JP5601016B2 - 粘着剤付加ユニットおよびプリンター、ならびに粘着ラベルの作成方法 - Google Patents

粘着剤付加ユニットおよびプリンター、ならびに粘着ラベルの作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、粘着ラベルの作成方法および粘着ラベルを作成するための装置に関し、特に、記録紙に粘着部分を形成するための粘着剤付加ユニットおよびこれを備えるプリンター、ならびに、印刷後の記録紙に粘着部分を形成する粘着ラベルの作成方法に関する。
従来から、粘着ラベルの作成において、帯状の剥離紙からなる台紙に粘着面を有するラベルを貼り付けたラベル紙が用いられている。また、このような台紙付きのラベル紙は台紙部分がゴミとなってしまうことから、台紙を省略したライナレスタイプのラベル紙が用いられている。特許文献1には、裏面に粘着剤を塗布したライナレスタイプのラベル紙の表面に印刷を行い、印刷済みの部分を切断してラベルを発行するプリンターが開示されている。
また、ライナレスタイプのラベル紙として、加熱によって活性化する感熱性粘着剤層を裏面に設けたものが用いられている。特許文献2には、このような感熱粘着ラベル紙(ディレードタック紙)に印刷を行い、オートカッターで切断した後にヒーターで加熱して粘着性を発現させるプリンターが開示されている。
特開2003−089247号公報 特開2004−035043号公報
特許文献1に記載のラベル紙は、粘着面が露出しているため、プリンターにセットしやすいようにロール状に巻かれる際に、印刷面に剥離成分を塗布して剥がれ易くしてある。このため、ロールから引き出したラベル紙をプリンター内の紙経路にセットして搬送しながら印刷すると、剥離成分が印刷面から剥がれ落ちてヘッドに堆積し、印刷の不具合を引き起こすおそれがある。また、粘着剤がヘッドや紙経路、カッターなどに付着して紙ジャムなどを引き起こすおそれがある。これを抑制するためには、ヘッドや紙経路、カッターなどに非粘着処理を施すか、粘着剤除去機構を設けておく必要がある。あるいは、定期的にメンテナンスを行って、付着した粘着剤や堆積した剥離成分を除去する必要がある。よって、装置コストが増大するか、あるいは、メンテナンスの負担が大きくなるという問題点がある。
一方、特許文献2に記載のような感熱タイプのラベル紙を用いてラベル切断後に粘着性を発現させる場合、プリンター内に加熱のための大掛かりな発熱機構や電源を設ける必要がある。よって、装置が大型化し、装置コストが増大してしまう。
また、特許文献1、2に記載されたようなライナレスタイプのラベル紙は、台紙を省略しているものの、予め粘着剤層を形成してあるため、普通紙より高価である。また、粘着剤層をラベル紙の裏面全体に形成しているため、粘着剤を部分的に付加すれば十分な場合であっても無駄に粘着剤が消費されてしまう。従って、粘着ラベルの作成コストが必要以上に高価になるという問題点もある。
本発明の課題は、このような問題点に鑑みて、粘着ラベルの作成において、プリンター内における紙ジャムや印刷不良を抑制できると共に、プリンターに大掛かりな発熱装置や粘着剤除去機構などを設ける必要がなく、メンテナンスの負担も少なく、低コストで粘着ラベルを作成可能な構成を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のプリンターは、
印刷位置を経由する搬送経路に沿って長尺の記録媒体を搬送する搬送機構と、
前記印刷位置において前記記録媒体に印刷を行う記録ヘッドと、
前記搬送経路における前記印刷位置の下流側の切断位置において前記記録媒体を切断するオートカッターと、
前記搬送経路における前記切断位置の下流側の転写位置において、当該転写位置を通過する前記記録媒体に剥離フィルムに塗布された粘着剤を転写する粘着剤転写機構
前記搬送経路における前記切断位置よりも上流側の第1搬送位置において前記記録媒体を搬送する第1搬送ローラーと、
前記転写位置において前記記録媒体を搬送する第2搬送ローラーと、
を有するプリンターであって、
前記粘着剤転写機構は、
前記剥離フィルムが粘着剤塗布面を外側に向けて掛け渡され、前記第2搬送ローラーと同軸状態に取り付けられている転写ローラーと、
当該転写ローラーに前記剥離フィルムを繰り出す供給部と、
前記転写ローラーを経由した前記剥離フィルムを巻き取る巻き取り部と、
前記転写ローラーのローラー面に対峙している押圧部材を当該ローラー面に向けて前進または後退させることにより、前記粘着剤塗布面に前記記録媒体を圧接する圧接状態、および、前記粘着剤塗布面に前記記録媒体を圧接しない非圧接状態を形成する押圧機構とを備え、
前記第1搬送ローラーと前記第2搬送ローラーは連動して回転し、前記第2搬送ローラーと前記転写ローラーが一体回転することを特徴としている。
本発明のプリンターは、このように、オートカッターによる自動切断位置を通過した後に記録媒体に粘着剤を付加することができるため、予め接着剤が付加された高価な記録媒体を用いる必要がなく、廉価な普通紙を用いて粘着ラベルを作成できる。また、このような構成では、記録ヘッドやオートカッター、および、転写位置よりも上流側の搬送経路に粘着剤が付着したり剥離成分が堆積することがない。従って、粘着剤や剥離成分に起因する紙ジャムや印刷障害などの防止のために、これらの装置部分に非粘着処理を施す必要がない。また、糊撤去などのための機構を設けたり、粘着剤撤去のための定期的なメンテナンスを行う必要もない。更に、記録媒体に塗布しておいた粘着剤を加熱によって活性化する構成などのように、大掛かりな加熱機構や電源を設ける必要もない。よって、プリンターの装置コストを削減して装置をコンパクトにすることができ、メンテナンスの負担も軽減できる。
本発明において、前記粘着剤転写機構として、前記搬送経路における前記切断位置の下流側の転写位置において、当該転写位置を通過する前記記録媒体剥離フィルムに塗布された粘着剤を転写する転写機構を用いることができる。このような方法によれば、均一な粘着剤層を形成できる。
このとき、前記転写機構として、前記転写位置を通過する前記記録媒体にローラー面を向けて回転自在に取り付けられ、当該ローラー面に、帯状の前記剥離フィルムが粘着剤塗布面を外側に向けて掛け渡される転写ローラーと、当該転写ローラーに前記剥離フィルムを繰り出す供給部と、前記転写ローラーを経由した前記剥離フィルムを巻き取る巻き取り部と、前記転写ローラーのローラー面に対峙している押圧部材を当該ローラー面に向けて前進または後退させることにより、前記粘着剤塗布面に前記記録媒体を圧接する圧接状態、および、前記粘着剤塗布面に前記記録媒体を圧接しない非圧接状態を形成する押圧機構とを備える構成にすることができる。このように、粘着剤を塗布したテープ状の剥離フィルムを転写位置に供給して使用後に巻き取るようにすれば、粘着剤の供給が容易である。また、押圧機構の駆動タイミングを制御することにより、粘着剤の転写位置および転写面積を制御できる。
この場合に、前記搬送経路における前記転写位置の上流側に配置された記録媒体検出用のセンサーと、当該センサーの検出結果に基づき、前記押圧機構を前記圧接状態あるいは前記非圧接状態に切り換える制御部とを備える構成にすることができる。このようにすれば、センサーの検出出力に基づいて記録媒体の搬送位置を把握できるので、粘着剤の転写位置およびその転写面積を適切に制御できる。
また、前記制御部により、前記押圧機構を前記圧接状態と前記非圧接状態に所定時間毎に交互に切り換える構成にしてもよい。このようにすれば、記録媒体に一定間隔で粘着剤の転写部分を形成できる。よって、粘着剤を節約でき、粘着力を調整できる。
ここで、本発明において、前記搬送経路における前記切断位置よりも上流側の第1搬送位置において前記記録媒体を搬送する第1搬送ローラーと、前記転写位置において前記記録媒体を搬送する第2搬送ローラーと、当該第2搬送ローラーを前記第1搬送ローラーの回転に連動して回転させる伝動機構とを有する構成にすることができる。このような構成では、転写位置で記録媒体を搬送できるため、記録媒体への粘着剤の塗布およびプリンターからの排出を確実に行うことができる。また、切断済みの記録媒体片を第2搬送ローラーによって搬送できるため、切断後の記録媒体片に対する粘着剤の塗布およびプリンターからの排出を確実に行うことができる。また、搬送用の駆動源を第1搬送ローラーと共通化できるため、構成を簡素化できる。
このとき、前記転写ローラーに前記第2搬送ローラーが同軸状態に取り付けられ、前記転写ローラーと前記第2搬送ローラーが一体回転する構成にすることができる。このようにすれば、記録媒体の搬送動作と転写ローラーによる転写動作を同期させて行うことができるため、粘着剤の転写不良などが発生しにくい。
また、この場合に、前記第2搬送ローラーを前記第1搬送ローラーの回転に連動して回転させる接続状態と、前記第2搬送ローラーを前記第1搬送ローラーの回転に連動させない非接続状態と、に切換可能なクラッチ手段を備えることが望ましい。このようにすれば、第1搬送ローラーが停止しているときに第2搬送ローラーを回転自在にすることができるため、切断済みの記録媒体片を手動で引っ張って排出させることができる。また、第1搬送ローラーで記録媒体を逆送させるときにはクラッチ手段を非接続にしておくことにより、粘着剤付きの記録媒体の逆送および剥離フィルムの逆送を防止できる。また、粘着剤を転写をしないときにはクラッチ手段を非接続にしておくことにより、第2搬送ローラーおよび転写ローラーの空転によって未使用の剥離フィルムが無駄に巻き取られないようにすることができる。
本発明において、前記第2搬送ローラーは、前記転写ローラーを挟んで、前記転写ローラーの回転軸の一端側および他端側に取り付けられており、前記転写位置における前記記録媒体の幅方向の通過領域内に配置されている。このようにすれば、記録媒体の幅方向の両端が搬送ローラーに接触するため、記録媒体が幅方向に均等に搬送され、スキューなどの搬送不良が発生しにくい。また、記録媒体の幅方向の中央に粘着剤を塗布できる。
ここで、前記粘着剤転写機構を、プリンター本体における前記切断位置の下流側に着脱可能な粘着剤付加ユニットとして構成することもできる。このようにすれば、必要に応じて粘着剤付加機構を着脱できるため、レシート作成用のプリンターを粘着ラベル作成用のプリンターに転用でき、逆の転用も可能である。よって、ユーザーの利便性が高くなる。
また、構成の共通化による装置コストの削減も可能である。
また、本発明は、上記の各構成のプリンターが備える粘着剤付加ユニットである。
次に、本発明の粘着ラベルの作成方法は、
長尺の記録媒体をプリンター内の搬送経路に沿って搬送しながら、前記記録媒体の表面に印刷を行うと共に、印刷済みの前記記録媒体の部分を印刷位置の下流側において自動切断し、
当該自動切断の実施前、あるいは、自動切断の実施後に、前記搬送経路における前記記録媒体の切断位置の下流側において、転写ローラーに掛け渡された剥離フィルムの粘着剤塗布面に、前記記録媒体の裏面を圧接する圧接状態を形成し、
切断前の前記記録媒体を前記プリンターの搬送機構により自動搬送する動作、あるいは、切断済みの記録媒体片を手動で下流側へ引っ張る動作を行うことにより、前記圧接状態が維持されている間に前記転写位置を通過する前記記録媒体の部分に前記剥離フィルムの粘着剤を転写することを特徴としている。
本発明において、前記転写位置の上流側において前記記録媒体の有無を検出し、当該検出した前記記録媒体の有無に基づき、前記圧接状態および前記非圧接状態を形成することが望ましい。また、前記記録媒体が検出されている間は、前記転写位置において、前記圧接状態、および、前記粘着剤塗布面を前記記録媒体の裏面に圧接していない非圧接状態を所定時間毎に交互に形成することもできる。
また、本発明では、前記記録媒体として普通紙を用いることができる。これにより、予め接着剤が塗布された高価な記録媒体を用いずに、廉価な普通紙を用いて粘着ラベルを作成できる。よって、粘着ラベルの作成コストを従来よりも削減できる。また、粘着剤付加機構、例えば、転写機構を作動させずに印刷および切断を行うことにより、粘着部を形成していないレシートなども発行可能である。しかも、このとき、粘着ラベルとレシートの発行を同一の記録媒体で行うことができるため、記録媒体を交換することなく、粘着ラベルとレシートの発行を混在させて行うことが可能である。従って、ユーザーにとって極めて利便性が高い。
本発明は、このように、オートカッターによる自動切断位置を通過した後に記録媒体に粘着剤を付加することができるため、予め接着剤が付加された高価な記録媒体を用いる必要がなく、廉価な普通紙を用いて粘着ラベルを作成できる。また、このような構成では、記録ヘッドやオートカッター、および、転写位置よりも上流側の搬送経路に粘着剤が付着したり剥離成分が堆積することがない。従って、粘着剤や剥離成分に起因する紙ジャムや印刷障害などの防止のために、これらの装置部分に非粘着処理を施す必要がない。また、糊撤去などのための機構を設けたり、粘着剤撤去のための定期的なメンテナンスを行う必要もない。更に、記録媒体に塗布しておいた粘着剤を加熱によって活性化する構成などのように、大掛かりな加熱機構や電源を設ける必要もない。よって、プリンターの装置コストを削減して装置をコンパクトにすることができ、メンテナンスの負担も軽減できる。
本発明に係るプリンターの主要部分の断面構成を示す説明図である。 本発明に係るプリンターの主要部分の平面構成を示す説明図である。 プリンターの制御系の概略構成を示すブロック図である。 粘着ラベル作成時のプリンターの制御を示すフローチャートである。 粘着ラベル作成時のプリンターの各部の動作状態を示すタイミングチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したプリンターおよび粘着ラベルの作成方法の実施の形態を説明する。
図1はプリンターの主要部分の断面構成を示す説明図、図2はプリンターの主要部分の平面構成を示す説明図である。図1、図2に示すように、プリンター1は、ロール紙装填部2、印刷機構3、オートカッター4などが配置されているプリンター本体部1Aと、プリンター本体部1Aの装置前面側に配置されている粘着剤転写部1Bを備えている。
印刷機構3は、記録ヘッド5およびこれと対峙するように配置されているプラテンローラー6(第1搬送ローラー)を備えている。本実施形態では、記録ヘッド5としてサーマルヘッドを用いている。ロール紙装填部2に装填されたロール紙7から引き出した記録紙Pを、記録ヘッド5およびプラテンローラー6によって規定される印刷位置A(第1搬送位置)を通過するようにセットし、プラテンローラー6を回転させると、ロール紙7から印刷位置Aに向かう方向に記録紙Pが搬送される。この搬送動作に連動して記録ヘッド5を駆動することにより、記録紙Pの表面に印刷が行われる。印刷済みの記録紙Pの部分は、図示しない紙案内部材などによってオートカッター4による切断位置Bに案内され、切断位置Bを通って搬送される。本実施形態では、記録紙Pとして、レシート等を印刷するための普通紙を用いている。なお、普通紙以外の素材の記録媒体を用いても良い。
オートカッター4は、プリンター本体部1Aにおける粘着剤転写部1Bの接続位置に設けられている。記録紙Pは、印刷位置Aおよび切断位置Bを経由するプリンター本体部1A内の搬送経路8Aに沿って搬送された後、粘着剤転写部1B内に導入される。そして、搬送経路8Aと連続している粘着剤転写部1B内の搬送経路8Bに沿って搬送され、プリンター1の外部に排出される。
粘着剤転写部1Bには、搬送経路8Bに沿って搬送される記録紙Pに粘着剤を転写するための転写機構9(粘着剤付加機構)と、転写機構9による粘着剤の転写位置C(第2搬送位置)よりも上流側において記録紙Pの有無を検出するための紙検出センサー10が設けられている。また、粘着剤転写部1Bには、プリンター本体部1A側の記録紙搬送機構であるプラテンローラー6の回転に連動して記録紙Pを搬送可能な繰り出しローラー11A、11Bが設けられている。
転写機構9は、転写位置Cにおける記録紙Pの裏面側(図1では図面上方側)に配置された転写ローラー12を備えている。転写ローラー12は、記録紙Pを横断する方向に延びる回転軸13に固定されている。回転軸13の両端はプリンター1の左右の側フレーム14a、14bに回転自在に支持されている。上記の繰り出しローラー11A、11Bは、回転軸13の一端側および他端側に転写ローラー12を挟んで配置され、回転軸13と一体回転するように取り付けられている。転写ローラー12は、記録紙Pの幅方向の中央に配置されており、記録紙Pの左端部分および右端部分には繰り出しローラー11A、11B(第2搬送ローラー)のローラー面が接触している。
また、転写機構9は、転写ローラー12と平行な回転軸線に沿って回転自在に取り付けられた供給ドラム15(供給部)および巻き取りドラム16(巻き取り部)を備えている。供給ドラム15には、未使用の粘着剤テープTがロール状に巻かれた状態で装着される。粘着剤テープTは、帯状の剥離フィルムの片面に粘着剤を塗布したものであり、粘着剤塗布面に記録紙Pを圧接することにより、記録紙Pに粘着剤を転写することができる。供給ドラム15から引き出した粘着剤テープTを、粘着剤塗布面を外側に向けて転写ローラー12に掛け渡した後、巻き取りドラム16との間に張り渡すと、粘着剤テープTの粘着剤塗布面が、転写位置Cを通過する記録紙Pの裏面に対峙した状態となる。
供給ドラム15から転写ローラー12側に未使用の粘着剤テープTが繰り出されるときには、供給ドラム15と連動して回転する巻き取りドラム16に、転写ローラー12を通過した使用済みの粘着剤テープTが巻き取られる。なお、供給ドラム15と巻き取りドラム16を連動回転させる機構(図示省略)は、供給側のロールの径が減少し、巻き取り側のロールの径が増大することによる供給ドラム15と巻き取りドラム16の回転量のずれに応じて、供給ドラム15と巻き取りドラム16の回転位置をずらしながら連動回転させるように構成されている。これにより、粘着剤テープTの張力を適性状態にしておくことができる。また、転写位置Cに粘着剤テープTを供給し使用済みの粘着剤テープTを巻き取るための構成は、このような構成に限定されず、適宜変更することができる。
更に、転写機構9は、転写ローラー12のローラー面を押圧するための押圧機構17を備えている。この押圧機構17は、転写ローラー12のローラー面と対峙するように配置された加圧プラテン18(押圧部材)と、加圧プラテン18をローラー面側に向かう前進方向、およびローラー面から離れる後退方向に進退動させるプランジャー19によって構成されている。プランジャー19を駆動して加圧プラテン18を転写ローラー12側に前進させると、転写ローラー12に掛け渡された粘着剤テープTの粘着剤塗布面に記録紙Pの裏面が圧接された状態(圧接状態)を形成することができる。一方、加圧プラテン18を転写ローラー12から離す方向に移動させると、粘着剤テープTに記録紙Pを圧接しない状態(非圧接状態)が形成される。
繰り出しローラー11A、11Bが回転して記録紙Pが搬送されると、転写ローラー12も一体回転し、記録紙Pと共に粘着剤テープTも移動する。従って、圧接状態で記録紙Pが搬送されると、加圧プラテン18と転写ローラー12の間を記録紙Pおよび粘着剤テープTが圧接状態で通過する。そして、この際に、粘着剤テープTから記録紙Pに粘着剤が転写される。一方、非圧接状態では、記録紙Pが単に転写位置Cを通過するのみで粘着剤は転写されず、転写ローラー12は搬送量に応じた回転量だけ空転する。
ここで、プラテンローラー6の回転軸6aはプリンター1の左右の側フレーム14a、14bの間に回転自在に掛け渡されており、一方の側フレーム14bの外側に紙送りモーター20が配置されている。紙送りモーター20の出力軸20aと、紙送りモーター20の側に突出している回転軸6aとの間には、出力軸20aの回転を所定の減速比で回転軸6aに伝達する伝動歯車列21(伝動機構)が設けられている。
一方、繰り出しローラー11A、11Bの回転軸13は、その一端が回転軸6aと同様に側フレーム14bの外側に突出しており、回転軸13と出力軸20aとの間には、出力軸20aの回転を所定の減速比で回転軸13に伝達するための伝動歯車列22(伝動機構)と、伝動歯車列22の出力歯車と回転軸13との間に介在している電磁クラッチ23(クラッチ手段)が設けられている。
電磁クラッチ23を非接続状態に切り換えると、伝動歯車列22の出力歯車の回転が回転軸13に伝達されない状態となる。よって、この状態で紙送りモーター20を駆動すると、プラテンローラー6のみが回転し、繰り出しローラー11A、11Bは回転しない。一方、電磁クラッチ23を接続状態に切り換えると、伝動歯車列22の出力歯車の回転が回転軸13に伝達される。よって、この状態で紙送りモーター20を駆動すると、プラテンローラー6と繰り出しローラー11A、11Bが連動して回転し、印刷位置Aと転写位置Cの2箇所で記録紙Pが搬送される。
図3はプリンターの制御系の概略構成を示すブロック図である。プリンター1の制御系は、CPUおよびROM、RAMなどの記憶領域を備えた制御部30を中心に構成されている。制御部30は図示しないホスト装置などと接続されており、ホスト装置から受信する印刷データやコマンドに基づいてプリンター1の各部を制御する。また、制御部30には紙検出センサー10の検出出力が入力されており、紙検出センサー10の検出出力に基づいて記録紙Pの搬送位置を把握し、プリンター1の各部を制御する。
制御部30は、受信した印刷データに基づいて紙送りモーター20および記録ヘッド5を駆動し、記録紙Pへの印刷を行う。また、記録紙Pのカット位置が切断位置Bを通過するタイミングに応じてオートカッター4を駆動し、記録紙Pの切断を行う。更に、粘着剤を転写すべき記録紙Pの部分が転写位置Cを通過するタイミングで押圧機構17のプランジャー19を駆動し、圧接状態を形成する。また、制御部30は、電磁クラッチ23のオンオフを制御することにより、プリンター本体部1Aおよび粘着剤転写部1Bにおける記録紙Pの搬送を適切に行う。
(粘着ラベル作成の制御)
図4は粘着ラベル作成時のプリンターの制御を示すフローチャートである。また、図5は粘着ラベル作成時のプリンターの各部の動作状態を示すタイミングチャートであり、図5(a)はプラテンローラー、図5(b)は記録ヘッド、図5(c)はオートカッター、図5(d)は電磁クラッチ、図5(e)は繰り出しローラーの各動作状態である。また、図5(f)はユーザーによる粘着ラベルの手動取り出し動作の実行タイミングであり、図5(g)は紙検出センサー、図5(h)は押圧機構のプランジャー、図5(i)は転写ローラーの各動作状態である。
プリンター1の制御部30は、印刷データを受信すると、図4のフローチャートの処理を開始する。まず、プリンター本体部1Aでは、ステップS1において、電磁クラッチ23を接続状態に切り換える。続いて、ステップS2において、紙送りモーター20を駆動開始して、プラテンローラー6を正転方向に回転開始させ、下流側に向けて記録紙Pの搬送を開始する。このとき、繰り出しローラー11A、11Bも回転開始する。そして、記録紙Pの印刷領域が印刷位置Aに到達すると、ステップS3に進む。ステップS3では、記録ヘッド5を駆動開始して、記録紙Pの搬送動作と連動させた記録紙Pへの印刷動作を開始する。
制御部30は、ステップS2で記録紙Pの搬送動作を開始する一方で、並行して、粘着剤転写部1Bでの処理を開始する。具体的には、ステップS4において、一定時間毎に紙検出センサー10の検出出力を監視する。紙検出センサー10の検出出力が「紙有り」になったことを検出した場合には(ステップS4:Yes)、制御部30は、ステップS2、S3で開始した搬送・印刷動作と並行して、押圧機構17による圧接動作(ステップS5〜S8)を開始する。このとき、圧接動作を開始するタイミングは、紙検出センサー10から転写位置Cまでの距離などに応じて適宜設定すればよい。
ステップS5〜S8では、制御部30は、押圧機構17を一定時間毎に圧接状態と非圧接状態に切り換える。まず、ステップS5において、プランジャー19を駆動開始して押圧機構17を圧接状態に切り換える。続いて、ステップS6に進み、圧接状態を維持したまま、設定時間が経過するまでタイマーを監視する。設定時間が経過したら(ステップS6:Yes)、ステップS7に進み、プランジャー19の駆動を停止して、押圧機構17を非圧接状態に切り換える。続いて、ステップS8に進み、非圧接状態を維持したまま、設定時間が経過するまでタイマーを監視する。設定時間が経過したら(ステップS8:Yes)、ステップS5に戻る。
制御部30は、ステップS5を開始した後は、ステップS4における「紙有り」状態を検出するための監視処理を終了し、「紙無し」状態を検出するための監視処理(ステップS9)を開始する。そして、ステップS5〜S8の処理と並行してステップS9の監視処理を継続する。制御部30は、紙検出センサー10の検出出力が「紙無し」に切り換わるまではステップS5〜S8の処理を繰り返す。そして、紙検出センサー10の検出出力が「紙無し」になったことを検出した場合には(ステップS9:Yes)、ステップS10に進む。ステップS10では、押圧機構17による間欠的な押圧動作を終了して、押圧機構17を非圧接状態に切り換える。
制御部30は、上記のように、粘着剤転写部1Bにおける「紙有り」「紙無し」の検出処理、および、押圧機構17による押圧動作を実行する一方、これと並行してプリンター本体部1Aにおける印刷・搬送動作を続けている。制御部30は、印刷データで指示された内容の印刷が終了したら、ステップS11に進み、記録ヘッド5の駆動を終了する。続いて、ステップS12に進み、オートカッター4による切断位置Bに記録紙Pのカット位置が位置決めされるまで記録紙Pを搬送し、記録紙Pの搬送を停止する。これにより、プラテンローラー6および繰り出しローラー11A、11Bの回転が停止する。また、このとき、電磁クラッチ23を非接続状態に切り換える。
次に、制御部30は、ステップS13に進み、記録紙Pのオートカット処理を実行する。続いて、ステップS14に進み、印刷待機状態に入るか、あるいは、次の印刷を開始するための頭出し動作などのために、記録紙Pの逆送動作を行う。そして、プリンター本体部1A側での処理を終了する。この逆送動作は、電磁クラッチ23が非接続の状態で行われるため、粘着剤を転写済みの記録紙Pの部分は逆送されない。よって、転写位置Cよりも上流側の機構に粘着剤が付着せず、粘着剤による紙ジャムの発生を抑制できる。
なお、制御部30は、ステップS13、S14のオートカット処理および逆送処理を、これらの処理を実行する旨のコマンドを受信している場合のみ実行することができる。この際、オートカット処理を実行していない場合には、逆送処理を行わないようにすることもできる。このようにすれば、粘着剤が転写された未切断の記録紙Pの部分が逆送されることがない。よって、紙ジャムの発生を抑制できる。
印刷済みの記録紙Pは、ステップS12で紙送りモーター20が停止されるまでは、プラテンローラー6および繰り出しローラー11A、11Bの回転によって搬送される。そして、このとき、転写位置Cを通過する記録紙Pの部分に、ステップS5〜S8の圧接動作によって粘着剤が転写される。本実施形態では、圧接動作を間欠的に行っているため、粘着剤の転写が行われる期間と、粘着剤の転写が行われない期間が交互に繰り返される。従って、記録紙Pの裏面に粘着剤が一定間隔ごとに転写される。
また、本実施形態では、オートカッター4による自動切断以降は電磁クラッチ23を非接続状態に切り換えている。このため、切断済みの記録紙片は、ユーザーが手動で引っ張り出すまでは、転写位置Cに引っかかった状態で保持される。従って、粘着剤が付いた記録紙片が、ユーザーが受け取る前に自動的にプリンター1から落下することがない。
ユーザーは、オートカッター4による切断後、図5(f)に示すように、任意のタイミングで記録紙片の手動取り出し動作を行う。ここで、本実施形態では、紙検出センサー10の検出出力が「紙無し」に切り換わるまでは、押圧機構17による間欠的な圧接動作を継続している。つまり、オートカッター4による切断後、ユーザーが手動取り出し動作を行う前は、切断位置Bと転写位置Cとの間に記録紙Pが留まっているので、「紙有り」状態が継続しており、間欠的な圧接動作が継続されている。
従って、この状態で、ユーザーが記録紙片を手動で引き出すと、転写位置Cよりも上流側にあった記録紙片の後端部分が転写位置Cを通過し、この部分に、粘着剤が所定間隔で間欠的に転写される。従って、ユーザーが引き出した記録紙片は、前端から後端までの全範囲にわたって間欠的に粘着剤が塗布された粘着ラベルとして用いることができる。なお、この手動取り出し動作の際には、電磁クラッチ23が非接続状態に切り換わっているため、繰り出しローラー11A、11Bが従動回転する。よって、記録紙片が取り出し不能になることがない。そして、記録紙片の後端が紙検出センサー10による検出位置を通過すると、上記のステップS10で説明したように、押圧機構17が非圧接状態に切り換わる。従って、記録紙片の後端が転写位置Cを通過終了する直前に粘着剤の転写が終了する。以上により、粘着剤転写部1Bにおける処理も終了する。
以上のように、本実施形態では、予め粘着剤が塗布されたラベル紙などの高価な記録媒体を用いずに、廉価な普通紙を用いて粘着ラベルを作成できる。よって、粘着ラベルの作成コストを従来よりも削減できる。また、転写機構9を非圧接状態で待機させたまま印刷および切断を行うことも可能である。このようにすれば、レシートなどを発行することもできる。このように、本実施形態では、粘着ラベルとレシートの発行を同一の記録紙P(普通紙)を装填したまま行うことができるため、極めて利便性が高い。
また、オートカッター4による切断位置Bを通過した後に記録紙Pに粘着剤を転写する本実施形態の構成では、記録ヘッド5やオートカッター4、および、転写位置Cよりも上流側の搬送経路を構成する部材に粘着剤が付着したり剥離成分が堆積することがない。従って、粘着剤や剥離成分に起因する紙ジャムや印刷障害などの防止のために、これらの装置部分に非粘着処理を施す必要がない。また、粘着剤撤去などのための機構を設けたり、粘着剤撤去のための定期的なメンテナンスを行う必要もない。更に、記録紙Pに塗布しておいた粘着剤を加熱によって活性化するための大掛かりな加熱機構や電源を設ける必要もない。よって、プリンター1の構成を簡素化でき、装置コストを削減できると共に、メンテナンスの負担も軽減できる。
(改変例)
(1)上記実施形態では、転写ローラー12を回転軸13と一体回転するように取り付けていたが、転写ローラー12を回転軸13に対して回転自在に取り付けても良い。このようにすると、圧接状態を形成して記録紙Pを搬送したときに、圧接力によって記録紙Pに張り付いた粘着剤テープTが記録紙Pと共に下流側に引っ張られて移動し、このとき、粘着剤テープTが巻き付いた転写ローラー12が従動回転する。従って、転写ローラー12を回転軸13と一体回転させている場合と同様に、粘着剤の転写を行うことができる。更に、転写ローラー12を回転軸13に対して回転自在にした場合には、非圧接状態のときに転写ローラー12が空転せず停止している。このため、粘着剤が転写されないにもかかわらず、粘着剤テープTが巻き取られてしまうことがない。従って、粘着剤テープTの無駄な消費を抑制できる。
(2)上記実施形態では、押圧機構17を一定時間毎に圧接状態と非圧接状態に切り換えていたが、記録紙片における粘着剤の転写位置および転写範囲に応じて、切り換えタイミングを適宜変更することができる。このようにすれば、粘着剤の転写位置および転写範囲を適宜変更することができる。例えば、圧接期間を長くし、非圧接期間を短くすることにより、粘着剤の転写面積を多くすることができる。また、記録紙片の前端と後端のみに粘着剤を転写したり、記録紙片の中央のみに粘着剤を転写するなどのように、部分的にのみ粘着剤を転写することも可能である。また、上記実施形態では、記録紙Pを切断位置Bに位置決めして停止させた後も間欠的な押圧動作を継続しているが、停止後は圧接状態を維持させるようにしておき、「紙無し」が検出されたら非圧接状態に切り換えるようにしてもよい。このようにすれば、停止している状態の記録紙片に対して無駄に間欠的な圧接動作が行われることがなくなる。
(3)上記実施形態では、サーマルヘッドとプラテンローラーからなる印刷機構3を用いているが、インクジェット方式の印刷機構を用いることもできる。この場合には、プリンター本体部1Aに、印刷機構とは別途に搬送ローラーを設けておくことが望ましい。
(4)上記実施形態の粘着剤転写部1Bは、剥離テープに塗布した粘着剤を用いて、記録媒体に粘着剤を転写するものであったが、転写以外の方法によって記録紙Pに粘着剤を付加する粘着剤付加機構を用いてもよい。例えば、ロールコーターのような粘着剤塗布機構、あるいは、粘着剤を滲出させた被圧接面に記録紙Pを圧接するスタンプ機構などを備える粘着剤付加機構を用いても良い。
(5)上記実施形態の粘着剤転写部1Bを、プリンター本体部1Aに対して着脱可能な粘着剤転写ユニットとして構成してもよい。また、転写以外の方法によって記録紙Pに粘着剤を付加する粘着剤付加機構を、プリンター本体部1Aに対して着脱可能な粘着剤付加ユニットとして構成してもよい。このとき、着脱位置は、オートカッター4による切断位置Bの下流側とする。このようにすれば、必要に応じて、レシート作成用のプリンターを粘着ラベル作成用のプリンターに転用でき、逆の転用も可能である。よって、構成の共通化による装置コストの削減が可能になり、ユーザーの利便性も高い。
1…プリンター、1A…プリンター本体部、1B…粘着剤転写部、2…ロール紙装填部、3…印刷機構、4…オートカッター、5…記録ヘッド、6…プラテンローラー(第1搬送ローラー)、6a…回転軸、7…ロール紙、8A…搬送経路、8B…搬送経路、9…転写機構(粘着剤付加機構)、10…紙検出センサー、11A、11B…繰り出しローラー(第2搬送ローラー)、12…転写ローラー、13…回転軸、14a、14b…側フレーム、15…供給ドラム(供給部)、16…巻き取りドラム(巻き取り部)、17…押圧機構、18…加圧プラテン(押圧部材)、19…プランジャー、20…紙送りモーター、20a…出力軸、21…伝動歯車列(伝動機構)、22…伝動歯車列(伝動機構)、23…電磁クラッチ(クラッチ手段)、30…制御部、A…印刷位置(第1搬送位置)、B…切断位置、C…転写位置(第2搬送位置)、P…記録紙(記録媒体)、T…粘着剤テープ

Claims (11)

  1. 印刷位置を経由する搬送経路に沿って長尺の記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記印刷位置において前記記録媒体に印刷を行う記録ヘッドと、
    前記搬送経路における前記印刷位置の下流側の切断位置において前記記録媒体を切断するオートカッターと、
    前記搬送経路における前記切断位置の下流側の転写位置において、当該転写位置を通過する前記記録媒体に剥離フィルムに塗布された粘着剤を転写する粘着剤転写機構と、
    前記搬送経路における前記切断位置よりも上流側の第1搬送位置において前記記録媒体を搬送する第1搬送ローラーと、
    前記転写位置において前記記録媒体を搬送する第2搬送ローラーと、
    を有するプリンターであって、
    前記粘着剤転写機構は、
    前記剥離フィルムが粘着剤塗布面を外側に向けて掛け渡され、前記第2搬送ローラーと同軸状態に取り付けられている転写ローラーと、
    当該転写ローラーに前記剥離フィルムを繰り出す供給部と、
    前記転写ローラーを経由した前記剥離フィルムを巻き取る巻き取り部と、
    前記転写ローラーのローラー面に対峙している押圧部材を当該ローラー面に向けて前進または後退させることにより、前記粘着剤塗布面に前記記録媒体を圧接する圧接状態、および、前記粘着剤塗布面に前記記録媒体を圧接しない非圧接状態を形成する押圧機構とを備え、
    前記第1搬送ローラーと前記第2搬送ローラーは連動して回転し、前記第2搬送ローラーと前記転写ローラーが一体回転することを特徴とするプリンター。
  2. 請求項1において、
    前記搬送経路における前記転写位置の上流側に配置された記録媒体検出用のセンサーと、
    当該センサーの検出結果に基づき、前記押圧機構を前記圧接状態あるいは前記非圧接状態に切り換える制御部とを備えることを特徴とするプリンター。
  3. 請求項2において、
    前記制御部は、前記押圧機構を前記圧接状態と前記非圧接状態に所定時間毎に交互に切り換えることを特徴とするプリンター。
  4. 請求項2において、
    前記第2搬送ローラーを前記第1搬送ローラーの回転に連動して回転させる接続状態と、前記第2搬送ローラーを前記第1搬送ローラーの回転に連動させない非接続状態と、に切換可能なクラッチ手段を備えることを特徴とするプリンター。
  5. 請求項1において、
    前記第2搬送ローラーは、前記転写ローラーを挟んで、前記転写ローラーの回転軸の一端側および他端側に取り付けられており、前記転写位置における前記記録媒体の幅方向の通過領域内に配置されていることを特徴とするプリンター。
  6. 請求項1ないし5のいずれかの項において、
    前記粘着剤転写機構を、プリンター本体における前記切断位置の下流側に着脱可能な粘着剤付加ユニットとして構成したことを特徴とするプリンター。
  7. 請求項6に記載のプリンターが備える粘着剤付加ユニット。
  8. 請求項1に記載されたプリンターの粘着ラベルの作成方法であって、
    長尺の記録媒体をプリンター内の搬送経路に沿って搬送しながら、前記記録媒体の表面に印刷を行うと共に、印刷済みの前記記録媒体の部分を印刷位置の下流側において自動切断し、
    当該自動切断の実施前、あるいは、自動切断の実施後に、前記搬送経路における前記記録媒体の切断位置の下流側において、転写ローラーに掛け渡された剥離フィルムの粘着剤塗布面に、前記記録媒体の裏面を圧接する圧接状態を形成し、
    切断前の前記記録媒体を前記プリンターの搬送機構により自動搬送する動作、あるいは、切断済みの記録媒体片を手動で下流側へ引っ張る動作を行うことにより、前記圧接状態が維持されている間に前記転写位置を通過する前記記録媒体の部分に前記剥離フィルムの粘着剤を転写することを特徴とする粘着ラベルの作成方法。
  9. 請求項8において、
    前記転写位置の上流側において前記記録媒体の有無を検出し、
    当該検出した前記記録媒体の有無に基づき、前記圧接状態および前記非圧接状態を形成することを特徴とする粘着ラベルの作成方法。
  10. 請求項9において、
    前記記録媒体が検出されている間は、前記転写位置において、前記圧接状態、および、
    前記粘着剤塗布面を前記記録媒体の裏面に圧接していない非圧接状態を所定時間毎に交互
    に形成することを特徴とする粘着ラベルの作成方法。
  11. 請求項8ないし10のいずれかの項において、
    前記記録媒体として、普通紙を用いることを特徴とする粘着ラベルの作成方法。
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