JP5578181B2 - 噴射材回収装置および噴射材回収装置を備えたブラスト加工装置およびブラスト加工方法 - Google Patents

噴射材回収装置および噴射材回収装置を備えたブラスト加工装置およびブラスト加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、噴射材を被加工物に噴射するブラスト加工において、噴射材の回収を効率よく行う噴射材回収装置およびその噴射材回収装置を備えたブラスト加工装置に関する。
従来より、ブラスト加工技術は、バリ取り、面荒らし、鋳造品の湯じわ消し、エッチング等の微細加工などの表面加工の分野などで使用されてきた。一般的に用いられるブラスト加工装置では、被加工物にブラスト加工を行った後の噴射材を回収し、使用不可の噴射材やブラスト加工により被加工物より生じる粉塵などと使用可能な噴射材とを分級した後に、再利用することが行われている。例えば、特許文献1には、被加工物をブラスト加工するブラスト室の下部に漏斗状に形成された回収部を設け、回収部に落下した研磨材を吸引回収し、サイクロンにより分級する構成を備えたブラスト加工装置が開示されている
特開平9−323263号公報
しかし、上述の構成のブラスト加工装置では、容積が大きなブラスト室全体に噴射材が飛散し、ブラスト室壁面や搬送経路などへ付着するため、効率的な回収が困難であった。特に、噴射材が数μm以下の微粉である場合には、ブラスト室壁面や搬送経路などへ付着しやすく、より一層回収が困難であった。また、分級装置の負圧により容積が大きなブラスト室内の噴射材を吸引するためには、分級装置など吸引力を生じさせる設備に高い吸引能力(吸引負圧および吸引風量)が要求されるので、ブラスト加工装置における分級および回収経路が大型化してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、噴射材の回収を効率よく行うことができ、かつ、分級装置など噴射材を回収するために必要な吸引力を生じさせる設備を小型化することによって、ブラスト加工装置の小型化を可能とする噴射材回収装置およびその噴射材回収装置を備えたブラスト加工装置、およびブラスト加工方法を実現することを目的とする。
この発明では、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明のように、ブラスト加工用噴射ノズルに取り付けられ、ブラスト加工用噴射ノズルから被加工物に噴射された噴射材及びブラスト加工により生じる粉塵を吸引回収する噴射材回収装置であって、前記ブラスト加工用噴射ノズルの噴射口を覆う、開口を有する箱状に形成され、開口端部と被加工物の被加工面との間に外気を吸引可能な空隙を設けるように構成された、噴射材及び粉塵の飛散を防止する飛散防止カバーと、前記空隙から導入される外気を移送媒体として、前記飛散防止カバーに設けられた吸引部材から前記飛散防止カバー内の噴射材及び粉塵を外部に吸引排気する吸引装置と、を備える、という技術的手段を用いる
請求項1に記載の発明によれば、飛散防止カバーにより噴射材及び粉塵の飛散を防止し、吸引装置により、飛散防止カバーに設けられた吸引部材を介して、飛散防止カバーの開口端部と被加工物の被加工面との間に設けられた空隙から導入される外気を移送媒体として、被加工物の直近で吸引排気するので、飛散防止カバー内部の小さい容積のみ吸引すればよく、噴射材及び粉塵の回収を効率よく行うことができる。また、被加工物の搬送機構などに噴射材及び粉塵が付着するのを防止できるので、搬送時に被加工物に傷がつく恐れもない。また、開口端部と被加工物の被加工面との間に外気を吸引可能な空隙を設けてあるため、ブラスト加工においてノズルもしくは被加工物を移動させた際や、被加工物の搬送時において被加工物に傷がつく恐れもない。
請求項2に記載の発明では、前記噴射材回収装置において、前記吸引部材は前記飛散防止カバー上端部に設けられると共に、前記吸引部材を設けた側の前記飛散防止カバーの側面に設けられた補助吸引部材を設けた、という技術的手段を用いる。
請求項2に記載の発明によれば、側面に設けられた補助吸引部材により、飛散防止カバー内では吸引部材の方向に向かう気流が発生するため効率よく噴射材を回収することができる。なお、ここでいう上端部とは、飛散防止カバーの上部(天井部)において、中心より端面(外周部方向)に寄っていることを示す。
請求項3に記載の発明では、前記噴射材回収装置において、前記飛散防止カバーの開口端部近傍の内側面に、前記開口端部に向って前記飛散防止カバーの内部から外部に向かう面として形成され、前記空隙からの外気の導入を案内する案内部が設けられている、という技術的手段を用いる。
請求項3に記載の発明によれば、飛散防止カバーの開口端部近傍の内側面に、空隙からの外気の導入を案内する案内部が形成されているので、開口端部と被加工物の被加工面との間に形成された空隙から外気を飛散防止カバーの内部にスムースに導入することができる。これにより、飛散防止カバーの開口端部近傍に剥離渦流などが生じる領域をなくすことができるので、空隙における外気を吸入する際の通気抵抗(圧力損失)の増大や噴射材及び粉塵の滞留などを防止することができ、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
請求項4に記載の発明では、前記噴射材回収装置において、前記ブラスト加工用噴射ノズルは噴射口が長方形に形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項4に記載の発明のように、噴射口が長方形に形成されているブラスト加工用噴射ノズルは、加工幅を広くすることができるので、幅が広い領域を効率よくブラスト加工することができる。しかしこの加工方法は噴射材の噴射量が多くなるため、従来の噴射材の回収方法では、噴射材を十分に回収することができなかった。本発明によれば、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができるので、このようなブラスト加工用噴射ノズルを使用する場合には、本発明を好適に用いることができる。
請求項5に記載の発明では、前記噴射材回収装置において、前記ブラスト加工用噴射ノズルは重力噴射式である、という技術的手段を用いる。
請求項5に記載の発明によると、ブラスト加工用ノズルを重力噴射式、すなわちノズル内部に供給された圧縮空気によりノズル内部に発生した負圧により噴射材を供給して噴射する方式、を用いることで、直圧噴射式、すなわち噴射材を加圧タンクに供給した後に該加圧タンクを加圧することによりブラスト加工用ノズルに噴射材を供給して噴射する方式、のように加圧タンク等の大型の付帯設備が不要となり、ブラスト加工装置の小型化を実現できる。
請求項6に記載の発明では、前記噴射材回収装置において、前記ブラスト加工用噴射ノズルが被加工物の加工面に対して傾斜するように配置され、前記吸引部材が被加工物の加工面における噴射材の噴射位置に向かって、前記ノズルの傾斜方向と反対方向に設けられていることを特徴とする、という技術的手段を用いる。
請求項6に記載の発明によれば、ノズルを被加工物の加工面に対して傾斜するように配置することによりノズルの傾斜方向と反対方向に噴射材及び粉塵が飛散しやすくし、噴射材及び粉塵が飛散する方向に吸引部材を配置しているので、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。また、請求項7に記載のように、前記吸引部材が被加工物の加工面における噴射材の噴射位置に向かって、前記ブラスト加工用噴射ノズルの傾斜方向と反対方向に傾斜して設けてもよい。
請求項8に記載の発明では、前記噴射材回収装置において、前記ブラスト加工用噴射ノズルの設置角度は、被加工面に対し30〜75°である、という技術的手段を用いる。
請求項8に記載の発明によれば、前記ブラスト加工用噴射ノズルの設置角度を、30〜75°とすることで、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
請求項9に記載の発明では、前記噴射材回収装置において、前記吸引部材は、被加工物の加工面における噴射材の噴射位置を中心とした円周上に、吸引方向が円周の接線方向となるように設けられている、という技術的手段を用いる。
請求項9に記載の発明のように、吸引部材を配置することにより、飛散防止カバーの内部に渦巻き状の気流を生じさせることができる。これにより、噴射材及び粉塵が空隙から外部に漏出しにくくすることができるので、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
請求項10に記載の発明では、前記噴射材回収装置において、ブラスト加工後に被加工物表面に残留した前記噴射材及び粉塵を除去するクリーニング装置であって、開口を有する箱状に形成され、開口端部と被加工物の被加工面との間に外気を吸引可能な第2の空隙を設けるように構成された第2飛散防止カバーと、第2飛散防止カバー内部において被加工物表面に圧縮空気を吹き付けて、前記噴射材及び粉塵を被加工物表面から剥離して除去するエアブローノズルと、前記第2飛散防止カバーに設けられ、前記第2の空隙から導入される外気を移送媒体として前記第2飛散防止カバー内の噴射材及び粉塵を外部に吸引排気する第2吸引部材と、を備えたクリーニング装置を、前記飛散防止カバーの外側に隣接して配置した、という技術的手段を用いる。
請求項10に記載の発明によれば、ブラスト加工後に第2飛散防止カバー内に設置されたエアブローノズルより被加工物の被加工面に対して圧縮空気の噴射を行うことで被加工物表面に付着した噴射剤及び粉塵を剥離し、除去することができる。剥離された噴射材及び粉塵は第2飛散防止カバーにて飛散が防止され、第2飛散防止カバーに設けられた第2吸引部材を介して、第2飛散防止カバー開口端部と被加工物の被加工面との間に設けられた第2の空隙から導入される外気を移送媒体として、被加工物の直近で吸引排気することで、被加工物表面をクリーニングすることができる。これにより、ブラスト加工により被加工物への付着に由来する、噴射材および粉塵のブラスト加工装置外への漏出および飛散を防ぐことができる。ここで言うブラスト加工後とは、被加工物全体の加工が終了した場合ばかりでなく、加工最中において加工面の一部が前記第2飛散防止カバー外面に相対的に移動した場合も含まれる。
請求項11に記載の発明では、前記噴射材回収装置において、前記第2飛散防止カバーの開口端部近傍の内側面に、前記開口端部に向って前記飛散防止カバーの内部から外部に向かう面として形成され、前記空隙からの外気の導入を案内する案内部が設けられている、という技術的手段を用いる。
請求項11に記載の発明によれば、第2飛散防止カバーの開口端部(第2開口端部)近傍の内側面に、空隙からの外気の導入を案内する案内部(第2案内部)が形成されているので、開口端部と被加工物の被加工面との間に形成された空隙から外気を飛散防止カバーの内部にスムースに導入することができる。これにより、第2開口端部近傍に剥離渦流などが生じる領域をなくすことができるので、空隙における外気を吸入する際の通気抵抗(圧力損失)の増大や噴射材及び粉塵の滞留などを防止することができ、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
請求項12に記載の発明では、ブラスト加工装置が前記噴射材回収装置を備えた、という技術的手段を用いる。さらに、請求項13に記載の発明では、噴射材を吸引回収するための吸引装置と、前記回収した噴射材より再使用が可能な噴射材を分離して取り出す分級機を備えた、という技術的手段を用いる。
請求項12または13に記載の発明のように、前記噴射材回収装置を備えたブラスト加工装置では、噴射材及び粉塵は噴射材回収装置により吸引回収されて、使用可能な噴射材がブラスト加工装置に供給されるため、噴射材の移送のために必要な吸引力を発生させる分級装置、集塵機などの設備を小型化することができ、それによりブラスト加工装置全体を小型化することができる。
請求項14に記載の発明では、前記ブラスト加工装置を用いたブラスト加工方法であって、前記噴射ノズルより噴射材を被加工面に向けて噴射すると共に、飛散防止カバー内、あるいは、飛散防止カバー内および第2飛散防止カバー内、の噴射材を前記吸引装置で吸引して回収し、回収した該噴射材より再使用が可能な噴射材を分離して取り出す、という技術的手段を用いる
請求項14に記載の発明のように、噴射ノズルより噴射され、飛散防止カバー内、あるいは、飛散防止カバー内および第2飛散防止カバー内、の噴射材を吸引装置にて回収したのち、回収した噴射材より再使用が可能な噴射材を分離して取り出すことで、分級装置の小型化が実現でき、ブラスト加工装置全体を小型化することができる。従来のブラスト加工装置では、加工室全体を吸引する必要があるので多大な吸引能力が必要であり、また、吸引直後に分級機(再使用が可能な噴射材を分離して取り出す。一般的にサイクロン等の風力分級機が使用されている)に投入していたため、吸引風量に合わせ該分級機も大型であった。本発明では、吸引風量が少ないこと、および一度吸引装置に回収後に再使用が可能な噴射材を分離して取り出すため、分級機は単に分離するだけの能力を有していれば良く、結果として分級機の小型化を実現することができる。
本発明の噴射材の回収装置を備えたブラスト加工装置の構成図である。 回収装置の飛散防止カバー及び吸引部材の説明図である。図2(A)は断面説明図、図2(B)は平面説明図、図2(C)は飛散防止カバーの開口端部の拡大断面説明図である。 クリーニング装置の第2飛散防止カバー及び第2吸引部材の説明図である。図3(A)は断面図、図3(B)は平面説明図、図3(C)は第2飛散防止カバーの開口端部の拡大断面説明図である。 飛散防止カバーの開口端部に形成された、外気を飛散防止カバー内部に案内する案内部の変更例を示す断面説明図である。 飛散防止カバーの変更例を示す平面説明図である。 第2飛散防止カバーの開口端部に形成された、外気を第2飛散防止カバー内部に案内する第2案内部の変更例を示す断面説明図である。 クリーニング装置の変更例を示す断面説明図である。 第2飛散防止カバーの変更例を示す平面説明図である。 実施例および比較例を示す説明図である。図9(A)は実施例の説明図、図9(B)は比較例の説明図である 補助吸引部材を設けた回収装置の説明図である。
本発明の噴射材回収装置およびその噴射材回収装置を備えたブラスト加工装置について、図を参照して説明する。本実施形態では、重力噴射(サクション)式ブラスト加工装置を例に説明する。図1に示すように、ブラスト加工装置1は、被加工物に噴射材を噴射してブラスト加工を行う噴射装置10と、噴射装置10において噴射された噴射材及びブラスト加工により被加工物Wより生じる粉塵を回収する回収装置20と、回収装置20により回収された噴射材を分級し、噴射装置10に噴射材を供給する供給装置30と、被加工物を噴射装置10によりブラスト加工を行うブラスト加工部40と、を備えている。
噴射装置10は、被加工材に噴射材を噴射する噴射ノズル11と、噴射ノズル11にエア配管13を介して圧縮空気を供給するコンプレッサーなどの圧縮空気供給装置12と、図示しない噴射ノズル移動機構を備えている。噴射ノズル11は、後述するホッパー32に噴射材供給チューブ51を介して接続されている。
回収装置20は、噴射ノズル11から噴射された噴射材の飛散を防止する飛散防止カバー21と、飛散防止カバー21内の噴射材とブラスト加工された被加工物Wの粉塵とを、吸引ダクト52を介して吸引回収する吸引装置22と、飛散防止カバー21を通過した被加工物Wに付着している前記噴射材と前記粉塵を除去するためのクリーニング装置23と、を備えている。クリーニング装置23は第2吸引ダクト53を介して吸引装置22に連結されている。
飛散防止カバー21およびクリーニング装置23の詳細な構造については後述する。本実施形態の吸引装置22は、噴射材(破砕などにより使用不可の噴射材も含む)やブラスト加工により被加工物より生じる粉塵を吸引および捕集する捕集ユニット22aと、噴射材及び粉塵を貯留する貯留タンク22bとを備えている。噴射材及び粉塵は、捕集ユニットにより吸引し、捕集ユニット22a中のフィルターを介して捕集される。捕集された噴射材及び粉塵はパルスジェットや機械的手段等、公知の方法により前記フィルターより剥離され、貯留タンク22bに貯留される。
供給装置30は、回収ダクト54を介して吸引装置22から噴射材と研磨された被加工物の粉塵を回収するとともに、使用可能な噴射材と使用不可の噴射材及び粉塵とを分級する分級装置31と、分級装置31から供給される噴射材を貯留する貯留タンクを備え、噴射ノズル11に噴射材供給チューブ51を介して所定量の噴射材を定量供給する定量供給装置を備えたホッパー32と、分級装置31で分級された使用不可の噴射材及び粉塵を、ダクト55を介して排気回収する集塵機33とを備えている。
本実施形態では、分級装置31としてサイクロン式分級装置を採用した。サイクロン式分級装置は、粉体を空気とともにサイクロン塔31aの上部に吹き込んで分級を行うものである。集塵機33により与えられる負圧により発生する気流中の噴射材、粉塵の内、使用可能な噴射材は、旋回気流によって遠心力を受け、気流中から分離されて周壁に達しサイクロン塔31a下方のバッファタンク31bに捕集される。一方、使用不可の噴射材及び粉塵は、ダクト55により吸い込まれて集塵機33により回収される。
ブラスト加工部40は、ブラスト加工を行うブラスト室41と、被加工物を搬送する搬送機構42とを備えている。搬送機構42は、被加工物を搬送する搬送ローラー42a、被加工物を吸着保持し、位置決めを行うステージ42bなどから構成されている。
次に、飛散防止カバー21の構造について説明する。本実施形態では、噴射ノズル11として、噴射口形状が長方形であるノズルを用い、図2(A)及び(B)に示すように、噴射口の長辺が被加工物またはノズルの走査方向に対して垂直になるように、被加工物Wの加工面Sに対して傾斜して配置されている。このような噴射ノズル11を用いると、加工幅を広くすることができるので、幅が広い領域を効率よくブラスト加工することができるが、噴射材の噴射量が多くなるため、従来の噴射材の回収方法では、噴射材を十分に回収することができない。飛散防止カバー21は、噴射ノズル11を覆うように、開口部を有する箱状に形成されており、噴射ノズル11に取り付けられて一体的に設けられている。
飛散防止カバー21は、開口端部21aと被加工物Wの加工面Sとの間に外気を吸引可能な空隙Tを設けるように、加工面Sとの距離が設定されて配置されている。
飛散防止カバー21の上部には、空隙Tから導入される外気により飛散防止カバー21内の噴射材及び粉塵を外部に吸引排気する吸引部材21bが吸引ダクト52に接続されて設けられている。吸引部材21bは、噴射ノズル11による噴射材の噴射位置Pに向かって、噴射ノズル11の傾斜方向と反対方向に傾斜して設けられている。
噴射ノズル11の傾斜角度は被加工面に対して30〜75°で配置することが好ましい。角度が小さいと、噴射された噴射材の速度が吸引力より勝り、該飛散防止カバー外へ漏出し、角度が大きいと傾斜して配置したことの効果が十分に得られないからである。本実施形態では、飛散防止カバー21は側面から見た場合長方形の箱状物を使用したが、例えば台形のように所定の角度の斜面をもつ箱状物を使用し、その斜面に噴射ノズル11や吸引部材21bを設置することで、設置角度を持たせた噴射ノズル11の設置が容易となる。
空隙Tの幅は、十分な外気を吸引し、かつ噴射材及び粉塵が外部に漏れないようにすることができる幅に設定されている。ここで、空隙Tの幅は、数mm程度であり、好ましくは1.0〜4.0mmである。空隙Tが1.0mm未満の場合、外気を吸引する際の圧力損失が大きくなることや、飛散防止カバー21と被加工物が接する恐れがある。即ち、飛散防止カバー21と被加工物Wの接触により、被加工物Wに傷がつく恐れがある。また、4.0mmを越える場合、空隙Tより吸入する外気の速度が低下することで、噴射ノズル11より噴射される噴射材の速度より小さくなり飛散防止カバー21の外部へ噴射材及び粉塵が漏出する。
図2(C)に示すように、開口端部21aには、飛散防止カバー21の内側面に、開口端部21aに向って飛散防止カバー21の内部から外部に向かう面として形成され、空隙Tからの外気の導入を案内する案内部21cが設けられている。本実施形態では、案内部21cは、飛散防止カバー21の開口下端を外方に丸く折り曲げて外方に向かって凸な曲面部として形成されている。案内部21cにより、外気を導入する際に開口端部21a近傍に剥離渦流などが生じる領域をなくすことができるので、空隙Tにおける外気を吸入する際の通気抵抗(圧力損失)の増大や噴射材及び粉塵の滞留などを防止することができ、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
また、図10に示すように、飛散防止カバー21の上部に吸引部材21hを該飛散防止カバー21の中心線より端面寄りに配置し、また噴射ノズル11を該吸引部材21hの反対側端面寄りに配置し、さらに該吸引部材21hが配置された側の側面に補助吸引部材21iを設けることができる。補助吸引部材による吸引力により、該飛散防止カバー21内では吸引部材が設置された側へ向かう気流が発生するので、吸引部材21hにより効果的に噴射材を吸引することができる。補助吸引部材21iは、噴射材を吸引部材21hにて効果的に吸引するための気流の発生を促進させる目的であるので、補助吸引部材21iにおける吸引力は、吸引部材21hにおける吸引力より高くなくてもよい。本実施例では、吸引部材21hの径より十分に小さい径をもつ補助吸引部材を5つ配置した。
噴射ノズルは被加工面に対して垂直に設置しても、傾斜して配置しても良いが、好ましくは傾斜して配置、より好ましくは被加工面に対して30〜75°の角度を有して配置することが好ましい。角度が小さいと、噴射された噴射材の速度が吸引力より勝り、該飛散防止カバー外へ漏出し、角度が大きいと補助吸引部材から発生する吸引力による気流の発生の十分な効果が得られないからである。
また、本実施形態では、開口端部21fには、飛散防止カバー21の内側面に、開口端部21fに向かって飛散防止カバー内部から外部に向かう面として形成され、空隙Tからの外気の導入を案内する案内部21gが設けられている。
次に、クリーニング装置について説明する。本実施形態では、エアブローノズル23bとして、噴射口形状が長方形であるノズルを用い、図3(A)及び(B)に示すように、噴射口の長辺が被加工物またはノズルの走査方向に対して垂直になるように配置されている。このようなエアブローノズル23bを用いると、圧縮空気の噴射幅を広くすることができるので、幅が広い領域を効率よく処理することができる。第2飛散防止カバー23aは、エアブローノズル23bを覆うように、開口部を有する箱状に形成されており、エアブローノズル23bに取り付けられて一体的に設けられている。
第2飛散防止カバー23aは、第2開口端部23dと被加工物Wの加工面Sとの間に外気を吸引可能な空隙tを設けるように、加工面Sとの距離が設定されて配置されている。
第2飛散防止カバー23aの上部には、空隙tから導入される外気により第2飛散防止カバー23a内の噴射材及び粉塵を外部に吸引排気する第2吸引部材23cが第2吸引ダクト53に接続されて設けられている。第2吸引部材23cは、被加工物に対し略垂直となるように設置されている。
空隙tの幅は、十分な外気を吸引し、かつ噴射材が外部に漏れないようにすることができる幅に設定されている。ここで、空隙tの幅は、数mm程度であり、好ましくは1.0〜4.0mmである。空隙tが1.0mm未満の場合、外気を吸引する際の圧力損失が大きくなることや、第2飛散防止カバー23aと被加工物が接する恐れがある。即ち、飛散防止カバー23aと被加工物Wの接触により、被加工物Wに傷がつく恐れがある。また、4.0mmを越える場合、空隙tより吸入する外気の速度が低下することで、エアブローノズル23bより噴射される噴射材の速度より小さくなり第2飛散防止カバー23aの外部へ噴射材及び粉塵が漏出する。
図3(C)に示すように、第2開口端部23dには、第2飛散防止カバー23aの内側面に、第2開口端部23dに向って飛散防止カバー23aの内部から外部に向かう面として形成され、空隙tからの外気の導入を案内する第2案内部23eが設けられている。本実施形態では、第2案内部23eは、第2飛散防止カバー23aの開口下端を外方に丸く折り曲げて外方に向かって凸な曲面部として形成されている。第2案内部23eにより、外気を導入する際に第2開口端部23d近傍に剥離渦流などが生じる領域をなくすことができるので、空隙tにおける外気を吸入する際の通気抵抗(圧力損失)の増大や噴射材及び粉塵の滞留などを防止することができ、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
次に、このように構成したブラスト加工装置1の動作について説明する。まず、搬送機構42により、被加工物Wを噴射ノズル11直下に配置し、噴射ノズル11を所定の位置に固定する。
次に、被加工物Wを噴射ノズル11に対して相対移動させながらブラスト加工を行う。所定の操作により、圧縮空気供給装置12により圧縮空気を噴射ノズル11内部に導入すると、噴射ノズル11内部に負圧が生じ、ホッパー32から定量供給される噴射材が噴射材供給チューブ51を介して噴射ノズル11内部へ吸引される。噴射ノズル11内部に吸引された噴射材は、圧縮空気により加速され、被加工物Wの加工面Sに向けて噴射され、ブラスト加工が行われる。ここで、搬送機構42により被加工物Wを噴射ノズル11に対して移動させてもよいし、噴射ノズル11を図示しないノズル移動機構により移動させてもよい。
噴射ノズル11から噴射され被処理物Wに衝突して飛散した噴射材及びブラスト加工により発生する粉塵などは、飛散防止カバー21と加工面Sとの間に設けられた空隙Tから吸引される外気を移送媒体として、吸引部材21bにより飛散防止カバー21内部より吸引除去される。吸引部材21bにより吸引除去された噴射材及び粉塵は、吸引ダクト52を経由して、吸引装置22により吸引回収される。
飛散防止カバー21により噴射材及び粉塵の飛散を防止し、空隙Tから導入される外気を移送媒体として、被加工物Wの直近で吸引排気するので、飛散防止カバー21内部の小さい容積のみ吸引すればよく、噴射材及び粉塵の回収を効率よく行うことができる。特に、従来、回収が困難であった数μm以下の微粉の噴射材も効率的に回収することができる。また、噴射量が多い噴射口が長方形の噴射ノズル11を用いた場合にも十分に噴射材及び粉塵を回収可能である。更に、被加工物Wの搬送機構42などに噴射材及び粉塵が付着して、搬送時に被加工物Wに傷がつく恐れもない。
噴射ノズル11を被加工物Wの加工面Sに対して傾斜するように配置することにより噴射ノズル11の傾斜方向と反対方向に噴射材及び粉塵が飛散しやすくし、噴射材及び粉塵が飛散する方向に吸引部材21bを配置しているので、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
更に、開口端部21aに空隙Tからの外気の導入を案内する案内部21cが形成されているため、空隙Tより外気を導入する際に開口端部21a近傍に渦流などが生じる領域をなくすことができるので、空隙Tにおける外気の通気抵抗の増大や噴射材及び粉塵の滞留などを防止することができ、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
ブラスト加工された被加工物Wは、搬送機構42によって飛散防止カバー21外に搬送される。その経路にはクリーニング装置23が設置されており、ブラスト加工された被加工物Wはクリーニング装置の下方を通過することになる。
移送された被加工物Wに対し、圧縮空気供給装置12より供給された圧縮空気をエアブローノズル23bより噴射する。これにより、被加工物Wの表面に付着している噴射材及び粉塵が被加工物表面より剥離される。剥離された噴射材及び粉塵は、第2飛散防止カバー23aと加工面Sとの間に設けられた空隙tから吸引される外気を移送媒体として、第2吸引部材23cにより第2飛散防止カバー23a内部より吸引除去される。第2吸引部材23cにより吸引除去された噴射材及び粉塵は、前記飛散防止カバー21と吸引装置22の経路である吸引ダクト52に連結された第2吸引ダクト53を経由して、吸引装置22により吸引回収される。
吸引回収された噴射材及び粉塵は、吸引装置22中の貯留タンク22bに貯留される。ここで、吸引装置22は、共に体積が小さい飛散防止カバー21及び第2飛散防止カバー23aの内部を吸引できればよいので、大容量の設備とする必要がない。
飛散防止カバー21、吸引装置22及びクリーニング装置23を備えた回収装置20により回収された噴射材は、分級装置31に移送される。ここで、噴射材は既に回収装置20により吸引回収されているため、噴射材の移送のために必要な集塵機33により分級装置31に発生させる風量を小さくすることができる。これにより、分級装置31、集塵機33など吸引力を生じさせる設備を小型化することができる。
分級装置31に移送された噴射材及び粉塵は、使用可能な噴射材と使用不可の噴射材及び粉塵とに分級される。使用不可の噴射材及び粉塵は、ダクト55を経由して集塵機33により回収される。
使用可能な噴射材はバッファタンク31bに貯留され、必要に応じてホッパー32に供給される。このように、回収した噴射材を再利用して良好に連続的なブラスト加工を継続することができる。
(変更例)
ブラスト加工装置1の噴射装置10、供給装置30、ブラスト加工部40は、上述の実施形態に限定されるものではなく、公知の方法を採用することができる。例えば、ブラスト加工装置1は加圧式ブラスト加工装置を採用することができる。また、噴射ノズル11は噴射口が円形のノズルを用いてもよいし、噴射方向が加工面Sに垂直になるように配置してもよい。
図2に示す飛散防止カバー21、図3に示す第2飛散防止カバー23aは、四角の箱状であるが、これらのカバーの形状はこれに限定されるものではなく、例えば、円柱状、円錐状、角錐状など種々の形状を採用することができる。
案内部21cは、飛散防止カバー21の開口端部21a近傍の内側面に、開口端部21aに向って飛散防止カバー21の内部から外部に向かう面として形成されており、空隙Tから外気を案内してスムースに導入することができれば、種々の形状を採用することができる。例えば、図4(A)及び(B)に示すように、開口端部21aの少なくとも内側にR面加工を行い、案内部21cを形成することもできる。
吸引部材21bの数、配置位置は適宜選定することができる。例えば、上述の実施形態において、噴射ノズル11の長辺方向に吸引部材21bを追加して設けることもできる。これにより、噴射ノズル11の長辺方向に飛散する噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
また、図5に示すように、吸引部材21bを、被加工物Wの加工面Sにおける噴射材の噴射位置Pを中心とした円周上に、吸引方向が円周の接線方向となるように設けるという配置を採用することもできる。このように吸引部材21bを配置することにより、飛散防止カバー21の内部に渦巻き状の気流を生じさせることができる。これにより、噴射材及び粉塵が空隙Tから外部に漏出しにくくすることができるので、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。特に、噴射ノズル11を噴射方向が加工面Sに垂直になるように配置した場合には、噴射材及び粉塵が飛散防止カバー21の内部で放射状に飛散しやすいため、本構成を好適に用いることができる。
エアブローノズル23bは、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、噴射口が円形のノズルを用いてもよいし、複数本のノズルを用いてもよいし、噴射方向が加工面Sに対し傾斜するように配置してもよい。
第2案内部23eは、第2開口端部23d近傍の内側面に、第2開口端部23dに向って第2飛散防止カバー23aの内部から外部に向かう面として形成されており、空隙tから外気を案内してスムースに導入することができれば、種々の形状を採用することができる。例えば、図6(A)及び(B)に示すように、第2開口端部23dの少なくとも内側にR面加工を行い、第2案内部23eを形成することもできる。
第2吸引部材23cの数、配置位置は適宜選定することができる。例えば、上述の実施形態において、図7に示すように、被加工物の進行方向に対しエアブローノズル23bの前後方向に第2吸引部材23cを追加して設けることもできる。これにより、第2飛散防止カバー23a内に飛散する噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
また、図8に示すように、第2吸引部材23cを、被加工物Wの圧縮空気の噴射位置pを中心とした円周上に、吸引方向が円周の接線方向となるように設けるという配置を採用することもできる。このように第2吸引部材23cを配置することにより、第2飛散防止カバー23aの内部に渦巻き状の気流を生じさせることができる。これにより、噴射材及び粉塵が空隙tから外部に漏出しにくくすることができるので、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。特に、エアブローノズル23bを噴射方向が被加工物Wに垂直になるように配置した場合には、噴射材及び粉塵が第2飛散防止カバー23aの内部で放射状に飛散しやすいため、本構成を好適に用いることができる。
エアブローノズル23bは、圧縮空気のみを噴射するのではなく、ブラスト加工によって、噴射材及び粉塵や被加工物に付加された電荷を除去する手段を有しても良い。たとえば、若干の水分や静電除去剤を含ませてもよいし、コロナ放電等によりイオンやラジカルを圧縮空気に導入して噴射してもよいし、超音波(超音波エアブロー)を使用してもよい。
本実施形態のクリーニング装置23は、ブラスト加工後の被加工物Wの表面に噴射材および粉塵の付着がない場合、もしくは付着量が極めて少なく無視できる場合においては、クリーニング装置23を備えていない構成とすることもできる。
変更OK
本実施形態の吸引装置22は、供給装置30の大型化を考慮しなくていい場合においては、吸引装置22を備えていない構成とすることもできる。
供給装置30が十分な吸引能力を備えていれば、回収装置20として兼用させることができる。例えば、被加工物Wが小さく、ブラスト室41の容積が小さく構成されている場合に、集塵機33から与えられる吸引力だけで十分であれば、別途回収装置20を設けなくてもよい。この場合、分級装置31及び集塵機33が回収装置20に相当する。
本実施例では、飛散防止カバー21における案内部21cの形状について検討した。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
直径150mm、高さ45mmの円筒形状であり、案内部21cの形状が図9(A)に示すような飛散防止カバー21の内部から外部へ向かう様なR面で形成された案内部21cおよび吸引部材21bを持つ飛散防止カバー21を用いた。吸引部材21bにブロアを吸引ダクト52にて連結して吸引した時のブロアの吸引静圧および開口端部21aの静圧を測定した。また、比較例として図9(B)に示すような案内部21cを持たない飛散防止カバー21を用いた。その他の条件は実施例と同じとした。
結果を表1に示す。飛散防止カバー21が案内部21cをもつ場合のブロアの吸引静圧は−8.3kPa、吸引風量は5.2mであった。一方,案内部21cを持たない場合のブロアの吸引静圧は−11.2kPa、吸引風量は4.1mであった。
以上の結果、案内部21cを持つことでブロアの静圧負荷が低くなり、案内部21cを持たない場合に比べ大きな風量が得られることが確認された。
Figure 0005578181
本実施例では、補助吸引部材21iの効果および噴射ノズル11の傾斜角度の影響について調べた。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
幅160mm、長さ200mm、高さ45mmであり、開口端部21fには、内部から外部へ向かってR形状の案内部21gをもつ飛散防止カバー21を使用した。この飛散防止カバーの天井部に、直径13mmの吸引部材21hを設置した。吸引部材21hは、吸引部材21hが飛散防止カバー21と交差により形成する楕円(円を含む)の中心が飛散防止カバー21の長辺の長さ方向の中心から90mm端面側に移動させた位置に設置した。さらに、開口端部から10mm離れた、飛散防止カバーの側面に補助吸引部材21iを設置した。本実施例では、直径8mmのパイプを5本均等に配置した。また、噴射ノズルを25、30、45、75、80°の角度で傾斜して設置した。
吸引部材21hおよび補助吸引部材21iに吸引ダクト52および補助吸引ダクト56を介して吸引装置(図示せず)に直結した。該噴射ノズルより噴射圧力0.6MPaにて噴射材(WA#600)を噴射し、同時に前記吸引装置を稼働させ、噴射材が飛散防止カバー21の外部への漏出、および前記噴射後に被加工面に投射材の残留を観察した。
噴射ノズルの傾斜角度が30、45、75、80°の場合はいずれも噴射材の漏出は観察されなかったが、25°では噴射材の漏出が観察された。また、噴射後の被加工面への噴射材の残留は、噴射ノズルの傾斜角度が80°の場合で確認された。このことから、噴射ノズルの傾斜角度の最適値は30〜75°であった。
[実施形態の効果]
(1)本発明の回収装置20によれば、飛散防止カバー21により噴射材及び粉塵の飛散を防止し、空隙Tから導入される外気を移送媒体として、被加工物Wの直近で吸引排気するので、飛散防止カバー21内部の小さい容積のみ吸引すればよく、噴射材及び粉塵の回収を効率よく行うことができる。特に、従来、回収が困難であった微粉の噴射材も効率的に回収することができる。また、噴射量が多い噴射口が長方形の噴射ノズル11を用いた場合にも十分に噴射材及び粉塵を回収可能である。更に、被加工物Wの搬送機構42などに噴射材及び粉塵が付着するのを防止できるので、搬送時に被加工物Wに傷がつく恐れもない。
(2)開口端部21aに空隙Tからの外気の導入を案内する案内部21cが形成されているため、空隙Tより外気を導入する際に開口端部21a近傍に剥離渦流などが生じる領域をなくすことができるので、空隙Tにおける外気を吸引する際の通気抵抗(圧力損失)の増大や噴射材及び粉塵の滞留などを防止することができ、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
(3)噴射ノズル11を被加工物Wの加工面Sに対して傾斜するように配置することにより噴射ノズル11の傾斜方向と反対方向に噴射材及び粉塵が飛散しやすくし、噴射材及び粉塵が飛散する方向に吸引部材21bを配置しているので、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
(4)ブラスト加工後、被加工物Wに対しエアブローノズル23bより圧縮空気を吹き付けることで、被加工物Wに付着した噴射剤及び粉塵を剥離することができる。剥離された噴射材及び粉塵は、第2飛散防止カバー23aにより飛散が防止され、空隙tから導入される外気を移送媒体として、被加工物Wの直近で吸引排気するので、外部への噴射材及び粉塵の飛散がなく被加工物をクリーニングすることができる。
(5)第2開口端部23dに空隙tからの外気の導入を案内する第2案内部23eが形成されているため、空隙tより外気を導入する際に第2開口端部23d近傍に剥離渦流などが生じる領域をなくすことができるので、空隙tにおける外気を吸引する際の通気抵抗(圧力損失)の増大や噴射材及び粉塵の滞留などを防止することができ、噴射材及び粉塵を効率的に吸引除去することができる。
(6)本発明の回収装置20を備えたブラスト加工装置1によれば、噴射材は回収装置20により吸引回収されているため、噴射材の移送のために必要な集塵機33により供給され分級装置31に発生させる風量を小さくすることができる。これにより、噴射材の移送のために必要な吸引力を発生させる分級装置31、集塵機33などの設備を小型化することができる。
[その他の実施形態]
噴射材の噴射量が小さいなどの理由で、飛散防止カバー21からの噴射材及び粉塵の漏出を考えなくてもよい場合などには、ブラスト室41を設けなくてもよい。また、塵埃を嫌う材料、製品のブラスト加工を行う場合には、ブラスト室41などのブラスト加工部40をクリーンブースとして構成することもできる。
この出願は、日本国で2009年9月11日に出願された特願2009−210309号及び2010年5月6日に出願された特願2010−106095号に基づいており、その内容は本出願の内容として、その一部を形成する。
また、本発明は本明細書の詳細な説明により更に完全に理解できるであろう。しかしながら、詳細な説明および特定の実施例は、本発明の望ましい実施の形態であり、説明の目的のためにのみ記載されているものである。この詳細な説明から、種々の変更、改変が、当業者にとって明らかだからである。
出願人は、記載された実施の形態のいずれをも公衆に献上する意図はなく、開示された改変、代替案のうち、特許請求の範囲内に文言上含まれないかもしれないものも、均等論下での発明の一部とする。
本明細書あるいは請求の範囲の記載において、名詞及び同様な指示語の使用は、特に指示されない限り、または文脈によって明瞭に否定されない限り、単数および複数の両方を含むものと解釈すべきである。本明細書中で提供されたいずれの例示または例示的な用語(例えば、「等」)の使用も、単に本発明を説明し易くするという意図であるに過ぎず、特に請求の範囲に記載しない限り本発明の範囲に制限を加えるものではない。
1 ブラスト加工装置
10 噴射装置
11 噴射ノズル
12 圧縮空気供給装置
13 エア配管
20 回収装置
21 飛散防止カバー
21a 開口端部
21b 吸引部材
21c 案内部
21f 開口端部
21g 案内部
21h 吸引部材
21i 補助吸引部材
22 吸引装置
22a 捕集ユニット
22b 貯留タンク
23 クリーニング装置
23a 第2飛散防止カバー
23b エアブローノズル
23c 第2吸引部材
23d 第2開口端部
23e 第2案内部
30 供給装置
31 分級装置
31a サイクロン塔
31b バッファタンク
32 ホッパー
33 集塵機
40 ブラスト加工部
41 ブラスト室
42 搬送機構
42a 搬送ローラー
42b ステージ
51 噴射材供給チューブ
52 吸引ダクト
53 第2吸引ダクト
54 回収ダクト
55 ダクト
56 補助吸引ダクト
S 加工面
T 空隙
t 空隙(第2の空隙)
W 被加工物
P 噴射材の噴射位置
p 圧縮空気の噴射位置

Claims (13)

  1. ブラスト加工用噴射ノズルに取り付けられ、ブラスト加工用噴射ノズルから被加工物に噴射された噴射材及びブラスト加工により生じる粉塵を吸引回収する噴射材回収装置であって、
    前記ブラスト加工用噴射ノズルの噴射口を覆う開口を有する箱状に形成され、開口端部と被加工物の被加工面との間に外気を吸引可能な空隙を設けるように構成された、噴射材及び粉塵の飛散を防止する飛散防止カバーであって、前記飛散防止カバーの開口端部近傍の内側面に、前記開口端部に向って前記飛散防止カバーの内部から外部に向かう面として形成され、前記空隙からの外気の導入を案内する案内部が設けられている飛散防止カバーと、
    前記空隙から導入される外気を移送媒体として、前記飛散防止カバーに設けられた吸引部材から前記飛散防止カバー内の噴射材及び粉塵を外部に吸引排気する吸引装置と、を備えたことを特徴とする噴射材回収装置。
  2. 前記吸引部材は前記飛散防止カバー上端部に設けられると共に、
    前記吸引部材を設けた側の前記飛散防止カバーの側面に設けられた補助吸引部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の噴射材回収装置。
  3. 前記ブラスト加工用噴射ノズルは噴射口が長方形に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の噴射材回収装置。
  4. 前記ブラスト加工用噴射ノズルは重力噴射式であることを特徴とする請求項に記載の噴射材回収装置。
  5. 前記ブラスト加工用噴射ノズルが被加工物の加工面に対して傾斜するように配置され、前記吸引部材が被加工物の加工面における噴射材の噴射位置に向かって、前記ブラスト加工用噴射ノズルの傾斜方向と反対方向に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の噴射材回収装置。
  6. 前記ブラスト加工用噴射ノズルが被加工物の加工面に対して傾斜するように配置され、前記吸引部材が被加工物の加工面における噴射材の噴射位置に向かって、前記ブラスト加工用噴射ノズルの傾斜方向と反対方向に傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の噴射材回収装置。
  7. 前記ブラスト加工用噴射ノズルの設置角度は被加工面に対し30〜75°であることを特徴とする請求項5または6に記載の噴射材回収装置。
  8. 前記吸引部材は、被加工物の加工面における噴射材の噴射位置を中心とした円周上に、吸引方向が円周の接線方向となるように設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の噴射材回収装置。
  9. ブラスト加工後に被加工物表面に残留した前記噴射材及び粉塵を除去するクリーニング装置であって、
    開口を有する箱状に形成され、開口端部と被加工物の被加工面との間に外気を吸引可能な第2の空隙を設けるように構成された第2飛散防止カバーと、
    第2飛散防止カバー内部において被加工物表面に圧縮空気を吹き付けて、前記噴射材及び粉塵を被加工物表面から剥離して除去するエアブローノズルと、
    前記第2飛散防止カバーに設けられ、前記第2の空隙から導入される外気を移送媒体として前記第2飛散防止カバー内の噴射材及び粉塵を外部に吸引排気する第2吸引部材と、
    を備えたクリーニング装置を、前記飛散防止カバーの外側に隣接して配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の噴射材回収装置。
  10. 前記第2飛散防止カバーの開口端部近傍の内側面に、前記開口端部に向って前記飛散防止カバーの内部から外部に向かう面として形成され、前記空隙からの外気の導入を案内する案内部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の噴射材回収装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の噴射材回収装置を備えたことを特徴とするブラスト加工装置。
  12. 噴射材を吸引回収するための吸引装置と、前記回収した噴射材より再使用が可能な噴射材を分離して取り出す分級機を備える、請求項11のブラスト加工装置。
  13. 前記噴射ノズルより噴射材を被加工面に向けて噴射すると共に、飛散防止カバー内、あるいは、飛散防止カバー内および第2飛散防止カバー内、の噴射材を前記吸引装置で吸引して回収し、回収した該噴射材より再使用が可能な噴射材を分離して取り出すことを特徴とする請求項12に記載のブラスト加工装置を用いたブラスト加工方法。
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