JP4855883B2 - 雨水貯留浸透施設用構造体、及び、これを用いた雨水貯留浸透施設 - Google Patents

雨水貯留浸透施設用構造体、及び、これを用いた雨水貯留浸透施設 Download PDF

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Description

本発明は、雨水貯留浸透施設用構造体、及び、これを用いた雨水貯留浸透施設に関する。本発明に係る雨水貯留浸透施設は、雨水の貯留施設と、浸透施設との両者を含む。
この種の雨水貯留浸透施設は、集水した雨水の貯留空間として地中に構築される雨水貯留施設と、集水した雨水を地中で一時的に貯留して後、地中に緩やかに排出して分散浸透させる雨水浸透施設とを含む。雨水貯留浸透施設は、雨水の有効利用の目的、雨水が河川へ急激に流入することにより発生する都市型浸水災害を防止する目的、又は、地下水を涵養し地盤沈下を抑止する目的で、地中に構築されている。
上述した雨水貯留浸透施設において、地中に形成された雨水の貯留空間には、一般に、何らかの構造体が設置されている。構造体は、通常、複数個が立体的(3次元的)に積み重ねられた状態で地中に埋設されている。従って、この種の構造体に要求される第1の技術的課題としては、周囲から加えられる土圧等の押圧力や、積み重ねられて生じる構造体相互の荷重に十分耐えうる機械的強度(構造的一体性)を備えている必要がある。
次に、雨水貯留浸透施設には、家庭用の小規模施設から、公共用または工業用の大規模施設まで幅広い態様の需要が存在し、特に広い地下貯留空間を構築しようとする場合には、相当数の構造体が必要となる。従って、この種の構造体に要求される第2の技術的課題としては、運搬作業、組み立て作業、及び、配置作業を容易に、且、迅速に実行しうることが要求される。
この種の構造体について、従来より種々のタイプのものが提案され、実用に供されている。例えば、特許文献1には、2つの側板部材と、2つの面板部材を凹凸嵌合して筒状に組み立てし、この筒状組立体の内部を横切るように複数の管支持部材が配置されている構造体が開示されている。
ところで、この種の構造体を用いて実際に雨水貯留浸透施設を構築する作業では、施工効率の観点から、予め地上で構造体を組み立てし、組み立てして得られた構造体を設置穴の内部に搬入し、配置することが好ましい。即ち、上述した施工方法では、構造体を組み立てした後に移動させることとなるから、構造体を構成する部材相互が引張力による分離を阻止するように結合されていることが不可欠である。
これに対し、特許文献1には、構造体の構成部材相互を引張力による分離を阻止するように結合するための構成が、充分に開示されているとはいえない。
また、特許文献1では、側板部材、面板部材、及び、管支持部材という少なくとも3種類の構成部材を有機的に結合して初めて構造体が構成されるから、部品点数が多い分だけ、運搬作業、組み立て作業、及び、配置作業の効率面で改善の余地が認められる。
特開2003−34971号公報
本発明の課題は、優れた機械的強度(構造的一体性)を有する雨水貯留浸透施設用構造体、及び、これを用いた雨水貯留浸透施設を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、迅速、且、安価に製造することができる雨水貯留浸透施設用構造体、及び、これを用いた雨水貯留浸透施設を提供することである。
1.雨水貯留浸透施設用構造体(構造体)について
上述した課題を解決するため、本発明に係る構造体は、2つの側板部材と、複数の仕切部材とを含む。2つの側板部材は、それぞれの板面が相対向する関係で、間隔を隔てて配置されている。複数の仕切部材は、全体として扁平状であって、2つの側板部材の相対向面間において、一方向に間隔を隔てて配置され、側板部材の板面と向かい合う両辺自体が、側板部材自体と、引張力による分離を阻止するように直接結合されている。
上述した構造によると、本発明に係る構造体は、側板部材と、仕切部材との最低限2種類の構成部材によって構成することができる。従って、構造体は、構成部材の部品点数が削減されている構成により、迅速、且、安価に製造することができる。
同様に、構造体は、部品点数が削減されている構成することにより、運搬作業、及び、組み立て作業を、迅速、且、安価に行うことができる。
仕切部材および側板部材のそれぞれは、全体として扁平状であるから、嵩張らない態様で効率よく輸送することができる。
また、仕切部材および側板部材のそれぞれは、全体として扁平状であるから、一部材あたりの重量を軽量化することができる。しかも、仕切部材および側板部材のそれぞれは、全体として扁平状であり嵩張らない態様であるから、施工現場などでの取り扱いが容易である。
複数の仕切部材は、2つの側板部材の相対向面間において、一方向に間隔を隔てて配置され、側板部材の板面と向かい合う両辺が、側板部材に固定されているから、仕切部材と側板部材とによって構成されているボックス状の内部に、空間効率の高い内部空間を形成することができる。
本発明に係る構造体は、仕切部材と、側板部材との結合構造に工夫を加えた点に特徴の1つがある。即ち、本発明に係る構造体において、複数の仕切部材は、側板部材の板面と向かい合う両辺自体が、側板部材自体と、引張力による分離を阻止するように直接結合されている。
上述したように、複数の仕切部材は、側板部材の板面と向かい合う両辺自体が、側板部材自体と、引張力による分離を阻止するように直接結合されているから、優れた機械的強度(構造的一体性)を有する構造体を提供することができる。
仕切部材と、側板部材との結合関係は、側板部材、及び、仕切部材それぞれの内部構成によるものであるから、螺子やピンなどの固定具を用いる必要がなく、迅速、且、安価に組み立てすることができる。
2.雨水貯留浸透施設について
上述した本発明に係る構造体は、透水層又は遮水層と組み合わされて雨水貯留浸透施設に用いられる。本発明に係る雨水貯留浸透施設において、構造体は地中に埋設されており、透水層又は遮水層は雨水貯留浸透施設用構造体の周囲に設けられている。透水層を用いた場合は雨水浸透施設が構成され、遮水層を用いた場合は雨水貯留施設が構成される。
本発明に係る雨水貯留浸透施設によると、上述した構造体の利点を全て含む雨水貯留浸透施設を提供することができる。例えば、本発明に係る構造体は、空間効率の高い内部空間を有しているから、地下に広い雨水の貯留空間を有する雨水貯留浸透施設を提供することができる。
また、構造体は優れた機械的強度(構造的一体性)を有するから、周囲から加えられる土圧等の押圧力に対抗し、地下貯留空間を維持することができる。
3.雨水貯留浸透施設の施工方法について
上述した本発明に係る雨水貯留浸透施設の施工方法は、仕切部材、及び、側板部材の複数を一体的に結合して構造体を組み立てし、組み立てして得られた構造体を、設置穴の内部に設置する工程を含む。
本発明に係る雨水貯留浸透施設の施工方法によると、上述した利点を全て有する雨水貯留浸透施設を地中に構築することができる。例えば、構造体の組み立てにおいて、複数の仕切部材は、側板部材の板面と向かい合う両辺自体が、側板部材自体と、引張力による分離を阻止するように直接結合されているから、予め地上で構造体を組み立てし、組み立てにより得られた構造体を設置穴の内部に設置することができる。しかも、構造体の配置にあたり、例えば、作業員が持ち運んだり、昇降装置を用いて吊り下げたとしても、構造体が仕切部材と、側板部材とに分離する不都合は生じない。従って、構造体の組み立て作業、及び、設置穴に対する構造体の設置作業を、容易、且、迅速に実行することができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)優れた機械的強度を有する雨水貯留浸透施設用構造体、及び、これを用いた雨水貯留浸透施設を提供することができる。
(2)迅速、且、安価に製造することができる雨水貯留浸透施設用構造体、及び、これを用いた雨水貯留浸透施設を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用構造体(構造体)の斜視図である。図1に示す構造体は、4つの仕切部材10と、2つの側板部材20とによって構成されている。
2つの側板部材20は、それぞれの板面が相互に対面する関係で、矢印W1で示す構造体の幅方向に、間隔P20を隔てて配置されている。
4つの仕切部材10のそれぞれは、2つの側板部材20の相対向面間(間隔P20)において、側板部材20の板面と直交する関係で配置されている。4つの仕切部材10は、それぞれの板面が相互に対面する関係で、矢印L1で示す構造体の長さ方向に、間隔P10を隔てて配置され、且、側板部材20の板面と向かい合う両辺自体が、側板部材20自体と、引張力による分離を阻止するように直接結合されている。即ち、構造体の結合関係は、仕切部材10において側板部材20の板面と向かい合う両辺自体と、側板部材20の板面自体とが有する内部構成(結合機構)によるものである。
仕切部材10の使用枚数、及び、間隔P10は例示であって、施工に係る具体的な雨水浸透等設置の規模など具体的施工条件や、複数の構造体を積み重ねた場合に生じる荷重等を予め想定して決定することができる。例えば、構造体は、積み重ねにより生じる荷重や、土圧などの押し圧力が大きくなるほど、機械的強度を確保するため単位長さあたりの仕切部材10の枚数が増え、間隔P10が狭くなる傾向にある。一方、側板部材20の間隔P20は、仕切部材10の横寸法(W10)に応じて決定される。
図1に示した構造体の結合関係について、構造体を構成する仕切部材10、及び、側板部材20の各構成から具体的に説明する。図2は図1に示した仕切部材の正面図、図3は図1に示した側板部材の正面図である。図2及び図3において、図1に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
まず、図2を参照すると、仕切部材10は、板面の横寸法W10の二辺と、板面の縦寸法T10の二辺とを有する枠状体であって、全体として扁平状に成型されている。なお、仕切部材10の横寸法W10は、図1に示した構造体の幅方向W1と一致し、仕切部材10の縦寸法T10は、図1に示した構造体の高さ方向T1と一致する。
仕切部材10は、好ましくは合成樹脂材料を用いた一体成型物である。用いられる合成樹脂材料としては、成形容易性、耐腐食性、軽量性、素材強度、素材コストなどの観点から、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)等が一般的である。
さらに、図2に示した仕切部材10の各構成部分について説明すると、仕切部材10は、枠状部11と、格子状部12と、通孔部13とを有している。
枠状部11は、横寸法W10の二辺と、縦寸法T10の二辺とによって略長方形形状に構成されており、枠状の中央部(枠面内)が一面から他面に向かって貫通する貫通構造となっている。
具体的に、枠状部11は、リブ101と、内板102とによって構成されている。リブ101は、内板102より厚みが大きく、その厚みの中間部に内板102が設けられている。即ち、枠状部11は、内板102の両端にリブ101が突設された断面H字形状を有しており、この構成により機械的強度の確保、及び、軽量化が図られている。
格子状部12は、枠状部11と同じ基本的構成を有し、内板102の両端にリブ101が突設された断面H字形状を有している。格子状部12は、枠状部11の面内において、縦寸法T10、及び、横寸法W10に沿って伸び、格子状に交差している。図示する仕切部材10は、格子状部12によって、枠状部11の貫通部分が6分割されている。
通孔部13は、枠状部11の貫通部分が、格子状部12によって、格子状に6分割されて形成されているものである。通孔部13は、部材の軽量化、及び、製造コストの低減を図るとともに、仕切部材10が雨水貯留浸透施設の地下貯留空間に設置された場合に、雨水の流動性を向上させる。
さらに、仕切部材10は、横寸法W10の二辺と、縦寸法T10の二辺とが交差する板面の隅部において、横寸法W10の側面上、及び、縦寸法T10の側面上のそれぞれに、板面の厚み寸法に向かって伸びるスリット14を有している。
次に、側板部材20について、図3を参照して説明する。図3に示す側板部材20は、好ましくは仕切部材10と同一の合成樹脂材料を用いて構成された一体成型物であって、板面の横寸法W20の二辺と、板面の縦寸法T20の二辺とを有し、全体として偏平状(板状)に成型されている。なお、側板部材20の横寸法W20は、図1に示した構造体の長さ方向L1と一致し、側板部材20の縦寸法T20は、図1に示した構造体の高さ方向T1と一致する。
さらに、図3に示した側板部材20の各構成部分について説明すると、側板部材20は、縦寸法T20で見た板面の両端縁において、同一面側に立ち上がる支持縁21を有する断面コ字形状であって、4つのリブブロック22と、嵌合部23と、掛止フック24と、通水孔25と、連結部26とを有している。
リブブロック22のそれぞれは、平面視した形状が縦寸法T20の方向に縦長となる略長方形形状であって、複数のリブが格子状に組み合わされて構成されている。4つのリブブロック22は、側板部材20の一面において、互いに横寸法W20に間隔P23を隔てて立設されており、隣接するリブブロック22の間に、それぞれ嵌合部23が形成されている。
嵌合部23は、隣接するリブブロック22の立ち上がり側面間において、側板部材20の板面を底面とする凹溝状である。嵌合部23は、側板部材20の板面内において、縦寸法T20に沿って条状に伸びるとともに、縦寸法T20に直交する横寸法W20に間隔P10を隔てて配置されている。
掛止フック24は、嵌合部23の縦寸法T20の両端に備えられている。具体的に、係止フック24は、嵌合部23の幅寸法(間隔P23)に応じて支持縁21に切込みを入れることにより構成されており、先端部に横寸法W20に伸びる凸縁240を有している。
側板部材20は、リブブロック22のマス目内に、一面から他面に貫通する通水孔25を複数有している。通水孔25は、構造体が雨水貯留浸透施設の地下貯留空間に設置された場合に、一時的に貯留した雨水を地中に排出するために用いられる。
連結部26は、リブブロック22が配置された板面の側が低くなっている凹段状であって、横寸法W20の少なくとも一端において、縦寸法T20に沿って伸びている。連結部26は、その面内に、ビスやピン、鋲などの固定具を打設可能な貫通孔260を有している。
図1乃至図3を参照して説明したように、本実施例に係る構造体は、仕切部材10と、側板部材20との最低限2種類の構成部材によって構成することができる。従って、構造体は、構成部材の部品点数が削減されている構成することにより、迅速、且、安価に製造することができる。同様に、構造体は、部品点数が削減されている構成することにより、運搬作業、及び、組み立て作業を、迅速、且、安価に行うことができる。
仕切部材10および側板部材20のそれぞれは、全体として扁平状であるから、嵩張らない態様で効率よく輸送することができる。また、仕切部材10および側板部材20のそれぞれは、全体として扁平状であるから、一部材あたりの重量を軽量化することができる。しかも、仕切部材10および側板部材20のそれぞれは、全体として扁平状であり嵩張らない態様であるから、施工現場などでの取り扱いが容易である。
複数の仕切部材10は、2つの側板部材20の相対向面間(間隔P20)において、間隔P10を隔てて配置され、側板部材20の板面と向かい合う両辺自体が、側板部材20自体と、直接に結合されているから、仕切部材10と側板部材20とによって構成されているボックス状の内部に、空間効率の高い内部空間を形成することができる。
本発明に係る構造体は、仕切部材と、側板部材との結合構造に工夫を加えた点に特徴の1つがある。次に、仕切部材10と側板部材20との具体的な結合構造について、図4乃至図7を参照して説明する。図4は図1に示した構造体の結合構造を分解して示す斜視図、図5乃至図7は図4に示した構造体の結合構造について、一部を拡大して示す図である。図4乃至図7において、図1乃至図3に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
まず、図4を参照すると、4つの仕切部材10のそれぞれを、2つの側板部材20の相対向面間において、側板部材20の板面と直交する関係で配置する。4つの仕切部材10は、それぞれの板面が相互に対面する関係で、構造体の長さ方向L1に、間隔P10を隔てて配置される。
図5に示す工程は、図4に示した工程の後の工程であって、4つの仕切部材10のそれぞれは、側板部材20の板面と向かい合う両辺(横寸法10の二辺)が、嵌合部23に向かって矢印Mで示す方向に挿入される。
図6に示す工程は、図5に示した工程の後の工程であって、係止フック24の先端部(凸縁240)が、スリット14が備えられた仕切部材10の隅部に接触する。仕切部材10の隅部には、好ましくはアール面が形成されており、仕切部材10の隅部に接触した凸縁240は、係止フック24のばね性により、仕切部材10のアール面に沿って高さ方向T1に押し上げられる。仕切部材10は、凸縁240が押し上げられた状態で、側板部材20の板面と向かい合う両辺が、さらに嵌合部23に向かって矢印Mで示す方向に挿入される。
図7に示す工程は、図6に示した工程の後の工程であって、仕切部材10は、凸縁240を高さ方向T1に押し上げた状態で、さらに嵌合部23に向かって矢印Mで示す方向に挿入されることにより、側板部材20の板面と向かい合う両辺が嵌合部23に凹凸嵌合される。そして、凸縁240は、仕切部材10の側端面が嵌合部23の底面に突き当たる位置において、係止フック24のばね性により、スリット14の内部に落下し、掛止フック24がスリット14にフック嵌合される。
図4乃至図7を参照して説明した仕切部材10と、側板部材20との結合構造は、仕切部材10の板面の全隅部に対して行われ、結合に係る全ての仕切部材10が、掛止フック24とスリット14とのフック嵌合により、側板部材20と、引張力による分離を阻止するように直接結合される。
図4乃至図7を参照して説明した構造体の結合構造によると、複数の仕切部材10は、側板部材20の板面と向かい合う両辺自体が、側板部材20自体と、引張力による分離を阻止するように直接結合されているから、優れた機械的強度(構造的一体性)を有する構造体を提供することができる。
仕切部材10と、側板部材20との結合関係は、側板部材20が有する掛止フック24と、仕切部材10が有するスリット14とのフック嵌合という内部構成(結合機構)によるものである。従って、螺子やピンなどの固定具を用いる必要がなく、迅速、且、安価に組み立てすることができる。
また、仕切部材10のそれぞれは、側板部材20の板面と向かい合う横寸法(W10)の二辺が、側板部材20の嵌合部23に凹凸嵌合されている。嵌合部23は、予め構造体の長さ方向L1に間隔P10を隔てて配置されているから、側板部材20に対して仕切部材10を位置決めする作業の効率を向上することができる。
また、仕切部材10のそれぞれは、横寸法(W10)の二辺が、側板部材20と凹凸嵌合されているから、仕切部材10が、構造体の長さ方向L1にスライド移動(摺動)してしまうなどの不都合は生ぜず、側板部材20に対する仕切部材10の組み付け位置を長期間に渡って維持固定することができる。
さらに、仕切部材10のそれぞれは、スリット14と掛止フック24とのフック嵌合により、横寸法(W10)の二辺が、側板部材20と結合されている。この構造によると、仕切部材10は、横寸法(W10)への摺動が規制されているから、仕切部材10と側板部材20とが確実に結合される。従って、優れた機械的強度(構造的一体性)を有する構造体を提供することができる。
図4乃至図7を参照して説明したように、本発明に係る構造体は、仕切部材10と、側板部材20とが引張力による分離を阻止するように直接結合されている点に特徴の1つがある。従って、両者の結合構造は、必ずしも掛止フック24と、スリット14とのフック嵌合に限定される訳ではない。そこで、仕切部材10と、側板部材20とを引張力による分離を阻止するように結合するためのもう一つ実施形態について、図8を参照して説明する。図8は、本発明に係る構造体の結合構造について、もう一つ実施形態を示す部分断面図である。図8において、図1乃至図7に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図8に示す構造体の結合構造において、側板部材20は差し込み片27を有し、仕切部材10は貫通孔17を有している。差し込み片27は、軸の先端に膨張部分270を有しており、差し込み片27を貫通孔17の一面から他面に挿通した場合に、膨張部分270が貫通孔17の他面上で抜け止めとして機能する。
図8を参照して説明したように、側板部材20が有する差し込み片27と、仕切部材10が有する貫通孔17という内部構成に基づいて、差し込み片27と貫通孔17との差込み凹凸嵌合することにより、仕切部材10と、側板部材20とを引張力による分離を阻止するように直接結合することができるから、図8に示した構造体によっても、図1乃至図7に示した構造体の利点を全て有することができる。
なお、図4乃至図7を参照して説明したフック嵌合と、図8を参照して説明した差込み凹凸嵌合とを併用することにより、構造体の機械的強度(構造的一体性)を、より一層向上させうることは明白である。
図9は本発明のもう一つ実施形態に係る構造体の斜視図、図10は図9に示した構造体の内部構造を示す正面断面図である。また、図11は図9に示した構造体の結合構造を分解して示す斜視図、図12は図11に示した面板部材の斜視図、図13は図9に示した構造体の結合状態を示す底面図である。図9及び図13において、図1乃至図8に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図9及び図13は、図1乃至図8を参照して説明した構造体について、これらが地中に埋設されて雨水貯留浸透施設を構成するために用いられた場合の使用状態に即した実施形態を示している。従って、図9及び図13に示した構造体は、図1乃至図8を参照して説明した全ての利点を有することは明白である。
具体的に図9及び図13に示した構造体は、面板部材30と、遮蔽板50とを有している。面板部材30は、構造体の高さ方向T1で見た上端面に備えられており、構造体の内部空間100への土砂や塵埃等の流入を防ぐ蓋面板として用いられている。
面板部材30は、予め構造体の高さ方向T1の端面と略同一の平面視形状を有するように成型されており、好ましくは仕切部材10、及び、側板部材20と同一の合成樹脂材料を用いて構成された一体成型物である。
さらに、面板部材30の各構成部分について図12を参照して説明すると、面板部材30は、4つのリブブロック32と、嵌合溝33と、通水孔35と、嵌合突起36を有している。
リブブロック32のそれぞれは、平面視した形状が略長方形形状である。4つのリブブロック32は、面板部材30の一面において、互いに構造体の長さ方向L1に間隔P33を隔てて立設されており、隣接するリブブロック32の間に、それぞれ嵌合溝33が形成されている。
嵌合溝33は、隣接するリブブロック32の立ち上がり側面間において、面板部材30の板面(一面)を底面とする凹溝状である。嵌合溝33は、面板部材30の板面内において、構造体の幅方向W1に沿って条状に伸びるとともに、幅方向W1に直交する長さ方向L1に間隔P10を隔てて配置されている。
リブによって区切られたリブブロック32のマス目内には、一面から他面に貫通する通水孔35が備えられている。
再び、図9及び図13を参照すると、面板部材30の他面には、2つ1組の嵌合突起36が立設されている。他面上における嵌合突起36の設置位置は、嵌合溝33に対応する位置であって、向かい合う2つ1組の嵌合突起36の間隔は、嵌合溝33の幅寸法(間隔P33)に等しく設定されている。
図13に示すように、面板部材30は、図1乃至図8に示した態様の体構造体との結合において、嵌合溝33に仕切部材10の縦寸法W10の両端縁が嵌合されている。この構造によると、構造体の機械的強度(構造的一体性)が向上する。
遮蔽板50は、構造体の長さ方向L1で見た少なくとも一方側面に備えられており、構造体内部への土砂や塵埃等の流入を防ぐために取り付けられる。
遮蔽板50は、仕切部材10の正面視形状と略同一の板面を有しており、好ましくは仕切部材10及び側板部材20と同一の合成樹脂材料を用いて構成された一体成型物である。
遮蔽板50は、面内の適当な箇所に管挿入孔51を有している。管挿入孔51は、一面から他面に貫通する貫通構造を有し、この種の雨水貯留浸透施設に用いられる送水管60を構造体の内部に案内するために用いられる。
遮蔽板50は、構造体内部への土砂や塵埃等の流入を防ぐために取り付けられるから、複数の構造体を長さ方向L1に連結した場合には、その長さ方向L1の両端の端面が遮蔽板50によって覆われることとなる。
図14は本発明の更にもう一つ実施形態に係る構造体の斜視図、図15は図14に示した構造体の平面図である。図14及び図15において、図1乃至図13に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図11及び図12に示すように、構造体は、図1乃至図13に示した態様の構造体の複数1a、1bを長さ方向L1に連続して配置することができる。具体的に、長さ方向L1に隣接して配置された構造体1a、1bは、一方の構造体1aの連結部26に、他方の構造体1bの長さ方向L1の一方端面が挿入されて、連結される。連結部26には、好ましくは貫通孔260が備えられており、必要に応じて、この貫通孔260にビスやピン、鋲などの固定具を打ち込むことにより、両者の連結状態を維持固定することができる。
なお、図14及び図15からは、必ずしも明らかではないが、連結された構造体1bの長さ方向L1の他方端面にもまた、管挿入孔51を有する遮蔽板50が供えられている。
図14及び図15を参照して説明した構造によると、複数の構造体1a、1bを長さ方向L1に連結することにより、全体的な長さ寸法を容易に調節し、もって構造体の内部空間100の容積を調節することができる。
図16は本発明の更にもう一つ実施形態に係る構造体の斜視図、図17は図16に示した構造体の内部構造を示す正面断面図である。図16及び図17において、図1乃至図15に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図16及び図17に示すように、本発明に係る構造体は、図14及び図15に示した態様の構造体1a、1bを高さ方向T1に積層することができる。具体的に、高さ方向T1に隣接して配置されている構造体1a、1bは、面板部材30を介して結合されている。
面板部材30は、一面に嵌合溝33を有し、他面に2つ1組の嵌合突起36が立設されている。他面上における嵌合突起36の設置位置は、嵌合溝33に対応する位置であって、向かい合う2つ1組の嵌合突起36の間隔は、嵌合溝33の幅寸法(間隔P33)に等しく設定されている。
高さ方向T1に積み重ねられた構造体1a、1bにおいて、上段の構造体1aは、仕切部材10の縦寸法(T10)の下端縁が、2つ1組の嵌合突起36の間隔P33に凹凸嵌合される。下段の構造体1bは、仕切部材10の縦寸法(T10)の上端縁が、嵌合溝33に凹凸嵌合される。
図16及び図17を参照して説明した構造によると、複数の構造体1a、1bを高さ方向T1に連結することにより、全体的な構造体の高さ寸法を容易に調節し、もって構造体の内部空間100の容積を調節することができる。この点、下段の構造体1bは、構造体の容積を増加するために用いられているから、下段の構造体1bの遮蔽板50には、管挿入孔51の無いものを用いることができる。
面板部材30は、下段の構造体1bに対しては蓋面板として機能し、上段の構造体1aに対しては底面板として機能する。即ち、面板部材30は、構造体1a、1bに対して共用されているから、全体的な機械的強度(構造的一体性)が向上する。
また、面板部材30は、構造体1a、1bに対して共用されているから、部品点数を削減することにより、製造コスト、輸送コスト、施工コストなどを低減することができる。
図18は、本発明の更にもう一つ実施形態に係る構造体の斜視図である。図18において、図1乃至図17に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図18に示す雨水貯留浸透施設用構造体は、図14及び図15を参照して説明した実施形態と、図16及び図17を参照して説明した実施形態とを組み合わせたものであって、複数の雨水貯留浸透施設用構造体1a、1bが、長さ方向L1、幅方向W1、及び、高さ方向T1に積み重ねられている。
この構造によると、図1乃至図17を参照して説明した全ての利点を有する構造体を提供することができる。
図1乃至図18を参照して説明した構造体は、透水層又は遮水層と組み合わされて雨水貯留浸透施設に用いられる。次に、本発明に係る構造体を用いた浸透施設について説明する。図19は本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を破断して示す側面断面図である。図19において、図1乃至図18示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図19に示す雨水貯留浸透施設において、構造体1は複数が地中に埋設され、周囲が透水層70により被覆されている。より詳細に説明すると、図19に示す雨水貯留浸透施設は、所謂、浸透トレンチであって、複数の構造体1が、矢印Sで示す雨水の流下方向に沿って連続して配置され、好ましくは、地表面gからの埋設深さが500〜600mmとなるように地中に埋設されている。
構造体1の周囲は、周知の不織布等によって構成された透水層70によって覆われており、透水層70を通じて構造体1の内部を流れる雨水が地中に排出されるとともに、透水層70により構造体1の内部への土砂の流入が阻止されている。また、構造体1は、地表面gの側が土、砂利、コンクリートまたはアスファルト等の保護層71によって覆われている。
構造体1には、送水管60が挿通されている。この送水管60は構造体1に含まれる仕切部材10の通孔部(13)に挿通されている。送水管60の両端は、集水桝72、73に連なっている。即ち、集水桝72に集められた雨水は送水管60から、構造体1に流れ込み、構造体1の通水孔などから透水層70を通じて地中に分散排出される。構造体1に流れ込んだ雨水は、流入量に応じて内部空間100を流下方向Sに流下され、構造体1の他端側に設置された集水桝73に流下され、次の浸透トレンチへと順々に流下される。
図19に示す雨水貯留浸透施設は、図1乃至図18を参照して説明した構造体1を含むから、図1乃至図18を参照して説明した構造体1の利点を全て含むことができる。例えば、構造体1は複数の仕切部材10と、複数の側板部材20とを組み合わせたボックス状体であり、空間効率の高い内部空間100を有しているから、地中に広い雨水の貯留空間100を形成することができる。
また、構造体1は、優れた機械的強度(構造的一体性)を有するから、周囲から加えられる土圧等の押圧力に対抗し、雨水貯留浸透施設の地下貯留空間100を維持することができる。
図19において、不織布等の透水層70を、ビニールシート等の遮水層70に替え、この遮水層70によって構造体1の周囲を覆えば、雨水貯留施設を構成することができる。
次に、図20は、図19において複数の構造体1を長さ方向に連結した一段構造の雨水貯留浸透施設に対し、さらに高さ方向に構造体1を積層配置した二段構造の実施形態を示している。即ち、図20に示した雨水貯留浸透施設は、構造体1の積層配置態様により内部空間100の容積を調節したものであるから、図19に示した浸透施設と同様の作用効果を得られることは明らかである。
例えば、構造体1は優れた機械的強度(構造的一体性)を有するから、周囲から加えられる土圧等の押圧力や、積み重ねられて生じる構造体1相互の荷重に十分に対抗し、雨水貯留浸透施設の地下貯留空間100を維持することができる。
また、構造体1を構成する仕切部材10と、側板部材20とは引張力による分離を阻止するように結合されているから、図20に示した雨水貯留浸透施設の施工方法において、予め地上で構造体1を組み立てし、組み立てにより得られた構造体1を設置穴の内部に設置することができる。しかも、構造体1の設置にあたり、例えば、作業員が持ち運んだり、昇降装置を用いて吊り下げたとしても、構造体1が仕切部材10と、側板部材20とに分離する不都合は生じない。従って、構造体の組み立て作業、及び、設置穴に対する構造体の配置作業を、容易、且、迅速に実行することができる。
図21は、本発明のもう一つの実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を省略して示す斜視図である。図21において、図1乃至図20に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図21は、雨水貯留浸透施設の構造を模式的に示す図であって、送水管60は、雨水貯留浸透施設用構造体1に挿通され、複数の仕切部材10を貫通している。
送水管60は、好ましくは仕切部材10、及び、側板部材20と同一の合成樹脂材料を用いて構成されており、管体上に円形または卵形の通水孔61が備えられている。この通水孔61を通じて構造体1a、1bの内部空間100に輩出された雨水は、一時的に内部空間100に貯留されて後、側板部材20の通水孔25を通じて、時間を掛けてゆっくりと内部空間100から地中に排出され、分散浸透される。
図21に示した雨水貯留浸透施設は、図1乃至図18を参照して説明した構造体1a、1bを含むから、上述した利点を全て含むことができる。例えば、構造体1a、1bは複数の仕切部材10と、複数の側板部材20とを組み合わせたボックス状であるから、構造体1を貫通している送水管60の周囲に広い貯留空間100を確保することができる。従って、優れた浸透機能を有する浸透施設を提供することができる。
また、送水管60が構造体1に挿通されている構造によると、送水管60の周囲には砕石を充填する必要がないから、砕石によって送水管60が損傷する危険は生じない。
さらに、構造体1によって送水管60が保護されているから、送水管60が外部からの衝撃によって損傷してしまう危険を低減することができる。
さらに、構造体1によって送水管60の周囲に広い貯留空間100が確保されているから、砕石の使用量を削減できるか、又は、無砕石で雨水貯留浸透施設を構成することができる。従って、施工期間を短縮し、安価に製造することができる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設用構造体(構造体)の斜視図である。 図1に示した仕切部材の正面図である。 図1に示した側板部材の正面図である。 図1に示した構造体の結合構造を分解して示す斜視図である。 図4に示した構造体の結合構造について、一部を拡大して示す図である。 図5に示した状態の後の状態を示す図である。 図6に示した状態の後の状態を示す図である。 本発明に係る構造体の結合構造について、もう一つ実施形態を示す部分断面図である。 本発明のもう一つ実施形態に係る構造体の斜視図である。 図9に示した構造体の内部構造を示す正面断面図である。 図9に示した構造体の結合構造を分解して示す斜視図である。 図11に示した面板部材の斜視図である。 図9に示した構造体の結合構造を示す底面図である。 本発明の更にもう一つ実施形態に係る構造体の斜視図である。 図14に示した構造体の平面図である。 本発明の更にもう一つ実施形態に係る構造体の斜視図である。 図16に示した構造体の内部構造を示す正面断面図である。 本発明の更にもう一つ実施形態に係る構造体の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を破断して示す側面断面図である。 本発明のもう一つの実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を破断して示す側面断面図である。 本発明の更にもう一つの実施形態に係る雨水貯留浸透施設について、一部を省略して示す破断して示す斜視図である。
符号の説明
1(a、b) 構造体
10 仕切部材
14 スリット
20 側板部材
23 嵌合部
24 掛止フック
26 連結部
70 透水層、遮水層
P10 隣接する側板部材の間隔
P20 隣接する仕切部材の間隔
L1 構造体の長さ方向
W1 構造体の幅方向
T1 構造体の高さ方向
W10 仕切部材の横寸法
T10 仕切部材の縦寸法
W20 側板部材の横寸法
T20 側板部材の縦寸法

Claims (5)

  1. 2つの側板部材と、複数の仕切部材とを含む雨水貯留浸透施設用構造体であって、
    前記2つの側板部材は、それぞれの板面が相対向する関係で、間隔を隔てて配置されており、
    前記複数の仕切部材は、全体として扁平状であって、前記2つの側板部材の相対向面間において一方向に間隔を隔てて配置され、前記側板部材の板面と向かい合う両辺自体が、前記側板部材自体と、引張力による分離を阻止するように直接結合されており、
    前記仕切部材は、板面の隅部にスリットを有しており、
    前記側板部材は、複数の嵌合部と、掛止フックとを有しており、
    前記複数の嵌合部は、板面の縦寸法に沿って伸びる凹溝状であって、板面内において、縦寸法に直交する横寸法に間隔を隔てて配置されており、
    前記掛止フックは、前記嵌合部のそれぞれにおいて、縦寸法でみた前記嵌合部の両端に備えられており、
    前記複数の仕切部材は、前記側板部材の板面と向かい合う両辺が、前記嵌合部に凹凸嵌合され、且、前記スリットに前記掛止フックが嵌合されている、
    雨水貯留浸透施設用構造体。
  2. 雨水貯留浸透施設用構造体と、透水層とを含む雨水貯留浸透施設であって、
    前記雨水貯留浸透施設用構造体は、請求項1に記載されたものであって、地中に埋設されており、
    前記透水層は、前記雨水貯留浸透施設用構造体の周囲に設けられている、
    雨水貯留浸透施設。
  3. 雨水貯留浸透施設用構造体と、遮水層とを含む雨水貯留浸透施設であって、
    前記雨水貯留浸透施設用構造体は、請求項1に記載されたものであって、地中に埋設されており、
    前記遮水層は、前記雨水貯留浸透施設用構造体の周囲に設けられている、
    雨水貯留浸透施設。
  4. 請求項2又は3に記載された雨水貯留浸透施設であって、さらに前記雨水貯留浸透施設用構造体を複数有しており、
    前記複数の前記雨水貯留浸透施設用構造体は、少なくとも長さ方向、幅方向、又は、高さ方向のいずれかに連続して配置されている、
    雨水貯留浸透施設。
  5. 請求項4に記載された雨水貯留浸透施設の施工方法であって、
    前記仕切部材、及び、側板部材の複数を一体的に結合して前記雨水貯留浸透施設用構造体を組み立てし、組み立てして得られた前記雨水貯留浸透施設用構造体を、設置穴の内部に設置する工程を含む、雨水貯留浸透施設の施工方法。
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