JP5558170B2 - 遊技機用施錠装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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枠状に形成された外枠の内側に配置される内枠に対し、その内枠の遊技者側となる前面側において内枠の一側縁に沿う回動軸線周りで回動開閉される前面枠を、回動閉鎖状態において施錠し、かつ開錠操作によって回動開放可能にするための錠機構を備えた遊技機用施錠装置及びそれを備えた遊技機に関する。
例えば下記特許文献1の施錠装置は、前面枠の裏面下部に、開錠動作に連動する撓み防止片81が揺動自在に設けられており、その撓み防止片81の他端に設けられた係合凹部88が、内枠の前面下部に突設された係止杵23の凹溝78に係合される。これにより、前面枠中央を前方側へ引張ることで、遊技盤の表面と、前面枠に設けられる透明板(ガラス等)の裏面との間隔が広がりにくくする、すなわち前面枠の撓みを防ごうとしたものである。したがって、広がった間隔に遊技球を挟んで入賞口の開いた状態を維持し不正に賞球を得るといった不正行為の防止を目的としたものである。
特許第4204561号公報
しかし、特許文献1の施錠装置では、撓み防止片の係合凹部と係止杵の凹溝とで係合されるので、部品のねじれ等の要因によっては、正しく係合が行えない場合や、外部からの衝撃等により、係合凹部と凹溝との係合が解除されてしまう虞がある。
さらに、上記のような施錠装置の撓み防止片は、前面枠の裏面と平行な面内で揺動し、係合されるので撓み防止片の厚み方向、すなわち前後方向への引張りには弱く、曲がり易いので、前面枠の撓みを確実に防ぐことができるとは言えない。また、例えば、前面枠と内枠によって生じる隙間から撓み防止片を操作されて、係合を解除されてしまうといった不正行為の防止対策が何等されていない。
本発明の課題は、錠機構と連動する係合を無用な衝撃によって解除されることなく確実に維持させることで、前面枠の撓みを防ぎ、また、外部からの不正な操作による係合の解除といった不正行為の防止効果が高い遊技機用施錠装置と、それを備えた遊技機を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の遊技機用施錠装置は、
枠状に形成された外枠の内側に配置される内枠に対し、その内枠の遊技者側となる前面側において左右いずれか一側縁に沿う回動軸線周りで回動開閉される前面枠を、回動閉鎖状態において施錠し、かつ開錠操作によって回動開放可能にするための錠機構を備えた遊技機用施錠装置であって、
前記内枠の前面側において左右方向に延びる形態で固定された内枠固定部材と、
その内枠固定部材と前記前面枠とを回動閉鎖状態において係合連結するために、前記内枠固定部材の左右長手方向における1又は複数の位置に形成された係合部と、
前記前面枠の後面側において左右方向に延びる形態で固定され、前記前面枠の回動閉鎖状態において前記内枠固定部材に近接又は接触して対向位置する前面枠固定部材と、
その前面枠固定部材に保持されるとともに、前記前面枠の回動閉鎖時には前記内枠固定部材の係合部との当接により、前記錠機構の開錠操作時にはその錠機構との連係により、
それぞれ左右方向へ直線的に移動して、前記係合部を係合・保持する保持状態と、その係合部から離脱する離脱状態との間を移行可能な移動部材と、
前記前面枠固定部材と移動部材との間に設けられ、前記前面枠の回動閉鎖状態において前記保持状態を維持する向きに前記移動部材を付勢する付勢部材とを備え、
前記係合部は、前記内枠固定部材から前記回動軸線と平行状に突出形成された軸状の部材で構成される一方、
前記移動部材は、前後方向及び左右方向に所定の広がりを有する板状の部材で構成されるとともに、前記前面枠の回動閉鎖状態において前記内枠固定部材及び前面枠固定部材と平行状、かつ前記係合部の軸線と直交状に位置し、
前記前面枠の回動閉鎖時において、前記移動部材は、前記係合部との当接により前記付勢部材の付勢力に抗して前記離脱状態に移行した後、その付勢部材の付勢力によって前記保持状態に移行する一方、
前記錠機構の開錠操作時において、前記移動部材は、前記錠機構との連係により前記付勢部材の付勢力に抗して前記離脱状態に移行し、その離脱状態を維持したままでの前記前面枠の回動開放を可能とすることを特徴とする。
上記遊技機用施錠装置では、移動部材が、左右方向へ直線的に移動して、係合部と係合連結されるので、係合のための凹溝等を設ける必要もなく確実に係合される。さらに、付勢部材によって、移動部材と係合部との係合状態を維持する方向へ付勢されるので、衝撃等を受けても係合状態が解除されにくくより確実に係合される。
また、係合部が複数形成されるようにすればより一層、移動部材が係合連結・係合維持され、解除されにくいといった効果を高めることができる。
また、左右方向への直線的な係合であるので、係合のためのスペースを少なくすることができ、他の部品との干渉の虞がない。さらに、係合部は内枠固定部材に形成され、移動部材は前面枠固定部材に保持されているので、例えば交換のための取り外し・取り付け等が容易に行える。
また、係合部は軸状の部材であって、一方、移動部材は板状の部材で構成されるとともに、前面枠の回動閉鎖状態において内枠固定部材及び前面枠固定部材と平行状、かつ係合部の軸線と直交状に位置するので、前後方向への強度が増し、前面枠の撓みを小さくできる。よって、例えば、撓みから生じた隙間(前面枠に設けられるガラス部の裏面との間隔)に遊技球を挟んで入賞口の開いた状態を維持し不正に賞球を得るといった不正行為を防止することができる。
前記前面枠固定部材は、
前記前面枠に固定するために、その後面に沿って延設される取付部と、
その取付部の前記回動軸線方向の一端側を基端としL字状に屈曲して先端が後方側に延設され、前記移動部材の左右方向への移動を案内するための案内部と、
を含む構成としてもよい。
これによれば、前面枠固定部材が、取付部の回動軸線方向の一端側を基端としL字状に屈曲して先端が後方側に延設されているので、遊技機外部から前面枠と内枠の隙間に対して異物を混入させて不正に賞球を得るという行為を行おうとしても、本発明のような前面枠固定部材の形態であればそれが壁となって阻止する役目を果たすので、不正防止の効果を得ることができる。
前記移動部材は前記前面枠固定部材の屈曲内面側に配置されるとともに、
前記前面枠の回動閉鎖状態において、前記案内部の後方側先端部は、前記内枠固定部材の前方側先端部と前後方向での重なりを有する構成としてもよい。
これによれば、移動部材は前面枠固定部材の屈曲内面側に配置されるとともに、前面枠の回動閉鎖状態において、案内部の後方側先端部は、内枠固定部材の前方側先端部と前後方向での重なりを有するので、内枠と前面枠の隙間において、上方からは移動部材の不正な操作による係合解除を防ぎ、下方からは、遊技盤へ異物が侵入するのを防ぐ効果がある。
前記移動部材は、前記前面枠の回動閉鎖時と前記錠機構の開錠操作時との少なくとも一方において、前記前面枠固定部材の案内部及び前記内枠固定部材の双方により同時に摺動案内されて左右方向へ移動する構成としてもよい。
これによれば、移動部材が前面枠固定部材の案内部及び内枠固定部材によって摺動案内されるので、より安定して左右方向へ移動させることができる。
前記移動部材には、左右方向に長孔形状を有するガイド孔が貫通形成される一方、
前記ガイド孔に挿通されたガイドピンが、そのガイド孔内を左右方向に移動可能な形態で、前記前面枠固定部材の案内部に固定されている構成としてもよい。
これによれば、ガイド孔及びガイドピンによって、移動部材がより一層安定して左右方向へ移動することができる。
前記移動部材には、前記係合部に係合ロックするためのフック部が形成され、
そのフック部は、
前記前面枠の回動閉鎖時において前記係合部に当接したとき、前記付勢部材の付勢方向とは逆方向に移動して前記離脱状態に移行するための傾斜面と、
その傾斜面を乗り越えた後、前記付勢部材の付勢方向に移動して前記保持状態に移行するために、前記傾斜面と連続する形で形成された保持面とを有する構成としてもよい。
これによれば、移動部材はより確実に係合部と係合することが可能になり、また、外部からの衝撃を受けても係合が解除されることなく係合状態を維持できる。
前記錠機構は、開錠操作に伴って前記回動軸線方向に移動する縦スライド部材を含み、
前記移動部材と縦スライド部材とのうちの少なくともいずれか一方には、前記縦スライド部材の回動軸線方向への動きを左右方向への動きに変換するための変換部が形成されている構成としてもよい。
これによれば、限られた少ないスペースでも施錠装置を構成することができ、自由度の高い遊技機の設計を行える。
また、上記課題を解決するために本発明の遊技機は、上記した遊技機用施錠装置のうち、前記内枠に前記内枠固定部材及び係合部を備えるとともに、前記前面枠に前記前面枠固定部材、移動部材及び付勢部材を備え、
前記前面枠の回動閉鎖時において、前記移動部材は、前記係合部との当接により前記付勢部材の付勢力に抗して前記離脱状態に移行した後、その付勢部材の付勢力によって前記保持状態に移行する一方、
前記錠機構の開錠操作時において、前記移動部材は、前記錠機構との連係により前記付勢部材の付勢力に抗して前記離脱状態に移行し、その離脱状態を維持したままでの前記前面枠の回動開放を可能とすることを特徴とする。
これによれば、確実に係合状態を維持し、前面枠の撓み、特に前後方向への撓みを防ぎ、また、撓みによって生じる隙間を利用した不正な入賞球の獲得や異物混入、また外部からの移動部材の操作による係合解除等の不正防止効果が高い遊技機である。
なお、本発明の遊技機には、(1)パチンコ機等の弾球遊技機、(2)スロットマシンやパチスロ機等の回胴式遊技機、(3)ポーカーゲーム機、雀球遊技機等の各種ゲーム機、等が含まれる。
本発明に係る遊技機用施錠装置を備えたパチンコ機の正面図。 前面枠を開放した状態を示す斜視図。 シリンダ錠を示す斜視図及び左側面図。 シリンダ錠の取り付け状態を示す分解斜視図。 内枠固定部材の取り付け状態を示す分解斜視図。 前面枠に固定された前面枠固定部材及び横スライド部材を示す背面図。 前面枠を示す斜視図。 前面枠固定部材及び横スライド部材の取り付け状態を示す分解斜視図。 図1のB−B断面図及び要部拡大図。 係合前の状態を示す図1のA−A断面図。 係合中の状態を示す図1のA−A断面図。 係合時の状態を示す図1のA−A断面図。 係合保持中の状態を示す図1のA−A断面図。 横スライド部材及び縦スライド部材の動作前を示す斜視図及び要部拡大図。 横スライド部材及び縦スライド部材の動作中を示す斜視図及び要部拡大図。 内枠開錠時の錠機構の動作を示す斜視図及び要部拡大図。
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書において、上下方向とは遊技盤2の盤面に沿う形で遊技球が流下する方向(例えば、鉛直方向)を意味する。また、左右方向とは遊技盤2の盤面に沿う形で上下方向と交差する方向(例えば、水平方向)を意味し、遊技者側からみて左側、右側をいう。さらに、前後方向とは遊技盤2と交差(例えば、直交)する方向を意味し、遊技者に対面する側(手前側)が前面側(前方側)であり、その反対側(奥側)が後面側(後方側)となる。
図1は本発明に係る遊技機用施錠装置を備えたパチンコ機の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1(遊技機)の遊技盤2の盤面(前面)には、ほぼ左半周が内外2本のガイドレール2bによって区画され、全体として円形の遊技領域2aが形成されている。遊技領域2aの中央には、遊技盤2上での遊技状態の変化に応じた演出表示を行う液晶表示部3が配置されている。この液晶表示部3と、液晶表示部3を保持する矩形枠状の中央フレーム4と、を含むセンター役物100が遊技盤2に搭載されている。液晶表示部3の下方(遊技領域2aの中央下部)に大入賞口5(アタッカー)が配置されている。また、液晶表示部3と大入賞口5との間には、電動チューリップ(電チュー)にて構成される始動口6が配置されている。
図2は前面枠を開放した状態を示す斜視図である。図2に示すようにパチンコ機1は、枠状に形成された外枠10の内側に内枠11が配置されている。その内枠11の前面側左縁の回動軸線O周りで回動開閉可能な前面枠12(図1も参照)が配置される。前面枠12は、ガラス部13を支持するガラス枠14が嵌め込まれている。内枠11前面側の右側縁付近には、前面枠12を、回動閉鎖状態において施錠し、かつ開錠操作によって、回動開放可能にする錠機構20を備えている。この錠機構20の一部を構成する錠機構ベース部30が固定され、そこにシリンダ錠15が取り付けられる。
シリンダ錠15の左近傍には、内枠11の中央付近まで左右方向に延びる形態の内枠固定部材16が固定されている。内枠固定部材16は、その内枠固定部材16と前面枠12とを回動閉鎖状態において係合連結するために、内枠固定部材16の左右長手方向における2箇所に係合部17が形成されている。また、前面枠固定部材18が前面枠12の後面側において左右方向に延びる形態で固定されている。前面枠固定部材18は、前面枠12の回動閉鎖状態において内枠固定部材16に近接して対向に位置している(図9も参照)。
そして、前面枠固定部材18には、移動部材である横スライド部材19が保持される(図8も参照)。横スライド部材19は、前面枠12の回動閉鎖時には、内枠固定部材16の係合部17との当接により、錠機構20の開錠操作時にはその錠機構20との連係により、それぞれ左右方向へ直線的に移動して、係合部17を係合・保持する保持状態と、その係合部17から離脱する離脱状態との間を移行可能である。
錠機構20及び縦スライド部材50について詳細に説明する。図3は、シリンダ錠15を示す斜視図及び左側面図。図4は、シリンダ錠15の取り付け状態を示す分解斜視図である。
図3、4に示すように、断面コ字状に形成された錠機構ベース部30の内方に、外枠10側へ突出する施錠フック40が一体成形された内枠施錠プレート31と、前面枠12側へ突出する施錠フック41が一体形成された前面枠施錠プレート32とが、それぞれが接しない程度にわずかに離間して設けられる。内枠施錠プレート31の施錠フック40は、錠機構ベース部30の後面側の下方に形成された挿通孔43を通して錠機構ベース部30から突出する。
また、内枠施錠プレート31から内方へ突出するプレート突出部33が、前面枠施錠プレート32に形成された矩形状のプレート角孔34へ挿通されない程度の間隔で配置されるとともに、同じく前面枠施錠プレート32から内方へ突出するプレート突出部35が、外枠施錠プレート31に形成された矩形状のプレート角孔36へ挿通されない程度の間隔で配置される。さらに、内枠施錠プレート31と、前面枠施錠プレート32とにそれぞれ形成された楕円状のプレート円孔37、38にガイドピン39が挿通される。このガイドピン39及びプレート円孔37、38のスペースによって、内枠施錠プレート31及び前面枠施錠プレート32が互いにガイドされて上下方向へ移動可能となっている。さらに、内枠施錠プレート31及び前面枠施錠プレート32の下方の前面側には、それぞれ取付フック23、24が形成されて、内枠施錠プレート31及び前面枠施錠プレート32が互いに上下方向の移動に対して付勢させるための、例えば引張コイルばね等の第1付勢部材22が取り付けられる。
また、錠機構ベース部30には、シリンダ錠15が挿通される挿通孔42aが形成されたシリンダ錠取付部42が設けられる。この挿通孔42aにシリンダ錠15が挿通固定され、シリンダ錠15の後面側に突出するシリンダ軸43に、シリンダフック先端部44aと、シリンダフック先端部44bと、シリンダフック先端部44cとを備えたシリンダフック44が嵌合される。シリンダフック先端部44aは、シリンダフック44の上部左端に、シリンダフック先端部44bは、シリンダフック44の上部右端に、シリンダフック先端部44cは、シリンダフック44の下部右端にそれぞれ形成される。シリンダフック44の具体的な動作態様については後で説明を行う。
さらに、シリンダ錠取付部42には、錠機構20の開錠操作に伴って回動軸線O方向すなわち、上下方向へ直線移動可能な縦スライド部材50が取り付けられる。縦スライド部材50の左側面には縦スライド部材突出部47が形成され、その下方には楕円状のガイド孔59形成されている。縦スライド部材50は、このガイド孔59にガイドピン58を挿通してシリンダ錠取付部42に取り付けられているので、上下方向への直線移動が可能となっている。の縦スライド部材50下端部には、縦スライド部材50の上下方向(回動軸線O方向)への動きを左右方向への動きに変換するための変換部である第1変換部48が形成されており、第1変換部48は正面視において左側が高位とされる傾斜となっている。そして、縦スライド部材50を上方向へ付勢させるための、例えば引張コイルばね等の第2付勢部材23が、縦スライド部材50の上部に形成された取付けフック51と、シリンダ錠取付部42上端に形成された取付けフック52とを介して取り付けられる。
内枠固定部材16について詳細に説明する。図5は、内枠固定部材16の取り付け状態を示す分解斜視図である。
図5に示すように、内枠固定部材16は、内枠11の前面側に形成された固定部材取付部27に対して、ビス28、28によって固定されている。内枠固定部材16は断面コ字状の形態をなし、内枠固定部材16と前面枠12とを回動閉鎖状態に係合連結するための係合部17が、内枠固定部材16の左右長手方向の前面側縁部に例えば2箇所形成されている。また、係合部17は、内枠固定部材16から回動軸線Oと平行状に突出形成された軸状の部材で構成されている。なお、係合部17は2箇所以上形成することも可能であり、複数形成することでより安定した係合状態を維持することが可能となる。
前面枠固定部材18及び横スライド部材19について詳細に説明する。図6は、前面枠12に固定された前面枠固定部材18及び横スライド部材19を示す背面図。図7は、前面枠12を示す斜視図。図8は、前面枠固定部材18及び横スライド部材19の取り付け状態を示す分解斜視図である。
図6〜8に示すように、前面枠固定部材18は、前面枠12の後面側において左右方向に延びる形態で固定されている。前面枠固定部材18は、前面枠12の回動閉鎖状態において内枠固定部材16に近接して対向に位置し、左右の長さが内枠固定部材16とほぼ等しい。
また、前面枠固定部材18は、ビス56、56によって前面枠12に固定するために、その後面に沿って延設される取付部61と、その取付部61の回動軸線O方向の上端側を基端とし、L字状に屈曲して先端が後方側に延設され、横スライド部材19の左右方向への移動を案内するための案内部62とが形成されている。
横スライド部材19は前面枠固定部材18の屈曲内面側、すなわち案内部62の下面に配置される。横スライド部材19は、前後方向及び左右方向に所定の広がりを有する板状の部材で構成されるとともに、前面枠12の回動閉鎖状態において内枠固定部材16及び前面枠固定部材18と平行状、かつ係合部17の軸線と直交状に位置している。これにより、係合状態において前後方向(奥行き方向)での強度が増すため、前面枠12の撓みを少なくすることができる。
横スライド部材19には、左右方向に長孔形状を有するガイド孔63が3箇所に貫通形成される一方、ガイド孔63に挿通された3つのガイドピン64が、それぞれのガイド孔63内を左右方向に移動可能な形態で、前面枠固定部材18の案内部62に固定されている。また、前面枠固定部材16と横スライド部材19との間に設けられ、前面枠12の回動閉鎖状態において保持状態を維持する向き、すなわち、右方向に横スライド部材19を付勢する付勢部材として、例えば引張コイルばね等の第3付勢部材24が、前面枠固定部材18の右端に設けられた取付フック53と、横スライド部材19に設けられた取付フック54とを介して取り付けられている。
横スライド部材19には、係合部17に係合ロックするためのフック部が2つ形成され、そのフック65部は、前面枠12の回動閉鎖時において係合部17に当接したとき、横スライドの付勢方向(右方向)とは逆方向(左方向)に移動して離脱状態に移行するための傾斜面66と、その傾斜面66を乗り越えた後、横スライド部材19の付勢方向、すなわち右方向に移動して保持状態に移行するために、傾斜面66と連続する形で形成された保持面67とを有する。より具体的には、傾斜面66は、後方側に向かうにつれて横スライド部材19による付勢力の作用する向き(右方向)とは逆方向(左方向)に傾斜する。保持面67は、例えば軸状の係合部17を係合・保持するために、係合部17の外周面を抱持可能な形状を有している。
また、横スライド部材19の右端には、縦スライド部材50の回動軸線O方向(上下方向)への動きを左右方向への動きに変換するための変換部である第2変換部49が形成されている。この第2変換部49は、正面視において左側が高位とされる傾斜となっている。
以上のような構成にすることで、前面枠12の回動閉鎖時において、横スライド部材19は、係合部17との当接により第3付勢部材24の付勢力に抗して離脱状態に移行した後、その第3付勢部材24の付勢力によって保持状態に移行する一方、錠機構20の開錠操作時において、横スライド部材19は、錠機構20との連係により第3付勢部材24の付勢力に抗して離脱状態に移行し、その離脱状態を維持したままでの前面枠12の回動開放を可能とすることができる。
前面枠12の回動閉鎖状態について説明する。図9は、図1のB−B断面図及び要部拡大図である。
図9に示すように、前面枠12の回動閉鎖状態において、案内部62の後方側先端部68は、内枠固定部材16の前方側先端部69と前後方向での重なりを有する(オーバーラップする)。また、前面枠固定部材18の屈曲外面側となるL字状屈曲角隅部70には、ガラス枠14を受け止めて支持するためのガラス枠受け部71が形成されている。換言すれば、ガラス枠受け部71の下面に前面枠固定部材18のL字状屈曲角隅部70が当接する。このような構成にすることにより、遊技機外部から前面枠12の隙間に対して不正行為を行おうとしても、前面枠固定部材18が壁となって阻止する役目を果たすので、不正防止の効果を得ることができる。また、外部からの異物混入も防ぐことができる。
また、横スライド部材19は、前面枠12の回動閉鎖時及び錠機構20の開錠操作時において、前面枠固定部材18の案内部62及び内枠固定部材16の双方により同時に摺動案内されて左右方向へ移動する。具体的には、前面枠固定部材18の案内部62の下面に、横スライド部材19の前方側の上面が近接するとともに、内枠固定部材16の前方側先端部69の下面に、横スライド部材19の後方側の上面が近接する。そして、横スライド部材19が摺動案内されて左右方向へ移動する。
<前面枠の回動閉鎖時における動作の一例>
以下、前面枠12の回動閉鎖時における動作の一例を説明する。図10Aは、係合前の状態を示す図1のA−A断面図。図10Bは、係合中の状態を示す図1のA−A断面図。図10Cは、係合時の状態を示す図1のA−A断面図。図10Dは、係合保持中の状態を示す図1のA−A断面図である。
図10Aに示すように、前面枠12を回動軸線O(図2参照)周りで内枠11方向へ回動させる。すると横スライド部材19は、内枠固定部材16及び前面枠固定部材18と平行状、かつ係合部17の軸線と直交状に位置しているので、図10Bに示すように、フック部65の傾斜面66が係合部17に当接し、その傾斜面66によって横スライド部材19が、第3付勢部材24の付勢力に抗する左方向に案内される(離脱状態)。そして、図10Cに示すように、フック部がその傾斜面66を乗り越えた後、図10Dに示すように、第3付勢部材24の付勢力の方向、すなわち右方向へ横スライド部材19が移動する(係合・保持状態)。この時、上記したように、フック部65は保持面67を有しているので、係合部17の係合を確実に保持することができる。
<錠機構の開錠操作時における動作の一例>
以下、錠機構20の開錠操作時における動作の一例を説明する。図11Aは、横スライド部材19及び縦スライド部材50の動作前を示す斜視図及び要部拡大図。図11Bは、横スライド部材19及び縦スライド部材50の動作中を示す斜視図及び要部拡大図。図12は、内枠11開錠時の錠機構20の動作を示す斜視図及び要部拡大図である。
図11A、11Bに示すように、錠機構20の開錠操作によって、シリンダ錠15のシリンダフック44が左回りに回動すると、シリンダフック先端部44aが縦スライド部材50の縦スライド部材突出部47に当接し、第2付勢部材23の付勢力に抗して、縦スライド部材50が下方向へ移動する。すると、縦スライド部材50の第1変換部48が、横スライド部材19の第2変換部49に当接し、縦スライド部材50の下方向への動きが横スライド部材19の左方向への動きに変換される。そして、横スライド部材19は、第3付勢部材24の付勢力に抗して左方向へ移動する。これにより、フック部65は、係合部17から係合が解除(離脱状態)される。
なお、この錠機構20の開錠操作によって、周知の開錠動作も連動する。すなわち、シリンダフック44が左回りに回動すると、シリンダフック先端部44cがプレート突出部35に当接し、前面枠施錠プレート32が上方向へ移動するため、施錠フック41と、前面枠12の右端に設けられた施錠孔45との係合が解除される(図2も参照)。よって、フック部65が係合部17から係合が解除されるとともに、施錠フック41が施錠孔45から係合が解除されることにより、内枠11に対し前面枠12の回動開放が可能となる。
また、図12に示すように、錠機構20の開錠動作で、シリンダ錠15を右周りに回動させれば、シリンダフック先端部44bがプレート突出部33に接して、内枠施錠プレート31が下方向へ移動するため、施錠フック40と、外枠10に設けられた係合片60との係合が解除される。よって、外枠10に対し、内枠11が開放可能となる。
以上の実施例では、内枠11に錠機構20を備え、前面枠12に横スライド部材19を備える構成について説明したが、例えば図示しないが、前面枠12へ、横スライド部材19に加え、錠機構20の一部を構成する錠機構ベース部30、シリンダ錠15、縦スライド部材50等(各固定部材及び付勢部材含む)を備え、内枠11に、内枠施錠プレート31及び前面枠施錠プレート32を備え、前面枠12の回動閉鎖状態において、シリンダ錠15の回動により、内枠施錠プレート31が下方向へ、前面枠施錠プレート32が上方向へ移動して、施錠フック41は施錠孔45と係合が解除され、施錠フック40は係合片60と係合が解除されるような構成で本発明を実施してもよい。
以上の実施例では、内枠11に対し前面枠12全体が回動開放する例を説明したが、例えば図示しないが、前面枠12おいて、ガラス枠14を保持する枠体と球受け皿とが別々に分離する(開放可能な)構成の場合、前面枠固定部材18は、ガラス枠14を保持する枠体側に固定され、上記で説明した前面枠固定部材18の形態によって、前面枠12の間から異物挿入を防止することができる。
以上の実施例では、遊技機用施錠装置をパチンコ機に搭載する場合についてのみ説明したが、アレンジパチンコ等のその他の弾球遊技機は勿論、スロットマシンやパチスロ機等の回胴式遊技機、ポーカーゲーム機や雀球遊技機等の各種ゲーム機、等で実施してもよい。
1 パチンコ機(遊技機)
2 遊技盤
10 外枠
11 内枠
12 前面枠
16 内枠固定部材
17 係合部
18 前面枠固定部材
19 横スライド部材(移動部材)
20 錠機構
24 第3付勢部材(付勢部材)
48 第1変換部(変換部)
49 第2変換部(変換部)
50 縦スライド部材
61 取付部
62 案内部
63 ガイド孔
64 ガイドピン
65 フック部
66 傾斜面
67 保持面
68 後方側先端部
69 前方側先端部
O 回動軸線

Claims (6)

  1. 枠状に形成された外枠の内側に配置される内枠に対し、その内枠の遊技者側となる前面側において左右いずれか一側縁に沿う回動軸線周りで回動開閉される前面枠を、回動閉鎖状態において施錠し、かつ開錠操作によって回動開放可能にするための錠機構を備えた遊技機用施錠装置であって、
    前記内枠の前面側において左右方向に延びる形態で固定された内枠固定部材と、
    その内枠固定部材と前記前面枠とを回動閉鎖状態において係合連結するために、前記内枠固定部材の左右長手方向における1又は複数の位置に形成された係合部と、
    前記前面枠の後面側において左右方向に延びる形態で固定され、前記前面枠の回動閉鎖状態において前記内枠固定部材に近接又は接触して対向位置する前面枠固定部材と、
    その前面枠固定部材に保持されるとともに、前記前面枠の回動閉鎖時には前記内枠固定部材の係合部との当接により、前記錠機構の開錠操作時にはその錠機構との連係により、それぞれ左右方向へ直線的に移動して、前記係合部を係合・保持する保持状態と、その係合部から離脱する離脱状態との間を移行可能な移動部材と、
    前記前面枠固定部材と移動部材との間に設けられ、前記前面枠の回動閉鎖状態において前記保持状態を維持する向きに前記移動部材を付勢する付勢部材とを備え、
    前記係合部は、前記内枠固定部材から前記回動軸線と平行状に突出形成された軸状の部材で構成される一方、
    前記移動部材は、前後方向及び左右方向に所定の広がりを有する板状の部材で構成されるとともに、前記前面枠の回動閉鎖状態において前記内枠固定部材及び前面枠固定部材と平行状、かつ前記係合部の軸線と直交状に位置し、
    前記前面枠の回動閉鎖時において、前記移動部材は、前記係合部との当接により前記付勢部材の付勢力に抗して前記離脱状態に移行した後、その付勢部材の付勢力によって前記保持状態に移行する一方、
    前記錠機構の開錠操作時において、前記移動部材は、前記錠機構との連係により前記付勢部材の付勢力に抗して前記離脱状態に移行し、その離脱状態を維持したままでの前記前面枠の回動開放を可能とすることを特徴とする遊技機用施錠装置。
  2. 前記前面枠固定部材は、
    前記前面枠に固定するために、その後面に沿って延設される取付部と、
    その取付部の前記回動軸線方向の一端側を基端としL字状に屈曲して先端が後方側に延設され、前記移動部材の左右方向への移動を案内するための案内部と、
    を含む請求項に記載の遊技機用施錠装置。
  3. 前記移動部材は前記前面枠固定部材の屈曲内面側に配置されるとともに、
    前記前面枠の回動閉鎖状態において、前記案内部の後方側先端部は、前記内枠固定部材の前方側先端部と前後方向での重なりを有する請求項に記載の遊技機用施錠装置。
  4. 前記移動部材には、前記係合部に係合ロックするためのフック部が形成され、
    そのフック部は、
    前記前面枠の回動閉鎖時において前記係合部に当接したとき、前記付勢部材の付勢方向とは逆方向に移動して前記離脱状態に移行するための傾斜面と、
    その傾斜面を乗り越えた後、前記付勢部材の付勢方向に移動して前記保持状態に移行するために、前記傾斜面と連続する形で形成された保持面とを有する請求項1ないしのいずれか1項に記載の遊技機用施錠装置。
  5. 前記錠機構は、開錠操作に伴って前記回動軸線方向に移動する縦スライド部材を含み、
    前記移動部材と縦スライド部材とのうちの少なくともいずれか一方には、前記縦スライド部材の回動軸線方向への動きを左右方向への動きに変換するための変換部が形成されている請求項1ないしのいずれか1項に記載の遊技機用施錠装置。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の遊技機用施錠装置のうち、前記内枠に前記内枠固定部材及び係合部を備えるとともに、前記前面枠に前記前面枠固定部材、移動部材及び付勢部材を備え、
    前記前面枠の回動閉鎖時において、前記移動部材は、前記係合部との当接により前記付勢部材の付勢力に抗して前記離脱状態に移行した後、その付勢部材の付勢力によって前記保持状態に移行する一方、
    前記錠機構の開錠操作時において、前記移動部材は、前記錠機構との連係により前記付勢部材の付勢力に抗して前記離脱状態に移行し、その離脱状態を維持したままでの前記前面枠の回動開放を可能とすることを特徴とする遊技機。
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