JP5552432B2 - 雨水貯留浸透施設用構造体及びこれを用いた雨水貯留浸透施設 - Google Patents

雨水貯留浸透施設用構造体及びこれを用いた雨水貯留浸透施設 Download PDF

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Description

本発明は、雨水貯留浸透施設用構造体及びこれを用いた雨水貯留浸透施設に関する。
雨水貯留浸透施設は、雨水貯留施設と、雨水浸透施設の両者を含む。雨水貯留施設は、地下に、集水した雨水の貯留空間を有している。雨水貯留施設は、主として雨水の有効利用の目的とし、さらに、雨水が側溝や、下水道管路、河川などへ短時間で流入することにより生じる都市型浸水災害を防止する目的を有している。
他方、雨水浸透施設は、地下に、集水した雨水の貯留空間を有し、この雨水貯留空間に貯留した雨水を、地下に緩やかに排出し浸透させるものである。雨水浸透施設は、上述した目的に加え、さらに地下水を涵養し、もって地盤沈下を抑止する目的を有している。
ところで、この種の雨水貯留浸透施設は、何らかの構造体を有し、この構造体によって、雨水貯留空間の容量を画定する内壁の崩壊が防止されている。従って、この種の構造体に要求される技術的課題としては、まず、雨水貯留空間において、周囲から加えられる土圧等の押圧力や、上載荷重に十分耐えうる機械的強度を備えている必要がある。
次に、雨水貯留浸透施設には、一般住宅などに用いられる小規模なものから、公園や商業施設などに用いられる大規模なものまで幅広い需要が存在し、この需要に応じて雨水貯留空間の容量が決定される。そこで、この種の構造体は、決定された雨水貯留空間の容量に追従可能な組み立て構造であることが要求される。
さらに、大規模な雨水貯留浸透施設を構築する場合、大量の構造部材が必要となる。従って、構造部材には、運搬作業、及び、施工現場での組み立て作業を容易に、且、迅速に実行しうることが求められる。
上述した要請に応える構造体について、従来より種々のタイプのものが提案され、実用に供されている。例えば、特許文献1には、複数の枠状部材を縦横に連結した構造体が開示されている。
しかし、特許文献1記載の発明では、構造体を地下に埋設するにあたり、構造体内部への土砂の流入を防止するため、別途、土留め板を構造体の周囲に立設する必要があるから、施工コスト、及び、組立効率の面で改善の余地が認められる。
また、構造体の周囲に、別途、土留め板を立設する構成によると、土圧等の押圧力や、上載荷重に対する機械的強度、及び、構造的一体性の面で改善の余地が認められる。
特開2008−057282号公報
本発明の課題は、優れた機械的強度、及び、構造的一体性を有する雨水貯留浸透施設用構造体及びこれを用いた雨水貯留浸透施設を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、雨水貯留空間の容量に追従することができる雨水貯留浸透施設用構造体及びこれを用いた雨水貯留浸透施設を提供することである。
本発明のさらにもう1つの課題は、施工コスト、及び、組立効率を向上することができる雨水貯留浸透施設用構造体及びこれを用いた雨水貯留浸透施設を提供することである。
本発明に係る雨水貯留浸透施設用構造体の構造部材は、第1の構造部材と、第2の構造部材との2つの態様を含む。
まず、第1の構造部材は、面板部と、凸状嵌合部と、凹状嵌合部とを含む。面板部は、板面の幅方向で相対向する二辺と、両面において、厚み方向に突出し、幅方向及び高さ方向に各々伸びる格子状に形成されたリブ部と、該リブ部によって囲繞される一枡内の板面を貫通する1つの貫通孔とを有している。凸状嵌合部は、板面の幅方向で相対向する二辺のそれぞれにおいて、幅方向に直交する高さ方向に沿って伸びている。凹状嵌合部は、板面の幅方向の中央部において、高さ方向に沿って伸びている。
上述したように、第1の構造部材を構成する面板部は、嵩張らない態様であるから、施工現場までの運搬作業の効率、及び、施工現場における組立作業の効率を向上することができる。
面板部は、板面の大部分が閉じているから、例えば、第1の構造部材を筒状に組み合わせることにより、内部空間を画定する側壁を形成することができる。
凸状嵌合部は、板面の幅方向で相対向する二辺のそれぞれにおいて、幅方向に直交する高さ方向に沿って伸びている。この構成によると、例えば、凹状嵌合部を有する部材と組み合わせることにより、複数の第1の構造部材を幅方向に沿って結合することができる。
さらに、凹状嵌合部は、板面の幅方向の中央部において、高さ方向に沿って伸びている。この構成によると、凸状嵌合部を有する部材と組み合わせることにより、板面に対して垂直に交わる方向から第1の構造部材を支えることができる。
次に、第2の構造部材は、板面の幅方向で向かい合う二辺のうちの一辺に凹状嵌合部を有し、同二辺のうちの他辺に凸状嵌合部をしている点で、第1の構造部材とは異なる。以下、相違点を中心に説明する。
上述した構成によると、第2の構造部材は、幅方向で向かい合う二辺のうちの一辺に凹状嵌合部を有しているから、この凹状嵌合部に、第1の構造部材の凸状嵌合部を嵌合することにより、第1の構造部材と、第2の構造部材とを互いに直交する関係で結合することができる。
また、第2の構造部材は、幅方向で向かい合う二辺のうちの他辺に凸状嵌合部を有しているから、例えば、凹状嵌合部を有する部材と組み合わせることにより、複数の第2の構造部材を幅方向に沿って結合することができる。
1、第2の構造部材は、骨組み構造体と組み合わされて、本発明に係る構造体を構成するために用いられる。骨組み構造体は、外側面に相当する部分に第3の嵌合部を有しており、外側面に相当する部分が、第1の構造部材と、第2の構造部材とによって覆われている。第3の嵌合部は、第1の構造部材、又は、第2の構造部材に結合されている
本発明に係る構造体は、第1、第2の構造部材を用いて構成されているから、上述した第1、第2の構造部材の利点を全て有することができる。例えば、第1、第2の構造部材は、ともに面板部を有しているから、骨組み構造体の外側面に相当する部分が、第1、第2の構造部材によって覆われる。従って、骨組み構造体の外側面に沿って側壁を構成し、この側壁の内部に雨水貯留空間として用いられる内部空間を画定することができる。
第1、第2の構造部材は、骨組み構造体の外側面に相当する部分を覆うものであるから、第1、第2の構造部材の使用枚数、及び、組み合わせ態様を調節することにより、骨組み構造体の周囲に連続する側壁を形成することができる。骨組み構造体は、所望の雨水貯留空間の容量に追従して構成されるから、地下に側壁によって画定された雨水貯留空間を構成することができる。
骨組み構造体は、外側面に相当する部分に第3の嵌合部を有しており、第3の嵌合部は、第1の構造部材、又は、第2の構造部材に結合されているから、第1、第2の構造部材と、骨組み構造体との構造的一体性を確保することができる。
第3の嵌合部は、第1の構造部材、又は、第2の構造部材に結合されているから、第1、第2の構造部材によって構成される側壁が、内側から骨組み構造体によって支えられる。従って、本発明に係る構造体は、雨水貯留浸透施設が地下に埋設された場合、横方向から加えられる土圧等の押圧力や、上載荷重に対し、優れた機械的強度を有することができる。
第1、第2の構造部材は、第3の嵌合部に直接結合されており、別途連結具を用意する必要がなくなる分、部品点数が削減され構造体の製造コストを低減すること、及び、組み立て工数が削減され施工コストを削減することができる。
本発明に係る雨水貯留浸透施設は、上述した構造体を含み、この構造体は地下に埋設されている。この構造によると、本発明に係る雨水貯留浸透施設は、上述した構造体の利点を全て有することができる。例えば、本発明の一実施形態に係る構造体は、骨組み構造体の外側面に相当する部分が、第1、第2の構造部材によって覆われることにより、骨組み構造体の周囲に側壁が構成され、この側壁の内部に雨水貯留空間が画定される。従って、骨組み構造体の周囲に、改めて土留め板を配置する必要がない分、部品点数が削減され製造コストを低減すること、及び、組み立て工数が削減され施工コストを削減することができる。
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)優れた機−械的強度、及び、構造的一体性を有する雨水貯留浸透施設用構造体及びこれを用いた雨水貯留浸透施設を提供することができる。
(2)雨水貯留空間の容量に追従することができる雨水貯留浸透施設用構造体及びこれを用いた雨水貯留浸透施設を提供することができる。
(3)施工コスト、及び、組立効率を向上することができる雨水貯留浸透施設用構造体及びこれを用いた雨水貯留浸透施設を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用構造体の第1の構造部材を示す斜視図である。 図1に示した構造部材の正面図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用構造体の第2の構造部材を示す斜視図である。 図4に示した構造部材の正面図である。 図5の6−6線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用構造体の斜視図である。 図7に示した構造体の分解構造を示す斜視図である。 図8に示した構造体の一部を取り出して示す斜視図である。 図7に示した構造体の平面図である。 図10に示した構造体の隅部の結合構造を示す斜視図である。 図10に示した構造体の結合構造を示す斜視図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る構造体の斜視図である。 図13に示した構造体の分解構造を示す斜視図である。 図14に示した構造体の一部を取り出して示す裏面図である。 本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設の部分断面図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る構造体の斜視図である。 図17に示した構造体の一部を取り出して示す裏面図である。 図17に示した構造体の内部構造について、一部を省略して示す拡大図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る構造体の斜視図である。 図20に示した構造体の分解構造を示す斜視図である。 図20に示した構造体の内部構造を示す断面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る構造体の斜視図である。 図23に示した構造体の分解構造を示す斜視図である。 図24に示した構造体の一部を取り出して示す斜視図である。 図23に示した構造体の平面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る構造体の斜視図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る構造体の平面図である。 図28に示した構造体の分解構造を示す斜視図である。 図28に示した構造体の内部構造を示す平面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る構造体について、分解構造を示す正面図である。 図31に示した構造体の内部構造について、一部を省略して示す拡大図である。
符号の説明
1 構造体
10 第1の構造部材
11 面板部
16 凹状嵌合部
17 凸状嵌合部
20 第2の構造部材
21 面板部
26 凹状嵌合部
27 凸状嵌合部
30 骨組み構造体(第1の骨組み構造体用部材)
36 凹状嵌合部
37 凸状嵌合部
40 第2の骨組み構造体用部材
46 凹状嵌合部
47 凸状嵌合部
5 蓋板部材
61 管継手部
D 厚み方向
W 幅方向
T 高さ方向
図1は本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用構造体の第1の構造部材を示す斜視図、図2は図1に示した構造部材の正面図、図3は図2の3−3線に沿った断面図である。
図1乃至図3の構造部材は、合成樹脂材料を用いた一体成型物である。用いられる合成樹脂材料としては、成形容易性、耐腐食性、軽量性、剛性、材料コストなどの観点から、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が一般的である。さらに、これらの合成樹脂材料を母材とする繊維強化プラスチック(FRP)を用いることもできる。
さらに、図1乃至図3の構造部材は、面板部11と、リブ部12と、貫通孔13と、差込み凸縁14と、スリット15と、1つの凹状嵌合部16と、2つの凸状嵌合部17とを含む。
面板部11は、板面の大部分が閉じており、一面111の側の空間と、他面112の側の空間とを仕切ることができる。面板部11は、板面が四角形形状であって、板面の幅方向Wで相対向する二辺113、114と、高さ方向Tで相対向する二辺115、116とを有している。
リブ部12は、一面111、及び、他面112において、厚み方向Dに突出している。リブ部12は、幅方向Wに沿って伸びるリブ121と、高さ方向Tに沿って伸びるリブ122とを有している。リブ121、122は、一面111と、他面112とのそれぞれにおいて、格子状に交差している。
リブ部12は、一面111と、他面112とにおいて同じ突出寸法D12を有している。一面111のリブ部12の突出寸法D12と、他面112のリブ部12の突出寸法(D12)との合計は、面板部11の厚みよりも大きくなっている。この構造によると、構造部材は、断面H形構造(図3参照)となるから、機械的強度の確保と、部材あたりの軽量化とを両立することができる。もっとも、リブ部12の本数や、配置、突出寸法D12は、機械的強度、軽量化、及び、製造コストなどの観点から決定される。
貫通孔13は、リブ部12によって格子状に区切られた領域内において、面板部11を厚み方向Dに貫通している。構造部材は、貫通孔13を有することにより、雨水浸透施設用構造体の側壁部分に用いられる場合に、内部に貯留された雨水を貫通孔13を通じて外部に排出し、地中に分散浸透させることができる。また、構造部材は、貫通孔13を有することにより、構成材料の使用量の低減し、もって部材あたりの軽量化、及び、製造コストの低減を図ることができる。
構造部材は、上辺115の端面に差込み凸縁14を有し、下辺116の端面にスリット15を有している。差込み凸縁14は、端面を厚み方向Dに伸びている。スリット15は、差込み凸縁14に凹凸嵌合可能な寸法で構成されており、端面を厚み方向Dに伸びている。差込み凸縁14と、スリット15とは、例えば、複数の構造部材を高さ方向Tに積み重ねる場合に、向かい合う構造部材を結合するために用いられる。
凹状嵌合部16は、面板部11の幅方向Wの中央部に形成され、前記中央部おいて、高さ方向Tに沿って条状に伸びている。図1乃至図3の凹状嵌合部16は、一面111、及び、他面112のそれぞれにおいて、間隔G16を隔てて向かい合う2つのリブ122の側面を内壁とし、2つのリブ122の間の面板部11を底面とする凹溝状となっている。間隔G16は、凹状嵌合部16に案内される凸状嵌合部(17)の寸法に追従して決定される。
凹状嵌合部16は、高さ方向Tの両端が切り欠けられ、高さ方向Tに開放されている。凹状嵌合部16は、高さ方向Tでみた上端付近の面内の中央に、第1のピン挿通孔71を有し、且、高さ方向Tの両端付近で、幅方向Wに向かい合う2つの凸片160を有している。凸片160は、図1乃至図3に示す実施例とは異なり、高さ方向Tにそって上辺115から下辺116まで連続して設けてもよい。
凸状嵌合部17のそれぞれは、面板部11の幅方向Wで相対向する二辺113、114の近傍に形成され、二辺113、114において、高さ方向Tに沿って条状に伸びている。凸状嵌合部17は、凹状嵌合部16に嵌合可能な構造を有する。
凸状嵌合部17は、幅方向Wの両端に平坦な突出面170を有し、この突出面170の面内に、第2のピン挿通孔72を有している。第2のピン挿通孔72は、突出面170の中央において、第1のピン挿通孔71と同一の高さ位置に開口している。第2のピン挿通孔72が開口された部分の面板部11は、厚み方向Dに向かって溝状に湾曲される。この構造により、例えば連結ピンなどの止め具を差し込むための空間が確保される。
さらに凸状嵌合部17は、張り出し部171と、くびれ部172とを有している。張り出し部171は、厚み方向Dでみた突出面170の両端縁において、一面111及び他面112に突出し、高さ方向Tに沿って伸びている。張り出し部171は、同種の構成部材の凹状嵌合部16に嵌合した場合に、凸片160に対する掛止機構(ストッパー)として機能する。
くびれ部172は、幅方向Wで見た張り出し部171の内側において、高さ方向Tに沿って伸びている。くびれ部172は、同種の構成部材の凹状嵌合部16に嵌合した場合に、凸片160に対するガイド溝として機能する。
図1乃至図3の構造部材は平板状であるから、複数枚を厚み方向Dに積み重ねることが可能である。従って、嵩張らない態様で保管すること、及び、嵩張らない態様で施工現場まで輸送することが可能であり、輸送効率を向上し、且、輸送コストを低減することができる。
また、構造部材は平板状であり持ちやすいから、施工現場における組立作業等の取り扱いが容易になる。
しかも、構造部材は、リブ部12や、貫通孔13によって一部材あたりの重量が軽量化されているから、輸送効率、及び、組立効率をさらに向上することができる。従って、組立効率を向上し、且、施工コストを低減することができる。
図4は本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用構造体の第2の構造部材を示す斜視図、図5は図4に示した構造部材の正面図、図6は図5の6−6線に沿った断面図である。
図4乃至図6の構造部材は、図1乃至図3の構造部材と共通する基本的構成を有する。以下、簡単に説明すると、図4乃至図6の構造部材は、面板部21と、リブ部22と、貫通孔23と、差込み凸縁24と、スリット25と、凹状嵌合部26と、凸状嵌合部27とを含む。
面板部21は、板面の幅方向Wで相対向する二辺213、214と、高さ方向Tで相対向する二辺215、216とを有している。
図4乃至図6に示した構造部材の特徴の一つは、幅寸法W20が、図1乃至図3の構造部材の幅寸法W10の半分程度となっている点である。この構造によると、例えば、幅方向Wに沿って2つを連結することにより、図1乃至図3の構造部材と同じ幅寸法W10となる板面を構成することができる。
面板部21は、板面の大部分が閉じており、一面211、他面212のそれぞれにリブ部22が突設されている。構造部材は、面板部21と、リブ22とによって断面H形構造(図6参照)が形作られている。
貫通孔23は、リブ部22によって格子状に区切られた領域内において、面板部21を厚み方向Dに貫通している。
構造部材は、上辺215の端面に差込み凸縁24を有し、下辺216の端面にスリット25を有している。差込み凸縁24は、上端面を厚み方向Dに伸びている。スリット25は、差込み凸縁24に凹凸嵌合可能な寸法で構成されており、下端面を厚み方向Dに伸びている。
図4乃至図6の構造部材は、辺214に凹状嵌合部26有し、辺213に凸状嵌合部27を有する点にもう一つの特徴がある。凹状嵌合部26は、辺214の近傍において、高さ方向Tに沿って条状に伸びている。図4乃至図6の凹状嵌合部26は、一面211、及び、他面212のそれぞれにおいて、間隔G26を隔てて高さ方向Tに伸びる2つのリブ222の側面を内壁とし、この2つのリブ222の間の面板部21を底面とする凹溝状となっている。間隔G26は、組み立て効率の観点から、間隔G16と同じであることが好ましい。
凹状嵌合部26は、高さ方向Tの両端が切り欠けられ、、高さ方向Tに開放されている。凹状嵌合部26は、高さ方向Tでみた両端付近の面内の中央に、第1のピン挿通孔71を有している。凹状嵌合部26は、高さ方向Tの両端付近において、互いに向かい合う凸片260を有している。
他方、凸状嵌合部27は、辺213の近傍において、高さ方向Tに沿って条状に伸びている。凸状嵌合部27は、凹状嵌合部26に嵌合可能な構造を有する。具体的に、凸状嵌合部27は、張り出し部271と、くびれ部272とを有している。張り出し部271は、厚み方向Dでみた突出面270の両端縁において、一面211及び他面212に突出し、高さ方向Tに沿って伸びている。くびれ部272は、幅方向Wで見た張り出し部271の内側において、高さ方向Tに沿って伸びている。
図4乃至図6の構造部材は、図1乃至図3の構造部材と同様の基本的構成を有しているから、図1乃至図3を参照して説明した利点を全て有することができる。
図7は本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用構造体の斜視図、図8は図7に示した構造体の分解構造を示す斜視図である。また、図9は図8に示した構造体の一部を取り出して示す斜視図である。図7乃至図9において、図1乃至図6に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図7乃至図8は、本発明に係る雨水貯留浸透施設用構造体の基礎となる実施形態であって、骨組み構造体30に加えて、構造の異なる2つの構造部材を含む。構造部材の一方は、図1乃至図3を参照して説明した構造部材であり、他方は図4乃至図6を参照して説明した構造部材である。以下、説明の都合上、図7乃至図8に示した2つの構造部材のうち、図1乃至図3を参照して説明した構造部材を第1の構造部材10と称し、図4乃至図6を参照して説明した構造部材を第2の構造部材20と称する。
第1の構造部材10は、第1の面板部11と、第1の凹状嵌合部16と、第1の凸状嵌合部17とを含む。第1の面板部11は、板面の大部分が閉じており、板面の幅方向Wで相対向する二辺113、114を有している。第1の凸状嵌合部17は、二辺113、114のそれぞれに形成され、二辺113、114おいて、高さ方向Tに沿って伸びている。第1の凹状嵌合部16は、幅方向Wの中央部において、高さ方向Tに沿って伸びている。
また、第2の構造部材20は、第2の面板部21と、第2の凹状嵌合部26と、第2の凸状嵌合部27とを含む。第2の面板部21は、板面の大部分が閉じており、板面の幅方向Wで相対向する二辺213、214を有している。第2の凹状嵌合部26は、辺213に形成され、辺213おいて、高さ方向Tに沿って伸びている。第2の凸状嵌合部27は、辺214に形成され、辺214において、高さ方向Tに沿って伸びている。
骨組み構造体30は、枠状である点を除き、第2の構造部材20と、基本的に同一の構成を有している。骨組み構造体30の構造について、図9を参照して詳細に説明する。図9の骨組み構造体は、枠状部31と、第3の凹状嵌合部36と、第3の凸状嵌合部37と、仕切り部38と、通孔部39とを有している。
枠状部31は、幅方向Wにおいて相対向する二辺313、314と、高さ方向Tにおいて相対向する二辺315、316とを有し、枠状の中央部(枠内)が一面311から他面312に向かって貫通している。
枠状部31は、内板310において、一面311、他面312の両面にリブ32が突設された断面H形構造を有しており、下辺316の側において、内板310の面内に貫通孔33を有している。
さらに、枠状部31は、上辺315の端面に差込み凸縁34を有し、下辺316の端面にスリット35を有している。スリット35は、差込み凸縁34に凹凸嵌合可能な寸法で構成されている。
仕切り部38は、高さ方向Tの中央部において、幅方向Wに沿って条状に伸びている。図9の骨組み構造体では、仕切り部38によって、枠状部31の貫通部分が高さ方向Tに2分割され、2つの通孔部39が構成されている。
第3の凹状嵌合部36は、辺314の近傍において、高さ方向Tに沿って条状に伸びている。第3の凹状嵌合部36は、凹溝状であって、高さ方向Tの両端付近に凸片360を有し、且、高さ方向Tの両端付近の面内の中央に第1のピン挿通孔71を有している。
第3の凸状嵌合部37は、辺313の近傍において、高さ方向Tに沿って伸びている。第3の凸状嵌合部37は、第3の凹状嵌合部36に嵌合可能な構造を有する。第3の凸状嵌合部37は、張り出し部371と、くびれ部372とを有している。張り出し部371は、突出面370の両端縁において、高さ方向Tに沿って伸びている。くびれ部372は、幅方向Wでみた張り出し部371の内側において、高さ方向Tに沿って伸びている。
第3の凸状嵌合部37は、幅方向Wの両端に平坦な突出面370を有しており、この突出面370の中央に第2のピン挿通孔72を有する。次に、図10乃至図12を参照して図7乃至図8の構造体の結合構造を詳しく説明する。
図10は図7に示した構造体の平面図である。また、図11は図10に示した構造体の隅部の結合構造を示す斜視図、図12は図10に示した構造体の結合構造を示す斜視図である。図10乃至図12において、図1乃至図9に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図10乃至図12の実施形態は、図1乃至図8を参照して示した第1、第2の構造部材10、20、及び、図9を参照して説明した骨組み構造体30を全て含み、それらを全て組み合わせて構成しうる最小単位の構造体を示している。
まず、図10を参照すると、第1、第2の構造部材10、20は、幅方向W、及び、厚み方向Dに沿って筒状に配置され、配置された状態で隣接する辺(113、114、213、214)が、互いに結合されることにより、側壁100(斜線面付け表記)が構築されている。図10の構造体は、内部空間101を有し、内部空間101は、側壁100によって画定されている。
第1、第2の構造部材10、20は、一点鎖線で示す施工面形状sに沿っての配置される。施工面形状sは、具体的な施工条件にあわせて形成される。
ところで、図10に示すように側壁100が長方形形状になる場合、側壁100の幅方向Wの中間部分には、構造的一体性が弱くなる箇所が生じる。具体的に、側壁100において、第1の構造部材10と向かい合う部分は、2つの第2の構造部材20で構成されているから、2つの第2の構造部材20が隣接する箇所を何らかの部材で連結する必要がある。
骨組み構造体30は、上述した要補強箇所を連結し、構造的一体性を確保するために用いられるものである。すなわち、骨組み構造体30は、第3の凸状嵌合部37に第1の凹状嵌合部16が結合され、且、第3の凹状嵌合部36の両側に第2の凸状嵌合部27がが結合されることにより、第1、第2の構造部材10、20を筒状に結合する。この構造によると、側壁100の構造的一体性を向上することができる。
側壁100の各部を構成する第1、第2の構造部材10、20の結合について、さらに図11、図12を参照して、詳細に説明する。
まず、図11を参照すると、第1、第2の構造部材10、20は、直角に交わる関係で隣接して配置されており、第1の凸状嵌合部17が、第2の凹状嵌合部26に直接凹凸嵌合され、全体としてL字形状に組み合わされている。このように第1、第2の構造部材10、20をL字形状に結合する利点の1つは、組み合わされた状態で安定して自立できる点にある。
さらに、第1、第2の構造部材10、20を、図11に示す状態に結合するには、第1の凸状嵌合部17を、第2の凹状嵌合部26に対して、例えば、高さ方向Tで見た上辺(215)側から差し込む。ここで、第1の凸状嵌合部17は、張り出し部171が、凸片260と溝底面(面板部21)との隙間に差し込まれる。第1の構造部材10は、凸片260が、くびれ部172の内部をスライドすることにより、高さ方向Tでみた下辺(216)まで差込まれる。
第1、第2の構造部材10、20は、凸片260が、張り出し部171の内側に潜り込んでいるから、凸片260が所謂ストッパーとして機能することにより、第1、第2の構造部材10、20の嵌合状態が維持されている。
さらに、第2の凹状嵌合部26の第1のピン挿通孔71と、第1の凸状嵌合部17の第2のピン挿通孔72とは、第1、第2の構造部材10、20の結合状態において、予め連通する位置に設けられている。この構成によると、第1、第2のピン挿通孔71、72に、連結ピン7等の止め具を挿通することにより、第1、第2の構造部材10、20の結合強度(構造的一体性)が向上し、高さ方向Tへ揺動が規制される。
他方、図12を参照すると、骨組み構造体30は、第1の構造部材10に対して、直角に交わる関係で配置されており、第3の凸状嵌合部37が、第1の凹状嵌合部16に結合され、全体としてT字形状に組み合わされている。骨組み構造体30と、第1の構造部材10とをT字形状に結合する利点の1つは、組み合わされた状態で安定して自立できる点にある。
骨組み構造体30と、第1の構造部材10とを、図12に示す状態に結合するには、第3の凸状嵌合部37を、第1の凹状嵌合部16に対して、例えば、高さ方向Tで見た上辺(115)側から差し込む。ここで、第3の凸状嵌合部37は、張り出し部371が、凸片160と溝底面との隙間に差し込まれる。骨組み構造体30は、凸片160がくびれ部372をスライドすることにより、高さ方向Tでみた下辺(116)まで差込みされる。
骨組み構造体30と、第1の構造部材10とは、凸片160が、張り出し部371の内側の内側に潜り込んでいるから、凸片160が所謂ストッパーとして機能することにより、骨組み構造体30と、第1の構造部材10との嵌合状態が維持されている。
さらに、第1の凹状嵌合部16の第1のピン挿通孔71と、第3の凸状嵌合部37の第2のピン挿通孔(72)とは、予め相互に連通する位置に設けられている。この構成によると、第1、第2のピン挿通孔71、(72)に連結ピン7を挿通させることにより、骨組み構造体30と、第1の構造部材10との結合強度(構造的一体性)が向上し、高さ方向Tへ揺動が規制される。
図7に示した構造体は、図1乃至図6を参照して説明した第1、第2の構造部材10、20と、図8及び図9に示した骨組み構造体30が、図10乃至図12に示した結合態様によって組み立てられているから、図1乃至図12を参照して説明した全ての利点を有している。例えば、第1、第2の構造部材10、20は、端部をL字形状に結合することにより、側壁100の隅部を構成することができる。この結合は、第2の構造部材20の内部構造たる第2の凹状嵌合部26と、第1の構造部材10の内部構造たる第1の凸状嵌合部17との組み合わせによって行われ、特殊な連結器具を用いる必要がないから組立効率を向上することができる。
第1、第2の構造部材10、20がL字形状に結合されることにより、自立させることができるから、組立てに係る第1、第2の構造部材10、20の使用枚数が増加したとしても、効率よく組立作業を行うことができる。
第1の構造部材10と、骨組み構造体30とは、直角に交わる関係でT字形状に結合することができる。従って、組立てに係る第1の構造部材10と、骨組み構造体30との使用枚数が増加したとしても、効率よく組立作業を行うことができる。
また、骨組み構造体30は、辺314の近傍に、第3の凹状嵌合部36を有している。この構成によると、第1、第2の凸状嵌合部17、27が向かい合わせに配置されている箇所を、第3の凹状嵌合部36によって連結することができるから、様々な施工条件に追従した側壁100を形成することができる。
上述したように構造体は、第1、第2の構造部材10、20、及び、骨組み構造体30の組み合わせにおいて、部材相互が直角に交わる関係で結合されることにより、設置面に自立させることができるから、組立てに係る部材の使用枚数が増加したとしても順次効率よく組立作業を行うことができる。
第1、第2の構造部材10、20は、それぞれ軽量であって、取り扱いが容易な平板状であるから、組立作業に大型の建設機械等を用いる必要が無い。従って、組立効率を向上することができる。
面板部11、21は、板面の大部分が閉じているから、第1、第2の構造部材10、20を筒状に組み合わせることにより、内部空間101を画定する側壁100を形成することができる。
側壁100は、第1、第2の構造部材10、20の組み合わせによって構成されている。しかも、側壁100を内側から支持する骨組み構造体30は枠状であるから、内部空間101の容量を最大限確保することができる
図13は本発明のもう一つの実施形態に係る雨水貯留浸透施設用構造体の斜視図、図14は図13に示した構造体の分解構造を示す斜視図、図15は図14に示した構造体の一部を取り出して示す裏面図である。図13乃至図15において、図1乃至図12に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図13及び図14は、雨水浸透桝として用いられる場合を想定し、より具体的な構造体の実施形態を示すものである。即ち、図13及び図14の実施形態は、図7乃至図12を参照して説明した組み合わせに基づき構成される構造体1に対して、さらに複数の蓋板部材5と、管継手部61とを組み合わせた状態を示している。
図13乃至図15の蓋板部材5は、合成樹脂材料を用いた一体成型物である。用いられる合成樹脂材料としては、成形容易性、耐腐食性、軽量性、剛性、材料コストなどの観点から、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が一般的である。さらに、これらの合成樹脂を母材とする繊維強化プラスチック(FRP)で構成することもできる。
さらに、蓋板部材5は、凹部51と、凸部52と、リブ部54と、嵌合溝部55を有し、少なくとも二組の対向辺組を有する平板状であって、好ましくは略正方形形状に成型されている。
蓋板部材5は、板面の幅方向Wで相対向する二辺と、板面の縦方向Wで相対向する二辺に、互いに対応する凹部51、及び、凸部52を有しており、いわゆる「鳩尾継」を構成し得る構造となっている。従って、複数の蓋板部材5を用いた場合に、隣接する蓋板部材5を鳩尾継し、一方の凹部51に、他方の凸部52を嵌め込む凹凸嵌合により、全体として平面化された配置を実現できる。
蓋板部材5は、裏面側にリブ部54が立設されている。リブ部54は、複数のリブが格子状に組み合わされ、平面視した形状が略正方形形状に構成されている。
嵌合溝部55は、凸部52に形成されている。即ち、凸部52のそれぞれは、少なくも裏面側に掛け止め突起57を有している。嵌合溝部55は、この掛け止め突起57と、リブ部54の立ち上がり側面によって形成されている。
また、嵌合溝部55は、底面に嵌合のためのスリット56が設けられている。このスリット56は、第1、第2の構造部材10、20のスリット15、25と同じものであって、基礎となる構造体1の上端面に蓋板部材5を載置する場合に、スリット56に、第1、第2の構造部材10、20の差込み凸縁14、24を嵌合させることにより、構造的一体性の向上を実現する。
さらに、管継手部61と組み合わされる蓋板部材5は、面内に取り付け孔53を有している。取り付け孔53は、蓋板部材5の板面を表面から裏面に貫通している。さらに取り付け孔53は、表面側の開口端531と、他面側との開口端532との間で孔径差を有しており、孔径差に応じて孔内に凹段部533が形成されている。
管継手部61は、取り付け孔53に嵌め込まれ、挿入端が凹段部533に載置され、載置された状態で内部空間101に通じている。
複数の蓋板部材5は、側壁(100)の高さ方向Tの一方に取り付けられ、内部空間(101)を塞いでいる。
構造体1を構成する第1、第2の構造部材10、20は、高さ方向Tにおいて相対向する二辺のうちの少なくとも一辺が、嵌合溝部55に嵌合される。上述した結合構造によると、構造的一体性が向上する。
図15を参照して説明した蓋板部材5によると、図13及び図14の構造体1を構成するには、第1、第2の構造部材10、20、及び、骨組み構造体30を用いて構造体1を構成し、構造体1の上端面に蓋板部材5を載置し、第1、第2の構造部材10、20の上辺に嵌合溝部55を凹凸嵌合させるだけでよい。このため、組立作業が極めて容易になる。
また、リブ部54は、構造体1の上面に現れる枠状開口部(図10参照)と同程度となるよう、予め設定されている。この構造によると、蓋板部材5を構造体1の上面に設置するにあたって、リブ部54を枠状開口部にはめ込むだけでよいから、その組立作業が極めて容易になる。
さらに、リブ部54を構造体1の開口部にはめ込む構造によると、構造体1が幅方向に揺動しようとした場合、リブ部54が、枠状開口部を構成する構造部材にぶつかることにより、揺動が規制される。従って、構造体の機械的強度が向上する。
しかも、蓋板部材5は、凹部51、及び、凸部52を有し、いわゆる「鳩尾継」を構成し得る形状を持つ。蓋板部材5は、基礎となる構造体1の平面形状に追従して必要な枚数だけ配置し、かつ、相互に凹凸嵌合することができるから、施工効率が向上する。
上述した「鳩尾継」では、隣接する蓋板部材5において、一方の凹部51に、他方の凸部52を嵌め込む凹凸嵌合により全体として平面化された配置構造を実現できる。従って、組立作業が極めて容易になる。
蓋板部材5は、扁平状であるから、嵩張ることのない態様で輸送することがかのうであり、輸送コストを低減することができる。また、軽量であるから、構造体1への組立作業を容易に実行することができる。
図16は、本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設の部分断面図である。図16において、図1乃至図15に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
本発明に係る雨水貯留浸透施設は、雨水貯留施設と、雨水浸透施設の両者を含む。雨水貯留施設は、地下に、集水した雨水の貯留空間を有している。雨水貯留施設は、主として雨水の有効利用の目的、及び、雨水が河川へ急激に流入する不具合を回避し、もって都市型浸水災害を防止する目的を有している。
他方、雨水浸透施設は、地下に、集水した雨水の貯留空間を有し、この雨水貯留空間に貯留した雨水を、地下に緩やかに排出し浸透させるものである。雨水浸透施設は、上述した目的に加え、さらに地下水を涵養し地盤沈下を抑止する目的を有している。
図16の雨水貯留浸透施設は、雨水浸透施設であって、図13乃至図15を参照して説明した構造体1と、第2の蓋板部材50と、管継手部61と、設置穴8と、透水層9とを含む。構造体1は、設置穴8の内部であって、地下に埋設されている。GLはグランドラインを示す。
透水層9は、設置穴8の内壁面と、構造体1の外周面との間に設けられる。透水層9は、不織布等の透水構造を有し、構造体1の内部に土砂や塵埃など異物混入を防止すると共に、構造体1の内部に貯留した雨水を地中に分散浸透させるための排出路として用いられる。
もっとも、透水層9は、雨水貯留浸透施設の役割に応じて構造、及び、機能を設定することができる。例えば、雨水貯留浸透施設が貯留施設である場合、透水層9は、合成樹脂材料を主成分とするシート材であって、好ましくはゴムシートを用いた遮水層にかえられる。これは、雨水の貯留を主目的としていることに起因する。
図16の本発明に係る雨水貯留浸透施設は、図13乃至図15を参照して説明した構造体1を含むから、上述した構造体1の利点を全て有することができる。例えば、構造体1は、内部空間(101)を画定する側壁(100)を有しているから、周囲に土留め板を配置する必要がなくなる分、部品点数が削減される。従って、製造コストを低減すること、及び、組み立て工数が削減され施工コストを削減することができる。
構造体1は、その内部構造たる第1、第2の構造部材10、20が土留め板の機能を果たすから、優れた機械的強度、及び、構造的一体性を有し、設置穴8の内壁から加えられる土圧等の押圧力や、地表面GLからの上載荷重に十分耐えることができる。従って、雨水貯留空間を長期間に渡って維持することができる。
図17は本発明のもう一つの実施形態に係る構造体の斜視図、図18は図17に示した構造体の一部を取り出して示す裏面図、図19は図17に示した構造体の内部構造について、一部を省略して示す拡大図である。図17乃至図19において、図1乃至図16に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図17は、本発明に係る構造体がとりうる変形例を示すものである。即ち、構造体1は、平面から見て異なる2方向W、Dに伸びる多角形形状となっている。図7乃至図15を参照して説明したように、本発明に係る構造体の特徴の一つは、第1、第2の構造部材10、20を、互いに隣接する辺で結合することにより側壁(100)が構成される点にある。この構成によると、第1、第2の構造部材10、20の組み合わせ方向を適宜決定することにより、施工条件に容易に追従することができる。
さらに、図18乃至図19に示されている第2の蓋板部材50は、鳩尾継のための凹凸部を有しない点で図7乃至図15の蓋板部材5とは異なる。具体的に図18を参照すると、第2の蓋板部材50は、板面の幅方向Wで相対向する二辺と、板面の縦方向Wで相対向する二辺と、切欠部58とを有している。
切欠部58は、第2の蓋板部材50の周縁において、第1、第2の構造部材10、20、及び、骨組み構造体30に載置された場合に、差込み凸縁14、24、34に対応する位置に配置されている。この構造によると、第2の蓋板部材50の板面が差込み凸縁14、24、34に乗り上る不具合は生じない。
第2の蓋板部材50は、裏面の中央部に、1つのリブ部54を有している。リブ部54の外形形状は、第2の蓋板部材50の板面の外形形状を縮小した形状となっている。第2の蓋板部材50は、リブ部54の外側面と、第2の蓋板部材50の周縁との間に面積差に応じたスペースを有している。リブ部54は、正方形形状であって、幅寸法W54を有している。
図18の第2の蓋板部材50によると、図17の構造体を構成するには、第1、第2の構造部材10、20、骨組み構造体30を用いて構造体1を構成し、その上端面に、第2の蓋板部材50を載置するだけでよい。このため、組立作業が極めて容易になる。
ここで、リブ部54は、幅寸法W54が、構造体1の上面に現れる枠状開口部(図10参照)と同程度となるよう、予め設定されている。この構造によると、第2の蓋板部材50を構造体1の上面に設置するにあたって、リブ部54を枠状開口部にはめ込むだけでよいから、その組立作業が極めて容易になる。
また、図19に示すように、リブ部54が枠状開口部にはめ込まれる構造によると、構造体1が幅方向に揺動しようとした場合、リブ部54が、枠状開口部を構成する第2の構造部材20に対してぶつかることにより、揺動が規制される。従って、構造体の機械的強度が向上する。
図17乃至図19に示す構造体1によると、図1乃至図16を参照して説明した利点を全て有するとともに、例えば、一般住宅において建物の周りの敷地に沿って雨水貯留浸透施設を構築することができる。
図17乃至図19の第2の蓋板部材50は、鳩尾継のための構造を有しないから、図17に示すように構造体が左右非対称な構造となる場合に、鳩尾継の方向を考慮することなく、配置することができる。従って、その組立作業が極めて容易になる。
図20は本発明のもう一つの実施形態に係る構造体の斜視図、図21は図20に示した構造体の分解構造を示す斜視図、図22は図20に示した構造体の内部構造を示す断面図である。図20乃至図22において、図1乃至図19に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図20乃至図22の構造体1は、いわゆる浸透トレンチに用いられる場合の実施形態であって、透水管64を有している。
透水管64は、管基体部分が多孔質構造となっており、好ましくは合成樹脂材料を用いた一体成型物である。用いられる合成樹脂材料としては、成形容易性、耐腐食性、軽量性、剛性、材料コストなどの観点から、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等が一般的である。さらに、これらの合成樹脂材料を母材とする繊維強化プラスチック(FRP)を用いることもできる。
構造体1において、幅方向Wで向かい合う第2の構造部材20は、その面内に管挿通孔28を有している。管挿通孔28は、第2の構造部材20の板面において、高さ方向Tの上寄りを貫通し、内部空間101に通じている。
透水管64は、内部空間101を幅方向Wに沿って挿通されている。より具体的に説明すると、透水管64は、骨組み構造体30において、高さ方向Tに隣接する通孔部39の上側に挿通され、仕切り部38によって支持されており、且、両端部が管挿通孔28から露出している。
図20乃至図22を参照して説明した構造体1において、透水管64は、管基体部分が多孔質構造となっているから、管内に雨水が流された場合、流された雨水を内部空間101に排出することができる。
従来、この種の浸透トレンチは、透水管(64)の周囲に砕石を充填することにより、透水管(64)の周囲に雨水の貯留空間を構成している。しかし、砕石を用いた構成では、充分な貯留量を確保することができない点、及び、長期間の使用により堆積する塵埃等の除去など必要な維持管理を容易に行うことができない点で問題がある。
これに対し、本発明に係る構造体1において、透水管64から排出された雨水の貯留空間となる内部空間101は、第1、第2の構造部材10、20、骨組み構造体30によって構成されているから、充分な貯留量を確保することができるとともに、維持管理を容易に行うことができる。
図23は本発明の更にもう一つの実施形態に係る構造体の斜視図、図24は図23に示した構造体の分解構造を示す斜視図、図25は図24に示した構造体の一部を取り出して示す斜視図である。図23乃至図25において、図1乃至図22に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図23乃至図25の骨組み構造体3は、異なる2つの骨組み構造体用部材30、40を十文字状に結合した組立体であって、骨組み構造体用部材の一方30は、図9において骨組み構造体30として説明したものである。以下、説明の都合上、図23乃至図25に示した2つの骨組み構造体用部材30、40のうち、図9において骨組み構造体30として説明したものを第1の骨組み構造体用部材30と称し、他方を第2の骨組み構造体用部材40と称する。
第2の骨組み構造体用部材40は、枠状である点を除き、第1の構造部材10と、基本的に同一の構成を有している。図25の第2の骨組み構造体用部材40は、枠状部41と、凹状嵌合部46と、凸状嵌合部47と、仕切り部48と、通孔部49とを有している。
枠状部41は、幅方向Wにおいて相対向する二辺と、高さ方向Tにおいて相対向する二辺とによって略長方形形状に構成されており、枠状の中央部が一面から他面に向かって貫通する貫通構造となっている。
枠状部41は、内板410と、リブ42とによって構成されており、内板410上にリブ42が突設された断面H形構造を有している。この構成によると機械的強度の確保、及び、軽量化が図られる。
また、枠状部41は、高さ方向Tにおいて相対向する二辺のうちの下辺側において、内板410の面内に貫通孔43を有している。
さらに、枠状部41は、高さ方向Tの上端面に厚み方向Dに伸びる差込み凸縁44を有し、下端面に厚み方向Dに伸びるスリット45を有している。スリット45は、差込み凸縁44を挿入可能な構造を有している。
仕切り部48は、枠状部41の面内において、幅方向Wに沿って条状に伸びている。仕切り部48は、枠状部41と同じ基本的構成を有し、内板410の両端にリブ42が突設された断面H形構造を有している。
凹状嵌合部46は、枠状部41の幅方向Wの中央部において、高さ方向Tに沿って条状に伸びている。即ち、第2の骨組み構造体用部材40は、凹状嵌合部46と、仕切り部48によって、枠状部41の貫通部分が格子状に4分割されている。
図25の第2の骨組み構造体用部材40において、凹状嵌合部46は、仕切り部48と同じ基本的構成を有し、内板410の両端にリブ42が突設された断面H形構造を有している。さらに、凹状嵌合部46は、高さ方向Tの両端が切り欠けられ、開放されている凹溝状であって、高さ方向Tでみた両端付近の面内の中央に、第1のピン挿通孔71を有し、且、高さ方向Tの両端付近において、互いに向かい合う凸片460を有している。
凸状嵌合部47は、幅方向Wに相対向する二辺において、高さ方向Tに沿って伸びている。凸状嵌合部47は、凹状嵌合部46に嵌合可能な構造を有する。
通孔部49は、枠状部41の貫通部分が、凹状嵌合部46と、仕切り部48によって、格子状に4分割されて形成されているものである。通孔部49は、部材の軽量化、及び、製造コストの低減を図るとともに、第2の骨組み構造体用部材40が雨水貯留浸透施設に用いられた場合に、貯留された雨水の流動性を向上させる。
図26は、図23に示した構造体の平面図である。図26において、図1乃至図25に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図26に示すように、第2の骨組み構造体用部材40には、第1の骨組み構造体用部材30が2つ組み合わされ、凹状嵌合部46に凸状嵌合部37が結合されている。骨組み構造体3は、第1、第2の骨組み構造体用部材30、40を十字形状に結合することにより、外側面に相当する部分に、第3の凹状嵌合部36、又は、凸状嵌合部47が配置される。この構造によると、第3の凹状嵌合部36、又は、凸状嵌合部47を、側壁100を構成する第1、第2の構造部材10、20に結合することにより、側壁100の内部を内側から支えることができる。
図26に示すように構造体1は、一点鎖線で示す所定の施工面形状sに沿って、第1、第2の構造部材10、20の使用枚数、及び、結合態様が決定されている。第1、第2の構造部材10、20は、施工面形状sの境界に沿って筒状に組み合わされている。図26の第1、第2の構造部材10、20は、平面から見て正方形形状となる側壁100(斜線面付け表記)を構成し、この側壁100によって画定される内部空間101が立方体状となっている。他方、第1、第2の骨組み構造体用部材30、40は、この内部空間101の容量に追従して組み合わされ、骨組み構造体が構成される。
図26に示した実施形態は、図7乃至図12を参照して説明した結合構造を前提として、具体的な施工条件に応じた構成例を示している。即ち、図26に示した構造体1は、第1、第2の構造部材10、20を追加して結合することにより、内部空間101を所望の容積に拡張することができる。従って、様々な需要に追従することができるとともに、組立て効率を向上することができる。
図27は、本発明の更にもう一つの実施形態に係る構造体の斜視図である。図27において、図1乃至図26に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図27は、いわゆる雨水浸透桝として用いられる場合の具体的構成を示す実施形態であって、図23乃至図26を参照して説明した構造体1に対して、さらに蓋板部材5と、管継手部61とを組み合わせた状態を示している。図27の実施形態は、図13の実施形態の2倍程度の容積を有している。
図28は本発明の更にもう一つの実施形態に係る構造体の平面図、図29は図28に示した構造体の分解構造を示す斜視図、図30は図28に示した構造体の内部構造を示す平面図である。図28乃至図30において、図1乃至図27に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図28乃至図30の実施形態は、大規模な雨水貯留浸透施設として用いられる場合の具体的構成を示している。図28乃至図30に示すように、施工条件sにあわせて第1、第2の骨組み構造体用部材30、40を結合して骨組み構造体を構成するとともに、骨組み構造体の外側面に相当する部分に対して、第1、第2の構造部材10、20を順次、結合することにより、施工条件sに合わせて雨水貯留空間を構成することができる。
図31は本発明の更にもう一つの実施形態に係る構造体について、分解構造を示す正面図、図32は図31に示した構造体の内部構造について、一部を省略して示す拡大図である。図31及び図32において、図1乃至図30に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
構造体1は構造的一体性に優れているから、高さ方向Tに複数段に積み重ねて、より大容量の構造体を構成することができる。具体的に、図31を参照すると、上段側の構造体1は、差込み凸縁14(24、34)がスリット15(25、35)に凹凸嵌合されることにより、下段側の構造体1に安定して載置される。
さらに、図32を参照すると、上段側の構造体1と、下段側の構造体1との間には、中間板部材59が配置されている。中間板部材59は、図18及び図19を参照して説明した第2の蓋板部材50の変形例の一つであって、表裏両面にリブ部54を有するものである。この構造によると、図18及び図19を参照して説明した第2の蓋板部材50の利点を全て有するとともに、中間板部材59を介して上段側の構造体1と、下段側の構造体1との構造的一体性が向上し、且、組立作業が容易になる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。

Claims (3)

  1. 第1の構造部材と、第2の構造部材と、骨組み構造体と、蓋板部材と、管継手部とを含む雨水貯留浸透施設用構造体であって、
    前記第1の構造部材は、第1の面板部と、第1の凸状嵌合部と、第1の凹状嵌合部とを含み、
    前記第1の面板部は、板面の幅方向で相対向する二辺と、両面において、厚み方向に突出し、幅方向及び高さ方向に各々伸びる格子状に形成されたリブ部と、該リブ部によって囲繞される一枡内の板面を貫通する1つの貫通孔とを有しており、
    前記第1の凸状嵌合部は、前記二辺のそれぞれにおいて、前記幅方向に直交する高さ方向に沿って伸びており、
    前記第1の凹状嵌合部は、前記幅方向の中央部において、前記高さ方向に沿って伸びており、
    前記第2の構造部材は、第2の面板部と、第2の凸状嵌合部と、第2の凹状嵌合部とを含み、
    前記第2の面板部は、板面の幅方向で相対向する二辺と、両面において、厚み方向に突出し、幅方向及び高さ方向に各々伸びる格子状に形成されたリブ部と、該リブ部によって囲繞される一枡内の板面を貫通する1つの貫通孔とを有しており、
    前記第2の凸状嵌合部は、前記二辺のうちの一辺において、前記幅方向に直交する高さ方向に沿って伸びており、
    前記第2の凹状嵌合部は、前記二辺のうちの他辺において、前記高さ方向に沿って伸びており、
    前記骨組み構造体は、外側面に相当する部分に第3の嵌合部を有しており、前記外側面に相当する部分が、前記第1の構造部材と、前記第2の構造部材とによって覆われており、
    前記第3の嵌合部は、前記第1の構造部材、又は、前記第2の構造部材に結合されており、
    前記蓋板部材の各々は、前記第1の構造部材、前記第2の構造部材及び前記骨組み構造体によって上部に形成される2つ以上の開口の各々の開口を塞ぐように前記骨組み構造体に組み合わされており、
    前記管継手部は、前記蓋板部材に組み合わされている、
    雨水貯留浸透施設用構造体。
  2. 請求項に記載された雨水貯留浸透施設用構造体であって、さらに透水管を含み、
    前記透水管は、前記骨組み構造体組み合わされている、
    雨水貯留浸透施設用構造体。
  3. 請求項1又は2に記載の雨水貯留浸透施設用構造体を含む雨水貯留浸透施設であって、
    前記構造体は、地下に埋設されている、
    雨水貯留浸透施設。
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