JP2010077775A - 雨水貯留浸透槽の上面材及び雨水貯留浸透槽 - Google Patents
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Abstract
【課題】重量が軽いうえに耐荷重強度が大きい雨水貯留浸透槽の上面材を提供する。
【解決手段】地下に埋設されて雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透槽を構成する充填部材のうち、最上部に配置される雨水貯留浸透槽の上面材2である。
そして、上方から作用する荷重を受ける板部21と、板部21の周縁に配置されて別の充填部材を連結する脚材が嵌め合わされる連結部23,・・・と、板部21を補強するために板部21の下面側に配置されるリブ部24と、を備えるとともに、リブ部24には、板部21の中央近傍の高さが周囲よりも高い山型リブ部241,243が設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】地下に埋設されて雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透槽を構成する充填部材のうち、最上部に配置される雨水貯留浸透槽の上面材2である。
そして、上方から作用する荷重を受ける板部21と、板部21の周縁に配置されて別の充填部材を連結する脚材が嵌め合わされる連結部23,・・・と、板部21を補強するために板部21の下面側に配置されるリブ部24と、を備えるとともに、リブ部24には、板部21の中央近傍の高さが周囲よりも高い山型リブ部241,243が設けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、地下に埋設されて雨水を貯留する雨水貯留浸透槽の上面材と、雨水貯留浸透槽に関するものである。
近年、都市化が急激に進んだことで、舗装の面積が増加したため、雨水が地中に浸み込まずに、一気に河川に流れ込むようになっている。
このため、都市型の洪水が起こる反面、普段は河川の流量が少なく、水質が悪化し、地下水が枯れるなどの問題が生じている。
また、地下水の低下によって渇水の危険性が高まり、緑地や街路樹などの潤いが失われ、気温の上昇や地中の乾燥化などが生じて、都市の気候変化をもたらすことも明らかになってきている。
このような問題を解決するために、雨水を貯留させる技術や雨水を地中に浸透させる技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、雨水貯留浸透槽の充填部材のうち、最上部の充填部材の直上に、上面材として平板状の補強部材が載置されていることで、上載荷重に対して充分な耐荷重強度が得られることが開示されている。
特開2006−83556号公報
しかしながら、前記特許文献1の上面材は、耐荷重強度を大きくするために、2枚の部材を融着によって張り合わせて形成されていたため、重量が重くなって施工性が悪いうえにコストもかさむという問題があった。
そこで、本発明は、重量が軽いうえに耐荷重強度が大きい雨水貯留浸透槽の上面材と、この雨水貯留浸透槽の上面材を備える雨水貯留浸透槽と、を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の雨水貯留浸透槽の上面材は、地下に埋設されて雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透槽を構成する充填部材のうち、最上部に配置される雨水貯留浸透槽の上面材であって、上方から作用する荷重を受ける板部と、前記板部の周縁に配置されて別の充填部材を連結する脚材が嵌め合わされる連結部と、前記板部を補強するために前記板部の下面側に配置されるリブ部と、を備えるとともに、前記リブ部には、前記板部の中央近傍の高さが周囲よりも高い山型リブ部が設けられることを特徴とする。
また、前記板部は四角形に形成され、前記板部の四隅には前記連結部が配置され、対角に位置する前記連結部どうしを結ぶように対角リブ部が設けられることが好ましい。
さらに、前記対角リブ部として、中央近傍の高さが周囲よりも高い山型対角リブ部と、中央近傍の高さが周囲と等しい平型対角リブ部と、が設けられ、前記山型対角リブ部の中央近傍には、前記平型対角リブ部と等しい高さの台状部が設けられることが好ましい。
そして、前記リブ部にはスタックピン部が設けられるとともに、前記板部には前記スタックピン部の位置に対応してスタック孔部が設けられることが好ましい。
また、前記脚材は、直角二等辺三角形の断面を有する筒状に形成され、内部には頂角と底辺中央とを繋ぐ連繋リブ部が設けられるとともに、前記連繋リブ部は前記底辺に接続される側の高さが高く形成される構成とすることができる。
さらに、本発明の雨水貯留浸透槽は、上記したいずれかの雨水貯留浸透槽の上面材を備えることを特徴とする。
このように、本発明の雨水貯留浸透槽の上面材は、雨水貯留浸透槽を構成する充填部材のうち、最上部に配置される雨水貯留浸透槽の上面材であって、板部と連結部とリブ部とを備えるとともに、リブ部には板部の中央近傍の高さが周囲よりも高い山型リブ部が設けられることを特徴とする。
したがって、板部に荷重が作用しても、曲げモーメントが小さい周囲のリブ部の高さは低いままで曲げモーメントが大きい中央近傍のリブ部の高さが高くなっているため、全体の重量を軽くしつつ耐荷重強度を大きくすることができる。
また、板部は四角形に形成され、板部の四隅には連結部が配置され、対角に位置する連結部どうしを結ぶように対角リブ部が設けられることで、荷重を支える支点となる連結部と曲げモーメントが大きい中央近傍とを直接的に繋いで耐荷重強度を大きくすることができる。
さらに、対角リブ部として山型対角リブ部と平型対角リブ部とが設けられ、山型対角リブ部の中央近傍には、平型対角リブ部と等しい高さの台状部が設けられることで、雨水貯留浸透槽の上面材を保管・運搬する際に、相互に積み重ねた状態での安定性が向上する。
そして、リブ部にはスタックピン部が設けられるとともに、板部にはスタックピン部の位置に対応してスタック孔部が設けられているため、雨水貯留浸透槽の上面材を保管・運搬する際に、相互に積み重ねた状態でスタックピン部をスタック孔部に挿入しておけば横ずれを防止できる。
また、脚材は直角二等辺三角形の筒状に形成され、内部には頂角と底辺中央とを繋ぐ連繋リブ部が設けられるとともに、連繋リブ部は底辺に接続される側の高さが高く形成されることで、脚材の高さを高くしても所定の耐荷重強度を保持することができる。
さらに、本発明の雨水貯留浸透槽は、上記したいずれかの雨水貯留浸透槽の上面材を備えることで、全体の重量が軽いうえに耐荷重強度が大きい雨水貯留浸透槽になる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図2を用いて本実施の形態の雨水貯留浸透槽Sの上面材2を備える雨水貯留浸透槽Sの全体構成を説明する。なお、図2においては、説明の便宜のために、透水シート75の一部を破断して示している。
本実施の形態の雨水貯留浸透槽Sは、図2に示すように、道路81の路面81aに降った雨水が側道83に設けたグレーチング83aから流入する流入マス71、この流入マス71から流入管73を通じて雨水が流入する充填部材1,・・・、この充填部材1,・・・に溜まった砂や泥を集砂管74を通じて取り除くための点検マス72、などを備えて道路81の敷設方向に沿って側道下の地中に埋設されている。
この雨水貯留浸透槽Sは、図2,3に示すように、充填部材1として、最上部に配置される上面材2と、脚材3,・・・や連結片39,・・・を介して積層される傾斜材4,・・・と、最下部に配置される下面材5と、全体を覆う透水シート75(図2参照)と、下部に挿入される集砂枠(不図示)と、を重ね合わせて1列に並べて構成されている。なお、図3では省略したが、充填部材1としての脚材3、傾斜材4及び下面材5の側面には、図2に示すように、側面を覆う板状の側面材が設置されている。
そして、本実施の形態の雨水貯留浸透槽Sの上面材2は、ポリプロピレンなどの樹脂によって形成されるもので、図1,4に示すように、上方から作用する荷重を直接的に受ける板部21と、板部21の外周を囲む側壁部22と、板部21の周縁に配置されて別の充填部材1を連結する脚材3,・・・を連結するための連結片39,・・・が嵌め合わされる連結部23,・・・と、板部21の剛性を補強するために板部21の下面側に配置されるリブ部24,・・・と、を備えている。
板部21は、正方形(四角形)の板状に形成されるもので、図6の平面図に示すように、板面を上下方向に貫通する多数の通気孔21a,・・・や4つのスタック孔部29,・・・などが設けられている。
このスタック孔部29は、後述する4つの山型対角リブ部241の4つの交点に対応して配置されるもので、保管や運搬などの際に上面材2を相互に積み重ねた状態で、後述する4つのスタックピン部28,・・・(図1,4参照)のそれぞれの位置に対応するように配置されている。
また、側壁部22は、図1,4に示すように、板部21を取り囲むように立設されるもので、辺の中央近傍の高さが高く形成されて山状になっており、リブ部24とともに板部21の剛性を補強している。
さらに、連結部23は、隅角部の板部21と側壁部22,22と角リブ部244とによって囲まれて二等辺三角柱状に形成される空間であり、正方形の板部21の四隅に配置されている。
そして、本実施の形態のリブ部24は、対角に位置する連結部23,23どうしを結ぶように対角線方向に沿った対角リブ部240と、側壁部22,22隅角部とともに連結部23を構成する角リブ部244と、対向する側壁部22,22の中央近傍どうしを結ぶ山型リブ部としての直角リブ部243と、を備えている。
対角リブ部240は、図5に示すように、中央近傍の高さが両端よりも高い山型リブ部としての山型対角リブ部241と、中央近傍の高さが両端と等しい平型対角リブ部242と、を備えている。
加えて、この山型対角リブ部241の中央近傍には、平型対角リブ部242と高さの等しい台状部241aが設けられており、全体として富士山形の突出部分が形成されている。
そして、本実施の形態では、図1,4に示すように、多数のリブ部24が交差する剛性の高い山型対角リブ部241どうしの交点に、上面材2を保管・運搬する際の横ずれを防止するためのスタックピン部28,・・・が突設されている。
このスタックピン部28は、図1,4,7に示すように、山型対角リブ部241どうしの交点部分に円柱状に厚みを持たせて形成されるもので、交点部分より上方に突出してスタック孔部29に係止される突出部分を有している。
さらに、スタックピン部28が配置される山型対角リブ部241どうしの交点部分には、板部21において山型対角リブ部241が設けられる側と反対側に、スタックピン部28と略同一の径かつ突出部分の高さと略同一の深さに形成されるスタック孔部29が設けられている。
一方、平型対角リブ部242は、両側に設けられた一対の山型対角リブ部241,241の中央部に設けられるもので、図5に示すように、中央近傍の高さが両端の高さと等しく形成されており、両端には端部を補強しつつ脚材3の底辺34と接して連結強度を高める舌状部242aが突出するように設けられている。
さらに、連結片39は、ポリプロピレン樹脂などによって、脚材3より高さの低い中空の三角柱状に形成される。そして、上縁が上面材2の四隅の連結部23に嵌合されるとともに、下縁が脚材3の上縁に嵌合されている。
そして、本実施の形態の雨水貯留浸透槽Sの脚材3は、図8に示すように、直角二等辺三角形の断面を有する筒状に形成されるもので、一方の端面には連結のための挿入部38が設けられ、中空の内部には底辺34の補強のために頂角30と底辺34中央とを繋ぐ連繋リブ部35が設けられている。
したがって、この脚材3が連結片39を介して上面材2に連結された状態では、連繋リブ部35と平型対角リブ部242は一直線上に並ぶように位置することとなる。
連繋リブ部35は、底辺34を補強することで脚材3全体の剛性を高めるためのもので、底辺34に接続される高さの高い高リブ部36と、頂角30に接続される高さの低い低リブ部37と、を備えて階段状に構成されている。
さらに、この高リブ部36の付け根付近から両側の等辺33,33に向かって、底辺34や連繋リブ部35の座屈を防止するための補助リブ部35B,35Bが設けられている。
そして、傾斜材4は、ポリプロピレン樹脂などによって形成されるもので、正方形(四角形)の板状の傾斜面40の四隅の上下面に連結部41,・・・を備えている。
この傾斜面40は、水平面から約5度傾斜しており、雨水貯留浸透槽Sの敷設方向に傾斜を揃えて配設されているため、流入した雨水を一定方向に誘導することができる。したがって、雨水に混入した砂や泥などは集砂枠(不図示)に溜めることができる。
加えて、この傾斜面40には、空気や雨水が上下方向に貫通できる複数の小孔(不図示)が設けられているとともに、裏面には縦横にリブ(不図示)が配設されて補強されている。
また、透水シート75は、ポリエステル系の不織布などを用いることで透水性を有しており、雨水貯留浸透槽Sの全体を覆うことで貯留された雨水を地盤へ浸透させるように形成されている。なお、この透水シート75は浸透タイプの雨水貯留浸透槽Sに用いるものであり、貯留タイプでは合成ゴムなどの遮水シートを用いる。
次に、本実施の形態の雨水貯留浸透槽Sの上面材2の作用について説明する。
このように、本実施の形態の雨水貯留浸透槽Sの上面材2は、雨水貯留浸透槽Sを構成する充填部材1のうち、最上部に配置される雨水貯留浸透槽Sの上面材2であって、板部21と連結部23とリブ部24とを備えるとともに、リブ部24には板部の中央近傍の高さが周囲よりも高い山型リブ部としての山型対角リブ部241や直角リブ部243が設けられることを特徴とする。
したがって、板部21に荷重が作用しても、曲げモーメントが小さい周囲のリブ部の高さは低いままで曲げモーメントが大きい中央近傍のリブ部の高さが高くなっているため、全体の重量を軽くしつつ耐荷重強度を大きくすることができる。
すなわち、連結部23,・・・は板部21の周縁に配置されているため、板部21に土砂などの上載荷重が作用すると、板部21はこの周縁の連結部23,・・・に両端を支持されて中央近傍の曲げモーメントが大きくなる。
したがって、周縁近傍の高さは側壁部22と略同一にしたままで、中央近傍の上下方向の高さを高くした山型リブ部として山型対角リブ部241や直角リブ部243を備えることで、曲げモーメントを効率よく受けることができる。
また、本実施の形態の雨水貯留浸透槽Sの充填部材1は、そもそも人手で運んで組み立てることを特徴としているため、上記のように部材の高さを抑えて軽量化できることは特に重要であるといえる。
さらに、上記のように部材の高さを押えて軽量化できれば、上面材2の材料費の節約にもなり、雨水貯留浸透槽Sの構築費用を抑制できるようになる。
加えて、このように雨水貯留浸透槽Sの上面材2の耐荷重強度が大きくなれば、より浅く地表の荷重が地盤を通じて直接的に伝達されるような場合にも上面材2を適用できるようになるため、同じ掘削土量でより貯留容量を大きくできることになる。
また、上面材2は四角形に形成され、板部21の四隅には連結部23,・・・が配置され、対角に位置する連結部23,23どうしを結ぶように対角リブ部240が設けられることで、荷重を支える支点となる連結部23,23と曲げモーメントが大きい中央近傍とを直接的に繋いで耐荷重強度を大きくすることができる。
そして、このように対角状にリブ部24を配置して、連結部23,23と中央近傍とを直接的に繋ぐことができれば、従来のように格子状にリブ部24を配置する場合と比べて、リブ部24の数を減らすことができる。
加えて、本実施の形態のように上面材2や傾斜材4や下面材5を正方形に形成すれば、四辺の長さが等しくなるため、隣接する充填部材1に対する傾斜材4の向きを変えることで、傾斜面40を流れる雨水の方向を自在に変えることができる。
さらに、対角リブ部240として山型対角リブ部241と平型対角リブ部242とが設けられ、山型対角リブ部241の中央近傍には平型対角リブ部242と等しい高さの台状部241aが設けられることで、雨水貯留浸透槽Sの上面材2を保管・運搬する際に、相互に積み重ねた状態での安定性が向上する。
すなわち、保管・運搬の際には、一方の上面材2の山型対角リブ部241の台状部241a、直角リブ部243及び平型対角リブ部242によって形成される平面部分を、他方の上面材2の板部21に合わせるように載置することで、相互にガタつきなく積み重ねることができるようになる。
このように、スタック性が向上することは、本実施の形態の充填部材1としての上面材2のように、工場生産された後に保管・運搬する必要がある充填部材1では特に重要である。
ここにおいて、中央近傍のリブ部24を高くし、高くなった中央部分を平面状にすることで、効率よく曲げモーメントを受けつつ、スタック性を高めることができる。
そして、リブ部24には複数のスタックピン部28が距離をおいて配置されるとともに、板部21にはスタックピン部28の位置に対応してスタック孔部29が設けられているため、雨水貯留浸透槽Sの上面材2を保管・運搬する際に、相互に積み重ねた状態でスタックピン部28をスタック孔部29に挿入しておけば、相対的な横ずれや回転を防止できる。
また、脚材3は直角二等辺三角形の筒状に形成され、内部には頂角30と底辺34中央とを繋ぐ連繋リブ部35が設けられるとともに、連繋リブ部35は底辺34に接続される側の高さが高く形成されることで、脚材3の高さを従来の2倍程度に高くしても所定の耐荷重強度を保持することができる。
すなわち、連繋リブ部35によって底辺34の曲げ耐力を補強しつつ、補助リブ部35Bによって等辺33と底辺34を繋いで連繋リブ部35や底辺34の座屈を防止することができる。
この場合、連繋リブ部35は、高リブ部36と低リブ部37とを備えて階段状に形成されることで、部材を節約して脚材3を軽量化できる。
そして、脚材3が連結片39を介して上面材2に連結された状態では、連繋リブ部35と平型対角リブ部242は一直線上に並ぶように位置することになるため、上面材2に作用する曲げモーメントは上面材2の平型対角リブ部242の端部の舌状部242aから、脚材3の連繋リブ部35へと円滑に伝達される。
加えて、このように脚材3の剛性を高めて上下方向の高さを高くできれば、上面材2と下面材5の中間に配置される傾斜材4などの部品点数を減らすことができるため、貯留容量を確保しつつ雨水貯留浸透槽Sを軽量化できる。
さらに、本実施の形態の雨水貯留浸透槽Sは、上記したいずれかの雨水貯留浸透槽Sの上面材2を備えることで、全体の重量が軽いうえに耐荷重強度が大きい雨水貯留浸透槽Sになる。
そして、このように軽量化できれば、材料も節約できるようになるため、全体として費用を抑えた雨水貯留浸透槽Sを提供できることになる。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、対角リブ部240として山型対角リブ部241と平型対角リブ部242とを備える場合について説明したが、これに限定されるものではなく、山型対角リブ部241のみを備えるものであってもよい。
また、前記実施の形態では、充填部材1として傾斜面40を有する傾斜材4を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、傾斜材4を有しない雨水貯留浸透槽にも適用できる。
S 雨水貯留浸透槽
1 充填部材
2 上面材
21 板部
22 側壁部
23 連結部
24 リブ部
240 対角リブ部
241 山型対角リブ部(山型リブ部)
241a 台状部
242 平型対角リブ部
243 直角リブ部(山型リブ部)
28 スタックピン部
29 スタック孔部
3 脚材
33 等辺
34 底辺
35 連繋リブ部
36 高リブ部
37 低リブ部
4 傾斜材
5 下面材
1 充填部材
2 上面材
21 板部
22 側壁部
23 連結部
24 リブ部
240 対角リブ部
241 山型対角リブ部(山型リブ部)
241a 台状部
242 平型対角リブ部
243 直角リブ部(山型リブ部)
28 スタックピン部
29 スタック孔部
3 脚材
33 等辺
34 底辺
35 連繋リブ部
36 高リブ部
37 低リブ部
4 傾斜材
5 下面材
Claims (6)
- 地下に埋設されて雨水を貯留又は浸透させる雨水貯留浸透槽を構成する充填部材のうち、最上部に配置される雨水貯留浸透槽の上面材であって、
上方から作用する荷重を受ける板部と、前記板部の周縁に配置されて別の充填部材を連結する脚材が嵌め合わされる連結部と、前記板部を補強するために前記板部の下面側に配置されるリブ部と、を備えるとともに、
前記リブ部には、前記板部の中央近傍の高さが周囲よりも高い山型リブ部が設けられることを特徴とする雨水貯留浸透槽の上面材。 - 前記板部は四角形に形成され、前記板部の四隅には前記連結部が配置され、対角に位置する前記連結部どうしを結ぶように対角リブ部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の雨水貯留浸透槽の上面材。
- 前記対角リブ部として、中央近傍の高さが周囲よりも高い山型対角リブ部と、中央近傍の高さが周囲と等しい平型対角リブ部と、が設けられ、
前記山型対角リブ部の中央近傍には、前記平型対角リブ部と等しい高さの台状部が設けられることを特徴とする請求項2に記載の雨水貯留浸透槽の上面材。 - 前記リブ部にはスタックピン部が設けられるとともに、前記板部には前記スタックピン部の位置に対応してスタック孔部が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の雨水貯留浸透槽の上面材。
- 前記脚材は、直角二等辺三角形の断面を有する筒状に形成され、内部には頂角と底辺中央とを繋ぐ連繋リブ部が設けられるとともに、前記連繋リブ部は前記底辺に接続される側の高さが高く形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の雨水貯留浸透槽の上面材。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の雨水貯留浸透槽の上面材を備えることを特徴とする雨水貯留浸透槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008250522A JP2010077775A (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | 雨水貯留浸透槽の上面材及び雨水貯留浸透槽 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008250522A JP2010077775A (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | 雨水貯留浸透槽の上面材及び雨水貯留浸透槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010077775A true JP2010077775A (ja) | 2010-04-08 |
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---|---|---|---|
JP2008250522A Pending JP2010077775A (ja) | 2008-09-29 | 2008-09-29 | 雨水貯留浸透槽の上面材及び雨水貯留浸透槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010077775A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014196650A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 積水化学工業株式会社 | 雨水貯留浸透施設 |
JP2014198952A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 積水化学工業株式会社 | 点検部材及び雨水貯留浸透施設 |
-
2008
- 2008-09-29 JP JP2008250522A patent/JP2010077775A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014196650A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 積水化学工業株式会社 | 雨水貯留浸透施設 |
JP2014198952A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 積水化学工業株式会社 | 点検部材及び雨水貯留浸透施設 |
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