JP4861048B2 - シート支持構造 - Google Patents
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Description
この種のものは、マウントラバーの環状溝部の径がシート支持部の開口部と同径に形成され、環状溝部より先端側の挿入部の径が、シート支持部の開口部より大径に形成され、この先端側をシート支持部の開口部に挿入して環状溝部を開口部に係止させ、シートに設けられたガイドピンをマウントラバーの貫通孔に貫通させてシートが支持される(例えば、特許文献1参照)。
また、マウントラバーの先端部がシート支持部の開口部より大径であるため、マウントラバーを挿入するのに力を要し、しかも、環状溝部の径がシート支持部の開口部と同径であるため、この環状溝部の嵌め込みにも力を要し、マウントラバーの組み付け作業が難しかった。
上記構成において、前記マウントラバー(160)の係止溝部(163)より先端側の挿入部(164)を、前記シート支持部(150)の開口部(151)に挿入し、前記マウントラバー(160)の本体部(162)の径を前記挿入部(164)の径よりも大きく形成することが好ましい。この構成によれば、シート支持部の開口部にマウントラバーを挿入した際に、マウントラバーの本体部が開口部を通過せずにシート支持部に支持されるので、マウントラバーの脱落を確実に防止することができる。
また、上記構成において、前記マウントラバー(160)の挿入部(164)の径が前記シート支持部(150)の開口部(151)の径よりも大きいことを特徴とする。この構成によれば、マウントラバーを開口部から抜けにくくすることができる。
この構成において、前記ピンが車体外方側又は車体内方側のいずれかに傾斜部(106A)を有することが好ましい。この構成によれば、ピンを先細にしてマウントラバーの貫通孔に挿入し易くなり、かつ、ピンを挿入していくと、傾斜部が、マウントラバーの貫通孔の車体外方側又は車体内方側に当接し、マウントラバーをその係止溝部の溝壁の一部が開口部の車体外方又は車体内方の開口壁に押し当たる位置に移動させることができ、シート装着作業が容易となる。
また、上記構成において、前記シート(29)は、シート底板(100)から延出して前記シートレール(43)の内側面近傍に位置する位置決め部材(103)を備えることが好ましい。この構成によれば、位置決め部材がシートを装着位置に案内する案内部材及びシートの横ずれを防止する横ずれ防止部材として機能すると共に、シートを脱着した際に、位置決め部材をシートの足に使用してシートを自立させることができ、シートを単体で置いた場合に生じるシート表皮の傷付き等を防止することができる。この位置決め部材は、シート底板よりも下方に延出することが好ましい。この構成によれば、シートを装着する際に、位置決め部材が最先にシートレール内側を通るので、シートを装着位置に確実に案内することができる。
また、係止溝部の径を、シート支持部の開口部の径より小さく形成したので、シート支持部の開口部内でマウントラバーの移動自由度を広く確保でき、マウントラバーの組み付け作業をより容易にすることができる。
また、マウントラバーの本体部の径を挿入部の径よりも大きく形成したので、マウントラバーの本体部が開口部を通過せず、マウントラバーの脱落を確実に防止することができる。
また、マウントラバーの挿入部の径がシート支持部の開口部の径よりも大きいので、マウントラバーを開口部から抜けにくくすることができる。
また、シートの被支持部がシート底板から突出したピンであるので、シートが車体左右方向にスライドする際、シートの加重をピンを介してマウントラバーで受けることができる。
また、ピンの先端がマウントラバーの貫通孔を貫通しないので、ピンをマウントラバーに奧まで挿入するのが容易となり、かつ、ピンがマウントラバーの本体部内に位置し、シートが加重を受けてスライドする際、マウントラバーの本体部の撓みで上記加重を受けることができる。
また、シートはシート底板から延出してシートレールの内側面近傍に位置する位置決め部材を備えるので、位置決め部材がシートを装着位置に案内する案内部材及びシートの横ずれを防止する横ずれ防止部材として機能すると共に、シートを脱着した際に、位置決め部材をシートの足に使用してシートを自立させることができ、シート表皮の傷付き等を防止することができる。この場合、位置決め部材をシート底板よりも下方に延出させることにより、シートを装着する際に位置決め部材が最先にシートレール内側を通り、シートを装着位置に確実に案内することができる。
図1は本発明の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図であり、図2はその上面図である。この鞍乗り型車両1は、ATV(All Terrain Vehicle)車(不整地走行車両)に分類される4輪車両であり、農業、牧畜業、狩猟、安全監視等の移動用、或いはレジャー用に適した車両であり、小形軽量に構成された車体の前後に比較的大径の低圧バルーンタイヤである左右の前輪2及び後輪3を備え、最低地上高を大きく確保して不整地の走破性を高めている。
具体的には、サブフレーム60は、ブラケット49に連結されて車体後方に延びる左右一対のサブロアパイプ61と、各サブロアパイプ61の前端部近傍から後上がりに延びた後に屈曲してサブロアパイプ61と略並行に後方に延びる左右一対のサブアッパパイプ62と、サブアッパパイプ62の後部から前上がりに延びてその前端部がブラケット48に連結される左右一対のエクステンションパイプ63と、サブアッパパイプ62及びサブロアパイプ61の後端部近傍を上下に連結する左右一対のリヤメンバ64とを主として左右一対の閉ループ構造体を形成し、これらを複数のクロスメンバを介して結合することで、車幅中央部においてフレーム本体4a後部に連なるボックス構造を形成している。また、サブフレーム60に囲まれる間隙内にはファイナルギヤケース12が支持されると共に、このファイナルギヤケース12の前側に、後輪3用のプロペラシャフト9に同軸固定されたブレーキディスク17aにパッドを押しつけるブレーキキャリパ17bが支持されている。
シート29は、図3に示すように、シートフレームとして機能するシート底板100を有し、このシート底板100は、燃料タンク28を覆うタンクカバー(車体カバー32の一部)に沿って後下がりに緩やかに傾斜する前部傾斜部100Aと、この前部傾斜部100Aの後端に連なり、シートレールを兼ねるリヤアッパパイプ43に沿って車体後方へ延出する後部延出部100Bとが樹脂材料により一体に形成されている。
このストッパ110は、ストッパ支持部105に支持される支持部105Aからシート後方へ延びるレバー部110Aと、支持部105Aから下方に延びてその下端に爪部110B1が形成された係止部110Bとを一体に備え、支持部105Aを支点にレバー部110Aが上下に揺動自在に支持されると共に、図示せぬ付勢部材によりレバー部110Aが下側へ付勢されている。
この中央開口部152は、シート29を装着する際に、レバー部110Aを上げた状態でストッパ110の係止部110Bを挿脱可能な開口に形成され、係止部110Bが挿入した状態で付勢部材の付勢力でレバー部110Aが下がると、係止部110Bの爪部110B1がシート支持板150に係合し、当該シート29をシート支持板150に保持させる。一方、ユーザ(運転者等)がレバー部110Aを上げると、爪部110B1とシート支持板150との係合が解かれ、シート29を外すことが可能になる。
以上の構成により、マウントラバー160の挿入部164をシート支持板150の開口部151に挿入すると、マウントラバー160の本体部162の下面が開口部151の周縁部上面に当接し、マウントラバー160の係止溝部163が開口部151内に位置した状態で、マウントラバー160がシート支持板150に支持される。この場合、マウントラバー160の係止溝部163の外径D2が、開口部151の内径D4未満の径とされているので、マウントラバー160は、係止溝部163が開口部151内を移動可能な範囲で、車体左右方向等に移動可能となっている。
従って、シート底板100の左右のガイドピン106を、マウントラバー160の貫通孔161に挿入した状態(図7参照)では、各マウントラバー160の係止溝部163の溝壁の一部が、開口部151の車体外方の内壁に各々押し当たる位置に移動し、シート29の車体左右方向の移動が規制されてシート29の左右装着位置が位置決めされる。
また、このシート底板100には、図4に示すように、複数のゴム製のラバー170が間隔を空けて装着され、シート装着時に、各ラバー170がシート29とリヤアッパパイプ43との間に挟まれ、これらラバー170及びマウントラバー160により車体フレーム4からシート29に伝わる衝撃や振動が緩和される。
これにより、上記爪部101、位置決め用フック102、マウントラバー160、170及びストッパ110により、シート29の上下方向装着位置が位置決めされてシート29の浮き上がり等が確実に防止されると共に、マウントラバー160及びラバー170により車体フレーム4とシート29との間の上下振動等が緩和される。
また、マウントラバー160の係止溝部163より先端側の挿入部164の径を、シート支持板150の開口部151の径と略同径に形成したので、マウントラバー160を開口部151に容易に挿入することができ、マウントラバー160の組み付け作業が容易になる。
また、マウントラバー160の本体部162の径を、挿入部164の径よりも大きくしたので、開口部151にマウントラバー160を挿入した際に、本体部162が開口部151を通過せずにシート支持板150上に支持され、マウントラバー160の脱落を確実に防止することができる。
また、マウントラバー160の挿入部164の径を、シート支持板150の開口部151の径よりも若干大きくし、係止溝部163の径をシート支持板150の開口部151の径よりも小さくしたので、マウントラバー160の組み付け時に開口部151に入れやすく、かつ、開口部151から抜けにくくすることができる。
また、シート底板100には、シート29を装着した際に、各リヤアッパパイプ43の内側面近傍に延出する左右一対の位置決め用プレート103が設けられるので、これら位置決め用プレート103によってもシート29の横ずれを防止することができる。しかも、この位置決め用プレート103がシート底板100から下方に延出するので、シート29を装着する際に位置決め用プレート103が最先に各リヤアッパパイプ43の内側を通り、シート29を装着位置に確実に案内することができ、かつ、シート29を脱着した際に、これら位置決め用プレート103とストッパ支持部105とをシート29の足として使用することにより、シート29を自立させることができ、シート29を単体で置いた場合に生じるシート表皮の傷付き等を防止することができる。なお、位置決め用プレート103は、左右一対に限らず、例えば、車体フレーム4にクロスメンバを設け、クロスメンバに位置決め用プレートの受け部を設け、単体の位置決め用プレートを受け部で受けてシート29を位置決めするようにしてもよく、位置決め用プレートの数は単数または複数のいずれも適用可能である。
例えば、図8に示すように、シート底板100の左右のガイドピン106の間隔WPaを、シート支持板150の左右の開口部151の間隔WHaよりも短い値に設定し、より具体的には、図9に示すように、各マウントラバー160の係止溝部163の溝壁の一部を、開口部151の車体内方の内壁(開口壁)に押し当てた位置における各マウントラバー160の貫通孔161の間隔と一致する間隔に設定してもよい。
マウントラバー160の挿入部164の径は、少なくとも開口部151の径よりも大径に形成されていればよく、これによれば、マウントラバー160の係止溝部163の溝壁の一部が開口部151の車体内方の開口壁に当接したシート装着状態からシート29が脱着された場合に、係止溝部163より大径の挿入部164が、シート支持板150に引っかかって上方に抜けることが防止され、マウントラバー160がシート29のガイドピン106と共に抜けてしまう場合を確実に回避できる。
また、上述の実施形態では、四輪の鞍乗り型車両に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、三輪の鞍乗り型車両等の各種車両のシート支持構造に広く適用が可能である。
2 前輪
3 後輪
4 車体フレーム
4a フレーム本体
5 エンジン
28 燃料タンク
29 シート
32 車体カバー
43 リヤアッパパイプ(シートレール)
60 サブフレーム
100 シート底板
101 爪部
102 位置決め用フック
103 位置決め用プレート(位置決め部材)
105 ストッパ支持部
106 ガイドピン(被支持部)
106A 傾斜部
110 ストッパ
150 シート支持板(シート支持部)
151 開口部
152 中央開口部
160 マウントラバー
161 貫通孔
162 本体部
163 係止溝部
164 挿入部
Claims (9)
- 車両のシートレール(43)に形成したシート支持部(150)の開口部(151)にマウントラバー(160)の外周部に形成した係止溝部(163)を係止し、マウントラバー(160)の貫通孔(161)にシート(29)の被支持部(106)を挿入してシート(29)を支持したシート支持構造において、
前記シート(29)には、対となる前記被支持部(106)が間隔を空けて配設されると共に、前記シート支持部(150)には、前記被支持部(106)と同数対の前記開口部(151)が間隔を空けて配置され、
対となる前記被支持部(106)の間隔を、対となる前記開口部(151)の間隔と異ならせ、前記マウントラバー(160)が前記開口部(151)内で径方向に移動して前記係止溝部(163)の一部を前記開口部(151)に各々押し当てた状態の前記マウントラバー(160)の各貫通孔(161)と同間隔に形成したことを特徴とするシート支持構造。 - 前記係止溝部(163)の径を前記シート支持部(150)の開口部(151)の径より小さく形成したことを特徴とする請求項1に記載のシート支持構造。
- 前記マウントラバー(160)の係止溝部(163)より先端側の挿入部(164)を、前記シート支持部(150)の開口部(151)に挿入し、
前記マウントラバー(160)の本体部(162)の径を前記挿入部(164)の径よりも大きく形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート支持構造。 - 前記マウントラバー(160)の係止溝部(163)より先端側の挿入部(164)を、前記シート支持部(150)の開口部(151)に挿入し、
前記マウントラバー(160)の挿入部(164)の径が前記シート支持部(150)の開口部(151)の径よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート支持構造。 - 前記シート(29)の被支持部(106)がシート底板(100)から突出したピンであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシート支持構造。
- 前記ピンが車体外方側又は車体内方側のいずれかに傾斜部(106A)を有したことを特徴とする請求項5に記載のシート支持構造。
- 前記ピンの先端が前記マウントラバー(160)の貫通孔(161)を貫通しないことを特徴とする請求項5又は6に記載のシート支持構造。
- 前記シート(29)は、シート底板(100)から延出して前記シートレール(43)の内側面近傍に位置する位置決め部材(103)を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のシート支持構造。
- 前記位置決め部材(103)は、前記シート底板(100)よりも下方に延出することを特徴とする請求項8に記載のシート支持構造。
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