JP4730890B2 - 車輌フレーム - Google Patents
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Description
又、前記ミッションケースを支持する部分は、該ミッションケースの外形状に合わせる為に複雑な形状を要する為、溶接加工や曲げ加工等を要し、結果として、製造コストの高騰化を招いていた。
このように、前記エンジン及び前記ミッションケースの幅が異なる場合において、前記メインフレーム全体が板金製とされていると、以下に示す不都合が生じる。
全体が板金製とされた従来のメインフレームにおいて、斯かる要望に応える為には、該メインフレームに曲げ加工を施す必要があり、製造コストの高騰化と共に、曲げ部への応力集中という問題が生じる。
好ましくは、前記板金フレームの後端部及び前記鋳造フレームの前端部は重合された状態で、且つ、車輌長手方向に関し異なる位置で締結可能とされる。
従って、前記エンジンを支持する部分は該エンジンの幅に対応した車輌幅方向間隔を有し且つ前記ミッションケースを支持する部分は該ミッションケースの幅に対応した車輌幅方向間隔を有するように、一対のメインフレームを形成でき、これにより、製造コストの低減を図ることができる。
図1に、本実施の形態に係る車輌フレーム100が適用された乗用トラクタ1の斜視図を示す。
図2に、前記乗用トラクタ1における一部の構成部品を取り除いた状態の斜視図を示す。
前記車輌フレーム100は、図2〜図5に示すように、車輌長手方向に延びる一対のメインフレーム110と、前記一対のメインフレームを連結するように車輌幅方向に延びるクロスフレーム200とを有している。
好ましくは、該エンジンは、振動吸収ユニット11(図2参照)を介して前記一対のメインフレーム110に支持され、これにより、前記エンジンの振動が前記一対のメインフレーム110に伝播することを有効に防止又は低減できる。
斯かる振動吸収ユニット11は、前記エンジンに連結されるエンジン側ステーと、前記メインフレーム110に連結されるフレーム側ステーと、前記エンジン側ステー及び前記フレーム側ステーの間に介挿されるゴム等の振動吸収部材とを有し得る。
該トランスミッション20は、人為操作に基づき前記エンジンからの回動力を変速して前記主駆動輪30及び前記副駆動輪50へ伝達する走行系伝動経路と、人為操作に基づき前記エンジンからの回転動力を選択的に外部へ出力するPTO系伝動経路とを有し得る。
本実施の形態においては、前記一対のデフヨーク軸24は、減速ギヤ列(図示せず)及び主駆動車軸31(図1参照)を介して、それぞれ、対応する前記主駆動輪30に作動連結されている。
該前輪動力取出機構は、一端部が外方へ突出するように前記ミッションケース21に支持された前輪動力取出軸26(図5参照)を有している。
前記前輪動力取出軸26は、両端部が自在継ぎ手が備えられた伝動軸を介して、車輌前方に配設される前記フロントアクスル40(図1参照)内の副駆動輪用ディファレンシャル機構(図示せず)に作動連結される。
図3〜図5に示すように、前記車輌フレーム100は、車輌長手方向に沿って互いに略平行に延びる一対のメインフレーム110と、前記一対のメインフレーム110を連結するように車輌幅方向の延びるクロスフレーム200とを有している。
図3〜図8に示すように、前記一対のメインフレーム110は、前記エンジンを支持し得るように車輌長手方向前方側において車輌長手方向に沿って延びる一対の第1フレーム120と、前記ミッションケース21を支持し得るように車輌長手方向後方側において車輌長手方向に延びる一対の第2フレーム130とを備えている。
そして、前記一対の第1フレーム120の後端部及び一対の前記第2フレーム130の前端部が、それぞれ、締結されている。
本実施の形態においては、図3〜図8に示すように、前記第1及び第2フレーム120,130は、それぞれ、板金フレーム及び鋳造フレームとされている。
詳しくは、前記クロスフレーム200は、図3及び図5に示すように、前記一対の板金フレーム120の前端部同士を連結する第1クロスフレーム210と、前記一対の板金フレーム120の後端部同士を連結する第2クロスフレーム220とを有している。
斯かる車輌フレーム100においては、該一対のメインフレーム110に対して曲げ加工を行うことなく、該一対のメインフレーム110の車輌幅方向間隔を、前記エンジンを支持する領域については該エンジンの幅に対応させ、且つ、前記ミッションケース21を支持する領域については該ミッションケース21に対応させることができる。
詳しくは、前記一対の板金フレーム120は、図5及び図8に示すように、互いの車輌幅方向間隔が車輌長手方向全域に亘って同一となるように直線状とされている。
一方、前記一対の鋳造フレーム130は、前記板金フレーム120に連結される前方領域131と、前記前方領域131より後方に位置し且つ前記ミッションケース21を支持する後方領域133とを有している。
該一対の鋳造フレーム130は、前記前方領域131においては、前記一対の板金フレーム120の車輌幅方向間隔に対応した車輌幅方向間隔を有し、且つ、前記後方領域133においては、前記ミッションケース21の車輌幅方向長さに対応した車輌幅方向間隔を有するように、形成されている。
従って、前記一対の板金フレーム120に曲げ加工や溶接等を行うことなく、前記一対のメインフレーム110の車輌幅方向間隔を、前記エンジンを支持する領域は該エンジンの幅に対応させ、且つ、前記ミッションケース21を支持する領域は該ミッションケース21の幅に対応させることができ、これにより、板金フレームに曲げ加工や溶接等を施していた従来構成に比して、製造コストの低廉化及び強度向上を図ることができる。
斯かる構成を備えることにより、車輌フレーム全体が鋼材製又は鋼板製とされているものに比して、軽量化を図ることができる。
図5及び図8に示すように、前記前方領域131は、平面視において車輌前後方向に沿って略直線状に延びており、前記板金フレーム120の後端部と重合された状態で該板金フレーム120に連結されている。
即ち、本実施の形態においては、前記ミッションケース21は、前記一対の鋳造フレーム130における前記後方領域133の内側面によって挟持されている。
即ち、本実施の形態においては、前記前方領域131と前記テーパ領域132との境界部分、及び、前記テーパ領域132と前記後方領域133との境界部分が、前記曲げ部を構成している。
例えば、前記前方領域131の後端部を後方へ延在させ且つ前記後方領域133の前端部を前方へ延在させて、両者の間を車輌幅方向に延びる中間領域によって連結するように、前記鋳造フレーム130を形成することも可能である。
斯かる構成を備えることにより、前記メインフレーム110全体の車輌前後長さを容易に変更することができる。
斯かるリブ135を備えることにより、前記鋳造フレーム130の軽量化及び強度向上を図ることができる。
図9に、車輌設置状態における前記鋳造フレーム130の右側面図を示す。
又、前記軸受部136は、前記ミッションケース21との連結部や、前記板金フレーム120の連結部としても用いることができる。
斯かる水平領域137は、前記乗用トラクタ1に備えられるステップ台90(図1参照)の載置面として使用され得る。
即ち、該水平領域137を備えることにより、前記鋳造フレーム130に連結されるステップ台支持ステー91(図3〜図5参照)との共働下に、前記ステップ台90を安定的に支持することができる。
なお、本実施の形態においては、前記前方領域131が前記水平領域137を構成している。
即ち、前記前方領域131は前記板金フレーム120に対応した上下長さとし、且つ、前記後方領域133は前記ミッションケース21に対応した上下長さとすることができる。
斯かる構成を備えることにより、前記板金フレーム120を単純な直線状の板部材によって形成しつつ、前記エンジン及び前記ミッションケース21をそれぞれ所望高さに配設することができる。
又、前記鋳造フレーム130における下面は、前記後方領域133の下端部が前記ミッションケース21の下端部に連結されるように、後方へ行くに従って下方に位置するようなっている。
斯かる構成を備えることにより、前記ミッションケース21を確実に支持しつつ、鋳造フレーム130の軽量化を図ることができる。
21 ミッションケース
90 ステップ台
100 車輌フレーム
110 メインフレーム
120 板金フレーム
130 鋳造フレーム
131 前方領域
132 テーパ領域
133 後方領域
135 リブ
136 軸受部
137 水平領域
Claims (6)
- 車輌長手方向に沿って互いに略平行に延びる一対のメインフレームを含む車輌フレームであって、
前記メインフレームは、エンジンを支持し得るように車輌長手方向前方側において車輌長手方向に沿って延びる板金フレームと、ミッションケースを支持し得るように車輌長手方向後方側において車輌長手方向に延びる鋳造フレームとを備え、
前記鋳造フレームは、車輌前後方向に沿って延び且つ前記板金フレームの後端部に重合された状態で締結される前方領域と、車輌前後方向に沿って延び且つ内側面が前記ミッションケースの外側面に当接された状態で前記ミッションケースに連結される後方領域と、車輌長手方向に関し前記前方領域及び前記後方領域の間に位置し且つ後方へ行くに従って車輌幅方向外方に位置するように傾斜されたテーパ領域とを有していることを特徴とする車輌フレーム。 - 前記板金フレーム及び前記鋳造フレームは、車輌長手方向に関し異なる位置で締結可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の車輌フレーム。
- 前記鋳造フレームは、車輌設置状態を基準にして車輌幅方向外方を向く外側面又は車輌幅方向内方を向く内側面の少なくとも一方に、リブが一体形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車輌フレーム。
- 前記鋳造フレームの少なくとも一部は、車輌設置状態を基準にして側面視において上面が略水平に延びる水平領域とされており、
前記水平領域は、ステップ台が載置されるように構成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の車輌フレーム。 - 前記鋳造フレームは、前記前方領域における上下方向長さと前記後方領域における上下方向長さとが異なるように形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の車輌フレーム。
- 前記板金フレームは鋼材製又は鋼板製とされ、
前記鋳造フレームはアルミ製とされていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の車輌フレーム。
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