JPH1120254A - プリンタおよびプリンタの制御方法 - Google Patents

プリンタおよびプリンタの制御方法

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JPH1120254A
JPH1120254A JP17622597A JP17622597A JPH1120254A JP H1120254 A JPH1120254 A JP H1120254A JP 17622597 A JP17622597 A JP 17622597A JP 17622597 A JP17622597 A JP 17622597A JP H1120254 A JPH1120254 A JP H1120254A
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JP
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label
printer
printing
paper
recording medium
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JP17622597A
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Inventor
Masayo Miyasaka
昌代 宮坂
Shugo Mochizuki
秀剛 望月
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール状の台紙に等間隔で貼られたラベルを
印字する度に、そのラベルを剥がして使用するときに、
ラベルを無駄にしないで済むプリンタを提供する。 【解決手段】 ラベルの貼られたロール紙10を紙経路
9を通ってサーマルヘッド5に送って印刷するプリンタ
1において、ラベルを印刷した後にプラテンローラー8
で、そのラベルが排出口4から出て剥がせる位置に達す
るまで紙送りし、ラベルが剥がされると、次のラベルの
印刷開始位置がサーマルヘッド5に達するまでロール紙
10を逆送り可能にする。これにより、剥がしたラベル
の次のラベルに印刷することができるので、一枚一枚の
ラベルを無駄にせずに印刷し、その度に剥がして使用す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロール紙に貼られた
ラベルに印刷可能なプリンタおよびその制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】裏面が粘着性のラベルがロール状の台紙
に一定のピッチで貼られており、そのラベルの表面に住
所や商品名などを印刷可能なラベルプリンタと称される
印刷装置が知られている。ロール紙には、各々のラベル
の開始位置を直接あるいは間接的に指示する抜き穴など
のマークが付されており、印刷装置(プリンタ)は、こ
のマークを検出して印刷部にラベルの印刷開始位置が達
するまでロール紙を紙送りし、ラベルに印刷を行う。順
々に印刷されたラベルは、ロール紙と共に排出口に送ら
れ、排出口から出たところで各々のラベルがロール紙か
ら剥がされて商品や葉書などに貼りつけられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなラベルプリ
ンタは、排出口から送り出される複数のラベルを順番に
剥いで使用するには都合が良い。しかしながら、1枚の
ラベルを単独で印刷するとき、あるいはラベルが印刷さ
れる度に剥がして使用したいときは、ラベルを印刷した
後にそのラベルを剥がせる位置まで紙送りする必要があ
り、排出口と印刷部の距離はラベル間の距離より長いの
で1枚以上のラベルが無駄になってしまう。ロール紙に
貼られたラベル同士の距離を長くして対処することも可
能であるが、ロール紙が無駄になる。
【0004】そこで、本発明においては、印刷されたラ
ベルをその都度剥がして利用したいときでもラベルが無
駄にならずに済むプリンタを提供することを目的として
いる。また、印刷されたラベルをその都度剥がして利用
する作業を効率良く行うことができるプリンタを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタは、複
数のラベルを基材に連続して貼付してなる記録媒体を搬
送するための搬送手段と、搬送手段によって搬送された
ラベルに印刷を行う印刷手段と、印刷手段によって印刷
されたラベルが排出される排出口と、印刷手段によるラ
ベルの印刷が終了した後、搬送手段によって当該ラベル
を排出口より排出させ、さらに所定の剥離位置まで搬送
せしめる第一の搬送制御手段と、剥離位置への搬送の
後、当該ラベルに連続するラベルの頭出しを行う第二の
搬送制御手段とを有することを特徴としている。
【0006】また、本発明のプリンタの制御方法は、印
刷手段によるラベルの印刷が終了した後、搬送手段によ
って当該ラベルを排出口より排出させ、さらに所定の剥
離位置まで搬送せしめるラベル排出工程と、剥離位置へ
の排出工程の後、当該ラベルに連続するラベルの頭出し
を行うラベル設定工程とを有することを特徴としてい
る。
【0007】本発明のプリンタおよびその制御方法にお
いては、ラベルが排出口から出て剥げる位置まで搬送し
た後に、逆方向に搬送して次のラベルを印刷部にセット
するようにしている。記録媒体を逆方向に搬送するプロ
セスを設けることにより、ラベルのピッチあるいは印刷
部と排出口の紙経路の長さにかかわらず確実にラベルが
剥げるところまで搬送することができ、印刷されたラベ
ルの次のラベルを印刷部にセットして確実に印刷するこ
とができる。従って、印刷したラベルに続く1または複
数のラベルを無駄にすることなく印刷を行うことがで
き、印刷されたラベルはその度に利用することできる。
【0008】ラベルが剥がせる位置まで記録媒体を搬送
する距離や、その後に次のラベルの印刷開始位置がセッ
トされるまで逆送りする距離は、最初のラベルの位置合
わせを行えば、ステッピングモータのステッピングアン
グル数などを用いて搬送手段の側で管理することが可能
である。しかしながら、搬送中の滑りやラベルを剥がす
際に基材にかかる力などによって記録媒体の位置が変動
することがある。これに対し、基材に付されたマークを
検出し、印刷部に対しラベルの印刷開始位置をセットで
きる検出装置を設けることにより、その都度、ラベルの
印刷開始位置を判断し確認できるので、ラベルの所定の
箇所に確実に印刷できる。
【0009】搬送手段によってラベルが剥げる位置に達
するまで搬送した後、所定の時間経過すると自動的に次
のラベルの印刷開始位置まで逆送りすることも可能であ
る。これに対し、搬送手段によってラベルが所定の剥離
位置に達するまで記録媒体が搬送されたことを示す表示
装置と、搬送手段によって記録媒体を逆送りすることを
指示する指示装置とを設け、ラベル排出工程に続いて、
ラベルが所定の剥離位置に達するまで搬送されたことを
示す表示工程と、記録媒体を逆送りすることを指示する
指示工程とを行うことにより、ユーザーの作業ペースに
合わせてラベルの印刷および排出を行うことができる。
従って、ラベルを剥がすタイミングを逸したり、ラベル
が排出されるまでの待ち時間が長いなどの不具合を防止
できるので、ラベルを貼る作業を効率良く行うことがで
きる。
【0010】また、第一及び第二の制御手段を有効/無
効に選択可能な切替装置や、ホスト装置から送信される
信号及び/又はデータを受信する受信装置を設けその信
号及び/又はデータに応じて選択可能とすることによ
り、ラベル排出工程と印刷部の位置にあるラベルの次の
ラベルの印刷開始位置が印刷部の位置に達するまで記録
媒体を順送りする供給工程とを選択することができる。
従って、印刷されたラベルをその度に使用したいとき、
および複数のラベルを順々に印刷したいときのいずれに
も対処できるプリンタおよびその制御方法を提供でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1に本発明の実施の形態に
係るプリンタ1の概要を示してある。また、図2に、プ
リンタ1のカバー2を開けてラベル11が一定のピッチ
で貼られたロール紙10を収納する様子を示してある。
本例のプリンタ1は、印刷ヘッド5、紙送り用のモータ
ー6などを収納したほぼ方形のハウジング3と、このハ
ウジング3の上部を開閉可能に覆うカバー2とを備えて
おり、カバー2のほぼ中央に上方に向かってロール紙1
0を排出する排出口4が設けられている。また、ハウジ
ング3の前方には操作パネル20が設けられており、パ
ワースイッチ21と、紙詰まりなどのエラー状態が発生
すると点滅するエラー表示部22と、紙切れのときに点
灯するペーパー表示部23と、ロール紙10を強制的に
紙送り可能な紙送りスイッチ24とが配置されている。
これらのエラー表示部22およびペーパー表示部23は
LEDで構成されている。
【0012】本例のプリンタ1に用いられるロール紙1
0には、等ピッチで感熱紙のラベル11が貼られてお
り、各々のラベル11の間にロール紙10を貫通する抜
き穴12が設けられている。従って、この抜き穴12を
検出することによって対応するラベル11の位置が判断
でき、ラベルの頭だしができるようになっている。この
ロール紙10は、ハウジング3の後方に設けられた紙収
納部15に設置され、紙経路を通って前方の印刷部16
に送られ、印刷ヘッド5によってラベル11に印字され
る。
【0013】図3に、本例のプリンタ1の概略構成をブ
ロック図を用いて示してある。紙収納部15から供給さ
れたロール紙10に貼られたラベル11は、紙挿入ガイ
ド9a、紙検出器7、印刷ヘッド5およびプラテンロー
ラー8を備えた印刷部16、紙排出ガイド9bを有する
紙経路9を通って印刷され、排出口4からロール紙10
と共にプリンタ1の外部に排出される。本例のプリンタ
1は、感熱紙のラベル11に印刷するようにサーマルタ
イプの印刷ヘッド(サーマルヘッド)5と、このサーマ
ルヘッド5と対峙した位置に配置されたプラテンローラ
ー8を備えており、プラテンローラー8が紙送りモータ
ー6によって回転駆動され、ロール紙10を紙送りする
紙送り装置17としての機能も果たしている。また、プ
ラテンローラー8は、ロール紙10を排出方向に紙送り
すると共に、制御部30の制御の下に逆方向にも紙送り
(逆送り)できるようになっている。さらに、紙送りモ
ーター6にはステッピングモーターが採用されており、
印字中のみならず、紙送りしている状態でもステッピン
グアングルをカウントして紙送り(逆送りも含む)され
た長さを制御部30が把握できるようになっている。
【0014】プリンタ1の制御部30は、紙送り装置1
7の制御に加え、外部のパソコンなどと交信可能なイン
タフェース31から印字データなどを受信してRAM3
2などの記憶装置に記憶し、さらに、その印字データに
基づいてサーマルヘッド5を制御してラベルに印刷を行
う機能を備えている。また、制御部30は、ペーパー表
示部23および紙送りスイッチ24などが配置された操
作パネル20とも接続されており、これらのスイッチに
従った制御を行い、また、適当な表示を行えるようにな
っている。さらに、制御部30は、紙検出器7とも接続
されており、ロール紙10の抜き穴12を紙検出器7で
検出し、プラテンローラー8でロール紙10を紙送りす
る紙送り装置17を制御してラベル11の印刷開始位置
をサーマルヘッド5の所定の位置に設定する頭だし処理
を行うことができる。
【0015】本例の制御部30は、紙送り装置17を制
御してラベル排出モードと、通常の給紙モードの2種類
の頭だし処理が可能になっている。ラベル排出モードに
おいては、ラベル11を印刷した後に、紙送り装置17
によってラベル11が排出口4から出て外部から剥げる
位置まで順方向に紙送りし、その後、次のラベルの印刷
開始位置がサーマルヘッド5の所定の位置に達するまで
逆送りする頭だし処理が可能である。また、通常の給紙
モード(給紙モード)においては、ラベル11を印刷し
た後に、紙送り装置17によって順方向に次のラベルの
印刷開始位置がサーマルヘッド5の所定の位置に達する
まで紙送りする頭だし処理が可能である。本例のプリン
タ1は、このラベル排出モードと給紙モードを選択する
信号(制御信号)をインタフェース31を介して受信す
ることができる。プリンタ1は、給紙モードがデフォル
トで設定されており、制御信号を受信すると制御部30
でラベル排出モードをオン/オフし、給紙モードとラベ
ル排出モードとの選択ができるようになっている。
【0016】本発明のプリンタ1に用いられているラベ
ル排出モードを選択するための制御コマンドは次のよう
になっている。
【0017】GS FF ・・・(1) このコマンドコード”GS FF”はこのコマンドが紙
送り装置17のモード選択コマンドであることを示し、
このコマンドコード”GS FF”を制御部30が読み
取るとラベル排出モードが選択されたことを解釈し、紙
送り制御を切り換える。”GS”はASCIIコードの
グループセパレータ(Group Separato
r)、即ち1DH(Hは16進数を示す記号。以下同
じ)を示し、”FF”はASCIIコードの0CHを示
す。
【0018】図4に、本例のプリンタ1の頭だしの制御
の概要をフローチャートを用いて示してある。また、ラ
ベル排出モードのときのロール紙の動きを図5に模式的
に示してある。まず、ステップ51でモード選択が行わ
れ、制御コマンドを受信したか否かでラベル排出モード
あるいは給紙モードが設定される。
【0019】次に、ステップ52でインタフェース31
を介して受信した印刷データに基づいて図5に示す第1
のラベル11aに印字される。このとき、図5(a)に
示すように第1のラベル11aは、上部の印刷開始位置
13がサーマルヘッド5の印字可能な領域に設定され、
頭だし処理が済んだ状態となっている。本例のプリンタ
1は、紙検出装置7がロール紙の抜き穴12を検出した
位置で紙送りを停止すると、印刷開始位置13がサーマ
ルヘッド5の正面に位置するように紙経路9およびロー
ル紙10が設定されている。もちろん、抜き穴12を紙
検出装置7が検出してから適当な距離(ステップアング
ル)だけでロール紙10を順方向あるいは逆方向に紙送
りした位置が頭だしの位置となるような設定あるいは処
理も可能である。
【0020】ステップ53で印字が終了すると、ステッ
プ54でラベル排出モードであるか否かが判断される。
ラベル排出モードのときは、図5(b)に示すように、
ステップ55で第1のラベル11aが排出口4から出て
容易に剥げる位置までラベル11aがロール紙10と共
に順方向に紙送りされる。このステップ55で紙送りす
る距離xは、サーマルヘッド5から排出口4までの距離
yが一定なので、頭出しの位置からラベル11aに印刷
が終了した位置までの距離を加味することにより、ラベ
ル11aが排出口4から出て剥がし易い所定の位置まで
の距離として算出することが可能である。従って、算出
された距離xに合わせて制御部30がモーター6を駆動
することによって所定の位置までラベル11aを送り出
すことができる。一方、ラベルを排出するステップ55
において、抜き穴12をカウントして紙送りする距離を
決定することももちろん可能である。例えば、図5
(b)に示したケースでは距離xを算出して紙送りを行
っているが、この代わりに、ラベル11aに印刷を終了
したのち、2つ目の抜き穴12を検出するまで紙送りす
れば剥がし易い位置までラベル11aを紙送りすること
ができる。
【0021】紙送りが済むと、先のステップで印刷され
たラベル11aが剥がせる位置まで紙送りされたことを
示すために、ステップ56において制御部30がペーパ
ー表示部のLED23を点滅する。ユーザーはLED2
3が点滅している間はプリンタ1が待機状態であること
を知ることができる。ラベル11aを剥がした後に、ス
テップ57において、ユーザーが紙送りスイッチ24を
押すと、ステップ58においてLED23を消灯する。
さらに、ステップ59で、図5(c)に示すように、次
のラベル11bの印刷開始位置13がサーマルヘッド5
に達するまでロール紙10を逆送りして頭出しを行う。
なお、紙送り装置17がギア列等を有する場合には、そ
の噛み合い隙間(バックラッシュ)の影響をなくすた
め、所定量だけ余分に逆送りした後当該量に相当する分
の順送りをすることが望ましい。
【0022】ラベル11aを剥がせる位置まで紙送りし
た後、所定のインターバルが経過するとロール紙10を
逆送りして次のラベル11bの印刷をスタートするよう
な制御ももちろん可能である。これに対し、本例のよう
に、スイッチを用いて逆送りの開始を指示できるように
しておくことにより、所定の時間が経過するのを待たず
にすみ、効率的に作業を進めることができる。また、何
らかの都合でラベル11aが剥がせないときは、剥がさ
れるまでプリンタ側で待機することができるので、作業
員のペースに合わせて印刷済のラベル11を提供するこ
とができる。さらに、プリンタ1が待機状態にあること
をLED23を用いて示すことにより、プリンタ1の状
況をユーザーに知らせることができると共に、指示装置
であるスイッチ24の操作確認をLED23で行うこと
ができる。
【0023】このようにステップ59において逆送りし
て印刷されたラベル11aの次のラベル11bの頭だし
を行うことにより、ラベル11aの次に位置するラベル
11bに対し自動的に印刷を行うことができる。従っ
て、ラベル11aを排出するときに既にサーマルヘッド
5を通過してしまった次のラベル11bを無駄にするこ
となく使用できる。このラベル排出モードは、各商品毎
にラベルを印刷し、そのラベルが印刷される度に該当す
る商品にラベルを貼る作業を行いたいケースなどに適し
ており、ラベルを印刷する都度、そのラベルを自動的に
排出し、さらに、次のラベルを無駄なく使用することが
できる。
【0024】例えば、従来のラベルプリンタは、ラベル
を印刷した後に紙送り用のスイッチを押して適当に紙送
りすることにより印刷したラベルを剥がせる位置までマ
ニュアルで送ることが可能である。しかし、図5(b)
に示したような位置まで少なくとも紙送りされるので、
次のラベル11bには印刷ができず、無駄になってしま
う。さらに、この際にロール紙を送る量が多すぎると、
さらに次のラベル11cも無駄になる。また、マニュア
ルでロール紙を送る必要があるので、作業としては面倒
である。これに対し、本例のプリンタは、ラベル排出モ
ードを選択しておくことにより、自動的に印刷したラベ
ルが剥がせる位置まで排出口4から出てくるので、作業
効率を向上できる。さらに、その後、指示装置であるス
イッチ24を押すだけで次のラベルの頭だしを行い、ロ
ール紙10に貼られた全てのラベル11を無駄なく利用
することができる。従って、操作も簡単であり、ラベル
の浪費も防止することができる。
【0025】ステップ59において逆送りする距離z
は、ロール紙10に貼られているラベル11のピッチが
判明していれば、紙送りされた距離xに基づき算出する
ことが可能である。従って、制御部30で紙送り用のモ
ーター6を駆動して適当な距離を逆送りし、頭だしを行
うことも可能である。しかしながら、ラベル11aをロ
ール紙10から剥がす際に位置がずれる可能性があり、
また、プラテンローラー8とロール紙10との間に滑り
などがあると次のラベルの印刷開始位置13を正確に合
わせることは難しい。さらに、このラベル排出モードで
複数のラベルを次々と処理する場合は、1枚1枚につい
ての誤差が重なると印刷開始位置13がずれてラベル1
1内に印刷できなくなることもある。そこで、本例のプ
リンタ1は、逆送りされたロール紙10の抜き穴12の
位置を紙検出装置7で検出し、頭だしを行うようにして
いる。従って、ラベルに印刷する直前に印刷開始位置1
3を精度良く設定できるので、常に所定の位置に印刷す
ることができる。
【0026】一方、ステップ54において、ラベル排出
モードが選択されていないときは、給紙モードになって
いるのでステップ60に移行して、次のラベルの印刷開
始位置13がサーマルヘッド5の所定の位置に達するま
で順方向に紙送りする。従って、この給紙モードにおい
ては、図5(a)に示した状態から、図5(b)を経ず
に次のラベル11bを印刷する図5(c)の位置にな
り、先行するラベル11aを剥がすことはできない。そ
して、さらにラベル11bの次のラベル11cの印刷が
行われるときにラベル11aを剥がすことができる状態
になる。従って、給紙モードは、ラベルに次々と印刷を
行い、その結果排出されたラベルを同一種類の商品に貼
る作業などに適した処理である。
【0027】このように、本例のプリンタ1は、ラベル
を印刷する度に排出し、ラベルが剥がされると逆送りし
て次のラベルを印刷するラベル排出モードと、ラベルが
順番に次々と印刷される給紙モードとを備えている。ラ
ベル排出モードを選択することにより、印刷されたラベ
ルをその都度剥がして利用したいときでもラベルを無駄
にしないで済む。さらに、紙送りスイッチで逆送りする
のを指示できるようにしているので、確実にラベルを剥
がすことができ、また、次の印刷が開始されるまで待つ
時間を短縮することができる。一方、給紙モードを選択
すると、連続してラベルを印刷および排出できるので、
ラベル印刷を連続して行うことができ、大量のラベルを
迅速に印刷できる。従って、本例のプリンタ1は、印刷
されたラベルをその度に剥がして利用する作業も、大量
のラベルを連続して印刷する作業も効率良く行うことが
できる。
【0028】なお、本例では感熱タイプのラベルに対応
してサーマルヘッドを印刷ヘッドに用いた例を説明して
いるが、ワイヤードットタイプなどのプリンタであって
も良いことはもちろんである。また、ラベルの位置を示
すマークとしてロール紙に抜き穴が形成されている例を
示してるが、マークは抜き穴に限定されるものではな
く、反射式のマークや、インクなどでマークを付してラ
ベルの位置を示すようにすることも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明のプリンタおよ
びその制御方法は、ラベルに印字した後に、ラベルを剥
げる位置まで紙送りし、その後、逆送りすることによ
り、次のラベルの頭だしができるようにしている。従っ
て、剥がしたラベルの次のラベルに自動的に印刷できる
ので、ラベルを一枚毎に印刷し、その後に剥がして使用
する作業を行う場合でも、ラベルの無駄を省くことがで
きる。また、自動的にラベルが剥がれる位置まで紙送り
されるので、操作効率も向上する。さらに、剥がれる位
置まで紙送りされたことを表示し、逆送りして頭だしを
行うことを指示するスイッチを設けることにより、作業
員のペースに合わせたラベル印刷が可能であり、効率良
く作業を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるプリンタの概要を
示す斜視図である。
【図2】図1に示すプリンタのカバーを開けた状態を示
す斜視図である。
【図3】図1に示すプリンタの概略構成を示すブロック
図である。
【図4】図1に示すプリンタの頭だし処理の概要を示す
フローチャートである。
【図5】図1に示すプリンタで頭だしする様子を模式的
に示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 カバー 3 ハウジング 4 排出口 5 サーマルヘッド 6 紙送り用モーター 7 紙検出装置 8 プラテンローラー 9 紙経路 10 ロール紙 11 ラベル 12 抜き穴 13 印刷開始位置 15 紙収納部 16 印刷部 17 紙送り装置 20 操作部 23 ペーパー表示部 24 紙送りスイッチ 30 制御部 31 インタフェース

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のラベルを基材に連続して貼付して
    なる記録媒体を搬送するための搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送された前記ラベルに印刷を行
    う印刷手段と、 前記印刷手段によって印刷された前記ラベルが排出され
    る排出口と、 印刷手段による前記ラベルの印刷が終了した後、前記搬
    送手段によって当該ラベルを前記排出口より排出させ、
    さらに所定の剥離位置まで搬送せしめる第一の搬送制御
    手段と、 前記剥離位置への搬送の後、当該ラベルに連続するラベ
    ルの頭出しを行う第二の搬送制御手段とを有することを
    特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記記録媒体の基材
    に付されたマークを検出し、前記印刷手段に対しラベル
    の印刷開始位置をセットできる検出装置を有することを
    特徴とするプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記搬送手段によっ
    てラベルが所定の剥離位置に達するまで記録媒体が搬送
    されたことを示す表示装置と、前記搬送手段によって記
    録媒体を逆送りすることを指示する指示装置とを有する
    ことを特徴とするプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記第一及び第二の
    制御手段を有効/無効に選択する切替装置を備えている
    ことを特徴とするプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、ホスト装置から送信
    される信号及び/又はデータを受信する受信装置をさら
    に有し、前記切替装置は、前記受信装置によって受信さ
    れた前記信号及び/又はデータに応じて前記選択を行う
    ことを特徴とするプリンタ。
  6. 【請求項6】 複数のラベルを基材に連続して貼付して
    なる記録媒体を搬送するための搬送手段と、 前記搬送手段によって搬送された前記ラベルに印刷を行
    う印刷手段と、 前記印刷手段によって印刷された前記ラベルが排出され
    る排出口とを有するプリンタにおいて、 印刷手段による前記ラベルの印刷が終了した後、前記搬
    送手段によって当該ラベルを前記排出口より排出させ、
    さらに所定の剥離位置まで搬送せしめるラベル排出工程
    と、 前記剥離位置への排出工程の後、当該ラベルに連続する
    ラベルの頭出しを行うラベル設定工程とを有することを
    特徴とするプリンタの制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ラベル設定工程
    では、記録媒体の基材に付されたマークを検出しそのラ
    ベルの印刷開始位置を判断することを特徴とするプリン
    タの制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記ラベル排出工程
    に続いて、ラベルが所定の剥離位置に達するまで搬送さ
    れたことを示す表示工程と、 記録媒体を逆送りすることを指示する指示工程とを有す
    ることを特徴とするプリンタの制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記印刷手段の位置
    にあるラベルの次のラベルの印刷開始位置が前記印刷手
    段の位置に達するまで記録媒体を順送りする供給工程を
    有することを特徴とするプリンタの制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記ラベル排出工
    程と、前記供給工程のいずれかを選択する選択工程を有
    することを特徴とするプリンタの制御方法。
JP17622597A 1997-07-01 1997-07-01 プリンタおよびプリンタの制御方法 Withdrawn JPH1120254A (ja)

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