JP5138593B2 - 雨水等処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、雨水等処理装置に関する。本発明に係る雨水等処理装置は、雨水等の貯留施設及び浸透施設の両者を含む。
この種の雨水等処理装置は、集水した雨水等の貯留空間として地中に埋設される雨水等貯留施設と、集水した雨水等を一時的に貯留してのち、地中に緩やかに浸透させて排出する浸透施設とを含む。雨水等処理装置は、雨水等の有効利用の目的、雨水等が河川へ急激に流入することにより発生する都市型浸水災害を防止する目的、又は、地下水を涵養し地盤沈下を抑止する目的で、地中に埋設されるものであって、従来より、種々のタイプのものが提案され、実用に供されている。
例えば、特許文献1は、面板部材と、L字形状の側板部材とを組み合わせた雨水等処理装置を開示している。この雨水等処理装置は、桝体を形成するように側板部材を対向してロ字状に組み合わせて構成されるから、対面する2組の側端面により囲まれた隙間が生ずる。したがって、地中に埋設された際の周囲の土砂等から受ける圧力を考慮すると、機械的強度がやや不十分であるという問題があった。
この問題は、特許文献2に開示された桝体のように、組み合わせる側板部材の側端面同士をアングル材又は凹凸嵌合部により結合することによって解決されている。
しかしながら、この桝体を使用する場合、予め側板部材を結合した状態で施工する必要があるから、利便性が悪く、作業が容易ではなかった。また、アングル材の螺子穴の位置、又は、凹凸嵌合部の位置が、製造時の誤差によりばらつくため、側板部材を結合する組立作業も容易ではなかった。
特許第3400439号公報 特開2006−214103号公報
本発明の課題は、組立作業及び施工作業が容易であって、優れた機械的強度を有する雨水等処理装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る雨水等処理装置は、天板と、底板と、複数の側板部材と、複数の棒部材とを含む。前記天板及び底板は、前記複数の側板部材を、それぞれ上下から挟み込んだ状態で対面して配置されている。
前記複数の側板部材は、2つの矩形面を有するL字形状の一体成形物であり、前記天板部材と前記底板とで挟まれた空間を、前記2つの矩形面により碁盤目状に仕切るように縦横に組み合わせて配置されている。
これまで述べた構成は従来技術に見られるが、本発明の特徴部分は次に述べる棒部材を設けた点にある。すなわち、前記複数の棒部材は、前記複数の側板部材の側端面うち、対面する2組の側端面によって囲まれた隙間に挿入されている。
本発明に係る雨水等処理装置を構成するには、地中に設けた穴の内部で、まず底板を設置しておき、その上に側板部材を配置して、4つの側板部材の側端面が一点に集まった部分において、対面する2組の側端面によって囲まれた隙間に棒部材を挿入する。そして、側板部材の上に天板を設置する。
このように、棒部材によって余分な隙間をなくすことができるから、周囲の土砂等から圧力を受けても容易に側板部材の位置がずれることはない。このとき、圧力を考慮して側板部材の配置を工夫すれば、さらに効果的である。したがって、本発明に係る雨水等処理装置は優れた機械的強度を有する。
また、棒部材は、側板部材の配置を終了した後で隙間に挿入することができるから、例えば、側板部材の配置ミスを修正する場合を考慮すると利便性が高い。さらに、組立作業は、棒部材を隙間に挿入するだけなので、製造時のばらつきに影響されない。したがって、本発明に係る雨水等処理装置は組立作業及び施工作業が容易である。
さらに、天板や底板として、特許文献1及び2に開示されたような面板部材を用いれば、本発明に係る雨水等処理装置の機械的強度と、組立作業及び施工作業の容易性は格段に向上する。
なお、複数層の積み重ね構造の雨水等処理装置を構成する場合、天板を中間板として利用し、その上に側板部材を設置して、更に、その側板部材の上に別の天板を配置する組立作業を繰り返す。また、雨水等処理装置のまわりには、周知の技術に従って、不織布等の透水性保護層を設け、内部への土砂の流入を阻止する。
以上述べたように、本発明によれば、組立作業及び施工作業が容易であって、優れた機械的強度を有する雨水等処理装置を提供することができる。
本発明に係る雨水等処理装置の組み立て工程を示す分解斜視図である。 本発明に係る雨水等処理装置の組み立て工程を示す分解斜視図である。 本発明に係る雨水等処理装置の組み立て工程を示す分解斜視図である。 図1に示す状態の上面図である。 桝体の分解斜視図である。 桝体の完成状態を示す斜視図である。 天板又は底板を構成する面板部材の平面図である。 中間板を構成する面板部材の平面図である。 側板部材の第2の配置例を示す。 側板部材の第3の配置例を示す。 ハーフタイプの側板部材を示す。 耐圧強化型の側板部材を示す ハーフタイプの側板部材を用いた雨水等処理装置を示す。 図10に示した雨水等処理装置に耐圧強化型の側板部材3Bを適用した例を示す。 本発明に係る雨水等浸透施設を地中に埋設した状態を示す鉛直方向の断面図である。
符号の説明
1,2 面板部材
3 側板部材
32 側端面
4 棒部材
5 アングル材
100 底板
101,102 桝体
200 中間板
300 天板
F 雨水等浸透施設
P 矩形面
S 隙間
図1〜図3は、本発明に係る雨水等処理装置の組み立て工程を示す分解斜視図、また、図4は図1に示す状態の上面図である。雨水等処理装置は、天板300と、底板100と、複数の側板部材3と、複数の棒部材4とを含む。さらに、雨水等処理装置は、中間板200と、アングル材5とを含む。本実施形態の雨水等処理装置は、直方体の空間である第1層と第2層を積み重ねた2層構造であって、各層の空間は、6枚の側板部材3により2×2の桝目に仕切られている。
中間板200と底板100は、第1層の側板部材3を、並びに、天板300と中間板200は、第2層の側板部材3を、それぞれ上下から挟み込んだ状態で対面して配置されている。図4のように、側板部材3は、2つの矩形面Pを有するL字形状の一体成形物であり、中間板200と底板100とで挟まれた第1層の空間、並びに、天板300と中間板200とで挟まれた第2層の空間を、それぞれ、2つの矩形面Pにより碁盤目状に仕切るように縦横に組み合わせて配置されている。具体的には、1組の側板部材3を互いに対向してロ字状に組み合わせてなる桝体101,102を、斜め方向に隣り合わせて配置し、層空間が直方体となるように、他の2つの側板部材3を、各々、桝体101,102と両側端面32をそれぞれ当接させて配置する。なお、この構成は、第1層と第2層において同一である。
図5は桝体101,102の分解斜視図であり、図6は桝体101,102の完成状態を示す斜視図である。桝体101,102は、面板部材1、2と、側板部材3とを含み、側板部材3の1組を、互いに対向してロ字状に組み合わせ、さらに、上下に面板部材1、2を組み合わせてなる。桝体101,102は、適当なプラスチック材料、または、プラスチック材料と無機粉体とを混合した複合材料を用いた成型品として構成することができる。
図7は、雨水等処理装置において、天板300又は底板100を構成する面板部材1の平面図である。面板部材1は、面内に開口部11を有する。開口部11は、面板部材1の面内に略均等に16個設けてある。この開口部11の個数は、設計に応じて、適宜、決定するものである。
面板部材1は、少なくとも2組の対向辺組を有する。対向辺組のそれぞれにおいて、相対向する2辺は互いに対応する位置に凹部13及び凸部14を有する。面板部材1は、略正方形状であり、隣接する2辺の各中間部には凹部13を有し、他の隣接する2辺の各中間部には凸部14を有する。凹部13の両側には、凸部14が設けられており、凸部14の両側には凹部13が設けられている。凹部13及び凸部14は、いわゆる「鳩尾継」を構成し得る形状を持つ。隣接する2つの面板部材1は、一方の凹部13に、他方の凸部14を嵌め込んで連結することができ、これを縦横に繰り返すことによって全体として一体化され、平面化された雨水等処理装置の天板300又は底板100を構成できる。また、面板部材1の一面または両面には、各辺に沿って、2つ1組の突起15,16が設けられている。この突起15,16は、側板部材3を挟持する。
図8は本発明に係る雨水等処理装置において、中間板200を構成する面板部材2の平面図である。この面板部材2は、図3に示した面板部材1と基本的構造を同じくするものであるが、全く同じものを用いることもできる。面板部材2は、開口部21の大きさ、個数等が面板部材1と異なるだけで、他の基本的構成は面板部材1と同じである。
面板部材2は、略正方形状であり、隣接する2辺の各中間部に凹部23を有し、他の隣接する2辺の各中間部に凸部24を有する。凹部23の両側には、凸部24が設けられており、凸部24の両側には凹部23が設けられている。凹部23及び凸部24も、「鳩尾継」を構成し得る形状を持つ。面板部材2は、面板部材1と同様に、複数枚を連結させることによって、平面化された雨水等処理装置の中間板200を構成できる。また、面板部材2の一面または両面には、面板部材1と同様に、側板部材3を挟持するために、各辺に沿って2つ1組の突起25,26が設けられている。
面板部材1,2の形状は、本実施形態のような略正方形状に限られず、他の角形状、例えば、6角形状、8角形状等であってもよい。また、凹部及び凸部は面板部材1,2の外形形状に合わせて、その形成位置が選定される。
側板部材3の2つの矩形面Pは、同一であって、互いに略直角をなしている。2つの矩形面Pは、横方向に波形に連続する仕切板36と、仕切板36の外周を囲む外枠部33を含み、外枠部33の両側端には側端面32が形成されている。仕切板36の山及び谷の部分には、多数の開口部31が設けられている。また、仕切板36には、強度を上げるために、所定間隔をおいて横方向にリブ34が設けられている。
側板部材3の下端部は、図4に示すように、面板部材1に備えられた2つの突起15,16の間に挿入され、面板部材1に結合される。一方、側板部材3の上端部は、下端部と同様に、面板部材2に備えられた2つの突起25,26の間に挿入され、面板部材2に結合される。これは、桝体101,102を構成しない他の側板部材3についても同様である。
これまで述べた構成は従来技術に見られるが、本発明の特徴部分は次に述べる棒部材4を設けた点にある。すなわち、複数の棒部材4は、複数の側板部材3の側端面32うち、対面する2組の側端面32によって囲まれた隙間に挿入されている。本実施形態では、2つ桝体101,102が、斜め方向に隣り合って配置されるから、一方の側端面32が他方の側端面32と対面して、図4に示すように、隙間Sが形成されている。棒部材4は、プラスチック材などで成型されており、また、図1と図2に示すように、隙間Sに合わせて四角柱の形状を有している。棒部材4の形状は、本実施形態に限定されるものではなく、隙間Sにしっかりと嵌め込むことができるのであれば、円柱などの他の形状でもよい。
本発明に係る雨水等処理装置を構成するには、地中に設けた穴の内部で、まず底板100を設置しておき、その上に第1層の側板部材3を配置して、4つの側板部材3の側端面32が一点に集まった部分において、対面する2組の側端面3によって囲まれた隙間Sに棒部材4を挿入する(図1を参照)。そして、第1層の側板部材3の上に中間板200を設置し、さらに、中間板200の上に第2層の側板部材3を配置して、第1層と同様に、隙間Sに棒部材4を挿入し(図2を参照)、最後に、第2層の側板部材3の上に天板300を設置する(図3を参照)。
このように、棒部材4によって余分な隙間をなくすことができるから、周囲の土砂等から圧力を受けても容易に側板部材3の位置がずれることはない。このとき、圧力を考慮して側板部材3の配置を工夫すれば、さらに効果的である。したがって、本発明に係る雨水等処理装置は優れた機械的強度を有する。
さらに本実施形態では、上述した桝体101,102に含まれる側端面3のうち、隙間Sを形成せず、端部において隣り合う1組の側端面32が互いに結合されている。具体的には、特許文献2に開示されたアングル材5によって、図4に示すように、第1層及び第2層の各コーナー部分Cにおいて側端面32同士を結合している。これにより、雨水等処理装置の機械的強度は、さらに増している。
また、棒部材4は、側板部材3の配置を終了した後で隙間Sに挿入することができるから、例えば、側板部材3の配置ミスを修正する場合を考慮すると利便性が高い。さらに、組立作業は、棒部材4を隙間Sに挿入するだけなので、製造時のばらつきに影響されない。したがって、本発明に係る雨水等処理装置は組立作業及び施工作業が容易である。
さらに本実施形態では、上述したように、面板部材1,2同士の結合、並びに、面板部材1,2と側板部材3の結合が、凹凸嵌合によるので、組立作業及び施工作業の容易性は格段に向上している。
また、雨水等処理装置は、面板部材1,2と、側板部材3と、棒部材4とに分かれているので、嵩張ることのない態様で輸送することができる。このため、輸送コストが低減されると共に、輸送が容易になる。
雨水等処理装置の平面積及び容積は、面板部材1,2の平面敷設枚数及び側板部材3との積み重ね数の選択により、任意に変更できる。従って、設置場所の条件に応じて、最適な平面積及び容積を有する雨水等処理装置を容易に実現し得る。
図9は、側板部材3の他の配置例を示す。この配置例では、層空間を10×10の桝目に仕切るように、側板部材3を配置している。先の実施形態でも同様であるが、桝目の行数と列数が同じ場合には、層平面の配置対角線Dを境界として、向きを揃えて隣接させた側板部材3の群G1と群G2を、互いに対向させた配置になる。したがって、棒部材4は、配置対角線Dに沿って隙間Sに挿入されている。また、配置対角線Dの両端部では、先の実施形態と同様に、アングル材5によって側端面32同士を結合している。
図10は、側板部材3の、さらに他の配置例を示す。この配置例では、層空間を5×9の桝目に仕切るように、側板部材3を配置している。このように桝目の行数と列数が異なる場合には、一部の箇所において、単一の矩形面を有するI字状の側板部材6を用いる必要がある。また、さらに一部の箇所において(符号X及びYを参照)、側板部材3の向きを変更して設置する必要もある。桝目の行数と列数の差が大きくなるにつれ、このような箇所は増加する。なお、棒部材4とアングル材5の配置は、上述した配置例と同様である。
このように、雨水等処理装置の平面積及び容積が変化しても、側板部材3を規則的に配置してゆけばよいので、その配置及び組立を、迅速に実行することができる。
次に、側板部材3の他の形態について説明する。図11に、ハーフタイプの側板部材3Aを、図12に、耐圧強化型の側板部材3Bを示す。まず、ハーフタイプの側板部材3Aは、雨水等処理装置の高さの調整に好適である。このハーフタイプの側板部材3Aの特徴は、高さを通常の側板部材3の半分にしたところにある。
図13に、このハーフタイプの側板部材3Aを用いた雨水等処理装置を示す。この雨水等処理装置は、第1層をハーフタイプの側板部材3Aで構成し、第2層及び第3層を通常の側板部材3で構成している。この構成によると、通常の側板部材3のみの構成ではなしえなかった、側板部材3の2.5枚分の高さを実現している。
また、第1層のコーナー部分には、通常のアングル材5に代えて、長さが半分のハーフタイプのアングル材5Aを用いてコーナー部分を固定している。さらに、第1層の隙間部分には、通常の棒部材4に代えて、長さが半分のハーフタイプのものを用いる。
一方、耐圧強化型の側板部材3Bは、雨水等処理装置を通常より深いところに埋設する場合に好適である。この耐圧強化型の側板部材3Bの特徴は、通常の側板部材3よりリブ34Bの数を増やすことによって耐圧性能を強化したことにある。
図14は、図10に示した雨水等処理装置に耐圧強化型の側板部材3Bを適用した例を示す。この雨水等処理装置は、外部に面する全ての側板部材3を耐圧強化型の側板部材3Bに置き換えた構成を有する。発明者の検証に依れば、図10に示した雨水等処理装置の許容埋設深さは約3(m)であったのに対して、図14に示した雨水等処理装置の許容埋設深さは約4(m)であった。したがって、耐圧強化型の側板部材3Bによって雨水等処理装置の許容埋設深さを増すことができる。なお、耐圧強化型の側板部材3Bを雨水等処理装置の外周部分に配置する限り、図14に示した例に限られず、他の配置を採用することによって、さらに許容埋設深さを増すことは可能である。
このように、通常の側板部材3、ハーフタイプの側板部材3A、耐圧強化型の側板部材3Bを設置条件に応じて適宜使用することによって、雨水等処理装置の高さや許容埋設深さまでも柔軟に変更することができる。
図15は本発明に係る雨水等浸透施設を地中に埋設した状態を示す鉛直方向の断面図である。雨水等浸透施設Fは、地中Gに形成された穴Hの内部に配置され、上面側が土、砂利、コンクリートまたはアスファルト等の層7によって覆われている。雨水等浸透施設Fの周囲は、周知の技術に従って、不織布等の透水性保護層9によって覆い、雨水等浸透施設Fの内部への土砂の流入を阻止する。
上述したように、面板部材1、2及び側板部材3は、開口部11,21,31をそれぞれ有する。したがって、雨水等浸透施設Fは、流入管8から流入した雨水を一時的に貯留し、透水性保護層9を通して効率よく緩やかに地中Gに浸透させることができる。この雨水等浸透施設Fによれば、雨水の急激な地中への浸透と、河川への急激な流れ込みを妨げることができるから、浸水災害を効果的に防止することができる。
また、図15において、透水性保護層9に替え、遮水層によって雨水等浸透施設Fの周囲を覆えば、雨水等貯留施設を構成できる。雨水等貯留施設は、雨水の有効利用にも効果的である。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。

Claims (3)

  1. 天板と、底板と、複数の側板部材と、複数の棒部材とを含む雨水等処理装置であって、
    前記天板及び底板は、前記複数の側板部材を、それぞれ上下から挟み込んだ状態で対面
    して配置されており、
    前記複数の側板部材は、2つの矩形面を有するL字形状の一体成形物であり、前記天板部材と前記底板とで挟まれた空間を、前記2つの矩形面により碁盤目状に仕切るように縦横に組み合わせて配置され、
    前記複数の棒部材は、前記複数の側板部材の側端面うち、対面する2組の側端面によって囲まれた隙間に挿入されている、
    雨水等処理装置。
  2. 請求項1記載の雨水等処理装置であって、
    前記複数の側板部材のうちの1組を、互いに対向してロ字状に組み合わせてなる桝体を複数備え、
    前記複数の桝体は、一方の前記側端面が他方の前記側端面と対面して前記隙間を形成するように、斜め方向に隣り合って配置されている、
    雨水等処理装置。
  3. 請求項2記載の雨水等処理装置であって、
    前記複数の桝体に含まれる前記側端面のうち、前記隙間を形成せず、端部において隣り合う1組の前記側端面が、互いに結合されている、
    雨水等処理装置。
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