JP5572342B2 - 車両の車軸支持構造 - Google Patents

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本発明は、車両の車軸支持構造に関する。
従来の車軸支持構造としては、ナックルの車軸孔にベアリングを挿入し、係止部材を用いて該ベアリングを固定すると共に、シール部材で車軸孔を塞いだものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−247290号公報
ところで、特許文献1に記載の車軸支持構造では、ベアリングの取り外しを容易に行うことができないという課題がある。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ベアリングの取り外しを容易に行うことができる車両の車軸支持構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車体フレームに揺動可能に支持されるサスペンションアームと、該サスペンションアームに揺動可能に取り付けられ、車軸が貫通する車軸孔を有するナックルと、前記車軸孔に嵌合し、前記車軸を回転可能に支持するベアリングと、前記車体フレームと前記サスペンションアームとの間に取り付けられる緩衝器と、を有し、前記車軸孔は、一端に前記嵌合されたベアリングより車幅方向外側にベアリング挿入口を開放し、該ベアリング挿入口に形成された環状のサークリップ溝には、前記ベアリングを前記車軸孔に位置決めするため、一片が切欠かれた環状のサークリップが装着された、独立懸架装置を備えた車両の車軸支持構造であって、
前記車軸孔のベアリング挿入口側の外側面には、前記サークリップを露出させる深さを有し、車軸方向に凹形状の切り欠き部が形成され
前記切り欠き部は、少なくとも前記サークリップ溝の最下部が前記切り欠き部の凹形状領域に入るように前記車軸孔の下側に設けられることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、請求項2に係る発明は、車体フレームに揺動可能に支持されるサスペンションアームと、該サスペンションアームに揺動可能に取り付けられ、車軸が貫通する車軸孔を有するナックルと、前記車軸孔に嵌合し、前記車軸を回転可能に支持するベアリングと、前記車体フレームと前記サスペンションアームとの間に取り付けられる緩衝器と、を有し、前記車軸孔は、一端に前記嵌合されたベアリングより車幅方向外側にベアリング挿入口を開放し、該ベアリング挿入口の内周面に形成され、前記ベアリングよりも車幅方向外側に位置する環状のサークリップ溝には、前記ベアリングを前記車軸孔に位置決めした際、一片が切欠かれた環状のサークリップが装着されており、前記サークリップを前記サークリップ溝から取り外すとき、前記サークリップの両端部が近づくように前記サークリップを変形させる、独立懸架装置を備えた車両の車軸支持構造であって、
前記車軸孔のベアリング挿入口側の外側面には、前記サークリップを露出させる深さを有し、車軸方向に凹形状の切り欠き部が形成され、
前記切り欠き部は、前記サークリップの両端部にそれぞれ形成された工具挿入部が、サークリップ装着時に前記切り欠き部から露出する周方向長さに形成されると共に、前記サークリップ溝よりも径方向外側で前記ナックルの外周面に亘って形成され
前記切り欠き部の車軸方向深さは、前記サークリップ溝の開口側座部から所定の距離離れ、且つ、ベアリング側座部から所定の距離離れるように設定したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1の構成に加えて、前記切り欠き部の周方向長さは、前記サークリップ溝に装着された前記サークリップの端部間長さよりも長く、且つ、
前記サークリップの両端部には工具挿入部がそれぞれ形成され、該工具挿入部は、前記サークリップ装着時に前記切り欠き部から露出することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1又は3の構成に加えて、前記切り欠き部の車軸方向深さは、前記サークリップ溝の開口側座部から所定の距離離れ、且つ、ベアリング側座部から所定の距離離れるように設定したことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から4のいずれかの構成に加えて、前記サークリップには、前記切り欠き部と係合して、前記サークリップを周方向に回り止めする位置決め部が形成されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から5のいずれかの構成に加えて、前記ベアリングは、軸方向両端部に一対のシール部材が取り付けられたシール付きベアリングであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車軸孔のベアリング挿入口側の外側面には、サークリップを露出させる深さを有し、車軸方向に凹形状の切り欠き部が形成されるので、一片が切欠かれた環状である簡単な構造のサークリップの一部が、サークリップ溝に装着された状態で該切り欠き部から露出する。この露出する部分にサークリップ端部を合わせることで、サークリップの取り外しを容易に行うことができ、ベアリングの取り外しを容易に行うことができる。また、切り欠き部は、少なくともサークリップ溝の最下部が前記切り欠き部の凹形状領域に入るように車軸孔の下側に設けられるので、サークリップ溝に水や泥が溜まり難く、耐候性・耐摩耗性を向上することができる。
請求項2の発明によれば、切り欠き部は、サークリップの両端部にそれぞれ形成された工具挿入部が、サークリップ装着時に切り欠き部から露出する周方向長さに形成されると共に、前記サークリップ溝よりも径方向外側で前記ナックルの外周面に亘って形成されるので、切り欠き部から露出したサークリップの工具挿入部に工具を差し込んで、サークリップを容易に取り外すことができる。さらに、切り欠き部の車軸方向深さは、サークリップ溝の開口側座部から所定の距離離れ、且つ、ベアリング側座部から所定の距離離れるように設定したので、切り欠き部におけるサークリップ溝がサークリップ溝加工時のばらつきによって凹形状となることなくL字の断面形状となり、確実に排水することができると共に、ベアリング側座部まで加工してしまうのを防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、切り欠き部の周方向長さは、サークリップ溝に装着されたサークリップの端部間長さよりも長く、且つ、サークリップの両端部には工具挿入部がそれぞれ形成され、該工具挿入部は、サークリップ装着時に切り欠き部から露出するので、サークリップ装着時に切り欠き部から露出したサークリップの工具挿入部に工具を差し込んで、サークリップを容易に取り外すことができる。
請求項4の発明によれば、切り欠き部の車軸方向深さは、サークリップ溝の開口側座部から所定の距離離れ、且つ、ベアリング側座部から所定の距離離れるように設定したので、切り欠き部におけるサークリップ溝がサークリップ溝加工時のばらつきによって凹形状となることなくL字の断面形状となり、確実に排水することができると共に、ベアリング側座部まで加工してしまうのを防ぐことができる。
請求項5の発明によれば、サークリップには、切り欠き部と係合して、サークリップを周方向に回り止めする位置決め部が形成される。これにより、車両が転舵した際に外輪となる車輪の下部には車体内方に荷重が掛かり、これに従って、ドライブシャフトは車輪側が下がるように捻れようとし、ベアリング下部は車体内方に、ベアリング上部は車体外方に力が掛かるが、サークリップの端部を常に下方に位置させることができるので、ベアリングを効果的に保持することができる。
請求項6の発明によれば、ベアリングは、軸方向両端部に一対のシール部材が取り付けられたシール付きベアリングであるので、別途シール部材を設ける必要がなく、部品点数を低減することができる。
本発明に係る車両の車軸支持構造が採用された車両の左側面図である。 図1に示す車両の平面図である。 図1に示す車両の動力伝達機構の要部平面図である。 図1に示す車両の右側面図である。 図1に示す車両のフレーム構造を示す斜視図である。 前輪用独立懸架装置を示す断面図である。 前輪用独立懸架装置を示す側面図である。 アクスルを取り外した状態のナックルを一部切断して示す斜視図である。 後輪用独立懸架装置を示す断面図である。 (a)は、ナックルの断面図であり、(b)は、(a)のX部拡大図である。 (a)〜(c)は、サークリップの位置決め部に係る各変形例を示す要部断面図である。
以下、本発明の車両の車軸支持構造に係る一実施形態について、MUV(マルチ・ユーティリティ・ビークル)を例にとって説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る車両1は、フロントフレーム部2と、センタフレーム部3と、リヤフレーム部4とを有する車体フレーム30を備える。フロントフレーム部2には、左右の前輪5を懸架する前輪用独立懸架装置140が取り付けられ、フロント最終減速機ユニット81、フロントドライブシャフト82等の前輪駆動系や、前輪5を操舵する操舵部材(ステアリングシャフト6、このステアリングシャフト6の上端に取り付けたハンドル7を含む)等が支持されている。
センタフレーム部3には、車幅方向に並んで配置された運転席9および助手席10を構成する一対の乗員用シート11が取り付けられており、乗員の居住空間を構成する。助手席10の下部空間には、燃料タンク12が配設されると共に、運転席9と助手席10との間には、パワーユニットPとフロント最終減速機ユニット81とを連結するフロントプロペラシャフト83が配置されている。
リヤフレーム部4には、左右の後輪15を懸架する後輪用独立懸架装置160が取り付けられ、内燃機関13および変速機14を含むパワーユニットPに加え、リヤプロペラシャフト86、リヤ最終減速機ユニット84、リヤドライブシャフト85等の後輪駆動系等が支持されている。
図3に示すように、リヤフレーム部4に支持されたパワーユニットPは、内燃機関13のクランクシャフト16が車体前後方向に向けて配置された縦置きレイアウトとされている。クランクシャフト16から動力が伝達される出力軸80は、略車体中心線CL上に配置され、その前端は、フロントプロペラシャフト83に連結され、後端はフック式ジョイント89を介してリヤプロペラシャフト86に連結されている。
リヤプロペラシャフト86は、リヤ最終減速機ユニット84に接続されており、内燃機関13の駆動力は、フック式ジョイント89、リヤプロペラシャフト86、リヤ最終減速機ユニット84、及び、リヤ最終減速機ユニット84に接続されたリヤドライブシャフト85を介して左右の後輪15に伝達される。
フロントプロペラシャフト83には、その中間部にリダクションギヤ90が設けられており、フロントプロペラシャフト83は、リダクションギヤ90より後方に配置された第1プロペラシャフト87と、リダクションギヤ90より前方に配置された第2プロペラシャフト88とで構成される。リダクションギヤ90は、前輪5と後輪15を同一方向に回転させるため、第1プロペラシャフト87の回転方向を逆方向に変換して第2プロペラシャフト88に伝達する。これにより、内燃機関13の駆動力は、第1プロペラシャフト87、リダクションギヤ90、第2プロペラシャフト88、フロント最終減速機ユニット81、及び、フロント最終減速機ユニット81に接続されたフロントドライブシャフト82を介して左右の前輪5に伝達される。
図2に示すように、内燃機関13のシリンダヘッド18の後部には、スロットルバルブユニット19がインテークマニホールド20を通じて接続されており、シリンダヘッド18の前部には、排気管120が接続されている。排気管120は、前方に向かって延びた後、Uターンして後方に向かって延び、さらに車体外方に向かって延びた後、車体内方に屈曲して戻り、リヤフレーム部4の略車体中心線CL上に前後方向に向けて配設された消音器122に接続される。
また、スロットルバルブユニット19の後部には、第1及び第2エアクリーナ室111、112を備えたエアクリーナ110がコネクティングチューブ117を介して接続される。エアクリーナ110は、シュノーケル113から外部空気を導入し、第1エアクリーナ室111内のエアクリーナエレメント(図示せず)によって空気中の塵埃を除去する。そして、各エアクリーナ室111,112を接続する接続チューブ(図示せず)を通って第2エアクリーナ室112に導かれ、コネクティングチューブ117から浄化された空気を内燃機関13へ供給する。
さらに、図2及び図4に示すように、内燃機関13には、フロントフレーム部2に配置されたラジエータ24が2本の水配管25によって接続されており、内燃機関13を冷却する冷却水は、水配管25を介してラジエータ24との間を循環する。
なお、図1中、26はフロントカバー、27はインストルメントパネル、28は、中央のカバー部材28aと左右一対のカバー部材28bとからなるセンターコンソールカバー、29はバッテリケースである。
図4及び図5に示すように、車体フレーム30は、車体の左右下部に配置されて前後方向に延び、車体の前方から、フロントロアフレーム31と、センターロアフレーム32と、リヤロアフレーム33とを構成する一対のロアフレーム34を有する。
フロントフレーム部2では、フロントロアフレーム31の先端から、左右一対のフロントアッパフレーム70が上方に向かって延びた後、更に後方に延設されて前アッパクロスメンバ44に連結されて、車体の前部上方を覆っている。フロントロアフレーム31およびフロントアッパフレーム70は、コの字型フレーム71によって互いに結合されている。
また、コの字型フレーム71とフロントアッパフレーム70の立上り部同士は、略L字型に形成されたフロントサスペンション支持パイプ72によって連結されている。
フロントロアフレーム31には、前後に間隔を空けて2個のフロントロアブラケット63aが、フロントサスペンション支持パイプ72には、前後に間隔を空けて2個のフロントアッパブラケット63bがそれぞれ固定されている。また、フロントアッパフレーム70のコの字型フレーム71より前方の車幅方向側方には、後述の左右一対のフロントクッションユニット145の上端を支持するフロントクッション用ブラケット70aが固定されている。
一方、リヤフレーム部4では、左右一対のリヤアッパフレーム75がリヤロアフレーム33の後端から上方に延びた後、内燃機関13を含むパワーユニットPを覆うように屈曲して前方に延設され、センターロアフレーム32の乗員用シート11の後方から上方に延びる一対のセンター起立フレーム40に連結されている。リヤアッパフレーム75の水平部とリヤロアフレーム33とは、下方に向かうにつれて前方に傾斜するリヤ起立フレーム76によって上下方向に連結されている。また、リヤアッパフレーム75の垂直部とリヤ起立フレーム76とは、リヤサスペンション支持パイプ77によって連結されている。
リヤロアフレーム33には、前後に間隔を空けて2個のリヤロアブラケット78aが固定されており、リヤサスペンション支持パイプ77には前後に間隔を空けて2個のリヤアッパブラケット78bが固定されている。また、リヤアッパフレーム75のリヤ起立フレーム76より後方の車幅方向側方には、後述の左右一対のリヤクッションユニット165の上端を支持するフレーム側ブラケット75aが固定されている。
センタフレーム部3では、センターロアフレーム32の車幅方向外側に、センターロアフレーム32の前方に結合された結合パイプ66と、センター起立フレーム40の中間部に連結された結合パイプ67よって各ロアフレーム34とそれぞれ連結される左右一対のサイドフレーム51が前後方向に延びて配置されている。
サイドフレーム51は、前立上り部51aと、後立上り部51bと、前立上り部51aと後立上り部51bとを連結する水平部51cとによって下方に凸の略コの字型に形成されている。
略コの字型のサイドフレーム51は、サイドパイプ52によって前立上り部51aと後立上り部51bとが、前後方向に連結されている。一対のサイドフレーム51の前立上り部51aの端部同士は、前アッパクロスメンバ44によって車幅方向に連結されている。後立上り部51bの中間部と水平部51cの中間部とは、略L字型のシート支持用パイプ53によって連結されている。
一対のサイドフレーム51の前立上り部51aおよび後立上り部51bには、略コの字型に形成された一対のサイドアッパフレーム55が、上方に凸とされて連結されている。一対のサイドアッパフレーム55は、一対のセンター起立フレーム40の上端部が結合される第1アッパクロスメンバ54、2本のルーフクロスメンバ56、57、及び、第1アッパクロスメンバ54とも中間部で連結されるヘッドレスト用クロスメンバ58によって車幅方向に連結されている。
一対のシート支持用パイプ53には、ブラケットを介して第1シートクロスメンバ61が掛け渡されている。また、各サイドフレーム51の後立上り部51bには、1対のセンター起立フレーム40の中間部下方同士を車幅方向に連結する後クロスメンバ64とそれぞれ結合される一対の第2シートクロスメンバ62がブラケットを介して連結されている。これにより、第1及び第2シートクロスメンバ61,62と、これら第1及び第2シートクロスメンバ61、62とを前後方向に連結する連結フレーム65とはシートフレームを構成し、運転席9および助手席10のシートパイプ60(図4参照)はこれらシートフレーム上に取り付けられる。
また、センタフレーム部3には、運転席9と助手席10との間を通り、ロアフレーム34の上方において略車体中心線CL上に前後方向に配置されたセンターパイプ35が設けられる。センターパイプ35は、アッパセンターパイプ36と、ダウンセンターパイプ37と、起立センターパイプ38と、フロントセンターパイプ39と、を備え、各部材36,37,38,39は乗員用シート11より前方の結合点Jで交わり互いに結合されている。
アッパセンターパイプ36は、一対のセンター起立フレーム40同士を連結する後アッパクロスメンバ41の中央に一端が結合されて前方に延びる。ダウンセンターパイプ37は、センターロアフレーム32の乗員用シート11より下方に設けられた後ロアクロスメンバ42の中央に一端が結合されて前上方に延びる。
起立センターパイプ38は、センターロアフレーム32の乗員用シート11前方に設けられた前ロアクロスメンバ43の中央に一端が結合されて後上方に延びる。また、フロントセンターパイプ39は、結合点Jを基点として前方に向かって左右二股に形成された略V字型のパイプ部材であり、左右二股の端部は、フロントアッパフレーム70と前アッパクロスメンバ44との連結部近傍で前アッパクロスメンバ44に連結される。
このように構成されるセンターパイプ35では、結合点J近傍の上方に、シフトレバー105が取り付けられ、また、アッパセンターパイプ36の中間部上方には、サイドブレーキレバー106が取り付けられている。なお、前アッパクロスメンバ44には、サブフレーム107を介して操舵部材であるステアリングシャフト6が取り付けられている。
ここで、図6に示すように、前輪用独立懸架装置140は、車体フレーム30に揺動可能に支持されるフロントロアアーム141とフロントアッパアーム142によって構成される左右一対のサスペンションアーム143と、フロントロアアーム141とフロントアッパアーム142の先端部に揺動可能に取り付けられる左右一対のナックル144と、車体フレーム30とサスペンションアーム143との間に取り付けられる左右のクッションユニット(緩衝器)145と、を有し、前輪5を揺動自在に独立懸架する。
各フロントロアアーム141は、上面視で先端側から基端側に向けて分岐し、その基端部がフロントロアブラケット63aにボルトによって上下揺動可能に軸支されている。また、各フロントアッパアーム142も、上面視で先端側から基端側に向けて分岐し、その基端部がフロントアッパブラケット63bにボルトによって上下揺動可能に軸支されている。
フロントロアアーム141とフロントアッパアーム142の先端部には、それぞれボールジョイント146,147を介してナックル144の上部及び下部が取付孔144a,144b(図10(a)参照)にてそれぞれ連結される。ナックル144には、ハブ148がベアリング149を介して回転自在に支持され、このハブ148の外側に前輪5のホイール5aが接続される。なお、前輪5の内側には、前輪用ブレーキとしてのディスクブレーキ151が構成されている。
フロントアッパアーム142の上面側であって先端寄りの部位には、上方に向けて突出するアーム側ブラケット142aが設けられる。アーム側ブラケット142aには、フロントクッションユニット145の下端部が連結される。一方、各フロントクッションユニット145の上端部は、車体フレーム30のフレーム側ブラケット70aにそれぞれ連結される。
ハブ148を支持するベアリング149は、その軸方向両端部に一対のシール部材149a(図8参照。)を有するシール付きベアリングであり、ナックル144と前輪5のホイール5aとの間のシール、及びナックル144とアクスル(車軸)150との間のシールが不要とされる。
ハブ148の内側には、フロントドライブシャフト82と自在継手152を介して接続されたアクスル150が設けられ、これらによって、エンジン13の動力が前輪側終減速装置81からフロントドライブシャフト82を介してアクスル150及びハブ148に伝達され、前輪5が回転駆動される。
これにより、前輪用独立懸架装置140は、各前輪5に路面からの衝撃荷重が入力されると、フロントロアアーム141及びフロントアッパアーム142を介して左右個別に上下に揺動され、且つ左右クッションユニット145を伸縮させ、よってクッションユニット145の緩衝作用により荷重が緩やかに吸収される。なお、図7中、符号155は、左右前輪5の上下動差を抑えるべくこれらの挙動を抑えるためのスタビライザーを構成する連結ロッドであり、一端がボールジョイント156を介してナックル144に取り付けられている。
アクスル150が貫通するナックル144の車軸孔153には、図8に示すように、車体内方側に小径の段部153aが形成される。また、車軸孔153は、一端に嵌合されたベアリング149より車幅方向外側にベアリング149の外径と略同径のベアリング挿入口153dを開放し、該ベアリング挿入口153dには、ベアリング149が取り付けられる内周面より大径の環状のサークリップ溝153bが形成される。また、車軸孔153のベアリング挿入口側の外側面144aには、該外側面144aからサークリップ溝153bまで至る深さの車軸方向に凹形状の切り欠き部153cが形成される。切り欠き部153cは、少なくともサークリップ溝153bの最下部153b1を含むように車軸孔153の下側に設けられており、サークリップ溝153bに入った水や泥が排出しやすいように構成される。
なお、ナックル144は、切り欠き部153cも含めて鍛造で形成され、サークリップ溝153bは切削により形成される。ここで、図10(b)に示すように、切り欠き部153cの車軸方向深さは、サークリップ溝153bの開口側座部153b2から所定の距離離れ、且つ、ベアリング側座部153b3から所定の距離離れるように設定されており、本実施形態では、サークリップ溝153bの車軸方向略中央に設定されている。このため、切り欠き部153cにおけるサークリップ溝153bがサークリップ溝加工時のばらつきによって凹形状となることなくL字の断面形状となり、確実に排水することができると共に、ベアリング側座部153b3まで加工してしまうのを防ぐことができる。
そして、ベアリング149は、段部153aに突き当たるまで車軸孔153内に挿入され後、一片が切欠かれた環状のサークリップ154をサークリップ溝153bに装着することで、車軸孔153に位置決めされる。
切り欠き部153cの周方向長さは、サークリップ溝153bに装着されたサークリップ154の端部154a間長さよりも長く、サークリップ154の両端部154aにそれぞれ形成された工具挿入孔(工具挿入部)154bは、サークリップ装着時に切り欠き部153cから露出している。従って、ベアリング149を取り外す際には、切り欠き部153cから露出しているサークリップ154の工具挿入孔154bに工具を差し込んで、サークリップ154の両端部154aが近づくようにサークリップ154を変形させることで、サークリップ154をサークリップ溝153cから取り外すことができる。
なお、後輪用独立懸架装置160の車軸の車軸支持構造も前輪用独立懸架装置140の構成と同様である。即ち、図9に示すように、後輪用独立懸架装置160は、車体フレーム30に揺動可能に支持されるリヤロアアーム161とリヤアッパアーム162によって構成される左右一対のサスペンションアーム163と、リヤロアアーム161とリヤアッパアーム162の先端部に揺動可能に取り付けられる左右一対のナックル164と、車体フレーム30とサスペンションアーム163との間に取り付けられる左右のクッションユニット(緩衝器)165と、を有する。
各リヤロアアーム161は、上面視で先端側から基端側に向けて分岐し、その基端部がリヤロアブラケット78aにボルトによって上下揺動可能に軸支されている。また、各リヤアッパアーム162も、上面視で先端側から基端側に向けて分岐し、その基端部がリヤアッパブラケット78bにボルトによって上下揺動可能に軸支されている。
そして、リヤロアアーム161とリヤアッパアーム162の先端部には、ナックル164が揺動可能に取り付けられ、ナックル164に設けられた車軸孔165には、リヤドライブシャフト85から自在継手166を介して接続されるアクスル167が、ハブ168の内側で、ベアリング169を介して軸支されている。この後輪側のナックル164においても、前輪側のナックル144と同様に、ベアリング169が嵌合し、サークリップ溝、切り欠き部が設けられた車軸孔165が形成される。
以上説明したように、本実施形態に係る車両の車軸支持構造によれば、車軸孔のベアリング挿入口側の外側面には、サークリップ154を露出させる深さを有し、車軸方向に凹形状の切り欠き部153cが形成されるので、サークリップ溝153bに装着されたサークリップ154の一部が切り欠き部153cから露出する。これにより、この露出する部分にサークリップ154の端部154aを合わせることで、ベアリング149を傷つけることなくサークリップ154の取り外しを容易に行うことができ、ベアリング149の取り外しを容易に行うことができる。特に、サークリップ154の端部154aが切り欠き部153cから露出しているので、工具挿入孔154bが形成されるサークリップ154の端部154aを環状の内側に設ける必要がなく、簡単な構造のサークリップ154であっても、工具によってベアリング149の内輪を傷つけることなく取り外すことができる。
また、切り欠き部153cは、少なくともサークリップ溝153bの最下部が切り欠き部153cの凹形状領域に入るように車軸孔153の下側に設けられるので、サークリップ溝153bに水や泥が溜まり難く、耐候性・耐摩耗性を向上することができる。
さらに、切り欠き部153cの周方向長さは、サークリップ溝153bに装着されたサークリップ154の端部154a間長さよりも長く、且つ、サークリップ154の両端部154aには工具挿入孔154bがそれぞれ形成され、工具挿入孔154bは、サークリップ154装着時に切り欠き部153cから露出するので、サークリップ装着時に切り欠き部から露出したサークリップ154の工具挿入部154bに工具を差し込んで、サークリップ154を容易に取り外すことができる。
加えて、切り欠き部153cの車軸方向深さは、サークリップ溝153bの開口側座部153b2から所定の距離離れ、且つ、ベアリング側座部153b3から所定の距離離れるように設定したので、切り欠き部153cにおけるサークリップ溝153bがサークリップ溝加工時のばらつきによって凹形状となることなくL字の断面形状となり、確実に排水することができると共に、ベアリング側座部153b3まで加工してしまうのを防ぐことができる。
また、ベアリング149は、軸方向両端部に一対のシール部材149aが取り付けられたシール付きベアリングであるので、別途シール部材を設ける必要がなく、部品点数を低減することができる。
図11(a)〜(c)は、本発明のサークリップの位置決め部に係る各変形例を示す要部断面図である。図11(a)に示すように、サークリップ154には、端部154aを車軸方向外側に折り曲げることで切り欠き部153cと係合して、サークリップ154を周方向に回り止めする位置決め部170が形成される。これにより、車両が転舵した際に外輪となる車輪の下部には車体内方に荷重が掛かり、これに従って、ドライブシャフトは車輪側が下がるように捻れようとし、ベアリング149の下部は車体内方に、ベアリング149の上部は車体外方に力が掛かるが、サークリップ154の端部154aを常に下方に位置させることができるので、ベアリング149を効果的に保持することができる。
また、サークリップ154の位置決め部170は、図11(a)のような折り曲げられた端部154aの代わりに、図11(b)に示すような車軸方向外側に延出する突起や、図11(c)に示すようなサークリップ154の端部154aを車幅方向外側に延出する厚肉部によって構成して、切り欠き部153cと係合させてもよい。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。例えば、本発明においては、MUV(マルチ・ユーティリティ・ビークル)に適用したものとして説明したが、これに限定されるものではなく、4輪以上の車輪を有する任意の形式の車両にも同様に適用することができる。
1 車両
5 前輪
15 後輪
30 車体フレーム
140 前輪用独立懸架装置
141 フロントロアアーム
142 フロントアッパアーム
143 フロントサスペンションアーム
144 ナックル
145 フロントクッションユニット(緩衝器)
149 ベアリング
150 アクスル(車軸)
153 車軸孔
153b サークリップ溝
153c 切り欠き部
153d ベアリング挿入口
154 サークリップ
154b 工具挿入孔(工具挿入部)
160 後輪用独立懸架装置
161 リヤロアアーム
162 リヤアッパアーム
163 リヤサスペンションアーム
164 ナックル
165 リヤクッションユニット(緩衝器)

Claims (6)

  1. 車体フレームに揺動可能に支持されるサスペンションアームと、
    該サスペンションアームに揺動可能に取り付けられ、車軸が貫通する車軸孔を有するナックルと、
    前記車軸孔に嵌合し、前記車軸を回転可能に支持するベアリングと、
    前記車体フレームと前記サスペンションアームとの間に取り付けられる緩衝器と、
    を有し、
    前記車軸孔は、一端に前記嵌合されたベアリングより車幅方向外側にベアリング挿入口を開放し、
    該ベアリング挿入口に形成された環状のサークリップ溝には、前記ベアリングを前記車軸孔に位置決めするため、一片が切欠かれた環状のサークリップが装着された、独立懸架装置を備えた車両の車軸支持構造であって、
    前記車軸孔のベアリング挿入口側の外側面には、前記サークリップを露出させる深さを有し、車軸方向に凹形状の切り欠き部が形成され、
    前記切り欠き部は、少なくとも前記サークリップ溝の最下部が前記切り欠き部の凹形状領域に入るように前記車軸孔の下側に設けられることを特徴とする車両の車軸支持構造。
  2. 車体フレームに揺動可能に支持されるサスペンションアームと、
    該サスペンションアームに揺動可能に取り付けられ、車軸が貫通する車軸孔を有するナックルと、
    前記車軸孔に嵌合し、前記車軸を回転可能に支持するベアリングと、
    前記車体フレームと前記サスペンションアームとの間に取り付けられる緩衝器と、
    を有し、
    前記車軸孔は、一端に前記嵌合されたベアリングより車幅方向外側にベアリング挿入口を開放し、
    該ベアリング挿入口の内周面に形成され、前記ベアリングよりも車幅方向外側に位置する環状のサークリップ溝には、前記ベアリングを前記車軸孔に位置決めした際、一片が切欠かれた環状のサークリップが装着されており、前記サークリップを前記サークリップ溝から取り外すとき、前記サークリップの両端部が近づくように前記サークリップを変形させる、独立懸架装置を備えた車両の車軸支持構造であって、
    前記車軸孔のベアリング挿入口側の外側面には、前記サークリップを露出させる深さを有し、車軸方向に凹形状の切り欠き部が形成され、
    前記切り欠き部は、前記サークリップの両端部にそれぞれ形成された工具挿入部が、サークリップ装着時に前記切り欠き部から露出する周方向長さに形成されると共に、前記サークリップ溝よりも径方向外側で前記ナックルの外周面に亘って形成され
    前記切り欠き部の車軸方向深さは、前記サークリップ溝の開口側座部から所定の距離離れ、且つ、ベアリング側座部から所定の距離離れるように設定したことを特徴とする車両の車軸支持構造。
  3. 前記切り欠き部の周方向長さは、前記サークリップ溝に装着された前記サークリップの端部間長さよりも長く、且つ、
    前記サークリップの両端部には工具挿入部がそれぞれ形成され、該工具挿入部は、前記サークリップ装着時に前記切り欠き部から露出することを特徴とする請求項1に記載の車両の車軸支持構造。
  4. 前記切り欠き部の車軸方向深さは、前記サークリップ溝の開口側座部から所定の距離離れ、且つ、ベアリング側座部から所定の距離離れるように設定したことを特徴とする請求項1又は3に記載の車両の車軸支持構造。
  5. 前記サークリップには、前記切り欠き部と係合して、前記サークリップを周方向に回り止めする位置決め部が形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両の車軸支持構造。
  6. 前記ベアリングは、軸方向両端部に一対のシール部材が取り付けられたシール付きベアリングであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車両の車軸支持構造。
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