JP6705296B2 - 歪補償回路、歪補償方法及び送信機 - Google Patents

歪補償回路、歪補償方法及び送信機 Download PDF

Info

Publication number
JP6705296B2
JP6705296B2 JP2016112752A JP2016112752A JP6705296B2 JP 6705296 B2 JP6705296 B2 JP 6705296B2 JP 2016112752 A JP2016112752 A JP 2016112752A JP 2016112752 A JP2016112752 A JP 2016112752A JP 6705296 B2 JP6705296 B2 JP 6705296B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
input signal
distortion compensation
unit
compensation coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016112752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017220744A (ja
Inventor
順也 芦田
順也 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2016112752A priority Critical patent/JP6705296B2/ja
Publication of JP2017220744A publication Critical patent/JP2017220744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6705296B2 publication Critical patent/JP6705296B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

本発明は、歪補償回路、歪補償方法及び送信機に関する。
近年広く採用されている歪補償技術として、デジタルプリディストーション方式(DPD:Digital Predistorsion)がある。DPD方式による歪補償は、電力増幅器において発生する非線形歪を補償するものである。例えば、特許文献1に記載のエンベロープ検出型リニアライザ装置が挙げられる。具体的には、電力増幅器へ入力される送信信号と、電力増幅器から出力された信号をフィードバックした帰還信号の振幅、位相とをデジタル信号として比較し、その比較結果に基づいて電力増幅器の非線形特性の逆特性を表す歪補償係数を求めるものである。
また、現在の移動通信の分野では、周波数利用効率を向上させるため、LTE(Long Term Evolution)の下り回線においてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調方式が採用されている。OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)では、リアルタイム性に応じて、時間領域と周波数領域とで、リソースブロック(Resource Block)を柔軟にユーザリソースに割り当てるというリソーススケジューリングが考慮されている。そのため、送信電力がリアルタイムに変動し、その変化量も大きい。
こうしたなかで、送信電力の変動が大きい信号に対しても適切に歪を補償する手法が提案されている。その例として、電源電圧や周囲温度の変動に対する歪を補償する歪補償装置(特許文献2)や、送信電力の変動により変化したゲイン分を考慮して歪を補償するための係数を補正する無線通信装置が知られている(特許文献3)。
特開2000−278190号公報 特開2003−298429号公報 特開2010−278505号公報
ところで、移動通信の基地局に用いられる電力増幅器では、高出力化及び高効率化を実現するため、GaN(窒化ガリウム)トランジスタが採用されている。GaNトランジスタでは、いわゆるIdqドリフト現象が生じる。これにより、GaNトランジスタでは、電力増幅器の非線形特性(AM−AM特性、AM−PM特性)が、送信信号の平均電力や信号分布(CCDF:Complementary Cumulative Distribution Function、PAPR:Paek to Average Ratio)、すなわち信号パターンによって大きく変動する。
図16及び図17にその一例を示す。図16及び図17に示すように、信号の平均電力が高く、高振幅まで信号がある場合は、大信号動作時のような特性となる。しかし、信号の平均電力が低く、高振幅まで信号が分布していない場合、小信号動作時のような特性となる。これらの2つの特性は、全く異なる特性であることが理解できる。このような特性を有する電力増幅器に対して、送信電力がリアルタイムに変動するOFDMAのような信号を用いた場合、送信電力の変動に対して電力増幅器の特性も大きく変化するため、DPD方式による歪補償係数の収束に時間を要し、収束するまでの間の隣接チャネルへの電力漏洩が大きくなるという問題があった。
また、送信信号の平均電力や信号分布によって電力増幅器の平均利得も大きく変わってしまう場合には、利得補正によって電力増幅器の非線形特性が変化してしまうため、DPDによる歪補償係数の収束までには、更に時間を要してしまうという問題が生じる。
このような問題は、電源電圧や周囲温度の変動に関係なく生じるため、特許文献2に記載の装置によっては、解決できない。
送信電力の変動前後で電力増幅器の非線形特性の形(AM−AM特性やAM−PM特性の形)が近似する場合には、特許文献3に記載の装置で歪補償は可能である。しかしながら、送信電力の変動前後で電力増幅器の非線形特性が異なる場合、ゲイン分を考慮した補正のみで最適な歪補償係数を得ることはできない。
本発明は上記の事情に鑑みて成されたものであり、本発明の目的は、入力信号の特性に基づいて歪補償を行うことで電力増幅器から出力される信号の歪劣化を抑制することである。
本発明の一態様である歪補償回路は、入力信号の電力値を算出する電力計算部と、前記入力信号に乗算する補償係数を含む複数のルックアップテーブルが格納されたメモリと、前記複数のルックアップテーブルのいずれかから、前記電力計算部が算出した電力値に対応する補償係数を読み出して出力するデータ出力部と、前記データ出力部から出力される補償係数を前記入力信号に乗算する歪補償演算部と、前記入力信号の信号特性を解析する信号解析部と、前記信号解析部の解析結果に基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定し、決定したルックアップテーブルを前記データ出力部に通知する制御部と、を備えるものである。
本発明の一態様である歪補償方法は、入力信号の電力値を算出し、前記入力信号の信号特性を解析し、前記解析の結果に基づいて、メモリに格納された補償係数を含む複数のルックアップテーブルから、前記入力信号に乗算する補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定し、決定されたルックアップテーブルから、算出した電力値に対応する補償係数を読み出し、読み出した補償係数を前記入力信号に乗算するものである。
本発明の一態様である送信機は、入力信号に歪補償演算を行う歪補償回路と、前記歪補償回路で歪補償演算された信号を無線送信信号に変換する変換回路と、を備え、前記歪補償回路は、前記入力信号の電力値を算出する電力計算部と、前記入力信号に乗算する補償係数を含む複数のルックアップテーブルが格納されたメモリと、前記複数のルックアップテーブルのいずれかから、前記電力計算部が算出した電力値に対応する補償係数を読み出して出力するデータ出力部と、前記データ出力部から出力される補償係数を前記入力信号に乗算する歪補償演算部と、前記入力信号の信号特性を解析する信号解析部と、前記信号解析部の解析結果に基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定し、決定したルックアップテーブルを前記データ出力部に通知する制御部と、を備えるものである。
本発明によれば、入力信号の特性に基づいて歪補償を行うことで電力増幅器から出力される信号の歪劣化を抑制することができる。
実施の形態1にかかる歪補償回路の構成を模式的に示す回路図である。 実施の形態1にかかる歪補償回路を有する送信機を模式的に示す回路図である。 ルックアップテーブルの構成例を示す図である。 実施の形態1にかかる歪補償回路のルックアップテーブル決定動作を示すフローチャートである。 デジタルベースバンド信号の入力振幅と電力増幅器の出力振幅との変動の例を示す図である。 入力振幅のサンプリングを示す図である。 ある期間において入力振幅をサンプリングして得られた入力振幅分布の例を示す図である。 ある期間において入力振幅をサンプリングして得られた入力振幅分布の例を示す図である。 ある期間において入力振幅をサンプリングして得られた入力振幅分布の例を示す図である。 信号パターンの決定方法の一例を示す図である。 実施の形態2にかかる歪補償回路を有する送信機の構成を模式的に示すブロック図である。 入力側の平均電力及び信号パターンとルックアップテーブルとの関係を示す図である。 実施の形態2にかかる歪補償回路のルックアップテーブル決定動作を示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる歪補償回路を有する送信機の構成を模式的に示すブロック図である。 実施の形態3にかかる歪補償回路のルックアップテーブル決定動作を示すフローチャートである。 電力増幅器の非線形特性(AM−AM特性)を示す図である。 電力増幅器の非線形特性(AM−PM特性)を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面においては、同一要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
実施の形態1にかかる歪補償回路100について説明する。図1は、実施の形態1にかかる歪補償回路100の構成を模式的に示す回路図である。図2は、実施の形態1にかかる歪補償回路100を有する送信機1000を模式的に示す回路図である。送信機1000は、歪補償回路100、直交変調部41、デジタル/アナログ変換器(Digital to Analog Converter:DAC)42、周波数変換器43及び電力増幅器45を有する。
まず、歪補償回路100について説明する。歪補償回路100は、電力計算部11、メモリ12、データ出力部13、歪補償演算部14、制御部15及び信号解析部16を有する。
電力計算部11は、歪補償回路100に入力されるデジタルベースバンド信号I、Qの電力Pを算出する。図1の例では、デジタルベースバンド信号I、Qは直交信号であり、I成分とI成分と直交するQ成分とを含むものである。
メモリ12は、複数のルックアップテーブル(LookUp Table:以下、LUT)が格納されている。ここで、各LUTについて説明する。図3は、LUTの構成例を示す図である。各LUTテーブルには、図3に示すように、電力計算部11が算出する電力の範囲に応じた補償係数が格納されている。各LUT間では、対応する信号パターンに適した補償係数が、例えば出荷時の初期設定として予め設定されている。各LUTは、歪補償回路が送信装置等に実装されて歪補償動作を開始した後は、例えば後述するように、制御部15が各LUTに格納された補償係数を適宜更新(図2のDAT)することも可能である。
図1及び2に戻り、歪補償回路100の構成について説明する。データ出力部13は、制御部15によって指定されたLUTから、電力計算部11が算出したデジタルベースバンド信号I、Qの電力Pに対応する補償係数CCを読み出す。そして、データ出力部13は、読み出した補償係数CCを、歪補償演算部14に出力する。
歪補償演算部14は、データ出力部13から受け取った補償係数CCを、デジタルベースバンド信号I、Qに乗算した信号、すなわち、歪補償演算後のデジタルベースバンド信号Ic、Qcを出力する。
信号解析部16は、デジタルベースバンド信号I、Qの信号特性を解析し、解析結果(図1及び2のPAT)を制御部15に出力する。
制御部15は、解析結果(図1及び2のPAT)に基づいて、データ出力部13が補償係数の読み出しに用いるLUTを指定する制御信号CON1を、データ出力部13に出力する。
次いで、歪補償回路100以外の送信機1000の構成について説明する。直交変調部41は、歪補償演算部14から出力されたデジタルベースバンド信号Ic、Qcを直交変調して、デジタルIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号としてDAC42へ出力する。DAC42は、デジタルIF信号をデジタル−アナログ変換によりアナログIF信号に変換して出力する。周波数変換器43は、アナログIF信号をRF(Radio Frequency:無線周波数)信号へアップコンバート(周波数変換)する。電力増幅器45は、周波数変換器43のRF信号を増幅して、出力信号OUTを出力する。
なお、ここでは、直交変調部41、DAC42、周波数変換器43及び電力増幅器45を、まとめて第1の変換回路40とも称する。すなわち、第1の変換回路40は、歪補償回路100から出力されるデジタルベースバンド信号Ic、Qcを無線送信信号である出力信号OUTに変換する回路として構成される。
次いで、歪補償回路100の動作について説明する。図4は、実施の形態1にかかる歪補償回路100のLUT決定動作を示すフローチャートである。
ステップS11
信号解析部16は、デジタルベースバンド信号I、Qの信号パターンを決定し、決定した信号パターンPATを制御部15に通知する。
ステップS12
制御部15は、信号パターンPATに基づいて、データ出力部13が補償係数の読み出しに用いるLUTを決定し、決定されたLUTを通知する制御信号CON1を、データ出力部13に出力する。
ステップS13
データ出力部13は、制御信号CON1で指定されたLUTが、その時点でのデータの読み出し元であるLUTと同じであるか判定する。
ステップS14
制御信号CON1で指定されたLUTが、その時点で参照しているデータの読み出し元であるLUTと異なる場合、データ出力部13は、参照するLUTを制御信号CON1で指定されたLUTに切り替える。
その後、データ出力部13は、参照すべきLUTcから電力値Pに対応する補償係数CCを読み出し、読み出した補償係数CCを歪補償演算部14へ出力する。歪補償演算部14は、補償係数CCをデジタルベースバンド信号I、Qに乗算し、デジタルベースバンド信号Ic、Qcとして出力する。
次いで、信号解析部16におけるデジタルベースバンド信号I、Qの解析について説明する。本実施の形態では、信号解析の具体例として、デジタルベースバンド信号I、Qのパターン解析を行う方法について説明する。
まず、信号パターンの解析について、図を参照して説明する。図5は、デジタルベースバンド信号の入力振幅と電力増幅器の出力振幅との変動の例を示す図である。図5では、横軸はデジタルベースバンド信号の入力振幅を示し、縦軸は電力増幅器の出力振幅をデジタルベースバンド信号の入力振幅で除算した値(すなわち、電力増幅器の利得)を示す。図5では、例として、2種類の特性を示している。この例では、デジタルベースバンド信号の入力振幅に対して、電力増幅器の利得が変動することがわかる。しかしながら、信号パターンの違いにより、電力増幅器の利得の変動の様相は異なることとなる。図5では、区間D1に着目すると、特性曲線L1は特性曲線L2と比べて、電力増幅器の利得が平均的に大きく、かつ、その変動量も大きい。つまり、信号パターンによって最適なLUTは異なることがわかる。従って、信号パターンの解析を行うことが望ましいと言える。
本実施の形態では、入力振幅をサンプリングして入力振幅の分布を求め、この分布を用いて信号パターンを決定する。図6は、入力振幅のサンプリングを示す図である。図6に示すように、変動する入力振幅に対して、例えば時間Δtごとに入力振幅の値をサンプリングし、分布を生成する。図7〜9は、ある期間において入力振幅をサンプリングして得られた入力振幅分布の例を示す図である。この例では、図7〜9ではピークの位置がそれぞれ異なり、かつ、図8ではピークが最もなだらかとなっている。このように、信号分布のパターンとしては、低振幅から高振幅まで一様に信号が分布している場合や、低振幅領域に信号サンプルが偏っている場合、低振幅領域の信号が多いが稀に高振幅の信号が混在している場合、などがある。本実施の形態では、これらの分布に基づいて信号パターンを決定し、決定した信号パターンに基づいて用いるべきLUTを決定する。
信号パターンの決定方法について具体的に説明する。用いるべきLUTを決定するには、分布の統計量、例えば、入力振幅分布におけるピークの中心値Apを用いて信号パターンを決定してもよい。この場合、入力振幅を複数の範囲に分割し、ピークの中心値(すなわち、分布曲線の傾き(1次微分係数)が0になるときの入力振幅の値)がいずれの範囲に属するかを判定することで、信号パターンを決定することができる。
また、例えば、入力振幅分布において、ピークの形状、例えば一定のサンプル数における直線とピークとが囲む領域の面積Sを用いて信号パターンを決定してもよい。この場合、複数の面積値の範囲を設定しておき、算出した面積Sがいずれの範囲に属するかを判定することで、信号パターンを決定することができる。
この例では、入力振幅分布について説明したが、このような度数分布だけでなく、度数分布に対応する確率密度関数を用いてもよい。この場合、確率密度関数におけるピークの中心値や、所定の確率に引いた線とピークとが囲む面積に基づいて、信号パターンを決定してもよい。例えば、CCDF(Complementary Cumulative Distribution Function)やPAPR(Paek to Average Ratio)を用いてもよく、CCDFやPAPRにいくつかの閾値を設けておき、その閾値に従って、信号分布パターンを区別し、特定することができる。
また、上述のピークの中心値とピークの面積値とは、択一的に用いてもよいし、両者を複合して用いてもよい。図10は、信号パターンの決定方法の一例を示す図である。この場合、ピークの中心値Apに対して設定された複数の範囲と面積値Sに対して設定された複数の範囲とが成すマトリックスのそれぞれの要素に対して、個別の信号パターンを割り当てればよい。
以上、本構成によれば、入力されるデジタルベースバンド信号の特性、特に信号パターンに基づいて補償係数を選択できるので、信号特性によらずプリディストーション方式の歪補償を行うことが可能となる。
実施の形態2
実施の形態2にかかる歪補償回路について説明する。図11は、実施の形態2にかかる歪補償回路200を有する送信機2000の構成を模式的に示すブロック図である。送信機2000は、実施の形態1にかかる送信機1000の歪補償回路100を歪補償回路200に置換した構成を有する。
歪補償回路200は、歪補償回路100に平均電力計算部21を追加した構成を有する。平均電力計算部21は、デジタルベースバンド信号I、Qの所定期間での平均電力Pa(第1の平均電力とも称する)を算出し、算出結果を制御部15へ出力する。
制御部15は、入力側の平均電力Paと信号パターンとに基づいて、用いるべきLUTを決定する。図12は、入力側の平均電力及び信号パターンとLUTとの関係を示す図である。図12に示すように、LUTは入力側の平均電力Paと信号パターンPATとからなるマトリックスとして設定される。これにより、制御部15は、入力側の平均電力Paと信号パターンPATとに基づいて、用いるべきLUTを決定することができる。図12に示すマトリックスは、例えば制御部15に設けられたメモリ(不図示)などに格納されてもよい。また、図12に示すマトリックスは予め設定されてもよいし、外部からの指令によって更新されてもよい。
次いで、歪補償回路200の動作について説明する。図13は、実施の形態2にかかる歪補償回路200のLUT決定動作を示すフローチャートである。
ステップS21
平均電力計算部21は、デジタルベースバンド信号I、Qの電力値を一定期間蓄積して、その期間の平均電力Paを算出する。
ステップS22
信号解析部16は、図4のステップS11と同様に、デジタルベースバンド信号I、Qの信号パターンを決定し、決定した信号パターンPATを制御部15に通知する。
ステップS23
制御部15は、信号パターンPATと平均電力Paとに基づいて、データ出力部13が補償係数の読み出しに用いるLUTを決定し、決定されたLUTを通知する制御信号CON1を、データ出力部13に出力する。
ステップS24
データ出力部13は、ステップS13と同様に、制御信号CON1で指定されたLUTが、その時点でのデータの読み出し元であるLUTと同じであるか判定する。
ステップS25
制御信号CON1で指定されたLUTが、その時点で参照しているデータの読み出し元であるLUTと異なる場合、データ出力部13は、ステップS14と同様に、参照するLUTを制御信号CON1で指定されたLUTに切り替える。
その後、実施の形態1と同様に、データ出力部13は、参照すべきLUTcから電力値Pに対応する補償係数CCを読み出し、読み出した補償係数CCを歪補償演算部14へ出力する。歪補償演算部14は、補償係数CCをデジタルベースバンド信号I、Qに乗算し、デジタルベースバンド信号Ic、Qcとして出力する。
以上、本構成によれば、デジタルベースバンド信号の信号パターンだけでなく、平均電力をも参照して用いるLUTを決定するため、実施の形態1と比べて、より精密な歪補償を実現できることが理解できる。
実施の形態3
実施の形態3にかかる歪補償回路について説明する。上述の送信機においては、送信信号の平均電力や信号分布によっては、電力増幅器の非線形特性のみならず、平均利得も大きく変わってしまう場合がある。この場合、利得補正によって電力増幅器の非線形特性が変化してしまう。よって、DPDによる歪補償係数の収束を早めるためには、まず、平均利得を規定値に合わせればよい。本実施の形態では、このような場合に利得補正を行うことができる歪補償回路について説明する。図14は、実施の形態3にかかる歪補償回路300を有する送信機3000の構成を模式的に示すブロック図である。送信機3000は、実施の形態2にかかる送信機2000の歪補償回路200を歪補償回路300に置換した構成を有する。
歪補償回路300は、歪補償回路200に遅延回路31、周波数変換器32、アナログ−デジタル変換器(Analog to Digital Converter:ADC)33、直交復調部34、平均電力計算部35、方向性結合器36及び可変抵抗減衰器(ATT)44を追加した構成を有する。
遅延回路31は、デジタルベースバンド信号I、Qを制御部15からの制御信号CON3に応じて遅延させ、遅延デジタルベースバンド信号Ia、Qaを制御部15に供給する。これにより、制御部15は、後述する帰還デジタルベースバンド信号Ib、Qbと遅延デジタルベースバンド信号Ia、Qaとが同期するように、遅延回路31での遅延量を制御する。平均電力計算部21は、遅延デジタルベースバンド信号Ia、Qaの所定期間での平均電力Paを算出し、算出結果を制御部15へ出力する。
方向性結合器36は、出力信号を分岐して帰還させる。周波数変換器32は、方向性結合器36から帰還した出力信号OUTをダウンコンバートした帰還アナログIF信号を出力する。ADC33は、周波数変換器32からの帰還アナログIF信号をアナログ−デジタル変換により帰還デジタルIF信号に変換して出力する。直交復調部34は、ADC33からの帰還デジタルIF信号を復調した帰還デジタルベースバンド信号Ib、Qbを、制御部15及び平均電力計算部35へ出力する。
なお、ここでは、周波数変換器32、ADC33、直交復調部34及び方向性結合器36を、まとめて第2の変換回路30とも称する。すなわち、第2の変換回路30は、無線送信信号である出力信号OUTを、帰還デジタルベースバンド信号Ib、Qbに変換する回路として構成される。
平均電力計算部35は、帰還デジタルベースバンド信号Ib、Qbの所定期間での平均電力Pb(第2の平均電力とも称する)を算出し、算出結果を制御部15へ出力する。
可変抵抗減衰器44は、制御部15からの制御信号CON2によって指定された値だけ、RF信号の電力を減衰させる。また、ここでは、第1の変換回路30に可変抵抗減衰器44を追加した変換回路を、第1の変換回路50とも称する。
制御部15は、用いるべきLUTを決定するだけでなく、出力側の平均電力Pbを入力側の平均電力Paで除算して、送信機3000のゲインGを算出する。そして、ゲインGの値が所定範囲外である場合、制御部15は、制御信号CON2により可変抵抗減衰器44での減衰量を制御して、ゲインGが所定範囲内となるように制御する。
また、制御部15は、入力側の平均電力Paと出力側の平均電力Pbとを比較して、又は、遅延デジタルベースバンド信号Ia、Qaと帰還デジタルベースバンド信号Ib、Qbとの間で位相、振幅を比較して、遅延回路31での遅延量を好適に制御することができる。
また、遅延デジタルベースバンド信号Ia、Qaと帰還デジタルベースバンド信号Ib、Qbとの間で振幅、位相を比較し、比較結果に基づいて、各LUTに含まれる補償係数を更新してもよい。このとき、補償係数の算出としては、種々の算出方法を用いることができる。例えば、特許文献1に記載のエンベロープ検出型リニアライザ装置による方法を用いてもよい。
次いで、実施の形態3にかかる歪補償回路でのLUT決定方法について、説明する。図15は、実施の形態3にかかる歪補償回路のLUT決定動作を示すフローチャートである。
ステップS31
平均電力計算部21は、遅延デジタルベースバンド信号Ia、Qaの電力値を一定期間蓄積して、その期間の平均電力Paを算出する。
ステップS32
平均電力計算部35は、帰還デジタルベースバンド信号Ib、Qbの電力値を一定期間蓄積して、その期間の平均電力Pbを算出する。
ステップS33
制御部15は、送信機3000のゲインG(G=Pb/Pa)を算出する。
ステップS34
制御部15は、ゲインGが予め規定された範囲内であるかを判定する。
ステップS35
制御部15は、ゲインGが予め規定された範囲外である場合、制御信号CON2によって、ゲインGが規定された範囲内に収まるように、可変抵抗減衰器44を制御する。
ステップS36
信号解析部16は、図4のステップS11と同様に、遅延デジタルベースバンド信号Ia、Qaの信号パターンを決定し、決定した信号パターンPATを制御部15に通知する。
ステップS37
制御部15は、ステップS23と同様に、信号パターンPATと平均電力Paとに基づいて、データ出力部13が補償係数の読み出しに用いるLUTを決定し、決定されたLUTを通知する制御信号CON1を、データ出力部13に出力する。
ステップS38
データ出力部13は、ステップS13と同様に、制御信号CON1で指定されたLUTが、その時点でのデータの読み出し元であるLUTと同じであるか判定する。
ステップS39
制御信号CON1で指定されたLUTが、その時点で参照しているデータの読み出し元であるLUTと異なる場合、データ出力部13は、ステップS14と同様に、参照するLUTを制御信号CON1で指定されたLUTに切り替える。
その後、実施の形態1及び2と同様に、データ出力部13は、参照すべきLUTcから電力値Pに対応する補償係数CCを読み出し、読み出した補償係数CCを歪補償演算部14へ出力する。歪補償演算部14は、補償係数CCをデジタルベースバンド信号I、Qに乗算し、デジタルベースバンド信号Ic、Qcとして出力する。
以上、本構成によれば、送信機のゲインを調整することが可能となり、その結果、より送信機の出力信号の信号品質を向上させることができる。これにより、送信信号の平均電力や信号分布が急変し、電力増幅器の非線形特性のみならず、平均利得までもが大きく変わってしまうような場合でも、歪補償係数の収束が早く、無線特性の劣化を抑制することが可能となる。また、この制御を繰り返し実行することで、温度や周波数特性の変化などに追従したLUTの適応制御が可能となる。
その他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、送信機に搭載される歪補償回路は、実施の形態1にかかる歪補償回路100に限られず、実施の形態2及び3にかかる歪補償回路200及び300を用いて、同様に無線通信装置を構成することができる。
図15のステップS37では、制御部15は、ステップS23と同様に、信号パターンPATと平均電力Paとに基づいて、データ出力部13が補償係数の読み出しに用いるLUTを決定するものとして説明したが、これは例示である。すなわち、図4のステップS12と同様に、制御部15は、信号パターンPATに基づいて、データ出力部13が補償係数の読み出しに用いるLUTを決定してもよい。
11 電力計算部
12 メモリ
13 データ出力部
14 歪補償演算部
15 制御部
16 信号解析部
21、35 平均電力計算部
30 第2の変換回路
31 遅延回路
32、43 周波数変換器
33 ADC
34 直交復調部
36 方向性結合器
40、50 第1の変換回路
41 直交変調部
42 DAC
44 可変抵抗減衰器
45 電力増幅器
100、200、300 歪補償回路
1000、2000、3000 送信機

Claims (13)

  1. 入力信号の電力値を算出する電力計算部と、
    前記入力信号に乗算する補償係数を含む複数のルックアップテーブルが格納されたメモリと、
    前記複数のルックアップテーブルのいずれかから、前記電力計算部が算出した電力値に対応する補償係数を読み出して出力するデータ出力部と、
    前記データ出力部から出力される補償係数を前記入力信号に乗算する歪補償演算部と、
    前記入力信号の信号特性を解析する信号解析部と、
    前記信号解析部の解析結果に基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定し、決定したルックアップテーブルを前記データ出力部に通知する制御部と、を備え、
    前記信号解析部は、前記入力信号の入力振幅をサンプリングし、前記入力振幅の分布のピークの中心値及びピークの形状の一方又は両方に基づいて信号パターンを決定し、
    前記制御部は、決定された信号パターンに基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定する、
    歪補償回路。
  2. 前記データ出力部は、前記制御部から通知されたルックアップテーブルが通知前に補償係数を読み出していたルックアップテーブルと異なる場合、補償係数を読み出すルックアップテーブルを前記制御部から通知されたルックアップテーブルに切り替える、
    請求項1に記載の歪補償回路。
  3. 入力信号の電力値を算出する電力計算部と、
    前記入力信号に乗算する補償係数を含む複数のルックアップテーブルが格納されたメモリと、
    前記複数のルックアップテーブルのいずれかから、前記電力計算部が算出した電力値に対応する補償係数を読み出して出力するデータ出力部と、
    前記データ出力部から出力される補償係数を前記入力信号に乗算する歪補償演算部と、
    前記入力信号の信号特性を解析する信号解析部と、
    前記信号解析部の解析結果に基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定し、決定したルックアップテーブルを前記データ出力部に通知する制御部と、
    前記入力信号の一定期間における第1の平均電力を算出し、算出した前記第1の平均電力を前記制御部に出力する第1の平均電力算出部と、を備え、
    前記制御部は、前記信号解析部の解析結果と前記第1の平均電力とに基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定する、
    歪補償回路。
  4. 前記データ出力部は、前記制御部から通知されたルックアップテーブルが通知前に補償係数を読み出していたルックアップテーブルと異なる場合、補償係数を読み出すルックアップテーブルを前記制御部から通知されたルックアップテーブルに切り替える、
    請求項3に記載の歪補償回路。
  5. 前記信号解析部は、前記入力信号の入力振幅をサンプリングし、前記入力振幅の分布に基づいて信号パターンを決定し、
    前記制御部は、決定された信号パターンに基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定する、
    請求項3又は4に記載の歪補償回路。
  6. 前記信号解析部は、
    前記入力振幅の分布のピークの中心値及びピークの形状の一方又は両方に基づいて、信号パターンを決定する、
    請求項に記載の歪補償回路。
  7. 前記入力信号はデジタルベースバンド信号であり、前記歪補償演算部で補償係数が乗算されたデジタルベースバンド信号は、後段の第1の変換回路によって無線送信信号に変換される、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の歪補償回路。
  8. 前記入力信号であるデジタルベースバンド信号を遅延させる遅延回路と、
    前記遅延回路で遅延されたデジタルベースバンド信号の一定期間における第1の平均電力を算出し、算出した前記第1の平均電力を前記制御部に出力する第1の平均電力算出部と、
    前記無線送信信号をデジタルベースバンド信号に変換する第2の変換回路と、
    前記第2の変換回路で変換されたデジタルベースバンド信号の一定期間における第2の平均電力を算出し、算出した前記第2の平均電力を前記制御部に出力する第2の平均電力算出部と、を更に備え、
    前記制御部は、
    前記第1の平均電力と前記第2の平均電力から前記第1の変換回路のゲインを算出し、
    前記ゲインが所定範囲外である場合、前記ゲインが所定範囲内となるように前記第1の変換回路を制御する、
    請求項に記載の歪補償回路。
  9. 前記制御部は、前記遅延回路で遅延されたデジタルベースバンド信号と、前記第2の変換回路で変換されたデジタルベースバンド信号と、が同期するように、前記遅延回路での遅延量を制御する、
    請求項に記載の歪補償回路。
  10. 入力信号の電力値を算出し、
    前記入力信号の入力振幅をサンプリングし、前記入力振幅の分布のピークの中心値及びピークの形状の一方又は両方に基づいて信号パターンを決定し
    決定された信号パターンに基づいて、メモリに格納された補償係数を含む複数のルックアップテーブルから、前記入力信号に乗算する補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定し、
    決定されたルックアップテーブルから、算出した電力値に対応する補償係数を読み出し、
    読み出した補償係数を前記入力信号に乗算する、
    歪補償方法。
  11. 入力信号に歪補償演算を行う歪補償回路と、
    前記歪補償回路で歪補償演算された信号を無線送信信号に変換する変換回路と、を備え、
    前記歪補償回路は、
    前記入力信号の電力値を算出する電力計算部と、
    前記入力信号に乗算する補償係数を含む複数のルックアップテーブルが格納されたメモリと、
    前記複数のルックアップテーブルのいずれかから、前記電力計算部が算出した電力値に対応する補償係数を読み出して出力するデータ出力部と、
    前記データ出力部から出力される補償係数を前記入力信号に乗算する歪補償演算部と、
    前記入力信号の信号特性を解析する信号解析部と、
    前記信号解析部の解析結果に基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定し、決定したルックアップテーブルを前記データ出力部に通知する制御部と、を備え、
    前記信号解析部は、前記入力信号の入力振幅をサンプリングし、前記入力振幅の分布のピークの中心値及びピークの形状の一方又は両方に基づいて信号パターンを決定し、
    前記制御部は、決定された信号パターンに基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定する、
    送信機。
  12. 入力信号の電力値を算出し、
    前記入力信号の信号特性を解析し、
    前記入力信号の一定期間における第1の平均電力を算出し、
    前記解析の結果と、算出した前記第1の平均電力と、に基づいて、メモリに格納された補償係数を含む複数のルックアップテーブルから、前記入力信号に乗算する補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定し、
    決定されたルックアップテーブルから、算出した電力値に対応する補償係数を読み出し、
    読み出した補償係数を前記入力信号に乗算する、
    歪補償方法。
  13. 入力信号に歪補償演算を行う歪補償回路と、
    前記歪補償回路で歪補償演算された信号を無線送信信号に変換する変換回路と、を備え、
    前記歪補償回路は、
    前記入力信号の電力値を算出する電力計算部と、
    前記入力信号に乗算する補償係数を含む複数のルックアップテーブルが格納されたメモリと、
    前記複数のルックアップテーブルのいずれかから、前記電力計算部が算出した電力値に対応する補償係数を読み出して出力するデータ出力部と、
    前記データ出力部から出力される補償係数を前記入力信号に乗算する歪補償演算部と、
    前記入力信号の信号特性を解析する信号解析部と、
    前記信号解析部の解析結果に基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定し、決定したルックアップテーブルを前記データ出力部に通知する制御部と、
    前記入力信号の一定期間における第1の平均電力を算出し、算出した前記第1の平均電力を前記制御部に出力する第1の平均電力算出部と、を備え、
    前記制御部は、前記信号解析部の解析結果と前記第1の平均電力とに基づいて、補償係数を読み出すルックアップテーブルを決定する、
    送信機。
JP2016112752A 2016-06-06 2016-06-06 歪補償回路、歪補償方法及び送信機 Active JP6705296B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016112752A JP6705296B2 (ja) 2016-06-06 2016-06-06 歪補償回路、歪補償方法及び送信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016112752A JP6705296B2 (ja) 2016-06-06 2016-06-06 歪補償回路、歪補償方法及び送信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017220744A JP2017220744A (ja) 2017-12-14
JP6705296B2 true JP6705296B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=60657856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016112752A Active JP6705296B2 (ja) 2016-06-06 2016-06-06 歪補償回路、歪補償方法及び送信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6705296B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020141379A (ja) * 2019-03-01 2020-09-03 富士通株式会社 歪み補償装置及び歪み補償方法
JP7393741B2 (ja) 2020-03-30 2023-12-07 住友電気工業株式会社 歪補償装置、歪補償方法、コンピュータプログラム、及び通信装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4365507B2 (ja) * 2000-05-09 2009-11-18 株式会社日立国際電気 歪補償増幅器
JP4043824B2 (ja) * 2002-03-29 2008-02-06 松下電器産業株式会社 非線形歪補償装置および非線形歪補償方法
WO2008155819A1 (ja) * 2007-06-19 2008-12-24 Fujitsu Limited 電力増幅制御装置
US7741906B1 (en) * 2008-08-29 2010-06-22 Xilinx, Inc. Method of and circuit for generating parameters for a predistortion circuit in an integrated circuit
WO2011030672A1 (ja) * 2009-09-10 2011-03-17 日本電気株式会社 サンプリング回路、通信装置、歪補償回路、信号サンプリング方法、プログラム
JP6490370B2 (ja) * 2014-09-11 2019-03-27 株式会社東芝 歪み補償装置及び送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017220744A (ja) 2017-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10153794B2 (en) Transmitter, communication unit and method for limiting spectral re-growth
US6985033B1 (en) Circuits and methods for adjusting power amplifier predistortion, and power amplifiers and other devices including the same
JP5742186B2 (ja) 増幅装置
US7259630B2 (en) Elimination of peak clipping and improved efficiency for RF power amplifiers with a predistorter
US8030997B2 (en) Resource efficient adaptive digital pre-distortion system
US8565697B2 (en) Distortion compensation apparatus and method
US8081711B2 (en) Predistortion methods and apparatus for polar modulation transmitters
US8022763B2 (en) Amplifier failure detection apparatus
JP4087180B2 (ja) 入力信号に予め歪みを加える方法および予歪みシステム
US10003310B1 (en) Segmented digital predistortion apparatus and methods
JP2009290384A (ja) 歪補償回路及び歪補償方法
JP4641715B2 (ja) 歪補償装置及び無線基地局
JP6209925B2 (ja) 歪補償装置および歪補償方法
US8804872B1 (en) Dynamic determination of volterra kernels for digital pre-distortion
JP6705296B2 (ja) 歪補償回路、歪補償方法及び送信機
JP5850150B2 (ja) 歪補償装置及び歪補償方法
JP5121734B2 (ja) 電源電圧形成装置及びポーラ変調送信装置
US8633769B2 (en) Dual loop adaptation digital predistortion architecture for power amplifiers
JP2003078360A (ja) 歪み補償装置
KR101069781B1 (ko) 전송 신호를 생성하는 방법
US9748983B2 (en) Transmitter and method for transmission control in a technique of delta sigma modulating
JP2020088528A (ja) 歪補償回路、送信装置および歪補償方法
US20230085041A1 (en) Amplifier and amplification method
KR20140118130A (ko) 복수의 비선형 증폭기에 대하여 단일 피드백 회로를 사용하는 전치보상 장치 및 방법
Ba et al. Efficient spacing scheme for a linearly interpolated lookup table predistorter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6705296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150