JP6974887B1 - 骨格ブロック構造体、挿入ブロック体の製造方法及び骨格ブロック構造体の製造方法 - Google Patents
骨格ブロック構造体、挿入ブロック体の製造方法及び骨格ブロック構造体の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
(1) 貯水空間内に設置され貯留槽を構成する骨格ブロック構造体であって、
前記骨格ブロック構造体は、
水平方向に隣接配置され且つ垂直方向に積層される複数の骨格ブロックからなる骨格ブロックの集合体と、
前記骨格ブロックの集合体の外周を囲って前記貯留槽を構成する外周壁と、
前記貯留槽に水を流入するための流入部と、
前記貯留槽に貯留されている水を流出するための流出部と、
前記貯留槽内を第1の空間と前記流出部に連通する第2の空間とに区画し、前記第1の空間から前記第2の空間への水の流入を規制する仕切シートと、
前記仕切シートで覆われて前記第2の空間に挿入された挿入ブロック体と、
を備え、
前記挿入ブロック体は、外周に板材が固定部材で固定された挿入ブロック本体を有し、前記第1の空間と前記第2の空間とを連通しオリフィスとして機能する開口が形成されており、
前記仕切シートは、前記挿入ブロック本体の外周を覆い前記板材に固定され、前記開口に対応する位置に孔部が形成されており、
前記板材は、前記挿入ブロック本体を構成する各側面において、底辺および左右両側辺に沿った位置、および前記底辺と上辺との間で前記底辺と平行となる位置に配置され、
前記底辺と上辺との間に配置された板材の上端は、前記挿入ブロック本体の上端よりも低い位置とされ、前記挿入ブロック本体の上端近傍に形成される越流堰の開口の下縁となる、
骨格ブロック構造体。
更に、骨格ブロック構造体を構築している途中で、第2の空間に挿入ブロック体を挿入して設置することにより、仕切シートによって第1の空間からの水の流入が規制された第2の空間を簡単に設けることができる。この結果、越流桝(オリフィス桝)をコンクリートで作製して設置する場合と比べて、コンクリートと同等の遮水性を実現しつつ、貯留施設の作製に要するコストの低減及び工期の短縮が可能となる。
また、挿入ブロック本体に板材を設け、挿入ブロック本体を包んだ仕切シートを板材に固定しているので、単に挿入ブロック本体を仕切シートで包む場合と比べ、高い遮水性を得ることができる。
上記(1)に記載の骨格ブロック構造体。
前記挿入ブロック体の下端における前記仕切シートと前記遮水シートとの隙間が止水シートにより覆われている、
上記(1)又は(2)に記載の骨格ブロック構造体。
前記挿入ブロック本体の各側面に板材を取り付け、
展開された仕切シートの上に前記挿入ブロック本体を載置し、
前記仕切シートの四方を持ち上げて前記挿入ブロック本体を包み込み、前記板材に固定する、挿入ブロック体の製造方法であって、
前記挿入ブロック体に、オリフィスとして機能する開口を形成し、
前記仕切シートの前記開口に対応する位置に孔部を形成し、
前記板材を、前記挿入ブロック本体を構成する各側面において、底辺および左右両側辺に沿った位置、および前記底辺と上辺との間で前記底辺と平行となる位置に配置し、
前記底辺と上辺との間に配置される板材の上端を、前記挿入ブロック本体の上端よりも低い位置とし、前記挿入ブロック本体の上端近傍に形成される越流堰の開口の下縁とする、
挿入ブロック体の製造方法。
前記骨格ブロック構造体は、
複数の骨格ブロックを水平方向に隣接配置し且つ垂直方向に積層して骨格ブロックの集合体を形成し、
前記骨格ブロックの集合体の外周を囲って前記貯留槽を構成する外周壁と、前記貯留槽に水を流入するための流入部と、前記貯留槽に貯留されている水を流出するための流出部と、を形成し、
前記貯留槽内を第1の空間と前記流出部に連通する第2の空間とに区画し、
前記第2の空間に、上記(4)に記載の方法で製造した挿入ブロック体を挿入する、
ことによって製造される、
骨格ブロック構造体の製造方法。
図4は、仕切シートにより挿入ブロック本体が覆われた挿入ブロック体の斜視図である。
図5に示すように、挿入ブロック体60は、挿入ブロック本体70と、複数の板材80とから構成されている。
[1] 貯水空間内に設置され貯留槽を構成する骨格ブロック構造体(1)であって、
前記骨格ブロック構造体(1)は、
水平方向に隣接配置され且つ垂直方向に積層される複数の骨格ブロック(10)からなる骨格ブロック(10)の集合体と、
前記骨格ブロック(10)の集合体の外周を囲って前記貯留槽を構成する外周壁(20)と、
前記貯留槽に水を流入するための流入部(流入管30)と、
前記貯留槽に貯留されている水を流出するための流出部(流出管40)と、
前記貯留槽内を第1の空間(主空間S1)と前記流出部(流出管40)に連通する第2の空間(副空間S3)とに区画し、前記第1の空間(主空間S1)から前記第2の空間(副空間S3)への水の流入を規制する仕切シート(61)と、
前記仕切シート(61)で覆われて前記第2の空間(副空間S3)に挿入された挿入ブロック体(60)と、
を備え、
前記挿入ブロック体(60)は、外周に板材(80A〜80E)が固定部材(ネジ82)で固定された挿入ブロック本体(70)を有し、
前記仕切シート(61)は、前記挿入ブロック本体(70)の外周を覆い前記板材(80A〜80E)に固定された、
骨格ブロック構造体。
上記[1]に記載の骨格ブロック構造体。
上記[1]又は[2]に記載の骨格ブロック構造体。
前記挿入ブロック体(60)の下端における前記仕切シート(61)と前記遮水シート(91)との隙間が止水シート(92)により覆われている、
上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の骨格ブロック構造体。
前記挿入ブロック本体(70)の各側面に板材(80A〜80E)を取り付け、
展開された仕切シート(61)の上に前記挿入ブロック本体(70)を載置し、
前記仕切シート(61)の四方を持ち上げて前記挿入ブロック本体(70)を包み込み、前記板材(80A〜80E)に固定する、
挿入ブロック体の製造方法。
前記骨格ブロック構造体(1)は、
複数の骨格ブロック(10)を水平方向に隣接配置し且つ垂直方向に積層して骨格ブロック(10)の集合体を形成し、
前記骨格ブロック(10)の集合体の外周を囲って前記貯留槽を構成する外周壁(20)と、前記貯留槽に水を流入するための流入部(流入管30)と、前記貯留槽に貯留されている水を流出するための流出部(流出管40)と、を形成し、
前記貯留槽内を第1の空間(主空間S1)と前記流出部(流出管40)に連通する第2の空間(副空間S3)とに区画し、
前記第2の空間(副空間S3)に、上記[5]に記載の方法で製造した挿入ブロック体(60)を挿入する、
ことによって製造される、
骨格ブロック構造体の製造方法。
10 骨格ブロック
20 外周壁
30 流入管(流入部)
40 流出管(流出部)
60 挿入ブロック体
61 仕切シート
70 挿入ブロック本体
80,80A〜80E 板材
82 ネジ(固定部材)
91 遮水シート
92 止水シート
S1 主空間(第1の空間)
S3 副空間(第2の空間)
Claims (5)
- 貯水空間内に設置され貯留槽を構成する骨格ブロック構造体であって、
前記骨格ブロック構造体は、
水平方向に隣接配置され且つ垂直方向に積層される複数の骨格ブロックからなる骨格ブロックの集合体と、
前記骨格ブロックの集合体の外周を囲って前記貯留槽を構成する外周壁と、
前記貯留槽に水を流入するための流入部と、
前記貯留槽に貯留されている水を流出するための流出部と、
前記貯留槽内を第1の空間と前記流出部に連通する第2の空間とに区画し、前記第1の空間から前記第2の空間への水の流入を規制する仕切シートと、
前記仕切シートで覆われて前記第2の空間に挿入された挿入ブロック体と、
を備え、
前記挿入ブロック体は、外周に板材が固定部材で固定された挿入ブロック本体を有し、前記第1の空間と前記第2の空間とを連通しオリフィスとして機能する開口が形成されており、
前記仕切シートは、前記挿入ブロック本体の外周を覆い前記板材に固定され、前記開口に対応する位置に孔部が形成されており、
前記板材は、前記挿入ブロック本体を構成する各側面において、底辺および左右両側辺に沿った位置、および前記底辺と上辺との間で前記底辺と平行となる位置に配置され、
前記底辺と上辺との間に配置された板材の上端は、前記挿入ブロック本体の上端よりも低い位置とされ、前記挿入ブロック本体の上端近傍に形成される越流堰の開口の下縁となる、
骨格ブロック構造体。 - 前記板材は樹脂板であり、前記仕切シートは、熱溶着又は接着剤により前記板材に固定されている、
請求項1に記載の骨格ブロック構造体。 - 前記貯留槽の外周壁は、遮水シートにより覆われており、
前記挿入ブロック体の下端における前記仕切シートと前記遮水シートとの隙間が止水シートにより覆われている、
請求項1又は2に記載の骨格ブロック構造体。 - 複数の骨格ブロックを、水平方向に隣接配置し且つ垂直方向に積層して挿入ブロック本体を構成し、
前記挿入ブロック本体の各側面に板材を取り付け、
展開された仕切シートの上に前記挿入ブロック本体を載置し、
前記仕切シートの四方を持ち上げて前記挿入ブロック本体を包み込み、前記板材に固定する、挿入ブロック体の製造方法であって、
前記挿入ブロック体に、オリフィスとして機能する開口を形成し、
前記仕切シートの前記開口に対応する位置に孔部を形成し、
前記板材を、前記挿入ブロック本体を構成する各側面において、底辺および左右両側辺に沿った位置、および前記底辺と上辺との間で前記底辺と平行となる位置に配置し、
前記底辺と上辺との間に配置される板材の上端を、前記挿入ブロック本体の上端よりも低い位置とし、前記挿入ブロック本体の上端近傍に形成される越流堰の開口の下縁とする、
挿入ブロック体の製造方法。 - 貯水空間内に設置され貯留槽を構成する骨格ブロック構造体の製造方法であって、
前記骨格ブロック構造体は、
複数の骨格ブロックを水平方向に隣接配置し且つ垂直方向に積層して骨格ブロックの集合体を形成し、
前記骨格ブロックの集合体の外周を囲って前記貯留槽を構成する外周壁と、前記貯留槽に水を流入するための流入部と、前記貯留槽に貯留されている水を流出するための流出部と、を形成し、
前記貯留槽内を第1の空間と前記流出部に連通する第2の空間とに区画し、
前記第2の空間に、請求項4に記載の方法で製造した挿入ブロック体を挿入する、
ことによって製造される、
骨格ブロック構造体の製造方法。
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JP2008231704A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 雨水貯水施設 |
JP2008240385A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 河水貯水施設 |
WO2011004508A1 (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-13 | 古河電気工業株式会社 | 水貯留施設、水貯留施設の施工方法、水貯留施設の水平方向耐荷重向上方法および骨格ブロックの水平方向ずれ防止方法 |
JP2020076312A (ja) * | 2018-11-06 | 2020-05-21 | 株式会社ゴウダ | 骨格ブロック構造体 |
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