JP5598735B2 - 回転式アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転式アクチュエータに関する。
従来、例えばシフトバイワイヤシステムの駆動部等に用いられる回転式アクチュエータが公知である。特許文献1に開示された回転式アクチュエータは、内歯車および外歯車からなる減速部を備える。内歯車は、樹脂製のハウジングに埋設された環状のプレートの内壁に圧入される。内歯車の外壁に一体に形成される突起は、ハウジングの内壁が有する切欠きに挿入される。ハウジングは、周方向位置が切欠きに一致する取付孔を有する。
特許4560743号公報
特許文献1に開示された回転式アクチュエータでは、応力集中の要因となる切欠きおよび取付孔は、周方向位置が互いに一致する。そのため、内歯車の圧入によりハウジングに作用する応力は、ハウジングの切欠きおよび取付孔が位置する部分に集中する。したがって、上記ハウジングの切欠きおよび取付孔が位置する部分に亀裂が生じるおそれがある。この亀裂が進行するとハウジングが破損する可能性がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングの破損を抑制可能な回転式アクチュエータを提供することである。
請求項1に記載の発明による回転式アクチュエータは、モータと、回転軸と、内歯車と、回転出力部と、突起と、ハウジングと、取付手段とを備える。モータは、回転軸を回転駆動する。内歯車は、回転軸の径外方向で相対回転不能に設けられる。回転出力部は、内歯車の径内方向に設けられ、内歯車と連係し回転軸の回転を減速して出力する。
突起は、内歯車の外壁に一体に形成される。ハウジングは、筒状に形成され、内歯車が嵌め付けられる。突起は、ハウジングの内壁が有する切欠きに挿入される。取付手段は、ハウジングの外壁に一体に形成され、周方向位置が切欠きとは異なる取付孔を有する。
取付孔の内壁のうちハウジングの径方向で最も内側に位置する部分は、ハウジングの径外面よりも径内方向に位置している。内歯車のうち各突起間に位置する嵌合外面は、ハウジングのうち各切欠き間に位置する嵌合内面に圧入されている。切欠きと取付孔とは、周方向で互いに離間して配置される。
したがって、応力集中の要因となる切欠きと取付孔とは、周方向で互いに離間して配置される。そのため、内歯車の圧入によりハウジングに作用する応力は、ハウジングの局部に集中することなく周方向に分散される。そのため、応力集中に起因したハウジングの亀裂の発生を抑制し、ハウジングの破損を回避することができる。
本発明の第1実施形態による回転式アクチュエータの断面図である。 図1のリヤハウジングおよびリングギヤを矢印II方向から見た図である。 図2のリヤハウジングを示す図である。 図2のリングギヤを示す図である。 図4のリングギヤのV−V線断面図である。 本発明の第2実施形態による回転式アクチュエータのうち、リヤハウジング、リングギヤおよび回転出力部をフロントハウジング側から見た図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による回転式アクチュエータおよびその構成部材を図1〜図5に示す。回転式アクチュエータ10は、例えばシフトバイワイヤシステムの駆動部として用いられる。回転式アクチュエータ10は、ハウジング20、モータ40、減速部60、出力部材70およびロータリーエンコーダ77を備える。
ハウジング20は、リヤハウジング21およびフロントハウジング30から構成される。
リヤハウジング21は、樹脂製であり、筒部22、底部23、コネクタ部24および3つの取付部25を有する。筒部22および底部23には、有底筒状に形成された金属製のプレート81が埋設される。コネクタ部24は、ロータリーエンコーダ77用の信号ピン26や、モータ40用の図示しないパワーピンを内包する。取付部25は、筒部22の外壁に一体に形成される。取付部25には、金属製のインサートナット27が埋設される。
フロントハウジング30は、樹脂製であり、筒部31、底部32、出力部33および3つの取付部34を有する。筒部31は、リヤハウジング21の筒部22と同軸上に配置される。筒部31には、金属製のプレート82が埋設される。筒部31およびプレート82は、特許請求の範囲に記載の「ハウジング」に相当する。底部32は、筒部31のうちリヤハウジング21とは反対側の端部を塞ぐ。出力部33は、底部32の中央からリヤハウジング21とは反対側に突き出す筒状に形成される。出力部33は、図示しない自動変速機のケース内に挿入可能である。
取付部34は、筒部31の外壁のうち取付部25に対応する位置に一体に形成され、軸方向に貫通する取付孔35を有する。各取付孔35は、周方向で等間隔に位置する。取付孔35の内壁のうち径方向で最も内側に位置する部分は、筒部31の径外面よりも径内方向に位置する。取付孔35の内壁には、金属製のインサートカラー37が嵌め付けられる。取付部34は、特許請求の範囲に記載の「取付手段」に相当する。
フロントハウジング30は、ねじ85によりリヤハウジング21に固定される。ねじ85は、インサートカラー37を挿通し、インサートナット27に螺合する。ハウジング20の内部は、フロントハウジング30の開口端面とリヤハウジング21の開口端面との間に設けられるシール部材86により外部に対して封止される。
モータ40は、3相ブラシレスモータであり、ステータ41およびロータ48から構成される。
ステータ41は、ステータコア42および複数のコイル45を有する。ステータコア42は、プレート81の径内壁に嵌合するリング部43と、リング部43から径内方向に突き出す複数のティース部44とからなる。ティース部44は、周方向で等間隔に例えば12個形成される。ステータコア42は、複数枚の環状プレートが板厚方向に積層されてなる。
コイル45は、ティース部44に巻回された導線からなるU相コイル、V相コイルおよびW相コイルから構成される。各相コイルは例えば4個ずつ設けられ、周方向でU相コイル、V相コイル、W相コイルの順に1個ずつ配置される。
コイル45は、バスバー57に電気的に接続される。バスバー57は、リヤハウジング21の底部23の内壁に設けられる。バスバー57は、例えば金属の薄板から構成され、前記パワーピンに電気的に接続される。ステータ41は、各相コイルへの通電を順に切り替えることで周方向に回転する磁界を発生させる。この磁界は、ロータ48を回転させるように作用する。
ロータ48は、ステータ41の径内方向に位置し、ロータ軸49およびロータコア54を有する。ロータ軸49は、リヤハウジング21側の一端部50がリヤベアリング59に回転可能に支持され、フロントハウジング30側の他端部51がフロントベアリング58に回転可能に支持される。
ロータ軸49は、一端部50と他端部51との間で一端部50側から順にコア固定部52および偏心部53を形成する。一端部50、コア固定部52および他端部51は、図1に示す軸心φ1上に配置される。偏心部53は、軸心φ1に対し偏心する偏心軸心φ2上に配置される。一端部50、コア固定部52および他端部51は、特許請求の範囲に記載の「回転軸」を構成する。偏心部53は、特許請求の範囲に記載の「偏心軸」に相当する。
ロータコア54は、ロータ軸49の径外壁に例えば圧入により固定されたボス部55と、ボス部55から径外方向に突き出す複数の突極56とからなる。突極56は、周方向で等間隔に例えば8個形成される。ロータコア54は、複数枚の環状プレートが板厚方向に積層されてなる。
減速部60は、遊星歯車装置の一種であり、リングギヤ61およびサンギヤ67から構成される。
リングギヤ61は、ロータ軸49の偏心部53の径外方向に位置し、ロータ軸49のコア固定部52と同軸上に配置される内歯車である。リングギヤ61は、フロントハウジング30の筒部31に埋設されたプレート82の径内壁に圧入され、固定される。
サンギヤ67は、リングギヤ61の径内方向に位置し、リングギヤ61に噛み合う外歯車である。サンギヤ67は、ロータ軸49の偏心部53と同軸上に配置され、ミドルベアリング69により回転可能に支持される。ミドルベアリング69は、偏心部53の径外壁に嵌合する。サンギヤ67は、特許請求の範囲に記載の「外歯車」に相当する。
サンギヤ67は、ロータコア54とは反対側に突き出す複数のトルク伝達用突起68を形成する。各トルク伝達用突起68は、サンギヤ67の軸心回りに等間隔に形成される。トルク伝達用突起68は、後述のトルク伝達用穴73と共に、サンギヤ67の自転運動を出力部材70に伝達するための回転伝達手段として機能する。
出力部材70は、軸部71およびフランジ部72を有する。軸部71は、ロータ軸49の他端部51と同軸上に配置され、ブッシュ74により回転可能に支持される。ブッシュ74は、フロントハウジング30の出力部33の径内壁に嵌合する。
軸部71の径内壁のうち他端部51側にはフロントベアリング58が設けられる。また、軸部71の径内壁のうち外部側には軸方向に延びる内歯が形成される。この内歯は、回転式アクチュエータ10の出力先の部材と係合し、この部材と出力部材70とを回転伝達可能に連結する。
フランジ部72は、軸部71のサンギヤ67側の端部に形成される。フランジ部72は、サンギヤ67のトルク伝達用突起68が遊嵌する複数のトルク伝達用穴73を有する。各トルク伝達用穴73は、出力部材70の軸心回りに等間隔に形成される。
第1実施形態では、ロータ軸49の偏心部53、サンギヤ67および出力部材70は、回転出力部11を構成する。
ロータリーエンコーダ77は、磁石78、ホールIC79、図示しないホールIC、および基板80から構成される。以下、ホールIC79および図示しないホールICを区別しないとき、単に「ホールIC」と記載する。
磁石78は、環状に形成され、N極およびS極が周方向で交互に着磁された多極磁石である。磁石78は、ロータコア54と同軸上に配置され、ロータコア54のリヤハウジング21側の端部に固定される。
基板80は、リヤハウジング21の底部23の内壁に固定される。基板80には、ホールICが実装される。ホールIC79は、図示しないホールICに対し周方向で所定角度ずらして配置される。
ホールICは、ホール素子および信号変換回路を有する。ホール素子は、ホール効果を利用した磁電変換素子であり、磁石78が発生する磁界の磁束密度に比例した電気信号を出力する。信号変換回路は、ホール素子の出力信号をデジタル信号に変換する。ホールICは、ロータコア54の回転に同期したパルス信号を出力する。
ホールIC79が出力するパルス信号(A相)は、図示しないホールICが出力するパルス信号(B相)に対し例えば1/4周期位相がずれる。2つのパルス信号は、コネクタ部内の信号ピン26から例えばエンコーダボードまたはその機能を有する電子制御装置等に出力され、ロータコア54の回転角および回転方向を検出するために利用される。
以上のように構成される回転式アクチュエータ10では、各コイル45のうちU相コイル、V相コイル、W相コイルの順に通電を切り替えるとロータ48が周方向の一方に回転し、W相コイル、V相コイル、U相コイルの順に通電を切り替えるとロータ48が周方向の他方に回転する。ロータ48は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルの通電が一巡する毎に45度回転する。
ロータ48が回転すると、サンギヤ67は、リングギヤ61の内歯を転動し、ロータ軸49の偏心部53の軸心回りに自転しつつコア固定部52の軸心回りに公転する。このとき、サンギヤ67の自転速度は、ロータ軸49の回転速度に対し減速される。サンギヤ67が回転すると、トルク伝達用突起68およびトルク伝達用穴73は、サンギヤ67の自転運動を出力部材70に伝達する。回転出力部11は、リングギヤ61と連係しロータ軸49の回転を減速して出力する。
次に、フロントハウジング30およびリングギヤ61を詳しく説明する。
フロントハウジング30の筒部31の内壁は、周方向で等間隔に6つの切欠き36を有する。切欠き36は、プレート82に対し開口側であって、且つ周方向位置が取付孔35とは異なる位置に形成される。
筒部31に埋設された環状のプレート82は、周方向位置が切欠き36と一致する6つの切欠き83を有する。切欠き83も切欠き36と同等に、周方向位置が取付部34の取付孔35とは異なる位置に形成される。
リングギヤ61は、筒部62、内歯部63および突起64から構成される。筒部62は、筒状に形成され、径外面のうち周方向で互いに離間する6箇所に嵌合外面65を有する。嵌合外面65は、フロントハウジング30の軸心φ1を中心とした仮想円筒面に一致するよう形成される。また、周方向で等間隔に位置する3つの嵌合外面65は、周方向位置が取付部34に一致するように配置される。
内歯部63は、筒部62の端部から径内方向に突き出し、径内端部に軸心φ1まわりに並ぶ複数の内歯を形成する。筒部62および内歯部63は、特許請求の範囲に記載の「内歯車」を構成する。
突起64は、筒部62のうち嵌合外面65とは異なる周方向位置から径外方向に一体に突き出す。突起64は、周方向で等間隔に6つ形成される。
リングギヤ61は、突起64が切欠き36、83に挿入されるように、筒部62の嵌合外面65がプレート82の嵌合内面84に圧入される。
以上説明したように、第1実施形態による回転式アクチュエータ10では、フロントハウジング30の筒部31の切欠き36の周方向位置は、取付部34の取付孔35とは異なる。したがって、応力集中の要因となる切欠き36と取付孔35とが周方向で互いに離される。そのため、リングギヤ61の圧入によりフロントハウジング30に作用する応力は、フロントハウジング30の局部に集中することなく周方向に分散される。そのため、応力集中に起因したフロントハウジング30の亀裂の発生を抑制し、フロントハウジングの破損を回避することができる。
また、切欠き36と取付孔35とが周方向で互いに離されるため、フロントハウジング30の樹脂成形時、金型内の切欠き36周辺および取付孔35周辺の樹脂流れを向上させることができる。そのため、ウェルド部の接合強度を高めることができる。
また、第1実施形態では、リングギヤ61の3つの嵌合外面65は、周方向で等間隔に配置され、且つ周方向位置が比較的肉厚な取付部34に一致するように配置される。そのため、圧入されたリングギヤ61が周方向で均一に変形するので、圧入後のリングギヤ61のギヤ精度が向上する。そのため、リングギヤ61のギヤ効率やリングギヤ61の保持力を高めることができる。
また、第1実施形態では、取付部34の取付孔35の内壁には、金属製のインサートカラー37が嵌め付けられる。このように取付孔35にインサートカラー37が嵌め付けられる場合であっても、切欠き36と取付孔35とが周方向で互いに離されるため、フロントハウジング30のうちインサートカラー37に対し径内方向に位置する部分が薄肉になることを回避することができる。そのため、フロントハウジング30の破損を抑制可能である。
また、第1実施形態では、取付孔35は、周方向で等間隔に3つ設けられる。そのため、切欠き36を周方向で等間隔に配置し易い。したがって、リングギヤ61の圧入によりフロントハウジング30に作用する応力を周方向で分散させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による回転式アクチュエータを図6に示す。図6に示すように、第2実施形態による回転式アクチュエータ90は、回転出力部91の構成が第1実施形態とは異なる。回転出力部91は、太陽歯車92、遊星歯車93および遊星キャリヤ94から構成される。
太陽歯車92は、ロータ軸95と一体に回転する。遊星歯車93は、リングギヤ61および太陽歯車92に噛み合い、ロータ48が回転すると自転しつつロータ軸95の軸心回りに公転する。遊星キャリヤ94は、ロータ軸95と同軸上に配置され、遊星歯車93を回転可能に支持し、遊星歯車93の公転運動が伝達され回転する。
第2実施形態では、回転出力部91の構成が第1実施形態とは異なるが、リングギヤ61およびフロントハウジング30の構成は同じである。したがって、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、リングギヤは、フロントハウジングの内壁に圧入以外の方法で嵌め付けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、フロントハウジングの筒部にはプレートが埋設されなくてもよい。その際、リングギヤは、フロントハウジングの筒部に直接圧入されてもよい。
本発明の他の実施形態では、フロントハウジングの取付部の取付孔にはカラーが埋設されなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、フロントハウジングは、樹脂製以外の例えばアルミ製等であってもよい。
本発明の他の実施形態では、リングギヤの外壁に一体に形成される突起の数は、6つに限らず、5つ以下または7つ以上であってもよい。また、各突起は、周方向で等間隔に位置していなくてもよい
本発明の他の実施形態では、フロントハウジングの筒部の内壁が有する切欠きの数は、6つに限らず、5つ以下または7つ以上であってもよい。また、各切欠きは、周方向で等間隔に位置していなくてもよい
本発明の他の実施形態では、フロントハウジングの取付部の取付孔の数は、3つに限らず、2つ以下または4つ以上であってもよい。また、各取付孔は、周方向で等間隔に位置していなくてもよい
本発明の他の実施形態では、フロントハウジングの取付部は、鍔状に形成され、複数の取付孔を有していてもよい。
本発明の他の実施形態では、リングギヤおよび回転出力部からなる遊星歯車装置に替えて、リングギヤを含む他の型式の遊星歯車装置が設けられてもよい。
第1実施形態および第2実施形態では、リングギヤ61は、筒部62の端部から径内方向に延び且つ径内端部に複数の内歯を形成する内歯部63を有していた。これに対し、本発明の他の実施形態では、リングギヤは、筒部の内壁に内歯を一体に形成してもよい。
本発明の他の実施形態では、リングギヤは、径外面のうち突起以外の部分が全て嵌合外面となるように構成されてもよい。
本発明の他の実施形態では、リングギヤが有する嵌合外面の数は、必ずしも隣接する突起間に1つずつ形成されなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、フロントハウジングは、軸方向で3つ以上に分割されてもよい。
本発明の他の実施形態では、モータは、回転力を出力する動力源として機能すればよく、他の型式のものが採用されてもよい。
本発明の他の実施形態では、回転式アクチュエータは、車両のシフトバイワイヤシステム以外の装置に用いられてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10、90・・・回転式アクチュエータ 11、91・・・回転出力部
31・・・筒部(ハウジング) 34・・・取付部(取付手段)
35・・・取付孔 36・・・切欠き
40・・・モータ 50・・・一端部(回転軸)
51・・・他端部(回転軸) 52・・・コア固定部(回転軸)
62・・・筒部(内歯車) 63・・・内歯部(内歯車)
64・・・突起 82・・・プレート(ハウジング)
95・・・ロータ軸(回転軸)

Claims (5)

  1. モータ(40)と、
    前記モータに回転駆動される回転軸(50、51、52)と、
    前記回転軸の径外方向で相対回転不能に設けられる内歯車(62、63)と、
    前記内歯車の径内方向に設けられ、前記内歯車と連係し前記回転軸の回転を減速して出力する回転出力部(11、91)と、
    前記内歯車の外壁に一体に形成される突起(64)と、
    筒状に形成され、前記内歯車が嵌め付けられ、前記突起が挿入される切欠き(36)を有するハウジング(31、82)と、
    前記ハウジングの外壁に一体に形成され、周方向位置が前記切欠きとは異なる取付孔(35)を有する取付手段(34)と、
    を備え
    前記取付孔の内壁のうち前記ハウジングの径方向で最も内側に位置する部分は、前記ハウジングの径外面よりも径内方向に位置し、
    前記内歯車のうち各前記突起間に位置する嵌合外面(65)は、前記ハウジングのうち各前記切欠き間に位置する嵌合内面(84)に圧入され、
    前記切欠きと前記取付孔とは、周方向で互いに離間して配置されることを特徴とする回転式アクチュエータ(10、90)。
  2. 前記回転出力部(11)は、
    前記回転軸に対し偏心し且つ当該回転軸と一体に回転する偏心軸(53)と、
    前記偏心軸により回転可能に支持され、前記内歯車に噛み合い、前記回転軸が回転すると前記偏心軸の軸心回りに回転しつつ前記回転軸の軸心回りに公転する外歯車(67)と、
    前記回転軸と同軸上に配置され、前記外歯車の自転運動が伝達される出力部材(70)と、
    から構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転式アクチュエータ(10)。
  3. 前記回転出力部(91)は、
    前記回転軸と一体に回転する太陽歯車(92)と、
    前記内歯車および前記太陽歯車に噛み合い、前記ロータが回転すると自転しつつ前記回転軸の軸心回りに公転する遊星歯車(93)と、
    前記回転軸と同軸上に配置され、前記遊星歯車を回転可能に支持し、前記遊星歯車の公転運動が伝達される遊星キャリヤ(94)と、
    から構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転式アクチュエータ(90)。
  4. 前記取付孔の内壁には、金属製のカラー(37)が嵌め付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ(10、90)。
  5. 前記取付孔は、周方向で等間隔に3つ設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ(10、90)。
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