JP5581808B2 - 直流電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源装置に係り、特にDC/DCコンバータとPFC(Power Factor Correction:力率改善)回路を一つのスイッチング素子で制御するように構成した直流電源装置において、PFC回路の平滑用コンデンサの軽負荷時における電圧上昇を抑制する技術に関する。
商用交流電源から整流平滑回路により直流電源に変換し、この直流電源をDC/DCコンバータにより所望の直流電圧に変換して出力する直流電源装置が従来から用いられている。商用交流電源から整流平滑回路により直流電源を得る際、正弦波交流電圧のピーク付近のみにおいて平滑用コンデンサに電流が流れるので、力率が悪化したり、高調波を発生して周辺に悪影響を与える。これを解決するため整流平滑回路にPFC回路を設けることがある。このとき、PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用すると直流電源装置の小型化とコスト低減に有効である。PFC回路とDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用したものに、例えば、特開2002−247843号公報(特許文献1)や米国特許第5991172号(特許文献2)などを挙げることができる。
特開2002−247843号公報 米国特許第5991172号
上記従来技術は、PFC回路とDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子とコントローラを一つに纏めることにより、小型化とコスト低減に有効であるが、DC/DCコンバータの出力電圧しか安定に制御することができない。このため、DC/DCコンバータの負荷が軽負荷の場合に、PFC回路の平滑コンデンサの端子電圧が上昇してしまうという問題がある。図6はDC/DCコンバータの出力電力(負荷状態)を横軸、PFC回路の平滑コンデンサの端子電圧を縦軸にとった特性を表わしたものである。DC/DCコンバータの出力電力が少なくなる(軽負荷状態になる)とPFC回路の平滑コンデンサの端子電圧が上昇してくる様子がわかる。
平滑コンデンサは一般に電解コンデンサが使用され、固有の絶対定格電圧があり、平滑コンデンサにかけることのできる電圧には制限がある。DC/DCコンバータの負荷が軽負荷のときPFC回路の平滑コンデンサの端子電圧が上昇する、というその原因がよくつかめなかったため、平滑コンデンサとして、従来は十分な耐圧定格のあるものとするか、2個あるいはそれ以上を直列接続するなどにより耐圧を確保しなければならなかった。あるいは過電圧保護回路を設けてコンデンサを過電圧から保護しなければならなかった。これらはコストアップを招き、また、実装の面でも装置を小型化する上で障害となっていた。
そこで、本発明者らは、鋭意、検討を進めた結果、軽負荷時はPFC回路のリアクトルが放出するエネルギーをトランスの二次側に効率よく伝達できないことが原因であることを突き止めた。すなわち、軽負荷時はスイッチング素子をON/OFFするONパルス幅が狭くなるため、トランスの一次側巻線に存在する浮遊容量、あるいはトランスの一次側巻線にサージ電圧吸収用として接続されたスナバ回路のコンデンサを十分に充電できず、トランスの電圧が押さえ込まれてしまう。これによりPFC回路のリアクトルが放出するエネルギーをトランスの二次側に効率よく伝達できない。この現象を次に図7と図8を参照して説明する。
図7は、DC/DCコンバータとPFC回路を一つのスイッチング素子で制御するように構成した従来技術の直流電源装置100の回路構成を示したものである。図8は、直流電源装置100の軽負荷時における動作を説明するための各部動作波形を示している。直流電源装置100は、負荷が軽負荷であるため間欠発振動作をしており、PFC回路の平滑コンデンサC1の端子電圧が上昇していく様子が示されている。
図7において、直流電源装置100は、DC/DCコンバータ動作をする平滑コンデンサC1、トランスT1、スイッチング素子Q1、ダイオードD2、平滑コンデンサC2と、PFC動作をするリアクトルL1、逆流防止用ダイオードとしての高速リカバリダイオードD1、スイッチング素子Q1を備えている。ここでスイッチング素子Q1は、DC/DCコンバータ部とPFC部に共用されている。また、DC/DCコンバータ部はフライバックコンバータとして動作する。トランスT1の電圧極性はフライバックコンバータとして動作するように図中●印で示したようになっている。
スイッチング素子Q1がON/OFF動作すると、トランスT1の一次巻線N1の2つの巻線N1a(第1の一次巻線)、N1b(第2の一次巻線)が接続されたタップ部にはスイッチング素子Q1のON/OFFに応じて高周波の電圧変化が発生する。この電圧変化によりリアクトルL1には高周波電流が流れ、この電流の振幅は商用交流電源Vsの電圧振幅に応じて変化するので、力率が改善されたPFC動作が達成される。
直流電源装置100の回路構成を図7を参照して説明する。ダイオードがブリッジ構成された整流回路RC1には商用交流電源Vsが接続され、整流回路RC1の正極側出力端子と負極側出力端子間には平滑コンデンサC1よりも容量の小さいバイパスコンデンサC3が接続されている。整流回路RC1の正極側出力端子とバイパスコンデンサC3の一方の端子が接続された接続点にはリアクトルL1の一方の端子が接続され、リアクトルL1の他方の端子には高速リカバリダイオードD1のアノード端子が接続されている。また、高速リカバリダイオードD1のカソード端子は、トランスT1の一次巻線N1のタップ部に接続されている。トランスT1の一次巻線N1は2つの巻線N1a(第1の一次巻線)、N1b(第2の一次巻線)から構成され、第1の一次巻線N1aの他方の端子と第2の一次巻線N1bの一方の端子(図中●印側)の接続点が上記タップ部となる。第1の一次巻線N1aの一方の端子(図中●印側)は平滑コンデンサC1の一方の端子(正極側)に接続され、また、平滑コンデンサC1の他方の端子(負極側)は、整流回路RC1の負極側出力端子とバイパスコンデンサC3の他方の端子が接続された接続点に接続されている。第2の一次巻線N1bの他方の端子はスイッチング素子Q1のドレイン端子に接続され、スイッチング素子Q1のソース端子は、整流回路RC1の負極出力端子、バイパスコンデンサC3の他方の端子、及び平滑コンデンサC1の他方の端子が接続された接続点に接続されている。
トランスT1の二次巻線N2の他方の端子はダイオードD2のアノード端子に接続され、ダイオードD2のカソード端子は平滑コンデンサC2の一方の端子(正極側)に接続されている。また、トランスT1の二次巻線N2の一方の端子(図中●印側)は平滑コンデンサC2の他方の端子(負極側)に接続されている。平滑コンデンサC2の一方及び他方の端子は、それぞれ直流電源装置100の正極側出力端子A及び負極側出力端子Bとなる。直流電源装置100の正極側出力端子A及び負極側出力端子B間の電圧は、制御回路CTL5に入力され、目標の電圧になるようにスイッチング素子Q1をON/OFFするパルス信号が、制御回路CTL5からスイッチング素子Q1のゲート端子に出力される。
図8に示した各波形は、上からそれぞれ、整流回路RC1の正極側出力電圧Vin(=バイパスコンデンサC3の電圧Vc3)、スイッチング素子Q1のドレイン・ソース間電圧Vds、平滑コンデンサC1の電圧Vc1、リアクトルL1の電流IL1、平滑コンデンサC1の電流IC1、スイッチング素子Q1のドレイン電流IQ1、ダイオードD2の電流ID2、直流電源装置100の出力電圧Vo(=平滑コンデンサC2の電圧VC2)を示している。最下段に示したt1〜t18は時刻を示している。
(〜t0)
整流回路RC1の正極側出力電圧Vin(=バイパスコンデンサC3の電圧Vc3)は、DC/DCコンバータに負荷が軽負荷であるため消費電力は少なく、略一定になっている。時刻t0において、出力電圧Voは定格電圧より低いスイッチング動作再開電圧まで低下し、制御回路CTL5はスイッチング素子Q1へON/OFF制御を促すゲート信号を出力する。
(t0〜t1)
時刻t0でスイッチング素子Q1がオンすると、スイッチング素子Q1のドレイン・ソース間電圧Vdsの電圧波形は図8に示すように略0Vになり、平滑コンデンサC1は、トランスT1の第1の一次巻線N1a、第2の一次巻線N1bを介して放電される(放電電流はIC1)。そのため、平滑コンデンサC1の電圧VC1は時刻t0〜t1にかけて低下する。また、時刻t0〜t1にかけてリアクトルL1の電流IL1は、トランスT1の第2の一次巻線N1bとスイッチング素子Q1を介して流れ、0Aから上昇する。このとき、スイッチング素子Q1のドレイン電流IQ1には、平滑コンデンサC1の放電電流IC1とリアクトルL1からの電流IL1の和の電流が流れる。
(t1〜t2)
時刻t1〜t2において、スイッチング素子Q1がOFF信号によりオフすると、リアクトルL1に蓄積された磁気エネルギーによりトランスT1の第1の一次巻線N1aを介して平滑コンデンサC1が充電される。このとき、第1の一次巻線N1aに印加される電圧により、二次巻線N2の電圧は巻数比分の電圧を発生するが、出力電圧Vo(=平滑コンデンサC2の電圧VC2)を超えないためダイオードD2はオフのままであり、二次側にある平滑コンデンサC2は二次巻線N2の電圧で充電されるに至らない。
(t2〜t6)
以降、時刻t2から時刻t6まで同様に動作する。このとき、平滑コンデンサC1の電圧は充放電を繰り返し、図8のように徐々に上昇していく。また、トランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5(浮遊容量は不図示、スナバ回路はコンデンサC5と抵抗R1で簡易に記載してある))も充放電が繰り返されその電圧が徐々に上昇していく。しかしながら、トランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5)にはトランスT1の巻線が並列接続されているので、平滑コンデンサC1に比べ放電し易くなっている。このため、トランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5)の電圧は、平滑コンデンサC1の電圧に比べて遅れて上昇していく。負荷が軽負荷ほどスイッチング素子Q1のON期間が短くなりトランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5)の充電期間が短くなるので、トランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5)は軽負荷では充電されにくくて放電し易くなる。軽負荷ほど充電するときのパルス幅が狭くなるのでこの遅れる傾向は強くなる。これにより、制御回路CTL5からのONパルスがスイッチング素子Q1のゲートに供給されてからトランスT1の二次電圧が出力電圧Voまで立ち上がるのに要する時間が長くかかり、この間に平滑コンデンサC1の電圧はより多く上昇することになる。
(t7〜t9)
時刻t7から時刻t9の中間の時刻t8でダイオードD2に電流が流れ始めている。これは、時刻t8に達したとき、トランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5)の電圧が充電されていき、二次巻線N2に発生する電圧が平滑コンデンサC2を充電できる電圧VC2まで立ち上がったことを示しており、トランスT1の二次巻線N2の発生する電圧で、時刻t8〜t9の期間はダイオードD2を介して平滑コンデンサC2が充電される。なお、時刻t0〜t8はトランスT1の二次巻線N2により平滑コンデンサC2の充電がなされないので、出力電圧Vo(平滑コンデンサC2の電圧VC2)は低下し続けている。
(t9〜t10)
時刻t9でスイッチング素子Q1がオンすると、スイッチング素子Q1のドレイン・ソース間電圧Vdsの電圧波形は図8に示すように略0Vになり、平滑コンデンサC1の電圧VC1は、トランスT1の第1の一次巻線N1a、第2の一次巻線N1bを介して放電される(放電電流はIC1)ため、時刻t9〜t10にかけて低下する。また、時刻t9〜t10にかけてリアクトルL1の電流IL1は、トランスT1の第2の一次巻線N1bとスイッチング素子Q1を介して流れ、0Aから上昇する。このとき、スイッチング素子Q1のドレイン電流IQ1には、平滑コンデンサC1の放電電流IC1とリアクトルL1からの電流IL1の和の電流が流れる。
(t10〜t11)
時刻t10において、スイッチング素子Q1がOFF信号によりオフすると、リアクトルL1に蓄積された磁気エネルギーによりトランスT1の第1の一次巻線N1aを介して平滑コンデンサC1が充電される。このとき、第1の一次巻線N1aに印加される電圧により、二次巻線N2の電圧は巻数比分の電圧を発生する。このとき二次巻線N2の電圧は既に電圧VC2まで立ち上がっているので、ダイオードD2はオンし、時刻t10〜t11において平滑コンデンサC2は二次巻線N2の電圧で充電される。
(t11〜t15)
以降、時刻t11から時刻t15まで同様に動作する。このとき、平滑コンデンサC1の電圧は、充放電を繰り返して変動するが、時刻t0〜t8のときと比べるとトランスT1の二次側にエネルギーが伝達されている分だけ充電量が少なく放電量が多くなっているので、図8のように徐々に低下していく。また、平滑コンデンサC2の電圧VC2(=出力電圧Vo)は、トランスT1の二次電圧により充電されることにより徐々に上昇していく。上記時刻t8から時刻t15までの期間は、PFC回路のリアクトルが放出する磁気エネルギーはトランスT1の二次側に伝達される。
(t15〜t16)
時刻t15において、出力電圧Voが目標の定格電圧まで上昇すると、これを制御回路CTL5が検出し、制御回路CTL5からスイッチング素子Q1にOFF信号が出力される。これによりスイッチング素子Q1は時刻t16まで停止状態を保つ。このときの平滑コンデンサC1の電圧は時刻t0のときの電圧よりも上昇している。また、このとき平滑コンデンサC1の電荷を放電する回路がないので、電圧VC1は略一定の電圧に維持される。これに対し、トランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5)の電荷はトランスT1の巻線を通して放電される。したがって、時刻t0〜t8で説明したと同様に、スイッチング素子Q1のスイッチングが再開されても、直ちにはトランスT1の二次巻線N2の電圧は立ち上がらない状態となる。
(t16〜t17)
次に、時刻t16になると、出力電圧Voがスイッチング動作再開電圧まで降下し、これを制御回路CTL5が検出し、制御回路CTL5は時刻t0と同様にスイッチング素子Q1へON/OFF制御を促すゲート信号を出力する。これにより、スイッチング動作が開始される。しかしながら、時刻t15〜t16においてトランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5)の電荷は放電しているので、時刻t17までは上記時刻t0〜t8と同様の理由により、平滑コンデンサC2はトランスT1の二次巻線N2に発生する電圧により充電されるまでに至らない。時刻t16〜t17の期間が時刻t0〜t8と同程度の期間とすると、平滑コンデンサC1の電圧は時刻t16を起点に略時刻t0〜t8で上昇した電圧分だけ上昇するので、平滑コンデンサC1の電圧は時刻t8時点より更に上昇することになる。
(t17〜t18)
時刻t17でダイオードD2に電流が流れ始めている。これは、時刻t8と同様に、トランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5)の電圧が充電されていき、二次巻線N2に発生する電圧が平滑コンデンサC2を充電できる電圧VC2まで立ち上がったことを示している。したがって時刻t17〜時刻t18の期間は、先の時刻t8〜t15の期間と同様に動作する。時刻t18でスイッチング動作が停止したとき、時刻t15で平滑コンデンサC1の電圧が時刻t0時点より上昇したと同様に、時刻t16時点より更に上昇する。
(t18〜)
時刻t18以降、同様の動作を繰り返し、平滑コンデンサC1の電圧は上昇していくが、リアクトルL1から放出される磁気エネルギーとトランスT1の二次側から出力されるエネルギーが拮抗するまで上昇するとバランスして上昇は停止する。このように、出力電圧Voは制御回路CTL5により制御されて定格電圧で安定するが、平滑コンデンサC1の電圧は制御回路CTL5で制御されておらず、スイッチング開始当初よりも高い電圧まで上昇してしまう。
このように、平滑コンデンサC1の電圧は不安定であり、軽負荷時にコンデンサの耐圧を超える虞があった。そこで従来は十分な耐圧定格のあるものとするか、2個あるいはそれ以上を直列接続するなどにより耐圧を確保しなければならなかった。あるいは過電圧保護回路を設けてコンデンサを過電圧から保護しなければならなかった。これらはコストアップを招き、また、実装の面でも装置を小型化する上で障害となっていた。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、従来技術の問題を解決し、PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用する直流電源装置において、DC/DCコンバータが軽負荷の場合に、PFC回路の平滑コンデンサの端子電圧の上昇を抑制することのできる直流電源装置を提供することにある。
本発明の直流装置は、交流電源から得たエネルギーを直流のエネルギーに変換する直流電源装置において、前記交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、第1の一次巻線と第2の一次巻線の接続点にタップを有する一次巻線、及び二次巻線を有するトランスと、前記第1の一次巻線の前記タップとは反対側の端子に正極側端子が接続され、負極側端子が前記整流器の負極側出力端子に接続された一次側平滑コンデンサと、前記第2の一次巻線の前記タップとは反対側の端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子とソース端子が接続された第1スイッチング素子と、前記整流器の正極側出力端子と前記トランスの前記タップとの間に直列接続されたリアクトル及び逆流防止用ダイオードと、前記トランスの二次巻線に接続された整流ダイオードと二次側平滑コンデンサで構成される直流平滑回路と、出力の軽負荷状態を検知し前記一次側平滑コンデンサの電圧上昇を抑制するように前記一次側平滑コンデンサの電荷を放電する放電手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、前記放電手段が、前記第1スイッチング素子をON/OFF制御する制御回路の電源へ前記一次側平滑コンデンサの電荷を供給するように構成されたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、前記放電手段が、前記第1の一次巻線と前記一次側平滑コンデンサの正極側端子が接続された接続点と前記制御回路の電源端子との間にドレイン端子及びソース端子が接続された第2スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子のドレイン端子とゲート端子間に接続された抵抗と、前記第2スイッチング素子のゲート端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子及びソース端子が接続された第3スイッチング素子と、前記第3スイッチング素子のゲート端子にON/OFF信号を出力する制御回路と、を備え、前記制御回路が、当該制御回路の電源電圧低下を検出し、前記電源電圧低下を検出した場合には前記第3スイッチング素子にOFF信号を出力するように構成されたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、交流電源から得たエネルギーを直流のエネルギーに変換する直流電源装置において、前記交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、第1の一次巻線と第2の一次巻線の接続点にタップを有する一次巻線、及び二次巻線を有するトランスと、前記第1の一次巻線の前記タップとは反対側の端子に正極側端子が接続され、負極側端子が前記整流器の負極側出力端子に接続された一次側平滑コンデンサと、前記第2の一次巻線の前記タップとは反対側の端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子とソース端子が接続された第1スイッチング素子と、前記整流器の正極側出力端子と前記トランスの前記タップとの間に直列接続されたリアクトル及び逆流防止用ダイオードと、前記トランスの二次巻線に接続された整流ダイオードと二次側平滑コンデンサで構成される直流平滑回路と、出力の軽負荷状態を検知し、前記リアクトルの電磁エネルギーの一部を前記第2の一次巻線を介して、前記第1スイッチング素子をON/OFF制御する制御回路の電源に供給する電磁エネルギー供給手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、前記電磁エネルギー放出手段が、前記第2の一次巻線と前記第1スイッチング素子のドレイン端子が接続された接続点と前記制御回路の電源端子との間にドレイン端子及びソース端子が接続された第2スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子のドレイン端子とゲート端子間に接続された抵抗と、前記第2スイッチング素子のゲート端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子及びソース端子が接続された第3スイッチング素子と、前記第3スイッチング素子のゲート端子にON/OFF信号を出力する制御回路と、を備え、前記制御回路が、当該制御回路の電源電圧低下を検出し、前記電源電圧低下を検出した場合は前記第3スイッチング素子にOFF信号を出力するように構成されたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、交流電源から得たエネルギーを直流のエネルギーに変換する直流電源装置において、前記交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、第1の一次巻線と第2の一次巻線の接続点にタップを有する一次巻線、及び二次巻線を有するトランスと、前記第1の一次巻線の前記タップとは反対側の端子に正極側端子が接続され、負極側端子が前記整流器の負極側出力端子に接続された一次側平滑コンデンサと、前記第2の一次巻線の前記タップとは反対側の端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子とソース端子が接続された第1スイッチング素子と、前記整流器の正極側出力端子と前記トランスの前記タップとの間に直列接続されたリアクトル及び逆流防止用ダイオードと、前記トランスの二次巻線に接続された整流ダイオードと二次側平滑コンデンサで構成される直流平滑回路と、前記リアクトルの電磁エネルギーの一部を前記リアクトルに設けられた補助巻線によりダイオードを介して、前記第1スイッチング素子をON/OFF制御する制御回路の電源に供給する電磁エネルギー供給手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、前記電磁エネルギー供給手段が、前記整流器の負極側出力端子と前記制御回路の電源との間に前記リアクトルの前記補助巻線と前記ダイオードが直列接続され、前記制御回路の電源電圧が低下することにより、前記補助巻線から前記ダイオードを介して前記制御回路の電源に電流が流れるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、交流電源から得たエネルギーを直流のエネルギーに変換する直流電源装置において、前記交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、第1の一次巻線と第2の一次巻線の接続点にタップを有する一次巻線、及び二次巻線を有するトランスと、前記第1の一次巻線の前記タップとは反対側の端子に正極側端子が接続され、負極側端子が前記整流器の負極側出力端子に接続された一次側平滑コンデンサと、前記第2の一次巻線の前記タップとは反対側の端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子とソース端子が接続された第1スイッチング素子と、前記整流器の正極側出力端子と前記トランスの前記タップとの間に直列接続されたリアクトル及び逆流防止用ダイオードと、前記トランスの二次巻線に接続された整流ダイオードと二次側平滑コンデンサで構成される直流平滑回路と、前記第1スイッチング素子にON/OFF信号を出力して所定の電圧に出力電圧を制御する制御回路と、軽負荷時に同一出力電圧に対し検出電圧を大きくして前記制御回路にフィードバック信号を出力する出力電圧検出回路と、を備え、軽負荷時に出力電圧を下げるように動作させることを特徴とする。
た、本発明の直流電源装置は、PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用した直流電源装置において、一次側平滑コンデンサに蓄えられた電荷を、軽負荷時において前記スイッチング素子を制御する制御回路の電源に供給することにより、前記一次側平滑コンデンサの電圧上昇を抑制する電圧抑制手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用した直流電源装置において、前記PFC回路のリアクトルから放出される磁気エネルギーを、軽負荷時にはトランスの一次巻線の第2の巻線を介して前記スイッチング素子を制御する制御回路の電源にも供給して、一次側平滑コンデンサの充電量を抑制するようにした電圧抑制手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用した直流電源装置において、前記PFC回路のリアクトルに主巻線と補助巻線を設け、軽負荷時に前記スイッチング素子を制御する制御回路の電源電圧が低下すると前記補助巻線からダイオードを介して前記制御回路の電源にリアクトルの磁気エネルギーを供給するようにした電圧抑制手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の直流電源装置は、PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用した直流電源装置において、軽負荷時に出力電圧を下げるように前記DC/DCコンバータを制御し、一次側平滑コンデンサの充電量を抑制するようにした電圧抑制手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用する直流電源装置において、DC/DCコンバータが軽負荷の場合に、PFC回路の平滑コンデンサの端子電圧の上昇を抑制することのできる。
本発明による実施形態1の直流電源装置1の回路構成を示した図である。 本発明による実施形態1から4の直流電源装置1における平滑コンデンサの電圧特性を示す図である。 本発明による実施形態2の直流電源装置2の回路構成を示した図である。 本発明による実施形態3の直流電源装置3の回路構成を示した図である。 本発明による実施形態4の直流電源装置4の回路構成を示した図である。 従来技術の直流電源装置100における平滑コンデンサの電圧特性を示す図である。 従来技術の直流電源装置100の回路構成を示した図である。 従来技術の直流電源装置100の各部動作波形を示した図である。
次に、本発明の実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。本発明の実施形態で示した直流電源装置は、PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用した直流電源装置であり、軽負荷時にPFC回路の平滑コンデンサの電圧上昇を抑制する電圧抑制手段を備えている。
図1に示した実施形態1の直流電源装置1は、電圧抑制手段として、平滑コンデンサC1に蓄えられた電荷を、軽負荷時において制御回路CTL1の電源に供給することにより、平滑コンデンサC1の電圧上昇を抑制するものである。
また、図3に示した実施形態2の直流電源装置2は、電圧抑制手段として、PFC回路のリアクトルL1から放出される磁気エネルギーを軽負荷時にはトランスT1の一次巻線の他方の巻線を介して制御回路CTL2の電源にも供給して、平滑コンデンサC1の充電量を抑制するようにしたものである。
また、図4に示した実施形態3の直流電源装置3は、電圧抑制手段として、PFC回路のリアクトルL2に主巻線Pと補助巻線Sを設け、主巻線PをリアクトルL1と同様に利用すると共に、軽負荷時に制御回路CTL3の電源電圧が低下すると補助巻線SからダイオードD4を介して制御回路CTL3の電源にリアクトルL2の磁気エネルギーを供給するようにしたものである。
また、図5に示した実施形態4の直流電源装置4は、軽負荷時に出力電圧を下げるようにDC/DCコンバータを制御し、これにより図8で示した時刻t0〜t8の期間(時刻t16〜t17の期間)を短くし、平滑コンデンサC1の充電量を抑制するようにしたものである。
(実施形態1)
図1に、本発明による実施形態1の直流電源装置1の回路構成を示す。この直流電源装置1は、図7に示した従来技術の直流電源装置100に対し、平滑コンデンサC1の電荷を制御回路CTL1の電源Vccに供給する回路(スイッチング素子Q2、Q3、抵抗R2)を設け、軽負荷時に制御回路CTL1からのON/OFF信号によりスイッチング素子Q2、Q3を制御している点が異なっている。このスイッチング素子Q2、Q3、抵抗R2は、制御回路の起動回路を兼ねた回路となっている。なお、トランスT1の補助巻線N3、ダイオードD3、平滑コンデンサC4などは、図7では省略されているが図1では省略せずに記載している。また、図7で記載され、図1で省略されているバイパスコンデンサC3、あるいは特許文献1に記載された高周波成分除去用コンデンサ、商用交流電源Vsと整流回路RC1の間に設けられたフィルタなどは必要に応じて設けることができる。
図1を参照して、直流電源装置1の回路構成を説明する。ダイオードがブリッジ構成された整流回路RC1が商用交流電源Vsに接続され、整流回路RC1の正極側出力端子(電圧Vin)にはリアクトルL1の一方の端子が接続され、リアクトルL1の他方の端子には高速リカバリダイオードD1のアノード端子が接続されている。また、高速リカバリダイオードD1のカソード端子は、トランスT1の一次巻線N1のタップ部に接続されている。トランスT1の一次巻線N1は2つの巻線N1a(第1の一次巻線)、N1b(第2の一次巻線)から構成され、これら第1の一次巻線N1aの他方の端子と第2の一次巻線N1bの一方の端子(図中●印側)の接続点が上記タップ部となる。第1の一次巻線N1aの一方の端子(図中●印側)は平滑コンデンサC1の一方の端子(正極側)に接続され、また、平滑コンデンサC1の他方の端子(負極側)は、整流回路RC1の負極側出力端子(GND)に接続されている。第2の一次巻線N1bの他方の端子はスイッチング素子Q1のドレイン端子に接続され、スイッチング素子Q1のソース端子は、整流回路RC1の負極側出力端子及び平滑コンデンサC1の他方の端子が接続された接続点に接続されている。トランスT1の一次巻線の電圧極性は図中●印で示したようになっている。
トランスT1の二次巻線N2の他方の端子はダイオードD2のアノード端子に接続され、ダイオードD2のカソード端子は平滑コンデンサC2の一方の端子(正極側)に接続されている。また、トランスT1の二次巻線N2の一方の端子(図中●印側)は平滑コンデンサC2の他方の端子(負極側)に接続されている。トランスT1の電圧極性はフライバックコンバータとして動作するように図中●印で示したようになっている。平滑コンデンサC2の一方及び他方の端子は、それぞれ直流電源装置1の正極側出力端子A及び負極側出力端子Bとなる。直流電源装置1の正極側出力端子A及び負極側出力端子B間の電圧は、正極側出力端子A及び負極側出力端子B間に接続された出力電圧検出回路DTCにより検出され、この検出信号は制御回路CTL1にフィードバック信号FBとして入力される。そして、制御回路CTL1において設定された三角波電圧とフィードバック信号FBが比較され、出力電圧Vo(=平滑コンデンサC2の電圧VC2)が所望の目標の電圧になるようにスイッチング素子をON/OFFするパルス信号が、制御回路CTL1のOUT端子からスイッチング素子Q1のゲート端子に出力される。出力電圧Voの調整は、出力電圧検出回路DTCに入力される出力電圧コントロール信号vcによりフィードバック信号FBの大きさを変えて行うことができる。
トランスT1には制御回路CTL1の電源用に補助巻線N3が設けられ、この補助巻線N3の電圧はダイオードD3と平滑コンデンサC4により整流されて平滑され、制御回路CTL1の電源Vccとして供給される。トランスT1の一次巻線N1と補助巻線N3の電圧極性は図中●印で示したようになっている。
平滑コンデンサC1には、制御回路CTL1の起動回路を兼ねると共に、軽負荷時に平滑コンデンサC1の電荷を制御回路CTL1の電源Vccに供給する回路(スイッチング素子Q2、Q3、抵抗R2)が並列に設けられている。すなわち、平滑コンデンサC1の一方の端子(正極側)にスイッチング素子Q2(例えばFET)のドレイン端子が接続され、スイッチング素子Q2のソース端子が制御回路CTL1の電源Vcc端子に接続されている。また、スイッチング素子Q2のゲート端子にスイッチング素子Q3のドレイン端子が接続され、スイッチング素子Q3のソース端子がGNDに接続されている。また、スイッチング素子Q2のゲート・ドレイン間には抵抗R2が接続されている。また、スイッチング素子Q3のゲート端子は制御回路CTL1のON/OFF信号出力端子に接続されている。
制御回路CTL1の電源Vccの電圧が低くなると、これを制御回路CTL1が検知し、制御回路CTL1のON/OFF信号出力端子からスイッチング素子Q3をオフする信号が出力されてスイッチング素子Q3がオフし、これによりスイッチング素子Q2はオンされ、制御回路CTL1の電源Vccに平滑コンデンサC1から電力が供給される。すなわち、直流電源装置1の出力が軽負荷状態になるか、出力電圧コントロール信号vcにより出力電圧が下げられると、スイッチング素子Q1のON時間が短くなるので、トランスT1の補助巻線N3に現れる電圧波形の平均値が低下し、電源Vccの電圧が下がる。電源Vccの電圧低下が制御回路CTL1により検知されると、制御回路CTL1のON/OFF信号出力端子からスイッチング素子Q3をオフする信号が出力されてスイッチング素子Q3がオフし、これによりスイッチング素子Q2はオンされ、平滑コンデンサC1の電荷が放電される。これによって、平滑コンデンサC1の電圧を下げることができる。
図2はDC/DCコンバータの出力電力(負荷状態)を横軸、PFC回路の平滑コンデンサの端子電圧を縦軸にとった特性を表わしたものである。特性曲線のうち、実線の特性曲線は、本発明による実施形態1の直流電源装置1による特性であり、点線の特性曲線は、従来回路による直流電源装置100の特性である。本発明によると軽負荷時にPFC回路の平滑コンデンサC1の端子電圧が、従来回路に比べ低く抑えられている様子がわかる。
本実施形態1は、起動回路を兼ねた回路により、軽負荷時の平滑コンデンサC1の電圧上昇を抑制することができるので、回路構成が簡単になる効果がある。また、本実施形態ではリアクトルL1から放出される磁気エネルギーの一部を制御回路CTL1の電源の電力として利用することができるので、単に平滑コンデンサC1の電圧上昇分のエネルギーを抵抗で消費させるものに比べ直流電源装置としての効率を向上させることができる。また、平滑コンデンサC1の電圧が下がるので、耐圧の低いコンデンサが使え、平滑コンデンサのコストダウンと信頼性の向上が図れる。また、制御回路CTL1の電源VccをトランスT1の補助巻線N3の電圧を整流して得ている場合、直流電源装置1の出力が軽負荷状態になるか、出力電圧コントロール信号vcにより出力電圧が下げられると、電源Vccが低下するが、本実施形態1によれば平滑コンデンサC1から電力が供給されるので、制御回路CTL1の電源Vccの低下を防止できる。
(実施形態2)
図3に、本発明による実施形態2の直流電源装置2の回路構成を示す。この直流電源装置2は、図1に示した実施形態1の直流電源装置1がスイッチング素子Q2のドレイン端子を平滑コンデンサC1の一方の端子(正極端子)に接続しているのに対し、トランスT1の第2の一次巻線N1bの他方の端子とスイッチング素子Q1のドレイン端子が接続された接続点にスイッチング素子Q2のドレイン端子を接続している点が異なる。その他の構成は実施形態1と同じであるので、構成についての詳細説明は省略する。
本実施形態2では、実施形態1のように平滑コンデンサC1に蓄えられたエネルギーを制御回路CTL1の電源Vccに供給するのではなく、リアクトルL1から放出される電磁エネルギーの一部をトランスT1の第2の一次巻線N1bを介して制御回路CTL2の電源Vccに供給するようにしたものである。本実施形態2でも、実施形態1と同様に、制御回路CTL2の電源Vccの電圧が低くなると、これを制御回路CTL2が検知し、制御回路CTL2のON/OFF信号出力端子からスイッチング素子Q3をオフする信号が出力されてスイッチング素子Q3がオフし、これによりスイッチング素子Q2はオンされ、制御回路CTL2の電源Vccに平滑コンデンサC1から電力が供給される。
すなわち、直流電源装置2の出力が軽負荷状態になるか、出力電圧コントロール信号vcにより出力電圧が下げられると、スイッチング素子Q1のON時間が短くなるので、トランスT1の補助巻線N3に現れる電圧波形の平均値が低下し、電源Vccの電圧が下がる。電源Vccの電圧低下が制御回路CTL2により検知されると、制御回路CTL2のON/OFF信号出力端子からスイッチング素子Q3をオフする信号が出力されてスイッチング素子Q3がオフし、これによりスイッチング素子Q2はオンされ、リアクトルL1から放出される磁気エネルギーの一部が制御回路CTL2の電源として消費される。これによって、平滑コンデンサC1の電圧を下げることができる。本実施形態2も起動回路を兼ねた回路とすることができ、軽負荷時の平滑コンデンサC1の電圧上昇を抑制することができるとともに、回路構成が簡単になる効果がある。また、本実施形態2でもリアクトルL1から放出される磁気エネルギーの一部を制御回路CTL2の電源の電力として利用することができるので、単に平滑コンデンサC1の電圧上昇分のエネルギーを抵抗で消費させるものに比べ直流電源装置2としての効率を向上させることができる。また、平滑コンデンサC1の電圧が下がるので、耐圧の低いコンデンサが使え、平滑コンデンサのコストダウンと信頼性の向上が図れる。また、制御回路CTL2の電源VccをトランスT1の補助巻線N3の電圧を整流して得ている場合、直流電源装置2の出力が軽負荷状態になるか、出力電圧コントロール信号vcにより出力電圧が下げられると、電源Vccが低下するが、本実施形態2によればリアクトルL1から電力が供給されるので、制御回路CTL2の電源Vccの低下を防止できる。
(実施形態3)
図4に、本発明による実施形態3の直流電源装置3の回路構成を示す。この直流電源装置3は、実施形態1、実施形態2に備わるスイッチング素子Q2、Q3、抵抗R2を取り除き、リアクトルL1に代えて、主巻線Pと補助巻線Sを有するリアクトルL2を設け、主巻線Pを実施形態1、実施形態2のリアクトルL1と同様に利用すると共に、軽負荷時に補助巻線SからダイオードD4を介して、リアクトルL2の磁気エネルギーの一部を制御回路CTL3の電源Vccに供給するようにしている。その他の構成は実施形態1、実施形態2に同じなので、構成についての詳細説明は省略する。
負荷が重いときは従来技術による回路と同じように、制御回路CTL3の電源VccはトランスT1の補助巻線N3から供給されるが、出力が軽負荷になるか、出力電圧コントロール信号vcにより出力電圧Voが下げられると、スイッチング素子Q1のON時間が短くなるので、トランスT1の補助巻線N3に現れる電圧波形の平均値が低下し、リアクトルL2の磁気エネルギーの一部が補助巻線SからダイオードD4を介して制御回路CTL3の電源Vccに供給される。これにより、スイッチング素子Q1がオンしたときにリアクトルL2に蓄えられた磁気エネルギーの一部を制御回路CTL3の電源に供給することで、平滑コンデンサC1に供給される電荷が減り、平滑用コンデンサC1の電圧を下げることができる。また、本実施形態3では、スイッチング素子Q2、Q3が不要で、これに対する制御回路部分も不要となる。したがって回路構成が簡単になる効果がある。また、平滑コンデンサC1の電圧が下がるので、耐圧の低いコンデンサが使え、平滑コンデンサのコストダウンと信頼性の向上が図れる。また、制御回路CTL3の電源VccをトランスT1の補助巻線N3の電圧を整流して得ている場合、直流電源装置3の出力が軽負荷状態になるか、出力電圧コントロール信号vcにより出力電圧が下げられると、電源Vccが低下するが、本実施形態3によればリアクトルL2の補助巻線Sから電力が供給されるので、制御回路CTL3の電源Vccの低下を防止できる。
(実施形態4)
図5に、本発明による実施形態4の直流電源装置4の回路構成を示す。この直流電源装置4は、従来技術の図7に示した直流電源装置100に略同じであるが、軽負荷時の出力電圧Voを出力電圧コントロール信号vcによって下げるように制御する点が異なっている。この場合、出力電圧検出回路DTCは同一出力電圧に対し検出電圧を大きくして制御回路CTL4にフィードバック信号FBを出力するようにすると出力電圧を下げることができる。出力電圧Voの目標出力電圧が下げられると、スイッチング素子Q1がスイッチング動作を開始してからトランスT1の巻線間に存在する浮遊容量(あるいはスナバ回路のコンデンサC5)の電圧が充電されていき、二次巻線N2に発生する電圧が平滑コンデンサC2を充電できる電圧VC2まで立ち上がるまでの期間(図8における時刻t0から時刻t8までの期間、あるいは時刻t16から時刻t17までの期間)が短くなり、これによって平滑コンデンサの電圧上昇が抑制される。本実施形態4では、スイッチング素子Q2、Q3が不要で、これに対する制御回路部分も不要となる。したがって回路構成が簡単になる効果がある。また、平滑コンデンサC1の電圧が下がるので、耐圧の低いコンデンサが使え、平滑コンデンサのコストダウンと信頼性の向上が図れる。
以上、具体的な実施例により本発明を説明したが、これは例示であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更して実施できることは言うまでもない。例えば、本実施形態は特許文献1の明細書における図1に示した直流電源装置に本発明を適用したものとなっているが、これに限らず、特許文献1の明細書における図5〜図11の平滑コンデンサCdc(本発明の実施形態における平滑コンデンサC1に相当)の電圧上昇を抑制するように本発明を適用することができる。また、スイッチング素子Q1はMOSFETを使用した例を挙げているが、バイポーラトランジスタを使用することもでき、また、その他のFETやIGBTを使用することもできる。また、スイッチング素子Q2、Q3はFETを使用した例を挙げているが、バイポーラトランジスタを使用することもでき、また、MOSFETを使用することもできる。
1〜4、100・・・直流電源装置
Q1・・・スイッチング素子(第1スイッチ)
Q2・・・スイッチング素子(第2スイッチ)
Q3・・・スイッチング素子(第3スイッチ)
R1、R2・・・抵抗
D1・・・高速リカバリダイオード(逆流防止用ダイオード)
D2〜D4・・・ダイオード
C1、C2、C4・・・平滑コンデンサ
C3・・・バイパス用コンデンサ
L1・・・リアクトル
L2・・・リアクトル(補助巻線付)
RC1・・・整流回路
Vin・・・RC1の正極側出力電圧
Vs・・・交流電源
Vo・・・直流電源装置1〜4、100の出力電圧
DTC・・・出力電圧検出回路
T1・・・トランス
N1・・・トランスT1の一次巻線
N2・・・トランスT1の二次巻線
N3・・・トランスT1の補助巻線
N1a・・・トランスT1の第1の一次巻線
N1b・・・トランスT1の第2の一次巻線
CTL1〜CTL5・・・制御回路
P・・・主巻線
S・・・補助巻線

Claims (12)

  1. 交流電源から得たエネルギーを直流のエネルギーに変換する直流電源装置において、
    前記交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、
    第1の一次巻線と第2の一次巻線の接続点にタップを有する一次巻線、及び二次巻線を有するトランスと、
    前記第1の一次巻線の前記タップとは反対側の端子に正極側端子が接続され、負極側端子が前記整流器の負極側出力端子に接続された一次側平滑コンデンサと、
    前記第2の一次巻線の前記タップとは反対側の端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子とソース端子が接続された第1スイッチング素子と、
    前記整流器の正極側出力端子と前記トランスの前記タップとの間に直列接続されたリアクトル及び逆流防止用ダイオードと、
    前記トランスの二次巻線に接続された整流ダイオードと二次側平滑コンデンサで構成される直流平滑回路と、
    出力の軽負荷状態を検知し前記一次側平滑コンデンサの電圧上昇を抑制するように前記一次側平滑コンデンサの電荷を放電する放電手段と、
    を備えたことを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記放電手段は、
    前記第1スイッチング素子をON/OFF制御する制御回路の電源へ前記一次側平滑コンデンサの電荷を供給するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記放電手段は、前記第1の一次巻線と前記一次側平滑コンデンサの正極側端子が接続された接続点と前記制御回路の電源端子との間にドレイン端子及びソース端子が接続された第2スイッチング素子と、
    前記第2スイッチング素子のドレイン端子とゲート端子間に接続された抵抗と、
    前記第2スイッチング素子のゲート端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子及びソース端子が接続された第3スイッチング素子と、
    前記第3スイッチング素子のゲート端子にON/OFF信号を出力する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、当該制御回路の電源電圧低下を検出し、前記電源電圧低下を検出した場合には前記第3スイッチング素子にOFF信号を出力するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の直流電源装置。
  4. 交流電源から得たエネルギーを直流のエネルギーに変換する直流電源装置において、
    前記交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、
    第1の一次巻線と第2の一次巻線の接続点にタップを有する一次巻線、及び二次巻線を有するトランスと、
    前記第1の一次巻線の前記タップとは反対側の端子に正極側端子が接続され、負極側端子が前記整流器の負極側出力端子に接続された一次側平滑コンデンサと、
    前記第2の一次巻線の前記タップとは反対側の端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子とソース端子が接続された第1スイッチング素子と、
    前記整流器の正極側出力端子と前記トランスの前記タップとの間に直列接続されたリアクトル及び逆流防止用ダイオードと、
    前記トランスの二次巻線に接続された整流ダイオードと二次側平滑コンデンサで構成される直流平滑回路と、
    出力の軽負荷状態を検知し、前記リアクトルの電磁エネルギーの一部を前記第2の一次巻線を介して、前記第1スイッチング素子をON/OFF制御する制御回路の電源に供給する電磁エネルギー供給手段と、
    を備えたことを特徴とする直流電源装置。
  5. 前記電磁エネルギー供給手段は、
    前記第2の一次巻線と前記第1スイッチング素子のドレイン端子が接続された接続点と前記制御回路の電源端子との間にドレイン端子及びソース端子が接続された第2スイッチング素子と、
    前記第2スイッチング素子のドレイン端子とゲート端子間に接続された抵抗と、
    前記第2スイッチング素子のゲート端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子及びソース端子が接続された第3スイッチング素子と、
    前記第3スイッチング素子のゲート端子にON/OFF信号を出力する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、当該制御回路の電源電圧低下を検出し、前記電源電圧低下を検出した場合は前記第3スイッチング素子にOFF信号を出力するように構成されたことを特徴とする請求項4に記載の直流電源装置。
  6. 交流電源から得たエネルギーを直流のエネルギーに変換する直流電源装置において、
    前記交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、
    第1の一次巻線と第2の一次巻線の接続点にタップを有する一次巻線、及び二次巻線を有するトランスと、
    前記第1の一次巻線の前記タップとは反対側の端子に正極側端子が接続され、負極側端子が前記整流器の負極側出力端子に接続された一次側平滑コンデンサと、
    前記第2の一次巻線の前記タップとは反対側の端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子とソース端子が接続された第1スイッチング素子と、
    前記整流器の正極側出力端子と前記トランスの前記タップとの間に直列接続されたリアクトル及び逆流防止用ダイオードと、
    前記トランスの二次巻線に接続された整流ダイオードと二次側平滑コンデンサで構成される直流平滑回路と、
    前記リアクトルの電磁エネルギーの一部を前記リアクトルに設けられた補助巻線によりダイオードを介して、前記第1スイッチング素子をON/OFF制御する制御回路の電源に供給する電磁エネルギー供給手段と、
    を備えたことを特徴とする直流電源装置。
  7. 前記電磁エネルギー供給手段は、
    前記整流器の負極側出力端子と前記制御回路の電源との間に前記リアクトルの前記補助巻線と前記ダイオードが直列接続され、
    前記制御回路の電源電圧が低下することにより、前記補助巻線から前記ダイオードを介して前記制御回路の電源に電流が流れるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の直流電源装置。
  8. 交流電源から得たエネルギーを直流のエネルギーに変換する直流電源装置において、
    前記交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する整流器と、
    第1の一次巻線と第2の一次巻線の接続点にタップを有する一次巻線、及び二次巻線を有するトランスと、
    前記第1の一次巻線の前記タップとは反対側の端子に正極側端子が接続され、負極側端子が前記整流器の負極側出力端子に接続された一次側平滑コンデンサと、
    前記第2の一次巻線の前記タップとは反対側の端子と前記整流器の負極側出力端子との間にドレイン端子とソース端子が接続された第1スイッチング素子と、
    前記整流器の正極側出力端子と前記トランスの前記タップとの間に直列接続されたリアクトル及び逆流防止用ダイオードと、
    前記トランスの二次巻線に接続された整流ダイオードと二次側平滑コンデンサで構成される直流平滑回路と、
    前記第1スイッチング素子にON/OFF信号を出力して所定の電圧に出力電圧を制御する制御回路と、
    軽負荷時に同一出力電圧に対し検出電圧を大きくして前記制御回路にフィードバック信号を出力する出力電圧検出回路と、
    を備え、
    軽負荷時に出力電圧を下げるように動作させることを特徴とする直流電源装置。
  9. PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用した直流電源装置において、
    一次側平滑コンデンサに蓄えられた電荷を、軽負荷時において前記スイッチング素子を制御する制御回路の電源に供給することにより、前記一次側平滑コンデンサの電圧上昇を抑制する電圧抑制手段を備えたことを特徴とする直流電源装置。
  10. PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用した直流電源装置において、
    前記PFC回路のリアクトルから放出される磁気エネルギーを、軽負荷時にはトランスの一次巻線の第2の巻線を介して前記スイッチング素子を制御する制御回路の電源にも供給して、一次側平滑コンデンサの充電量を抑制するようにした電圧抑制手段を備えたことを特徴とする直流電源装置。
  11. PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用した直流電源装置において、
    前記PFC回路のリアクトルに主巻線と補助巻線を設け、軽負荷時に前記スイッチング素子を制御する制御回路の電源電圧が低下すると前記補助巻線からダイオードを介して前記制御回路の電源にリアクトルの磁気エネルギーを供給するようにした電圧抑制手段を備えたことを特徴とする直流電源装置。
  12. PFC回路で使用するスイッチとDC/DCコンバータで使用するスイッチング素子を共用した直流電源装置において、
    軽負荷時に出力電圧を下げるように前記DC/DCコンバータを制御し、一次側平滑コンデンサの充電量を抑制するようにした電圧抑制手段を備えたことを特徴とする直流電源装置。
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