JP5561280B2 - サンプリング回路、通信装置、歪補償回路、信号サンプリング方法、プログラム - Google Patents

サンプリング回路、通信装置、歪補償回路、信号サンプリング方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムの通信装置において、送信信号をサンプリングする技術に関する。
近年、広く採用されている歪補償技術として、ディジタルプリディストーション方式(DPD:Digital Pre-Distortion)が挙げられる。
ディジタルプリディストーション方式は、電力増幅器において発生する非線形歪を補償するものであり、例えば、特許文献1に記載のエンベロープ検出型リニアライザ装置で採用されている。
具体的には、ディジタルプリディストーション方式においては、電力増幅器へ入力される送信信号と、電力増幅器から出力された信号をフィードバックした帰還信号と、をディジタル信号としてその振幅、位相を比較し、その比較結果に基づいて電力増幅器の非線形特性の逆特性を表す歪補償係数を求め、その歪補償係数を送信信号に複素乗算する。この複素乗算された信号を電力増幅器に入力することで、非線形歪が補償される。
また、送信信号と帰還信号との比較処理のためには、送信信号と帰還信号の時間的対応が取れていることが必要となる。送信信号と帰還信号の時間的対応を取る方法としては、例えば、特許文献2に記載されているように、送信信号と帰還信号の時間ずれをサンプリング時間単位で順次変更して、送信信号と帰還信号の相関値を演算し、その演算した相関値のうちの最大相関値に基づいて遅延時間を決定し、決定した遅延時間を用いて時間的対応を取る方法が挙げられる。
特開2000−278190公報 特開2001−189685公報
ところで、ディジタルプリディストーション方式においては、送信信号と帰還信号との比較処理において、各信号のエンベロープを検出し、検出したエンベロープを用いて各信号を比較する。そのため、エンベロープの変化が検出できるくらいの高いレートで信号をサンプリングする必要がある。
このような高いサンプリングレートでサンプリングを行う場合、通常、メモリや処理時間の制約があるため、信号をサンプリングするサンプリング区間は非常に短い区間になる。また、信号のエンベロープを検出するのだから、信号が存在しない区間のサンプリングデータは無効であり、信号が存在する区間のサンプリングデータのみが必要とされる。
ここで、一般的な信号サンプリング方法としては、図1に示す方法が知られている。この方法では、サンプリングデータ要求信号に従って(ステップA1)、信号のサンプリングを開始し、S点のサンプリングデータをサンプリングした時点でサンプリングを終了する(ステップA2)。なお、「S」は、予め設定された値となる。
一方、近年、次世代アクセス方式として検討が進められているLTE(Long Term Evolution)では、周波数利用効率向上のため、周波数の直交性を利用したOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を変調方式として採用しようとしている。
LTEは、CDMA(Code Division Multiple Access)のような単一搬送波システムと異なり、周波数領域を複数のサブキャリアに分割して用いる多搬送波システムである。
ここで、OFDMAでは、リアルタイムの通信を必要としているユーザに対し、周波数領域および時間領域において、リソースブロック(Resource Block)を優先的に割り当てるというリソーススケジューリングが考慮されている。また、伝搬環境が良好なユーザに対し、リソースブロックを優先的に割り当てる場合もある。
図2は、OFDMAにおける時間領域において、リソースブロックを割り当てるリソーススケジューリングの例を説明する図である。なお、図2は、時間領域において、サブフレーム(LTEの場合、1[msec])単位でリソースブロックを割り当てる例となる。
図2に示すリソーススケジューリングにおいては、サブフレーム単位で、リソースブロックとして、下り(ダウンリンク)信号で構成されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を割り当てる。このとき、PDSCHが割り当てられないサブフレームにおける送信信号の送信パターンは、パイロット用のリファレンスシグナル(Reference Signal)のみを間欠的に送信する送信パターンとなる。以下、PDSCHがサブフレームに割り当てられている期間をPDSCH送信期間、PDSCHがサブフレームに割り当てられていない期間をリソース無し期間と称す。
ここで、リファレンスシグナルの送信には、LTEの場合、1シンボル(Symbol)分の1/14[msec](=71.42[μsec])の信号時間幅を要する。また、リファレンスシグナルは、移動機側でCQI(Channel Quality Indicator)の測定に用いる信号であり、リソーススケジューリングによるPDSCHのリソースブロックの割り当て前に、基地局から送信する必要がある信号である。従って、PDSCHが割り当てられないサブフレームにおいても、リファレンスシグナルは送信される。
また、同様に、PDSCHのリソースブロックの割り当て前に、基地局からは、P−SS(Primary Synchronization Signal)およびS−SS(Secondary Synchronization Signal)が送信され、また、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)により信号が送信される。このとき、P−SSは、S−SSのシンボルの後に必ず続けてマッピングされるため、これらの信号の送信には、2シンボル分の信号時間幅を要する。また、PDCCH、PCFICH、およびPHICHは、各サブフレームの先頭Nシンボル(Nは最大4)にマッピングされるため、これらのチャネルによる信号の送信には、1シンボル分以上の信号時間幅を要する。従って、サブフレームにおいて、信号時間幅が最も小さくなるケースは、図2のリソース無し期間のように、リファレンスシグナルのみを間欠的に送信するケースであると想定される。
次に、OFDMAにおける時間領域でのリファレンスシグナルのシンボル位置の例について、図3を用いて説明する。なお、図3は、図2のリソース無し期間に存在している1サブフレームを示している。
3GPP TS(3rd Generation Partnership Project Technical Specification) 36.211には、リファレンスシグナルのいくつかのマッピングパターンが規定されており、図3は、それらのマッピングパターンのうちノーマルサイクリックプレフィックス(normal cyclic prefix)によりリファレンスシグナルをマッピングした例を示している。すなわち、この例では、OFDMAの1サブフレーム(1[msec])が2つのスロット(1スロットは0.5[msec])から構成され、各スロットには7つのシンボルがあり、このうち1シンボル目と5シンボル目に、リファレンスシグナルがマッピングされている。
ここで、通信装置において、ディジタルプリディストーション方式に代表されるような、送信信号のエンベロープを用いた信号処理を行う場合には、上述のように、送信信号をエンベロープの変化が検出できるくらいの高いレートでサンプリングする必要がある。
そのため、サンプリング区間は、通常、図4に示すように、1シンボル分のシンボル区間よりも短い区間になる。なお、図4は、16点サンプリングを行う場合の例である。このような場合に、図1に示した信号サンプリング方法によりサンプリングを行うと、サンプリングデータ要求信号のタイミングによっては、送信信号が全く存在していない区間をサンプリングしてしまう場合がある。さらに、このサンプリングデータ要求信号が、ある一定の時間間隔で繰り返し発生する場合、送信信号が存在していない区間ばかりをサンプリングしてしまう可能性がある。
例えば、図3の例において、サンプリングデータ要求信号の発生間隔が7シンボル毎であった場合、1回目のサンプリングデータ要求信号が2シンボル目の位置で発生すると、毎回、送信信号が存在していない区間をサンプリングしてしまうことになる。
このように、図1に示した一般的な信号サンプリング方法においては、OFDMAのリソース無し期間のように、送信信号が間欠的な送信パターンになることがあると、送信信号が全く存在していない区間をサンプリングしてしまう場合があり、有効なサンプルデータが得られず、時間がかかるばかりか、場合によっては、いつまでも必要な信号処理が終わらないというおそれがある。このことは、リアルタイム性が重視されている無線通信システムでは、致命的な障害になってしまう。
そのため、通信装置においては、送信信号のエンベロープを用いて信号処理を行う場合、OFDMAのリソース無し期間のように、送信信号が間欠的な送信パターンとなることがあっても、送信信号を最適な処理時間で確実にサンプリングすることが重要な課題となっている。
そこで、本発明の目的は、上述の課題を解決し、送信信号が間欠的な送信パターンとなることがあっても、送信信号を最適な処理時間で確実にサンプリングすることができるサンプリング回路、通信装置、歪補償回路、信号サンプリング方法、プログラムを提供することにある。
本発明のサンプリング回路は、
通信装置において、規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される特定送信信号を含む送信信号をサンプリングするサンプリング回路であって、
前記送信信号をサンプリングするサンプリング処理を行うサンプリング処理部と、
前記サンプリング処理が成功または失敗のどちらであるかを判定する判定部と、
前記サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を前記サンプリング処理部に設定するサンプリング制御部と、を有し、
前記サンプリング処理部は、前記サンプリング制御部により設定されたサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う。
本発明の通信装置は、
前記サンプリング回路と、
前記サンプリング回路によりサンプリングされたサンプリングデータを基に前記送信信号のエンベロープを検出するエンベロープ検出回路と、
前記エンベロープ検出回路により検出されたエンベロープを用いて特定の信号処理を行う信号処理回路と、を有する。
本発明の信号サンプリング方法は、
通信装置において、規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される特定送信信号を含む送信信号をサンプリングする信号サンプリング方法であって、
前記送信信号をサンプリングするサンプリング処理を行う第1の処理ステップと、
前記サンプリング処理が成功または失敗のどちらであるかを判定する判定ステップと、
前記サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を設定する設定ステップと、
前記設定されたサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う第2の処理ステップと、を有する信号サンプリング方法。
本発明のプログラムは、
規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される特定送信信号を含む送信信号をサンプリングする通信装置に、
前記送信信号をサンプリングするサンプリング処理を行う第1の処理手順と、
前記サンプリング処理が成功または失敗のどちらであるかを判定する判定手順と、
前記サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を設定する設定手順と、
前記設定されたサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う第2の処理手順と、を実行させる。
本発明によれば、サンプリング回路は、サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を設定し、設定したサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う。
したがって、次のサンプリング処理において、特定送信信号が存在する区間をサンプリングできるようにサンプリング取得間隔を設定することで、送信信号を最適な処理時間で確実にサンプリングすることができるという効果が得られる。
一般的な信号サンプリング方法を説明するためのフロー図である。 OFDMAにおける時間領域での無線リソーススケジューリングの例を説明するための図である。 OFDMAにおける時間領域でのリファレンスシグナルのシンボル位置の例を説明するための図である。 エンベロープの変化を検出する場合のサンプリング区間とシンボル区間の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の通信装置の要部の構成を示すブロック図である。 図5に示したサンプリング回路の構成を示すブロック図である。 図5および図6に示したサンプリング回路による信号サンプリング方法を説明するためのフロー図である。 図5に示した本実施形態の通信装置を、ディジタルプリディストーション方式の歪補償回路を備えた無線送信装置に適用した場合の構成を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図5は、本実施形態の通信装置の要部の構成を示すブロック図である。すなわち、図5は、通信装置において、送信信号のエンベロープを用いて信号処理を行うための部分の構成を示している。また、図5においては、サンプリングする送信信号が、図2および図3に示したように、規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信されるリファレンスシグナルを特定送信信号として含むベースバンド信号であるものとする。
図5に示すように、本実施形態の通信装置は、サンプリング回路12と、エンベロープ検出回路13と、信号処理回路14と、を備える。
サンプリング回路12は、通信装置全体を制御する制御回路(不図示)からサンプリングデータ要求信号が入力されると、入力端で分岐されたベースバンド信号11をサンプリングするサンプリング処理を行う。
エンベロープ検出回路13は、サンプリング回路12によりサンプリングされたサンプリングデータを基に、ベースバンド信号11のエンベロープを検出する。
信号処理回路14は、エンベロープ検出回路13により検出されたエンベロープを用いて、主信号系のベースバンド信号11に対して特定の信号処理を行う。なお、特定の信号処理とは、例えば、ディジタルプリディストーション方式による歪補償において、送信信号と帰還信号とを比較し、その比較結果に基づいて歪補償係数を求める処理などである。
図6は、サンプリング回路12の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、サンプリング回路12は、サンプリング処理部121と、判定部122と、サンプリング制御部123と、を備える。
サンプリング処理部121は、ベースバンド信号11をサンプリングするサンプリング処理を行う。
判定部122は、サンプリング処理部121によりサンプリングされたサンプリングデータの電力値を用いて、サンプリング処理部121によるサンプリング処理が成功または失敗のどちらであるかを判定する。
サンプリング制御部123は、判定部122によるサンプリング処理の判定結果が成功の場合と失敗の場合とで異なるサンプリング取得間隔をサンプリング処理部121に設定する。これを受けて、サンプリング処理部121は、サンプリング制御部123により設定されたサンプリング取得間隔の経過後に次のサンプリング処理を行うことになる。
具体的には、サンプリング制御部123は、サンプリング処理の判定結果が成功の場合、リファレンスシグナルの信号パターンにおいて、リファレンスシグナルが規則的にマッピングされている周期を、サンプリング取得間隔に設定する。例えば、図3に示したように、各スロット同士で同一のシンボル位置にリファレンスシグナルがマッピングされている場合は、そのシンボル位置から1スロット分の周期でリファレンスシグナルが規則的にマッピングされていることになるため、1スロットのシンボル数分の間隔をサンプリング取得間隔とする。また、偶数番目の各スロット同士および奇数番目の各スロット同士で同一のシンボル位置にリファレンスシグナルがマッピングされている場合は、そのシンボル位置から2スロット分の周期でリファレンスシグナルが規則的にマッピングされていることになるため、2スロットのシンボル数分の間隔をサンプリング取得間隔とする。
また、サンプリング制御部123は、サンプリング処理部121によるサンプリング処理が、予め設定された回数分、連続して失敗した場合、サンプリング処理部121によるサンプリング処理を強制的に終了させる。
以下、本実施形態のサンプリング回路12による信号サンプリング方法について、図7を参照して説明する。
ここでは、サンプリングデータ要求信号の入力があった場合、ベースバンド信号11のI、QをそれぞれS個連続でサンプリングし、S個のサンプリングデータの平均電力値(=Σ(I^2+Q^2)/S)を計算し、平均電力値が電力閾値以上となるS個のサンプリングデータを、n回取得するまで繰り返す処理を想定する。つまり、S個のサンプリングデータを取得するサンプリング処理がn回成功するまで処理を繰り返す。ただし、送信信号の送信が停止された場合等、何度繰り返しても処理が終わらないということがないよう、S個のサンプリングデータの平均電力値がα回連続して電力閾値を下回った場合は、強制的に処理を終了させるようにする。なお、上述の「S」、「電力閾値」、「n」、「α」は、予め設定された値となる。
図7に示すように、ステップB1において、サンプリングデータ要求信号が入力されると、サンプリング制御部123は、ステップB2において、サンプリング処理成功回数iとサンプリング処理失敗回数xを、それぞれ0にクリアする。
続いて、サンプリング処理部121は、ステップB3において、ベースバンド信号11のI、Qを、それぞれS個連続でサンプリングするサンプリング処理を行う。
次に、判定部122は、ステップB4において、S個のサンプリングデータの平均電力(=Σ(I^2+Q^2)/S)を計算し、ステップB5において、平均電力値を予め設定された電力閾値と比較し、平均電力値が電力閾値以上であればサンプリング処理が成功と、平均電力値が電力閾値よりも小さければサンプリング処理が失敗と判定する。
ステップB5において、サンプリング処理の判定結果が成功の場合、サンプリング制御部123は、ステップB6において、サンプリング処理成功回数iを1つ増加させ、サンプリング処理失敗回数xを0にクリアする。次に、サンプリング制御部123は、ステップB7において、サンプリング処理成功回数iがn以上であるか否かを判定し、iがn以上であれば、サンプリング処理部121によるサンプリング処理を終了させ、iがnよりも小さければ、ステップB8において、サンプリング処理成功の場合のサンプリング取得間隔Wait1をサンプリング処理部121に設定する。その後、サンプリング処理部121は、サンプリング取得間隔Wait1の経過後に、再度ステップB3に戻って、次のサンプリング処理を行う。
一方、ステップB5において、サンプリング処理の判定結果が失敗の場合、サンプリング制御部123は、ステップB9において、サンプリング処理失敗回数xを1つ増加させ、ステップB10において、サンプリング処理がα回連続して失敗しているか否か、すなわち、サンプリング処理失敗回数xがα以上であるか否かを判定する。サンプリング制御部123は、xがα以上であれば、サンプリング処理部121によるサンプリング処理を強制的に終了させ、xがαよりも小さければ、ステップB11において、サンプリング処理失敗の場合のサンプリング取得間隔Wait2をサンプリング処理部121に設定する。その後、サンプリング処理部121は、サンプリング取得間隔Wait2の経過後に、再度ステップB3に戻って、次のサンプリング処理を行う。
次に、サンプリング処理の判定結果に応じたサンプリング取得間隔(上記のWait1およびWati2)の具体例を説明する。
ここでは、ベースバンド信号11に含まれるリファレンスシグナルの送信パターンが、図3に示したような送信パターンである場合を例に挙げて説明する。すなわち、この例では、OFDMAの1サブフレーム(1[msec])が2つのスロット(1スロットは0.5[msec])から構成され、各スロットには7つのシンボルがあり、このうち1シンボル目と5シンボル目に、リファレンスシグナルがマッピングされている。
本実施形態は、リファレンスシグナルの送信パターンが、規則性をもつ送信パターンであることを利用したものであり、サンプリング処理の判定結果に応じて、特定のサンプリング取得間隔を設定することで、次にサンプリング処理を行うまでの間隔を調整して、必ずリファレンスシグナルが存在する区間をサンプリングできるようにするものである。
図3の例では、サンプリング処理の判定結果が成功の場合は、サンプリング処理を行ってから次にサンプリング処理を行うまでのサンプリング取得間隔Wait1を7シンボル分の間隔とする。また、サンプリング処理の判定結果が失敗の場合は、サンプリング処理を行ってから次にサンプリング処理を行うまでのサンプリング取得間隔Wait2を6シンボル分の間隔とする。これにより、多くても4回目には必ずリファレンスシグナルのシンボル位置でサンプリングできるようになる。以下、このようにサンプリング取得間隔Wait1,Wait2を設定する理由について説明する。
例えば、図3の「1」のシンボル位置でサンプリングした場合、リファレンスシグナルがサンプリングできているため、サンプリング処理の判定結果は成功となる。この場合は、次のサンプリング処理を行うタイミングを、7シンボル後の「1’」のシンボル位置にすることで、再度リファレンスシグナルがサンプリングできる。そこで、サンプリング処理を行ってからサンプリング処理の判定結果が出るまでの時間を加味した上で、次にサンプリング処理を行うタイミングを7シンボル後になるように調整する(図7におけるステップB8のWait1で調整)。
また、図3の「2」のシンボル位置でサンプリングした場合は、信号が存在していない区間をサンプリングしているため、サンプリング処理の判定結果は失敗となる。この場合、次のサンプリング処理を6シンボル後の「1’」のシンボル位置で行うことができれば、リファレンスシグナルをサンプリングすることができる。そこで、サンプリング処理を行ってからサンプリング処理の判定結果が出るまでの時間を加味した上で、次にサンプリング処理を行うタイミングを6シンボル後になるように調整する(図7におけるステップB11のWait2で調整)。
さらに、図3の「3」のシンボル位置でサンプリングした場合は、信号が存在していない区間をサンプリングしているため、サンプリング処理の判定結果は失敗となる。この場合、次のサンプリング処理を5シンボル後の「1’」のシンボル位置で行うことができれば、リファレンスシグナルをサンプリングすることができる。しかし、サンプリング回路12では、何シンボル目でサンプリング処理の判定結果が失敗となっているかまではわからないため、シンボル位置に対応したサンプリング取得間隔を考慮することができない。そこで、上述の「2」のシンボル位置でサンプリングした場合と同様に、6シンボル後にサンプリング処理を行うよう調整すると、次にサンプリング処理を行うのは「2’」のシンボル位置になるため、再度、サンプリング処理の判定結果は失敗となる。ただし、次にまた6シンボル後にサンプリング処理を行うよう調整すると、今度は次のサブフレームの「1」のシンボル位置でリファレンスシグナルをサンプリングすることができる。
このような理由により、図3の例では、サンプリング処理の判定結果が成功の場合は、サンプリング取得間隔Wait1を7シンボル分の間隔に、サンプリング処理の判定結果が失敗の場合は、サンプリング取得間隔Wait2を6シンボル分の間隔に設定する。これにより、多くても4回目には必ずリファレンスシグナルのシンボル位置でサンプリングできるようになる。
なお、図3の例では、サンプリング処理の判定結果が失敗の場合、サンプリング取得間隔Wait2は、6シンボル分に限らず、シンボル単位の間隔(1,2,3,4,5,6、および、それらの倍数)であれば他の値(7の倍数を除く)でもよい。ただし、その場合は、最大で6回目までリファレンスシグナルのシンボル位置に照準が合わないことがある。また、サンプリング処理を行ってから次にサンプリング処理を行うまでに要する時間が1シンボルよりも短ければ、サンプリング取得間隔Wait2を1シンボル分とすることで、多くても4回目にはリファレンスシグナルのシンボル位置に照準を合わせることができ、6シンボル分としたときよりも短い時間でリファレンスシグナルのシンボル位置でサンプリングできるようになる。
上述したように本実施形態においては、サンプリング回路12は、サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を設定し、設定したサンプリング取得間隔の経過後に次のサンプリング処理を行う。
したがって、次のサンプリング処理において、OFDMAのリソース無し期間にも必ず含まれるリファレンスシグナルが存在する区間をサンプリングできるようにサンプリング取得間隔を設定することで、送信信号を最適な処理時間で確実にサンプリングすることができるという効果が得られる。
具体的には、サンプリング回路12は、サンプリング処理が成功した場合、リファレンスシグナルが規則的にマッピングされている周期をサンプリング取得間隔に設定することで、次のサンプリング処理でも、リファレンスシグナルがマッピングされている区間をサンプリングすることができる。また、サンプリング回路12は、サンプリング処理が失敗した場合、サンプリング処理が成功した場合とはサンプリング取得間隔を異ならせることで、何回目かのサンプリング処理において、リファレンスシグナルがマッピングされている区間をサンプリングできるようになる。
また、本実施形態においては、サンプリング回路12は、サンプリング処理が、予め設定された回数分、連続して失敗した場合、サンプリング処理を強制的に終了する。
したがって、送信信号の送信が停止された場合等、何度繰り返してもサンプリング処理が終わらない場合には、サンプリング処理を強制終了して、無駄なサンプリング処理が行われるのを回避することができるという効果が得られる。
ここで、図5に示した本実施形態の通信装置を、ディジタルプリディストーション方式の歪補償回路を備えた無線送信装置に適用した場合の構成について図8を参照して説明する。
図8に示すように、この無線送信装置は、歪補償回路20と、送信データ生成部21と、DAC(Digital−Analog Converter)25と、直交変調器26と、基準信号生成部27と、電力増幅器28とを備えている。歪補償回路20は、振幅制限回路22と、電力計算部23と、非線形歪補償演算部24と、方向性結合器29と、直交復調器30と、ADC(Analog−Digital Converter)31と、サンプリング回路12と、エンベロープ検出回路13と、誤差算出及び歪補償係数更新部32とから構成されている。なお、図5中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付しており、また、図5の信号処理回路14は、図8の電力計算部23と、非線形歪補償演算部24と、誤差算出及び歪補償係数更新部32に相当する。
送信データ生成部21は、ディジタル直交ベースバンド信号I、Qを生成する。
振幅制限回路22は、送信データ生成部21からのディジタル直交ベースバンド信号I、Qに対し、ある電力閾値Pth以下になるような振幅制限を行う。振幅制限方法としては、一般に、円形クリッピングによる振幅制限方法と、窓関数を用いた振幅制限方法がよく用いられるが、ここではどちらの方法を用いてもよい。
非線形歪補償演算部24は、振幅制限回路22により振幅制限されたディジタル直交ベースバンド信号I’、Q’に対して、予め算出された歪補償係数に基づいた複素乗算による歪補償演算を行う。
DAC25は、非線形歪補償演算部24により歪補償演算が行われた後のディジタル直交ベースバンド信号I”、Q”をアナログ信号に変換し、アナログ直交ベースバンド信号として出力する。
基準信号生成部27は、基準信号を生成する。
直交変調器26は、DAC25により変換されたアナログ直交ベースバンド信号を、基準信号生成部27からの基準信号によって直交変調信号に変換する。
電力増幅器28は、直交変調器26により変換された直交変調信号を電力増幅してRF(Radio Frequency)信号として出力する。
方向性結合器29は、電力増幅器28の出力の一部を直交復調器30に帰還させる。
直交復調器30は、方向性結合器29により帰還された電力増幅器28の出力の一部を、基準信号生成部27からの基準信号によってアナログ直交ベースバンド信号に復調する。
ADC31は、直交復調器30により復調されたアナログ直交ベースバンド信号をディジタル信号に変換し、ディジタル直交ベースバンド帰還信号Ib、Qbとして出力する。
サンプリング回路12は、ADC31からのディジタル直交ベースバンド帰還信号Ib、Qbと、振幅制限回路22からのディジタル直交ベースバンド送信信号I’、Q’と、をサンプリングする。
エンベロープ検出回路13は、サンプリング回路12によりサンプリングされたサンプリングデータを基に、ディジタル直交ベースバンド帰還信号Ib、Qbとディジタル直交ベースバンド送信信号I’、Q’の各々のエンベロープを検出する。
電力計算部23は、振幅制限回路22からのディジタル直交ベースバンド信号I’、Q’の電力を計算する。
誤差算出及び歪補償係数更新部33は、エンベロープ検出回路13により検出されたディジタル直交ベースバンド帰還信号Ib、Qbとディジタル直交ベースバンド送信信号I'、Q'のエンベロープを比較し、比較結果に基づいて歪補償係数を更新する。
非線形歪補償演算部24は、電力計算部23からの電力値をアドレスとして、誤差算出及び歪補償係数更新部33により更新された歪補償係数を参照し、その歪補償係数に基づいた複素乗算による歪補償演算を行うことにより、適応歪補償を実現している。
ここで、サンプリング回路12は前述したとおりの動作をすることで、送信信号が間欠的な送信パターンとなることがあっても、最適な処理時間で確実にサンプリングすることができるため、最適な適応歪補償を実現することができる。
上記で説明した構成は一例を示すもので、直交変調、直交復調にディジタル方式を採用する構成や、直接変調ではなく周波数変換器を用いた構成とすることも可能である。また、電力計算部23による電力値をアドレスとする替わりに、振幅計算部による電力値の平方根である振幅値をアドレスとして歪補償演算を行うような構成とすることも可能である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、本実施形態においては、リファレンスシグナルを含むベースバンド信号をサンプリングする例について説明したが、本発明はこれに限らず、規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される信号を含む送信信号があれば、その送信信号のサンプリングに広く適用することができる。特に、OFDMA変調方式を用いた通信技術(例えば、LTEやWiMAXなど)に好適である。この場合も、その規則性に応じたサンプリング取得間隔を設定することで、同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、サンプリング処理の判定において、サンプリングデータの平均電力値を計算し、平均電力値を電力閾値と比較することで判定を行う例について説明したが、本発明はこれに限らず、サンプリングデータの平均振幅値を計算し、平均振幅値を振幅閾値と比較することで判定を行ってもよい。
また、本発明の通信装置内のサンプリング回路12にて行われる方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムに適用してもよい。また、そのプログラムを記憶媒体に格納することも可能であり、ネットワークを介して外部に提供することも可能である。
本出願は、2009年9月10日に出願された日本出願特願2009−209216を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (20)

  1. 通信装置において、規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される特定送信信号を含む送信信号をサンプリングするサンプリング回路であって、
    前記送信信号をサンプリングするサンプリング処理を行うサンプリング処理部と、
    前記サンプリング処理によりサンプリングされたサンプリングデータの平均電力値が予め設定された電力閾値以上である場合には、前記サンプリング処理が成功と判定し、前記平均電力値が前記電力閾値よりも小さい場合には、前記サンプリング処理が失敗と判定する判定部と、
    前記サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を前記サンプリング処理部に設定するサンプリング制御部と、を有し、
    前記サンプリング処理部は、前記サンプリング制御部により設定されたサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う、サンプリング回路。
  2. 通信装置において、規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される特定送信信号を含む送信信号をサンプリングするサンプリング回路であって、
    前記送信信号をサンプリングするサンプリング処理を行うサンプリング処理部と、
    前記サンプリング処理によりサンプリングされたサンプリングデータの平均振幅値が予め設定された振幅閾値以上である場合には、前記サンプリング処理が成功と判定し、前記平均振幅値が前記振幅閾値よりも小さい場合には、前記サンプリング処理が失敗と判定する判定部と、
    前記サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を前記サンプリング処理部に設定するサンプリング制御部と、を有し、
    前記サンプリング処理部は、前記サンプリング制御部により設定されたサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う、サンプリング回路。
  3. 前記サンプリング制御部は、前記サンプリング処理が成功した場合には、前記送信パターンにおいて、前記特定送信信号が規則的にマッピングされている周期を、前記サンプリング取得間隔に設定する、請求項1または2に記載のサンプリング回路。
  4. 前記通信装置は、変調方式にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を採用し、
    OFDMAのサブフレームを構成する各スロット同士は、同一のシンボル位置に前記特定送信信号がマッピングされ、
    前記サンプリング制御部は、前記サンプリング処理が成功した場合には、1スロットのシンボル数分の間隔を、前記サンプリング取得間隔に設定する、請求項に記載のサンプリング回路。
  5. 前記通信装置は、変調方式にOFDMAを採用し、
    OFDMAのサブフレームを構成する偶数番目の各スロット同士は、同一のシンボル位置に前記特定送信信号がマッピングされ、
    OFDMAのサブフレームを構成する奇数番目の各スロット同士は、同一のシンボル位置に前記特定送信信号がマッピングされ、
    前記サンプリング制御部は、前記サンプリング処理が成功した場合には、2スロットのシンボル数分の間隔を、前記サンプリング取得間隔に設定する、請求項に記載のサンプリング回路。
  6. 前記サンプリング制御部は、前記サンプリング処理が、予め設定された回数分、連続して失敗した場合、前記サンプリング処理部による前記サンプリング処理を強制的に終了させる、請求項1からのいずれか1項に記載のサンプリング回路。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のサンプリング回路と、
    前記サンプリング回路によりサンプリングされたサンプリングデータを基に前記送信信号のエンベロープを検出するエンベロープ検出回路と、
    前記エンベロープ検出回路により検出されたエンベロープを用いて特定の信号処理を行う信号処理回路と、を有する通信装置。
  8. 電力増幅器で発生する歪を補償するための、歪補償回路であって、
    入力される送信信号に対し、所定の電力閾値以下になるような振幅制限を行う振幅制限回路と、
    前記振幅制限回路により振幅制限された送信信号に対して、予め算出された歪補償係数に基づいて歪補償を行う信号処理回路と、
    前記振幅制限回路により振幅制限された送信信号と、電力増幅器により電力増幅され出力された送信信号の一部が帰還された帰還信号とをサンプリングする、請求項1からのいずれか1項に記載のサンプリング回路と、
    前記サンプリング回路によりサンプリングされたサンプリングデータを基に送信信号と帰還信号のエンベロープを検出するエンベロープ検出回路と、
    を有し、
    前記信号処理回路は、前記エンベロープ検出回路により検出された送信信号と帰還信号の各々のエンベロープを基に、前記歪補償係数を更新し、前記更新された歪補償係数に基づいて歪補償を行う、歪補償回路。
  9. 前記信号処理回路は、
    前記振幅制限回路により振幅制限された送信信号の電力を計算する電力計算部と、
    前記エンベロープ検出回路により検出された送信信号と帰還信号の各々のエンベロープを基に、前記歪補償係数を更新する誤差算出及び歪補償係数更新部と、
    前記振幅制限回路により振幅制限された送信信号に対して、前記電力計算部からの電力値をアドレスとして、前記誤差算出及び歪補償係数更新部により更新された歪補償係数を参照し、その歪補償係数に基づいた複素乗算による歪補償演算を行う非線形歪補償演算部と、を有する請求項に記載の歪補償回路。
  10. 前記電力増幅器により電力増幅され出力された送信信号の一部を帰還させる方向性結合器と、
    前記方向性結合器により帰還された送信信号の一部を直交復調する直交復調器と、
    前記直交復調器により復調された送信信号をディジタル信号に変換し、帰還信号として前記サンプリング回路に入力するADCと、をさらに有し、
    前記サンプリング回路は、
    前記ADCからの帰還信号と前記振幅制限回路からの送信信号とをサンプリングし、
    前記エンベロープ検出回路は、
    前記サンプリング回路によりサンプリングされたサンプリングデータを基に、前記帰還信号と前記送信信号の各々のエンベロープを検出し、
    前記信号処理回路は、
    前記エンベロープ検出回路により検出された前記帰還信号と前記送信信号の各々のエンベロープを比較し、比較結果に基づいて前記歪補償係数を更新する、請求項またはに記載の歪補償回路。
  11. 請求項に記載の歪補償回路と、
    送信信号を生成し前記歪補償回路の前記振幅制限回路に入力する送信データ生成部と、
    基準信号を生成する基準信号生成部と、
    前記歪補償回路の前記信号処理回路により歪補償演算が行われ、アナログ信号に変換された後の送信信号を、前記基準信号生成部からの基準信号によって直交変調する直交変調器と、
    前記直交変調器により直交変調された送信信号を、電力増幅してRF信号として出力する電力増幅器と、を有する、通信装置。
  12. 請求項に記載の歪補償回路と、
    送信信号を生成し前記歪補償回路の前記振幅制限回路に入力する送信データ生成部と、
    基準信号を生成する基準信号生成部と、
    前記歪補償回路の前記非線形歪補償演算部により歪補償演算が行われ、アナログ信号に変換された後の送信信号を、前記基準信号生成部からの基準信号によって直交変調する直交変調器と、
    前記直交変調器により直交変調された送信信号を、電力増幅してRF信号として出力する電力増幅器と、を有し、
    前記サンプリング回路は、
    前記電力増幅器の出力の一部が帰還され、直交復調が行われ、ディジタル信号に変換された後の帰還信号をサンプリングし、
    前記エンベロープ検出回路は、
    前記サンプリング回路によりサンプリングされたサンプリングデータを基に、前記帰還信号のエンベロープを検出し、
    前記誤差算出及び歪補償係数更新部は、
    前記エンベロープ検出回路により検出された前記帰還信号と前記送信信号の各々のエンベロープを比較し、比較結果に基づいて前記歪補償係数を更新する、通信装置。
  13. 通信装置において、規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される特定送信信号を含む送信信号をサンプリングする信号サンプリング方法であって、
    前記送信信号をサンプリングするサンプリング処理を行う第1の処理ステップと、
    前記サンプリング処理によりサンプリングされたサンプリングデータの平均電力値が予め設定された電力閾値以上である場合には、前記サンプリング処理が成功と判定し、前記平均電力値が前記電力閾値よりも小さい場合には、前記サンプリング処理が失敗と判定する判定ステップと、
    前記サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を設定する設定ステップと、
    前記設定されたサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う第2の処理ステップと、を有する信号サンプリング方法。
  14. 通信装置において、規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される特定送信信号を含む送信信号をサンプリングする信号サンプリング方法であって、
    前記送信信号をサンプリングするサンプリング処理を行う第1の処理ステップと、
    前記サンプリング処理によりサンプリングされたサンプリングデータの平均振幅値が予め設定された振幅閾値以上である場合には、前記サンプリング処理が成功と判定し、前記平均振幅値が前記振幅閾値よりも小さい場合には、前記サンプリング処理が失敗と判定する判定ステップと、
    前記サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を設定する設定ステップと、
    前記設定されたサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う第2の処理ステップと、を有する信号サンプリング方法。
  15. 前記設定ステップでは、前記サンプリング処理が成功した場合には、前記送信パターンにおいて、前記特定送信信号が規則的にマッピングされている周期を、前記サンプリング取得間隔に設定する、請求項13または14に記載の信号サンプリング方法。
  16. 前記通信装置は、変調方式にOFDMAを採用し、
    OFDMAのサブフレームを構成する各スロット同士は、同一のシンボル位置に前記特定送信信号がマッピングされ、
    前記設定ステップでは、前記サンプリング処理が成功した場合には、1スロットのシンボル数分の間隔を、前記サンプリング取得間隔に設定する、請求項15に記載の信号サンプリング方法。
  17. 前記通信装置は、変調方式にOFDMAを採用し、
    OFDMAのサブフレームを構成する偶数番目の各スロット同士は、同一のシンボル位置に前記特定送信信号がマッピングされ、
    OFDMAのサブフレームを構成する奇数番目の各スロット同士は、同一のシンボル位置に前記特定送信信号がマッピングされ、
    前記設定ステップでは、前記サンプリング処理が成功した場合には、2スロットのシンボル数分の間隔を、前記サンプリング取得間隔に設定する、請求項15に記載の信号サンプリング方法。
  18. 前記サンプリング処理が、予め設定された回数分、連続して失敗した場合、前記サンプリング処理を強制的に終了させる終了ステップをさらに有する、請求項13から17のいずれか1項に記載の信号サンプリング方法。
  19. 規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される特定送信信号を含む送信信号をサンプリングする通信装置に、
    前記送信信号をサンプリングするサンプリング処理を行う第1の処理手順と、
    前記サンプリング処理によりサンプリングされたサンプリングデータの平均電力値が予め設定された電力閾値以上である場合には、前記サンプリング処理が成功と判定し、前記平均電力値が前記電力閾値よりも小さい場合には、前記サンプリング処理が失敗と判定する判定手順と、
    前記サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を設定する設定手順と、
    前記設定されたサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う第2の処理手順と、を実行させるプログラム。
  20. 規則性をもつ間欠的な送信パターンで送信される特定送信信号を含む送信信号をサンプリングする通信装置に、
    前記送信信号をサンプリングするサンプリング処理を行う第1の処理手順と、
    前記サンプリング処理によりサンプリングされたサンプリングデータの平均振幅値が予め設定された振幅閾値以上である場合には、前記サンプリング処理が成功と判定し、前記平均振幅値が前記振幅閾値よりも小さい場合には、前記サンプリング処理が失敗と判定する判定手順と、
    前記サンプリング処理が成功した場合と失敗した場合とで異なるサンプリング取得間隔を設定する設定手順と、
    前記設定されたサンプリング取得間隔に基づいてサンプリング処理を行う第2の処理手順と、を実行させるプログラム。

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