JP5590029B2 - 熱可塑性エラストマー樹脂組成物およびそれからなる振動吸収体 - Google Patents

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Description

本発明は、様々な振動や衝撃の加わる部材などに適用され、伝播する振動を吸収、減衰させることで制振や防振効果を付与した熱可塑性エラストマー樹脂組成物に関する。すなわち、機械的強度、硬度、柔軟性、クッション性、耐衝撃性、ゴム弾性、成形加工性、外観といった熱可塑性エラストマー樹脂組成物の基本的な特性を維持しつつ、低反発弾性といった制振性を付与し、かつ添加剤のブリードアウトがない熱可塑性エラストマー樹脂組成物に関する。
近年、自動車、家電製品、精密機器などでは、振動やそれから生じる騒音を防止し、快適な環境を作り出すという要求性能が重要視されており、前記の機械、機器を構成する部材に高い制振性が必要と成ってきている。
この防振材としてブチルゴムやハロゲン化ブチルゴムが主として使用されてきた(例えば、特許文献1〜5参照。)が、加硫工程が必要となり成形品の形状が制限されてしまう。また、加硫が施されたゴム製品はバリが発生しやすく、後工程が必要となり、生産性に劣るため、コスト高の要因となっている。
特開平9−3278号 特開平9−71700号 特開平3−126742号 特開平5−59235号 特開平5−194807号
一方、近年ゴム的な軟質材料であって、加硫工程を要せず、熱可塑性樹脂と同様な成形加工性を有する熱可塑性エラストマーが、自動車部品、家電製品部品、雑貨、履物、電線被覆等、さらには、パッキンの分野で注目されている。このような熱可塑性エラストマーに現在、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリスチレン系、ポリ塩化ビニル系等の種々のポリマーが開発され、市販されている。しかし、反発弾性をはじめとする、制振性、機械的強度、硬度、柔軟性、クッション性、耐衝撃性、ゴム弾性、成形加工性、外観等をバランス良く兼ね備えた材料は見つかっていない。
本発明の目的は、機械的強度、硬度、柔軟性、クッション性、耐衝撃性、ゴム弾性、成形加工性、外観といった熱可塑性エラストマー樹脂組成物の基本的な特性を維持しつつ、低反発弾性といった制振性を付与し、かつ添加剤のブリードアウトがないことを特徴とする、熱可塑性エラストマー樹脂組成物を提供することにある。
本発明者等は上述の問題を解決するため鋭意研究をかさねた結果、機械的強度、耐熱性、柔軟性さらに成形加工性に優れているポリエステル系エラストマーに柔軟性、低反発弾性を備えたスチレン系エラストマーを混練りすることで、相溶化剤を使用せずとも均一に分散し、両方のポリマー特性をバランスよく保持し、前記課題を解決することを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち本発明は、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)50〜95質量部、スチレン系熱可塑性エラストマー(b)50〜5質量部を含む熱可塑性エラストマー樹脂組成物であり、該熱可塑性エラストマー樹脂組成物の動的粘弾性測定装置を用いて測定したガラス転移温度が0〜30℃であり、23℃でのtanδが0.22〜0.40を有することを特徴とする熱可塑性エラストマー樹脂組成物である。
この場合、前記ポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)が、動的粘弾性測定装置を用いて測定した23℃でのtanδが0.13以上を有するポリエステル系熱可塑性エラストマーであり、前記スチレン系熱可塑性エラストマー(b)が、動的粘弾性測定装置を用いて測定した23℃でのtanδが1.00以上を有するスチレン系熱可塑性エラストマーであることが好ましい。
さらに、前記スチレン系熱可塑性エラストマー(b)が、スチレン−ブタジエンランダム共重合体を水素添加したスチレン系熱可塑性エラストマーであることが好ましい。
前記ポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)が、ハードセグメントとして芳香族ポリエステル、ソフトセグメントとしてポリオキシアルキレングリコールからなるポリエーテルエステルブロック共重合体であって、該ハードセグメントの芳香族ポリエステルを構成するジカルボン酸成分の70〜95モル%がテレフタル酸、30〜5モル%がイソフタル酸、低分子量グリコール成分の60モル%以上が1,4−ブタンジオールであることが好ましい。
また、本発明は前記の熱可塑性エラストマー樹脂組成物からなる振動吸収体である。
本発明の方法により得られる熱可塑性エラストマー樹脂組成物は、機械的強度、硬度、柔軟性、クッション性、耐衝撃性、ゴム弾性、成形加工性、外観といった熱可塑性エラストマー樹脂組成物の基本的な特性を維持しつつ、低反発弾性といった制振性を付与し、かつ添加剤のブリードアウトがない等のバランスのとれた熱可塑性エラストマー樹脂組成物が得られ、防振エラストマーとして有用なものである。
本発明の熱可塑性エラストマー樹脂組成物における上記特性を有するポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)成分は、ハードセグメントとして芳香族ポリエステル、ソフトセグメントとしてポリオキシアルキレングリコールからなるポリエーテルエステルブロック共重合体であることが好ましい。
ハードセグメントの芳香族ポリエステルを構成するジカルボン酸成分の70〜95モル%がテレフタル酸、30〜5モル%がイソフタル酸、低分子量グリコール成分の60モル%以上が1,4−ブタンジオールであることが好ましい。イソフタル酸成分の配合が30モル%超になると成形性が悪くなり、5モル%未満であると反発弾性率が高くなってしまう。ジカルボン酸成分は、テレフタル酸成分が75〜90モル%、イソフタル酸成分が10〜25モル%であることがより好ましい。テレフタル酸、イソフタル酸以外に、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸などのジカルボン酸を、(a)成分が上記特性を損なわない範囲、具体的には全ジカルボン酸成分の10モル%以下であれば、共重合成分とすることができる。低分子量グリコール成分は、1,4−ブタンジオールが70モル%以上であることがより好ましく、1,4−ブタンジオールが80モル%以上であることがさらに好ましい。1,4−ブタンジオール以外に、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノールなどのジオールを共重合成分とすることができる。
ソフトセグメントを構成するポリオキシアルキレングリコール成分は、ポリオキシテトラメチレングリコールを主たる成分とすることが好ましいが、その一部を他のポリオキシアルキレングリコール、例えばポリオキシエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリオキシアルキレングリコールで置き換えることができる。更にこれらグリコールの共重合物で置き換えても良い。上記のポリオキシアルキレングリコール成分は分子量600〜4000であることが好ましく、ソフトセグメントとして該成分をポリエーテルエステルブロック共重合体の全重量に対して10〜80重量%、好ましくは25〜80重量%含有する。
以上により、動的粘弾性測定装置を用いて測定した23℃でのtanδが0.13以上を有するポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)を得る事ができるが、特にイソフタル酸成分の配合割合が重要である。ポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)の23℃でのtanδは、0.14〜0.20が好ましく、0.14〜0.18がより好ましい。
以上により得られるポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)の動的粘弾性測定装置を用いて測定したガラス転移温度は、−10〜30℃の範囲にある。動的粘弾性測定装置を用いて測定したガラス転移温度は、0〜20℃であることが好ましい。
(a)成分であるポリエーテルエステルブロック共重合体は、当業者に公知の方法で製造することができる。
本発明の熱可塑性エラストマー樹脂組成物における上記特性を有するスチレン系熱可塑性エラストマー(b)成分は、動的粘弾性測定装置を用いて測定した23℃でのtanδが1.00以上を有するスチレン系熱可塑性エラストマーであることが好ましい。このようなスチレン系熱可塑性エラストマーとしては、スチレン−ブタジエンランダム共重合体を水素添加したスチレン系熱可塑性エラストマーであることが好ましく、具体的には、旭化成ケミカルズ社製のS.O.E.−SS 9000が挙げられる。スチレン−ブタジエンランダム共重合体を水素添加することにより、ブタジエン部分の二重結合が水素添加される。スチレン系熱可塑性エラストマー(b)の、動的粘弾性測定装置を用いて測定した23℃でのtanδは、1.00〜1.50がより好ましく、1.05〜1.20がさらに好ましい。
スチレン−ブタジエン共重合体が、ブロック共重合体でなく、ランダム共重合体であることで、動的粘弾性測定装置を用いて測定した23℃でのtanδが1.00以上となり、(a)成分であるポリエステル系熱可塑性エラストマーと配合されたエラストマー樹脂組成物が、低反発弾性を発現することができる。さらには、相溶化剤を使用せずとも(a)成分であるポリエステル系熱可塑性エラストマーと均一に混ざり合うことができ、(a)、(b)両成分のポリマー特性をバランスよく保持させることができる。
このようなスチレン系熱可塑性エラストマー(b)の動的粘弾性測定装置を用いて測定したガラス転移温度は、0〜30℃の範囲にある。動的粘弾性測定装置を用いて測定したガラス転移温度は、10〜20℃であることが好ましい。
本発明の熱可塑性エラストマー樹脂組成物を構成するポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)とスチレン系熱可塑性エラストマー(b)との混合割合は、(a)50〜95質量部に対して(b)50〜5質量部である必要がある。好ましくは(a)/(b)=60〜90/40〜10質量部であり、より好ましくは(a)/(b)=70〜80/30〜20質量部である。(a)成分が50質量部未満であると成形性が悪くなり、(b)成分が5質量部未満であると反発弾性率が高くなる。
本発明の熱可塑性エラストマー樹脂組成物の動的粘弾性測定装置を用いて測定したガラス転移温度が0〜30℃であり、23℃でのtanδが0.22〜0.40を有する必要がある。ガラス転移温度は、好ましくは、0〜20℃であり、より好ましくは、5〜15℃であり、また、23℃でのtanδは、好ましくは、0.24〜0.35である。ガラス転移温度が0〜30℃であり、23℃でのtanδが0.22〜0.40とするには、前記特性を有するポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)とスチレン系熱可塑性エラストマー(b)を上記割合で配合することにより得られる。
また、本発明の熱可塑性エラストマー樹脂組成物の反発弾性率は、34%以下が好ましい。反発弾性率は、21〜30%がより好ましい。
さらに、本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーには、目的に応じて種々の添加剤を配合して組成物を得ることができる。添加剤としては、公知のヒンダードフェノール系、硫黄系、燐系、アミン系の酸化防止剤、ヒンダードアミン系、トリアゾール系、ベンゾフェノン系、ベンゾエート系、ニッケル系、サリチル系などの光安定剤、帯電防止剤、滑剤、過酸化物などの分子調整剤、エポキシ系化合物、イソシアネート系化合物、カルボジイミド系化合物などの反応基を有する化合物、金属不活性剤、有機及び無機系の核剤、中和剤、制酸剤、防菌剤、蛍光増白剤、充填剤、難燃剤、難燃助剤、有機及び無機系の顔料などを添加することができる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができるヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−トルエン、n−オクタデシル−β−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート、テトラキス〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6’−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、カルシウム(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジル−モノエチル−ホスフェート)、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル〕2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、ビス〔3,3−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)酪酸〕グリコールエステル、トリフェノール、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール)、N,N’−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル〕ヒドラジン、2,2’−オキサミドビス〔エチル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,1,3−トリス(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンジル)−S−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナミックアヒドトリエステルウイズ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−S−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)、N,N−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナアミド)、3,9−ビス〔2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカンなどを挙げることができる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができる硫黄系酸化防止剤としては、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオン酸エステル、ジミリスチル−3,3’−チオジウロピオン酸エステル、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオン酸エステル、ラウリルステアリル−3,3’−チオジプロピオン酸エステル、ジラウリルチオジプロピオネート、ジオクタデシルサルファイド、ペンタエリストリール−テトラ(β−ラウリル−チオプロピオネート)エステルなどを挙げることができる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができる燐系酸化防止剤としては、トリス(ミックスド、モノ及びジノリルフェニル)フォスファイト、トリス(2,3−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェニル−ジ−トリデシル)フォスファイト、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ジ−トリデシルホスファイト−5−t−ブチルフェニル)ブタン、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンフォスファナイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリストール−ジ−フォスファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)4,4’−ビフェニレンジホスフォナイト、トリフェニルホスファイト、ジフェニルデシルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリドデシルホスファイト、トリオクタデシルフォスファイト、トリノニルフェニルホスファイト、トリドデシルトリチオホスファイトなどを挙げることができる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができるアミン系酸化防止剤としては、N,N−ジフェニルエチレンジアミン、N,N−ジフェニルアセトアミジン、N,N−ジフェニルフルムアミジン、N−フェニルピペリジン、ジベンジルエチレンジアミン、トリエタノールアミン、フェノチアジン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、4,4’−テトラメチル−ジアミノジフェニルメタン、P,P’−ジオクチル−ジフェニルアミン、N,N’−ビス(1,4−ジメチル−ペンチル)−p−フェニレンジアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、フェニル−β− ナフチルアミン、4,4’−ビス(4−α,α−ジメチル−ベンジル)ジフェニルアミンなどのアミン類及びその誘導体やアミンとアルデヒドの反応生成物、アミンとケトンの反応生成物から挙げることができる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができるベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、トリアゾール系、ニッケル系、サリチル系光安定剤としては、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、p−t−ブチルフェニルサリシレート、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−3’、5’−ビス(α,α−ジメチルベンジルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンアゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾチリアゾール、2,5−ビス−〔5’−t−ブチルベンゾキサゾリル−(2)〕−チオフェン、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル燐酸モノエチルエステル)ニッケル塩、2−エトキシ−5−t−ブチル−2’−エチルオキサリックアシッド−ビス−アニリド85〜90%と2−エトキシ−5−t−ブチル−2’−エチル−4’−t−ブチルオキサリックアシッド−ビス−アニリド10〜15%の混合物、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾール、2−エトキシ−2’−エチルオキサザリックアシッドビスアニリド、2−〔2’−ヒドロオキシ−5’−メチル−3’−(3’’,4’’,5’’,6’’−テトラヒドロフタルイミド−メチル)フェニル〕ベンゾトリアゾール、ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−ヒドロキシ−4−i−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクタデシルオキシベンゾフェノン、サリチル酸フェニルなどの光安定剤を挙げることができる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができる滑剤として炭化水素系、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、エステル系、アルコール系、金属石鹸系、天然ワックス系、シリコーン系、フッ素系などの化合物が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、合成パラフィン、合成硬質パラフィン、合成イソパラフィン石油炭化水素、塩素化パラフィン、パラフィンワックス、マイクロワックス、低重合ポリエチレン、フルオロカルボン油、炭素数12以上のラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘニン酸などの脂肪酸化合物、ヘキシルアミド、オクチルアミド、ステアリルアミド、パルミチルアミド、オレイルアミド、エルシルアミド、エチレンビスステアリルアミド、ラウリルアミド、ベヘニルアミド、メチレンビスステアリルアミド、リシノールアミドなどの炭素数3〜30の飽和或いは不飽和脂肪族アミド及びその誘導体、脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アルコールエステル、脂肪酸のポリグリコールエステル、脂肪酸の脂肪アルコールエステルであるブチルステアレート、硬化ヒマシ油、エチレングリコールモノステアレートなど、セチルアルコール、ステアリルアルコール、エチレングリコール、分子量200ないし10000以上のポリエチレングリコール、ポリグリセロール、カルナウバロウ、カンデリラロウ、モンタンロウ、ジメチルシリコーン、シリコンガム、四フッ化エチレンなどの滑剤が挙げられる。また、直鎖飽和脂肪酸、側鎖酸、シノール酸を有する化合物からなる金属塩で金属が(Li,Mg,Ca,Sr,Ba,Zn,Cd,Al,Sn,Pb)から選ばれた金属石鹸も挙げることができる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができる充填剤としては、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化カルシウム、酸化チタン(ルチル型、アナターゼ型)、酸化クロム(三価)、酸化鉄、酸化亜鉛、シリカ、珪藻土、アルミナ繊維、酸化アンチモン、バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、酸化ベリリウム、軽石、軽石バルーンなどの酸化物や水酸化マウネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウムなどの塩基性物又は水酸化物又は、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム、ドロマイト、ドーソナイトなどの炭酸塩又は、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム、塩基性硫酸マグネシウムなどの(亜)硫酸塩又は、珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、アスベスト、ガラス繊維、モンモリナイト、ガラスバルーン、ガラスビーズ、ペントナイトなどの珪酸塩又は、カオリン(陶土)、パーライト、鉄粉、銅粉、鉛粉、アルミニウム粉、タングステン粉、硫化モリブデン、カーボンブラック、ボロン繊維、炭化珪素繊維、黄銅繊維、チタン酸カリウム、チタン酸ジルコン酸鉛、硼酸亜鉛、硼酸アルミニウム、メタ硼酸バリウム、硼酸カルシウム、硼酸ナトリウムなどを挙げることができる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができる難燃助剤としては、三酸化アンチモン、四酸化アンチモン、五酸化アンチモン、ピロアンチモン酸ソーダ、二酸化錫、メタ硼酸亜鉛、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化モリブデン、赤燐系化合物、ポリリン酸アンモニウム塩、メラミンシアヌレート、四フッ化エチレンなどが挙げられる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができるトリアジン基を有する化合物及び/又はその誘導体としては、メラミン、メラミンシアヌレート、燐酸メラメン、スルファミン酸グアニジンなどが挙げられる。
本発明に用いられるポリエステル系熱可塑性エラストマーに配合することができる燐化合物の無機系燐化合物としては、赤燐系化合物、ポリリン酸アンモニウム塩などが挙げられる。赤燐系化合物としては、赤燐に樹脂をコートしたもの、アルミニウムとの複合化合物などが挙げられる。有機系燐化合物としては、燐酸エステル、燐酸メラミンなどが挙げられる。燐酸エステルとしては、ホスフェート類、ホスホネート類、ホスフィネート類のトリメチルホスフェート、トリエチルフォスフェート、トリブチルフォスフェート、トリオクチルホスフェート、トリオクチルフォスフィート、トリブトキシエチルフォスフェート、オクチルジフェニルフォスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルフォスフェート、トリフェニルフォスフェート、トリキシレニルフォスフェート、トリス・イソプロピルフェニルフォスフェート、ジエチル−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノメチルホスホネート、ビス(1,3−フェニレンジフェニル)ホスフェート、芳香族縮合燐酸エステルの1,3−〔ビス(2,6−ジメチルフェノキシ)ホスフェニルオキシ〕ベンゼン、1,4−〔ビス(2,6−ジメチルフェノキシ)ホスフェニルオキシ〕ベンゼンなどが耐加水分解や熱安定性、難燃性から好ましい。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例で使用した材料及び評価項目の測定法は以下の通りである。実施例中の部、及び%は特に記載がない場合は質量基準である。
1.硬度
JIS K6352に準拠し、試験片は厚さ12mmt平板を用いた。
2.反発弾性率
JIS K6255:1996に準じ、リュプケ式反発弾性率装置を用いて、常温23℃で測定した。尚、反発弾性率測定に使用された試験体は、熱可塑性エラストマー樹脂組成物を200℃で射出成形し、厚さ12mm、直径30mmの円柱状としたものを使用した。なお、反発弾性率の評価結果の数値は表1中、反発弾性率に示されており、単位は%である。
3.メルトインデックス(MI値)の測定
JIS K7210:1999に準じ、メルトインデクサーを用いて、試料を200℃で5分加熱後、2160gの荷重下で一定時間の間にオリフィスを通過した溶融試料の質量を測定した。これを10分当たりのg数に換算し、メルトインデックスを求めた。
4.射出成形性
射出成形性は、実際に100×100×2mmt平板を成形して、評価を行った。平板の成形は射出成形機(東芝機械株式会社製、IS80)でシリンダー温度200℃、金型温度35℃、冷却時間25秒にて平板を成形して評価に供した。その成形品の充填具合や外観に問題がないか、また金型への張り付きの有無に関して、下記の基準で評価を行った。
○:金型への張り付き無し
△:平板の一部分金型への張り付き有り
×:平板全体が金型へ張り付く
5.ブリードアウト性
厚さ2mm平板を数枚重ね合わせ、0、23、60℃の温度雰囲気下で30日間エージングし、成形品表面を目視で観察し、ブリードアウト物の有無を確認した。ここで、ブリードアウトとは、組成物中の配合物の一部が成形品の表面にしみ出てくる現象であり、下記の基準で評価を行った。
○:表面外観に変化無し
△:表面外観が少し曇っている
×:表面外観が全体的に曇っている
−:射出成形できないため、評価不可
6.tanδ、ガラス転移温度
用いたポリエステル系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、及び得られた熱可塑性エラストマー樹脂組成物を、動的粘弾性測定装置を用いて、周波数11Hz、昇温速度2℃/分で常温23℃におけるtanδ(損失正接)およびガラス転移温度を測定した。また、tanδピークを示した温度をガラス転移温度とした。
試料片の作製方法は、上記4.射出成形性の評価で作製した成形品約10gを用いて、設定温度200℃のヒートプレスで厚み約300μmのシートにし、そのシートから縦×横が15mm×4mmの短冊状に切り取り試験片として使用した。測定温度範囲としては−50℃〜150℃であり、低温領域は液体窒素にて冷却を実施した。動的粘弾性測定装置はUBM社製Rheogel−E−4000を使用した。
7.粘着性
得られた熱可塑性エラストマー樹脂組成物から、射出成形機(東芝機械株式会社製、IS80)でシリンダー温度200℃、金型温度35℃、冷却時間25秒にて平板を成形して評価に供した。作製した100×100×2mm厚の平板と金属板を重ね合わせ、その上に荷重1kgかけたときの接着性を下記の基準で評価した。金属板はスチール板を使用した。
○:金属板と平板が問題なく剥がせる
△:金属板と平板の一部剥れにくい
×:金属板と平板の全体が接着している、または射出成形できない
(実施例1〜6、比較例1〜7)
予備乾燥した成分を表1に示した配合比(質量比)に従い計量して、二軸押出機(池貝鉄工株式会社製、PCM30)でシリンダー温度200℃、スクリュー回転数100rpmにて溶融混練し、水浴にストランド状に押出して冷却後、樹脂組成物のペレットを得た。得られた樹脂組成物を射出成形機(東芝機械株式会社製、IS80)でシリンダー温度200℃、金型温度35℃にて各種試験用テストピースを成形して評価に供した。評価結果を表1に示した。
Figure 0005590029
*1)成分A−1:テレフタル酸/イソフタル酸/1,4−ブタンジオール/ポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG;数平均分子量1000)が85/15/74/26mol%のポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体を製造した。
tanδ(23℃)は0.14、ガラス転移温度10℃であった。
*2)成分A−2:テレフタル酸/イソフタル酸/1,4−ブタンジオール/ポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG;数平均分子量1000)が80/20/74/26mol%のポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体を製造した。
tanδ(23℃)は0.15、ガラス転移温度10℃であった。
*3)成分A−3:テレフタル酸/イソフタル酸/1,4−ブタンジオール/ポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG;数平均分子量1000)が75/25/74/26mol%のポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体を製造した。
tanδ(23℃)は0.16、ガラス転移温度10℃であった。
*4)成分A−4:テレフタル酸/1,4−ブタンジオール/ポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG;数平均分子量1000)が100/74/26mol%のポリエステル・ポリエーテルブロック共重合体を製造した。
tanδ(23℃)は0.08、ガラス転移温度0℃であった。
*5)成分B−1:S.O.E.−SS 9000;スチレン−ブタジエンランダム共重合体の熱可塑性エラストマー(旭化成ケミカルズ社製)
tanδ(23℃)は1.10、ガラス転移温度15℃であった。
*6)成分B−2:HYBRAR5127;スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体の熱可塑性エラストマー(クラレ社製)
tanδ(23℃)は0.74、ガラス転移温度8℃であった。
*7)流動性パラフィン:ナカライテスク社製
実施例1〜6から明らかなように、本発明の樹脂組成物は、(a)成分(A−1、A−2、A−3)と(b)成分(B−1)を組み合わせることにより、優れた低反発性を発現する。さらに成形性にも優れており、ブリードのない成形体を得ることができた。
また、比較例1では、(b)成分を含まないため、比較例2では、(A−4)成分のtanδが低いため、低反発弾性が不十分である。比較例3、4では、(a)成分を含まないため、粘着性が大き過ぎて射出成形が不可能であった。さらに比較例5では(B−1)成分を多量に添加すると粘着性が生じてしまい、成形性が劣ってしまう。そして比較例6、7ではtanδの大きい(A−2)成分に(B−2)成分、パラフィンオイルを組み合わせているが、相容性が悪いため、押出し時に脈動してしまう。比較例7ではパラフィンオイルが液状であるために、押出し時の操業性が悪く、さらには成形体表面にブリードが発生するという問題が生じた。
本発明により、機械的強度、硬度、柔軟性、クッション性、耐衝撃性、ゴム弾性、成形加工性、外観といった熱可塑性エラストマー樹脂組成物の基本的な特性を維持しつつ、低反発弾性といった制振性を付与し、かつ添加剤のブリードアウトがない樹脂組成物を提供する事ができ、様々な振動や衝撃の加わる部材などに適用できる。

Claims (3)

  1. ポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)50〜95質量部、スチレン系熱可塑性エラストマー(b)50〜5質量部を含む熱可塑性エラストマー樹脂組成物であり、
    前記ポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)が、ハードセグメントとして芳香族ポリエステル、ソフトセグメントとしてポリオキシアルキレングリコールからなるポリエーテルエステルブロック共重合体であって、該ハードセグメントの芳香族ポリエステルを構成するジカルボン酸成分の70〜95モル%がテレフタル酸、30〜5モル%がイソフタル酸、低分子量グリコール成分の60モル%以上が1,4−ブタンジオールであり、
    前記スチレン系熱可塑性エラストマー(b)が、スチレン−ブタジエンランダム共重合体を水素添加したスチレン系熱可塑性エラストマーであり、
    該熱可塑性エラストマー樹脂組成物の動的粘弾性測定装置を用いて測定したガラス転移温度が0〜30℃であり、23℃でのtanδが0.22〜0.40を有することを特徴とする熱可塑性エラストマー樹脂組成物。
  2. 前記ポリエステル系熱可塑性エラストマー(a)が、動的粘弾性測定装置を用いて測定した23℃でのtanδが0.13以上を有するポリエステル系熱可塑性エラストマーであり、前記スチレン系熱可塑性エラストマー(b)が、動的粘弾性測定装置を用いて測定した23℃でのtanδが1.00以上を有するスチレン系熱可塑性エラストマーであることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性エラストマー樹脂組成物。
  3. 請求項1または2に記載の熱可塑性エラストマー樹脂組成物からなる振動吸収体。
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