交流信号測定装置では、複数の交流信号を入力して各交流信号についての物理量の測定を複数チャンネルで行うときには、各チャンネルを同期させる同期処理が予め決められた規定区間毎に行われる。この場合、同期処理の実行を指示する同期信号を入力したときには、その入力時点を新たな規定区間における最初の単位処理区間の始点として、記憶部に対するデジタルデータの記憶、およびデジタルデータに基づく物理量の測定を行うため、単位処理区間の途中で同期信号を入力したときには、その単位処理区間の始点から同期信号を入力した時点までの期間(単位処理区間よりも短い期間)のデジタルデータに基づく物理量の測定処理が行われないこととなり、同期信号の入力時点において測定処理が連続的に行われないという不都合が生じる。このような不都合を解消する構成として、デジタルデータ記憶用の2つの記憶領域を記憶部に設け、同期信号の入力時点が含まれる単位処理区間分のデジタルデータを2つの記憶領域に重複して記憶させることで、同期信号の入力時点においても測定処理を連続的に行う構成を発明者は既に開発している。
一方、上記した交流信号測定装置を用いて、ディップ、スウェルおよび瞬停などの物理量が変動する状態を事象(イベント)の発生として検出してその事象の内容を示す事象情報を上記したデジタルデータと共に記憶部に記憶させる際には、記憶させたこれらの情報およびデータを用いた処理を容易に行うために、両者を時系列的に並行して記憶させるのが好ましい。このため、この交流信号測定装置では、デジタルデータ記憶用の2つの記憶領域にそれぞれ対応付けた事象情報用の2つの記憶領域を記憶部に設けて、デジタルデータおよび事象情報を、デジタルデータ記憶用の記憶領域および事象情報用の記憶領域にそれぞれ記憶する構成が採用されている。しかしながら、この構成では、同期信号が入力したときに、同期信号の入力時点が含まれる単位処理区間分の事象情報が事象情報用の2つの記憶領域に重複して記憶されることとなるため、例えば、測定期間全体における事象の発生回数などの解析を、記憶部に記憶させた事象情報に基づいて行う際に、事象情報の重複に起因して発生回数が誤ってカウントされるおそれがあるという課題が存在する。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、同期処理が行われたときにおいて、サンプリングデータを用いた測定処理を連続的に実行させつつ事象情報を用いた測定処理を正確に実行し得る測定装置および測定方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、入力した交流信号をサンプリングしてサンプリングデータを出力するサンプリング部と、ゼロクロスによって区分される前記交流信号の半周期における予め決められた事象の発生を前記サンプリングデータに基づいて検出してその事象の内容を示す事象情報を生成する事象発生検出部と、前記サンプリングデータを記憶可能な第1記憶領域および前記事象情報を記憶可能な第2記憶部を有する記憶部と、前記ゼロクロスによって区分される前記交流信号の1周期が予め決められた数だけ連続する単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該単位処理区間に対応付けて前記第1記憶領域に記憶させる第1記憶処理、および前記単位処理区間分の前記サンプリングデータが記憶される前記第1記憶領域に対応付けられた前記第2記憶領域に当該単位処理区間分の前記事象情報を当該単位処理区間に対応付けて記憶させる第2記憶処理を実行する記憶処理部と、前記記憶部にそれぞれ記憶されている前記単位処理区間分の前記サンプリングデータおよび前記事象情報を用いた測定処理を開始指示に応じて実行する測定処理部とを備えた測定装置であって、前記記憶部は、2つの前記第1記憶領域と、当該各第1記憶領域にそれぞれ対応付けられた2つの前記第2記憶部とを有して構成され、前記記憶処理部は、前記第1記憶処理において、予め決められた規定区間毎に行われる同期処理を指示する同期信号の入力時点が含まれる前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該単位処理区間の少なくとも一部が含まれる当該規定区間における当該単位処理区間を除く他の前記単位処理区間内の前記サンプリングデータと共に前記2つの第1記憶領域の一方に記憶させると共に当該入力時点が含まれる前記1周期を最初の1周期とする新たな前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを前記2つの第1記憶領域の他方に記憶させ、前記第2記憶処理において、前記入力時点が含まれる前記単位処理区間分の前記事象情報のうちの当該入力時点が含まれる半周期以降分の事象情報を前記2つの第2記憶部のいずれか一方にのみ記憶させる。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記記憶処理部は、前記測定処理の開始指示の時点と前記同期信号の入力時点とが同じ時刻に重なったときに、前記新たな単位処理区間分の前記サンプリングデータを記憶させる前記第1記憶領域に対応付けられた前記第2記憶領域にのみ前記入力時点が含まれる前記半周期以降分の前記事象情報を記憶させる。
また、請求項3記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記記憶処理部は、前記測定処理の終了指示の時点と前記同期信号の入力時点とが同じ時刻に重なったときに、前記新たな単位処理区間よりも前の前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを記憶させる前記第1記憶領域に対応付けられた前記第2記憶領域にのみ前記入力時点が含まれる前記半周期以降分の前記事象情報を記憶させる。
また、請求項4記載の測定方法は、入力した交流信号をサンプリングしてサンプリングデータを出力すると共に、ゼロクロスによって区分される前記交流信号の半周期における予め決められた事象の発生を前記サンプリングデータに基づいて検出してその事象の内容を示す事象情報を生成し、前記ゼロクロスによって区分される前記交流信号の1周期が予め決められた数だけ連続する単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該単位処理区間に対応付けて記憶部の第1記憶領域に記憶させる第1記憶処理、および前記単位処理区間分の前記サンプリングデータが記憶される前記第1記憶領域に対応付けられた前記記憶部の第2記憶領域に当該単位処理区間分の前記事象情報を当該単位処理区間に対応付けて記憶させる第2記憶処理を実行し、前記記憶部にそれぞれ記憶されている前記単位処理区間分の前記サンプリングデータおよび前記事象情報を用いた測定処理を開始指示に応じて実行する測定方法であって、前記第1記憶処理において、予め決められた規定区間毎に行われる同期処理を指示する同期信号の入力時点が含まれる前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該単位処理区間の少なくとも一部が含まれる当該規定区間における当該単位処理区間を除く他の前記単位処理区間内の前記サンプリングデータと共に2つの前記第1記憶領域の一方に記憶させると共に当該入力時点が含まれる前記1周期を最初の1周期とする新たな前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該2つの第1記憶領域の他方に記憶させ、前記第2記憶処理において、前記入力時点が含まれる前記単位処理区間分の前記事象情報のうちの当該入力時点が含まれる前記半周期以降分の事象情報を2つの前記第2記憶部のいずれか一方にのみ記憶させる。
請求項1記載の測定装置、および請求項4記載の測定方法では、予め決められた規定区間毎に行われる同期処理を指示する同期信号の入力時点が含まれる単位処理区間分のサンプリングデータを、その単位処理区間の少なくとも一部が含まれる規定区間におけるその単位処理区間を除く他の単位処理区間内のサンプリングデータと共に記憶部における2つの第1記憶領域の一方に記憶させると共に、同期信号の入力時点が含まれる1周期を最初の1周期とする新たな単位処理区間分のサンプリングデータを2つの第1記憶領域の他方に記憶させ、同期信号の入力時点が含まれる単位処理区間分の事象情報のうちの入力時点が含まれる半周期以降分の事象情報を記憶部における2つの第2記憶領域のいずれか一方にのみ記憶させる。このため、この測定装置および測定方法によれば、同期信号の入力時点が含まれる単位処理区間を規定区間の最後の単位処理区間としてその単位処理区間分のサンプリングデータを用いた測定処理を実行すると共に、新たな単位処理区間を新たな規定区間の最初の単位処理区間としてその単位処理区間分のサンプリングデータを用いた測定処理を実行することができるため、同期信号の入力時点(つまり、同期処理が行われたとき)において、測定処理を連続的に実行させることができる。また、この測定装置および測定方法によれば、同期信号を入力したときに同じ事象情報が2つの第2記憶領域に重複して記憶されることがないため、同期信号の入力時点(つまり、同期処理が行われたとき)の測定処理において、事象情報によって特定される交流信号における事象の発生回数が重複してカウントされる事態を確実に防止することができる結果、事象情報を用いた測定処理を正確に実行することができる。
また、請求項2記載の測定装置では、測定処理の開始指示の時点と同期信号の入力時点とが同じ時刻に重なったときに、新たな単位処理区間分のサンプリングデータを記憶させる第1記憶領域に対応付けられた第2記憶領域にのみ入力時点が含まれる半周期以降分の事象情報を記憶させる。このため、この測定装置によれば、測定処理の開始前の不要な事象情報を記憶させる必要がなくなり、また、測定処理において交流信号における事象の発生回数のカウントを開始する際に、入力時点よりも前の事象情報が記憶されている第2記憶領域内を検索して入力時点以後の事象情報の有無を判別するような処理を不要とすることができる結果、記憶領域の節約と手動による解析の際の作業の単純化とを図ることができる。
また、請求項3記載の測定装置では、測定処理の終了指示の時点と同期信号の入力時点とが同じ時刻に重なったときに、新たな単位処理区間よりも前の単位処理区間分のサンプリングデータを記憶させる第1記憶領域に対応付けられた第2記憶領域にのみ入力時点が含まれる半周期以降分の事象情報を記憶させる。このため、この測定装置によれば、測定処理の終了後の不要な事象情報を記憶させる必要がなくなり、また、測定処理において終了指示後における最後の単位処理区間分についての事象の発生回数のカウントを行う際に、入力時点以後の事象情報が記憶される第2記憶領域内を検索して入力時点以後の事象情報の有無を判別するような処理を不要とすることができる結果、記憶領域の節約と手動による解析を行う際の作業の単純化とを図ることができる。
測定装置1の構成を示す構成図である。 測定装置1の動作を説明する第1の説明図である。 測定装置1の動作を説明する第2の説明図である。 測定装置1の動作を説明する第3の説明図である。 測定装置1の動作を説明する第4の説明図である。
以下、測定装置および測定方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置の一例としての測定装置1の構成について説明する。図1に示す測定装置1は、信号処理部11、サンプリング部12、操作部13、表示部14、記憶部15および処理部16を備え、入力した交流信号S1(一例として、図2に示す正弦波)についての物理量(例えば、電圧、電流および電力等の実効値)の測定、および交流信号S1における予め決められた事象(ディップ、スウェルおよび瞬停等のイベント)の検出が可能に構成されている。この場合、この測定装置1は、信号処理部11、サンプリング部12、記憶部15および処理部16をそれぞれ複数備え、複数種類の交流信号S1を入力して測定可能な複数チャンネルの構成となっているが、発明の理解を容易とするため、各図において、信号処理部11、サンプリング部12、記憶部15および処理部16をそれぞれ1つだけ図示し、以下の説明において、重複する説明を省略する。なお、信号処理部11およびサンプリング部12をチャンネルの数分備え、1つの記憶部15や1つの処理部16が各チャンネルの処理を行う構成を採用することもできる。
信号処理部11は、入力した交流信号S1に含まれているノイズ成分を除去する信号処理を実行する。また、信号処理部11は、図1に示すように、交流信号S1の周波数(公称周波数:50Hzおよび60Hz)にそれぞれ対応付けられて、互いに電気的特性の異なる複数(一例として、2つ)のフィルタ回路21(処理回路)を備えて構成されている。この場合、フィルタ回路21は、交流信号S1に含まれている公称周波数よりも高周波の成分および低周波の成分を除去する(つまり、公称周波数の成分を抽出する)バンドパスフィルタで構成されている。また、信号処理部11は、操作部13に対する切り替え操作によってこれら複数のフィルタ回路21の中から切り替えられたフィルタ回路21によって交流信号S1に対して予め決められた信号処理を実行する。
サンプリング部12は、図1に示すように、サンプリングクロック生成回路31およびサンプリング回路32を備えて構成されている。サンプリングクロック生成回路31は、予め決められたサンプリング周期(周波数)のサンプリングクロックS2(図2参照)を生成する。サンプリング回路32は、サンプリングクロックS2に同期して交流信号S1をサンプリングすることにより、デジタルデータ(サンプリングデータ)D1を出力するサンプリング処理を実行する。この場合、デジタルデータD1は、処理部16よって実行される後述する測定処理において、交流信号S1の物理量(例えば、電圧の実効値)の測定、および交流信号S1における事象の検出に用いられる。また、サンプリング部12は、一例として、FPGA(Field Programmable Gate Array )で構成されている。なお、サンプリング部12を処理部16と共にCPUで構成することもできる。
操作部13は、電源スイッチ、測定処理の開始を指示する開始スイッチ、測定処理の終了を指示する終了スイッチ、および公称周波数を切り替える(フィルタ回路21を切り替える)切り替え操作を行うためのスイッチなどの各種のスイッチを備えて構成され、それらが操作されたときに操作信号Soを出力する。また、操作部13は、測定処理の開始および終了を時刻で指定する操作を行うことが可能に構成されており、この操作が行われたときには、開始を指示する開始指示信号S4を指定した開始時刻に出力し、終了を指示する終了指示信号S5を指定した終了時刻に出力する。表示部14は、処理部16の制御に従って各種の画像や測定値を表示する。
記憶部15は、処理部16の制御に従い、サンプリング部12から出力されたデジタルデータD1、および処理部16によって生成される後述する事象情報(イベント情報)D2を記憶可能に構成されている。具体的には、記憶部15は、デジタルデータD1を記憶する2つの第1記憶領域F1a,F1b(以下、第1記憶領域F1a,F1bを区別しないときには「第1記憶領域F1」ともいう)を有して構成され、デジタルデータD1を重複(オーバーラップ)して第1記憶領域F1a,F1bに記憶する(図3参照)。また、記憶部15は、事象情報D2を記憶する2つの第2記憶領域F2a,F2b(以下、第2記憶領域F2a,F2bを区別しないときには「第2記憶領域F2」ともいい、第1記憶領域F1および第2記憶領域F2を区別しないときには「記憶領域F」ともいう)を有して構成されている(同図参照)。この場合、第2記憶領域F2aは、第1記憶領域F1aに対応付けられ、第2記憶領域F2bは第1記憶領域F1bに対応付けられている。
処理部16は、操作部13から出力される操作信号Soに従って測定装置1を構成する各部を制御する。また、処理部16は、事象発生検出部として機能し、交流信号S1のゼロクロス(立ち上がりのゼロクロス、および立ち下がりのゼロクロス:図2参照)によって区分される交流信号S1の半周期T2における予め決められた事象の発生をデジタルデータD1に基づいて検出し、その内容(ディップ、スウェルおよび瞬停の区別)を示す事象情報D2を生成する。
また、処理部16は、記憶処理部として機能し、ゼロクロス(例えば、立ち上がりのゼロクロス)によって区分される交流信号S1の1周期T1(図2参照)が予め決められた数(一例として、10)だけ連続する複数周期(この例では、10周期)を単位処理区間U(図3参照)として、各単位処理区間U分のデジタルデータD1をその単位処理区間Uにそれぞれ対応付けて記憶部15の第1記憶領域F1に記憶させる第1記憶処理を実行する。また、処理部16は、生成した事象情報D2を記憶部15の第2記憶領域F2に記憶させる第2記憶処理を実行する。この場合、処理部16は、第2記憶処理において、単位処理区間U分のデジタルデータD1が記憶される第1記憶領域F1に対応する第2記憶領域F2にその単位処理区間U分(この例では連続する20個の半周期分)の事象情報D2をその単位処理区間Uに対応付けて記憶させる。
一方、この測定装置1では、各チャンネルにおける信号処理部11、サンプリング部12、記憶部15および処理部16を同期させるための同期処理が予め決められた規定区間Tr(一例として、10分の区間)毎に行われる。この場合、処理部16は、この同期処理を指示する同期信号S3(図3参照)を外部から入力したときには、第1記憶処理において、同図に示すように、同期信号S3を入力した入力時点が含まれる単位処理区間U分のデジタルデータD1を、単位処理区間Uの少なくとも一部が含まれる規定区間Trにおける他のデジタルデータD1と共に2つの第1記憶領域F1の一方(一例として第1記憶領域F1a)に記憶させると共に、同期信号S3の入力時点が含まれる1周期T1を最初の1周期T1とする新たな単位処理区間U分のデジタルデータD1を2つの第1記憶領域F1の他方(一例として第1記憶領域F1b)に記憶させる。
また、処理部16は、同期信号S3を外部から入力したときには、第2記憶処理において、図3に示すように、その入力時点が含まれる単位処理区間U分の事象情報D2のうちの入力時点が含まれる半周期T2以降分の事象情報D2を2つの第2記憶領域F2のいずれか一方にのみ記憶させる。
また、処理部16は、測定処理部として機能して、測定処理を実行する。この場合、操作部13から出力される開始操作を示す操作信号Soまたは指定した開始時刻に操作部13から出力される開始指示信号S4に応じて測定処理を開始すると共に、操作部13から出力される終了操作を示す操作信号Soまたは指定した終了時刻に操作部13から出力される終了指示信号S5に応じて測定処理を終了する。また、処理部16は、この測定処理において、記憶部15に記憶されている単位処理区間U分のデジタルデータD1を用いて交流信号S1の物理量(電圧の実効値など)を単位処理区間U毎に測定する。この場合、処理部16は、同期信号S3を入力したときに、その入力時点が含まれる単位処理区間Uを規定区間Trの最後の単位処理区間Uとして物理量の測定を行うと共に、同期信号S3の入力時点が含まれる1周期T1を最初の1周期T1とする新たな単位処理区間Uを新たな規定区間Trの最初の単位処理区間Uとして物理量の測定を行う。また、処理部16は、測定処理において、記憶部15に記憶されている単位処理区間U分の事象情報D2に基づき、単位処理区間U内における交流信号S1についての事象の種類毎の発生回数を測定する。さらに、処理部16は、測定した電圧の実効値や事象の発生回数などを表示部14に表示させる。
次に、測定装置1を用いて交流信号S1の物理量(例えば、電圧の実効値)、および交流信号S1の事象の発生回数を測定する測定方法、並びにその際の測定装置1の動作について説明する。
この測定装置1では、操作部13の電源スイッチが操作されたときに、信号処理部11のフィルタ回路21(例えば、50Hz用のフィルタ回路21)が、信号ケーブルを介して入力した交流信号S1のノイズ成分を除去する信号処理を開始して、処理後の交流信号S1をサンプリング部12に出力する。また、サンプリング部12のサンプリングクロック生成回路31が、図2に示すように、サンプリングクロックS2を生成し、サンプリング部12のサンプリング回路32が、サンプリング処理を開始して、サンプリングクロックS2に同期して交流信号S1をサンプリングすることにより、デジタルデータD1を生成して処理部16に出力する。
また、処理部16は、図2に示すように、交流信号S1と基準電位(ゼロボルトの電位)との交差(ゼロクロス)を検出し、立ち上がりのゼロクロスによって区分される交流信号S1の1周期T1が予め決められた数(一例として、10)だけ連続する複数周期(10周期)をデジタルデータD1に基づいて特定する。次いで、処理部16は、図3に示すように、その複数周期を単位処理区間Uとして、各単位処理区間U分(単位処理区間U内)のデジタルデータD1をその単位処理区間Uにそれぞれ対応付けて記憶部15における第1記憶領域F1に記憶させる第1記憶処理を開始し、この第1記憶処理を単位処理区間U毎に繰り返して実行する。この場合、処理部16は、同期処理の実行を指示する同期信号S3を入力するまでは、第1記憶処理において、デジタルデータD1を2つの第1記憶領域F1a,F1bの一方(例えば、第1記憶領域F1a)にのみ記憶させる。
また、処理部16は、図2に示すように、立ち上がりのゼロクロスおよび立ち下がりのゼロクロスによって区分される交流信号S1の半周期T2をデジタルデータD1に基づいて特定すると共に、半周期T2における予め決められた事象の発生をデジタルデータD1に基づいて検出し、その内容を示す事象情報D2を生成する。次いで、処理部16は、単位処理区間U分(連続する20個の半周期分)の事象情報D2を単位処理区間Uに対応付けて記憶部15の第2記憶領域F2に記憶させる第2記憶処理を実行する。この場合、処理部16は、同期処理の実行を指示する同期信号S3を入力するまでは、第2記憶処理において、単位処理区間U分の事象情報D2の全てを単位処理区間U分のデジタルデータD1が記憶される第1記憶領域F1に対応する第2記憶領域F2に記憶させる。つまり、処理部16は、第1記憶領域F1aにデジタルデータD1を記憶させるときには、第1記憶領域F1aに対応する第2記憶領域F2aに事象情報D2を記憶させ、第1記憶領域F1bにデジタルデータD1を記憶させるときには、第1記憶領域F1bに対応する第2記憶領域F2bに事象情報D2を記憶させる。
次いで、測定装置1に対して手動で測定処理を開始させる際には、操作部13の開始スイッチを操作する。この際に、処理部16は、開始スイッチに対する操作(開始スイッチに対する操作による操作信号Soの出力)に応じて測定処理を実行する。この測定処理において、処理部16は、単位処理区間U分のデジタルデータD1を記憶部15から読み出して、そのデジタルデータD1を用いて交流信号S1の電圧の実効値を測定する処理を単位処理区間U毎に(単位処理区間U分のデジタルデータD1を記憶させる毎に)実行する。また、この測定処理において、処理部16は、事象情報D2を記憶部15から読み出して、その事象情報D2に基づき、単位処理区間U内における事象の種類毎の発生回数を測定する。さらに、処理部16は、測定した電圧の実効値および事象の発生回数を表示部14に表示させる。
一方、この測定装置1では、予め決められた規定区間Tr(一例として、10分の区間で)毎に、各チャンネルにおける信号処理部11、サンプリング部12、記憶部15および処理部16を同期させる同期処理が行われる。処理部16は、この同期処理の実行を指示する同期信号S3を入力したときには、第1記憶処理において、図3に示すように、同期信号S3の入力時点が含まれる単位処理区間U分のデジタルデータD1を、その単位処理区間Uの少なくとも一部が含まれる規定区間Trにおける他のデジタルデータD1と共に(つまり、その単位処理区間Uよりも前の単位処理区間UにおけるデジタルデータD1に連続させて)、2つの第1記憶領域F1a,F1bの一方(この例では、第1記憶領域F1a)に記憶させる。また、処理部16は、同期信号S3の入力時点が含まれる1周期T1を最初の1周期T1とする新たな単位処理区間U分のデジタルデータD1を2つの第1記憶領域F1a,F1bの他方(この例では、第1記憶領域F1b)に記憶させる。これにより、同期信号S3の入力時点が含まれる単位処理区間U分のデジタルデータD1の一部(同図において斜線を付した部分におけるデジタルデータD1)が第1記憶領域F1a,F1bに重複(オーバーラップ)して記憶される。
また、処理部16は、同期信号S3を入力したときには、第2記憶処理において、図3に示すように、同期信号S3の入力時点が含まれる単位処理区間U分の事象情報D2のうちの入力時点が含まれる半周期T2(例えば、同図において「15」の数字が付された半周期T2)以降分の事象情報D2(同図に示す第2記憶領域F2aにおいて斜線を付した部分における事象情報D2であって、以下この事象情報D2を「同期時の事象情報D2」ともいう)を2つの第2記憶領域F2a,F2bのいずれか一方(この例では、第2記憶領域F2a)にのみ記憶させる。この場合、処理部16は、同図に示すように、2つの第2記憶領域F2a,F2bの他方(この例では、第2記憶領域F2b)における同期時の事象情報D2を記憶させるべき領域を空き領域とさせる。つまり、この測定装置1では、同じ事象情報D2が2つの第2記憶領域F2に重複して記憶されることがないように、処理部16が第2記憶処理を実行する。なお、同期信号S3を入力したときの第2記憶処理において、同期時の事象情報D2を第2記憶領域F2a,F2bのどちらに記憶させるかは任意であり、上記の例とは逆に、同期時の事象情報D2を第2記憶領域F2bに記憶させることもできる。
また、処理部16は、同期信号S3を入力したときには、第1記憶領域F1a,F1bの双方に記憶させたデジタルデータD1(図3において斜線を付した重複部分)を含む単位処理区間U分のデジタルデータD1を読み出して、同期信号S3の入力時点が含まれる単位処理区間Uを規定区間Trの最後の単位処理区間Uとして測定処理を実行すると共に、新たな単位処理区間Uを新たな規定区間Trの最初の単位処理区間Uとして測定処理を実行する。このため、この測定装置1では、同期信号S3の入力時点(つまり、同期処理が行われたとき)において、測定処理を連続的に実行させることが可能となっている。一方、この測定装置1では、同期信号S3を入力したときに同じ事象情報D2が2つの第2記憶領域F2に重複して記憶されることがないため、測定処理において交流信号S1における事象の発生回数が重複してカウントされて、実際よりも大きい回数として測定される事態が確実に防止される。
次いで、測定装置1に対して測定処理を手動で終了させる際には、操作部13の終了開始スイッチを操作する。これに応じて、処理部16は、第1記憶処理および第2記憶処理を継続した状態で、測定処理を終了する。
一方、この測定装置1では、操作部13を操作することで、測定処理の開始および終了を時刻で指定する操作を行うことが可能に構成されている。このような開始時刻の指定を行ったときには、指定した開始時刻に開始を指示する開始指示信号S4が操作部13から出力される。この場合、例えば、開始時刻を午前12時丁度(12時00分00秒)に指定したときには、同期信号S3もこのような丁度の時刻に連動して出力されることが多いため、開始指示信号S4の入力時点(開始指示の時点)と同期信号S3の入力時点とが同じ時刻に重なることがある。このときには、処理部16は、図4に示すように、2つの第2記憶領域F2a,F2bのうちの任意の一方ではなく、新たな単位処理区間U分(この例では、同図に示す単位処理区間U1分)のデジタルデータD1を記憶させる第1記憶領域F1(この例では、第1記憶領域F1b)に対応付けられた第2記憶領域F2(この例では、第2記憶領域F2b)にのみ同期時の事象情報D2(同図において斜線を付した部分における事象情報D2)を記憶させる。つまり、この測定装置1および測定方法では、測定処理の開始指示の時点と同期信号S3の入力時点とが同じ時刻に重なったときには、同期時の事象情報D2を記憶させる第2記憶領域F2が指定される。このような処理を行うことで、測定処理の開始前の不要な事象情報D2を記憶させる必要がなくなり、また、測定処理において交流信号S1における事象の発生回数のカウントを開始する際に、入力時点よりも前の事象情報D2が記憶されている第2記憶領域F2内(この例では、第2記憶領域F2a内)を検索して入力時点以後の事象情報D2の有無を判別するような処理が不要となるため、その分、第2記憶領域F2の節約と手動による解析を行う際の作業の単純化とを図ることができる。
また、上記したように操作部13を操作して測定処理の終了時刻の指定を行ったときには、指定した終了時刻に終了を指示する終了指示信号S5が操作部13から出力される。この場合においても、例えば、終了時刻を午後12時丁度(12時00分00秒)に指定したときには、同期信号S3もこのような丁度の時刻に連動して出力されることが多いため、終了指示信号S5の入力時点(終了指示の時点)と同期信号S3の入力時点とが同じ時刻に重なることがある。このときには、処理部16は、図5に示すように、2つの第2記憶領域F2a,F2bのうちの任意の一方ではなく、新たな単位処理区間Uよりも前の単位処理区間U分(この例では、同図に示す単位処理区間U2分)のデジタルデータD1を記憶させる第1記憶領域F1(この例では、第1記憶領域F1a)に対応付けられた第2記憶領域F2(この例では、第2記憶領域F2a)にのみ同期時の事象情報D2(同図において斜線を付した部分における事象情報D2)を記憶させる。つまり、この測定装置1および測定方法では、測定処理の終了指示の時点と同期信号S3の入力時点とが同じ時刻に重なったときには、同期時の事象情報D2を記憶させる第2記憶領域F2が指定される。このような処理を行うことで、測定処理の終了後の不要な事象情報D2を記憶させる必要がなくなり、また、測定処理において終了指示後における最後の単位処理区間U分についての事象の発生回数のカウントを行う際に、入力時点以後の事象情報D2が記憶される第2記憶領域F2内(この例では、第2記憶領域F2b内)を検索して入力時点以後の事象情報D2の有無を判別するような処理が不要となるため、その分、第2記憶領域F2の節約と手動による解析を行う際の作業の単純化とを図ることができる。
このように、この測定装置1および測定方法では、予め決められた規定区間Tr毎に行われる同期処理を指示する同期信号S3の入力時点が含まれる単位処理区間U分のデジタルデータD1を、その単位処理区間Uの少なくとも一部が含まれる規定区間Trにおける他のデジタルデータD1と共に記憶部15における2つの第1記憶領域F1の一方に記憶させると共に、同期信号S3の入力時点が含まれる1周期を最初の1周期とする新たな単位処理区間U分のデジタルデータD1を2つの第1記憶領域F1の他方に記憶させ、同期信号S3の入力時点が含まれる単位処理区間U分の事象情報D2のうちの入力時点が含まれる半周期T2以降分の事象情報D2を2つの第2記憶領域F2のいずれか一方にのみ記憶させる。このため、この測定装置1および測定方法によれば、同期信号S3の入力時点が含まれる単位処理区間Uを規定区間Trの最後の単位処理区間Uとしてその単位処理区間U分のデジタルデータD1を用いた測定処理を実行すると共に、新たな単位処理区間Uを新たな規定区間Trの最初の単位処理区間Uとしてその単位処理区間U分のデジタルデータD1を用いた測定処理を実行することができるため、同期信号S3の入力時点(つまり、同期処理が行われたとき)において、測定処理を連続的に実行させることができる。また、この測定装置1および測定方法によれば、同期信号S3を入力したときに同じ事象情報D2が2つの第2記憶領域F2に重複して記憶されることがないため、同期信号S3の入力時点(つまり、同期処理が行われたとき)の測定処理において、事象情報D2によって特定される交流信号S1における事象の発生回数が重複してカウントされる事態を確実に防止することができる結果、事象情報D2を用いた測定処理を正確に実行することができる。
また、この測定装置1および測定方法では、測定処理の開始指示の時点と同期信号S3の入力時点とが同じ時刻に重なったときに、新たな単位処理区間U分のデジタルデータD1を記憶させる第1記憶領域F1に対応付けられた第2記憶領域F2にのみ入力時点が含まれる半周期T2以降分の事象情報D2を記憶させる。このため、この測定装置1および測定方法によれば、測定処理の開始前の不要な事象情報D2を記憶させる必要がなくなり、また、測定処理において交流信号S1における事象の発生回数のカウントを開始する際に、入力時点よりも前の事象情報D2が記憶されている第2記憶領域F2内を検索して入力時点以後の事象情報D2の有無を判別するような処理を不要とすることができる結果、第2記憶領域F2の節約と手動による解析を行う際の作業の単純化とを図ることができる。
また、この測定装置1および測定方法では、測定処理の終了指示の時点と同期信号S3の入力時点とが同じ時刻に重なったときに、新たな単位処理区間Uよりも前の単位処理区間U分のデジタルデータD1を記憶させる第1記憶領域F1に対応付けられた第2記憶領域F2にのみ入力時点が含まれる半周期T2以降分の事象情報D2を記憶させる。このため、この測定装置1および測定方法によれば、測定処理の終了後の不要な事象情報D2を記憶させる必要がなくなり、また、測定処理において終了指示後における最後の単位処理区間U分についての事象の発生回数のカウントを行う際に、入力時点以後の事象情報D2が記憶される第2記憶領域F2内を検索して入力時点以後の事象情報D2の有無を判別するような処理を不要とすることができる結果、第2記憶領域F2の節約と手動による解析を行う際の作業の単純化とを図ることができる。
なお、測定装置および測定方法は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、規定区間Trが10分に予め決められている構成および方法について上記したが、規定区間Trは任意の長さに規定することができる。また、1周期T1が10個だけ連続する10周期を単位処理区間Uとして規定した構成および方法について上記したが、単位処理区間Uとする波数は任意の数に規定することができる。例えば、60Hzの交流信号S1を測定するときには、波数を12個に規定することができる。
また、指定した開始時刻に出力される開始指示信号S4の入力時と同期信号S3の入力時とが同じ時刻に重なったときに、同期時の事象情報D2を記憶させる第2記憶領域F2が指定される構成および方法について上記したが、操作部13に対する開始操作を行った時点(開始指示の時点)と同期信号S3の入力時とが同じ時刻に重なったときに、同期時の事象情報D2を記憶させる第2記憶領域F2を指定する構成および方法を採用することもできる。また、指定した終了時刻に出力される終了指示信号S5の入力時と同期信号S3の入力時とが同じ時刻に重なったときに、同期時の事象情報D2を記憶させる第2記憶領域F2が指定される構成および方法について上記したが、操作部13に対する終了操作を行った時点(終了指示の時点)と同期信号S3の入力時とが同じ時刻に重なったときに、同期時の事象情報D2を記憶させる第2記憶領域F2を指定する構成および方法を採用することもできる。
1 測定装置
12 サンプリング部
13 操作部
15 記憶部
16 処理部
D1 デジタルデータ
D2 事象情報
F1a,F1b 第1記憶領域
F2a,F2b 第2記憶領域
S1 交流信号
S3 同期信号
S4 開始指示信号
S5 終了指示信号
T1 1周期
T2 半周期
Tr 規定区間
U 単位処理区間

Claims (4)

  1. 入力した交流信号をサンプリングしてサンプリングデータを出力するサンプリング部と、ゼロクロスによって区分される前記交流信号の半周期における予め決められた事象の発生を前記サンプリングデータに基づいて検出してその事象の内容を示す事象情報を生成する事象発生検出部と、前記サンプリングデータを記憶可能な第1記憶領域および前記事象情報を記憶可能な第2記憶部を有する記憶部と、前記ゼロクロスによって区分される前記交流信号の1周期が予め決められた数だけ連続する単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該単位処理区間に対応付けて前記第1記憶領域に記憶させる第1記憶処理、および前記単位処理区間分の前記サンプリングデータが記憶される前記第1記憶領域に対応付けられた前記第2記憶領域に当該単位処理区間分の前記事象情報を当該単位処理区間に対応付けて記憶させる第2記憶処理を実行する記憶処理部と、前記記憶部にそれぞれ記憶されている前記単位処理区間分の前記サンプリングデータおよび前記事象情報を用いた測定処理を開始指示に応じて実行する測定処理部とを備えた測定装置であって、
    前記記憶部は、2つの前記第1記憶領域と、当該各第1記憶領域にそれぞれ対応付けられた2つの前記第2記憶部とを有して構成され、
    前記記憶処理部は、前記第1記憶処理において、予め決められた規定区間毎に行われる同期処理を指示する同期信号の入力時点が含まれる前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該単位処理区間の少なくとも一部が含まれる当該規定区間における当該単位処理区間を除く他の前記単位処理区間内の前記サンプリングデータと共に前記2つの第1記憶領域の一方に記憶させると共に当該入力時点が含まれる前記1周期を最初の1周期とする新たな前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを前記2つの第1記憶領域の他方に記憶させ、前記第2記憶処理において、前記入力時点が含まれる前記単位処理区間分の前記事象情報のうちの当該入力時点が含まれる半周期以降分の事象情報を前記2つの第2記憶部のいずれか一方にのみ記憶させる測定装置。
  2. 前記記憶処理部は、前記測定処理の開始指示の時点と前記同期信号の入力時点とが同じ時刻に重なったときに、前記新たな単位処理区間分の前記サンプリングデータを記憶させる前記第1記憶領域に対応付けられた前記第2記憶領域にのみ前記入力時点が含まれる前記半周期以降分の前記事象情報を記憶させる請求項1記載の測定装置。
  3. 前記記憶処理部は、前記測定処理の終了指示の時点と前記同期信号の入力時点とが同じ時刻に重なったときに、前記新たな単位処理区間よりも前の前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを記憶させる前記第1記憶領域に対応付けられた前記第2記憶領域にのみ前記入力時点が含まれる前記半周期以降分の前記事象情報を記憶させる請求項1または2記載の測定装置。
  4. 入力した交流信号をサンプリングしてサンプリングデータを出力すると共に、ゼロクロスによって区分される前記交流信号の半周期における予め決められた事象の発生を前記サンプリングデータに基づいて検出してその事象の内容を示す事象情報を生成し、前記ゼロクロスによって区分される前記交流信号の1周期が予め決められた数だけ連続する単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該単位処理区間に対応付けて記憶部の第1記憶領域に記憶させる第1記憶処理、および前記単位処理区間分の前記サンプリングデータが記憶される前記第1記憶領域に対応付けられた前記記憶部の第2記憶領域に当該単位処理区間分の前記事象情報を当該単位処理区間に対応付けて記憶させる第2記憶処理を実行し、前記記憶部にそれぞれ記憶されている前記単位処理区間分の前記サンプリングデータおよび前記事象情報を用いた測定処理を開始指示に応じて実行する測定方法であって、
    前記第1記憶処理において、予め決められた規定区間毎に行われる同期処理を指示する同期信号の入力時点が含まれる前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該単位処理区間の少なくとも一部が含まれる当該規定区間における当該単位処理区間を除く他の前記単位処理区間内の前記サンプリングデータと共に2つの前記第1記憶領域の一方に記憶させると共に当該入力時点が含まれる前記1周期を最初の1周期とする新たな前記単位処理区間分の前記サンプリングデータを当該2つの第1記憶領域の他方に記憶させ、
    前記第2記憶処理において、前記入力時点が含まれる前記単位処理区間分の前記事象情報のうちの当該入力時点が含まれる前記半周期以降分の事象情報を2つの前記第2記憶部のいずれか一方にのみ記憶させる測定方法。
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