JP4514498B2 - 2方向制振装置とそれを用いた建築構造物の制振装置 - Google Patents

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本発明は、建築構造物の地震、風などによる2方向制振を行うことができる制振装置と、これを用いた建築構造物の制振装置に関する。
建物などの建築構造物の免震は、主として水平2方向のみに対して考えられてきた。ところが、例えば原子力施設その他の建築物おいて、水平2方向のみならず上下方向の振動に対しても免震や制振を行うという機運が高まっている。制振ダンパーは、主に、1方向の振動に対して、有効に制振効果を発揮するものは従来技術にあるが、2方向の振動に対する制振ダンパーは、技術的に困難であった。
この要望に応えるべく従来技術として、特開平7−150810号(特許文献1)、特開平9−60334号(特許文献2)、特開平11−294521(特許文献3)等が提案されている。
特開平7−150810号に開示の技術は、支持板で支持したバネにより上部構造を支持すると共に、バネを支持する支持板を上下方向に伸縮するオイルダンパーで支持し、上部構造の水平方向の振動を前記バネの撓みにより免震し、上下方向の振動やロッキング振動と呼ばれる鉛直面内での回転振動を、バネの伸縮とオイルダンパーとの協働で免震するものである。しかし、この従来技術は構造が複雑である。
特開平9−60334号に開示の技術は、三角形の頂部をなす2本の斜め柱の下端を基礎構造に設置した弾性体からなる支承体で支持し、前記斜め柱の上端部で建物の最下部を支持し、左右の斜め柱の下部は軸方向ダンパーで連結している。この従来技術は、建物の水平方向の振動は弾性体からなる支承体により免震し、上下方向の振動は弾性体と共に斜め柱が左右に拡がるのに伴って軸方向ダンパーが伸縮することで制振するものである。この従来例も構造が複雑で各部材を所定配置に組み立てるには手間がかかる。
特開平11−294521号に開示の技術は、Y軸方向とX軸方向に配置したオイルダンパーを連結機構を用いて連結し、このY軸方向とX軸方向のオイルダンパーにより構造物の上下方向と水平方向の振動を制振するものである。この従来例は構造が複雑で各部材を組み立てるのに手間がかかると共に、オイルダンパーの作動はオイルの流れ具合により影響されて円滑な伸縮動作が阻害されるなど制振機能に不具合が生じやすいという問題がある。
その他に1方向の制振装置としては、アンボンド制振ブレース、制振間柱、制振壁等が知られている。これらの制振装置は、当該装置に作用する荷重が軸方向力(アンボンドブレースなど)、1方向せん断力(間柱、制振壁など)に対して抵抗し、且つ減衰力を発揮するものであった。
特開平7−150810号公報 特開平9−60334号公報 特開平11−294521号公報
従来の2方向制振装置は、水平方向と上下方向の各振動制振部材が複雑な構成を有し、かつ複雑に組み立てられているため製作の手間と製作コストが嵩む問題があった。また、制振装置の製作のため現場施工が占める割合が多く、この点でも制作費、施工費がコストアップするという問題があった。さらに、従来の2方向制振装置は、設置できる場所が限定されていて、1つの制振装置を各種の用途に共有できなかった。例えば、基本構造は変えないで1つの2方向制振装置を、建物の基礎部に設置し、または、2つの建築構造物の間に設置し、あるいは柱・梁フレームの構面に設置して使用することはできなかった。
また、従来のアンボンドブレースや制振間柱などの1方向の制振装置では、水平方向と上下方向の2方向の振動を円滑に制振できなかった。
本発明は、前記の問題点を解決したもので、2方向制振装置の構成を簡潔化すると共にユニット化することによって、工場製作に適し、かつ、現場での設置作業を簡略化し、さらに、複数の使用形態で実施できるようにした制振装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は次のように構成する。
第1発明は、X軸方向弾塑性部材とY軸方向弾塑性部材を、直交するX軸線とY軸線上に軸線を揃えて配置し、両弾塑性部材を軸線交差部に配設した連結部材で一体的に結合すると共に、X軸方向弾塑性部材の端部に第1取付プレートに設けた反力受け部材を固着し、Y軸方向弾塑性部材の端部に第2取付プレートを固着し、上記連結部材は、上記Y軸方向弾塑性部材の一端部に溶接される水平支持板と、上記水平支持板との間で正面T字状に固着される鉛直支持板とを有し、上記水平支持板の下面と上記鉛直支持板の両側面には、X軸方向弾塑性部材の軸線上に中間部補強リブと、その両外側に位置する両端部補強リブとが固着され、更に一端部が上記反力受け部材に、下端部が上記第1取付けプレートに固着された反力プレートが、上記X軸方向弾塑性部材の両側に配設されていることを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、上記反力プレートの他の一端部は、上記鉛直支持板の両側面との間に間隙Sが形成され、上記両端部補強リブの下端部は、上記第1取付プレートとの間に移動間隙S1が形成され、上記中間部補強リブは、その下端部と上記X軸方向弾塑性部材との間に移動間隙S2が形成されていることを特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明において、固有振動数が異なる2つの建築物の間に配置したうえ、第1と第2の取付プレートを前記相対向する建築物に固着することを特徴とする。
第4発明は、第1発明または第2発明の2方向制振装置を、建築物における柱と上下の梁で囲まれる構面内に配置したうえ、前記第1と第2の取付プレートを上下梁に固着し、または相対向する柱に固着したことを特徴とする。
本発明によると、連結部材で一体化したX軸方向とY軸方向の弾塑性部材が、構造物に作用する水平方向と上下方向の直角2方向の力に対してせん断降伏することで制振効果を発揮でき、従来の2方向制振装置に較べて構成が簡潔で安価に製作できる。また、アンボンブレースや制振間柱等の1方向制振装置に比べても、これらに必要なエネルギー吸収部材の座屈補剛部材(座屈拘束部材、補強リブなど)が不要となり、製作加工が容易で製作コストを低減できる。
X軸方向とY軸方向の弾塑性部材を普通鋼材、低降伏点鋼材、アルミニュウム合金等からなる金属管で構成することにより、該金属管の断面が丸であることによる方向の自由性を生かし製作コストを一層低減できる。
本発明の2方向制振装置はユニット化しているので工場での量産に適し、また、第1と第2の取付プレートにより構造物の取付面に簡単に取付けることができるので施工性が向上する。また、本発明は多用な使用形態で実施でき、例えば、構築物の基礎に設置して制振し、また、2つの建築構造物の間に配設して同時に両建築構造物を制振でき、さらに、柱・梁で囲まれる構面に設置して柱・梁の制振を行うことができる。
次に本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は、1使用形態として示す2方向制振装置の全体図、(b)、(c)は、図1(a)のA−A断面図とB−B断面図である。
図1によって、実施形態に係る2方向制振装置1の全体を説明すると、互いに交差するX軸線(イ)とY軸線(ロ)に各々の軸線が揃うようにX軸方向弾塑性部材2aとY軸方向弾塑性部材3aが配置され、この両弾塑性部材2a、3aはX軸線(イ)とY軸線(ロ)の交差部に配置した連結部材4により連結されており、かつX軸方向弾塑性部材2aの両端部は、第1取付けプレート5の側面に間隔をおいて溶接にて固着した2つの反力受け部材6に固着されている。Y軸方向弾塑性部材3aの一端部は、連結部材4における水平支持板8に溶接されており、他端部には、第2取付けプレート7が固着されている。
X軸方向弾塑性部材2aとY軸方向弾塑性部材3aは何れも、普通鋼材、低降伏点鋼材、アルミニュウム合金等からなる金属管で構成されている。以下では、X軸方向弾塑性部材2aの1例として横鋼管ダンパー2を示して説明し、Y軸方向弾塑性部材3aの1例として縦鋼管ダンパー3を示して説明する。縦鋼管ダンパー3はX軸線(イ)とY軸線(ロ)の交点よりも上側のY軸線(ロ)上に配置され、横鋼管ダンパー2は交点の両側のX軸線(イ)上に配置されている。また、縦鋼管ダンパー3には略200φの管体が使用され、横鋼管ダンパー2には略150φの管体が使用されている。
連結部材4は、図示例のように鋼板からなる水平支持板8と鉛直支持板10を正面T字状に溶接して構成される。横鋼管ダンパー2は、X軸線(イ)とY軸線(ロ)の交点の両側で分断された左右の鋼管部材2c、2cからなっており、各鋼管部材2c、2cの端部が鉛直支持板10の側面に溶接されている。横鋼管ダンパー2は一体物でもよくその場合は、鉛直支持板10に貫通孔を設け、この貫通孔に横鋼管ダンパー2を挿通させ、その挿通部周縁を溶接して横鋼管ダンパー2と鉛直支持板10を固着してもよい。
実施形態に係る2方向制振装置1は、全体が簡潔でユニット化された構成である。また、2方向制振装置1の第1取付けプレート5と第2取付けプレート7は、上下で略700mm離れて平行に配置されている。したがって、使用形態としては、第1と第2の取付けプレート5、7を上下に配置し構造物に取付けて用いる縦置き使用と、各プレート5、7を左右に配置し構造物に取付けて用いる横置き使用の場合があり、縦、横使用は、用途に応じて使い分けできる。
2方向制振装置1の図1の使用形態を説明すると、第1取付けプレート5が構造物のコンクリート基礎11にアンカー12にて固着されている。第2取付けプレート7は、構造物の柱13の下端に取付けボルト14によって固着されている。
2方向制振装置1において、横鋼管ダンパー2と縦鋼管ダンパー3は、上下方向、左右方向の力が作用するとき、ある範囲内の振動では上下、水平力により弾性変形にて制振すると共に、ある範囲を越えると塑性変形して降伏する。このとき各鋼管ダンパーは、軸線方向の力よりも軸直角方向の力によって先に塑性変形(せん断降伏)する。図1において、構造物に作用する上下方向の力は、縦鋼管ダンパー3に軸方向の力として伝達され、横鋼管ダンパー2には、連結部材4を介して軸直角方向の力として伝達される。これにより横鋼管ダンパー2が縦鋼管ダンパー3よりも先にせん断降伏して上下方向の振動を制振する。
また、建築構造物に作用する水平方向の力は、縦鋼管ダンパー3に軸直角方向の力として伝達され、かつ、横鋼管ダンパー2には連結部材4を介して軸方向の力として伝達される。そして、横鋼管ダンパー2は軸方向の両端が反力受け部材6で受けられているから、縦鋼管ダンパー3には軸直角方向の力が伝達され、横鋼管ダンパー2よりも先にせん断降伏して水平方向の振動を制振する。
図2〜図7は、2方向制振装置1の各部の詳細構造を示す。
各図に示すように、横鋼管ダンパー2の両側には、反力プレート15が配設されていて、その一端部は反力受け部材6に溶接され、下端部は第1取付けプレート5に溶接されている。反力プレート15の他の一端部20は鉛直支持板10の両側面に近接しており、両部材間に間隙Sが形成されている。
鋼板製の水平支持板8の下面と鉛直支持板10の両側面に正面から見て直角3角形状の両端部補強リブ16と中間部補強リブ17が溶接されている。両端補強リブ16は平面から見て横鋼管ダンパー2の両外側に位置していて、その下端部18は正面から見て鉛直支持板10の下端部まで延びており、第1取付けプレート5との間に移動間隙S1が形成されている。中間部補強リブ17は、平面から見て横鋼管ダンパー2の軸線上に位置しており、その下端部19と横鋼管ダンパー2の上端部との間に若干の移動間隙S2が形成されている。
反力プレート15と両端部補強リブ16と中間部補強リブ17を設けたのは、次の理由による。
縦鋼管ダンパー3に水平方向の力が作用するとき、連結部材4の水平支持板8と一体の鉛直支持板10が横鋼管ダンパー2を水平移動(軸線移動)させる力が作用する。このとき横鋼管ダンパー2の端部が反力受け部材6に固着されているので、該横鋼管ダンパー2とその両側に配置された反力プレート15が反力受けとなって、縦鋼管ダンパー3には軸直角方向のせん断力が伝達されて塑性変形し、水平振動を制振する。その際、鉛直支持板10は初期の鉛直姿勢を保持していることが、縦鋼管ダンパー3を確実に塑性変形させる上で必要であるが、実際には、鉛直支持板10にはX軸線(イ)とY軸線(ロ)の交点を中心に曲げモーメントが作用するので、これを排除する必要がある。
本実施形態では、鉛直支持板10と水平支持板8を両端部補強リブ16と中間部補強リブ17により剛性を高めることで曲げモーメントが作用するのを排除している。また、横鋼管ダンパー2の両側に反力プレート15を設けたことにより、鉛直支持板10が横移動するときは、間隙Sの距離では横鋼管ダンパー2に軸方向の力を伝達するが、反力プレート15の一端部20に当った後は、反力プレート15で受けられるので、横鋼管ダンパー2には一定以上の軸方向力が伝達されない。
また、鉛直支持板10は、反力プレート15の一端部20の間隙Sを介して円滑に上下動してその動きを横鋼管ダンパー2に軸直角方向のせん断力として伝達できる。なお、鉛直支持板8が上下動する際、曲げモーメントで傾いても反力プレート15の一端部20で受けられるので、当該鉛直支持板10は鉛直を保って反力受け部材6と平行に上下動でき、横鋼管ダンパー2に軸直角方向のせん断力を確実に伝達できる。
前記のとおり上下と左右の2方向の振動は、横鋼管ダンパー2と縦鋼管ダンパー3に軸直角方向のせん断力として伝達され、各鋼管ダンパーを塑性変形させることで簡潔な構成により円滑に2方向の振動を制振できる。
図8と図9は、2方向制振装置1の図1と異なる2つの使用形態を示す。
建築構造物には大小各種あり、また、鉄筋コンクリート造建物と鉄骨鉄筋コンクリート造建物があり、これらは固有振動数(振動周期)が異なる。図8は、これらの固有振動数が異なる2つの建築構造物21、22の間に配置され、建物の連結制振に応用した例である。この場合、第1取付けプレート5と第2取付プレート7は相対向する建築構造物21、22に固着する(つまり、横置き設置する)。2方向制振装置1の配置は、建築構造物21、22の間に上下方向および横方向に所定の間隔をあけて複数個設置する。
図8の形態で使用するとき、建築構造物21、22の間に発生する水平方向の振動(ホ)は、横鋼管ダンパー2がせん断降伏することで制振し、水平方向の振動(ヘ)は縦鋼管ダンパー3がせん断降伏することで制振し、2つの建物の2方向の振動を同時に制振できる。
図9の使用例では、2方向制振装置1を建築構造物における柱23と上下の梁24、25で囲まれる構面(壁面)内に縦置き配置したうえ、第1取付けプレート5と第2取付プレート7を下部と上部の梁25、24にボルト26、ナット27で固着している。図9の使用例では、建築構造物に発生する水平方向の振動は、上下梁24、25から縦鋼管ダンパー3に軸直角方向のせん断力として伝達され、上下方向の揺れに対しては横鋼管ダンパー2に軸直角方向のせん断力として伝達されることで、各鋼管ダンパーが塑性変形することで水平方向と上下方向の振動を制振できる。
前記のように本実施形態によると、建築構造物に作用する水平と上下方向の2方向の振動を効率的に制振できる。なお、X軸方向弾塑性部材2aとY軸方向弾塑性部材3aの1例として方向性がなく取り扱いやすい丸鋼管の例を示したが、その断面形状は丸以外であってもよい。横鋼管と縦鋼管ダンパー2、3の長さは、建物の層間変形を吸収できる管長に設けるのがよい。
(a)は、1使用形態として示す2方向制振装置の全体図、(b)、(c)は、図1(a)のA−A断面図とB−B断面図である。 (a)は、2方向制振装置の拡大正面図、(b)は、図2(a)のC−C断面図である。 図2(a)のD−D断面図である。 図2(a)のE−E断面図である。 (a)は、2方向制振装置における縦鋼管ダンパーの単体の正面図、(b)は、図5(a)のF−F断面図である。 (a)は、2方向制振装置における連結部材付きの横鋼管ダンパーの単体の正面図、(b)は図6(a)のG−G断面図である。 (a)は、図6(a)のH−H断面図(b)は、図7(a)のI−I断面図である。 (a)は、2方向制振装置の第1使用例の正面図、(b)は、図8(a)の部分平面図である。 2方向制振装置の第2使用例の正面図である。
符号の説明
1 2方向制振装置
2 横鋼管ダンパー
2a X軸弾塑性部材
3 縦鋼管ダンパー
3a Y軸弾塑性部材
4 連結部材
5 第1取付けプレート
6 反力受け部材
7 第2取付けプレート
8 水平支持板
10 鉛直支持板
11 コンクリート基礎
12 アンカー
13 柱
14 取付けボルト
15 反力プレート
16 両端部補強リブ
17 中間部補強リブ
18 下端部
20 一端部
21 建築構造物
22 建築構造物
23 柱
24 梁
25 梁
26 取付けボルト
27 ナット

Claims (4)

  1. X軸方向弾塑性部材とY軸方向弾塑性部材を、直交するX軸線とY軸線上に各軸線を揃えて配置し、両弾塑性部材を軸線交差部に配設した連結部材で一体的に結合すると共に、X軸方向弾塑性部材の端部に第1取付プレートに設けた反力受け部材を固着し、Y軸方向弾塑性部材の端部に第2取付プレートを固着し、
    上記連結部材は、上記Y軸方向弾塑性部材の一端部に溶接される水平支持板と、上記水平支持板との間で正面T字状に固着される鉛直支持板とを有し、
    上記水平支持板の下面と上記鉛直支持板の両側面には、X軸方向弾塑性部材の軸線上に中間部補強リブと、その両外側に位置する両端部補強リブとが固着され、
    更に一端部が上記反力受け部材に、下端部が上記第1取付けプレートに固着された反力プレートが、上記X軸方向弾塑性部材の両側に配設されていること
    を特徴とする2方向制振装置。
  2. 上記反力プレートの他の一端部は、上記鉛直支持板の両側面との間に間隙Sが形成され、
    上記両端部補強リブの下端部は、上記第1取付プレートとの間に移動間隙S1が形成され、
    上記中間部補強リブは、その下端部と上記X軸方向弾塑性部材との間に移動間隙S2が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の2方向制振装置。
  3. 請求項1または2記載の2方向制振装置を、固有振動数が異なる2つの建築物の間に配置したうえ、第1と第2の取付プレートを前記相対向する建築物に固着することを特徴とする建築構造物の制振装置。
  4. 請求項1または2記載の2方向制振装置を、建築物における柱と上下の梁で囲まれる構面内に配置したうえ、前記第1と第2の取付プレートを上下梁に固着し、または相対向する柱に固着したことを特徴とする建築構造物の制振装置。
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