JP5592918B2 - 貨幣出金装置および紙幣出金装置 - Google Patents
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Description
紙幣出金装置および硬貨出金装置には、例えば、それぞれの投入口から投入された貨幣を筐体内へ搬送し、選別部で金種別に選別して収納部に収納し、POS端末等からの払出し指示に基づいて収納部から貨幣を取り出すように構成した紙幣入出金装置および硬貨入出金装置がある。
例えば、各貨幣出金装置に収納された貨幣を回収する際の作業として、回収容器の取り付けがあるが、各貨幣出金装置の構造が異なっていれば、回収容器の取り付け方も異なる。貨幣出金装置の取り扱いが未熟で回収容器の取り付け状態に不備を生じさせれば、貨幣出金装置から排出された貨幣が回収容器に正しく回収されずに貨幣出金装置の外へ零れ落ちてしまう不都合を発生させるおそれがある。
硬貨出金装置は、金種別に硬貨を収納する。
紙幣出金装置は、硬貨出金装置が載置され、紙幣収納部と、回収容器収納スペースと、信号転送手段と、を有する。紙幣収納部は、金種別に紙幣を収納する。回収容器収納スペースは、貨幣回収容器を出し入れ自在に収納する。貨幣回収容器は、紙幣収納部に収納された紙幣または硬貨収納部に収納された硬貨を回収するためのものである。信号転送手段は、商品販売データ処理装置から受信した各種指示を伝える信号が前記硬貨出金装置への指示を伝えるものであれば、前記硬貨出金装置へ前記信号を伝達する。
回収時硬貨搬送経路は、硬貨収納部から回収容器収納スペース内の貨幣回収容器内に至る硬貨回収のためのものである。
POS端末100は、紙幣入出金装置2に電気的に接続されており、紙幣入出金装置2との間で各種信号の送受信を行う。硬貨入出金装置3は、紙幣入出金装置2に電気的に接続されており、紙幣入出金装置2との間で各種信号の送受信を行う。硬貨入出金装置3とPOS端末100との間の信号の送受信は、紙幣入出金装置2を介して行う。
紙幣投入口5および紙幣払出口6は、筐体4の上面の手前側に設けられている。操作キー7および表示パネル8は、筐体4の正面に配されている。
硬貨投入口10、操作キー12および表示パネル13は、筐体9の上面の手前側に設けられている。硬貨払出口11は、筐体9の正面に設けられている。
筐体4の底板4cとカセット収納スペースSの底板14との間には、支持板19が備えられている。支持板19は、底板4cおよび底板14とそれぞれ所定間隔を空けて対向している。
嵌合軸17,18は、上端部17a,18aと下端部17b,18bとの間に、拡径部17c,18cを有している。拡径部17c,18cは、底板14と支持板19との間に位置しており、底板14側へ向かってバネ22,23で付勢されている。これにより、上端部17a,18aは、外力が加えられないとき貫通孔15,16から上方へ突出した状態となる。
光センサ24,25は、発光部とこの発光部が発した光を受ける受光部とを有しており、発光部と受光部との間に光を遮る物体があるか否かを検知するものである。このような光センサ24,25によって、上端部17a,18aがバネ22,23の付勢に逆らって押された際の下端部17b,18bを検知する。
把手27は、回収カセットC1を運搬する際に把持するためのものである。嵌合穴28は、嵌合軸17の上端部17aと嵌合するものであって、嵌合軸17がバネ22の付勢に従って上端部17aを底板14から突出させているときの突出高さに相当する深さを有している。
収納後搬送系33は、硬貨搬送系のうち、硬貨収納部32から硬貨払出口11までの部分であって、駆動プーリ34と従動プーリ35とアイドラプーリ36と搬送ベルト37とを備えている。搬送ベルト37はエンドレスのベルトであって、硬貨収納部32の底部を形成している。このような収納後搬送系33は、駆動プーリ34を回転させるモータ(不図示)を含む搬送駆動部45(図6参照)によって駆動されることにより、硬貨を搬送する。
支持部材41は、回動軸42を備え、図示しない機構(この機構を駆動する回動駆動部46を図6に示す)によって、回動軸42を中心に所定角度回動自在とされている。ここで、所定角度とは、図5(a)に示す状態から図5(b)に示す状態までの回動角度である。
案内斜面39と回収時案内面40とが一体に形成されていることによって、回収時案内面40が硬貨を回収カセットC1の開口29へ導く位置に位置させたとき、案内斜面39は、硬貨が硬貨払出口11へ入るのを阻む位置に位置する。
制御部47,48は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/O機器制御部、および通信I/F(いずれも不図示)等から構成される。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶するものである。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶するものである。
このような制御部47,48は、それぞれ、紙幣入出金装置2および硬貨入出金装置3の各部を制御する。
ここで、カセット収納スペースSが空であった場合と、カセット収納スペースS内に回収カセットC2が収納されていた場合とには(ステップS2のNo)、制御部47は、制御部48に、回収カセットC1がカセット収納スペースS内にない旨を示す信号を送信する。当該信号を受信した制御部48は、表示パネル13に、オペレータに回収カセットC1がないことを知らせる文言を表示させる(ステップS3)。
続いて、制御部47は、制御部48に信号を送信して指示することにより、以下のステップS5〜ステップS7の処理を制御部48に実行させる。
ここで、カセット収納スペースSが空であった場合と、カセット収納スペースS内に回収カセットC1が収納されていた場合とには(ステップS8のNo)、制御部47は、表示パネル8に、オペレータに回収カセットC2がないことを知らせる文言を表示させる(ステップS9)。
また、本実施形態では、各種アラートの文言を表示パネル8,13に表示させるようにしたが、実施にあたっては、例えばPOS端末100が備える表示パネルに各種アラートの文言を表示させるようにしてもよいし、音声でオペレータに報知するようにしてもよい。
そして、本実施形態では、貨幣出金装置の一実施形態を貨幣入出金装置1とし、紙幣出金装置の一実施形態を紙幣入出金装置2として説明したが、実施にあたっては、入金機能がなく出金機能を有する貨幣出金装置および紙幣出金装置であってもよい。
4 筐体、 4d 孔、 9 筐体、 32 硬貨収納部、
47 制御部(信号転送手段)、
50 搬送経路切替部(切替部)、
A 払出時硬貨搬送経路、 B 回収時硬貨搬送経路、
C,C1,C2 回収カセット(貨幣回収容器)、
S カセット収納スペース(回収容器収納スペース)
Claims (5)
- 金種別に硬貨を収納する硬貨収納部を有する硬貨出金装置と、
前記硬貨出金装置が載置され、金種別に紙幣を収納する紙幣収納部と、前記紙幣収納部に収納された紙幣または前記硬貨収納部に収納された硬貨を回収するための貨幣回収容器を出し入れ自在に収納する回収容器収納スペースと、商品販売データ処理装置から受信した各種指示を伝える信号が前記硬貨出金装置への指示を伝えるものであれば、前記硬貨出金装置へ前記信号を伝達する信号転送手段と、を有する紙幣出金装置と、
前記硬貨収納部から前記回収容器収納スペース内の前記貨幣回収容器内に至る硬貨回収のための回収時硬貨搬送経路と、
を備える貨幣出金装置。 - 前記回収時硬貨搬送経路は、硬貨を払い出す際の硬貨搬送経路から分岐して前記貨幣回収容器に至るよう形成され、分岐点にいずれかの経路を選択する切替部が設けられている
請求項1に記載の貨幣出金装置。 - 前記硬貨出金装置は、払い出した硬貨を受け止める受け皿と、当該受け皿に設けられ開閉自在なシャッタと、を備え、
前記回収時硬貨搬送経路は、前記シャッタを開放することにより硬貨を払い出す際の硬貨搬送経路の終端を選択的に延長させて前記貨幣回収容器に至るよう形成されている
請求項1に記載の貨幣出金装置。 - 前記紙幣収納部および前記回収容器収納スペースを収めた筐体と前記硬貨収納部を収めた筐体とが別体であって、
一方の筐体を他方の筐体に固定することにより一体化させる留め具を備える
請求項1〜3のいずれか1に記載の貨幣出金装置。 - 紙幣収納部と、
前記紙幣収納部を収めるものであって、硬貨出金装置が載置される筐体と、
前記筐体内に設けられ貨幣回収容器を出し入れ自在に収納する回収容器収納スペースと、
前記筐体の上面であって前記回収容器収納スペースの上にあたる位置に形成され、前記硬貨出金装置から払い出される硬貨が通る孔と、
商品販売データ処理装置から受信した各種指示を伝える信号が前記硬貨出金装置への指示を伝えるものであれば、前記硬貨出金装置へ前記信号を伝達する信号転送手段と、
を備える紙幣出金装置。
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