JP4560073B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4560073B2
JP4560073B2 JP2007241515A JP2007241515A JP4560073B2 JP 4560073 B2 JP4560073 B2 JP 4560073B2 JP 2007241515 A JP2007241515 A JP 2007241515A JP 2007241515 A JP2007241515 A JP 2007241515A JP 4560073 B2 JP4560073 B2 JP 4560073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
write
level
memory cell
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007241515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009076116A (ja
Inventor
充祥 本間
嘉和 竹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007241515A priority Critical patent/JP4560073B2/ja
Priority to TW097130710A priority patent/TW200923948A/zh
Priority to US12/211,495 priority patent/US7855915B2/en
Publication of JP2009076116A publication Critical patent/JP2009076116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4560073B2 publication Critical patent/JP4560073B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/04Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
    • G11C16/0483Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells having several storage transistors connected in series
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • G11C11/5628Programming or writing circuits; Data input circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3436Arrangements for verifying correct programming or erasure
    • G11C16/3454Arrangements for verifying correct programming or for detecting overprogrammed cells
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2211/00Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C2211/56Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
    • G11C2211/562Multilevel memory programming aspects
    • G11C2211/5621Multilevel programming verification
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2211/00Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C2211/56Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
    • G11C2211/564Miscellaneous aspects
    • G11C2211/5642Multilevel memory with buffers, latches, registers at input or output
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2211/00Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C2211/56Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
    • G11C2211/564Miscellaneous aspects
    • G11C2211/5647Multilevel memory with bit inversion arrangement

Description

本発明は、例えば1つのメモリセルに複数ビットを記憶するNAND型フラッシュメモリに係わり、特に、書き込みデータを変換する不揮発性半導体記憶装置に関する。
近年、複数の書き込みデータに対応した複数の閾値電圧のうちの1つをメモリセルに設定することにより、1つのメモリセルに複数ビットの情報を記憶させることが可能な多値メモリが開発されている。また、フラッシュメモリにおける書き込み動作は大きく分けて書き込み電圧をメモリセル印加するプログラム動作と、書き込み完了を検証するベリファイ動作とにより構成される。多値メモリの場合、書き込みデータに応じて複数回のプログラム動作、及びベリファイ動作を行う必要がある。
例えば3ビットを記憶可能なメモリセルは、8つの状態のうちの1つを保持する。このため、8つの状態それぞれについて、ベリファイ動作が必要となっている。したがって、全体の書き込み動作において、書き込み電圧を印加するプログラム動作の回数に比べてベリファイ動作の回数が多くなり、書き込みに長時間を要していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−192789号公報
本発明は、メモリセルに複数のビットを書き込む際、書き込み速度を高速化することが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供しようとするものである。
本発明の不揮発性半導体記憶装置の態様は、1つのメモリセルに複数ビットを記憶する複数のメモリセルを有し、前記メモリセルが行方向及び列方向にマトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモリセルの書き込み電圧を含む制御電圧を発生する電圧発生回路と、前記メモリセルアレイの選択されたメモリセルから読み出されたデータを検知するセンスアンプと、前記センスアンプへ供給するデータと、前記センスアンプにより読み出されたデータを制御するデータ制御回路とを具備し、前記データ制御回路は、書き込みデータを検証する書き込みベリファイ動作時、前記メモリセルの閾値電圧が予め設定したベリファイチェックポイントを越えた場合、メモリセルへの書き込みデータを残りの書き込み電圧印加回数を示す回数データに変換し、書き込み電圧印加動作毎に前記回数データを1ビットのみ反転し、回数データの定義を変換することにより減算動作を行い、残りの書き込み電圧の印加回数が0回に達した時点で書き込みを完了させることを特徴とする。
本発明によれば、メモリセルに複数のビットを書き込む際、書き込み速度を高速化することが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示している。
図1において、メモリセルアレイ1は、1つのメモリセルに例えば3ビットのデータを記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリにより構成されている。すなわち、メモリセルアレイ1は、後述するように、複数のビット線と複数のワード線と共通ソース線、及び電気的にデータを書き換え可能でロウ方向、カラム方向に配置された例えばEEPROMセルからなる複数のメモリセルを含んでいる。ロウデコーダとしてのワード線制御回路2は、メモリセルアレイ1のワード線に接続され、ワード線の選択及び駆動を行う。センスアンプ回路3は、メモリセルアレイ1のビット線に接続され、後述するように、データの読み出し、書き込み機能、及び書き込みデータを残りの書き込み回数に変換する機能を有している。カラムデコーダ4は、アドレスデコーダ7の出力信号に応じて、メモリセルアレイ1のビット線を選択するカラム選択信号を出力する。
入出力制御回路5は、外部から供給される各種コマンド、アドレス信号、及び書き込みデータを受ける。データ書き込み時、書き込みデータは、入出力制御回路5からデータ入出力バッファ6を介してセンスアンプ回路3に供給される。データ読み出し時、センスアンプ回路3に読み出されたデータは、データ入出力バッファ6を介して、入出力制御回路5に供給され、入出力制御回路5から外部に出力される。
入出力制御回路5からデータ入出力バッファ6に供給されたアドレス信号は、アドレスデコーダ7に供給される。このアドレスデコーダ7によりデコードされた信号は、ワード線制御回路2、及びカラムデコーダ4に供給される。
また、入出力制御回路5からデータ入出力バッファ6に供給されたコマンドは、制御信号発生回路8に供給される。制御信号発生回路8には、外部からチップイネーブル信号/CE、書き込みイネーブル信号/WE、読み出しイネーブル信号/RE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、コマンドラッチイネーブル信号CLE等の外部制御信号が供給される。制御信号発生回路8は、動作モードに応じて供給される外部制御信号及びコマンドに基づいて、データ書き込み及び消去のシーケンスを制御する制御信号、及びデータの読み出しを制御する制御信号を発生する。この制御信号は、制御電圧発生回路9、アドレスデコーダ7に供給される。
制御電圧生成回路9は、制御信号生成回路8から供給される各種制御信号に応じて、読み出し電圧、書き込み電圧、ベリファイ電圧、消去電圧など、メモリセルアレイやセンスアンプ回路3、カラムデコーダ4の各種動作に必要な電圧を生成する。
パラメータ記憶部10は、入出力制御回路5、制御信号発生回路8に接続され、テスト工程で決定されたチップの品質に適したパラメータを記憶する。このパラメータは、後述するように、例えば閾値レベル毎に設定された残りの書き込み電圧印加回数を示す回数データにより構成されている。
図2は、図1に示すメモリセルアレイ1とセンスアンプ回路3の構成例を示している。メモリセルアレイ1は、破線で示すように複数のブロックBLKを含んでいる。これらブロックは消去単位を構成する。各ブロックBLKには複数のNANDセルが配置されている。1つのNANDセルは、直列接続された例えば32個のEEPROMからなるメモリセルMCと、選択ゲートトランジスタS1、S2とにより構成されている。選択ゲートトランジスタS1はビット線BL0に接続され、選択ゲートS2はソース線SRCに接続されている。各ロウに配置されたメモリセルMCの制御ゲートはワード線WL0、WL1、WL2〜WL31に共通接続されている。また、選択ゲートトランジスタS1はセレクト線SGDに共通接続され、選択ゲートトランジスタS2はセレクト線SGSに共通接続されている。
センスアンプ回路3は、複数のセンスアンプユニット(SAU)3aと、複数のデータ制御ユニット(DCU)3bを有している。各センスアンプユニット3aは、ビット線BL0、BL1、BL2〜BLnに接続されている。各データ制御ユニット3bは各センスアンプユニット3aに接続されている。各センスアンプユニット3aは、データの読み出し時、メモリセルからビット線に読み出されたデータを検知し、保持する。各データ制御ユニット3bは、カラム選択信号SEL0〜SELnに従って動作するトランジスタを介してデータ入出力バッファに接続されている。
書き込み動作(プログラム動作とも呼ぶ)、読み出し動作、及びプログラムベリファイ動作(ベリファイ動作とも呼ぶ)において、センスアンプユニット3aに接続されているビット線が選択されるとともに、1本のワード線が選択される。この選択されたワード線に接続されている全てのメモリセルに、書き込み、又は読み出し電圧を印加することにより一斉に書き込み、又は読み出し動作が行われる。
また、データ制御ユニット3bは、外部から供給された書き込みデータを保持するとともに、センスアンプユニット3aから読み出されたデータを保持する。さらに、データの書き込み時、書き込みデータを、書き込み電圧の印加回数に対応する回数データに変換する操作を行う。
尚、図2において、センスアンプユニット3aは、各ビット線に接続されているが、これに限定されるものではなく、例えば2つのビット線に1つ設けてもよい。また、データ制御回路3bは、各センスアンプユニット3aに接続されているが、これに限定されるものではなく、例えば8つのセンスアンプに対して1つのデータ制御回路3bを設け、このデータ制御回路3bをセンスアンプユニット3aに選択的に接続するような構成とすることも可能である。
図3は、センスアンプユニット(SAU)3aの一例を示している。センスアンプユニット3aは、複数のPチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSと称す)21、22、23と、複数のNチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSと称す)31、32、33、34、35、36、37と、例えばクロックドインバータ回路により構成されラッチ回路LAT1とにより構成されている。
PMOS21のソースは電源Vddが供給されるノードに接続され、ドレインはNMOS31、32を介してデータ制御ユニット(DCU)3bに接続される。PMOS21のゲートには信号BLC1が供給され、NMOS31、32のゲートには信号BLC2、BLC3がそれぞれ供給されている。NMOS31とNMOS32の接続ノードは、ビット線BLに接続されるとともに、NMOS33、34を介して接地されている。NMOS33のゲートは、ラッチ回路LAT1のノードINVに接続され、NMOS33は、ラッチ回路LAT1に保持されたデータにより制御される。さらに、NMOS34のゲートには、信号DISが供給されている。
また、PMOS22のソースは電源Vddが供給されるノードに接続され、ドレインはPMOS23、NMOS36を介して接地されている。PMOS22のゲートには信号BLC4が供給され、PMOS23のゲートはNMOS35を介してPMOS21とNMOS31の接続ノードに接続されている。NMOS35のゲートには信号XXLが供給され、NMOS36のゲートにはリセット信号RSTが供給されている。PMOS23とNMOS36の接続ノードにはラッチ回路LAT1が接続されている。また、ラッチ回路LAT1の反転ノードINVnはNMOS37を介してデータ制御ユニット3bに接続されている。このNMOS37のゲートには信号BLC5が供給されている。
上記センスアンプユニットの動作について概略的に説明する。
(書き込み動作)
メモリセルにデータを書き込む場合、先ず、信号BLC1、BLC4、DISがローレベル(以下、Lレベルと記す)、リセット信号RSTが一旦ハイレベル(以下、Hレベルと記す)とされ、ラッチ回路LAT1がリセットされる。
この後、信号BLC2、BLC3、XXLがHレベルとされ、信号BLC4がLレベルとされて、データ制御ユニット3bからデータが取り込まれる。このデータが書き込みを示すLレベル(“0”)である場合、PMOS23のゲートがLレベルとなり、PMOS23はオン状態となる。このため、ラッチ回路LAT1にはHレベル(“1”)がセットされる。また、データが非書き込みを示すHレベル(“1”)である場合、PMOS23がオフ状態となる。このため、ラッチ回路LAT1にはLレベル(“0”)がセットされる。すなわち、データを書き込む場合、ラッチ回路LAT1のノードINVはHレベルに設定され、非書き込みの場合、ノードINVはLレベルに設定される。
次いで、信号BLC1、BLC3、DIS、XXLがLレベル、信号BLC2がハイレベル(以下、Hレベルと記す)とされ、ビット線BLがHレベルに充電される。この後、信号DISがHレベルに設定される。すると、ラッチ回路LAT1のノードINVが書き込みを示すHレベルの場合、NMOS33がオンし、NMOS33、34を介してビット線の電荷が放電される。また、ラッチ回路LAT1のノードINVが非書き込みを示すLレベルの場合、NMOS33がオフするため、ビット線の電位はHレベルに保持される。この後、図2に示すビット線とNANDセルとを接続する選択ゲートトランジスタS1のセレクト線SGDがHレベルとされると、ビット線の電位がメモリセルのチャネルに転送される。これと同時に選択されたメモリセルのワード線に書き込み電圧Vpgmを印加される。このため、書き込みセルの場合、チャネルがLレベル(Vss)、ワード線が書き込み電圧Vpgmとなり、書き込みが行われる。また、非書き込みセルの場合、チャネルがHレベル(Vdd−Vth:Vthは選択ゲートトランジスタの閾値電圧)、ワード線がVpgmとなるため、書き込みが行われない。
(読み出し動作)
メモリセルからデータを読み出す場合、先ず、信号BLC1、BLC3、DIS、XXLがLレベル、信号BLC2がHレベルとされ、ビット線がHレベルに充電される。この後、信号BLC2をLレベルとして選択ワード線に読み出しレベルが供給される。メモリセルの閾値電圧が読み出しレベルより高い場合、メモリセルはオフ状態であり、ビット線はHレベルに保持される。また、メモリセルの閾値電圧が読み出しレベルより低い場合、メモリセルはオン状態となり、ビット線の電荷が放電される。このため、ビット線はLレベルとなる。次いで、信号BLC3がHレベルとされ、ビット線の電位がデータ制御ユニット3bに読み出される。
(プログラムベリファイ動作)
書き込み動作後、メモリセルの閾値電圧を検証するプログラムベリファイ動作は、読み出し動作とほぼ同様である。この場合、ビット線をHレベルに充電した後、選択ワード線に所定のベリファイ電圧が供給される。メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧に達している場合、メモリセルはオフ状態となる。このため、ビット線の電位はHレベルに保持される。また、メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧に達していない場合、メモリセルはオン状態となる。このため、ビット線の電位はLレベルとなる。
この状態において、信号BLC1、BLC2、XXLがHレベル、信号BLC4、BLC3、DIS、RSTがLレベルとされ、ビット線BLの電位がラッチ回路LAT1に保持される。すなわち、メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧に達しており、ビット線BLの電位がHレベルの場合、PMOS23がオフ状態となる。このため、ラッチ回路LAT1にはLレベルが保持される。また、メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧に達しておらず、ビット線BLの電位がLレベルの場合、PMOS23がオン状態となる。このため、ラッチ回路LAT1にはHレベルが保持される。すなわち、ベリファイをパスした場合、ラッチ回路LAT1のノードINVの電位はLレベルとなり、ベリファイをパスしない場合、ノードINVの電位はHレベルとなる。
また、ラッチ回路LAT1の反転ノードINVnのデータは、信号BLC5をHレベルとして、NMOS37をオンした状態において、データ制御ユニット3bに転送される。
図4は、データ制御ユニット(DCU)3bの一例を示している。このデータ制御ユニット3bは、例えば4個のデータラッチ回路0DL、1DL、2DL、3DLと、バス41と、データ形成回路42を含んでいる。
バス41の一端部は、センスアンプユニット3aに接続され、他端部はデータ入出力バッファに接続されている。
データラッチ回路0DLは、ラッチ回路LAT2と、トランスファーゲート43により構成されている。ラッチ回路LAT2は、トランスファーゲート43を介してバス41に接続される。トランスファーゲート43は信号φ及びその反転信号φnにより制御される。データラッチ回路1DL、2DL、3DLは、データラッチ回路0DLと同一構成であり、トランスファーゲートに供給される信号がそれぞれ相違している。したがって、各データラッチ回路0DL、1DL、2DL、3DLは、選択的にバス41に接続可能とされている。
データ形成回路42は、ラッチ回路LAT3、PMOS52〜56、NMOS61〜70、及びインバータ回路71により構成されている。PMOS51のソースは電源Vddが供給されるノードに接続されている。このPMOS51のゲートにはセット信号SET1が供給され、ドレインはラッチ回路LAT3に接続されている。さらに、PMOS51のドレインはNMOS61を介して接地されるとともに、NMOS62、63を介して接地されている。NMOS61のゲートにはリセット信号RST2が供給され、NMOS62のゲートには、信号LATHが供給されている。NMOS63のゲートは、入力端がバス41に接続されたインバータ回路71の出力端に接続されている。さらに、PMOS51のドレインは、NMOS64、65を介して接地されている。NMOS64のゲートには信号LATLが供給され、NMOS65のゲートは、バス41に接続されている。
電源Vddが供給されるノードとバス41との間には、PMOS52、53の直列回路と、PMOS54、55の直列回路と、PMOS56が接続されている。
PMOS52のゲートには、信号BUSH2が供給され、PMOS53のゲートはLAT3のノードLATnに接続されている。PMOS52、53は、信号BUSH2とLAT3のノードLATnの電位に応じてバス41をHレベルに充電する回路である。
PMOS54のゲートには、信号BUSL2が供給され、PMOS55のゲートはLAT3のノードLATに接続されている。PMOS54、55は、信号BUSL2とLAT3のノードLATの電位に応じてバス41をHレベルに充電する回路である。
PMOS56のゲートには、セット信号SET2が供給されている。PMOS56は、セット信号SET2に応じてバス41をHレベルに充電する回路である。
バス41と接地間には、NMOS66、67の直列回路と、NMOS68、69の直列回路と、NMOS70が接続されている。
NMOS66のゲートには、信号BUSH1が供給され、NMOS67のゲートはLAT3のノードLATnに接続されている。NMOS66、67は、信号BUSH1とLAT3のノードLATnの電位に応じてバス41をLレベルに放電する回路である。
NMOS68のゲートには、信号BUSL1が供給され、NMOS69のゲートはLAT3のノードLATに接続されている。NMOS68、69は、信号BUSL1とLAT3のノードLATの電位に応じてバス41をLレベルに放電する回路である。
NMOS70のゲートには、リセット信号RST2が供給されている。NMOS70は、リセット信号RST2に応じてバス41をLレベルに放電する回路である。
データ制御ユニットは、前述したように、書き込みデータを保持するとともに、書き込み途中において、メモリセルの閾値電圧が所定のチェックポイントに達した場合、書き込みデータを、残りの書き込み電圧印加回数を示す回数データに変換し、この回数データの定義を書き込み電圧の印加に応じて変化させ、擬似的な減算処理を行なう。
データ入出力バッファ6から供給された3ビットの書き込みデータは、データラッチ回路1DL、2DL、3DLに1ビットずつラッチされる。ここで、データラッチ回路1DL、2DL、3DLは、例えばアッパーページ、ミドルページ、ロワーページのデータをそれぞれ保持する。データラッチ回路0DLは、書き込みデータが回数データに変更されたことを示すフラグデータを保持するために用いられる。
回数データの定義を変換する場合、データラッチ回路1DL、2DL、3DLに保持されたデータをバス41に転送し、データ形成回路42により、バス41のデータが操作される。
(データ制御ユニットの基本動作)
上記データ制御ユニットの基本動作について説明する。バス41のデータをLAT3に取り込む場合、リセット信号RST2をHレベルとして、NMOS61、70をオンさせ、バス41、及びラッチ回路LAT3をLレベルにリセットする。
次いで、セット信号SET1をLレベルとしてPMOS51をオンさせ、ラッチ回路LAT3をHレベルにセットする。ラッチ回路LAT3にデータを取り込む場合、ラッチ回路LAT3は、先ず、Hレベルにセットされる。この後、例えばデータラッチ回路0DL〜3DLの何れかより、バス41にデータを転送する。この状態において、信号LATHをHレベルとする。バス41のデータがHレベルの場合、インバータ回路71の出力信号がローレベルとなり、NMOS63はオフ状態のままである。このため、ラッチ回路LAT3はHレベルのままである。
また、バス41がLレベルの場合、インバータ回路71の出力信号がHレベルとなり、NMOS63がオンとなる。このため、ラッチ回路LAT3は、NMOS62、63を介して放電され、Lレベルとなる。
次に、バス41のデータを反転してラッチ回路LAT3に取り込む場合の動作について説明する。上記のようにして、ラッチ回路LAT3をHレベルにセットした状態において、バス41にデータを転送する。この後、信号LATLをHレベルとする。バス41のデータがHレベルの場合、NMOS65はオンとなる。このため、ラッチ回路LAT3は、NMOS64、65を介して放電され、Lレベルとなる。
また、バス41がLレベルの場合、NMOS65はオフ状態のままである。このため、ラッチ回路LAT3はHレベルのままである。
このようにして、ラッチ回路LAT3に保持されたデータを、データラッチ回路0DL〜3DLに転送することにより、データラッチ回路0DL〜3DLのデータを操作することができる。
図5(a)(b)(c)は、従来の3ビットのデータを記憶することが可能なメモリセルに3ビットデータを書き込む際の書き込み手順を示している。メモリセルのデータを消去した場合、メモリセルの閾値電圧は、例えば図5(a)に示すデータ“1”より低い状態となっている。
図5(a)はロワーページのデータに応じた閾値電圧の分布を示している。図5に示すように、ロワーページのデータにより、2つの閾値電圧の分布が設定される。この後、図5(b)に示すように、ミドルページのデータに応じて4つの閾値電圧分布が設定される。さらに、図5(c)に示すように、最後に、アッパーページのデータに応じて8つの閾値電圧分布が設定される。図5(a)(b)(c)に示す各書き込み動作において、ベリファイ動作が行われ、所定の閾値電圧分布が設定される。
このように、従来の3ビットのデータを記憶できるメモリセルの場合、3ビット目を書き込む際、ベリファイを行う箇所は8箇所にもなり、書き込み時間の大半がベリファイ動作によって占められることになる。すなわち、1回の書き込み電圧印加動作に対して8回のベリファイ動作が必要となる。書き込み時間を短縮するためには、ベリファイ動作の回数を減ずればよいことが分かる。
図6(a)乃至(d)は、本実施形態に係る書き込みデータと閾値電圧分布の関係を示している。本実施形態の場合、図6(a)に示すように、消去状態のメモリセルに対して、図6(b)(c)に示すように、ロワーページ、ミドルページ、アッパーページの書き込みデータに応じて順次メモリセルにデータが書き込まれる。ロワーページ、及びミドルページの書き込み動作において、ベリファイ動作を行ってもよいが、行わなくともよい。
この後、図6(c)に示すアッパーページの書き込みにおいて、2つの閾値電圧(閾値レベルとも呼ぶ)Aの手前(チェックポイントCP1)と、閾値電圧Eの手前、すなわち、閾値電圧Dと閾値電圧Eの間(チェックポイントCP2)でのみベリファイ動作を行う。つまり、一度の書き込み電圧印加後、チェックポイントCP1と、チェックポイントCP2においてのみ、ベリファイ電圧vlA、Eによりベリファイ動作を行う。このため、閾値電圧Aより高い閾値電圧B、C、Dと、閾値電圧Eより高い閾値電圧F、G、Hのためのベリファイ動作は行なわない。それに代わり、閾値電圧B、C、Dと、閾値電圧F、G、Hの書き込みを制御するため、閾値電圧Aを超えた時点から残りの書き込み電圧の印加回数を設定し、その回数に達した時点で書き込みを完了させる。このようにして、図6(d)に示す8個の閾値電圧の分布を形成する。この方法によれば、従来8回であったベリファイ動作が、2回で済むことになり、書き込み時間を短縮することができる。
但し、この方法を行うためには、次の動作が必要である。
(1)書き込み対象のメモリセルの閾値レベルがチェックポイントとしての2つのベリファイ電圧に達したことを検知する。
(2)そのメモリセルに対して残りの書き込み回数を設定する。
(3)そのメモリセルに対して書き込み電圧を印加する毎に、残りの書き込み回数を減算する。
図7(a)は、各ステージおける閾値電圧と書き込みデータとの関係を示し、図7(b)は、各ステージにおける各書き込みデータと残りの書き込み電圧印加動作回数データを示している。また、図8は、書き込み電圧印加回数を示すデータの変化の様子を示している。図7(a)(b)、及び図8を参照して、書き込み電圧印加回数を示すデータの変化について概略的に説明する。
本実施形態において、上記ベリファイ動作により、メモリセルの閾値電圧がチェックポイントCP1又はCP2を越えた場合、データ記憶ユニット3bのデータラッチ回路0DLにフラグをセットし、1DL、2DL、3DLに記憶された書き込みデータが残りの書き込み電圧印加回数を示す回数データに変換される。この回数データが書き込み電圧印加を印加する毎に減算される。この減算動作は、データラッチ回路1DL、2DL、3DLに記憶されたデータを後述するような規則に従って反転することにより行われる。
この減算動作の結果、データラッチ回路1DL、2DL、3DLのデータが全て“1”となった状態において、書き込みが完了される。すなわち、図7(a)に示すステージ0において、閾値レベルAの場合、データラッチ回路1DL、2DL、3DLのデータが全て“1”であるため、残りの書き込み電圧印加回数は、図7(b)に示すように“0”を示す“111”に設定される。また、閾値レベルB〜Hの残りの書き込み電圧印加回数は、“1”〜“7”を示す“011”〜“110”に設定される。この後、ステージ1、2、3…7と順次、書き込み電圧が印加されると、残りの書き込み電圧印加回数“1”〜“7”を示す各データラッチ回路1DL、2DL、3DLのデータが変化される。すなわち、書き込み電圧が印加される毎に残りの書き込み電圧印加回数の定義が変化される。尚、ステージ0〜3とステージ4〜7において、残りの書き込み電圧印加回数“0”〜“7”を示す各データラッチ回路1DL、2DL、3DLのデータは同様である。
図8は、書き込み電圧が印加される毎にステージを変化させ、それに応じて残りの書き込み電圧印加回数の定義が変化していることを具体的に示している。前述したように、残りの書き込み回数データが“111”に達した時点で、残りの書き込み電圧印加回数が0回となり、そのメモリセルは書き込み完了となる。図8のステージ0に示すように、データラッチ回路1DL、2DL、3DLに対して回数データを割り付ける。この後、ステージ毎に特定の1つのページ(1つのデータラッチ回路)のデータを反転して残りの書き込み電圧印加回数の定義を変換する。すなわち、ステージ1において、データラッチ回路1DLのデータを反転し、ステージ2において、データラッチ回路2DLのデータを反転し、ステージ3において、データラッチ回路1DLのデータを反転する。さらに、ステージ4において、データラッチ回路3DLのデータを反転し、ステージ5において、データラッチ回路1DLのデータを反転し、ステージ6において、データラッチ回路2DLのデータを反転し、ステージ7において、データラッチ回路1DLのデータを反転する。ステージ4〜7の動作は、ステージ0〜3の動作と同様である。このため、事実上ステージ0からステージ3の間で巡回させればよいことが分かる。このような動作を行うことにより、減算と同様の効果が得られる。
例えば、図8のステージ0で設定した残りの書き込み回数7回のデータ“110”は、ステージ7でデータ“111”、つまり書き込み終了となる。書き込み電圧印加動作毎に全ての書き込みレベルのデータ、及び残りの書き込み電圧印加回数に変換されたものも全て反転動作が行われる。これにより、図4に示すデータ制御ユニット3bは、2回の動作で減算動作が完了する。
上記巡回方法の場合、一度書き込みが完了しデータ“111”に達したデータも反転動作において、反転されてしまう。このため、反転動作を行った後で反転箇所以外が全て“1”になっているデータを検出し、検出された反転箇所にデータ“1”をセットするという動作が必要である。
上記減算動作は、図1に示す制御信号発生回路8の制御に基づき実行される。パラメータ記憶部10には、例えば図7(b)に示すステージ0に対応する各書き込みデータに対応する残りの書き込み電圧印加回数がパラメータとして記憶されている。制御信号発生回路8は、パラメータ記憶部10に記憶されたパラメータを参照して、データ制御ユニット3bを制御する信号を発生する。制御電圧発生回路9は、制御信号発生回路8から供給される制御信号に応じて、書き込み電圧やベリファイ電圧を発生する。データ制御ユニット3bは、メモリセルに書き込み電圧が印加される毎に、制御信号発生回路8から供給される信号に応じて、データの反転動作を行う。
データラッチ回路1DL、2DL、3DLに保持されたデータを反転させるには、次のような動作が実行される。例えばデータラッチ回路1DLのデータを反転させる場合、前述した基本動作に基づき、データラッチ回路1DLのデータをバス41に転送し、このバス41のデータをラッチ回路LAT3にラッチする。この場合、例えばラッチ回路LAT3にバス41のレベルをそのままラッチするものとする。次に、セット信号SET2をLレベルとしてPMOS56によりバス41をHレベルに充電する。次いで、信号BUSL1をHレベルとする。すると、ラッチ回路LAT3のノードLATがHレベルの場合、NMOS68、69がオンしてバス41の電荷が放電され、バス41はLレベルとなる。また、ラッチ回路LAT3のノードLATがLレベルの場合、NMOS69はオフであるため、バス41はHレベルのままである。このバス41のレベルを再度データラッチ回路1DLに取り込むことにより、データラッチ回路1DLのデータが反転される。
図9は、本実施形態におけるアッパーページの書き込み及びベリファイ動作、及びデータ制御ユニット変換動作のシーケンスを示し、図10は、データ変換操作のフローチャートを示している。
図9に示すように、各ステージは、書き込み電圧の印加、ベリファイ電圧A、Eによるベリファイ動作、データラッチ回路1DL、2DL、3DLの操作を含んでいる。書き込み電圧が印加される毎にステージ0〜ステージ4の順に進む。すなわち、各ステージにおいて、選択されたメモリセルの制御ゲートに書き込み電圧p1、p2〜p6が印加される。この書き込み電圧は、電圧が順次高くなるように設定されている。1つの書き込み電圧を印加した後、選択されたメモリセルの制御ゲートにベリファイ電圧vlAが印加されてベリファイ動作が行われる。この後、選択されたメモリセルの制御ゲートにベリファイ電圧vlEが印加されてベリファイ動作が行われる。書き込み電圧が印加される毎にステージを変化させ、この動作が行われる。また、書き込み電圧印加時、データ制御ユニット3bの内部において、前述した所定のデータラッチ回路DLのデータが反転される。図9のDUCの動作において、例えば“3”はデータラッチ回路3DLの反転を意味している。また、“A”、“E”はそれぞれ図10に示すデータ変換操作を示している。
図10に示すように、ベリファイ電圧vlAによるベリファイ動作(S11)の後、メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧vlAを超え、ベリファイがパスしている場合、そのメモリセルに対応するセンスアンプユニット3aからHレベルのデータを出力する。データ制御ユニット3bは、このHレベルをデータラッチ回路0DLにセットされる。このデータラッチ回路0DLにHレベルがセットされたデータ制御ユニット3bに対して、閾値レベルAから閾値レベルDのどの書き込みデータに基づく書き込みが行われているかが判別される(S12,S14,S16,S18)。この判別は、データ制御ユニット3bのデータラッチ回路1DL、2DL、3DLにセットさた書き込みデータを用いて行われる。この結果、例えば閾値レベルAの書き込みが行われている場合、閾値レベルAに対応する残りの書き込み回数がデータ制御ユニット3bのデータラッチ回路1DL、2DL、3DLにセットされる(S13)。
上記書き込みレベルの判別は、例えば制御信号発生回路8から各書き込みデータに応じて出力される信号に基づき、データラッチ回路1DL、2DL、3DLに保持された書き込みデータをバス41に順次読み出し、ラッチ回路LAT3がHレベルを維持するかどうかにより判別される。すなわち、前述したように、信号LATHと信号LATLを用いて対象レベルのみラッチ回路LAT3がHレベルを維持し続けるように動作させる。ラッチ回路LAT3に保持されたデータは、データ入出力バッファ6を介して制御信号発生回路8に供給される。制御信号発生回路8は、供給されたデータがHレベルの場合、対応する書き込みデータであることを判別する。書き込みデータが判別されると、データラッチ回路1DL、2DL、3DLに書き込みデータに対応する残りの書き込み電圧印加回数に対応するデータがセットされる。すなわち、制御信号発生回路8は、パラメータ記憶部10に記憶された書き込みデータに対応するパラメータに従って信号を発生し、データ制御ユニット3bのデータラッチ回路1DL、2DL、3DLに残りの書き込み電圧印加回数に対応するデータをセットする。
同様にして、閾値レベルB、閾値レベルC、閾値レベルDの書き込みが判別され、これら判別された書き込みレベルに対応する残りの書き込み回数に対応するデータが、データ制御ユニット3bのデータラッチ回路1DL、2DL、3DLにセットされる(S15、S17、S19)。
データラッチ回路1DL、2DL、3DLに例えばHレベルのセットは、先ず、対象となるデータラッチ回路のデータをバス41に転送する。次に、信号BUSH2をLレベルとし、ラッチ回路LAT3の信号LATnの状態に応じて、データがそのまま維持されるか充電されるかが決まる。つまり、ラッチ回路LAT3がHレベルである場合、バス41は充電され、Lレベルの場合、各データラッチ回路1DL〜3DLの状態を維持するということになる。バス41のデータを対応するデータラッチ回路1DL〜3DLにセットすることにより、対象となるレベルのデータのみHレベルをセットすることができる。
また、Lレベルをデータラッチ回路1DL〜3DLにセットする場合、データラッチ回路1DL〜3DLのデータをバス41に転送し、この状態において、信号BUSL1をHレベルとすることにより、NMOS68をオンとする。ラッチ回路LAT3のノードLATがHレベルのときのみ、バス41が放電される。
この後、ベリファイ電圧Eによりベリファイ動作が実行される(S21)。このベリファイ動作の結果、メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧vlEを越えている場合、書き込みレベルE、F、G、Hのいずれかが判別される(S22、S24、S26、S28)この判別された書き込みレベルに対応する残りの書き込み電圧印加回数に対応するデータがデータ制御ユニット3bデータラッチ回路1DL、2DL、3DLにセットされる(S23、S25、S72、S29)。
図11は、書き込み電圧印加動作時における減算動作のフローチャートを示している。図9に示すように、書き込み電圧p2〜p6を印加する際、データ制御ユニット3bは、データラッチ回路1DL、2DL、3DLのうち、所定のデータラッチ回路のデータを反転する。すなわち、データラッチ回路1DL、2DL、3DLのうちの所定の1つのデータラッチ回路が選択され(S31)、そのデータラッチ回路のデータが反転される(S32)。この動作により、反転前にオール“1”であったデータが破壊される。このため、次に、反転前にオール“1”であったデータが検出される(S33)。この検出されたデータが元のオール“1”のデータに再設定される(S34)。この一連の動作が書き込み電圧の印加動作と平行して行われる。書き込み電圧の印加時に、この操作を行う必要があるため、データの操作回数は少ないほどよい。
図12(a)(b)は、具体的な動作を示すものであり、図7(a)に示すステージ0において、メモリセルの閾値電圧がチェックポイントCP1を超え、この後、ターゲットとしての閾値レベルCまで4回書き込み電圧を印加する場合の具体例を示している。
ベリファイ動作の結果、チェックポイントCP1又はCP2を超えたメモリセルに対応するセンスアンプユニットのみベリファイ結果として、Hレベルを出力する。このため、図4に示すバス41は、Hレベルとなる。バス41がHレベルの場合、信号LATHをHレベルとしてNMOS62をオンさせても、NMOS63がオフであるため、ラッチ回路LAT3にHレベルが保持されている。
次に、データラッチ回路0DLのデータをバス41へ転送して、データラッチ回路0DLのデータがLレベルのものだけを識別する。
この場合、先ず、ラッチ回路LAT3をHレベルとした後、図4に示す信号LATLをHレベルとし、NMOS64をオンとする。データラッチ回路0DLからバス41に転送されたデータがLレベルである場合、NMOS64をオンとしてもNMOS65がオフするため、LAT3のデータはHレベルを維持する。
同様にして、他の書き込みレベルと識別するため、図7(a)に示すステージ2、閾値レベルCの識別規則を適用する。すなわち、図1に示す制御信号発生回路8は、閾値レベルCの書き込みデータに応じてデータ制御ユニット3bを制御し、書き込みレベルを識別する。この結果、ラッチ回路LAT3がHレベルを維持し続けたデータ制御ユニットのみが、閾値レベルCへの書き込みデータが保持されているデータ制御ユニット3bであると識別できる。すなわち、先ず、データラッチ回路1DLのデータをバス41に転送し、信号LATLをHレベルとする。次に、データラッチ回路2DLのデータをバス41に転送し、信号LATHをHレベルとする。さらに、データラッチ回路3DLのデータをバス41に転送して信号LATHをHレベルとする。この一連の動作の結果、閾値レベルCのデータを記憶したデータ制御ユニット3bのラッチ回路LAT3のみがHレベルを維持する。
上記のようにして閾値レベルCを書き込むデータ制御ユニット3bが識別された場合、ラッチ回路LAT3がHレベルのデータ制御ユニット3bのみ、閾値レベルCの書き込みデータが残りの書き込み電圧印加回数データ、すなわち、4回を示すデータに変更される。図12(b)に示す例の場合、ステージ2の4回の定義は、図7(b)に示すように、(0DL、1DL、2DL、3DL)=(1,1,0,0)である。このため、データラッチ回路0DLと1DLにデータ“1”をセットし、データラッチ回路2DLと3DLにデータ“0”をセットする。
このような処理のみで、各データラッチ回路0DL、1DL、2DL、3DLのデータを変換することができる。この動作を図7(b)の規則に従って実行することにより、減算処理と等価な処理を行なうことができる。
上記実施形態によれば、複数の閾値電圧により複数ビットを記憶するメモリセルにおいて、メモリセルにデータを書き込む時、メモリセルの閾値電圧が予め設定されたチェックポイントを超えた場合、書き込みデータを残りの書き込み電圧印加回数に対応する回数データに変換し、この回数データの一部を書き込み電圧の印加毎に反転してデータの定義を変化させることにより、減算動作と同等の処理を行なっている。このため、ベリファイ回数を従来に比べて削減できるため、書き込み速度を高速化することが可能である。
また、減算動作は、残りの書き込み電圧印加回数に対応するデータの一部を反転するだけであり、データ制御ユニットの回路構成を変更したり、新たに、カウンタのような回路を付加したりする必要がない。このため、回路構成を簡単化することが可能である。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変えない範囲において種々変形実施かのうなことは勿論である。
本発明の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を示す概略構成図。 図1の一部を取り出して示す回路図。 図2に示すセンスアンプユニットの一例を示す回路図。 図2に示すデータ制御ユニットの一例を示す回路図。 図5(a)(b)(c)は、従来の書き込み動作を示す図。 図6(a)(b)(c)(d)は、本実施形態の書き込み動作を示す図。 図7(a)(b)は、本実施形態の動作を説明するものであり、残りの書き込み電圧印加回数とデータラッチ回路のデータの関係を示す図。 本実施形態の動作を説明するものであり、書き込みレベルと残りの書き込み電圧印加回数の関係を示す図。 本実施形態の書き込みシーケンスを示すタイミングチャート。 本実施形態の書き込みレベルと残りの書き込み電圧印加回数の変換動作を示すフローチャート。 本実施形態のデータ反転動作を示すフローチャート。 図12(a)(b)は、本実施形態の動作を説明するものであり、残りの書き込み回数と閾値電圧、及び各データラッチ回路のデータの変化を示す図。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、3…センスアンプ回路、3a…センスアンプユニット、3b…データ制御ユニット、8…制御信号発生回路、9…制御電圧発生回路、10…パラメータ記憶部。

Claims (5)

  1. 1つのメモリセルに複数ビットを記憶する複数のメモリセルを有し、前記メモリセルが行方向及び列方向にマトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルの書き込み電圧を含む制御電圧を発生する電圧発生回路と、
    前記メモリセルアレイの選択されたメモリセルから読み出されたデータを検知するセンスアンプと、
    前記センスアンプへ供給するデータと、前記センスアンプにより読み出されたデータを制御するデータ制御回路とを具備し、
    前記データ制御回路は、書き込みデータを検証する書き込みベリファイ動作時、前記メモリセルの閾値電圧が予め設定したベリファイチェックポイントを越えた場合、メモリセルへの書き込みデータを残りの書き込み電圧印加回数を示す回数データに変換し、書き込み電圧印加動作毎に前記回数データを1ビットのみ反転し、回数データの定義を変換することにより減算動作を行い、残りの書き込み電圧の印加回数が0回に達した時点で書き込みを完了させることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記データ制御回路は、前記書き込みデータ及び変換された前記回数データを記憶する複数の第1のラッチ回路と、
    前記第1のラッチ回路に記憶されたデータを変換する変換回路と
    を具備することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記データ制御回路は、前記メモリセルの閾値電圧が前記ベリファイチェックポイントを越えた場合、フラグデータがセットされる第2のラッチ回路をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルへの書き込みデータを、残りの書き込み電圧印加回数を示す回数データに変換するためのパラメータを記憶する記憶部をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記電圧発生回路は、前記記憶部に記憶されたパラメータに従って、前記データ制御回路の動作を制御する信号を発生することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
JP2007241515A 2007-09-18 2007-09-18 不揮発性半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP4560073B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007241515A JP4560073B2 (ja) 2007-09-18 2007-09-18 不揮発性半導体記憶装置
TW097130710A TW200923948A (en) 2007-09-18 2008-08-12 Nonvolatile semiconductor storage device capable of high-speed writing
US12/211,495 US7855915B2 (en) 2007-09-18 2008-09-16 Nonvolatile semiconductor storage device capable of high-speed writing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007241515A JP4560073B2 (ja) 2007-09-18 2007-09-18 不揮発性半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009076116A JP2009076116A (ja) 2009-04-09
JP4560073B2 true JP4560073B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=40454281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007241515A Expired - Fee Related JP4560073B2 (ja) 2007-09-18 2007-09-18 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7855915B2 (ja)
JP (1) JP4560073B2 (ja)
TW (1) TW200923948A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110036884A (ko) * 2008-06-12 2011-04-12 쌘디스크 코포레이션 확인 단계가 감소하고 인덱스 프로그래밍을 이용하는 비휘발성 메모리와 방법
JP2010282697A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2011008838A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置およびその書き込み方法
JP2011187141A (ja) 2010-03-10 2011-09-22 Toshiba Corp 転送回路及びそれを用いた不揮発性半導体記憶装置
JP2011258260A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2012048791A (ja) 2010-08-27 2012-03-08 Toshiba Corp 多値不揮発性半導体メモリシステム
CN104081357A (zh) 2012-04-27 2014-10-01 惠普发展公司,有限责任合伙企业 使用多级单元设置本地检查点
JP2020027674A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 キオクシア株式会社 半導体メモリ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000251485A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Sony Corp 不揮発性半導体記憶装置およびそのデータ書き込み方法
JP2007519161A (ja) * 2004-01-21 2007-07-12 サンディスク コーポレイション 不揮発性メモリのプログラミング方法
JP2009064530A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4091301B2 (ja) * 2001-12-28 2008-05-28 富士通株式会社 半導体集積回路および半導体メモリ
JP3935139B2 (ja) 2002-11-29 2007-06-20 株式会社東芝 半導体記憶装置
JP4892307B2 (ja) * 2006-09-08 2012-03-07 株式会社東芝 不揮発性半導体格納装置
JP2008108297A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP4919775B2 (ja) * 2006-11-17 2012-04-18 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000251485A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Sony Corp 不揮発性半導体記憶装置およびそのデータ書き込み方法
JP2007519161A (ja) * 2004-01-21 2007-07-12 サンディスク コーポレイション 不揮発性メモリのプログラミング方法
JP2009064530A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7855915B2 (en) 2010-12-21
US20090073764A1 (en) 2009-03-19
JP2009076116A (ja) 2009-04-09
TW200923948A (en) 2009-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100380775B1 (ko) 불휘발성 반도체 메모리 장치
US7035144B2 (en) Flash memory device having multi-level cell and reading and programming method thereof
JP5825749B2 (ja) マルチ−ビットフラッシュメモリー装置とそのプログラム方法
JP5150245B2 (ja) 半導体記憶装置
US8897066B2 (en) Method of programming nonvolatile memory device
JP4560073B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US8738836B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device and write-in method thereof
JP2010123210A (ja) 半導体記憶装置
JP5586666B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置とその読み出し方法
JP2013125576A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US8363479B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device
JP2010135023A (ja) 半導体記憶装置
JP5085058B2 (ja) プログラムの検証読み取り中に列スキャンを通じてプログラム時間を短縮させうるフラッシュメモリ装置のプログラム方法
US8385129B2 (en) Semiconductor memory device and control method thereof
JP5242603B2 (ja) 半導体記憶装置
US7782676B2 (en) Method of operating a nonvolatile memory device
JP2011181131A (ja) 半導体記憶装置
JP2010218623A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
CN111199765B (zh) 页缓冲电路与非易失性存储装置
US10431312B2 (en) Nonvolatile memory apparatus and refresh method thereof
KR20100131716A (ko) 불휘발성 메모리 소자의 데이터 독출 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100723

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees