JP2005028200A - 圧送方式の集塵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明はフィルターが不要で且つ吸引パイプ5やダクト3の内周壁に粉塵が付きにくく、定期的な内周壁の掃除や維持管理が容易で且つ手間が掛らず、更にマグネシウムの粉塵雰囲気を吸引しても、粉塵爆発の恐れがなくなり、安全対策された圧送方式の集塵装置を提供する。
【解決手段】送風機1と水槽2間にダクト3を配管し、該ダクト3の中間には水槽2へ向って噴射するようにノズル4を配置させ、該ノズル4の配置した箇所に複数本の吸引パイプ5の一端をダクト3に接続すると共に他端をショットブラスト6などに接続させ、ノズル4と水槽2の中間にディフューザーをダクト3に接続させた構造とする。
【選択図】図1
【解決手段】送風機1と水槽2間にダクト3を配管し、該ダクト3の中間には水槽2へ向って噴射するようにノズル4を配置させ、該ノズル4の配置した箇所に複数本の吸引パイプ5の一端をダクト3に接続すると共に他端をショットブラスト6などに接続させ、ノズル4と水槽2の中間にディフューザーをダクト3に接続させた構造とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はショットブラストや研磨機内部の粉塵雰囲気或いはマグネシウムやアルミニウムなどの粉塵雰囲気等を吸引するための圧送方式の集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の集塵装置を示す図であり、この構造は、ショットブラスト(6)などの粉塵発生箇所に吸引パイプ(5)の一端を接続させると共に他端を建物(8)の外部に配管したダクト(3)に接続させ、前記ダクト(3)の端部に送風機(1)を取付け、該送風機(1)の排気口から排出される空気を水槽(2)に導き、前記送風機(1)の吸気口側にフィルターを設置させたものである。又、マグネシウム製品を加工する際に使用する場合には、特に前記ダクト(3)や吸引パイプ(5)には、帯電防止用としてその内周壁にゴム層が形成されたものを使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記集塵装置は吸引方式であり、送風機(1)の吸引力によって粉塵発生箇所の粉塵を、吸引パイプ(5)の一端から吸込み、送風機(1)内部を通過する際に羽根車と吸引物との衝突による発火防止や羽根が傷まないように、予めフィルターで障害物(大きめな粉塵混入物)を除去させてから、送風機(1)の外部へ排気している。このため、定期的にフィルターの交換をしなければならなかった。又、一般に吸引方式は、吸引パイプ(5)やダクト(3)内部に於いて、吸引された粉塵と空気は、吸引パイプ(5)やダクト(3)の中心部を回転しながら高速で送られ、内周壁部(内部外周)では流れが遅くなり、粉塵が吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁に残留し易くなるため、フィルター交換以外に定期的な吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁の掃除をする必要があった。特にマグネシウム製品を加工する際、帯電防止用としてゴム層を内周壁に形成した吸引パイプ(5)やダクト(3)を用いるが、ゴム層の消耗が激しく、マグネシウム粉末が付着して溜まると、自然発火する恐れがあるため、定期的に内周壁の掃除をしなければならないと共にゴム層の消耗状態を点検する必要がある等の問題点があった。尚、本発明のような圧送方式は、従来の集塵装置にはなかった。
【0004】
本発明はフィルターが不要で且つ吸引パイプやダクトの内周壁に粉塵が付きにくく、定期的な内周壁の掃除や維持管理が容易で且つ手間が掛らず、更にマグネシウムの粉塵雰囲気を吸引しても、粉塵爆発の恐れがなくなり、安全対策された圧送方式の集塵装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明は成されたものであり、つまり、送風機と水槽間にダクトを配管し、該ダクトの中間には水槽へ向って噴射するようにノズルを配置させ、該ノズルの先端に向って吸引パイプの一端をダクトに接続すると共に他端をショットブラストなどの粉塵発生箇所に接続させた構造とする。またノズルの先端に向って複数本の吸引パイプをダクトに接続したり、ノズルと水槽の中間にディフューザーをダクトに接続させたりすると良い。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明の実施形態を示す図であり、これに基づいて説明する。(1)は工場などの建物(8)の外部に配置したファンやブロアーなどの送風機であり、(2)は送風機(1)によって集められた粉塵を捕集するための水槽である。(3)は送風機(1)と水槽(2)間に配管したダクトであり、マグネシウムの粉塵雰囲気を吸引して集塵させる場合には、図4に示すような帯電防止用のゴム層を内周壁に形成させたものを使用すると良い。(4)はダクト(3)の中間で且つ水槽(2)に向って噴射するように配置したノズルであり、ノズル(4)には先の細い管を形成した先端部(41)が設けられている。(5)は一端がノズル(4)の先端へ向ってダクト(3)に接続されていると共に他端がショットブラスト(6)などの粉塵発生箇所に接続された吸引パイプである。前記吸引パイプ(5)はダクト(3)に1本接続するだけでなく、複数本を接続させても良い。尚、本発明で言う「ノズル(4)の先端に向って吸引パイプ(5)の一端を接続」とは、吸引パイプ(5)の一端がノズル(4)の先端部(41)を目指して横又は後方から接続されると共にノズル(4)から噴射した空気が吸引パイプ(5)の一端に入らぬ位置に接続される状態を指す。(6)は粉塵発生箇所であるショットブラストである。(7)はノズル(4)と水槽(2)の中間のダクト(3)に接続したディフューザーである。
【0007】
次に本発明の作用について説明する。図1に示すように送風機(1)を作動させると、送風機(1)からは図中の白抜き矢印のように空気が送られ、ノズル(4)の先端部(41)から圧送した空気として図中の白抜き矢印のように右側へ噴射される。すると、吸引パイプ(5)内部に負圧が掛り、その負圧によって粉塵発生箇所であるショットブラスト(6)内部の粉塵が図中の矢印のように、吸引パイプ(5)の先端から吸込まれ、ダクト(3)に導かれて水槽(2)へ噴射空気と共に粉塵が排出される。従って、従来の吸引方式の集塵装置に於けるフィルターが本発明では不要となり、且つ粉塵が内周壁に残留しにくくなる。つまり、本発明は吸引方式に対して圧送方式であるので、圧送方式の特徴である集塵された粉塵が運搬中に於ける内部状態、つまり、吸引された粉塵と噴射空気の流れは、吸引パイプ(5)やダクト(3)の中では、外側に広がる性質があり、乱気流状態になり易く、中心部と内周壁部(内部外周)との速度差が少なくなり、本発明は吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁に粉塵が残留しにくいものとなるので、定期的な内周壁の掃除の回数を激減させることが出来るものとなる。又、帯電防止は搬送される粉塵がスパークしても、従来の如く粉塵の貯まったフィルターや送風機等の中を通過することなく、前記スパークがそのまま水槽内へ搬送されるため、粉塵爆発の恐れがなくなり、帯電防止が不要となる。
【0008】
【実施例】
本発明の実施例として、円形のダクト(3)の内径を300mm、ノズル(4)の太さを120mmで先端部(41)の太さを50mm、吸引パイプ(5)の内径を120mmのものを用意し、それを配置した後、送風機(1)によって送風量を15m3/minで送風した所、ダクト(3)の水槽(2)側の静圧が約6.0Kpaで、風速が約98m/secであり、送風機(1)の送風量に対する吸引パイプ(5)の吸込量は6〜7割であった。従って、圧送方式であっても吸引効果が高いものとなる。またショットブラスト(6)でマグネシウム製品を約3ヶ月間加工し続けて従来通りの点検を行った所、従来であればフィルターを交換すると共に吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁の掃除を行い、且つその内周壁に形成したゴム層の消耗状態を確認し、時には吸引パイプ(5)やダクト(3)を交換していたが、本発明では、フィルターが不要で且つ吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁に粉塵が殆ど付いておらず、内周壁にゴム層が形成されていなくても、粉塵爆発の兆候がなく且つ自然発火の恐れもなくなり、安全なマグネシウム集塵装置として使用出来ることが確認された。更に吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁にゴム層が形成されていないので、従来の如き定期的に内周壁の掃除をすると共にゴム層の消耗状態を点検したりすることが、殆ど不要になると共にフィルターの交換が不要となるのである。
【0009】
【発明の効果】
本発明はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0010】
請求項1のように送風機(1)と水槽(2)間にダクト(3)を配管し、その中間にノズル(4)を配置させ、該ノズル(4)の配置位置に吸引パイプ(5)の一端をダクト(3)に接続すると共に他端をショットブラスト(6)などに接続させ、圧送方式と成したことにより、フィルターが不要で且つ吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁に粉塵が付きにくく、従来行っていた定期的な内周壁の掃除やフィルターの交換が不要となるため、維持管理が極めて簡単で且つ手間が掛らないものとなる。更にマグネシウムの粉塵雰囲気を吸引しても、自然発火や粉塵爆発の恐れがなくなり、且つ吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁にゴム層を形成しなくても安全な集塵装置として利用出来るものとなる。又、本発明品はショットブラスト(6)や研磨機内部の粉塵雰囲気を吸引したり、マグネシウムやアルミニウムの粉塵雰囲気を吸引するだけでなく、工場内の換気用や排気用として利用出来るものとなる。
【0011】
請求項2のようにノズル(4)の先端に向って複数本の吸引パイプ(5)をダクト(3)に接続させることにより、複数のショットブラスト(6)などの集塵が同時に行えるものとなり、集塵装置の配管が簡略化されたものとなる。
【0012】
請求項3に示すようにノズル(4)と水槽(2)の中間にディフューザー(7)をダクト(3)に接続することにより、複数のショットブラスト(6)などの集塵を同時に行う場合であっても、吸引パイプ(5)の吸引量を安定して確保出来るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の要部を示す説明図である。
【図2】本実施形態の要部を拡大した説明図である。
【図3】本実施形態の要部全体を示す説明図である。
【図4】従来の実施形態の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 送風機
2 水槽
3 ダクト
4 ノズル
5 吸引パイプ
6 ショットブラスト
7 ディフューザー
【発明の属する技術分野】
本発明はショットブラストや研磨機内部の粉塵雰囲気或いはマグネシウムやアルミニウムなどの粉塵雰囲気等を吸引するための圧送方式の集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の集塵装置を示す図であり、この構造は、ショットブラスト(6)などの粉塵発生箇所に吸引パイプ(5)の一端を接続させると共に他端を建物(8)の外部に配管したダクト(3)に接続させ、前記ダクト(3)の端部に送風機(1)を取付け、該送風機(1)の排気口から排出される空気を水槽(2)に導き、前記送風機(1)の吸気口側にフィルターを設置させたものである。又、マグネシウム製品を加工する際に使用する場合には、特に前記ダクト(3)や吸引パイプ(5)には、帯電防止用としてその内周壁にゴム層が形成されたものを使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記集塵装置は吸引方式であり、送風機(1)の吸引力によって粉塵発生箇所の粉塵を、吸引パイプ(5)の一端から吸込み、送風機(1)内部を通過する際に羽根車と吸引物との衝突による発火防止や羽根が傷まないように、予めフィルターで障害物(大きめな粉塵混入物)を除去させてから、送風機(1)の外部へ排気している。このため、定期的にフィルターの交換をしなければならなかった。又、一般に吸引方式は、吸引パイプ(5)やダクト(3)内部に於いて、吸引された粉塵と空気は、吸引パイプ(5)やダクト(3)の中心部を回転しながら高速で送られ、内周壁部(内部外周)では流れが遅くなり、粉塵が吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁に残留し易くなるため、フィルター交換以外に定期的な吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁の掃除をする必要があった。特にマグネシウム製品を加工する際、帯電防止用としてゴム層を内周壁に形成した吸引パイプ(5)やダクト(3)を用いるが、ゴム層の消耗が激しく、マグネシウム粉末が付着して溜まると、自然発火する恐れがあるため、定期的に内周壁の掃除をしなければならないと共にゴム層の消耗状態を点検する必要がある等の問題点があった。尚、本発明のような圧送方式は、従来の集塵装置にはなかった。
【0004】
本発明はフィルターが不要で且つ吸引パイプやダクトの内周壁に粉塵が付きにくく、定期的な内周壁の掃除や維持管理が容易で且つ手間が掛らず、更にマグネシウムの粉塵雰囲気を吸引しても、粉塵爆発の恐れがなくなり、安全対策された圧送方式の集塵装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明は成されたものであり、つまり、送風機と水槽間にダクトを配管し、該ダクトの中間には水槽へ向って噴射するようにノズルを配置させ、該ノズルの先端に向って吸引パイプの一端をダクトに接続すると共に他端をショットブラストなどの粉塵発生箇所に接続させた構造とする。またノズルの先端に向って複数本の吸引パイプをダクトに接続したり、ノズルと水槽の中間にディフューザーをダクトに接続させたりすると良い。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明の実施形態を示す図であり、これに基づいて説明する。(1)は工場などの建物(8)の外部に配置したファンやブロアーなどの送風機であり、(2)は送風機(1)によって集められた粉塵を捕集するための水槽である。(3)は送風機(1)と水槽(2)間に配管したダクトであり、マグネシウムの粉塵雰囲気を吸引して集塵させる場合には、図4に示すような帯電防止用のゴム層を内周壁に形成させたものを使用すると良い。(4)はダクト(3)の中間で且つ水槽(2)に向って噴射するように配置したノズルであり、ノズル(4)には先の細い管を形成した先端部(41)が設けられている。(5)は一端がノズル(4)の先端へ向ってダクト(3)に接続されていると共に他端がショットブラスト(6)などの粉塵発生箇所に接続された吸引パイプである。前記吸引パイプ(5)はダクト(3)に1本接続するだけでなく、複数本を接続させても良い。尚、本発明で言う「ノズル(4)の先端に向って吸引パイプ(5)の一端を接続」とは、吸引パイプ(5)の一端がノズル(4)の先端部(41)を目指して横又は後方から接続されると共にノズル(4)から噴射した空気が吸引パイプ(5)の一端に入らぬ位置に接続される状態を指す。(6)は粉塵発生箇所であるショットブラストである。(7)はノズル(4)と水槽(2)の中間のダクト(3)に接続したディフューザーである。
【0007】
次に本発明の作用について説明する。図1に示すように送風機(1)を作動させると、送風機(1)からは図中の白抜き矢印のように空気が送られ、ノズル(4)の先端部(41)から圧送した空気として図中の白抜き矢印のように右側へ噴射される。すると、吸引パイプ(5)内部に負圧が掛り、その負圧によって粉塵発生箇所であるショットブラスト(6)内部の粉塵が図中の矢印のように、吸引パイプ(5)の先端から吸込まれ、ダクト(3)に導かれて水槽(2)へ噴射空気と共に粉塵が排出される。従って、従来の吸引方式の集塵装置に於けるフィルターが本発明では不要となり、且つ粉塵が内周壁に残留しにくくなる。つまり、本発明は吸引方式に対して圧送方式であるので、圧送方式の特徴である集塵された粉塵が運搬中に於ける内部状態、つまり、吸引された粉塵と噴射空気の流れは、吸引パイプ(5)やダクト(3)の中では、外側に広がる性質があり、乱気流状態になり易く、中心部と内周壁部(内部外周)との速度差が少なくなり、本発明は吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁に粉塵が残留しにくいものとなるので、定期的な内周壁の掃除の回数を激減させることが出来るものとなる。又、帯電防止は搬送される粉塵がスパークしても、従来の如く粉塵の貯まったフィルターや送風機等の中を通過することなく、前記スパークがそのまま水槽内へ搬送されるため、粉塵爆発の恐れがなくなり、帯電防止が不要となる。
【0008】
【実施例】
本発明の実施例として、円形のダクト(3)の内径を300mm、ノズル(4)の太さを120mmで先端部(41)の太さを50mm、吸引パイプ(5)の内径を120mmのものを用意し、それを配置した後、送風機(1)によって送風量を15m3/minで送風した所、ダクト(3)の水槽(2)側の静圧が約6.0Kpaで、風速が約98m/secであり、送風機(1)の送風量に対する吸引パイプ(5)の吸込量は6〜7割であった。従って、圧送方式であっても吸引効果が高いものとなる。またショットブラスト(6)でマグネシウム製品を約3ヶ月間加工し続けて従来通りの点検を行った所、従来であればフィルターを交換すると共に吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁の掃除を行い、且つその内周壁に形成したゴム層の消耗状態を確認し、時には吸引パイプ(5)やダクト(3)を交換していたが、本発明では、フィルターが不要で且つ吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁に粉塵が殆ど付いておらず、内周壁にゴム層が形成されていなくても、粉塵爆発の兆候がなく且つ自然発火の恐れもなくなり、安全なマグネシウム集塵装置として使用出来ることが確認された。更に吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁にゴム層が形成されていないので、従来の如き定期的に内周壁の掃除をすると共にゴム層の消耗状態を点検したりすることが、殆ど不要になると共にフィルターの交換が不要となるのである。
【0009】
【発明の効果】
本発明はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0010】
請求項1のように送風機(1)と水槽(2)間にダクト(3)を配管し、その中間にノズル(4)を配置させ、該ノズル(4)の配置位置に吸引パイプ(5)の一端をダクト(3)に接続すると共に他端をショットブラスト(6)などに接続させ、圧送方式と成したことにより、フィルターが不要で且つ吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁に粉塵が付きにくく、従来行っていた定期的な内周壁の掃除やフィルターの交換が不要となるため、維持管理が極めて簡単で且つ手間が掛らないものとなる。更にマグネシウムの粉塵雰囲気を吸引しても、自然発火や粉塵爆発の恐れがなくなり、且つ吸引パイプ(5)やダクト(3)の内周壁にゴム層を形成しなくても安全な集塵装置として利用出来るものとなる。又、本発明品はショットブラスト(6)や研磨機内部の粉塵雰囲気を吸引したり、マグネシウムやアルミニウムの粉塵雰囲気を吸引するだけでなく、工場内の換気用や排気用として利用出来るものとなる。
【0011】
請求項2のようにノズル(4)の先端に向って複数本の吸引パイプ(5)をダクト(3)に接続させることにより、複数のショットブラスト(6)などの集塵が同時に行えるものとなり、集塵装置の配管が簡略化されたものとなる。
【0012】
請求項3に示すようにノズル(4)と水槽(2)の中間にディフューザー(7)をダクト(3)に接続することにより、複数のショットブラスト(6)などの集塵を同時に行う場合であっても、吸引パイプ(5)の吸引量を安定して確保出来るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の要部を示す説明図である。
【図2】本実施形態の要部を拡大した説明図である。
【図3】本実施形態の要部全体を示す説明図である。
【図4】従来の実施形態の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
1 送風機
2 水槽
3 ダクト
4 ノズル
5 吸引パイプ
6 ショットブラスト
7 ディフューザー
Claims (3)
- 送風機(1)と水槽(2)間にダクト(3)を配管し、該ダクト(3)の中間には、前記水槽(2)に向って噴射するようにノズル(4)を配置させ、該ノズル(4)の先端に向って吸引パイプ(5)の一端をダクト(3)に接続すると共に他端をショットブラスト(6)などの粉塵発生箇所に接続させたことを特徴とする圧送方式の集塵装置。
- 前記ノズル(4)の先端に向って複数本の吸引パイプ(5)が、前記ダクト(3)に接続された請求項1記載の圧送方式の集塵装置。
- 前記ノズル(4)と前記水槽(2)の中間には、ディフューザー(7)が前記ダクト(3)に接続された請求項1記載の圧送方式の集塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192532A JP2005028200A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | 圧送方式の集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192532A JP2005028200A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | 圧送方式の集塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005028200A true JP2005028200A (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=34204290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003192532A Pending JP2005028200A (ja) | 2003-07-07 | 2003-07-07 | 圧送方式の集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005028200A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103537149A (zh) * | 2012-07-12 | 2014-01-29 | 深圳市博德维建筑技术有限公司 | 一种气膜建筑的降尘装置 |
KR101462299B1 (ko) * | 2010-12-14 | 2014-11-19 | 현대중공업 주식회사 | 이동식 이젝터 습식 집진장치 |
CN105165662A (zh) * | 2015-10-15 | 2015-12-23 | 刘汉涛 | 毛囊粉及浊气净化系统 |
CN105298594A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-02-03 | 中国船舶重工集团公司第七一一研究所 | 排烟射流装置 |
CN110743300A (zh) * | 2019-10-10 | 2020-02-04 | 龙礼杰 | 一种木材加工用粉尘处理装置 |
-
2003
- 2003-07-07 JP JP2003192532A patent/JP2005028200A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101462299B1 (ko) * | 2010-12-14 | 2014-11-19 | 현대중공업 주식회사 | 이동식 이젝터 습식 집진장치 |
CN103537149A (zh) * | 2012-07-12 | 2014-01-29 | 深圳市博德维建筑技术有限公司 | 一种气膜建筑的降尘装置 |
CN105165662A (zh) * | 2015-10-15 | 2015-12-23 | 刘汉涛 | 毛囊粉及浊气净化系统 |
CN105298594A (zh) * | 2015-11-20 | 2016-02-03 | 中国船舶重工集团公司第七一一研究所 | 排烟射流装置 |
CN110743300A (zh) * | 2019-10-10 | 2020-02-04 | 龙礼杰 | 一种木材加工用粉尘处理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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