JP6779823B2 - 内燃機関の点火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の点火装置に関する。
絶縁碍子によって絶縁保持された中心電極と接地電極とを備え、中心電極と接地電極の間に電圧を印加することによって火花を発生させる内燃機関の点火装置(点火装置100)が知られている。燃焼室内においては、例えばスワール流やタンブル流といった混合気の気流が形成されている。この気流により中心電極と接地電極との間隙(放電ギャップ)に形成された放電経路が流され、放電経路が伸長することで、混合気の着火性を向上させることができる。
ここで、接地電極において中心電極に対向する一面に中心電極側へ延びる円柱状の突出部が形成されており、中心電極と突出部の直径が共に2.3mm以下であり、点火エネルギが17mJ未満とされた点火装置が開示されている(特許文献1)。また、絶縁碍子を覆うハウジングを設け、ハウジングにより内燃機関の燃焼室内の気流を整流すると共に、接地電極の先端を中心軸に対して所定の角度で偏心させた構成を有する点火装置が開示されている(特許文献2)。また、燃焼室内の気流を放電ギャップに向かって導き、安定した着火性を確保するため、ハウジングの接地電極とは異なる位置に設けた先端突起部を設け、接地電極の先端突起部側の側面を傾斜させた点火装置が開示されている(特許文献3)。
特開2002−319469号公報 特開2010−238377号公報 特開2014−192100号公報
中心電極の突起とそれに対向する接地電極の突起とを、点火装置の中心軸上に配置した構成(針−針型)では、図15に示すように、接地電極が燃焼室内の気流の上流側に位置する場合、接地電極によって気流が妨げられる。これによって、電極間を流れる気流の速度が低下し、放電経路の伸長が抑制され、その結果、混合気の着火性が低下するおそれがある。
また、接地電極が気流の下流側に位置する場合、図16に示すように、接地電極の中心電極に対向する内向面が気流を受け止めることにより、接地電極の内向面近傍における気流速度が低下する。これにより放電経路も気流とともに接地電極の内向面に衝突するため、放電経路の伸長が抑制されてしまう。また、内向面に衝突した後の気流は、接地電極腕部の両側面に分かれて流れることになるが、接地電極を回り込む流れは放電ギャップの上流側のわずかな非定常変化やばらつきにより、カルマン渦のように一方の側面から他方の側面へと切り替わりやすく、安定しない。そのため、放電経路が気流に乗って接地電極の側面に沿って伸長したとしても、急に気流の向きが変わり、放電経路の伸長が中断してしまう。
それに対して、接地電極に設けた突起を点火装置の中心軸から偏心させた構成(スラント型)を有する点火装置が知られている(特許文献1および2)。スラント型の点火装置では、図17に示すように、接地電極が燃焼室内の気流の上流側に位置する場合、接地電極の幅を小さくすることで気流の減速を抑制し、また、電極間を流れる気流を斜め下向きに向けることができるため、放電経路の伸長を促進し、混合気の着火性の向上を図ることができる。
その一方、スラント型の接地電極を備える点火装置では、接地電極が気流の下流側に位置する場合、図18に示すように、接地電極の内向面に衝突した気流は、接地電極の内向面に衝突し、接地電極の基端部に向かって上向きに流れる。その結果、接地電極では、放電経路は、気流とともに接地電極の内向面に沿って上方向に伸びるが、接地電極とハウジング等に囲まれ、放電経路の伸長が制限されてしまう。
特許文献3に記載された点火装置においても同様に、接地電極が気流の下流側に位置する場合には、接地電極の内向面が気流を受け止めることになる。特許文献3の点火装置の接地電極では、先端突起部に近い側面が傾斜しているため、接地電極の周りの流れ分布が非対称となり、いずれか一方の側面に気流を誘導する作用があるとも考えられる。しかしながら、特許文献3に記載された接地電極は、その内向面の面積が大きいため、接地電極が気流の下流側に位置する場合、気流は接地電極の内向面に衝突することになり、気流を接地電極のいずれか一方の側面に誘導する効果はほとんどないと考えられる。
上述の通り、従来の点火装置では、接地電極が中心電極に気流の下流側に位置する場合、放電経路の伸長が抑制され、点火装置における混合気の着火性が低下するおそれがある。そのため、接地電極が中心電極に対して気流の下流側に位置する場合であっても、放電ギャップを通過した気流を接地電極のいずれか一方の側面に安定して誘導でき、混合気の着火性を向上させることができる点火装置が求められている。
本発明に係る内燃機関の点火装置は、燃焼室内の燃料の点火を行う内燃機関の点火装置であって、絶縁碍子と、前記絶縁碍子から先端部が突出するように設けられた中心電極と、前記先端部に向かい合う突起部を有する接地電極と、を備え、前記点火装置の中心軸に直交する平面で前記接地電極を切断した断面の形状が、前記接地電極の基端部から先端までの間の少なくとも一部において、前記中心軸および前記平面の交点と前記断面の重心とを結ぶ直線に対して非対称であること、並びに、前記断面の外形線に含まれ、前記直線に直交し、前記中心電極に近い線分である内向辺の長さをD1、前記直線と平行であり、前記断面に外接する2本の直線間の距離をD2としたとき、D1≦(D2/2)であることを特徴とする内燃機関の点火装置である。
好適な態様では、前記接地電極は、前記接地電極の基端部から先端にかけて、前記中心電極の中心軸に直交する平面で前記接地電極を切断した断面の重心の位置が、前記点火装置の中心軸を中心とする周方向において変位する。
他の好適な態様では、前記中心電極に面し、前記内向辺によって構成される内向面の少なくとも一部が、前記直線に対して傾斜している。
本発明によれば、接地電極が中心電極に対して気流の下流側に位置する場合であっても、放電ギャップを通過した気流の向きに対して接地電極の断面形状を非対称とするとともに、当該気流を受け止める面積が小さくすることで、当該気流を接地電極のいずれか一方の側面に安定して誘導することができ、混合気の着火性を向上させることができる。
本実施形態に係る点火装置の構成を示す図である。 本実施形態に係る点火装置の構成を示す部分拡大図である。 本実施形態に係る点火装置が備える接地電極の形状を示す図である。 実施例1に係る点火装置を流れる気流の数値解析結果を示す図である。 比較例1に係る点火装置を流れる気流の数値解析結果を示す図である。 比較例2に係る点火装置を流れる気流の数値解析結果を示す図である。 変形例1に係る点火装置の構成を示す部分拡大図である。 変形例1に係る点火装置を流れる気流の数値解析結果を示す図である。 変形例2に係る点火装置が備える接地電極の形状を示す図である。 変形例3に係る点火装置が備える接地電極の形状を示す図である。 変形例4に係る点火装置が備える接地電極の形状を示す図である。 変形例5に係る点火装置が備える接地電極の形状を示す図である。 変形例6に係る点火装置が備える接地電極の形状を示す図である。 従来の点火装置の課題を説明するための図である。 従来の点火装置の課題を説明するための図である。 従来の点火装置の課題を説明するための図である。 従来の点火装置の課題を説明するための図である。
本発明の実施形態に係る内燃機関の点火装置について、図面を参照しながら説明する。以下で説明する形状、位置等は、説明のための例示であって、内燃機関に応じて適宜変更することができる。すべての図面において同等の要素には同一の符号を付している。
[構成]
図1に、本実施形態に係る内燃機関の点火装置100の構成を示す。点火装置100は、中心電極10、絶縁碍子12、ハウジング14および接地電極16を備えて構成される。点火装置100は、内燃機関の燃焼室に装着され、燃焼室内に供給された燃料(混合気)に点火するために用いられる。
点火装置100では、中心電極10に設けた中心電極放電チップ20と、接地電極16に設けた接地電極対向チップ22との間に間隙(放電ギャップG)が形成されている。放電ギャップGに電圧を印加し、放電ギャップGにおいて電気絶縁が破られると、電気火花が発生し、放電経路が形成される。すると、放電経路の周囲に初期火炎核が形成され、混合気の着火に至る。
なお、本明細書および図1〜図17では、点火装置100の中心軸Nに沿った方向をz軸に規定し、z軸と直交する方向であって、中心電極10から接地電極16に向かう方向をx軸に規定し、x軸およびz軸のそれぞれと直交する方向をy軸に規定する。また、本明細書では、特に記載しない限り、燃焼室内を流れる気流は、点火装置100において、矢印で示す通り、中心電極10から接地電極16に向かって(x軸の正方向)流れるものとする。
中心電極10は、燃料に点火するための電圧が印加される電極である。中心電極10は、導電性の高い金属材料によって構成される。中心電極10は、例えば、内材としてCu等の熱伝導性に優れた金属材料が用いられ、外材としてNi合金等の耐久性および耐食性に優れた金属材料を用いて形成することが好適である。中心電極10は、後述する絶縁碍子12を貫くようにz軸方向に延びた円柱棒状の形状とされる。即ち、中心電極10の中心軸Nは、点火装置100の中心軸Nと一致している。中心電極10の先端部10aは、点火装置100が内燃機関に装着された状態で燃焼室内に露出するように設けられる。中心電極10の端子部10bは、点火回路からの導線に接続するために絶縁碍子12から露出した状態とされる。
中心電極放電チップ20は、中心電極10の先端部10aの一部であり、耐熱性に優れた導電部材で構成される。中心電極放電チップ20を構成する導電部材としては、例えば、イリジウム合金やプラチナ合金等の貴金属が好適である。中心電極放電チップ20は、例えば、円柱形状とされ、後述する接地電極16の接地電極対向チップ22に対向する位置に設けられる。中心電極放電チップ20は、接地電極対向チップ22の先端面と平行な先端面を有することが好適である。中心電極放電チップ20の形状およびサイズは、点火装置100を用いる内燃機関の容量や構成に応じて適宜設定することが好適である。
絶縁碍子12は、中心電極10と接地電極16および他の部材との間の電気的な絶縁を維持するための部材である。絶縁碍子12は、電気的に絶縁性を有し、耐熱性に優れた材料によって構成される。絶縁碍子12は、例えば、高純度アルミナ等のセラミック材料を用いて形成することが好適である。絶縁碍子12は、略円筒形状に形成され、中心軸孔に中心電極10が挿入されて固定されている。絶縁碍子12の先端部12aには、点火装置100が内燃機関に装着された状態で燃焼室内に露出するように設けられる。絶縁碍子12の基端部12bは、内燃機関の取り付け部分から突出した状態とされる。絶縁碍子12の基端部12bは、コルゲート状に形成することが好適であり、これにより中心電極10と他の部材との間の絶縁リークを防止することができる。
ハウジング14は、絶縁碍子12の先端側を覆って側面電極を形成している。ハウジング14は、導電性の高い金属材料によって構成される。ハウジング14は、例えば、低炭素鋼等の高耐熱性の金属材料で構成することが好適である。ハウジング14には、内燃機関のシリンダヘッドに設けられたネジ穴に固定するためのねじ部14aが設けられている。ねじ部14aにより点火装置100を内燃機関のシリンダヘッドに固定することによって、ハウジング14は内燃機関に電気的に接地される。ねじ部14aの先端側には内燃機関の燃焼室内に露出するシュラウド部14bが設けられている。
接地電極16は、電気的に接地される電極である。接地電極16は、導電性の高い金属材料によって構成される。接地電極16を構成する材料としては、例えば、Niを主成分とするNi合金等が好適である。接地電極16は、ハウジング14に電気的に導通するように接続される。
図1とともに、図2および図3を参照しながら、本実施形態に係る接地電極16の詳細な形状について説明する。図2は、本実施形態に係る点火装置100の部分拡大図である。接地電極16は、ハウジング14と接続する基端部16aから、内燃機関の燃焼室内に突出するように設けられ、中心電極10よりもy軸正方向に長く延びながら、中心電極10に向かって屈曲した形状を有する。接地電極16は、中心電極10に面する内向面30、内向面30の反対側に形成される外向面32、および、内向面30と外向面32とを繋ぐ一対の側面34を有する。また、本実施形態に係る接地電極16が中心電極10に向かって屈曲し、気流の流れる向き(x軸)に対して傾斜している。
接地電極16の先端付近には、突起部として接地電極対向チップ22が設けられている。接地電極対向チップ22は、中心電極10の中心電極放電チップ20と向かい合うように配置される。接地電極対向チップ22は、耐熱性に優れた導電部材で構成される。接地電極対向チップ22を構成する導電部材としては、例えば、イリジウム合金やプラチナ合金等の貴金属が好適である。接地電極対向チップ22は、例えば、円柱形状とされる。なお、接地電極対向チップ22の形状およびサイズは、点火装置100を用いる内燃機関の容量や構成に応じて適宜設定することが好適である。
点火装置100は、接地電極16に設けた接地電極対向チップ22を中心電極10の中心軸Nから偏心させたスラント型の構成を有する。即ち、図1に示す通り、点火装置100では、接地電極16に設けた接地電極対向チップ22の先端と中心電極10の中心電極放電チップ20の先端とを結ぶ直線Mが、中心電極10の中心軸Nに対して偏心角度θをなすように構成されている。なお、本実施形態に係る点火装置100は、図1および図2に示すスラント型の構成を有するもののみに制限されず、針−針型等の一般的な点火装置100に広く適用可能である。
図3は、点火装置100の中心軸N(図2中の一点鎖線)に直交する平面P1(図2中の二点鎖線)で接地電極16を切断した断面形状を示す。接地電極16の断面形状の特徴を説明するため、図3に示す通り、接地電極16の断面形状の外形線を内向辺36、第1側辺38、外向辺40、第2側辺42に区分される。内向辺36および外向辺40はy軸に沿って延びる線分であって、点火装置100の中心軸Nおよび平面P1の交点と断面形状の重心とを結ぶ直線L1と直交する。第1側辺38は、内向辺36のy軸正方向側の端点である点Q1と外向辺40のy軸正方向側の端点である点Q2とを結び、第2側辺42は、内向辺36のy軸負方向側の端点である点Q4と外向辺40のy軸負方向側の端点である点Q3とを結んでいる。図3に示す直線L2およびL3は、直線L1と平行であり、接地電極16の断面に外接する線である。このときの直線L2およびL3間の距離を、接地電極16の厚みD2と規定する。
図2中の接地電極16の内向面30は、図3中の接地電極16の断面形状における内向辺36によって構成される。同様に、接地電極16の外向面32は、断面形状における外向辺40によって構成され、接地電極16の側面34は、それぞれ断面形状における第1側辺38および第2側辺42によって構成されている。図2に示す接地電極16では、内向面30の一部がx軸方向に対して傾斜している。
本実施形態に係る接地電極16では、中心電極10の中心軸Nに直交する平面で接地電極16を切断した断面の形状が、接地電極16の基端部16aから先端までの間の少なくとも一部において、下記の外形的特徴を有する。
第1の特徴として、本実施形態に係る接地電極16の断面形状は、直線L1に対して非対称である。例えば、接地電極16の断面形状の外形線において、内向辺36の両端点に連接する第1側辺38および第2側辺42の内向辺36に対する傾斜が異なる場合、断面形状は直線L1に対して非対称となる。図3に示すように、第1側辺38に含まれ、内向辺36と連接し、法線ベクトルV1とx軸正方向に向かうベクトルVxとが鈍角をなす区間を第1傾斜辺44と、第2側辺42に含まれ、内向辺36と連接し、法線ベクトルV2とベクトルVxとが鈍角をなす区間を第2傾斜辺46と、それぞれ規定する。このとき、第1傾斜辺44および第2傾斜辺46が、x軸と平行な直線L1に対して非対称である場合、内向辺36の両側に異なる傾斜が形成されて、断面形状は非対称となる。
図3に示すように、接地電極16の断面形状の外形線において、内向辺36に対して傾斜した第1傾斜辺44および第2傾斜辺46を設けることにより、放電ギャップGを通過して接地電極16に向かう気流を側方に受け流すことができる。さらに、第1傾斜辺44と第2傾斜辺46とで内向辺36に対する傾斜角が異なり、第1傾斜辺44に比して第2傾斜辺46の傾斜は緩く形成されている。このように内向辺36の端点Q1,Q4に、第1傾斜辺44,第2傾斜辺46を有する形状とすること、即ち、接地電極16の内向面30の両側それぞれに異なる傾斜を有する側面34を設けることにより、接地電極16に向かう気流を受け流すとともに、気流を一方の側面34に誘導することができる。
また、図3に示すように、内向辺36の中点Q5が直線L1上に位置しない場合も、接地電極16の断面形状は直線L1に対して非対称となる。内向辺36の中点Q5が直線L1上に位置しないとは、換言すれば、気流の上流側であるx軸負方向から見て、第1傾斜辺44と第2傾斜辺46のy軸方向の幅が異なることと同義である。気流を正面から受け止める内向面30がy軸方向のいずれか一方にシフトすることで、接地電極16周辺の気流の速度分布が直線L1を含むxz平面に対して非対称となり、結果として、気流を接地電極16の一方の側面34に導くことができる。
なお、流体が柱状物体に当たると、当該物体の背後から2列の規則正しい渦が下流に流れるカルマン渦という現象が生じる。燃焼室内の気流が接地電極16に衝突することでカルマン渦が発生すると、気流の向きが短い時間間隔で交互に入れ替わるため、放電経路を効果的に伸長させることができない。それに対して、本実施形態に係る接地電極16は、直線L1に対して非対称な断面形状を有することにより、カルマン渦の形成を抑制する作用を有する。カルマン渦の形成を抑制することにより、接地電極16の一方の側面34への気流の誘導効果をさらに安定させることができる。
本実施形態に係る接地電極16の断面形状における第2の特徴は、内向辺36の距離D1と接地電極16の厚さD2とが、
D1≦(D2/2)
を満たすことである。
内向辺36の距離D1を接地電極16の厚さD2に対して1/2以下とすることにより、放電ギャップGを通過した気流を内向面30が受け止める面積が小さくなり、内向面30の近傍に形成される気流速度の低い低速領域を小さくすることができる。これにより、距離D1が厚さD2の1/2を超える場合と比較して、より多くの気流を速やかに接地電極16の側面34方向へ誘導することができる。
本実施形態に係る接地電極16の断面形状において、内向辺36の距離D1は、接地電極16の厚さD2に対して4分の1以下であることが好適である。内向辺36の距離D1の下限は特に制限されず、内向辺36の距離D1が接地電極16の厚さD2に対して実質的に0、即ち、第1側辺38と第2側辺42とが中心電極10側において直接接していてもよい。
なお、本明細書において「直交する」とは、例えば、直線L1および内向辺36を例に説明すると、直線L1と内向辺36とのなす角度が85°以上95°以下である場合を包含していてもよい。また、内向辺36および外向辺40は、曲線を含んでいてもよく、曲線のみで構成されていてもよい。例えば、内向辺36および外向辺40は、接地電極16の断面形状の外形線において、その法線ベクトルと直線L1とのなす角度が5°以内である区間を含んでいてもよく、当該区間で構成されていてもよい。
以上で説明した接地電極16の断面形状の特定方法は、本実施形態に係る点火装置100に用いる接地電極16の外形的特徴を説明するための方法の一つに過ぎず、本発明は、上記の区分方法に厳密に当てはまる形状を有する接地電極16のみに限定されるものと理解すべきではない。また、本実施形態に係る点火装置100に用いる接地電極16は、例えば、点火装置100の中心軸Nに直交し、中心電極放電チップ20(先端部10a)と接地電極対向チップ22(突起部)との間を通る平面で接地電極16を切断した断面の形状が、上記の外形的特徴を有していてもよいし、或いは、点火装置100の中心軸Nに直交し、中心電極放電チップ20を通る平面で接地電極16を切断した断面の形状が、上記の外形的特徴を有していてもよい。
本実施形態に係る点火装置100を用いて混合気の着火を行うときの放電経路の挙動を解説し、これにより本実施形態に係る点火装置100の作用を説明する。点火装置100では、中心電極放電チップ20と接地電極対向チップ22との間の放電ギャップGに電圧を印加して形成した放電経路により、初期火炎核を形成し、混合気を着火させる。接地電極16が中心電極10に対して気流の下流側に位置する場合、放電開始時に中心電極放電チップ20の先端面と接地電極対向チップ22の先端面との間に形成された放電経路は、気流によって下流に湾曲しながら伸長する。このとき、放電経路の端点も、電極表面上を下流方向に移動するが、気流などの条件によっては、放電経路の接地電極16側の端点が接地電極対向チップ22から接地電極16の内向面30へ移動することもある。
本実施形態に係る点火装置100では、接地電極16の断面形状を直線L1に対して非対称とするとともに、内向辺36の距離D1を接地電極16の厚さD2の1/2以下としたことにより、接地電極16に向かう気流を、接地電極16のどちらか一方の側面34に安定して誘導することができる。気流が接地電極16の一方の側面34に安定して誘導されると、気流に乗って放電経路も流れるため、放電経路の接地電極16側の端点を、接地電極対向チップ22の先端面から気流が誘導された側の接地電極16の側面34上へ移動させ、さらに、当該側面34の下流側に移動させることができる。
本実施形態に係る点火装置100では、このように、放電ギャップを通過した気流を接地電極16のどちらか一方の側面34方向へ安定して誘導すること、および、放電経路の接地電極16側の端点を、接地電極16の気流が誘導された側の側面34上において側方から後方にかけて移動させることで、接地電極16を回り込むように放電経路を伸長させることができる。その結果、放電経路長が長くなり、放電経路の周囲に形成される初期火炎核が大きくなって、混合気の着火性が向上する。
なお、点火装置100は、内燃機関にネジ止めで取り付けられるため、エンジン筒内に露出する接地電極16の中心電極10に対する周方向の角度にはバラつきが生じる。本実施形態に係る点火装置100では、接地電極16が中心電極10の下流に位置する場合において、ある取付角度を境に気流が誘導される側面34を一方から他方へと速やかに切り替えることができる。
[数値解析]
本実施形態に係る点火装置100が有する作用について、数値解析結果を参照しながら、より詳しく説明する。図4〜図6に、本実施形態に係る点火装置100および従来の点火装置100について、各点火装置100を流れる気流の流線および速度分布の数値解析を行った結果を示す。なお、図4〜図6では、矢印で示すように、気流は紙面の左側から右側に向かって流れる。
(実施例1)
図4(a)〜(c)に、本実施形態に係る点火装置100に基づいて行った数値解析結果を示す。図4(a)〜(c)に示す点火装置100は、図3で示す断面形状を有する接地電極16を備える。即ち、実施例1で用いた接地電極16は、直線L1に対して非対称な断面形状を有する。ここで、第1傾斜辺44の法線ベクトルV1とx軸の正方向のベクトルVxとでなす角度は110°であり、第2傾斜辺46の法線ベクトルV2とx軸の正方向のベクトルVxとでなす角度は140°であった。内向辺36の中点Q5は直線L1上に位置しておらず、直線L1およびL2におけるy座標をそれぞれ0および0.5としたとき、内向辺36の中点Q5はy座標が0.25となる位置にあった。内向辺36の距離D1と接地電極16の厚さD2との比D1/D2は、0.2であった。
図4(a)はy軸の負方向から各点火装置100を見た正面図である。図4(b)は、点火装置100の中心軸Nと直交する平面による図4(a)の部分断面図である。図4(a)および(b)には、数値解析結果である放電ギャップGを始点とした気流の流線が記載されている。図4(c)には、中心軸Nと直交する平面内における気流の速度分布を示す。図4(c)中の等高線は、放電ギャップGよりも上流の気流速度に対して10%刻みで気流速度を表示している。
(比較例1)
比較例1として、図5(a)〜(c)に示すスラント型の接地電極16を備える従来の点火装置100を用いて、数値解析を行った。比較例1の点火装置100が備える接地電極16の断面形状は、直線L1に対して対称な形状であって、第1傾斜辺44の法線ベクトルV1とx軸の正方向のベクトルVxとでなす角度は110°であり、第2傾斜辺46の法線ベクトルV2とx軸の正方向のベクトルVxとでなす角度は110°であった。また、内向辺36の中点Q5は直線L1上に位置しており、内向辺36の距離D1と接地電極16の厚さD2との比D1/D2は、0.7であった。図5(a)〜(c)に、比較例1の数値解析結果を示す。図4(a)〜(c)と同様に、図5(a)および(b)には、放電ギャップGを始点とした気流の流線が記載され、図5(c)には、中心軸Nと直交する平面内における気流の速度分布が示されている。
(比較例2)
比較例2として、図6(a)〜(c)に示すスラント型の接地電極16を備える従来の点火装置100を用いて、数値解析を行った。比較例2の点火装置100が備える接地電極16では、両側面34に異なる傾斜が付されており、その断面形状は直線L1に対して非対称である。比較例2の接地電極16の断面形状において、第1傾斜辺44の法線ベクトルV1とx軸の正方向のベクトルVxとでなす角度は115°であり、第2傾斜辺46の法線ベクトルV2とx軸の正方向のベクトルVxとでなす角度は140°であった。また、内向辺36の中点Q5は直線L1上に位置しておらず、直線L1およびL2におけるy座標をそれぞれ0および0.5としたとき、内向辺36の中点Q5はy座標が0.08となる位置にあった。また、内向辺36の距離D1と接地電極16の厚さD2との比D1/D2は、0.65であった。図6(a)〜(c)に、比較例2の数値解析結果を示す。図4(a)〜(c)と同様に、図6(a)および(b)には、放電ギャップGを始点とした気流の流線が記載され、図6(c)には、中心軸Nと直交する平面内における気流の速度分布が示されている。
(数値解析の評価)
実施例1に係る点火装置100では、図4(a)および(b)に示す通り、放電ギャップGを通過した気流は、接地電極16の傾斜した内向面30に沿ってやや上方に流されつつも、すべて接地電極16の一方の側面34の方向(図4(b)ではy軸の正方向側の第1側辺38方向)に誘導されている。気流をこのように接地電極16の一方の側面34に誘導することで、放電経路が接地電極16の内向面30やハウジング14に衝突することを防ぐとともに、放電経路を気流に乗せて伸長させ、また、放電経路の接地電極16側の端点を、気流が誘導された方の側面34に移動させ、当該側面34上を側方から後方にかけて移動させることができる。これにより、放電経路を、接地電極16を回り込むように安定的に伸長させることができる。その結果、放電経路長が長くなり、放電経路周囲に形成される初期火炎核が大きくなって、混合気の着火性が向上する。
一方、比較例1および比較例2に係る点火装置100では、図5および図6から明らかな通り、放電ギャップを通過した気流は、下流の接地電極16の内向面30に衝突し、接地電極16の傾斜した内向面30に沿ってz軸の負方向(接地電極16の基端部16a方向)に流れる。これにより、放電経路は、接地電極16の内向面30およびハウジング14によって伸長が阻害される。その結果、放電経路周囲に形成される初期火炎核は小さくなるとともに、初期火炎核が、中心電極10、接地電極16の内向面30およびハウジング14で囲まれる狭い領域内に制限されるため、初期火炎核の成長が阻害され、混合気の着火性が低下する。
また、接地電極16の断面形状が気流方向(直線L1)に対して対称な比較例1では、図5(b)に示す通り、気流は接地電極16の内向面30に衝突後、接地電極16の両側に分かれて流れている。この場合、気流が接地電極16を回り込む向きは、放電ギャップの上流側の気流のわずかな非定常変化やばらつきにより、カルマン渦のように一方の側面34から他方の側面34へと不安定に切り替わりやすくなると推測される。例えば、放電経路が伸長する途中で気流の回り込む方向が切り替わった場合、それまでに形成されていた放電経路が中断される。よtって、気流の向きが安定せずに頻繁に切り替わると、放電により着火した初期火炎もカルマン渦状に交互に放出されるため、個々の初期火炎は小さくなり、混合気の着火性が低下すると考えられる。
図4(c)、図5(c)および図6(c)に示す気流の速度分布を対比する。放電ギャップGよりも上流に対する気流の速度が20%以下である低速領域を、各図中に示した。接地電極16よりも中心電極10側に形成された低速領域の面積を比較すると、実施例1が最も小さく、内向面30を構成する内向辺36が最も長い比較例2が最も大きい。この気流の速度分布の対比から明らかなように、本実施形態に係る点火装置100では、内向面30のy軸方向の幅を小さくし、内向面30が気流を受け止めることで形成される低速領域を、従来よりも小さくすることで、より多くの気流を接地電極16の側面34方向へ誘導することができる。
[変形例1]
図7に、本実施形態の変形例1に係る点火装置100を示す。図7(a)は、変形例1に係る点火装置100の部分拡大図である。図7(b)には、点火装置100の中心軸Nに直交し、接地電極16の基端部16aを通る平面P2(図7(a)中の二点鎖線)における点火装置100の断面図を示す。図7に示す通り、変形例1に係る点火装置100が備える接地電極16は、基端部16aから先端にかけて、中心電極10に向かって屈曲するとともに、中心軸Nを中心としたときの周方向に沿って湾曲している。変形例1に係る点火装置100が備える接地電極16は、上記の通り周方向に湾曲することで、基端部16aから先端にかけて、中心軸Nに直交する平面で接地電極16を切断した断面の重心の位置が、中心軸Nを中心とする周方向において変位している。
変形例1に係る点火装置100ついて、実施例1と同様に気流の流線および速度分布の数値解析を行った。図8(a)および(b)に、変形例1に係る点火装置100に基づいて行った数値解析結果を示す。図8(a)および(b)に示す変形例1の点火装置100は、接地電極16が基端部16aから先端にかけて中心軸Nを中心とする周方向に沿って湾曲していること以外、実施例1の点火装置100と同様の構成を有する。即ち、変形例1の接地電極16の断面形状は、実施例1の接地電極16の断面形状と同じである。図4(a)および(b)と同様に、図8(a)および(b)には、放電ギャップGを始点とした気流の流線が記載されている。
変形例1に係る点火装置100は、基端部16aから先端にかけて、中心電極10に向かって屈曲するとともに、図8(b)における反時計回りに湾曲している。これにより、放電ギャップGを通過した気流は、図8(a)および(b)に示す通り、接地電極16に衝突することなく、接地電極16の一方の側面34の方向(図4(b)ではy軸の正方向側の第1側辺38方向)に、当該側面34の斜め上側を大きく迂回するように、誘導されている。気流をこのように誘導することで、放電ギャップG間に形成された放電経路を、接地電極16に衝突させることなく、接地電極16の下流側へ大きく伸長させることができ、また、放電経路の接地電極16側の端点を、気流を誘導した方の側面34の後方にかけて移動させることができる。よって、放電経路を、接地電極16を回り込むように安定的に伸長させることができる。その結果、放電経路長が長くなり、放電経路周囲に形成される初期火炎核が大きくなって、混合気の着火性が向上する。
[変形例2〜6]
変形例2〜6として、本実施形態に係る点火装置100が備える接地電極16の他の例を示す。図9〜図13に、中心電極放電チップ20と接地電極対向チップ22との間を通る平面P1で接地電極16を切断して得られる、変形例2〜6の各接地電極16の断面形状を示す。図9〜図13に示す接地電極16の断面形状はいずれも、中心軸Nおよび平面P1の交点と断面の重心とを結ぶ直線L1に対して非対称であり、且つ、直線L1に直交し、中心電極10に近い内向辺36の長さD1が、接地電極16の厚さD2の1/2以下である。
図9に示す変形例2の接地電極16は、内向辺36と第1傾斜辺44との接続部および内向辺36と第2傾斜辺46との接続部に「丸み」を形成したこと以外は、図3に示す接地電極16と同様の構成を有する。図9に示すように、接地電極16は、断面形状において内向辺36の長さD1が接地電極16の厚さD2の1/2以下である限り、内向面30のy軸方向の両端部に明確な稜線を形成せず、丸みを帯びた形状を有していてもよい。
図10に示す変形例3の接地電極16では、直線L1に対して直交する線分が明確に存在しない。図10に示す接地電極16の場合、断面形状の外形線のうち、その法線ベクトルと直線L1とのなす角度が5°以内である区間を内向辺36と規定すればよい。
図11に示す変形例4の接地電極16においても、直線L1に対して直交する線分が明確に存在せず、第1側辺38および第2側辺42がx軸負方向側において楔状に接続している。図11に示す接地電極16の場合、内向辺36に相当する区間は、第1側辺38と第2側辺42との交点付近の微小な区間である。このように、内向辺36が接地電極16の厚さD2に対して十分短い場合には、例えば、内向辺36の長さD1を0として取り扱ってもよい。図10および図11に示す構成を有する接地電極16は、気流を正面から受け止める面を有さないため、気流を側面34方向に受け流すことができる。
図12に示す変形例5の接地電極16では、内向辺36のy軸負方向側の端点Q4にのみ、内向辺36に対して傾斜した区間を含む第2側辺42が接続されており、内向辺36のy軸正方向側の端点Q1に接続された第1側辺38には、内向辺36に対して傾斜した区間が含まれない。図12に示す接地電極16の断面形状も、内向辺36と端点Q1,Q4で接続する第1側辺38および第2側辺42が、内向辺36に対して異なる傾斜を有する場合に含まれる。
図13に示す変形例6の接地電極16においても、内向辺36のy軸負方向側の端点Q4にのみ、内向辺36に対して傾斜した区間を含む第2側辺42が接続されている。また、図13において第2側辺42は全体的に丸みのある形状を有している。図10および図11に示す構成を有する接地電極16は、気流を受け流すことができる構造を内向面30の一方側の側面34にのみ設けることにより、気流を安定的に側面34方向に受け流すことができる。
10 中心電極、10a 先端部、10b 端子部、12 絶縁碍子、12a 先端部、12b 基端部、14 ハウジング、14a ねじ部、14b シュラウド部、16 接地電極、16a 基端部、20 中心電極放電チップ、22 接地電極対向チップ、30 内向面、32 外向面、34 側面、36 内向辺、38 第1側辺、40 外向辺 42 第2側辺、44 第1傾斜辺、46 第2傾斜辺、100 点火装置、L1 直線、N 中心軸。

Claims (3)

  1. 燃焼室内の燃料の点火を行う内燃機関の点火装置であって、
    絶縁碍子と、
    前記絶縁碍子から先端部が突出するように設けられた中心電極と、
    前記先端部に向かい合う突起部を有する接地電極と、を備え、
    前記点火装置の中心軸に直交する平面で前記接地電極を切断した断面の形状が、前記接地電極の基端部から先端までの間の少なくとも一部において、
    前記中心軸および前記平面の交点と前記断面の重心とを結ぶ直線に対して非対称であること、並びに、
    前記断面の外形線に含まれ、前記直線に直交する線分のうち、前記中心電極に近い線分の長さをD1、前記直線と平行であり、前記断面に接する2本の直線間の距離をD2としたとき、
    D1≦(D2/2)
    であることを特徴とする、内燃機関の点火装置。
  2. 前記接地電極は、前記接地電極の基端部から先端にかけて、前記中心電極の中心軸に直交する平面で前記接地電極を切断した断面の重心の位置が、前記点火装置の中心軸を中心とする周方向において変位することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の点火装置。
  3. 前記接地電極が、前記直線に対して傾斜していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の内燃機関の点火装置。
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