JP2007050858A - 車輌フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 可及的に構造簡略化を図り得る車輌フレームを提供する。
【解決手段】 車輌長手方向に沿って互いに略平行に延びる一対のメインフレームを含む車輌フレームであって、前記メインフレームは、エンジンを支持し得るように車輌長手方向前方側において車輌長手方向に沿って延びる第1フレームと、ミッションケースを支持し得るように車輌長手方向後方側において車輌長手方向に延びる第2フレームとを備える。前記第1フレームの後端部及び前記第2フレームの前端部は互いに締結されている。好ましくは、前記第1及び第2フレームは、それぞれ、板金フレーム及び鋳造フレームとされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、乗用トラクタ等の作業車輌における車輌フレームに関する。
従来、乗用トラクタ等の作業車輌における車輌フレームとして、車輌長手方向に沿って互いに平行に延びる一対のメインフレームと、該一対のメインフレームを連結するように車輌幅方向に延びるクロスフレームとによって構成されたものが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
斯かる車輌フレームは、車輌前方側にエンジンが配設され、且つ、該エンジンから離間された状態で車輌後方側にミッションケースが配設される車輌レイアウトを備えた作業車輌において、特に有用である。
しかしながら、従来の車輌フレームにおいては、前記メインフレーム全体が板金製とされており、従って、十分な強度を得る為に複雑な補強構造が必要であった。
又、前記ミッションケースを支持する部分は、該ミッションケースの外形状に合わせる為に複雑な形状を要する為、溶接加工や曲げ加工等を要し、結果として、製造コストの高騰化を招いていた。
さらに、前記エンジン及び前記ミッションケースは、車輌仕様や要望に応じて種々のサイズのものが使用されるが、多くの場合には、該エンジン及びミッションケースは互いに異なる幅(車輌幅方向長さ)を有している。
このように、前記エンジン及び前記ミッションケースの幅が異なる場合において、前記メインフレーム全体が板金製とされていると、以下に示す不都合が生じる。
即ち、可及的に車輌フレームの小型化を図る為には、前記一対のメインフレームのうち前記エンジンを支持する部分は該エンジンの幅に対応した間隔で配置し、且つ、前記一対のメインフレームのうち前記ミッションケースを支持する部分は該ミッションケースの幅に対応した間隔で配置するのが好ましい。
全体が板金製とされた従来のメインフレームにおいて、斯かる要望に応える為には、該メインフレームに曲げ加工を施す必要があり、製造コストの高騰化と共に、曲げ部への応力集中という問題が生じる。
特開2003−212147号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、作業車輌に適用される車輌フレームであって、可及的に構造簡略化を図り得る車輌フレームの提供を、一の目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、車輌長手方向に沿って互いに略平行に延びる一対のメインフレームを含む車輌フレームであって、前記メインフレームは、エンジンを支持し得るように車輌長手方向前方側において車輌長手方向に沿って延びる第1フレームと、ミッションケースを支持し得るように車輌長手方向後方側において車輌長手方向に延びる第2フレームとを備え、前記第1フレームの後端部及び前記第2フレームの前端部が締結されている車輌フレームを提供する。
好ましくは、前記板金フレームの後端部及び前記鋳造フレームの前端部は重合された状態で、且つ、車輌長手方向に関し異なる位置で締結可能とされる。
好ましい一態様においては、前記第1フレームは板金フレームとされ、前記第2フレームは鋳造フレームとされる。
前記鋳造フレームは、車輌設置状態を基準にして車輌幅方向外方を向く外側面又は車輌幅方向内方を向く内側面の少なくとも一方に、リブが一体形成され得る。
前記一態様において、好ましくは、前記鋳造フレームの少なくとも一部は、車輌設置状態を基準にして側面視において上面が略水平に延びる水平領域とされる。該水平領域は、ステップ台が載置されるように構成される。
又、前記一態様において、好ましくは、前記一対の板金フレームは、互いの車輌幅方向間隔が車輌長手方向全域に亘って同一となるように直線状とされ、且つ、前記一対の鋳造フレームは、前記板金フレームに連結される前方領域と、前記前方領域より後方に位置し且つ前記ミッションケースを支持する後方領域とを有し、前記前方領域における車輌幅方向間隔と前記後方領域における車輌幅方向間隔とが異なるように形成される。
好ましくは、前記鋳造フレームは、前記前方領域における上下方向長さと前記後方領域における上下方向長さとが異なるように形成される。
前記一態様において、前記鋳造フレームは、車輌設置状態を基準にして車輌幅方向外方を向く外側面又は車輌幅方向内方を向く内側面の少なくとも一方に、車輌幅方向に沿った軸受部が一体形成される。前記軸受部には、ボス部,軸受孔又は連結孔が含まれる。
好ましくは、前記板金フレームは鋼材製又は鋼板製とされ、且つ、前記鋳造フレームはアルミ製とされる。
以上のように、本発明に係る車輌フレームによれば、エンジンを支持する第1フレームと、ミッションケースを支持する第2フレームとが互いに締結されることによってメインフレームが形成されている。
従って、前記エンジンを支持する部分は該エンジンの幅に対応した車輌幅方向間隔を有し且つ前記ミッションケースを支持する部分は該ミッションケースの幅に対応した車輌幅方向間隔を有するように、一対のメインフレームを形成でき、これにより、製造コストの低減を図ることができる。
さらに、前記第1フレームを板金フレームによって形成し且つ前記第2フレームを鋳造フレームによって形成すれば、板金フレームへの曲げ加工や溶接加工等の追加加工を不要化又は低減しつつ、補強構造の不要化又は簡略化を図ることができる。従って、メインフレーム全体が板金製とされていた従来構成に比して、これにより、車輌フレーム全体の構造簡略化を図ることができる。
以下、本発明に係る車輌フレームの好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施の形態に係る車輌フレーム100が適用された乗用トラクタ1の斜視図を示す。
まず、前記乗用トラクタ1の構成について説明する。
図2に、前記乗用トラクタ1における一部の構成部品を取り除いた状態の斜視図を示す。
図1及び図2に示すように、前記乗用トラクタ1は、本実施の形態に係る前記車輌フレーム100と、前記車輌フレーム100の車輌前後方向一方側(本実施の形態においては前方側)に支持されたエンジン(図示せず)と、前記エンジンからの動力を変速するトランスミッション20であって、該エンジンから車輌前後方向に離間した位置において前記車輌フレーム100に支持されたトランスミッション20と、前記トランスミッション20によって変速された回転動力によって回転駆動される主駆動輪(本実施の形態においては後輪30)と、車輌前後方向一方側(本実施の形態においては前方)に配設されたフロントアクスルケース40と、前記トランスミッション20によって変速された回転動力によって回転駆動可能とされた副駆動輪(本実施の形態においては前輪50)と、前記車輌フレーム100に支持された運転席60と、前記運転席60の前方に配設されたステアリング機構70と、前記運転席60の近傍に配設された変速操作機構80とを備えている。
図3〜図5に、それぞれ、前記トランスミッション20が連結された状態の前記車輌フレーム100の斜視図,側面図及び平面図を示す。
前記車輌フレーム100は、図2〜図5に示すように、車輌長手方向に延びる一対のメインフレーム110と、前記一対のメインフレームを連結するように車輌幅方向に延びるクロスフレーム200とを有している。
前記エンジンは、車輌前後方向一方側(本実施の形態においては前方側)において前記一対のメインフレーム110に支持されている。
好ましくは、該エンジンは、振動吸収ユニット11(図2参照)を介して前記一対のメインフレーム110に支持され、これにより、前記エンジンの振動が前記一対のメインフレーム110に伝播することを有効に防止又は低減できる。
斯かる振動吸収ユニット11は、前記エンジンに連結されるエンジン側ステーと、前記メインフレーム110に連結されるフレーム側ステーと、前記エンジン側ステー及び前記フレーム側ステーの間に介挿されるゴム等の振動吸収部材とを有し得る。
前記トランスミッション20は、前記エンジンから車輌前後方向に離間された位置(本実施の形態においては後方)において前記一対のメインフレーム110に支持されている。
該トランスミッション20は、人為操作に基づき前記エンジンからの回動力を変速して前記主駆動輪30及び前記副駆動輪50へ伝達する走行系伝動経路と、人為操作に基づき前記エンジンからの回転動力を選択的に外部へ出力するPTO系伝動経路とを有し得る。
本実施の形態においては、図3〜図5に示すように、前記トランスミッション20は、前記一対のメインフレーム110に支持される箱形のミッションケース21と、前記ミッションケース21の前面に連結されるHST22と、前記ミッションケース21内に収容された走行系変速ギヤ機構であって、前記HST22のモータ出力を変速する走行系変速ギヤ機構(図示せず)と、前記走行系変速ギヤ機構からの出力を左右一対の主駆動輪30に差動伝達するように前記ミッションケース21内に収容された主駆動輪用ディファレンシャルギヤ機構23と、前記HST22のポンプ入力を受けるように前記ミッションケース21内に収容されたPTO系クラッチ機構(図示せず)と、前記PTO系クラッチ機構の従動側に作動連結されたPTO軸25とを有している。
なお、図3〜図5中における符号24は、前記主駆動輪用ディファレンシャルギヤ機構23における一対のデフヨーク軸である。
本実施の形態においては、前記一対のデフヨーク軸24は、減速ギヤ列(図示せず)及び主駆動車軸31(図1参照)を介して、それぞれ、対応する前記主駆動輪30に作動連結されている。
又、本実施の形態においては、前記トランスミッション20は、さらに、人為操作に基づき前記走行系変速ギヤ機構の出力を副駆動輪(本実施の形態においては前輪50)へ向けて出力する前輪動力取出機構を備えている。
該前輪動力取出機構は、一端部が外方へ突出するように前記ミッションケース21に支持された前輪動力取出軸26(図5参照)を有している。
前記前輪動力取出軸26は、両端部が自在継ぎ手が備えられた伝動軸を介して、車輌前方に配設される前記フロントアクスル40(図1参照)内の副駆動輪用ディファレンシャル機構(図示せず)に作動連結される。
ここで、前記車輌フレーム100の詳細構成について説明する。
図3〜図5に示すように、前記車輌フレーム100は、車輌長手方向に沿って互いに略平行に延びる一対のメインフレーム110と、前記一対のメインフレーム110を連結するように車輌幅方向の延びるクロスフレーム200とを有している。
図6〜図8に、それぞれ、前記一対のメインフレーム110の斜視図,側面図及び平面図を示す。
図3〜図8に示すように、前記一対のメインフレーム110は、前記エンジンを支持し得るように車輌長手方向前方側において車輌長手方向に沿って延びる一対の第1フレーム120と、前記ミッションケース21を支持し得るように車輌長手方向後方側において車輌長手方向に延びる一対の第2フレーム130とを備えている。
そして、前記一対の第1フレーム120の後端部及び一対の前記第2フレーム130の前端部が、それぞれ、締結されている。
本実施の形態においては、図3〜図8に示すように、前記第1及び第2フレーム120,130は、それぞれ、板金フレーム及び鋳造フレームとされている。
本実施の形態においては、前記クロスフレーム200は、前記一対の板金フレーム120の間を連結するように配設されている。
詳しくは、前記クロスフレーム200は、図3及び図5に示すように、前記一対の板金フレーム120の前端部同士を連結する第1クロスフレーム210と、前記一対の板金フレーム120の後端部同士を連結する第2クロスフレーム220とを有している。
このように、本実施の形態に係る車輌フレーム100においては、前記エンジンを支持する前記板金フレーム120と、前記ミッションケース21を支持する前記鋳造フレーム130とによって、車輌長手方向に延びるメインフレーム110が形成されている。
斯かる車輌フレーム100においては、該一対のメインフレーム110に対して曲げ加工を行うことなく、該一対のメインフレーム110の車輌幅方向間隔を、前記エンジンを支持する領域については該エンジンの幅に対応させ、且つ、前記ミッションケース21を支持する領域については該ミッションケース21に対応させることができる。
即ち、メインフレームが全て板金製とされていた従来構成において、エンジンを支持する領域における一対のメインフレームの車輌幅方向間隔と、ミッションケースを支持する領域における一対のメインフレームの車輌幅方向間隔とを異ならせる場合には、該メインフレームに対して曲げ加工及び/又は溶接加工を行う必要があり、これにより、製造コストの高騰及び曲げ部への応力集中という問題が生じる。
これに対し、本実施の形態においては、前述の通り、互いに連結される前記板金フレーム120及び前記鋳造フレーム130によって、前記メインフレーム110を形成している。
詳しくは、前記一対の板金フレーム120は、図5及び図8に示すように、互いの車輌幅方向間隔が車輌長手方向全域に亘って同一となるように直線状とされている。
一方、前記一対の鋳造フレーム130は、前記板金フレーム120に連結される前方領域131と、前記前方領域131より後方に位置し且つ前記ミッションケース21を支持する後方領域133とを有している。
該一対の鋳造フレーム130は、前記前方領域131においては、前記一対の板金フレーム120の車輌幅方向間隔に対応した車輌幅方向間隔を有し、且つ、前記後方領域133においては、前記ミッションケース21の車輌幅方向長さに対応した車輌幅方向間隔を有するように、形成されている。
このように、本実施の形態においては、前記鋳造フレーム130に、平面視において車輌幅方向外方へ変位された曲げ部を設けている。
従って、前記一対の板金フレーム120に曲げ加工や溶接等を行うことなく、前記一対のメインフレーム110の車輌幅方向間隔を、前記エンジンを支持する領域は該エンジンの幅に対応させ、且つ、前記ミッションケース21を支持する領域は該ミッションケース21の幅に対応させることができ、これにより、板金フレームに曲げ加工や溶接等を施していた従来構成に比して、製造コストの低廉化及び強度向上を図ることができる。
前記一対の板金フレーム120は、例えば、鋼材製又は鋼板製とされ、且つ、前記一対の鋳造フレーム130は、例えば、アルミ製とされる。
斯かる構成を備えることにより、車輌フレーム全体が鋼材製又は鋼板製とされているものに比して、軽量化を図ることができる。
本実施の形態においては、前記一対の鋳造フレーム130は、前記前方領域131及び前記後方領域133に加えて、車輌長手方向に関し両者の間に位置するテーパ領域132を有している。
図5及び図8に示すように、前記前方領域131は、平面視において車輌前後方向に沿って略直線状に延びており、前記板金フレーム120の後端部と重合された状態で該板金フレーム120に連結されている。
前記後方領域133は、平面視において車輌前後方向に沿って略直線状に延びており、内側面において前記ミッションケース21を支持している。
即ち、本実施の形態においては、前記ミッションケース21は、前記一対の鋳造フレーム130における前記後方領域133の内側面によって挟持されている。
前記テーパ領域132は、平面視において後方へ行くに従って車輌幅方向外方に位置するように傾斜されている。
即ち、本実施の形態においては、前記前方領域131と前記テーパ領域132との境界部分、及び、前記テーパ領域132と前記後方領域133との境界部分が、前記曲げ部を構成している。
なお、本実施の形態においては、前記テーパ領域132によって、前記前方領域131における前記一対の鋳造フレーム130の車輌幅方向間隔と、前記後方領域133における前記一対の鋳造フレーム130の車輌幅方向間隔とを異ならせたが、当然ながら、本発明は斯かる形態に限定されるものではない。
例えば、前記前方領域131の後端部を後方へ延在させ且つ前記後方領域133の前端部を前方へ延在させて、両者の間を車輌幅方向に延びる中間領域によって連結するように、前記鋳造フレーム130を形成することも可能である。
好ましくは、前記板金フレーム120の後端部及び前記鋳造フレーム130の前端部は重合された状態で互いに締結され、且つ、前記板金フレーム120及び前記鋳造フレーム130は、車輌長手方向に関し異なる位置で締結可能とされる。
斯かる構成を備えることにより、前記メインフレーム110全体の車輌前後長さを容易に変更することができる。
好ましくは、図3,図4,図6及び図7に示すように、前記鋳造フレーム130の外側面及び/又は内側面にリブ135を一体形成することができる。
斯かるリブ135を備えることにより、前記鋳造フレーム130の軽量化及び強度向上を図ることができる。
より好ましくは、前記鋳造フレーム130に、一又は複数の軸受部136を一体形成することができる。
図9に、車輌設置状態における前記鋳造フレーム130の右側面図を示す。
図9に示すように、具体的には、前記軸受部136は、車輌設置状態を基準にして、軸線が車輌幅方向に沿うように、該鋳造フレーム130の外側面及び/又は内側面に一体形成されたボス又は軸受孔とされる。
斯かる軸受部136を備えることにより、例えば、前記ミッションケース21に備えられる多段変速ギヤ機構の操作リンク機構や、ブレーキ機構の操作リンク機構等における種々の回転軸及び枢支軸を容易に支持することができる。
又、前記軸受部136は、前記ミッションケース21との連結部や、前記板金フレーム120の連結部としても用いることができる。
本実施の形態においては、図4及び図7に示すように、前記鋳造フレーム130の少なくとも一部は、車輌側面視において上面が略水平に延びる水平領域137とされている。
斯かる水平領域137は、前記乗用トラクタ1に備えられるステップ台90(図1参照)の載置面として使用され得る。
即ち、該水平領域137を備えることにより、前記鋳造フレーム130に連結されるステップ台支持ステー91(図3〜図5参照)との共働下に、前記ステップ台90を安定的に支持することができる。
なお、本実施の形態においては、前記前方領域131が前記水平領域137を構成している。
好ましくは、図4及び図7に示すように前記鋳造フレーム130は、前記前方領域131における上下方向長さと前記後方領域133における上下方向長さとが異なるように鋳造される。
即ち、前記前方領域131は前記板金フレーム120に対応した上下長さとし、且つ、前記後方領域133は前記ミッションケース21に対応した上下長さとすることができる。
斯かる構成を備えることにより、前記板金フレーム120を単純な直線状の板部材によって形成しつつ、前記エンジン及び前記ミッションケース21をそれぞれ所望高さに配設することができる。
本実施の形態においては、図4に示すように、前記前方領域131における上端部が前記板金フレーム120の上端部と略同一高さとされ、且つ、前記後方領域133における上端部が前記ミッションケース21の上端部に連結されるように、前記鋳造フレーム130の上面は、前記水平領域137から後方へ行くに従って上方に位置するようになっている。
又、前記鋳造フレーム130における下面は、前記後方領域133の下端部が前記ミッションケース21の下端部に連結されるように、後方へ行くに従って下方に位置するようなっている。
より好ましくは、図4及び図7に示すように、前記鋳造フレーム130の後方領域133の後端エッジは、上端部及び下端部の間の領域が後方へ開く凹状138とされ得る。
斯かる構成を備えることにより、前記ミッションケース21を確実に支持しつつ、鋳造フレーム130の軽量化を図ることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る車輌フレームが適用された作業車輌の斜視図である。 図2は、図1に示す作業車輌において、構成部品の一部を取り除いた状態の斜視図である。 図3は、前記車輌フレームの斜視図であり、ミッションケースが連結された状態を示している。 図4は、図3に示す前記車輌フレームの側面図である。 図5は、図3及び図4に示す前記車輌フレームの平面図である。 図6は、前記車輌フレームにおける一対のメインフレームの斜視図である。 図7は、図6に示す前記一対のメインフレームの側面図である。 図8は、図6及び図7に示す前記一対のメインフレームの平面図である。 図9は、前記メインフレームにおける鋳造フレーム近傍の右側面図である。
符号の説明
1 作業車輌
21 ミッションケース
90 ステップ台
100 車輌フレーム
110 メインフレーム
120 第1フレーム(板金フレーム)
130 第2フレーム(鋳造フレーム)
131 前方領域
133 後方領域
135 リブ
136 軸受部
137 水平領域

Claims (9)

  1. 車輌長手方向に沿って互いに略平行に延びる一対のメインフレームを含む車輌フレームであって、
    前記メインフレームは、エンジンを支持し得るように車輌長手方向前方側において車輌長手方向に沿って延びる第1フレームと、ミッションケースを支持し得るように車輌長手方向後方側において車輌長手方向に延びる第2フレームとを備え、
    前記第1フレームの後端部及び前記第2フレームの前端部が締結されていることを特徴とする車輌フレーム。
  2. 前記第1フレームの後端部及び前記第2フレームの前端部は重合された状態で互いに締結されており、
    前記第1フレーム及び前記第2フレームは、車輌長手方向に関し異なる位置で締結可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の車輌フレーム。
  3. 前記第1フレームは板金フレームとされ、前記第2フレームは鋳造フレームとされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車輌フレーム。
  4. 前記鋳造フレームは、車輌設置状態を基準にして車輌幅方向外方を向く外側面又は車輌幅方向内方を向く内側面の少なくとも一方に、リブが一体形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車輌フレーム。
  5. 前記鋳造フレームの少なくとも一部は、車輌設置状態を基準にして側面視において上面が略水平に延びる水平領域とされており、
    前記水平領域は、ステップ台が載置されるように構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の車輌フレーム。
  6. 前記一対の板金フレームは、互いの車輌幅方向間隔が車輌長手方向全域に亘って同一となるように直線状とされ、
    前記一対の鋳造フレームは、前記板金フレームに連結される前方領域と、前記前方領域より後方に位置し且つ前記ミッションケースを支持する後方領域とを有し、前記前方領域における車輌幅方向間隔と前記後方領域における車輌幅方向間隔とが異なるように形成されていることを特徴とする請求項3から5の何れかに記載の車輌フレーム。
  7. 前記鋳造フレームは、前記前方領域における上下方向長さと前記後方領域における上下方向長さとが異なるように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の車輌フレーム。
  8. 前記鋳造フレームは、車輌設置状態を基準にして車輌幅方向外方を向く外側面又は車輌幅方向内方を向く内側面の少なくとも一方に、車輌幅方向に沿った軸受部が一体形成されていることを特徴とする請求項3から7の何れかに記載の車輌フレーム。
  9. 前記板金フレームは鋼材製又は鋼板製とされ、
    前記鋳造フレームはアルミ製とされていることを特徴とする請求項3から8の何れかに記載の車輌フレーム。
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