JP5593236B2 - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents
内燃機関用のスパークプラグ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5593236B2 JP5593236B2 JP2011002620A JP2011002620A JP5593236B2 JP 5593236 B2 JP5593236 B2 JP 5593236B2 JP 2011002620 A JP2011002620 A JP 2011002620A JP 2011002620 A JP2011002620 A JP 2011002620A JP 5593236 B2 JP5593236 B2 JP 5593236B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spark plug
- ground electrode
- internal combustion
- combustion engine
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T13/00—Sparking plugs
- H01T13/20—Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
- H01T13/32—Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation characterised by features of the earthed electrode
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T21/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture or maintenance of spark gaps or sparking plugs
- H01T21/02—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture or maintenance of spark gaps or sparking plugs of sparking plugs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Spark Plugs (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
また、接地電極が中心電極より混合気流の下流側(以下、適宜、単に下流側という)に位置するように、スパークプラグが燃焼室の壁部に装着された場合には、接地電極がガイドになって混合気がハウジング内に流れ込み、それに伴って火炎もハウジング内に流れ込んで消失する等して着火性が低下することがある。
例えば、特許文献1には、接地電極にスロット状の穴を設けたり、接地電極を分割して枝分かれさせたりすることにより、混合気流をスムーズにする構造が提案されている。
また、特許文献2には、接地電極に貫通孔を設け、その貫通孔が中心電極に向かって縮径しており、混合気が貫通孔を通って火花放電ギャップに効率よく流れ込むようにする構造が提案されている。
また、上記特許文献1、2の構造であっても、接地電極が中心電極よりも上流側及び下流側に位置する場合は存在する。すなわち、接地電極における穴(孔)の開いていない部分や分割して枝分かれした接地電極が中心電極よりも上流側及び下流側に位置する場合があり、接地電極によって混合気流が阻害される問題点を根本的に解消することはできなかった。
上記接地電極は、上記ハウジングの先端面に接合される接合部と、上記スパークプラグの軸方向において上記中心電極の上記先端部に対向する対向面を設けた対向部と、上記接合部と上記対向部とを繋ぐ連結部とを有し、
上記接地電極は、長手方向に直交する断面の形状が長方形状の平角棒状の金属部材を螺旋状に捻ることにより形成されており、
上記スパークプラグの上記軸方向に直交する方向のいずれの方向から見た場合であっても、上記ハウジングの上記先端面を含む平面及び上記接地電極の上記対向部の上記対向面と上記中心電極の中心軸との交点を両端とする中心軸線分は、上記接地電極によって隠されない開放部を少なくとも一部に有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項1)。
上記接地電極を形成するに当たっては、直線状の金属部材を上記ハウジングの先端面に対して斜めに接合する接合工程と、
上記金属部材の先端部が上記スパークプラグの上記軸方向において上記中心電極の上記先端部に対向するように、上記金属部材を折り曲げる曲げ工程とを行うことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法にある(請求項9)。
また、上記スパークプラグにおいては、内燃機関の燃焼室内に挿入される側を「先端側」、その反対側を「基端側」とする。
この場合には、上記中心軸線分における上記開放部を十分に確保することができる。これにより、上記流通空間を十分に確保することができ、混合気の流れをばらつきなく、均一化するという効果を十分に発揮することができる。
なお、上記開放部の長さとは、該開放部が複数箇所にある場合にはその各開放部の長さの合計をいう。
この場合には、接地電極による混合気流への影響を抑制するという効果を十分に発揮することができる。
また、上記最短経路長とは、上記投影平面上において、上記接地電極が占める領域内を通ることを条件とした場合の上記仮想円の上記中点から上記中心点までの最短経路の距離のことをいう。
この場合には、接地電極による混合気流への影響を抑制するという効果を十分に発揮することができる。
上記対向面傾斜角が3°を超える場合には、上記スパークプラグの装着姿勢によって混合気の流れにばらつきが生じ、安定した着火性を得ることができないおそれがある。
また、上記対向面傾斜角が3°以下とは、接地電極の対向部の対向面が中心電極の中心軸に直交する平面に対して、中心軸の軸方向のどちら側(先端側及び基端側)においてもその傾斜角が3°以下(±3°)であることをいう。
この場合には、接地電極による混合気流への影響を抑制するという効果を十分に発揮することができる。また、接地電極を例えば螺旋状(スパイラル状)に捻った形状とすることにより、接地電極の剛性を高めることができる。これにより、接地電極全体の強度を高め、耐久性を向上させることができる。そして、上記スパークプラグの耐久性、信頼性を向上させることができる。
なお、上記流通空間を確保するために接地電極を細くすることも考えられるが、この場合には、接地電極の強度が低下するおそれがある。
この場合には、上記中心軸線分における上記開放部を確保することが容易となる。また、接地電極全体の長さを短く設定することができる。
この場合には、上記中心軸線分における上記開放部を確保することが容易となるという効果及び接地電極の長さを短く設定することができるという効果を十分に得ることができる。
一方、上記接合傾斜角が60°を超える場合には、接地電極の長さを短く設定することができるという効果を十分に得ることができないおそれがある。また、接地電極の長さが長くなり、該接地電極の熱容量が増大して耐熱性が低下するおそれがある。
また、上記接地電極の上記対向部には、上記中心電極の上記先端部に向かって突出してなる対向突出部が設けられていることが好ましい。
いずれの場合にも、火花放電ギャップにおいて良好に放電を行うことができると共に、発生した火炎をより一層成長させることができる。
この場合には、火花放電ギャップにおいて発生した火炎をより一層成長させることができる。
この場合には、上記ポケット部に侵入して該ポケット部から押し出される混合気流が形成される。また、ハウジングの先端面が内側に向かって上記ポケット部の奥へ傾斜していることにより、このような混合気流の形成が促進される。そして、上記ポケット部から押し出される混合気流が形成されることにより、火花放電ギャップにおいて発生した火炎をより一層成長させることができる。特に、本発明のような接地電極による混合気流への影響を小さくした構造の場合には、上記の効果をより一層有効に発揮することができる。
この場合には、上記中心軸線分における上記開放部が十分に確保されるように接地電極を形成することが容易となる。また、接地電極全体の長さを短く設定することができるという効果も得られる。
一方、上記接合傾斜角が60°を超える場合には、接地電極の長さを短く設定することができるという効果を十分に得ることができないおそれがある。また、接地電極の長さが長くなり、該接地電極の熱容量が増大して耐熱性が低下するおそれがある。
本発明の実施例にかかる内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法について、図を用いて説明する。
本例のスパークプラグ1は、図1〜図3に示すごとく、外周に取付用ネジ部21を設けたハウジング2と、ハウジング2の内側に保持される絶縁碍子3と、絶縁碍子3の内側に保持される中心電極4と、中心電極4の先端部40との間に火花放電ギャップGを形成する接地電極5とを備えている。
スパークプラグ1の軸方向Xに直交する方向(径方向Y)のいずれの方向から見た場合であっても、ハウジング2の先端面201を含む平面及び接地電極5の対向部53の対向面531と中心電極4の中心軸400との交点A1、A2を両端とする中心軸線分Aは、接地電極5によって隠されない開放部Bを少なくとも一部に有する。
以下、これを詳説する。
図1に示すごとく、スパークプラグ1は、ハウジング2の外周に取付用ネジ部21が設けられており、内燃機関の燃焼室の壁部に設けられたネジ孔(図示略)に取付用ネジ部21を螺合させて装着される。
絶縁碍子3の内側には、中心電極4が保持されている。中心電極4は、その先端部40が絶縁碍子3の先端部30よりも突出して配置されている。中心電極4の先端部40には、接地電極5の対向部53に向かって突出してなる先端突出部401が設けられている。
対向部53は、軸方向Xにおいて中心電極4の先端部40に対向するように配置されている。また、対向部53は、中心電極4の先端部40に対向する対向面531を有しており、この対向面531と中心電極4の先端部40との間に火花放電ギャップGを形成している。
連結部52は、ハウジング2の先端面201に対して接合された接合部51と、軸方向Xにおいて中心電極4の先端部40に対向する対向部53とを滑らかに繋いでいる。
接地電極5を形成するに当たっては、まず、図9に示すごとく、直線状の金属部材50をハウジング2の先端面201に対して斜めに接合する(接合工程)。このとき、ハウジング2の先端面201と金属部材50の中心軸500とが成す接合傾斜角(スラント角)αを45°に設定した。
その後、金属部材50の先端部501が軸方向Xにおいて中心電極4の先端部40に対向するように、金属部材50を螺旋状(スパイラル状)に捻って折り曲げる(曲げ工程)。これにより、接地電極5を形成する(図4参照)。
本例のスパークプラグ1において、接地電極5は、接合部51と対向部53とを連結部52によって繋いで形成されている。そして、中心電極4の中心軸400における中心軸線分Aは、スパークプラグ1の軸方向Xに直交する方向(径方向Y)のいずれの方向から見た場合であっても、接地電極5によって隠されない開放部Bを少なくとも一部に有する。すなわち、スパークプラグ1は、径方向Yのいずれの方向から見た場合であっても、中心軸線分Aのすべてが接地電極5によって覆われることなく、その少なくとも一部が見えるよう(少なくとも開放部Bを有するよう)になっている。
なお、対向部53の形成方向K1とは、中心電極4の中心軸400に直交する方向において、対向部53が形成されている方向をいう。
本例は、図13に示すごとく、スパークプラグ1における接地電極5の構成を変更した例である。
本例のスパークプラグ1において、同図に示すごとく、接地電極5の対向部53には、中心電極4の先端部40に向かって突出してなる対向突出部532が設けられている。
その他は、実施例1と同様の構成である。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図14に示すごとく、スパークプラグ1における接地電極5の構成を変更した例である。
本例のスパークプラグ1において、同図に示すごとく、接地電極5の対向部53は、先端に近づくに従って幅狭となっている。
その他は、実施例1と同様の構成である。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図15に示すごとく、スパークプラグ1におけるハウジング2の構成を変更した例である。
本例のスパークプラグ1において、同図に示すごとく、ハウジング2の先端面201には、内側に行くに従ってポケット部11の奥へ向かうように傾斜している傾斜部202が形成されている。
その他は、実施例1と同様の構成である。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、本発明のスパークプラグの着火性について評価した例である。
本例では、本発明品のスパークプラグ(本発明品E11〜E13)と、従来のスパークプラグ(比較品C11〜C13)とを準備し、これらをエンジンの燃焼室を模した燃焼容器内に取り付けて着火性の評価を行った。
まず、本発明品E11〜E13及び比較品C11〜C13のスパークプラグをそれぞれ燃焼容器内に取り付ける。このとき、図16〜図21に示すごとく、それぞれの接地電極5が混合気Rの流れ方向に対して異なる位置となるように取り付ける。
次いで、発生した火炎(可視光)を高速カメラで撮影し、点火直後から一定時間経過後(本例では4.5m秒後)の火炎の大きさを求める。火炎の大きさは、画像処理によって火炎を2値化し、その面積(初期火炎面積)を求める。
同図から、比較品C11は、接地電極が中心電極の上流側にあり、混合気の流れを遮断するように設置されているため、初期火炎面積が非常に小さくなっている。このことから、接地電極が火花放電ギャップ近傍の混合気の流れを阻害し、混合気が火花に接触する機会を減少させ、着火性能の低下を招いていると考えられる。
また、比較品C11〜C13の初期火炎面積の最大値と最小値の差(ばらつきc1)が非常に大きくなっている。このことから、接地電極の位置によって着火性能にばらつきがあり、安定した着火性を得ることができないことがわかる。
また、本発明品E11〜E13の初期火炎面積の最大値と最小値の差(ばらつきe1)も比較品C11〜C13に比べて非常に小さくなっている。このことから、接地電極の位置にかかわらず、安定した着火性を得ることができることがわかる。
本例は、本発明のスパークプラグの着火性について、実機のエンジンを用いて評価した例である。
本例では、本発明品のスパークプラグ(本発明品E21〜E23)と従来のスパークプラグ(比較品C21〜C23)とを準備し、これらをエンジンの燃焼室内に取り付けて着火性の評価を行った。
また、比較品C21〜C23は、図19〜図21に示すごとく、実施例5の比較品C11〜C13のスパークプラグと同様の構成のものである。
まず、本発明品E11〜E13及び比較品C11〜C13のスパークプラグをそれぞれ1800cc、4気筒のエンジンのうち燃焼圧センサーの取り付けられた特定1気筒の燃焼室内に取り付ける。このとき、図16〜図21に示すごとく、それぞれの接地電極5が混合気Rの流れ方向に対して異なる位置となるように取り付ける。
また、本発明品E22及び比較品C22は、図17(a)、(b)及び図20(a)、(b)に示すごとく、実施例5の本発明品E12及び比較品C12と同様である。
また、本発明品E23及び比較品C23は、図18(a)、(b)及び図21(a)、(b)に示すごとく、実施例5の本発明品E13及び比較品C13と同様である。
なお、燃焼変動率とは、図示平均有効圧Pmiの(標準偏差/平均)×100%で示されるものである。また、リーン限界A/Fとは、着火可能な空燃比の限界である。本例では、エンジンの円滑な運転が可能な燃焼変動率の値よりも大きくなったA/Fの値をリーン限界A/Fとする。
同図から、比較品C21は、リーン限界A/Fの値が低くなっている。これは、実施例4の比較品C11と同様の理由によるものであると考えられる。
また、比較品C23も、リーン限界A/Fの値が低くなっている。これは、接地電極が中心電極の下流側にあるため、接地電極がガイドになって混合気がハウジング内に流れ込み、それに伴って火炎もハウジング内に流れ込んで消失する等して着火性能の低下を招いていると考えられる。
また、比較品C21〜C23のリーン限界A/Fの最大値と最小値の差(ばらつきc2)が非常に大きくなっている。このことから、接地電極の位置によって着火性能にばらつきがあり、安定した着火性を得ることができないことがわかる。
また、本発明品E21〜E23のリーン限界A/Fの最大値と最小値の差(ばらつきe2)も比較品C21〜C23に比べて非常に小さくなっている。このことから、接地電極の位置にかかわらず、安定した着火性を得ることができることがわかる。
本例は、本発明のスパークプラグの着火性について、実機のエンジンを用いて評価した例である。
本例では、表1に示すごとく、接合傾斜角α及び捻り角βが異なる本発明品のスパークプラグを複数準備し、これらをエンジンの燃焼室内に取り付けて着火性の評価を行った。
本例では、実施例6と同様に、接地電極が混合気の流れに対して異なる位置となるように取り付け(実施例6の本発明品E21〜E23、図16〜図18参照)、それぞれについてリーン限界A/Fを調べる。そして、リーン限界A/Fの最大値と最小値の差(ばらつき幅e2(図23参照))を求める。
本例では、リーン限界A/Fのばらつき幅e2が、従来のスパークプラグである実施例6の比較品C21〜C23のリーン限界A/Fのばらつき幅c2(図23参照)より小さい場合には「○」、同等もしくは大きい場合には「×」とした。
同表からわかるように、接合傾斜角αが30°以上の場合、捻り角βを30〜90°の範囲で変化させても、着火性の評価の判定はすべて○であった。また、接合傾斜角αが20°の場合、捻り角βを75°、90°と大きくすれば着火性の評価の判定は○であった。すなわち、いずれの場合にも、接地電極の位置にかかわらず、安定した着火性を得ることができる。
なお、接合傾斜角αが20°であって捻り角が30°の場合、接合傾斜角αが15°であって捻り角βが30°、45°の場合については、接合傾斜角αと捻り角βと関係から、製造することが困難であった(表1には「−」と示した)。
ただし、接合傾斜角αが60°を超えると、接地電極の長さが長くなり、接地電極の熱容量が増大して耐熱性が低下するおそれがある。そのため、接合傾斜角αは、60°以下とすることが好ましい。
ただし、捻り角βが30°以上とした場合であっても、接合傾斜角αとの関係で、構造上、製造することが困難となることがある。また、捻り角βが90°を超えると、接地電極の長さが長くなり、接地電極の熱容量が増大して耐熱性が低下するおそれがある。そのため、捻り角βは、90°以下とすることが好ましい。
同表には、中心軸線分の長さに対する開放部の長さの割合(%)が示してある。この数値は、スパークプラグを図3の径方向P1から見た場合(図4参照)における中心軸線分Aの長さaに対する開放部Bの長さbの割合(%)である。
ただし、接合傾斜角αが60°を超えたり、捻り角βが90°を超えたりすると、接地電極の長さが長くなり、接地電極の熱容量が増大して耐熱性が低下するおそれがある。そのため、中心軸線分の長さに対する開放部の長さの割合は、70%以下とすることが好ましい。
2 ハウジング
201 先端面(ハウジングの先端面)
21 取付用ネジ部
3 絶縁碍子
4 中心電極
40 先端部(中心電極の先端部)
400 中心軸(中心電極の中心軸)
5 接地電極
51 接合部
52 連結部
53 対向部
531 対向面
A 中心軸線分
B 開放部
G 火花放電ギャップ
Claims (10)
- 外周に取付用ネジ部を設けたハウジングと、該ハウジングの内側に保持される絶縁碍子と、該絶縁碍子の内側に保持される中心電極と、該中心電極の先端部との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
上記接地電極は、上記ハウジングの先端面に接合される接合部と、上記スパークプラグの軸方向において上記中心電極の上記先端部に対向する対向面を設けた対向部と、上記接合部と上記対向部とを繋ぐ連結部とを有し、
上記接地電極は、長手方向に直交する断面の形状が長方形状の平角棒状の金属部材を螺旋状に捻ることにより形成されており、
上記スパークプラグの上記軸方向に直交する方向のいずれの方向から見た場合であっても、上記ハウジングの上記先端面を含む平面及び上記接地電極の上記対向部の上記対向面と上記中心電極の中心軸との交点を両端とする中心軸線分は、上記接地電極によって隠されない開放部を少なくとも一部に有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。 - 請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記中心軸線分の長さに対する上記開放部の長さの割合は、25%以上であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、該スパークプラグを上記軸方向に直交する平面に投影した投影平面上では、上記中心電極の上記中心軸を中心点とし、上記接地電極の上記接合部の内周面の中点を円周上の一点とする仮想円を想定した場合に、上記投影平面上における上記接地電極が占める領域内において上記中点から上記中心点までの最短経路の距離である最短経路長は、上記仮想円の半径よりも長いことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記接地電極の上記対向部の上記対向面は、上記対向部の形成方向においても、該形成方向に直交する方向においても、上記中心電極の上記中心軸に直交する平面に対する対向面傾斜角が3°以下であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、該スパークプラグを上記軸方向の先端側から見た場合に、上記接地電極における上記接合部から上記対向部までの捻り角が30°以上であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記接地電極の上記接合部は、上記ハウジングの上記先端面に対して斜めに接合されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項6に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記ハウジングの上記先端面と上記接地電極の中心軸とが成す接合傾斜角は、30〜60°であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記絶縁碍子は、上記ハウジングの上記先端面よりも上記軸方向の先端側に突出しており、上記ハウジングと上記絶縁碍子との間には、上記軸方向の先端側に開口したポケット部が形成されており、上記ハウジングの上記先端面には、内側に行くに従って上記ポケット部の奥へ向かうように傾斜している傾斜部が形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の内燃機関用のスパークプラグを製造する方法であって、
上記接地電極を形成するに当たっては、直線状の金属部材を上記ハウジングの先端面に対して斜めに接合する接合工程と、
上記金属部材の先端部が上記スパークプラグの上記軸方向において上記中心電極の上記先端部に対向するように、上記金属部材を折り曲げる曲げ工程とを行うことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。 - 請求項9に記載の内燃機関用のスパークプラグの製造方法において、上記ハウジングの上記先端面と上記金属部材の中心軸とが成す接合傾斜角は、30〜60°であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011002620A JP5593236B2 (ja) | 2010-02-09 | 2011-01-10 | 内燃機関用のスパークプラグ |
DE201110003813 DE102011003813A1 (de) | 2010-02-09 | 2011-02-08 | Zündkerze für Brennkraftmaschine |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010026065 | 2010-02-09 | ||
JP2010026065 | 2010-02-09 | ||
JP2011002620A JP5593236B2 (ja) | 2010-02-09 | 2011-01-10 | 内燃機関用のスパークプラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011187437A JP2011187437A (ja) | 2011-09-22 |
JP5593236B2 true JP5593236B2 (ja) | 2014-09-17 |
Family
ID=44316814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011002620A Active JP5593236B2 (ja) | 2010-02-09 | 2011-01-10 | 内燃機関用のスパークプラグ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5593236B2 (ja) |
DE (1) | DE102011003813A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5826156B2 (ja) * | 2012-12-10 | 2015-12-02 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 内燃機関用のスパークプラグ |
CN103247937A (zh) * | 2013-05-02 | 2013-08-14 | 株洲湘火炬火花塞有限责任公司 | 一种火花塞侧电极及其制作方法 |
JP2015124674A (ja) | 2013-12-26 | 2015-07-06 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
JP6274706B2 (ja) | 2014-05-22 | 2018-02-07 | 株式会社Soken | 内燃機関用のスパークプラグ |
JP6299515B2 (ja) | 2014-08-05 | 2018-03-28 | 株式会社デンソー | 内燃機関用のスパークプラグ |
JP6779823B2 (ja) * | 2017-03-27 | 2020-11-04 | 株式会社豊田中央研究所 | 内燃機関の点火装置 |
JP6632577B2 (ja) * | 2017-07-17 | 2020-01-22 | 日本特殊陶業株式会社 | 点火プラグ |
JP6899409B2 (ja) | 2019-04-19 | 2021-07-07 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
JP7275891B2 (ja) * | 2019-06-19 | 2023-05-18 | 株式会社デンソー | スパークプラグ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993005528A1 (en) * | 1991-09-11 | 1993-03-18 | Spare William G | Ignition device for combustion chamber |
JPH09148045A (ja) | 1995-11-24 | 1997-06-06 | Harumitsu Matsushita | 点火プラグ |
BRPI9908448B1 (pt) * | 1998-03-02 | 2015-06-09 | Pyrotek Entpr Inc | Vela de ignição para fornecer uma faísca dentro de uma região de ignição |
JP4465296B2 (ja) | 2005-03-31 | 2010-05-19 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
-
2011
- 2011-01-10 JP JP2011002620A patent/JP5593236B2/ja active Active
- 2011-02-08 DE DE201110003813 patent/DE102011003813A1/de not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011187437A (ja) | 2011-09-22 |
DE102011003813A1 (de) | 2011-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5593236B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP5919214B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP5896890B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP5804966B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP5826156B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP5970224B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
US20120299458A1 (en) | Spark plug for internal-combustion engines | |
JP6729206B2 (ja) | スパークプラグ | |
WO2017169930A1 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP6299515B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2017174681A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2013016302A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
WO2017170276A1 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP4465296B2 (ja) | スパークプラグ | |
US9234491B2 (en) | Spark plug for internal combustion engine | |
JP6376839B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2017111960A (ja) | スパークプラグ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130801 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140410 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140708 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140804 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5593236 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |