JP5586666B2 - 不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばフラッシュメモリなどの電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)とその読み出し方法に関する。
ビット線とソース線との間に複数のメモリセルトランジスタ(以下、メモリセルという)を直列に接続してNANDストリングを構成し、高集積化を実現したNAND型不揮発性半導体記憶装置が知られている。
一般的なNAND型不揮発性半導体記憶装置において、消去は、半導体基板に例えば20Vの高電圧を印加し、ワード線に0Vを印加する。これにより、例えばポリシリコンなどからなる電荷蓄積層であるフローティングゲートより電子を引き抜いて、しきい値を消去しきい値(例えば、−3V)よりも低くする。一方、書き込み(プログラム)においては、半導体基板に0Vを与え、制御ゲートに例えば20Vの高電圧を印加する。これにより、半導体基板よりフローティングゲートに電子を注入することにより、しきい値を書き込みしきい値(例えば、1V)よりも高くする。これらのしきい値をとるメモリセルは、書き込みしきい値と消去しきい値の間の読み出し電圧(例えば、0V)を制御ゲートに印加することにより、そのメモリセルに電流が流れるか否かにより、その状態を判断することができる。
図18は、特許文献1に開示された従来例1に係るEEPROMの構成例を示すブロック図である。図18において、メモリチップ100とコントローラ160とを示す。メモリチップ100は、行復号回路構成111と列復号回路構成113とを接続したメモリセルアレイ101を含む。読み出し回路121はセンスアンプ並びに任意の他の関連する回路構成を含む。読み出し回路の出力は1組のレジスタ125へ供給される。メモリチップ100をコントローラ160と接続するバス130は、データ並びにアドレス、コマンド、パラメータ等をコントローラ160とバス130との間で転送する。ここで、読み出しデータの合成値をメモリチップ100に形成し、次いでコントローラ160へ渡してホストへ出力する一例を示す。図18では、読み出しデータの平均化回路が示され、当該平均化回路は累算器123と除算器129とから構成され、これらにより個々の読出しデータに基づいて平均値が演算される。
特開2004−005909号公報 特開2010−165400号公報
図19は図18のフラッシュEEPROMにおけるセンシングマージンを説明するためのしきい値電圧に対するメモリセル数を示すグラフであり、図20は図18のEEPROMにおける読み出し電流I(t)の時間的変動を示す図である。図18のフラッシュEEPROMにおいて、図19に示すように、メモリセルからのデータの読み出しは、所定のワード線電圧Vreadを用いてビット線のセル電流を検出することにより行われる。データの消去及び書き込みのサイクルの後、多くのメモリセルは、異なるデータ値間でしきい値電圧が近接しており、異なるデータ値を読み出すときのセンシングマージは十分ではない場合が多い。検出されるセルのしきい値電圧はいつも下記の理由により変動しており、これにより、図20に示すように読み出し電流Iに変動ΔIが発生してデータの誤読み出しが発生する。
(1)RTS(Random Telegraph Signal)雑音、
(2)トラップされた電荷の移動、
(3)センス回路の不安定性及びそれにより発生される雑音、及び
(4)読み出し電圧Vreadの変動及びそれによる雑音。
この問題点を解決するために、上記従来例1では、複数の読み出しデータを平均化する、複数回の読み出し方式及び多数決決定方式が用いられている。
図21は、特許文献2に開示された従来例2に係るEEPROMにおけるセンスアンプ回路内のラッチユニットの構成例を示すブロック図である。図21において、221〜236はMOSトランジスタであり、237は伝送ゲートであり、IV201〜IV205はインバータである。ここで、MOSトランジスタ223,224はメモリセルからデータを読み出して検出するためのトランジスタであり、インバータIV201,IV202は論理演算のために一時的にデータを記憶するラッチ回路である。従来例2に係るラッチユニットは、多数決方式の演算を行うために、同一のメモリセルから読み出した複数のデータを格納する3個のラッチ0DL〜2DLを備え、格納されたデータに基づいて、MOSトランジスタ229,230,233,234により論理和及び反転の演算を行い、MOSトランジスタ227,228,231,232により論理積及び反転の演算を行って、演算結果のデータを出力することを特徴としている。
しかしながら、図21の従来例2では、以下の問題点があった。
(1)上記ラッチユニットに論理演算のための回路が加わることで、非常に大きな回路規模となる。
(2)各論理演算がシーケンシャルに実行されるので、当該多数決方式の演算が多大の時間がかかる。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、多数決方式を用いてデータの読み出しを行う不揮発性記憶装置において、従来技術に比較して処理時間を大幅に短縮できるとともに、回路規模を小さくすることができる不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法を提供することにある。
第1の発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、それぞれワード線に接続された複数のメモリセルが複数のビット線とソース線との間に接続されてなり、上記各メモリセルからのデータを3回以上の奇数回読み出して多数決方式でデータ値を決定して出力する不揮発性半導体記憶装置において、
上記メモリセルから上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ保持するキャパシタを有する3個以上の奇数個のラッチ回路と、
上記メモリセルから上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ上記各ラッチ回路のキャパシタに保持させた後、上記各ラッチ回路のキャパシタを並列に接続し、上記並列に接続された各キャパシタの合成電圧に基づいて、多数決方式のデータ値として決定するように制御する制御回路とを備えたことを特徴とする。
上記不揮発性半導体記憶装置において、上記各ラッチ回路は、2個のインバータが接続されてなるラッチと、上記キャパシタとを備えたことを特徴とする。
また、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記各ラッチ回路は、上記各ラッチ回路を選択するか否かを切り替える選択トランジスタと、上記キャパシタとを備えたことを特徴とする。
さらに、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記3個以上の奇数個のラッチ回路に代えて、1個のラッチ回路を備え、
上記ラッチ回路は、互いに直列に接続された奇数個のトランジスタと、互いに隣接する上記各トランジスタ間の接続点及び上記各ラッチ回路の入出力端子から見て遠端のトランジスタ端子に接続された奇数個のキャパシタとを備えたことを特徴とする。
またさらに、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記各ラッチ回路に接続され、上記各ラッチ回路のキャパシタを並列に接続し、上記並列に接続された各キャパシタの合成電圧に基づいて、多数決方式のデータ値として決定するセンス回路をさらに備えたことを特徴とする。
ここで、上記センス回路は、
当該センス回路を選択するか否かを切り替える選択トランジスタと、
2個のインバータを備え上記各データの電圧を検出して保持するラッチとを備えたことを特徴とする。
もしくは、上記センス回路は、
上記各データの電圧を検出して出力するインバータと、
上記インバータからの電圧を保持する保持キャパシタと、
上記保持キャパシタに保持された電圧を上記各メモリセルからのデータを読み出す回路に出力するか否かを選択的に切り替える選択用トランジスタとを備えたことを特徴とする。
上記不揮発性半導体記憶装置において、上記メモリセルからのデータ読出しは、読出しのセンス回路に接続されるデータセンス点SNSを介して行われる回路において、上記データセンス点SNSに接続された別のキャパシタをさらに備え、
上記3個以上の奇数個のラッチ回路のうちの1個のラッチ回路に代えて、上記別のキャパシタを用いることを特徴とする。
また、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記各ラッチ回路は上記データセンス点SNSに接続されたことを特徴とする。
さらに、上記不揮発性半導体記憶装置において、上記各ラッチ回路は上記不揮発性半導体記憶装置のページバッファ内の1つのラッチ回路の入出力端子に接続されたことを特徴とする。
第2の発明に係る不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法は、それぞれワード線に接続された複数のメモリセルが複数のビット線とソース線との間に接続されてなり、上記各メモリセルからのデータを3回以上の奇数回読み出して多数決方式でデータ値を決定して出力する不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法において、
上記不揮発性半導体記憶装置は、上記メモリセルからを介して上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ保持するキャパシタを有する3個以上の奇数個のラッチ回路を備え、
上記不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法は、
上記メモリセルから上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ上記各ラッチ回路のキャパシタに保持させた後、上記各ラッチ回路のキャパシタを並列に接続し、上記並列に接続された各キャパシタの合成電圧に基づいて、多数決方式のデータ値として決定するように制御するステップを含むことを特徴とする。
従って、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法によれば、多数決方式を用いてデータの読み出しを行う不揮発性記憶装置において、従来技術に比較して処理時間を大幅に短縮できるとともに、回路規模を小さくすることができる。
本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュEEPROMの全体構成を示すブロック図である。 図1のメモリセルアレイ10とその周辺回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施形態2に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。 実施形態1に係るページバッファ14におけるデータ読み出し処理時のキャパシタC0〜C2による保持電圧の平均化を説明するための回路図であって、(a)は各キャパシタC0〜C2にデータを格納したときの各電圧を示す回路図であり、(b)は各キャパシタC0〜C2を並列接続したときの電圧を示す回路図である。 図4のデータ読み出し処理時の各信号を示すタイミングチャートである。 図4のデータ読み出し処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態3に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態4に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態5に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態6に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態7に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態8に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態9に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態10に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態11に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路の詳細構成を示す回路図である。 本発明の実施形態12に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路の詳細構成を示す回路図である。 従来例1に係るEEPROMの構成例を示すブロック図である。 図18のEEPROMにおけるセンシングマージンを説明するためのしきい値電圧に対するメモリセル数を示すグラフである。 図18のEEPROMにおける読み出し電流I(t)の時間的変動を示す図である。 従来例2に係るEEPROMにおけるセンスアンプ回路内のラッチユニットの構成例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態1.
図1は本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュEEPROMの全体構成を示すブロック図である。また、図2は図1のメモリセルアレイ10とその周辺回路の構成を示す回路図である。まず、本実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMの構成について以下に説明する。
図1において、本実施形態に係るNAND型フラッシュEEPROMは、メモリセルアレイ10と、その動作を制御する制御回路11と、ロウデコーダ12と、高電圧発生回路13と、データ書き換え及び読み出し回路14と、カラムデコーダ15と、コマンドレジスタ17と、アドレスレジスタ18と、動作ロジックコントローラ19と、データ入出力バッファ50と、データ入出力端子51とを備えて構成される。
メモリセルアレイ10は、図2に示すように、例えば16個のスタックト・ゲート構造の電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルMC0〜MC15を直列接続してNANDセルユニットNU(NU0,NU1, …)が構成される。各NANDセルユニットNUは、ドレイン側が選択ゲートトランジスタSG1を介してビット線BLに接続され、ソース側が選択ゲートトランジスタSG2を介して共通ソース線CELSRCに接続される。ロウ方向に並ぶメモリセルMCの制御ゲートは共通にワード線WLに接続され、選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲート電極はワード線WLと平行して配設される選択ゲート線SGD,SGSに接続される。1本のワード線WLにより選択されるメモリセルの範囲が書き込み及び読み出しの単位となる1ページである。1ページ又はその整数倍の範囲の複数のNANDセルユニットNUの範囲がデータ消去の単位である1ブロックとなる。書き換え及び読み出し回路14は、ページ単位のデータ書き込み及び読み出しを行うために、ビット線毎に設けられたセンスアンプ回路(SA)及びラッチ回路(DL)を含み、以下、ページバッファという。
図2のメモリセルアレイ10は、簡略化した構成を有し、複数のビット線でページバッファを共有してもよい。この場合は、データ書き込み又は読み出し動作時にページバッファに選択的に接続されるビット線数が1ページの単位となる。また、図2は、1個の入出力端子51との間でデータの入出力が行われるセルアレイの範囲を示している。メモリセルアレイ10のワード線WL及びビット線BLの選択を行うために、それぞれロウデコーダ12及びカラムデコーダ15が設けられている。制御回路11は、データ書き込み、消去及び読み出しのシーケンス制御を行う。制御回路11により制御される高電圧発生回路13は、データ書き換え、消去、読み出しに用いられる昇圧された高電圧や中間電圧を発生する。
入出力バッファ50は、データの入出力及びアドレス信号の入力に用いられる。すなわち、入出力バッファ50及びデータ線52を介して、入出力端子51とページバッファ14の間でデータの転送が行われる。入出力端子51から入力されるアドレス信号は、アドレスレジスタ18に保持され、ロウデコーダ12及びカラムデコーダ15に送られてデコードされる。入出力端子51からは動作制御のコマンドも入力される。入力されたコマンドはデコードされてコマンドレジスタ17に保持され、これにより制御回路11が制御される。チップイネーブル信号CEB、コマンドラッチイネーブルCLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、書き込みイネーブル信号WEB、読み出しイネーブル信号REB等の外部制御信号は動作ロジックコントロール回路19に取り込まれ、動作モードに応じて内部制御信号が発生される。内部制御信号は、入出力バッファ50でのデータラッチ、転送等の制御に用いられ、さらに制御回路11に送られて、動作制御が行われる。
ページバッファ14は、2個のラッチ回路14a,14bを備え、多値動作の機能とキャッシュの機能を切り換えて実行できるように構成されている。すなわち、1つのメモリセルに1ビットの2値データを記憶する場合に、キャッシュ機能を備え、1つのメモリセルに2ビットの4値データを記憶する場合には、キャッシュ機能とするか、又はアドレスによって制限されるがキャッシュ機能を有効とすることができる。
図3は本発明の実施形態1に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ(PB)14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。図3において、ページバッファ14は、ラッチ回路L1,L2と、制御信号BLCLAMP,BLCD1,EQによりそれぞれ制御されるMOSトランジスタQ1〜Q3と、データセンス点SNSの電圧保持用キャパシタCs(<Cn)とを備えて構成される。ここで、ラッチ回路L1は2つのクロックトインバータIV3,IV4を備えてフリップフロップ型ラッチ回路を構成する。また、メモリセルに接続されたグローバルビット線GBLはMOSトランジスタQ1を介してデータセンス点SNSに接続され、当該データセンス点SNSには、3個のラッチ回路DL0〜DL2が並列に接続される。ここで、各ラッチ回路DLn(n=0,1,2)は、2個のクロックトインバータIV1,IV2と、キャパシタCnと、当該ラッチ回路を選択するか否か(データの電圧を通過させるか否か)を切り替える伝送ゲートSGnとを備えて構成される。伝送ゲートSGnがオンされているとき、データセンス点SNSのデータは伝送ゲートSGnを介してラッチLTnにラッチされるとともに、キャパシタCnに充電保持される。なお、キャパシタC0〜C2及びCsは公知の半導体プロセス技術によるMOS容量で形成される。
図4は実施形態1に係るページバッファ14におけるデータ読み出し処理時のキャパシタC0〜C2による保持電圧の平均化を説明するための回路図であって、図4(a)は各キャパシタC0〜C2にデータを格納したときの各電圧を示す回路図であり、図4(b)は各キャパシタC0〜C2を並列接続したときの電圧を示す回路図である。また、図5は図4のデータ読み出し処理時の各信号を示すタイミングチャートである。なお、図5において、DL0−EN〜DL2−ENは各ラッチ回路DLnのクロックトインバータIV1,IV2への駆動制御信号を示し、L1−ENはラッチL1のクロックトインバータIV3,IV4への駆動制御信号を示す。
実施形態に係るデータ読み出し方法では、複数のキャパシタC0〜C2間の電荷共有化を用いて、多数決方法を従来技術に比較して簡単化したことを特徴としている。同一のメモリセルからセンスされた複数のデータは選択的に順次それぞれ、キャパシタCnを有するラッチLTnを備えた複数のラッチ回路DLnに格納される(図4(a))。このとき、格納するラッチ回路DLnの伝送ゲートSGnがオンされ、格納されない他のラッチ回路DLnの伝送ゲートSGnはオフされてその入出力端子はハイインピーダンス状態となる。そして、ラッチ回路L1がローイネーブルされて(図5の時刻t1)、グローバルビット線GBLをプリチャージするための制御信号BLPREがハイレベルとされてMOSトランジスタQ30がオンされて電圧V1によりデータセンス点SNSからラッチL1のSLR1及びSLS1までを1/2Vddにプリチャージが開始され(図5の時刻t2)、すべてのラッチ回路DL0〜DL2のクロックトインバータがローイネーブルされて(図5の時刻t4)制御信号SEL0〜SEL2がハイレベルとなりすべての伝送ゲートSGnがオンされると、すべてのキャパシタC0〜C2は並列に接続され、これらのキャパシタC0〜C2間で電荷の共有化(チャージシェアリング)が行われ、並列接続された3つのキャパシタC0〜C2の合成電圧は平均化された電圧となる(図4(b)、図5の時刻t7)。このとき、データセンス点SNSのキャパシタCsは寄生容量としてキャパシタC0〜C2の各電圧の平均化を不正確にするので、Cs<Cnとする必要がある。
図4では、3回読み出しの場合について図示しているが、5回読み出しの場合において、3回ハイレベルのデータを読み出すことができた場合は、電源電圧Vddの半分の電圧からの差は(3/5−2.5/5)Vddとなる。もしVdd=1.5Vであれば、その差は0.15Vとなり、データ読み出し時のセンスのためには十分な値となり、従来技術に比較して高精度でデータ読み出しを行うことができる。
図6は図4の1つの読み出しデータに関するデータ読み出し処理を示すフローチャートである。
図6のステップS1において、メモリセルからグローバルビットラインGBLを介してデータData1を読み出してラッチDL0に格納し、ステップS2において、ステップS1と同一のメモリセルからグローバルビットラインGBLを介してデータData2を読み出してラッチDL1に格納し、ステップS3において、ステップS1,S2と同一のメモリセルからグローバルビットラインGBLを介してデータData3を読み出してラッチDL2に格納する。ここで、データData1の読出しは、グローバルビットラインGBLを介してデータセンス点SNSに反映されたデータData1の電位をラッチL1にてセンスを行い、かつラッチL1にラッチして行う。その後、0Vと電源電圧Vddの振幅に増幅されたデータData1の電圧をラッチL1からデータセンス点SNSに転送して、次いでラッチDLnに転送し格納する。次いで、ステップS4において、データセンス点SNSに対して所定の制御MOSトランジスタを介して、データセンス点SNSの電圧をVdd/2に設定し、制御信号BLCD1により制御されるトランジスタをオンしかつ制御信号BLCLAMPにより制御されるトランジスタをオフし、制御信号EQをハイレベルにすることによりラッチL1をリセット(イコライズ)する。そして、ステップS5において、ラッチDL0〜DL2の入出力端子をハイインピーダンス状態に設定し、選択信号SEL0〜SEL2をハイレベルに設定して選択伝送ゲートSG0〜SG2をオンにすることにより、キャパシタC0〜C2及びCsの間の電荷をチャージシェアリングして保持する。ステップS6において、データセンス点SNSのセンス電圧Vsnsがキャパシタ電圧VC0〜VC2の多数決により決定される。
(A)もし0Vが過半数であれば、Vsns<Vdd/2となる。
(B)もしVddVが過半数であれば、Vsns>Vdd/2となる。
ステップS7において、選択信号SEL0〜SEL2をローレベルに設定して選択伝送ゲートSG0〜SG2をオフにし、制御信号BLCD1をハイレベルにしてそのトランジスタをオンにすることにより、センス電圧Vsnsをデータセンス点SNSからラッチL1の端子SLR1にデータ転送し、その後制御信号L1−ENをハイレベルにしてラッチL1のデータを確定して保持する。さらに、ステップS8において、ラッチL1に保持されたデータをラッチL2に転送した後、外部回路に出力して終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、同一のメモリセルからの複数の読み出しデータを順次、ラッチ回路DL0〜DL2の各ラッチLTn及びキャパシタCnに選択的に格納した後、複数のキャパシタを並列接続して電荷をチャージシェアリングして保持することにより、読み出しデータの電圧を平均化することができ、多数決方式によりメモリセルのデータを読み出すことができる。従って、従来技術に比較して処理時間を大幅に短縮できるとともに、回路規模を小さくすることができる。
以上の実施形態1においては、3個のラッチ回路DLnを用いているが、本発明はこれに限らず、3個以上の奇数個のラッチ回路DLnを用いて多数決方式を実行してもよい。
実施形態2.
図7は本発明の実施形態2に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。実施形態2に係る回路は、実施形態1に係る回路に比較して、各ラッチ回路DLnにおいて、
(1)伝送ゲートSGnをMOSトランジスタQ4のみに置き換え、
(2)ラッチLTnを削除した、
ことを特徴としている。ここで、選択制御信号SELnの電圧VSELはVdd(電源電圧)+Vth(MOSトランジスタQ4のしきい値電圧)よりも高くなるように設定される。また、キャパシタCnをダイナミック・ラッチとして動作させる。以上のように構成しても、実施形態2に係る回路は実施形態1に係る回路と同様に動作し、同様の作用効果を有する。
実施形態3.
図8は本発明の実施形態3に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。実施形態3に係る回路は、実施形態2に係る回路に比較して、
(1)ラッチ回路DL2を省略し、
(2)ラッチ回路DL2に代えて、最後のデータを保持するキャパシタC2を設け、当該キャパシタC2をキャパシタCsの設置位置において設けた、
ことを特徴としている。ここで、本実施形態においては、図5に示したタイミングは少し変更する。信号BLPREをオンすることによるデータセンス点SNSの1/2Vddへのプリチャージは行わず、信号BLCD1もオフとしておき、キャパシタC0〜C2のチャージシェアリングを終了後ラッチL1に結果を取り込む時点にオンとする。なお、ラッチL1のノードの1/2Vddへのイコライズは信号EQをオンとすることで達成されるので問題ない。以上のように構成しても、実施形態3に係る回路は実施形態1及び2に係る回路と同様に動作し、同様の作用効果を有する。なお、実施形態3に係る構成を実施形態1、2、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12に適用してもよい。また、他の実施形態においてもタイミングの変更が必要になる場合もあるが、本発明に本質的な関係はないので、詳細説明を省略する。
実施形態4.
図9は本発明の実施形態4に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。実施形態4に係る回路は、実施形態2に係る回路に比較して、
(1)3個のラッチ回路DLnに代えて、1個のラッチ回路60を備え、
(2)ラッチ回路60は、3個のキャパシタC10,C11,C12と、3個の選択用MOSトランジスタQ11,Q12,Q13とを備えて構成される
ことを特徴としている。ここで、3個の選択用MOSトランジスタQ11,Q12,Q13を直列に接続し、互いに隣接する各MOSトランジスタQ11,Q12,Q13間の接続点及びデータセンス点SNS(ラッチ回路60の入出力端子)から見て遠端のMOSトランジスタQ11の端子(ただし、データセンス点SNSに接続される近端のMOSトランジスタQ13の端子を除く)にキャパシタC10,C11,C12を接続する。
以上のように構成された回路において、MOSトランジスタQ11〜Q13をすべてオンにし、第1の読み出しデータData1をキャパシタC10に転送して保持させた後、MOSトランジスタQ11をオフし、第2の読み出しデータData2をキャパシタC11に転送して保持させた後、MOSトランジスタQ12をオフし、第3の読み出しデータData3をキャパシタC12に転送して保持させた後、MOSトランジスタQ13をオフする。その後、すべてのMOSトランジスタQ11〜Q13をオンしてキャパシタC10〜C12に保持された電荷をチャージシェアリングして保持することにより各保持電圧を平均化する。その後の処理は実施形態1と同様である。なお、上記第1乃至第3の読み出しデータは同一のメモリセルから読み出したデータである。以上のように構成しても、実施形態4に係る回路は実施形態1に係る回路と同様に動作し、同様の作用効果を有する。
実施形態5.
図10は本発明の実施形態5に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。実施形態5に係る回路は、実施形態2に係る回路に比較して、
(1)3個のラッチ回路DLnを、ラッチL1の入出力端子に接続したことを特徴としている。
以上のように構成された回路において、第1の読み出しデータData1をラッチL1に転送した後、キャパシタC0に転送して保持させ、次いで、第2の読み出しデータData2をラッチL1に転送した後、キャパシタC1に転送して保持させ、さらに、第3の読み出しデータData3をラッチL1に転送した後、キャパシタC2に転送して保持させる。その他の動作は、実施形態2と同様である。以上のように構成しても、実施形態5に係る回路は実施形態2に係る回路と同様に動作し、同様の作用効果を有する。
実施形態6.
図11は本発明の実施形態6に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路の詳細構成を示す回路図である。実施形態6に係る回路は、実施形態2に係る回路に比較して、
(1)3個のラッチ回路DLnを、ラッチL2の入出力端子に接続したことを特徴としている。図11において、ここで、データセンス点SNSは選択用MOSトランジスタQ6を介してラッチL2の入出力端子に接続され、ラッチL2は2個のクロックトインバータIV5,IV6を備えて構成される。ラッチL2に格納されたデータはMOSトランジスタQ7,Q8を介して入出力バッファ50に転送される。
以上のように構成された回路において、第1の読み出しデータData1をラッチL1に転送し、ラッチL2に転送した後、キャパシタC0に転送して保持させ、次いで、第2の読み出しデータData2をラッチL1に転送し、ラッチL2に転送した後、キャパシタC1に転送して保持させ、さらに、第3の読み出しデータData3をラッチL1に転送し、ラッチL2に転送した後、キャパシタC2に転送して保持させる。その他の動作は、実施形態2と同様である。以上のように構成しても、実施形態6に係る回路は実施形態2に係る回路と同様に動作し、同様の作用効果を有する。
実施形態7.
図12は本発明の実施形態7に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。実施形態7に係る回路は、実施形態2に係る回路に比較して、
(1)3個のラッチ回路DLnに接続されたセンス回路20をさらに備えたことを特徴としている。ここで、センス回路20はセンス選択用MOSトランジスタQ21と、データ電圧を検出して保持する、クロックトインバータIV7,IV8で構成されたフリップフロップ型ラッチLT20とを備えて構成される。
以上のように構成された回路において、まず制御信号SENSの電圧がVdd/2に設定されて、次に制御信号SELnがオンされてC0〜C2のチャージシェアリングを行い、信号SENSをオンしてセンス回路20にてチャージシェアされたノードSNS電圧をセンスして、一旦センス回路20のラッチLT20に格納された後、各ラッチ回路DLnのキャパシタCnに格納される。ここで、ラッチL1はメモリセルアレイからグローバルビット線GBLを通じて読出しを行うセンスアンプを構成しているのでそのセンス電圧は一般にはキャパシタC0〜C2のチャージシェアリングのセンス電圧=1/2Vddとは異なるので、センス回路20を設け、単にセンス電圧を1/2Vddとするだけでなく、ノードSNSのキャパシタCsの効果を補正するようにセンス電圧も調整できる効果がある。従って、実施形態2の作用効果に加えて、キャパシタCnに格納される電圧の平均化のセンスマージンが大きくなるという特有の利点を有する。
実施形態8.
図13は本発明の実施形態8に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。実施形態8に係る回路は、実施形態2に係る回路に比較して、
(1)3個のラッチ回路DLnに接続されたセンス回路21をさらに備えたことを特徴としている。ここで、センス回路21は、データ読み出し用クロックトインバータIV9と、データ電圧を保持するキャパシタCfと、保持された電圧をラッチ回路DLnに出力するための選択MOSトランジスタQ22とを備えて構成される。
以上のように構成された回路において、キャパシタC0〜C2のチャージシェアリング後のセンスをセンス回路21で行うまでは実施形態7と同じだが、センスはインバータIV9で行い、ラッチはダイナミック・ラッチとしてキャパシタCfで行う。また、ラッチL1あるいはL2に転送する時は、インバータIV9は非動作状態として制御信号FDBKをハイとしてトランジスタQ22をオンして、キャパシタCfの電圧をSNSに転送してラッチL1あるいはL2でセンスすることによって行う。従って、実施形態2の作用効果に加えて、実施形態7のようにセンスマージンが大きくなることに加え、センス回路21のサイズが小さくて済むという特有の利点を有する。
実施形態9.
図14は本発明の実施形態9に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。実施形態9に係る回路は、実施形態7に係る回路に比較して、
(1)ラッチ回路DLn及びセンス回路20を含む回路をラッチL1の入出力端子に接続したことを特徴としている。
以上のように構成された回路は実施形態7と同様の作用効果を有する。
実施形態10.
図15は本発明の実施形態10に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路(ただし、ラッチ回路L2を除く)の詳細構成を示す回路図である。実施形態10に係る回路は、実施形態8に係る回路に比較して、
(1)ラッチ回路DLn及びセンス回路21を含む回路をラッチL1の入出力端子に接続したことを特徴としている。
以上のように構成された回路は実施形態8と同様の作用効果を有する。
実施形態11.
図16は本発明の実施形態11に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路の詳細構成を示す回路図である。実施形態11に係る回路は、実施形態7に係る回路に比較して
(1)ラッチ回路DLn及びセンス回路20を含む回路をラッチL2の入出力端子に接続したことを特徴としている。以上のように構成された回路は実施形態7と同様の作用効果を有する。
以上の実施形態11において、センス回路20を設けているが、本発明はこれに限らず、センス回路20を設けず、センス回路20の機能をラッチL2で代用してもよい。ラッチL2のセンスレベルはデータバスのデータのために設定されるので、そのレベルはVdd/2とできる。また、この場合、実施形態6と回路的には同一となる。
実施形態12.
図17は本発明の実施形態12に係るNAND型フラッシュEEPROMに用いるページバッファ14とその周辺回路の詳細構成を示す回路図である。実施形態12に係る回路は、実施形態9に係る回路に比較して
(1)ラッチ回路DLn及びセンス回路21を含む回路をラッチL2の入出力端子に接続したことを特徴としている。以上のように構成された回路は実施形態9と同様の作用効果を有するとともに、実施形態11と同様にセンス回路21をラッチL2で代用することもできる。
変形例.
以上の実施形態(実施形態4を除く)において、3個のラッチ回路DL0〜DL2を用いて構成しているが、多数決方式を実現するためには、3個以上であって奇数個のラッチ回路DL0〜DLNを用いて構成してもよい。また、実施形態4において、3個のキャパシタC10〜C12を用いて構成しているが、多数決方式を実現するためには、3個以上であって奇数個のキャパシタを用いて構成してもよい。
以上の実施形態5〜12においては、実施形態2に係るラッチ回路DLnを用いているが、本発明はこれに限らず、実施形態4に係るラッチ回路DLnを用いてもよい。
以上の実施形態においては、NAND型フラッシュEEPROMについて説明しているが、本発明はこれに限らず、NOR型フラッシュEEPROMなどのフローティングゲートにデータを書き込むことが可能な不揮発性半導体記憶装置に広く適用できる。
従来例2と実施形態1との動作時間の比較.
本発明者らの推定によれば、1ステップを0.1マイクロ秒とした場合において、従来例2に係る回路では、論理和及び反転、論理積及び反転などの演算を行う必要があるために、4.5マイクロ秒の動作時間が必要になるに対して、本発明の実施形態1では、キャパシタによる電圧平均化により、上記演算を省略でき、0.6マイクロ秒しか動作時間がかからず、動作時間を大幅に短縮することができる。
以上詳述したように、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法によれば、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法によれば、多数決方式を用いてデータの読み出しを行う不揮発性記憶装置において、従来技術に比較して処理時間を大幅に短縮できるとともに、回路規模を小さくすることができる。
10…メモリセルアレイ、
11…制御回路、
12…ロウデコーダ、
13…高電圧発生回路、
14…データ書き換え及び読み出し回路(ページバッファ(PB))、
14a,14b…ラッチ回路、
15…カラムデコーダ、
17…コマンドレジスタ、
18…アドレスレジスタ、
19…動作ロジックコントローラ、
20…センス回路、
50…データ入出力バッファ、
51…データ入出力端子、
52…データ線、
IV1〜IV9…インバータ、
C1〜C2,C10〜C12,Cs, Cf…キャパシタ、
L1,L2,DL0〜DL2,60…ラッチ回路、
LT0〜LT2,LT20…ラッチ、
Q1〜Q30…MOSトランジスタ、
SG0〜SG2…伝送ゲート。

Claims (13)

  1. それぞれワード線に接続された複数のメモリセルが複数のビット線とソース線との間に接続されてなり、上記各メモリセルからのデータを3回以上の奇数回読み出して多数決方式でデータ値を決定して出力する不揮発性半導体記憶装置において、
    上記メモリセルから上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ保持するキャパシタを有する1個のラッチ回路と、
    上記ラッチ回路は、互いに直列に接続された奇数個のトランジスタと、互いに隣接する上記各トランジスタ間の接続点及び上記ラッチ回路の入出力端子から見て遠端のトランジスタ端子に接続された奇数個のキャパシタとを備え、
    上記不揮発性半導体記憶装置は、
    上記メモリセルから上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ上記ラッチ回路の各キャパシタに保持させた後、上記ラッチ回路の各キャパシタを並列に接続し、上記並列に接続された各キャパシタの合成電圧に基づいて、多数決方式のデータ値として決定するように制御する制御回路とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. それぞれワード線に接続された複数のメモリセルが複数のビット線とソース線との間に接続されてなり、上記各メモリセルからのデータを3回以上の奇数回読み出して多数決方式でデータ値を決定して出力する不揮発性半導体記憶装置において、
    上記メモリセルから上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ保持するキャパシタを有する3個以上の奇数個のラッチ回路と、
    上記メモリセルから上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ上記各ラッチ回路のキャパシタに保持させた後、上記各ラッチ回路のキャパシタを並列に接続し、上記並列に接続された各キャパシタの合成電圧に基づいて、多数決方式のデータ値として決定するように制御する制御回路と、
    上記各ラッチ回路に接続され、上記各ラッチ回路のキャパシタを並列に接続し、上記並列に接続された各キャパシタの合成電圧に基づいて、多数決方式のデータ値として決定するセンス回路とを備え、
    上記センス回路は、
    上記各データの電圧を検出して出力するインバータと、
    上記インバータからの電圧を保持する保持キャパシタと、
    上記保持キャパシタに保持された電圧を上記各メモリセルからのデータを読み出す回路に出力するか否かを選択的に切り替える選択用トランジスタとを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 上記メモリセルからのデータ読出しは、読出しのセンス回路に接続されるデータセンス点SNSを介して行われる回路において、上記データセンス点SNSに接続された別のキャパシタをさらに備え、
    上記3個以上の奇数個のラッチ回路のうちの1個のラッチ回路に代えて、上記別のキャパシタを用いることを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. それぞれワード線に接続された複数のメモリセルが複数のビット線とソース線との間に接続されてなり、上記各メモリセルからのデータを3回以上の奇数回読み出して多数決方式でデータ値を決定して出力する不揮発性半導体記憶装置において、
    上記メモリセルから上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ保持するキャパシタを有する3個以上の奇数個のラッチ回路と、
    上記メモリセルから上記奇数回読み出された各データの電圧を選択的に順次それぞれ上記各ラッチ回路のキャパシタに保持させた後、上記各ラッチ回路のキャパシタを並列に接続し、上記並列に接続された各キャパシタの合成電圧に基づいて、多数決方式のデータ値として決定するように制御する制御回路と、
    上記メモリセルからのデータ読出しは、読出しのセンス回路に接続されるデータセンス点SNSを介して行われる回路において、上記データセンス点SNSに接続された別のキャパシタとを備え、
    上記3個以上の奇数個のラッチ回路のうちの1個のラッチ回路に代えて、上記別のキャパシタを用いることを特徴とする記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 上記各ラッチ回路は上記データセンス点SNSに接続されたことを特徴とする請求項3又は4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 上記各ラッチ回路は上記不揮発性半導体記憶装置のページバッファ内の1つのラッチ回路の入出力端子に接続されたことを特徴とする請求項2乃至4のうちのいずれか1つに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 上記ラッチ回路に接続され、上記ラッチ回路の奇数個のキャパシタを並列に接続し、上記並列に接続された各キャパシタの合成電圧に基づいて、多数決方式のデータ値として決定するセンス回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 上記各ラッチ回路に接続され、上記各ラッチ回路のキャパシタを並列に接続し、上記並列に接続された各キャパシタの合成電圧に基づいて、多数決方式のデータ値として決定するセンス回路をさらに備えたことを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 上記センス回路は、
    当該センス回路を選択するか否かを切り替える選択トランジスタと、
    2個のインバータを備え上記各データの電圧を検出して保持するラッチとを備えたことを特徴とする請求項7又は8記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 上記センス回路は、
    上記各データの電圧を検出して出力するインバータと、
    上記インバータからの電圧を保持する保持キャパシタと、
    上記保持キャパシタに保持された電圧を上記各メモリセルからのデータを読み出す回路に出力するか否かを選択的に切り替える選択用トランジスタとを備えたことを特徴とする請求項7又は8記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 上記メモリセルからのデータ読出しは、読出しのセンス回路に接続されるデータセンス点SNSを介して行われる回路において、上記データセンス点SNSに接続された別のキャパシタをさらに備え、
    上記ラッチ回路の入出力端子から見て最近端のトランジスタ端子に接続された1個のキャパシタに代えて、上記別のキャパシタを用いることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 上記ラッチ回路は、読出しのセンス回路に接続されるデータセンス点SNSに接続されたことを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 上記ラッチ回路は上記不揮発性半導体記憶装置のページバッファ内の1つのラッチ回路の入出力端子に接続されたことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
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