JP4997882B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびその書き込み方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその書き込み方法 Download PDF

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Description

本発明は、NAND型EEPROM等の不揮発性半導体記憶装置に関し、特に高速に書き込みを行うフラッシュメモリ、2値または、多値フラッシュメモリとして採用される不揮発性半導体記憶装置およびその書き込み方法に関するものである。
EEPROMの1つとして、高集積可能なNAND型EEPROMが知られている。
NAND型EEPROMは、複数のメモリセルをそれらのソース、ドレインを隣接するもの同士で共有する形で直列接続してNANDセルユニットを形成し、これを1単位としてビット線に接続するものである。
メモリセルは通常、浮遊ゲート(電荷蓄積層)と制御ゲートが積層されたFETMOS構造を有する。メモリセルアレイは、p型基板またはn型基板に形成されたp型ウェル内に集積化して形成される。
NANDセルユニットのドレイン側は選択ゲートを介してビット線に接続され、ソース側はやはり選択ゲートを介して共通ソース線に接続される。
メモリセルの制御ゲートは、行方向に連続的に配置されてワード線となる。
このNANDセルユニット型EEPROMの動作は、次の通りである。
データ書き込みは、ビット線から最も離れた位置のメモリセルから順に行う。選択されたメモリセルの制御ゲートには高電圧Vpp(=20V程度)を印加し、それによりビット線側にあるメモリセルの制御ゲートおよび選択ゲートには中間電圧Vm(=10V程度)を印加し、ビット線にはデータに応じて0Vまたは選択ゲートがカットオフする電圧VCC(=3V程度)を与える。
ビット線に0Vが与えられたとき、その電位は選択メモリセルのドレインまで転送されて、電荷蓄積層に電子注入が生じる。これにより、選択されたメモリセルの閾値は正方向にシフトする。この状態をたとえば“0”とする。
ビット線に電圧VCCが与えられたときは、電子注入が実効的に起こらず、したがって閾値は変化せずに、負に止まる。
この状態は消去状態で“1”とする。データ書き込みは制御ゲートを共有するメモリセルに対して同時並列的に行われる。
データ消去は、NANDセルユニット内の全てのメモリセルに対して同時に行われる。すなわち、全ての制御ゲートを0Vとし、p型ウェルを20Vとする。このとき、選択ゲート、ビット線および、ソース線も20Vにされる。
これにより、全てのメモリセルで電荷蓄積層の電子がp型ウェルに放出され、閾値は負方向にシフトする。
データ読み出しは、選択されたメモリセルの制御ゲートを0Vとし、それ以外のメモリセルの制御ゲートおよび選択ゲートを電源電圧Vread(たとえば5V)として、選択メモリセルで電流が流れるか否かを検出することにより行われる。
読み出し動作の制約から、“0”書き込み後の閾値は0Vから電圧Vreadの間に制御しなければならない。このため、書き込みベリファイが行われ、“0”書き込み不足のメモリセルを検出し、“0”書き込み不足のメモリセルに対してのみ再書き込みが行われるよう再書き込みデータを設定する(ビット毎ベリファイ)。
“0”書き込み不足のメモリセルは、選択された制御ゲートをたとえば0.5V(ベリファイ電圧)にして読み出すこと(ベリファイ読み出し)で検出される。つまり、メモリセルの閾値が0Vに対してマージンを持って、0.5V以上になっていないと、選択メモリセルで電流が流れ、“0”書き込み不足と検出される。
書き込み動作と書き込みベリファイを繰り返しながらデータ書き込みをすることで個々のメモリセルに対して、書き込み時間が最適化され、“0”書き込み後の閾値は0Vから電圧Vreadの間に制御される。
このようなNANDセルユニット型EEPROMでは、書き込み時の書き込み電圧Vppを一定とした場合、電荷蓄積層の電子の量が比較的少ない書き込み初期ではメモリセルの閾値変化は速く、電子注入が行われ電荷蓄積層の電子の量が比較的多い書き込み後期ではメモリセルの閾値変化は遅い。また、書き込み初期ではトンネル電流の流れる絶縁膜に印加される電界が強く、書き込み後期ではその電界は弱くなる。
このため、書き込み速度を速くするため書き込み電圧Vppを高めると、書き込み後の最大閾値が高く、書き込み後の閾値分布が広くなり、またトンネル電流の流れる絶縁膜に印加される電界が強くなり信頼性が悪くなる。
逆に、書き込み後の閾値分布を狭くするためVppを低くすると、書き込み速度が遅くなる。
以上の問題を解決するため、書き込みベリファイの回数が増える毎に、書き込み電圧VppをΔVppだけ段階的に引き上げていくことで、各々書き込み速度特性の異なるメモリセルに合わせた、書き込み方式が提案され、一般的となっている(特許文献1参照)。
特開2005−11521号公報 特開平10−144085号公報
しかし、上記で示した段階的にΔVppを引き上げる方式においた場合においても、やはり先に説明したように書き込むビットが電圧Vreadを超えてしまわないように書き込みの速いビットに合わせて書き込み電圧VppおよびΔVppをある程度低く設定するために、書き込みの遅いビットが書き込まれる最適な条件までには時間がかかるという不利益がある。
このように、前述した書き込み方式において、書き込み時のビット線電位状態は、書き込みを行うメモリセルには、ビット線を0Vにし、書き込みを行わないメモリセルには、ビット線を電圧VCCに設定するかのいずれかであった。
書き込み速度の調整は、制御ゲートに印加する電位によって制御しており、同一の制御ゲートに同時に異なる速度で書き込みを調整できない。
そこで、同一の制御ゲートに同時に異なる速度で書き込みを行うためには、ビット線毎に0V―VCCの中間電圧を印加することで調整できる。
図1(A)および(B)は、ビット線毎に0V〜VCCの中間電圧を印加することで買い込み速度を調整する方法を説明するための図である。
図1(A),(B)において、ST1、ST2は選択トランジスタを、M0〜M4はメモリセルを、CGは制御ゲートを、FGは電荷蓄積層(フローティングゲート)をそれぞれ示している。
たとえば、図1(A)に示すように、選択書き込み制御ゲートに20Vのバイアスを印加して、ビット線を0Vにした場合、選択メモリセルには20V相当の電界がかかる。
それに対して、図1(B)に示すように、ビット線を1Vにした場合、選択メモリセルには19V相当の電界となり、その書込み速度は緩和される。
この手法は、メモリセルに複数の閾値をもつ多値メモリにおいて、同時に異なる閾値の分布を書き込む際に用いられており、その技術が提案されている(特許文献2参照)。
ただし、この発明は、異なる分布に対して、書き込み速度を一律調整するものであって、同時に書き込む個々のビットに対してなされるものではない。
本発明は、書き込み過程における閾値の上昇に合わせて、書き込み速度を自動的に個々のビットに対して調整することが可能な不揮発性半導体記憶装置およびその書き込み方法を提供することにある。
本発明の第1の観点の不揮発性半導体記憶装置は、ビット線に接続される第1選択トランジスタと、共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、前記選択メモリセルに対して書き込みを行うための書き込み手段と、選択されたメモリセルに対して読み出しを行うための読み出し手段と、前記メモリセルで、メモリセルが所望の閾値まで達したかどうかを検出する書き込みベリファイ手段と、を有し、前記書き込み手段は、前記書き込み選択メモリセルのうち、書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行い、ビット線に各々のメモリセルの閾値状態に応じた、前記書き込みベリファイまたは、前記読み出し動作終了後のビット線電位状態の履歴を用いる
本発明の第2の観点は、ビット線に接続される第1選択トランジスタと、共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、を有する不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法であって、書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行い、前記書き込みの際、ビット線に各々のメモリセルの閾値状態に応じた、書き込みベリファイまたは、前記読み出し動作終了後のビット線電位状態の履歴を用いる
本発明によれば、同時に書き込む個々のビットに対して、そのメモリセルの閾値状態に応じて、いわゆるアナログ的にビット線電位を保持した状態で書き込むことを特徴としており、そのビット線電位の状態は、書き込みベリファイなどの読み出し動作により、ビット線に履歴を残す。
この状態で書き込みを行えば、書き込みベリファイに大きく達していない状態では、強く書き込まれ、書き込みベリファイ近傍まで閾値が上昇した状態では、弱く書き込まれるので、書き込み過程における閾値の上昇に合わせて、書き込み速度は、自動的に個々のビットに対して調整される。そのため、VppやΔVppを大きくして、書き込み速度を上げてもその書き込み後の分布は狭帯化される。
本発明によれば、書き込み過程における閾値の上昇に合わせて、書き込み速度を自動的に個々のビットに対して調整することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る不揮発性半導体装置であるNAND型EEPROM(フラッシュメモリ)の構成例を示すブロック図である。
NAND型フラッシュメモリ10は、メモリセルアレイ11、ビット線制御回路12、カラムデコーダ13、データ入出力バッファ14、データ入出力端子15、ワード線制御回路16、制御信号および制御電圧発生回路17、および制御信号入力端子18を有している。
メモリセルアレイ11は、後で図3に関連付けて詳述するように、複数のNAND型メモリセルユニット、複数のビット線、複数のワード線、およびソース線を含んでいる。
NAND型メモリセルユニットは、直列接続された複数のメモリセルからなるメモリセル列と、メモリセル列の両端にそれぞれ接続される選択トランジスタとから構成される。ソース線は、すべてのメモリセルユニットに共通となっている。
ビット線制御回路12は、メモリセルアレイ11のビット線を介してメモリセルのデータを読み出したり、ビット線を介してメモリセルの状態を検出したり、ビット線を介してメモリセルに書き込み制御電圧を印加してメモリセルに書き込みを行う。
ビット線制御回路12は、複数のデータ記憶回路を含んでいる。データ記憶回路は、メモリセルアレイ11のカラムに対して設けられる。カラムデコーダ13により選択されたデータ記憶回路によって読み出されたメモリセルのデータは、データ入出力バッファ14を経由して、データ入出力端子15から外部へ読み出される。
また、外部からデータ入出力端子15に入力された書き込みデータは、データ入出力バッファ14を経由して、カラムデコーダ13により選択されたデータ記憶回路に初期的な制御データとしラッチされる。データ記憶回路の制御データは、ビット線を経由してメモリセルアレイ11の選択メモリセルに印加される書き込み制御電圧を制御する。
ワード線制御回路16は、メモリセルアレイ11の複数本のワード線のうち1本を選択し、その選択した1本のワード線に、読み出し動作、書き込み動作、または消去動作に必要な所定電位を与える。
図3は、図2のメモリセルアレイ11およびビット線制御回路12の構成の一例を示す図である。
NAND型メモリセルユニットMCUTは、互いに直列接続された4個のメモリセルMC0〜MC3からなるメモリセル列MCCと、メモリセル列MCCの一端とビット線BLの間に接続される選択トランジスタST11と、メモリセル列MCCの他端とソース線SRCとの間に接続される選択トランジスタST12とから構成される。
メモリセルMの制御ゲートは、ワード線WLm(mは、1〜4のいずれか1つ)に接続され、ビット線側の選択トランジスタST11は、選択ゲート線SG1に接続され、ソース線側の選択トランジスタST12は、選択ゲート線SG2に接続される。
1本のワード線WLmを共有する複数のメモリセルMCは、ページPGと呼ばれる単位を構成し、本例の場合、1ブロックBLKは、4ページから構成される。
また、本例では、2ブロック分のみを示しているが、実際は、メモリセルアレイ11は、任意のブロック(たとえば、1024ブロック)から構成される。また、ビット線BL0、BL1、・・・・BL4095の本数は、本例では4096本であるが、任意の本数(たとえば、2048本、2112本、4224本など)でよい。
ビット線制御回路12は、複数のデータ記憶回路19を含んで構成されている。
本例では、データ記憶回路19は、2本のビット線BLi、BLi+1(iは、0または偶数)に対して1つ設けられているが、任意の本数、たとえば、1本、4本、6本、または9本のビット線に対して1つ設けても良い。
カラム選択信号CSL0、CSL1、・・・・CSL4095は、カラムデコーダ13の出力信号である。カラム選択信号CSLi、CSLi+1は、ビット線BLi、BLi+1に接続されるデータ記憶回路19に入力される。
読み出し時、カラム選択信号CSLi、CSLi+1によって選択されたデータ記憶回路19にラッチされているメモリセルのデータは、読み出しデータとしてデータ入出力バッファ14に導かれる。
また、書き込みに先立って、カラム選択信号CSLi、CSLi+1に基づき、ビット線BLi、BLi+1のいずれか一方に、書き込み時、メモリセルに印加される書き込み制御電圧を制御するための制御データが初期的に転送される。
書き込み状態を検出する際には、ビット線BLi、BLi+1のいずれか一方に接続されるメモリセルの書き込み状態を検出する。
図4は、図3のメモリセルMCと選択トランジスタSTの構造を簡略的に示す図である。
図4に示すように、p型の半導体基板21の表面には、ソースまたはドレインとなるn型の拡散層22が形成されている。
メモリセルMCは、半導体基板21中のn型の拡散層22、半導体基板21上のゲート絶縁膜23、ゲート絶縁膜23上の浮遊ゲート24、浮遊ゲート24上の絶縁膜25、絶縁膜25上の制御ゲート(ワード線)26を含んでいる。
選択トランジスタSTは、半導体基板21中のn型の拡散層22、半導体基板21上のゲート絶縁膜27、ゲート絶縁膜27上の選択ゲート28を含んでいる。
メモリセルMCの制御ゲート26にメモリセルMの閾値以上の電位を与えると、浮遊ゲート24直下の半導体基板21の表面にはチャネルが形成される。
たとえば、制御ゲート26と浮遊ゲート24間の容量が1fF、浮遊ゲート24とチャネルの間の容量が1fF、チャネルと半導体基板21の間の容量が0.25fF、n型拡散層22と半導体基板21の間の容量が0.25fFと仮定した場合、制御ゲート26とチャネルの結合容量および制御ゲート26とn型拡散層22の容量結合比は、それぞれ50%である。
この場合、チャネルとn型拡散層22が浮遊状態であると、制御ゲート26が1V上昇すると、チャネルおよびn型拡散層22の電位は、0.5V上昇する。
図5は、図3のNAND型メモリセルユニットの構造を簡略的に示す図である。
本実施形態においては、4つのメモリセルMC0〜MC3によりメモリセル列MCCが構成され、メモリセル列MCCの一端は、選択トランジスタST12を経由してソース線SRCに接続され、メモリセル列MCCの他端は、選択トランジスタST11を経由してビット線BLに接続される。
図6は、本実施形態に係るビット線制御回路に配置されるデータ記憶回路の具体的な構成例を示す回路図である。
図6のデータ記憶回路19は、pチャネルMOS(PMOS)トランジスタPT1〜PT10、nチャネルMOS(NMOS)トランジスタNT1〜NT19、容量C1、C2、ノードN1〜N4,N3C,N4C,N5C,N6C、および選択回路SELを有している。
PMOSトランジスタPT1のソースが電圧VCCの供給ラインに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT2、PT3のソースに接続されている。PMOSトランジスタPT2のドレインがNMOSトランジスタNT2のドレインに接続され、その接続点によりノードN3が構成されている。PMOSトランジスタPT3のドレインがNMOSトランジスタNT3のドレインに接続され、その接続点によりノードN4が構成されている。
NMOSトランジスタNT2とNT3のソース同士が接続され、その接続点がNMOSトランジスタNT1のドレインに接続され、NMOSトランジスタNT1のソースが基準電位に接続されている。
NMOSトランジスタNT5のドレインがノードN3に接続され、ソースがノードN1に接続され、その接続点(ノード)N7にPMOSトランジスタPT4のドレインが接続されている。PMOSトランジスタPT4のソースがPMOSトランジスタPT5のドレインに接続され、PMOSトランジスタPT5のソースが電圧VCCの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT6のドレインがノードN4に接続され、ソースがノードN2に接続され、その接続点(ノード)N8にPMOSトランジスタPT6のドレインが接続されている。PMOSトランジスタPT6のソースがPMOSトランジスタPT7のドレインに接続され、PMOSトランジスタPT7のソースが電圧VCCの供給ラインに接続されている。
また、NMOSトランジスタNT2のゲートを介してノードN4とノードN4Cが接続され、NMOSトランジスタNT3のゲートを介してノードN3とノードN3Cが接続されている。ノードN3CとノードN4Cとの間にNMOSトランジスタNT4のソース・ドレインが接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT1のゲートが信号SAP1の供給ラインに接続され、NMOSトランジスタNT1のゲートが信号SAN1の供給ラインに接続されている。PMOSトランジスタPT3のゲート、NMOSトランジスタNT3のゲート、およびPMOSトランジスタPT6のゲートがノードN3(N3C)に接続されている。PMOSトランジスタPT2のゲート、NMOSトランジスタNT2のゲート、およびPMOSトランジスタPT4のゲートがノードN4(N4C)に接続されている。NMOSトランジスタNT5のゲートが信号V1Aの供給ラインに接続され、NMOSトランジスタNT6のゲートが信号V1Bの供給ラインに接続されている。PMOSトランジスタPT5のゲートが信号VRFYBACの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタPT7のゲートが信号VRFYBBCの供給ラインに接続されている。
また、ノードN3Cは選択回路SELによりデータ入出力線I/Oに選択的に接続され、ノードN4Cは選択回路SELによりデータ入出力線#I/に選択的に接続されている。
PMOSトランジスタPT8のソースが電圧VCCの供給ラインに接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT9、PT10のソースに接続されている。PMOSトランジスタPT9のドレインがNMOSトランジスタNT8のドレインに接続され、その接続点によりノードN5Cが構成されている。PMOSトランジスタPT10のドレインがNMOSトランジスタNT9のドレインに接続され、その接続点によりノードN6Cが構成されている。
NMOSトランジスタNT8とNT10のソース同士が接続され、その接続点がNMOSトランジスタNT7のドレインに接続され、NMOSトランジスタNT7のソースが基準電位に接続されている。
NMOSトランジスタNT10のドレインがノードN5Cに接続され、ソースがノードN1に接続され、その接続点(ノード)N9にNMOSトランジスタNT12のドレインが接続されている。NMOSトランジスタNT12のソースがNMOSトランジスタNT13のドレインに接続され、NMOSトランジスタNT13のソースが電圧VCCの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT11のドレインがノードN6Cに接続され、ソースがノードN2に接続され、その接続点(ノード)N10にNMOSトランジスタNT14のドレインが接続されている。NMOSトランジスタNT14のソースがNMOSトランジスタNT15のドレインに接続され、NMOSトランジスタNT15のソースが電圧VCCの供給ラインに接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT8のゲートが信号SAP2の供給ラインに接続され、NMOSトランジスタNT7のゲートが信号SAN2の供給ラインに接続されている。PMOSトランジスタPT10のゲート、NMOSトランジスタNT9のゲート、およびNMOSトランジスタNT15のゲートがノードN5Cに接続されている。PMOSトランジスタPT9のゲート、NMOSトランジスタNT8のゲート、およびNMOSトランジスタNT13のゲートがノードN6Cに接続されている。NMOSトランジスタNT10のゲートが信号V2Aの供給ラインに接続され、NMOSトランジスタNT11のゲートが信号V2Bの供給ラインに接続されている。NMOSトランジスタNT12のゲートが信号VRFYBA1Cの供給ラインに接続され、NMOSトランジスタNT14のゲートが信号VRFYB1Cの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT16のソースがビット線BLiに接続され、ドレインがノードN1に接続されている。NMOSトランジスタNT17のドレインがノードN1に接続され、ソースが電圧VAの供給ラインに接続されている。
NMOSトランジスタNT18のソースがビット線BLi+1に接続され、ドレインがノードN2に接続されている。NMOSトランジスタNT19のドレインがノードN2に接続され、ソースが電圧VBの供給ラインに接続されている。
そして、NMOSトランジスタNT16のゲートが信号BLCAの供給ラインに接続され、NMOSトランジスタNT17のゲートが信号PREAの供給ラインに接続されている。NMOSトランジスタNT18のゲートが信号BLCBの供給ラインに接続され、NMOSトランジスタNT19のゲートが信号PREBの供給ラインに接続されている。
また、ノードN1に容量C1が接続され、ノードN2に容量C2が接続されている。
このような構成を有するデータ記憶回路において、PMOSトランジスタPT1〜PT7、NMOSトランジスタNT1〜NT6、および選択回路SELによりラッチ回路FF1が構成されている。
また、PMOSトランジスタPT8〜PT10、およびNMOSトランジスタNT8〜NT15によりキャッシュレジスタとして機能可能なラッチ回路FF2が構成されている。
以下に、図6の構成を有するデータ記憶回路19を用いた書き込み動作について説明する。
図7は、第1の書き込み方法を説明するためのフローチャートである。また、図8(A)〜(V)は、第1の書き込み方法に関連する書き込みベリファイから次の書き込みまでのシーケンスを示す図である。
2値データ書き込みを行う際には、図6中のラッチ回路FF1のみで読み書きを行う。2値データの場合は、ラッチ回路FF2はキャッシュレジスタとして主に使用される。ここでは、偶数本目のビット線(BLi)が選択された場合について説明する。
まず、データ入出力端子15から、“0”または、“1”のバイナリデータが複数個(ここでは、512バイト)以内の単位で入力される(ST1)。そのデータは、データ入出力バッファ14を介して(ST2)、書き込みデータ入出力線I/O、#I/Oからラッチ回路FF1に記憶される(ST3)。
ここで、入力されたデータが“0”の場合、図6中のノードN4Cは“H(ハイレベル)”に、ノードN3Cは“L(ローレベル)”となる(ST4、ST5)。
逆に入力されたデータが“1”の場合には、ノードNC4およびNC3はその逆、すなわちノードN4Cは“L”に、ノードN3Cは“H”となる(ST4、ST6)。
最初に、電圧VA=0V、信号PREAおよび、BLCAを“H”にして、全ビット線BLの電位を0Vに固定する(ST5)。
その後、信号PREAを“L”にして、信号VRFYBACを“L”にすると、書き込み対象となるデータ“0”のビット線はそのまま0Vに固定され、書き込み対象外となるデータ“1”のビットはノードN4Cが“L”であることから、ビット線にはVCCが印加される。
この状態で、書き込み対象ページに該当するワード線WLに書き込みパルスVppを印加する(ST7)。このとき、データ“0”のビットはビット線電位が0Vであることから書き込まれ、データ“1”のビットはビット線電位がVCCであるため、メモリセルのチャネル電位はブースとされて書き込まれない。
書き込みを行った後は、所望の閾値まで書き込みが行われたかを検出する書き込みベリファイが行われる(ST8)。
書き込みベリファイは、まず信号PREAおよびBLCAをVCCにして、VA=1.8Vにすれば、全ビット線の電位は、1.8Vにプリチャージされる(図8のT1)。書き込み対象ページに該当する選択ワード線WLに書き込みベリファイ電圧(0.5V程度)を印加し、それ以外の非選択ワード線WLには、VCCを印加する。
その状態で選択ゲート線SG1,SG2にVCCを印加すれば、ビット線から直列に接続されたメモリセルを介して共通ソース線SRCへと、書き込み対象ページのメモリセルの閾値に合わせて、メモリセル電流が流れ、それに応じてビット線の電位は過渡的に減衰していく。
一定期間電流を流したところで、対象ブロックのワード線WLと、選択ゲート線SG1,SG2の電位を0Vにして、電流をカットオフすれば、各々のメモリセルの閾値に合わせてビット線には電荷が残り、その電位はビット線の容量によって保たれる(図8のT2)。
次に、信号BLCAにより、ビット線の電位をノードN1とチャージシェアし、ノードN1とビット線BLのノードを切り離せば(信号BLCAを“L”にする)、ノードN1に接続される容量C1によってそのデータは保持される。
ここで、ノードN1に接続される容量C1は、ビット線BLのそれに比べて十分小さいのでノードN1の電位は、ビット線BLの電位にほぼ等しくなる。その後、信号VRFYBACを“L”にすると、もともとラッチ回路FF1にデータが“1”すなわち、書き込み非選択のビットのノードN1は、VCCに固定される(図8のT3)。
その後、信号VRFYBACを“H”に戻して、信号SAP1=“H”、信号SAN1=“L”、信号ECH1=“H”にしてノードN3CとノードN4Cをイコライズすれば、ラッチ回路FF1のデータはクリアされ、信号RV1Aを“H”にすれば、センスが開始される(図8のT4)。
ある一定時間センスした後、信号SAP1=“L”、信号SAN=“H”にすれば、ラッチ回路FF1のラッチデータは、確定し記憶される(図8のT5)。
このとき、FF1には、N1Cの電位がVref以上(たとえば、0.9V以上)であれば、書き込み十分となり、書き込みベリファイはパスと判定され、FF1ラッチ回路のノードN4Cが“L”となり、データ“1”を格納する。
また、ノードN1Cの電位がVref以下であれば書き込み不十分となり、書き込みベリファイはフェイルと判定され、ラッチ回路FF1のノードN4Cが“H”となり、データ“0”を格納する。この時点で、全ビット線制御回路12内のラッチは、最初にデータ“1”が格納されていたものと、ベリファイにてビット線電位がVref以上と判定されたもののみが“1”となる(ST9、ST10、ST11)。
すなわち、ラッチ回路FF1に“0”が格納されているデータは、書き込み不足のため、再書き込みが必要なビットである。もしここで、すべてのラッチ回路FF1が“1”となっていれば(ST12)、書き込みは終了し(ST13)、そうでなければ、再び、ステップST4からの書き込み処理へと戻る。
再書き込みする際には、電圧VA=0V、信号BLCAおよびPREAを“H”にして全ビット線を一旦、接地する(図8のT6)。
次に、書き込みベリファイがパスとなったビット線と分布“1”のビット線はVCCがチャージされ、逆にデータ“0”が格納されているビット線、すなわち先ほど書き込み不十分で、ベリファイがフェイルしたビット線は0Vとなる(図8のT7)。
この状態で書き込みパルスを印加するが、このとき、先に説明したように、書き込みパルスを印加する際には、閾値の上昇による書き込み電界の低下を防ぐため、ΔVppだけワード線電圧を上昇させている。
以上、第1の書き込み方法について説明した。
次に、第2の書き込み方法について説明する。
図9は、第2の書き込み方法を説明するためのフローチャートである。また、図10(A)〜(V)は、第2の書き込み方法に関連する書き込みベリファイから次の書き込みまでのシーケンスを示す図である。
なお、図9においては、理解を容易にするため、第1の書き込み方法と同様の処理については同じステップ番号を付している。
上述した第1の書き込み方法においては、書き込みパルスを印加する際には、閾値の上昇による書き込み電界の低下を防ぐため、ΔVppだけワード線電圧を上昇させている。
しかし、書き込みを早く終了させるため、VppおよびこのΔVppを高くしすぎると、書き込み速度の速いビットは、強く書き込まれすぎて、閾値がVread以上に上昇してしまうため、このVppとΔVppには、制限がある。
そこで、本第2の書き込み方法においては、以下の処理を行う。
すなわち、第2の書き込み方法が上述した第1の書き込み方法と異なる点は、書き込みパルスを印加する前に、ビット線制御回路12に格納されているデータが“0”か“1”を判定し、データ“0”であった場合にビット線のデータをベリファイが終了時のビット線電位を保持した状態で書き込みを行う点である(ST5A)。
再書き込みをする際にビット線BLの電位を保持するために、図8の期間T6で行っていたビット線電位を0Vにする処理を行わず、信号PREA=“L”、信号RV1A=“L”にしたまま、書き込みを行えば良い(図10のT6,T7,T8)。
この際、書き込み対象のビット線は浮遊状態となるが、ビット線の容量は、メモリアレイブロック内のローカルチャネル容量に対して十分小さいので問題とはならない。
次に、第1の書き込み方法と第2の書き込み方法の書き込み速度について考察する。
図11(A)〜(D)は、第1の書き込み方法のシーケンスを適応した場合の選択ワード線電圧Vwlの電位状態と、ビット線電位Vbl(1)、(2)、(3)を示す図である。
図11(A)は択ワード線電圧Vwlの電位状態を、図11(B)はビット線電位Vbl(1)を、図11(C)はビット線電位Vbl(2)を、図11(D)はビット線電位Vbl(3)を、それぞれ示している。
ここでVbl(1)は、書き込み対象のメモリセルの中でも、書き込みの遅いビットに接続されるビット線の電位状態である。
Vbl(2)は、書き込み対象のメモリセルの中でも、書き込みの速いビットに接続されるビット線の電位状態である。
Vbl(3)は、ビット線データ制御回路内のラッチに格納されている初期データが“1”であるビット線の電位状態である。
この図11(A)〜(D)では、書き込みパルス印加と、書き込みベリファイを書き込みの遅いビットが書き込みベリファイをパス(Vbl>Vref)するまで繰り返し行う様子を示している。
ここで着目すべきは、書き込みの速いビットも遅いビットも、書き込みパルス印加時においては、ビット線電位Vbl=0Vとなっていることである。そのため、書き込みの速いビットも遅いビットも図12に示すように、一定の書き込み速度で書き込みが行われる。
ただし、ビット線制御回路12の初期データが“1”となっている場合、または、書き込みベリファイがパスした場合は、ビット線制御回路12内にて、選択的にビット線電位Vblには電圧VCCが印加される。
図13(A)〜(D)には、第2の書き込み方法のシーケンスを適応した場合の選択ワード線電圧Vwlの電位状態と、ビット線電位Vbl(1)、(2)、(3)を示す図である。
ここで着目すべきは、書き込みパルス印加時においては、先の書き込みベリファイの電位状態を保持した状態で、書き込みを行っている点である。
つまりは、書き込みパルスを印加する時点において、閾値の高いビットのビット線の電位は高く、また閾値の低いビット線の電位は低く、各々書き込み対象のメモリセルの閾値の履歴をアナログ的にビット線に保持しながら書き込みが行われる。
これにより、図14に示すように、書き込みベリファイに大きく達していない状態では、強く書き込まれ、書き込みベリファイ近傍まで閾値が上昇した状態では、弱く書き込まれる。そのため、VppやΔVppを上昇させて、書き込み速度を上げても、分布は狭帯化でき、かつ書き込み速度のばらつきを抑えることができる。
第2の書き込み方法においては、書き込みベリファイ毎に、各ビット線の履歴により各々のビットに対して書き込み速度の調整が行われるので、最初からVppを十分高い設定にしておいても、過書き込みにより閾値が高い方向へ飛び出すことを抑制するため、ΔVppずつ書き込みバイアスを上昇させることを要しない制御も可能である。
また、第2の書き込み方法において、図9よりn=0の時には、ビット線電位は0Vに固定すると記述してあるが、前記書き込み動作を始める前に、予め読み出し動作を行い、そのビット線の履歴を残しておき、n=0の時からビット線の電位を保持して書き込んでも良い。
ここまでは、2値データ書き込みについて説明したが、多値メモリに対する本発明の応用例を説明する。
多値メモリにおいては、書き込み高速化と、分布狭帯化による信頼性向上は、大きな課題であるが、多値データ書き込みにおいても本発明は、効果的である。
図15は、多値(4値)メモリの分布の一例を示す図である。
この例では、一つのメモリセルに“A”〜“D”の4つの閾値分布状態が存在し、4つの閾値により、上位ページと下位ページの状態がそれぞれ図のように表される。
図15のような、メモリ閾値分布を書き込む際には、最初に下位ページの書き込みを行う第1のステップと、下位ページの書き込みが終了した後、上位ページの書き込みを行う第2のステップとの処理が行われる。
第1のステップにおいては、第1および第2の書き込み方法と同様にして書き込みを行うことができ、分布は“A”また“B”のいずれかの状態になる。
上位ページの書き込みを行う際には、選択ワード線の電位をVcr1にして、先に書いた下位ページデータを読み出し、図6のラッチ回路FF2にデータを記憶する。
分布“A”のビット線は“L”、分布“B”のビット線は“H”であるから、分布“A”であれば、ノードN5Cは“L”となり、分布“B”であればノードN5Cは、“H”となる。
次に、ラッチ回路FF1にホストから上位ページのデータを2値書き込みの時と同様にしてホストから取り込む。上位ページのデータが“0”で書き込み対象となっている場合には、ビット線の電位は2値書き込みの時と同様にしてビット線電位を0Vに固定し、書き込みが行われる。同様に、上位ページのデータが“1”で書き込み非対象となっていれば、ビット線電位は電圧VCCが印加され書き込みは行われない。
図16(A)〜(Z)は、上位ページの書き込みベリファイから次の書き込みまでのシーケンスを示す図である。
上位ページの書き込みベリファイは、まず信号BLCAを“H”、信号PREAを“H”にしておき、電圧VA=1.8Vにすれば、全ビット線電位は1.8Vにプリチャージされ(図16のT1)、選択ワード線にVrf01の電位を印加しメモリディスチャージを行う(図16のT2)。
次に、信号BLCAにより、ビット線の電位をノードN1に伝えて、ノードN1とビット線のノードを切り離せば(信号BLCAを“L”にすると)、ノードN1に接続される容量C1によってそのデータは保持される。その後、信号VRFYBACを“L”にすると、上位ページ書き込み非選択のビット、すなわち分布“A”および“B”のビットに該当するノードN1は、VCCにチャージされる(図16のT3)。
この状態で、信号VRFYBACを“H”に戻して、信号SAP1=“H”、信号SAN1=“L”、信号ECH1=“H”にしてノードN3CとノードN4Cをイコライズすれば、ラッチ回路FF1のデータはクリアされ、信号RV1Aを“H”にすれば、センスが開始される(図16のT4)。
そして、ラッチ回路FF1のラッチデータを確定すれば、分布“A”および“B”と分布“D”書き込み対象ビットの内、閾値がVrf01以上に書き込まれたビット、すなわち“D”書き込みベリファイでパスしたビットのラッチ回路FF1のデータは“1”となる(図16のT5)。
このとき“C”書き込み対象ビットがいきなり、Vrf01以上に書き込まれないように、書き込みパルスを調整しておく必要がある。
次に、全ビット線を0Vにして(図16のT6)、再び全ビット線を1.8Vにプリチャージした後(図16のT7)、選択ワード線WLの電位をVrf00にした状態でメモリディスチャージを行い(図16のT8)、その後、信号BLCAを“H”にして、ビット線の電位をノードN1にチャージシェアした状態で、信号VRFYBA1Cを“H”にすれば、ノードN5Cが“L”のビット、すなわち書き込み対象“D”のビットは選択的にビット線電荷を引き抜き、ビット線電位は0Vになる(図16のT9)。
次に、信号VRFYBACを“L”に戻して、上位ページ書き込み非選択のビット線電位および、先ほど“D”書き込みベリファイでパスしたビット線電位は、VCCにプリチャージされる(図16のT10)。
この状態で、前述と同様にして、ラッチ回路FF1をクリアし、信号RV1Aを“H”にし、センスして(図16のT11)、ラッチ回路FF1のラッチデータを確定すれば(図16のT12)、“C”および“D”書き込み不十分でベリファイでフェイルしたビットに接続される、ラッチ回路FF1のデータは“0”が記憶され、1回の書き込みベリファイは終了する。
次の書き込み動作に移る際には、信号VRFYBACを“L”にして、信号BLCAを“H”にして、書き込み非選択のビット線、すなわち“A”および“B”と、“C”および“D”の書き込み十分のビット線は、VCCにチャージされ、“C”書き込み不十分のビット線は前の書き込みベリファイ後のビット線電位を保持した状態で書き込まれ、“D”書き込み不十分のビット線電位は、一律0Vで再書き込みされる(図16のT13,14,15)。
このようなビット線の状態で書き込みを行えば、“D”書き込み対象ビットは強く書かれ、“C”対象ビットの書き込みは、本実施形態の効果により、高速でかつ、狭帯化された分布になる。
上記の実施形態は、分布“C”に対して本発明を適用して高速かつ狭帯化し、分布“D”に対するウィンドウマージンを確保する実施形態であるが、逆に分布“D”に対して本発明を適用して高速かつ狭帯化することも可能である。
図17は、多値メモリ用ビット線制御回路におけるデータ記憶回路の他の構成例を示す図である。
図17のデータ記憶回路19Bは、図6のデータ記憶回路19に、ノードN9に接続されたPMOSトランジスタPT11,PT12と、ノードN10に接続されたPMOSトランジスタPT13,PT14を設けた構成を有する。
PMOSトランジスタPT11のドレインがノードN9に接続され、ソースがPMOSトランジスタPT12のドレインに接続され、PMOSトランジスタPT12のソースが電圧VAの供給ラインに接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT11のゲートが信号SELCAPの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタPT12のゲートがNMOSトランジスタNT13のゲートと同様に、ノードN6Cに接続されている。
PMOSトランジスタPT13のドレインがノードN10に接続され、ソースがPMOSトランジスタPT14のドレインに接続され、PMOSトランジスタPT14のソースが電圧VBの供給ラインに接続されている。
そして、PMOSトランジスタPT13のゲートが信号SELCBPの供給ラインに接続され、PMOSトランジスタPT14のゲートがNMOSトランジスタNT15のゲートと同様に、ノードN5Cに接続されている。
図17の回路を用いた書き込みにおいても、下位ページ書き込みを行うまでは、これまで説明してきた方法と同様である。
また、上位ページ書き込みを行う際にも、選択ワード線の電位をVcr1にして、先に書いた下位ページのデータを読み出し、ラッチ回路FF2に記憶した後、上位ページのデータをホストから、ラッチ回路FF1に取り込み、最初に書き込みを行う動作までは、前述した実施形態と同様である。
図18(A)〜(a)は、図17の回路を用いた場合の、上位ページの書き込みベリファイシーケンスを示す図である。
上位ページの書き込みベリファイは、まず全ビット線電位を1.8Vにプリチャージして(図18のT1)、選択ワード線にVrf00の電位を印加しメモリディスチャージを行う(図18のT2)。次にビット線の電位をノードN1とチャージシェアし、信号VRFBA1Cを“H”にして、“D”書き込み対象のノードN1を“L”にする(図18のT3)。その後、信号VRFYBACを“L”にして、上位ページ書き込み非選択のビット、すなわち“A”および“B”のビットに接続されるノードN1をVCCにチャージする(図18のT4)。
この状態で、センスして(図18のT5)、ラッチ回路FF1のラッチデータを確定すれば、上位ページ書き込み非選択のビット“A”および“B”と“C”書き込み十分のラッチ回路FF1には“1”が記憶される(図18のT6)。
次に、全ビット線を0Vにして(図18のT7)、再び全ビット線を1.8Vにプリチャージした後(図18のT8)、今度は、選択ワード線の電位をVrf01にしてメモリディスチャージを行い(図18のT9)、その後、信号BLCAを“H”にして、ビット線の電位をノードN1とチャージシェアし、信号VRFYBACを“L”にすれば、上位ページ書き込み非選択のビット線電位および、先ほど“C”書き込みベリファイでパスしたビット線電位のみが、VCCにプリチャージされる(図18のT10)。
この状態で、前述したように、ラッチ回路FF1をクリアし、信号RV1Aを“H”にし、センスして(図18のT11)、ラッチ回路FF1のラッチデータを確定すれば、“C”および“D”書き込み不十分でベリファイでフェイルしたビットに接続される、ラッチ回路FF1のデータは“0”が記憶され、1回の書き込みベリファイは終了する。(図18のT12)。
次の書き込みに移る際には、VAを任意の電位(たとえば、1V、1.8V、2Vなど)にして、信号SELPCAを“L”にすれば、“B”または“C”書き込み対象のビット線電位にVAの電位がチャージされ、“D”書き込み対象のビット線電位は保持される(図18のT13)。
次に、信号SELPCAを“L”に戻した後に、信号VRFYBACを“L”にして、“A”および“B”書き込み対象のビットと、“C”および“D”で書き込み十分により、ベリファイパスしたビット線電位はVCCにチャージする(図18のT14)。
この状態で、選択ワード線に書き込みパルスを印加すれば、“C”分布で書き込み不十分により、フェイルしたビット線電位には、VA電位が印加されるため、弱く書き込みが行われ、“D”分布でフェイルしたビット線電位には、“D”書き込みベリファイ後の、ビット線電位が保持されているため、本発明の効果により、分布“D”の書き込みは高速でかつ、狭帯化された分布になる。
図18の実施形態の場合、図17に示すように、図6の回路構成にPMOSトランジスタを追加する必要があるが、図6の回路構成のままでも、実現できる。
図19は、図17の回路ではなく図6の回路を用いた場合の、上位ページの書き込みベリファイシーケンスを示す図である。
その際には、上記実施形態の書き込みベリファイを終了した時点から、分布“C”書き込みを弱く書込むための、ビット線電位の充電動作を、ラッチ回路FF2のノードN5Cの電位を使用することで可能である。
つまりは、図18の期間T13間で、信号CAPSELによってビット線充電を行っていたのを、RV2Aの電位によって制御すれば良い。
ただし、このとき、信号RV2Aを急峻に立ち上げると、ラッチ回路FF2のラッチデータが破壊される恐れがあるので、信号RV2Aの電位を段階的に上昇させるか、ゆっくりとした傾斜で上昇させる等の制御が必要である。
これまでは、上位ページ書き込みを行う際に、“C”分布または、“D”分布書き込みのいずか一方を、ベリファイ後のビット線電位を保持した状態で書き込んでいたが、双方を両立させる手法もある。
図16示す実施形態のシーケンスと同様に書き込みベリファイを行うが、図16の期間T9間で、“D”分布対象のビット線電位を選択的にディスチャージする際に、ビット線電位が0Vにならない程度に、信号VRFYBA1Cの電位をVCCより低い電位(たとえば1.8Vなど)に設定して、短い期間だけ選択的にディスチャージすれば良い。
また、上位ページ書き込みを行う際に、予め下位ページの閾値を読み出し、ラッチ回路FF2にラッチするが、その際のビット線電位を保持しておき最初の書き込みから、ビット線を保持した状態で書き込みを行っても良い。
ビット線毎に0V〜VCCの中間電圧を印加することで買い込み速度を調整する方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る不揮発性半導体装置であるNAND型EEPROM(フラッシュメモリ)の構成例を示すブロック図である。 図2のメモリセルアレイおよびビット線制御回路の構成の一例を示す図である。 図3のメモリセルMCと選択トランジスタSTの構造を簡略的に示す図である。 図3のNAND型メモリセルユニットMCUTの構造を簡略的に示す図である。 本実施形態に係るビット線制御回路に配置されるデータ記憶回路の具体的な構成例を示す回路図である。 第1の書き込み方法を説明するためのフローチャートである。 第1の書き込み方法に関連する書き込みベリファイから次の書き込みまでのシーケンスを示す図である。 第2の書き込み方法を説明するためのフローチャートである。 第2の書き込み方法に関連する書き込みベリファイから次の書き込みまでのシーケンスを示す図である。 第1の書き込み方法のシーケンスを適応した場合の選択ワード線電圧Vwlの電位状態と、ビット線電位Vbl(1)、(2)、(3)を示す図である。 第1の書き込み方法における書き込み回数としきい値電圧との関係を示す図である。 第2の書き込み方法のシーケンスを適応した場合の選択ワード線電圧Vwlの電位状態と、ビット線電位Vbl(1)、(2)、(3)を示す図である。 第2の書き込み方法における書き込み回数としきい値電圧との関係を示す図である。 多値(4値)メモリの分布の一例を示す図である。 多値メモリにおいて、上位ページの書き込みベリファイから次の書き込みまでのシーケンスを示す図である。 多値メモリ用ビット線制御回路におけるデータ記憶回路の他の構成例を示図である。 図17の回路を用いた場合の、上位ページの書き込みベリファイシーケンスを示す図である。 図17の回路ではなく図6の回路を用いた場合の、上位ページの書き込みベリファイシーケンスを示す図である。
符号の説明
10・・・NAND型EEPROM、11・・・メモリセルアレイ、12、ビット線制御回路、13・・・カラムデコーダ、14・・・データ入出力バッファ、15・・・データ入出力端子、16・・・ワード線制御回路、17・・・制御信号および制御電圧発生回路、18・・・制御信号入力端子、19,19A・・・データ記憶回路。

Claims (18)

  1. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、
    前記選択メモリセルに対して書き込みを行うための書き込み手段と、
    選択されたメモリセルに対して読み出しを行うための読み出し手段と、
    前記メモリセルで、メモリセルが所望の閾値まで達したかどうかを検出する書き込みベリファイ手段と、を有し、
    前記書き込み手段は、
    前記書き込み選択メモリセルのうち、書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行い、
    ビット線に各々のメモリセルの閾値状態に応じた、前記書き込みベリファイまたは、前記読み出し動作終了後のビット線電位状態の履歴を用いる
    不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記書き込み手段で、
    書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、電位状態は、接地電位より高く、書き込み阻止電圧より低い、中間電位となる
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記書き込み手段は、
    各々のメモリセル閾値状態に合わせたビット線電位を保持した状態で書き込みを行う
    請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記書き込み手段は、
    書き込みベリファイ毎に書き込み電位を上昇させる場合、その上昇幅を大きく設定する
    請求項1から3のいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記書き込みは、書き込みを行う前に、先に前記読み出し動作を行いビット線の状態を保持しておき、最初の書き込みからそのビット線の状態を保持したまま書き込みを行う
    請求項1から4のいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、
    前記選択メモリセルに対して書き込みを行うための書き込み手段であって、前記書き込み選択メモリセルのうち、書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行う書き込み手段と、を有し、
    前記メモリセルは、“A”、“B”、“C”、“D”の4つの閾値を記憶する多値メモリで、“A”の閾値は消去状態を意味し、当該閾値は“A”、“B”、“C”、“D”の順に高くなり、
    前記書き込み手段は、
    書き込みを行う際には、最初に“B”の閾値を書込む第1の処理と、その次に“C”または、“D”の閾値を同時に書き込む第2の処理とを行い、前記第1の処理で書き込みを行う際に、各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして書き込みを行い、
    前記第2の処理にて、閾値“C”、“D”を同時に書き込む際には、書き込み電位を印加したあとに、“D”の書き込みベリファイを行い、その後で“C”の書き込みベリファイを行い、その次の書き込みを行う際には、“D”の分布へ書き込むビット線電位を基準電位にして、“C”の分布へ書き込むビット線電位は、前記“C”分布の書き込みベリファイ後のビット線電位を保った状態で“C”および“D”の書き込みを同時に行う
    不揮発性半導体記憶装置。
  7. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、
    前記選択メモリセルに対して書き込みを行うための書き込み手段であって、前記書き込み選択メモリセルのうち、書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行う書き込み手段と、を有し、
    前記メモリセルは、“A”、“B”、“C”、“D”の4つの閾値を記憶する多値メモリで、“A”の閾値は消去状態を意味し、当該閾値は“A”、“B”、“C”、“D”の順に高くなり、
    前記書き込み手段は、
    書き込みを行う際には、最初に“B”の閾値を書込む第1の処理と、その次に“C”または、“D”の閾値を同時に書き込む第2の処理とを行い、前記第1の処理で書き込みを行う際に、各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして書き込みを行い、
    前記第2の処理にて、“C”、“D”の閾値を同時に書き込む際には、書き込み電位を印加したあとに、“C”の書き込みベリファイを行い、その後で“D”の書き込みベリファイを行い、その次の書き込みを行う際には、“C”の分布へ書き込むビット線電位は一律に所定電位にして、“D”の分布へ書き込むビット線電位は、前記“D”分布の書き込みベリファイ後のビット線電位を保った状態で書き込みを行う
    不揮発性半導体記憶装置。
  8. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、
    前記選択メモリセルに対して書き込みを行うための書き込み手段であって、前記書き込み選択メモリセルのうち、書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行う書き込み手段と、を有し、
    前記メモリセルは、“A”、“B”、“C”、“D”の4つの閾値を記憶する多値メモリで、“A”の閾値は消去状態を意味し、当該閾値は“A”、“B”、“C”、“D”の順に高くなり、
    前記書き込み手段は、
    書き込みを行う際には、最初に“B”の閾値を書込む第1の処理と、その次に“C”または、“D”の閾値を同時に書き込む第2の処理とを行い、前記第1の処理で書き込みを行う際に、各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして書き込みを行い、
    前記第2の処理にて、“C”、“D”の閾値を同時に書き込む際には、書き込み電位を印加したあとに、“D”の書き込みベリファイを行い、その後で“C”の書き込みベリファイを行い、その次の書き込みを行う際には、“D”の分布へ書き込むビット線電位は書き込みベリファイ後のビット線電位からある一定電荷を引き抜き、“C”の分布へ書き込む際には、前記“C”分布の書き込みベリファイ後のビット線電位を保った状態で書き込みを行う
    不揮発性半導体記憶装置。
  9. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、
    前記選択メモリセルに対して書き込みを行うための書き込み手段であって、前記書き込み選択メモリセルのうち、書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行う書き込み手段と、を有し、
    前記メモリセルは、“A”、“B”、“C”、“D”の4つの閾値を記憶する多値メモリで、“A”の閾値は消去状態を意味し、当該閾値は“A”、“B”、“C”、“D”の順に高くなり、
    前記書き込み手段は、
    書き込みを行う際には、最初に“B”の閾値を書込む第1の処理と、その次に“C”または、“D”の閾値を同時に書き込む第2の処理とを行い、前記第1の処理で書き込みを行う際に、各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして書き込みを行い、
    前記第1の処理ですでにメモリセルの閾値が“A”または“B”に分布しており、前記第2の処理を行う前に、“A”か“B”を読み分ける電位を前記選択メモリセルのゲート電極に印加して読み出しを行い、そのメモリセルの状態をビット線電位に保持しておき、最初の書き込みは、その状態で“C”、“D”の閾値を同時に書き込むことを行う
    不揮発性半導体記憶装置。
  10. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、を有する不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法であって、
    書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行い、
    前記書き込みの際、ビット線に各々のメモリセルの閾値状態に応じた、書き込みベリファイまたは、前記読み出し動作終了後のビット線電位状態の履歴を用いる
    不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  11. 書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、電位状態は、接地電位より高く、書き込み阻止電圧より低い、中間電位となる
    請求項10記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  12. 各々のメモリセル閾値状態に合わせたビット線電位を保持した状態で書き込みを行う
    請求項10または11記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  13. 書き込みベリファイ毎に書き込み電位を上昇させる場合、その上昇幅を大きく設定する
    請求項10から12のいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  14. 前記書き込みは、書き込みを行う前に、先に前記読み出し動作を行いビット線の状態を保持しておき、最初の書き込みからそのビット線の状態を保持したまま書き込みを行う
    請求項10から13のいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  15. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、を有する不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法であって、
    書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行い、
    前記メモリセルは、“A”、“B”、“C”、“D”の4つの閾値を記憶する多値メモリで、”A“の閾値は消去状態を意味し、当該閾値は“A”、“B”、“C”、“D”の順に高くなり、
    書き込みを行う際には、最初に“B”の閾値を書込む第1のステップと、その次に“C”または、“D”の閾値を同時に書き込む第2のステップとを行い、前記第1のステップで書き込みを行う際に、各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして書き込みを行い、
    前記第2のステップにて、閾値“C”、“D”を同時に書き込む際には、書き込み電位を印加したあとに、“D”の書き込みベリファイを行い、その後で“C”の書き込みベリファイを行い、その次の書き込みを行う際には、“D”の分布へ書き込むビット線電位を基準電位にして、“C”の分布へ書き込むビット線電位は、前記“C”分布の書き込みベリファイ後のビット線電位を保った状態で“C”および“D”の書き込みを同時に行う
    不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  16. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、を有する不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法であって、
    書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行い、
    前記メモリセルは、“A”、“B”、“C”、“D”の4つの閾値を記憶する多値メモリで、”A“の閾値は消去状態を意味し、当該閾値は“A”、“B”、“C”、“D”の順に高くなり、
    書き込みを行う際には、最初に“B”の閾値を書込む第1のステップと、その次に“C”または、“D”の閾値を同時に書き込む第2のステップとを行い、前記第1のステップで書き込みを行う際に、各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして書き込みを行い、
    前記第2のステップにて、“C”、“D”の閾値を同時に書き込む際には、書き込み電位を印加したあとに、“C”の書き込みベリファイを行い、その後で“D”の書き込みベリファイを行い、その次の書き込みを行う際には、“C”の分布へ書き込むビット線電位は一律に所定電位にして、“D”の分布へ書き込むビット線電位は、前記“D”分布の書き込みベリファイ後のビット線電位を保った状態で書き込みを行う
    不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  17. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、を有する不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法であって、
    書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行い、
    前記メモリセルは、“A”、“B”、“C”、“D”の4つの閾値を記憶する多値メモリで、”A“の閾値は消去状態を意味し、当該閾値は“A”、“B”、“C”、“D”の順に高くなり、
    書き込みを行う際には、最初に“B”の閾値を書込む第1のステップと、その次に“C”または、“D”の閾値を同時に書き込む第2のステップとを行い、前記第1のステップで書き込みを行う際に、各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして書き込みを行い、
    前記第2のステップにて、“C”、“D”の閾値を同時に書き込む際には、書き込み電位を印加したあとに、“D”の書き込みベリファイを行い、その後で“C”の書き込みベリファイを行い、その次の書き込みを行う際には、“D”の分布へ書き込むビット線電位は書き込みベリファイ後のビット線電位からある一定電荷を引き抜き、“C”の分布へ書き込む際には、前記“C”分布の書き込みベリファイ後のビット線電位を保った状態で書き込みを行う
    不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
  18. ビット線に接続される第1選択トランジスタと、
    共通ソース線に接続される第2選択トランジスタと、
    前記第1および第2選択トランジスタの間に直列に接続される少なくとも一つのメモセルと、を有する不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法であって、
    書き込みを行わないメモリセルには、そのビット線から書き込み阻止状態となる電位を印加し、書き込みを行うメモリセルには各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして、書き込みを行い、
    前記メモリセルは、“A”、“B”、“C”、“D”の4つの閾値を記憶する多値メモリで、”A“の閾値は消去状態を意味し、当該閾値は“A”、“B”、“C”、“D”の順に高くなり、
    書き込みを行う際には、最初に“B”の閾値を書込む第1のステップと、その次に“C”または、“D”の閾値を同時に書き込む第2のステップとを行い、前記第1のステップで書き込みを行う際に、各々のビット線にそのメモリセルの閾値状態に応じた、ビット線電位状態にして書き込みを行い、
    前記第1のステップですでにメモリセルの閾値が“A”または“B”に分布しており、前記第2のステップを行う前に、“A”か“B”を読み分ける電位を前記選択メモリセルのゲート電極に印加して読み出しを行い、そのメモリセルの状態をビット線電位に保持しておき、最初の書き込みは、その状態で“C”、“D”の閾値を同時に書き込むことを行う
    不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法。
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