JP2008208528A - 雨水貯留・浸透システム - Google Patents

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Abstract

【構成】 雨水貯留・浸透システム(10)は、プラスチック製要素部材で組み立てた雨水貯留・浸透槽(12)を含み、この雨水貯留・浸透槽に雨水を流入する流入施設14の点検口18内にごみ回収フィルタとしての網袋62を設け、その網袋62の開口64を流入管20の出口20aに装着する。したがって、流入管20の出口20aからの雨水が網袋62を通過し、それに混入するごみは網袋62によって捕捉され、雨水のみが流入接続管22から水貯留・浸透槽に流入する。
【効果】 網袋にごみを大量に溜めておけるので、ごみを取り出す作業頻度を減らすことができ、作業時間を短縮できる。
【選択図】 図11

Description

この発明は雨水貯留・浸透システムに関し、特にたとえば、地下に設置した雨水貯留・浸透槽に雨水を集め、集水した雨水を貯留したり、集水した雨水を一時的に貯留して後、地中に緩やかに浸透させたりする、雨水貯留・浸透システムに関する。
この種の雨水貯留・浸透システムに用いられ得る雨水貯留・浸透槽が、特許文献1などで公知である。特許文献1には従来のコンクリート製の貯留・浸透槽に代わって、軽量でしかも十分な機械的強度を有する、プラスチック製の貯留・浸透槽が開示されている。
さらに、このようなプラスチック製の貯留・浸透槽を利用する地下雨水貯留・浸透システムが非特許文献1に示されている。
特開2003‐34971号公報[E03F 1/00] クボタシーアイ株式会社カタログNo.C72‐00(05.6.5)06.1.10.IN.NF 「大型パネル雨水洞窟貯留浸透槽 RAIN望ケーブ」
このような雨水貯留・浸透システムでは、雨水貯留・浸透槽内へ集水した雨水を流入させるための流入施設を設け、その流入施設の点検口から雨水貯留・浸透槽へ雨水を流入させるようにしている。点検口から雨水貯留・浸透槽を雨水を流入させるために流入接続管を設置し、その流入接続管の入口にごみ除去フィルタを設け、雨水とともに点検口内に入ってくる落ち葉などのごみが雨水貯留・浸透槽内へ入ってしまうのを防止するようにしている。
しかしながら、背景技術では、ごみ除去フィルタは流入施設の流入接続管断面のみを覆い、フィルタ面積が小さいため、すぐにごみが付着して目詰まりすることがあり、その場合には、雨水が雨水貯留・浸透槽内へ流入されないため、その「ごみの取り出し」を頻繁にする必要があり、そのためにメンテナンスのための作業頻度が高まる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、雨水貯留・浸透システムを提供することである。
この発明の他の目的は、メンテナンスのための作業量を可及的抑制できる、雨水貯留・浸透システムを提供することである。
請求項1の発明は、プラスチック製の要素部材を組み立てて構成した雨水貯留・浸透槽を地下に埋設し、その雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入施設を備え、流入施設は、点検口、点検口に雨水を流入させる流入管および点検口から雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入接続管を含む、雨水貯留・浸透システムにおいて、点検口内に、開口を有するごみ回収フィルタを設置し、そのごみ回収フィルタの開口を流入管の出口に取り付けたことを特徴とする、雨水貯留・浸透システムである。
請求項1の発明では、プラスチック製の要素部材、実施例で例示すれば、本体34、上下板38、側板40、中間板48などを用いて、雨水貯留・浸透槽(12:実施例で相当する部分を例示する参照符号。以下同様。)を構成する。たとえば、その雨水貯留・浸透槽(12)の流入側に流入施設(14)を設置する。流入施設(14)は点検口(18)を含む。点検口(14)には点検口に雨水を流入させる流入管(20)および点検口から雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入接続管(22)が取り付けられる。ごみ回収フィルタの一例である網袋(62)は点検口(18)内に設置され、それの開口(64)が流入管(20)の出口(20a)に装着される。
請求項1の発明によれば、流入管(20)の出口(20a)からの雨水がごみ回収フィルタ(62)を通過し、それに混入するごみはごみ回収フィルタ(62)によって捕捉されるので、雨水のみが流入接続管(22)から雨水貯留・浸透槽(12)に流入する。そして、ごみ回収フィルタ(62)にごみをある程度の量溜めておくことで、ごみ除去フィルタへのごみの付着を防止するとともに、点検口内でのごみの拡散を防止することができる。その結果、ごみを取り出す作業を行なう時間的間隔を長くでき、したがって、メンテナンスの作業頻度を減らすとともに、作業時間を短縮することができる。
請求項2の発明は、プラスチック製の要素部材を組み立てて構成した雨水貯留・浸透槽を地下に埋設し、その雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入施設を備え、流入施設は、点検口、点検口に雨水を流入させる流入管および点検口から雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入接続管を含む、雨水貯留・浸透システムにおいて、点検口内に、開口および底部を有するごみ回収フィルタを設置し、そのごみ回収フィルタの開口が流入管の出口から落下する雨水を受けるようにしたことを特徴とする、雨水貯留・浸透システムである。
請求項2の発明では、プラスチック製の要素部材、実施例で例示すれば、本体34、上下板38、側板40、中間板48などを用いて、雨水貯留・浸透槽(12:実施例で相当する部分を例示する参照符号。以下同様。)を構成する。たとえば、その雨水貯留・浸透槽(12)の流入側に流入施設(14)を設置する。流入施設(14)は点検口(18)を含む。点検口(14)には点検口に雨水を流入させる流入管(20)および点検口から雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入接続管(22)が取り付けられる。一例としてかご状であるごみ回収フィルタ(84)が点検口(18)内に設置され、それの上端開口から流入管(20)の出口(20a)から落下する雨水を受ける。
請求項2の発明によれば、流入管(20)の出口(20a)からの雨水がごみ回収フィルタ(84)を通過し、それに混入するごみはかご状のごみ回収フィルム(84)によって捕捉されるので、雨水のみが流入接続管(22)から雨水貯留・浸透槽(12)に流入する。そして、ごみ回収フィルタ(84)では、ごみの付着面積が大きくなるので、ごみの付着を分散させるとともに、雨水を雨水貯留・浸透槽に流しながら、ごみをある程度の量溜めておけるので、ごみを取り出す作業頻度を減らすことができる。
請求項3の発明は、プラスチック製の要素部材を組み立てて構成した雨水貯留・浸透槽を地下に埋設し、その雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入施設を備え、流入施設は、点検口、点検口に雨水を流入させる流入管および点検口から雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入接続管を含む、雨水貯留・浸透システムにおいて、点検口の内壁に取り付けられ、間隔を隔てて、流入接続管の入口を覆うごみ除去フィルタを設けたことを特徴とする、雨水貯留・浸透システムである。
請求項3の発明では、プラスチック製の要素部材、実施例で例示すれば、本体34、上下板38、側板40、中間板48などを用いて、雨水貯留・浸透槽(12:実施例で相当する部分を例示する参照符号。以下同様。)を構成する。たとえば、その雨水貯留・浸透槽(12)の流入側に流入施設(14)を設置する。流入施設(14)は点検口(18)を含む。点検口(14)には点検口に雨水を流入させる流入管(20)および点検口から雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入接続管(22)が取り付けられる。ごみ回収フィルタ(102)が点検口(18)に取り付けられる。このとき、ごみ除去フィルタ(102)の各面部分と流入接続管(22)の入口(22a)と間隔を隔てて設置される。
請求項3の発明によれば、ごみ除去フィルタ(102)が流入接続管(22)の入口(22a)に密着していないので、ごみ除去フィルタ(102)の各面部分(102a‐102c)の表面にごみが付着しても、フィルタ面積が大きく、ごみの付着を分散させるので、ごみの付着による目詰まりが生じ難い。
請求項1または2の発明によれば、ごみ回収フィルタにごみを大量に溜めておけるので、ごみを取り出す作業頻度を減らすことができる。しかも、ごみはごみ回収フィルタに閉じ込められ、点検口内に散乱することがないので、点検口内の掃除などの作業が軽減できる。
請求項3の発明によれば、ごみ除去フィルタと流入接続管の入口との間に間隔を設けるようにしたので、フィルタ面積が大きく、ごみの付着を分散させるので、ごみの付着による目詰まりが生じ難い。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1にこの発明の背景となる雨水貯留・浸透システム10の一例が図解される。この雨水貯留・浸透システム10は、地中に埋設された雨水貯留・浸透槽12を含む。この雨水貯留・浸透槽12は、図2‐図6に示すプラスチック製の要素部材を組み立てて、図7に示すような槽として構成したものである。
雨水貯留・浸透槽12の一方側端近傍に流入施設14が、他方側端近傍に流出施設16が付設される。雨水が流入施設14から雨水貯留・浸透槽12を通り、流出施設16から流れ出るので、流入施設14側を上流側、流出施設16側を下流側と呼ぶこともできる。
流入施設14は、点検口18を含み、この点検口18は周知のように地中に埋設されるが、それの上端は地表に臨まされ、そこから人の出入りを可能にしている。点検口18の上部には、たとえば道路脇の側溝や雨水暗渠などから集めた雨水を流し込む流入管20が設けられ、その下部には、この雨水を雨水貯留・浸透槽12に流し込む流入接続管22が設けられる。なお、この図1では図示していないが、流入接続管22の流入入り口にはごみ除去フィルタ54(図8,10)が設けられる。
流出施設16にも点検口24が設置され、この点検口24の下部には、雨水貯留・浸透槽12からの雨水を点検口24に導出する流出接続管26が取り付けられ、それよりさらに下方の点検口24の下部にはオリフィス流出管26が取り付けられる。オリフィス流出管26は、雨水貯留・浸透槽12から点検口24に導出した雨水を雨水管渠や合流式下水道管(図示せず)に放流するためのものであるが、放流量が急増しないようにするための流量制限オリフィスを有する。
点検口24の上部と雨水貯留・浸透槽12との間に空気抜き管30が設けられ、それより下方の点検口24の上部にはオーバフロー管32が取り付けられる。このオーバフロー管32は、雨水貯留・浸透槽12をオーバフローした雨水を雨水管渠や合流式下水道管(図示せず)に放流する。
ここで、図1に示す雨水貯留・浸透槽12について、各要素部材の一例を示す図2‐図6を参照して、詳細に説明する。ただし、このような要素部材を使った組み立て式の雨水貯留・浸透槽については、先に挙げた特許文献に詳しく説明されているので、必要なら、この特許文献を参照されたい。
図2に示す要素部材は、本体(リブ板)34であり、その中心には、人が通れる程度の大きさの直径を有する孔36が設けられる。この孔36は、この本体34を使って雨水貯留・浸透槽12を形成したとき、点検等のために人が雨水貯留・浸透槽12内を移動するための通路を確保すると同時に、本体中での雨水の流れを容易にさせるためのものである。
図3に示す要素部材は、上下板38であり、図1に示す雨水貯留・浸透槽12の底面および天面を形成するための板状体である。
図4に示す要素部材は側板40である。この側板40は、列間仕切り板として使用され得る。また、側板40に形成されている窓42は、雨水貯留・浸透槽12を浸透槽として使用する場合に、隣接する列間での雨水の連通を容易にする作用を果たす。
図5に示す要素部材は鏡板44である。この鏡板44は、雨水貯留・浸透槽12の前後方向(流入施設14から流出施設16への雨水の流れる方向)の最外側の側板として使用される。鏡板44の窓46も先の側板40の窓42と同じく、雨水貯留・浸透槽12から雨水を漏洩させるための漏洩路として機能する。
図6に示す要素部材は、中間板48であり、この中間板48は、複数の本体の列を全体として1つの層としたとき、図7に示すように複数の層を形成する際の層間の仕切り板として用いられるものである。
図2‐図6に示す各要素部材34,38,40,44および48を用いて、図7に示すような、たとえば、2層3列の雨水貯留・浸透槽12が組み立てられる。つまり、図7に例示した雨水貯留・浸透槽12では、1層あたり3つの列C1,C2およびC3(図9)を形成し、中間板48を仕切りとして、上下に2つの層L1およびL2を積層している。
図7において、下層L1の真ん中の列(C1)の最前方には管接続板50が嵌め込まれていて、この管接続板50に、図1(および図8,図10など)に示す流入接続管22が接続される。そして、鏡板44の窓46(図5)には鏡窓板52がそれぞれはめ込まれる。なお、ここで例示する雨水貯留・浸透槽12では、それの最外側面には、側板40と類似してはいるが窓のない外側板41が用いられている。このようにして、3列(C1−C3)2層(L1−L2)の雨水貯留・浸透槽12が、プラスチック製の要素部材34,38,40,44および48を組み立てることによって、形成できる。
ただし、雨水貯留・浸透槽12の層数や列数は任意に設定できるとともに、各要素部材の上述の大きさや形状も単なる例示であり、それらは、必要に応じて、適宜変更され得る。
図7に示すようにして形成した雨水貯留・浸透槽12を図8および図9に示すように地中に埋設し、その上流側に、流入施設14を配置し、下流側に流出施設16を配置する。ただし、図8や図10においては、図面作成の便宜上、上流側から下流側へ向かう雨水貯留・浸透槽12の長さを、図9と異なるように描いている点に留意されたい。
図8に示す雨水貯留・浸透システム10は、雨水の一時貯留および周囲への浸透の両方の機能を持つように意図されているため、雨水貯留・浸透槽12の外周の下部部分が、保護シートでサンドイッチにされた遮水シート56で覆われ、雨水貯留・浸透槽12の外周の残りの部分が、浸透シート58で被覆される。遮水シート56は、たとえば、底面から下層L1の側面の全部および上層L2の側面の高さ方向の下半分を覆うようにされ、浸透シート58は、上層L2の側面の上半分と天面全部とを覆う。したがって、この図8に例示する雨水貯留・浸透システム10の雨水貯留・浸透槽12には、定常的には、下層L1の全部と上層L2のほぼ半分の量の雨水を一時的に貯留することができる。
雨水は先に説明したように、流入施設14の流入管20から点検口18および流入接続管22を経て雨水貯留・浸透槽12に流入され、雨水貯留・浸透槽12に一時的に貯留される。なお、図8に示すように、流入接続管22の点検口18内にある入口にはごみ除去フィルタ54が装着されているので、点検口18内に雨水とともに流入した落ち葉などのごみは、このごみ除去フィルタ54によって阻止され、雨水貯留・浸透槽12内には入らない。そして、雨水貯留・浸透槽12に貯留された雨水は、浸透シート58を通して周囲に浸透されるとともに、必要なとき、流出施設16の流出接続管26から点検口24を経て、オリフィス流出管28から雨水管渠や合流式下水道管(図示せず)に放流される。
なお、点検口18および24や雨水貯留・浸透槽12は、土中内において、それぞれ砕石基礎62の上に設置され、周囲を埋め戻した土で覆われている。そして、点検口18および24の上端開口は地表面60に臨まされる。
図10に示す雨水貯留・浸透システム10は、図8のシステム10が貯留・浸透システムであったのに対し、浸透システムであるという点で、図8のシステムと相違する。図10のシステム10では、雨水貯留・浸透槽12は全表面(底面、天面、全側面)を浸透シート58だけで覆うので、雨水貯留機能はない。そして、雨水貯留機能がないので、図10の雨水浸透システム10は図8に示すオリフィス流出管28を持たない。
ただし、「貯留・浸透」か「浸透だけ」かを区別する必要がないときには、この明細書では、両者を包含する意味で、雨水貯留・浸透システム10または雨水貯留・浸透槽12と呼ぶことにする。
以上で、プラスチック製の要素部材を組み立てた雨水貯留・浸透槽12を利用するこの発明の背景技術としての雨水貯留・浸透システム10を説明した。以下に、このような背景技術を前提にして、必要に応じてそれらを援用しながら、この発明の実施例または実施形態について説明する。ただし、この発明は上述の背景技術の雨水貯留・浸透システム10の流入施設14に関するものであり、残余の部分を背景技術と同じにしても背景技術とは変更してもよいので、以下の実施例においては、いずれも、流入施設14だけを図解しかつ説明していることに予め留意されたい。
図11に示すこの発明の一実施例の雨水貯留・浸透システムにおける流入施設14は、点検口18内でのゴミ除去に新しい考え方を取り入れているという点で、図8または図10の雨水貯留・浸透システム10の流入施設と異なる。
流入施設14では、前述のように、点検口18の上部に流入管20が取り付けられ、この流入管20の出口20aが点検口18内に突出される。そして、それより下方の点検口18の下部には、流入接続管22が取り付けられ、その入口22aが点検口18内に突出される。流入接続管22の入口22aには、背景技術と同様のごみ除去フィルタ54が装着される。
流入管20から流入する雨水とともに点検口18内に進入してくる落ち葉や紙くずのようなごみが点検口18内に浮遊して、雨水貯留・浸透槽12内に入り込むのを防止するために、ごみ回収フィルタの具体例の1つとしての網袋62が点検口18内に設置される。この網袋62は、腐食しにくいたとえばナイロンのような合成繊維で編んだ網からなる。ごみ回収フィルタすなわち網袋62のメッシュサイズは、ごみ除去という点ではできるだけ小さい方がよいが、あまり小さくすると、頻繁に目詰まりを生じ、雨水の流れが阻害されるなどの不都合があるので、流入してくる可能性のあるごみのサイズに応じて最適のメッシュサイズを選択する。
網袋62は、上端が開放された開口である以外は全て閉塞された、いわゆる袋状をなし、その開口64が流入管20の出口20aに、たとえば番線66のような取付手段によって、固着される。
また、網袋62の底には係止リング68が取り付けられる。点検口18内には雨水が流入するが、その雨水によって網袋62が浮き上がったりする。網袋60が浮き上がると余計な力が掛かり番線66による固着が不安定になり、極端な場合には、流入管20から脱落する可能性もある。そこで、この実施例では、リング68を用いて、網袋62の底をたとえば点検口18の底面に係止する。網袋62の底と点検口18の底に設置されている係止リング脱着式フック(図示せず)とが連結されるので、網袋62の底が浮き上がることはない。つまり、網袋62が安定的に保持でき、流入管20から脱落するなどの不都合を生じることがない。
雨水が流入管20から流入し、その中にごみが混入していたとき、ごみを含む雨水は流入管20の出口20aから直接網袋62内に落下する。雨水は当然網袋62のメッシュを通り抜けて点検口18の内部に溜まる。ごみは網袋62のメッシュを通過することができず、網袋62の中にとどまる。したがって、流入接続管22の入口22aにごみが到達することはなく、したがって、ごみ回収フィルタ54がごみによって目詰まりを起こすこともない。つまり、流入管20の出口20aからの雨水が網袋62を通過し、それに混入するごみは網袋62によって捕捉されるので、雨水のみが流入接続管22から水貯留・浸透槽12に流入する。そして、網袋62にごみをある程度の量溜めておけるので、ごみを取り出す作業頻度を減らすことができる。
網袋62内のごみの量が徐々に増加し、やがて網袋62がごみで満杯になる。そのときには、番線66を外して網袋62を流入管20の出口20aから取り外し、点検口18の上部開口から網袋62を回収すればよい。そして、新しい網袋62を上述のようにして流入管20に取り付ける。網袋62の容量にも依るが、網袋62内に大量のごみを蓄積できるようにすれば、網袋を交換する時間間隔を長く延ばせる。したがって、メンテナンスの作業量を抑制できる。ただし、この網袋62にごみが溜まった状態では、ごみだけでなく泥や小石なども混入するため、相当な重量になるので、網袋62を回収するためには相当の力が必要になり、点検口18内でのそのような回収作業ではかなりの負担になる。したがって、網袋62の大きさ(容量)は、回収作業を容易にするためにできるだけ軽量化することと、交換のための時間間隔をできるだけ長く延ばすこととの、いわば二律背反的な条件を勘案して決定されることが望ましい。
なお、開口64を流入管20から取り外さない限り、網袋62のごみは網袋の外へ出ることはない。つまり、この実施例によれば、ごみが点検口18内に散乱することがない。したがって、ごみが散乱した場合には必要だった点検口18内の掃除の必要もなく、その意味でも、メンテナンス作業頻度を減らすことが期待できる。
なお、上述の実施例では、網袋62は番線で流入管20の出口20aに固着されたが、別の取付方法も考えられる。
たとえば、図12に示す網袋62は開口にリング70が取り付けられている。このリング70は、たとえば図13に示すように2つ割りの部品70aおよび70bからなり、それらの間に網袋62の開口64の部分を挟み込むことによって、網袋62の開口64に取り付けることができる。なお、必要に応じて、2つの部品70aおよび70bをねじや釘(図示せず)で互いに固着れば、このリング70の網袋62からの脱落が有効に防止できる。
そして、図14に示すように、点検口18に流入管20を取り付け、その流入管20の出口20aの周りに、この流入管20を囲繞するような取付リング72を設ける。そして、取付リング72の適宜の箇所に、ねじ穴74を形成しておく。他方、網袋リング70に、そのねじ穴74に相当する箇所に、貫通孔を形成する。網袋リング70の貫通孔を取付けリング72のねじ穴74に合わせ、網袋リング70側からねじ76を貫通孔を通ってねじ穴74に螺入することによって、網袋リング70を取付リング72に固着する。それによって、網袋62が流入管20の出口20aに装着できる。
さらに、図14の実施例では、網袋リング70を変形し、特に図15(B)からよく分かるように、リング70の下半分を上半分に比べて肉厚の挿入部70aとし、リング70の上側に取っ手80を取り付ける。一方、点検口18の流入管20の周囲に取付リング72Aを設置する。取付リング72Aは、図15(A)に示すように、流入管20の出口20aの前方(点検口18の内部側)に位置する凹部74Aaを有する。この凹部74Aaは、網袋リング70の挿入部70aと同様にほぼ同じ大きさの半円形に形成され、その凹部74Aaの幅および深さは、この挿入部70aを受容できるだけの幅および深さに設定される。
この実施例においては、網袋リング70の取っ手80を持って、それの挿入部70aを取付リング72Aの凹部74Aaに上から挿入する(落とし込む)だけて、網袋リング70を取付リング72Aに取り付けられる。網袋62を回収するときには、逆の工程で簡単に行なえる。つまり、取っ手80を持って網袋リング70を上に引き、挿入部70aを凹部74Aaから抜くだけで、リング70をリング72Aから外し、したがって、網袋62を流入管20から取り外せる。したがって、網袋62の流入管20の出口20aへの装着/離脱が簡単に行なえる。図11の実施例のように網袋62を番線66で流入管20に取り付けるための作業は、点検口18が深い場合、点検口18内のステップ19に乗ったまま行なう必要があり、装着や回収の作業性がよくない。これに対して、図15の実施例では上述のように「ワンタッチ」で網袋62を流入管20に装脱できるので、点検口18が深くても、難なく網袋62の装着や交換を行なえる。
図16は、上述の実施例に用いられる網袋の変形例62Aを示す。この変形例のごみ回収フィルタすなわち網袋62Aでは、たとえば魚釣に使う「びく」のように、補強のために、高さ方向に互いに間隔を隔てて、たとえばプラスチック製もしくは金属製の補強リング78が設けられているとともに、周方向にも互いに間隔を隔てて、同じくプラスチック製または金属製の補強紐80が編みこまれている。つまり、この実施例の網袋62Aは先の実施例の網袋62に比べて補強されているので、網袋内のごみの嵩や重量が増加しても、それらに容易に耐えられる。
図16の実施例でも図12‐図14実施例と同様に、網袋62の開口に網袋リング70を取り付けているが、この網袋リング70は、図15に示す実施例のワンタッチ式のものに代えてもよい。
ここまでの実施例では網袋62の交換や装着を点検口18内のステップ19に乗った状態で実行する必要があり、作業性に問題なしとしなかったが、図17の実施例では、その点を改善した。
図17を参照して、この実施例の流入施設14では、点検口18内において、流入管20の出口20aに、内副管82を接合する。内副管82はよく知られているように、点検口内において流入下水が高所から落下することによる点検口底部の損傷および下水の飛散を防止するために用いられるものである。この実施例では、そのような内副管82を流入管20の出口20aに取り付け、その内副管82の出口82aに番線66で、ごみ回収フィルタの一例である網袋62を装着した。ただし、この網袋62の内副管82の出口82aへの装着方法は、図12−図14(図16)の実施例あるいは図15の実施例のような方法に換えられてもよい。
図17実施例によれば、先の実施例が点検口18内の高所での作業を余儀なくされたのに対し、作業者は点検口18の底面に降りて、その状態で作業できるので、作業性がよくなるとともに、高所作業の危険性を回避することができる。
図18に示すこの発明の他の実施例においては、点検口18内に、網かご84を設置する。この網かご84もまたごみ回収フィルタとして機能し、たとえば金属製であり、上端開口の有底中空円筒形状である。しかしながら、有底中空角柱形状であってよい。網かご84の高さはおよそ1000‐1500mm程度とされる。「網」のメッシュサイズは、前述の網袋62、62Aなどと同様に、ごみの大きさ等を勘案して設定される。実施例では、網かご84はパンチングメタルで作っているが、金属線を編組した網かごであってよい。
網かご84の底面には、網かご84を点検口18の底面に設置するための設置脚86が設けられるとともに、その上端開口に開口リング88が装着される。開口リング88も金属で形成され得るが、それはプラスチックであってよい。この開口リング88は網かご84の変形防止のために設けられるのであるので、それにふさわしい強度を有するように、それ自体の強度および網かごとの取り付け強度が設計される。
開口リング88の上面には、特に図19からよく分かるように、各々が鉄輪のような複数(実施例では2個)の係止部90が周方向に適宜の間隔で、固着される。この係止部90には、ワイヤロープ92が係止される。ワイヤロープ92は、この網かご84を点検口18ないに設置する(降ろす)とき、さらには網かご84を点検口18内から回収する(引き上げる)ときに利用される。
開口リング88は、たとえば点検口18の内壁の適宜の位置に固着しているLアングルのような支持部材94上に支持された支持リング96の上に、載置される。この支持リング96も、支持部材94と同様に、たとえば鉄またはステンレスによって形成され得るが、可能なら、プラスチックで形成してもよい。
支持リング96は、図20に示すように、その中央に折畳み部96aが設定されその折畳み部96aで支持リング96を折畳み可能とするために、その裏面に、図20で点線で示す蝶番98が設けられる。したがって、この支持リング96を点検口18内の支持部材94上に設置するときには、支持リング96を折畳み部96aで折り畳んだ状態で点検口18内に入れ、その後、蝶番98を開いて支持リング96を展開すればよい。支持リング96は、折畳み可能にしたため、点検口18内に容易に設置できる。
図18の実施例において、網かご84を降ろすときには、網かご84を点検口18内に入れた後、ワイヤロープ92をもって徐々に網かご84を下げ、支持リング96上に開口リング88が載るまで下げればよい。なお、網かご84の支持は、開口リング88を支持リング96で支持するほか、設置脚86と点検口18の底面とで支持するので、支持リング96の高さ位置は、設置脚86が点検口底面にしっかり支えられた状態で、開口リング88を支持リング96でもしっかり支持できる高さに設定される。
網かご84をこのようにして設置した後には、ワイヤロープ92の端部を点検口18の外で、もしくは点検口18内の上端近傍で、点検口18内に落ちないように引っ掛けておく。
そして、網かご84の搬出の際には、作業者は、点検口18の外の地上にいるままで、上述のようにどこかに引っ掛けておいたワイヤロープ92の一端側を持って、ワイヤロープ92を徐々に手繰り寄せればよい。そうすると、ワイヤロープ92で係止した網かご84が徐々に持ち上げられ、最後には、点検口18の外へ引き上げることができる。ただし、そのような引き上げをウィンチを使って行なうようにしてもよい。このように、この実施例によれば、作業者が点検口18の外にいながら、網かご84の設置や回収の作業をすることができる。
いずれにしも、この実施例においても、網袋の例と同様に、網かご84にためることのできるごみの量は、交換時の作業の容易性(困難性)とメンテナンス(交換)周期の延長化とを勘案して設計する必要がある。
図18の実施例では、網かご84が点検口18内に設置され、それの上端開口から流入管20の出口20aから落下する雨水を受ける。したがって、流入管20の出口20aからの雨水が網かご84を通過し、それに混入するごみは網かご84によって捕捉される。そして、雨水のみが流入接続管22から雨水貯留・浸透槽12に流入する。網かご84にごみをある程度の量溜めておけるので、ごみを取り出す作業を行なう時間的間隔を長くでき、したがって、メンテナンスの作業量を少なくできる。
また、図18の実施例では、網かご84の上端が開口したままであるので、点検口18内の雨水の量によっては、網かご84内のごみが浮遊して散乱することも考えられるが、網かご84に或る程度の深さを確保しておけば、ごみの散乱を防ぐことも可能である。
図18の実施例では、支持リング96を点検口18の内壁に固着したLアングル94の上に載置するようにした。しかしながら、この支持部材94は、図21に示すような、適宜の円弧角を有しかつ点検口内に周方向に適宜の間隔を隔てて設置される支持部材100に代えられてもよい。
上述の実施例はいずれも、点検口18内に臨む流入管20の出口20a(内副管82の出口82aも同様)から流入する雨水をごみ回収フィルタとしての網袋62,62Aや網かご84で直接受け、それによって網袋62,62Aや網かご84でその雨水に混入するごみを除去して、雨水貯留・浸透槽12へのごみの流入を防止するものであった。しかしながら、雨水貯留・浸透槽12へのごみの流入を防止するためには、流入接続管22へ雨水が流入するときにごみを除去する方法でもよい。ただし、この方法は従来のごみ除去フィルタ54と同じ考え方であるが、この従来のごみ除去フィルタ54より目詰まりしにくいごみ除去フィルタを以下に提案する。
図22を参照して、この実施例のごみ除去フィルタ102は、プラスチック点検口金属からなり、正面部分102a、側面部分102bおよび上下面部分102cを含み、それらは図示しないヒンジで連結されていて、展開した平面状態から図22の立体状態に組み立てることができる。このごみ除去フィルタ102も、図18の網かご84と同様に、パンチングメタルのように作成されても、あるいは金属線の編組によって形成されてもよい。
ごみ除去フィルタ102の側面部分102bの端縁には取付片104がたとえば上下に間隔を隔てて2個形成されている。この取付片104にはたとえば孔が開けられている。この孔に釘やねじを挿通し、その釘やねじを点検口18の内壁に打ち込みあるいはねじ込むことによって、取付片104が点検口18の内壁に固着され、結果的に、このごみ除去フィルタ102が点検口18の内壁に取り付けられる。ただし、その取付位置は、図22で点線で示すように、流入接続管22の入口22aをごみ除去フィルタ102が覆う位置である。また、ごみ除去フィルタ102によって流入接続管22の入口22aを覆うのであるから、ごみ除去フィルタ102のサイズは、流入接続管22の入口22aより十分大きくなければならない。
具体的には、側面部分102bの高さは、正面部分102aが図23に示すように流入接続管22の入口22aと所定の間隔G1以上離れる、そのような高さに選ばれる。また、正面部分102aの上下方向高さ、つまり、上下面部分102c間の距離は、上下面部分102cが図23に示すように流入接続管22の入口22aの外面の天頂および底頂からそれぞれ所定の間隔G2以上離れる、そのような高さや距離に選ばれる。さらに、正面部分102aの左右方向の幅、つまり、側面部分102b間の距離は、側面部分102bが図24に示すように流入接続管22の入口22aの外面の左右側面からそれぞれ所定の間隔G3以上離れる、そのような幅や距離に選ばれる。
このように、この実施例のごみ除去フィルタ102では、従来からあるごみ回収フィルタ54のように流入接続管22の入口22aに密着していないので、ごみ回収フィルタ102の各面部分102a‐102cの表面にごみが付着しても、フィルタ面積が大きく、ごみの付着を分散させるので、ごみの付着による目詰まりが生じ難い。
なお、図11および図17の実施例におけるごみ回収フィルタは、いずれも、上端に開口を有し、全体が閉塞された網目を有する袋状に形成した。しかしながら、必ずしも閉塞されている必要はなく、底部または下端が開口されていてもよい。この場合、雨水は上端開口から流入して下端開口へ向かうが、雨水のそのような流下過程において雨水に混入したごみはごみ回収フィルタの網目によって捕捉されるので、下端開口から流出するごみの量はあまり多くない。したがって、ごみ除去フィルタ54が目詰まりを起こしにくくなる。
図1はこの発明の背景となる雨水貯留・浸透システムの一例を示す図解図である。 図2は図1に示す雨水貯留・浸透槽に用いる要素部材としての本体の一例を示す図解図である。 図3は図1に示す雨水貯留・浸透槽に用いる要素部材としての上下板の一例を示す図解図である。 図4は図1に示す雨水貯留・浸透槽に用いる要素部材としての側板の一例を示す図解図である。 図5は図1に示す雨水貯留・浸透槽に用いる要素部材としての鏡板の一例を示す図解図である。 図6は図1に示す雨水貯留・浸透槽に用いる要素部材としての中間板の一例を示す図解図である。 図7は図2‐図6に示す要素部材を使って組み立てた雨水貯留・浸透槽の一例を示す図解図である。 図8は図7に示す雨水貯留・浸透槽を用いたこの発明の背景となる雨水貯留・浸透システムの縦断面構造を示す図解図である。 図9は図8に示すこの発明の背景となる雨水貯留・浸透システムの平面構造を示す図解図である。 図10は図7に示す雨水貯留・浸透槽を用いたこの発明の背景となる雨水浸透システムの縦断面構造を示す図解図である。 図11は図7に示す雨水貯留・浸透槽を用いた、この発明に従った雨水貯留・浸透システムの流入施設の一実施例を示す図解図である。 図12はこの発明の他の実施例で利用可能な網袋の一例を示す図解図である。 図13は図12実施例において網袋に取付リングを装着する方法を示す図解図である。 図14は図12実施例において網袋を流入管の出口に取り付ける構造の一例を示す図解図である。 図15はこの発明の他の実施例で利用可能な網袋の一例を示す図解図である。 図16は図12または図15実施例において網袋を流入管の出口に取り付ける構造の他の例を示す図解図である。 図17は図7に示す雨水貯留・浸透槽を用いた、この発明に従った雨水貯留・浸透システムの流入施設の他の実施例を示す図解図である。 図18は図7に示す雨水貯留・浸透槽を用いた、この発明に従った雨水貯留・浸透システムの流入施設のさらに他の実施例を示す図解図である。 図19は図18実施例に用いられる網かごの平面を示す図解図である。 図20は図18実施例に用いられる支持リングの一例を示す図解図である。 図21は図18実施例に用いられる支持部材の他の例を示す図解図である。 図22は図7に示す雨水貯留・浸透槽を用いた、この発明に従った雨水貯留・浸透システムの流入施設のさらに他の実施例を示す図解図である。 図23は図22実施例におけるごみ除去フィルタと流入接続管との側面からの位置的な関係を示す図解図である。 図24は図22実施例におけるごみ除去フィルタと流入接続管との正面からの位置的な関係を示す図解図である。
符号の説明
10 …雨水貯留・浸透システム
12 …雨水貯留・浸透槽
14 …流入施設
18 …点検口
20 …流入管
22 …流入接続管
62 …網袋
82 …内副管
84 …網かご
102 …ごみ除去フィルタ

Claims (3)

  1. プラスチック製の要素部材を組み立てて構成した雨水貯留・浸透槽を地下に埋設し、その雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入施設を備え、前記流入施設は、点検口、前記点検口に雨水を流入させる流入管および前記点検口から前記雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入接続管を含む、雨水貯留・浸透システムにおいて、
    前記点検口内に、開口を有するごみ回収フィルタを設置し、そのごみ回収フィルタの開口を前記流入管の出口に取り付けたことを特徴とする、雨水貯留・浸透システム。
  2. プラスチック製の要素部材を組み立てて構成した雨水貯留・浸透槽を地下に埋設し、その雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入施設を備え、前記流入施設は、点検口、前記点検口に雨水を流入させる流入管および前記点検口から前記雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入接続管を含む、雨水貯留・浸透システムにおいて、
    前記点検口内に、開口および底部を有するごみ回収フィルタを設置し、そのごみ回収フィルタの開口が前記流入管の出口から落下する雨水を受けるようにしたことを特徴とする、雨水貯留・浸透システム。
  3. プラスチック製の要素部材を組み立てて構成した雨水貯留・浸透槽を地下に埋設し、その雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入施設を備え、前記流入施設は、点検口、前記点検口に雨水を流入させる流入管および前記点検口から前記雨水貯留・浸透槽に雨水を流入させる流入接続管を含む、雨水貯留・浸透システムにおいて、
    前記点検口の内壁に取り付けられ、間隔を隔てて、前記流入接続管の入口を覆うごみ除去フィルタを設けたことを特徴とする、雨水貯留・浸透システム。
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