JP5550894B2 - クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、フランジと脚部を有するブッシュと、ブッシュに挿入される脚部と脚部より大径のフランジを有するピンとから成り、ピンが連結されたブッシュの脚部を複数の被取付部材の穴に挿入し、ピンを更にブッシュに挿入して脚部を拡径し、その拡径脚部部分とフランジとによって複数の被取付部材を挟持して該被取付部材を相互に連結するクリップに関する。
フランジと脚部を有するブッシュと、ブッシュに挿入される脚部と脚部より大径のフランジとを有するピンとから成り、ピンが挿入されたブッシュの脚部を、複数のパネル等の被取付部材の穴に挿入し、ピンを更にブッシュに挿入して脚部を拡径し、その拡径脚部部分とフランジとによって複数の被取付部材を挟持して被取付部材を相互に連結するクリップクリップは、特許文献1〜3に記載のように公知である。
実開昭56−095605号公報 特開昭62−266212号公報 特開平8−004733号公報
特許文献1のクリップでは、ピン脚部が二股に分割されており、この二股形状のピン脚部がブッシュ脚部の中空部に挿入されるとブッシュ脚部の中空部分の中間高さ位置に形成されたくさび形状の開脚部によってピン脚部が開脚されて拡径され、拡径されたピン脚部とブッシュフランジとの間に複数の被取付部材が挟持されて、その被取付部材が相互に連結される。特許文献2のクリップでは、ブッシュとなる係止脚がピンの分割脚部の中に収容されて係止脚には下端側にくさび形状の開脚部が形成されている。ピン脚部が複数の被取付部材の取付穴に挿入されると、ブッシュとなる係止脚の頭部のフランジが被取付部材に接面してピンとともに挿入された係止脚の挿入が停止し、挿入されつつあるピン脚部がブッシュ(係止脚)のくさび形状の開脚部で開脚されて拡径され、拡径されたピン脚部とピンフランジとの間に複数の被取付部材が挟持されて、その被取付部材が相互に連結される。これらの特許文献1及び2のクリップでは、ピン脚部がブッシュの開脚部で拡径した状態にされるため、連結状態が長期になると、ピン脚部が元の閉脚状態に戻ることができず、拡径した状態に変形してしまう。これは、ピンが「応力緩和」現象によって変形を生じてしまうからであると考えられている。応力緩和による変形がプラスチック材料の物品に生じた場合には変形を元の姿勢にするのに段発力が作用するため、例えば、特許文献1及び2のクリップを再利用する場合には、変形を元の姿勢に戻すのに力を必要とする作業を強いられ、再締結の作業に手間がかかり、多くの場合、再利用又は再締結が困難になっている。
特許文献3に記載のクリップは、フランジと脚部を有する中空に形成されたプラスチック製のブッシュと、フランジとブッシュに挿入される脚部とを有するプラスチック製のピンとから構成され、ブッシュ脚部が複数のパネル等の被取付部材の穴に挿入され、そのブッシュの中空脚部にブッシュフランジ側からピン脚部が挿入されてブッシュ脚部が拡径され、この拡径ブッシュ脚部部分とブッシュフランジとによって複数の被取付部材を挟持して相互に連結する。上記のとおり、被取付部材を連結している状態では、ピン脚部がブッシュ脚部に挿入されてブッシュ脚部先端が拡径した状態に維持されており、長期の連結後において応力緩和による変形(特許文献3においてはクリープ変形と称している)によって拡径したままの状態にその変形が維持される。特許文献3のクリップでは、ブッシュ脚部を複数の切り割り片に形成し、ピン脚部の先端にブッシュ脚部の先端を受入れる穴を設けておき、長期の連結後においてピン脚部をブッシュ脚部から抜出すとき、ピン脚部先端の穴にブッシュ脚部の先端を受入れて、拡径したブッシュ脚部部分の直径をピン脚部の抜き出しとともに縮径させて、クリップを取外し易くして、ブッシュ脚部の応力緩和による変形に対処している。しかし、このクリップでは、ピン脚部先端が、ブッシュ脚部先端を受入れる穴が形成されるために形状が複雑になり、更に、ブッシュ脚部が応力緩和によって変形した場合にはピン脚部穴へのブッシュ脚部先端の受入れが保証されていないので、所期の効果を得られないおそれもある。
従って、本発明の目的は、ピンを複雑な形状にしないで、応力緩和による変形に対処できる再利用可能なクリップを提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明に係るクリップは、フランジと該フランジから垂下する脚部を有するブッシュと、ブッシュに挿入される脚部と脚部より大径のフランジを有するピンとから成り、ピンが仮止め連結されたブッシュの脚部が複数の被取付部材の穴に挿入され、ピンが更にブッシュに挿入されて脚部が拡径された本止め連結状態にされ、前記拡径脚部部分とフランジとによって複数の被取付部材が挟持されて該被取付部材が相互に連結されるクリップであって、前記ピンフランジからは複数個の前記ピン脚部が間隔をおいて垂下して該ピン脚部のそれぞれが先端部分において半径方向外方に拡径することができ、前記ブッシュのフランジ及び前記ブッシュの脚部には、複数個の前記ピン脚部が挿入される貫通穴及び空洞が前記ピン脚部の数に合わせてそれぞれ複数個形成され、前記ブッシュ脚部の先端には、前記空洞に挿入されてくる前記ピン脚部のそれぞれを拡径状態にするように、該ブッシュ脚部の半径方向外方に張出す開脚部が形成されており、前記ピン脚部の先端には、前記ブッシュ脚部の前記空洞に挿入された該ピン脚部の先端を前記開脚部で拡径した本止め連結状態に維持するように、前記ブッシュ脚部の前記開脚部に設けられた本止め突部に係止する第1ロックが形成されており、前記ピン脚部の先端には、前記第1ロックとは別の位置に、前記ブッシュフランジの前記貫通穴に挿入された該ピン脚部の先端を前記貫通穴又は該貫通穴に隣接する前記空洞の部分で前記ブッシュに仮止め連結するように、前記ブッシュ脚部の前記貫通穴に設けられた仮止め突部に係止する第2ロックが形成されて、前記ピンが前記仮止め連結された前記ブッシュの前記脚部を被取付部材の取付穴に挿入することができ、更に、前記ピン脚部を前記ブッシュ脚部の前記空洞ピンに挿入して前記本止め連結状態に押し込むことができるようになっており、前記ブッシュフランジの貫通穴は、前記ピン脚部の先端のそれぞれを、前記被取付部材の取付穴に挿入できるように、半径方向への拡径を規制する大きさである、ことを特徴とする。
上記のように、ピン脚部の第1ロックがブッシュ脚部の開脚部の本止め突部に係止して本止め連結状態を維持することによって複数の被取付部材を相互に連結でき、本止め連結状態が長期に維持されてピン脚部が応力緩和によって拡径状態に変形したとしても第2ロックがブッシュ脚部の仮止め突部に係止する仮止め連結状態に戻すことによってピン脚部が変形前の元の姿勢に規制され、これによって、ピンをブッシュと一緒に被取付部材から抜き出すことができ、被取付部材の連結を解除でき、その後のクリップの再利用においても、ブッシュ脚部に挿入されたピン脚部先端は、応力緩和による変形が生じる前の状態に規制されるので、本止め連結前の、拡径変形のないピン脚部と同じように、取付穴に引っ掛かることがなくなり、挿入に注意を必要することなく簡単に取付けでき、挿入ミスやブッシュ脚部の損傷や被取付部材の取付穴への損傷を招くおそれもなくなる。クリップは、本止め連結状態と仮止め連結状態との間で繰り返しても支障なく使用できる。
上記のクリップにおいて、前記ブッシュフランジの前記貫通穴及び前記仮止め突部は、該貫通穴に挿入された前記ピン脚部の先端が半径方向外方に拡径するように変形していても該ピン脚部を半径方向内方に撓めるように強制する形状に形成されており、前記本止め連結状態にある前記ピン脚部を前記仮止め連結状態の位置に戻したときに、応力緩和によって変形した前記ピン脚部の先端が前記変形の前の状態に戻される。前記ブッシュフランジの前記貫通穴には、前記仮止め連結状態から前記ピンが前記ブッシュから抜け外れないように、前記仮止め連結状態の前記ピン脚部の前記第1ロックに係止する仮止め維持突部が形成されており、前記ブッシュフランジの前記仮止め突部は、前記仮止め維持突部とは別の位置に形成され且つ前記ピン脚部の第2ロックへは該ピン脚部の挿入を妨げないように係止する形状に形成されている。
前記ピン脚部は3個であり、前記ブッシュフランジの前記貫通穴及び前記ブッシュ脚部の空洞は、前記ピン脚部の個数に合わせて3個形成されている。前記第1ロック及び前記第2ロックは、前記ピン脚部のそれぞれに設けられており、前記ブッシュの前記仮止め維持突部及び前記仮止め突部は、前記ブッシュの少なくとも1つの前記貫通穴に設けられている。前記ブッシュの前記貫通穴には、該貫通穴の入口を大きく開放して該貫通穴への前記ピン脚部の挿入を容易にするピン脚部挿入ガイドが形成されている。
更に、前記ブッシュフランジには前記ピンフランジを前記本止め連結状態のときに収容する凹部が形成されており、該凹部にある前記ピンフランジと前記ブッシュフランジとの間には、ツール先端をこじ入れることができる隙間が形成されている。
本発明の1実施形態に係るクリップにおけるブッシュの斜視図である。 図1に示すブッシュの平面図である。 図1に示すブッシュの正面図である。 図2のブッシュのA−A線断面図である。 図2のブッシュのB−C−D線断面図である。 図本発明の1実施形態に係るクリップにおけるピンの平面図である。 図6のピンの正面図である。 図6のピンのE−E線断面図である。 図2のブッシュと図6のピンとを仮止め連結した、本発明の1実施形態に係るクリップの平面図である。 図9のクリップのF−G−H線断面図である。 図10のクリップのI−I線断面図である。 図9のクリップを第1被取付部材及び第2被取付部材に締結した状態の平面図である。 図12のクリップと第1被取付部材及び第2被取付部材のJ−J線断面図である。 図13のクリップを被取付部材への締結状態からピンを仮止め連結状態に引上げた、図10と同様の断面図である。 図14のクリップのK−K線断面図である。 図14のクリップを、第1被取付部材より小さい直径の取付穴を有する第2被取付部材に第1被取付部材に重ねて、再締結する様子を示す断面図である。 図16のクリップのL−L線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1〜図5には、本発明の1実施形態に係るクリップ1のブッシュ2が示される。図6〜図8には、本発明の1実施形態に係るクリップ1のピン3が示される。図9〜図11には、本発明の1実施形態に係るクリップ1が、仮止め連結された状態で示される。図12及び図13には、クリップ1が第1被取付部材5及び第2被取付部材6に本止め連結されて、両被取付部材を相互に連結するようにクリップ1が被取付部材に締結された状態が示されている。図14〜図17は、クリップ1のピン3のピン脚部が応力緩和による変形を受けても、クリップ1を小さな取付穴を有する第2被取付部材6Aと第1被取付部材5とへ再締結することが容易にできる様子を示している。
クリップ1は、例えば、図13に示されるように、第1被取付部材5及び第2被取付部材6を相互に連結するため、図1〜図5のブッシュ2と、図6〜図8のピン3とから構成され、図9〜図11に示されるように、ピン3がブッシュ2に仮止め連結されてクリップ1となり、使用者へ納品される。クリップ1は、図9〜図11の仮止め連結状態で、ブッシュが被取付部材の挿入され、ピンが更にブッシュに挿入されて、図13の本止め連結状態にされて、第1被取付部材5と第2被取付部材6とが相互に連結される。クリップ1を構成するブッシュ2及びピン3は、それぞれ、硬質プラスチック材料で一体成形されている。
図1〜図5を参照してブッシュ2を説明する。ブッシュ2は、円形のブッシュフランジ7と、ブッシュフランジ7から垂下する、ブッシュフランジ7より小径のブッシュ脚部9とを有する。ブッシュフランジ7及びブッシュ脚部9には、ピン3の複数(3個)に分割されたピン脚部23のそれぞれを受入れるピン脚部用貫通穴10及びピン脚部受入空洞11が、ピン脚部23の数(3個)に合わせて3個形成されている。ピン脚部用貫通穴10は、そこに挿入されたピン脚部23が半径方向外方へ変形しないように規制する側壁を有する。ブッシュ脚部9の先端(図1及び図3〜図5の下端)側には、開脚部13がピン脚部23の数に合わせて3個形成されている。開脚部13は、ブッシュ脚部9に挿入されてくるピン脚部23をブッシュ脚部9の先端側において拡径状態にする。そのため、開脚部13には、ピン脚部23を拡径状態にするように半径方向外方且つ先端に向けて斜めに張出した斜面を有するピン開脚ガイド14が形成されている。開脚部13には、ブッシュ脚部9の先端の位置であって開脚部が最大直径となる部分に、ピン脚部23の先端に形成された爪形状の第1ロック25に係合する本止め突部15が形成されている。本止め突部15は、ピン脚部23の第1ロック25に係合し、ピン3をブッシュ2に対して本止め連結させて、ピン脚部23の先端側の部分が拡径状態にされた締結状態を維持する。本止め突部15は3個のピン脚部23の数に合わせて3個形成されている。ブッシュ脚部9のピン脚部受入空洞11は、挿入されるピン脚部23を受入れる形状であればよく、図示の形状では、図1及び図2に示されるように、ほぼ三角形の横断面を持ち且つブッシュフランジ7に隣接する位置からブッシュ脚部9の先端の本止め突部15まで延びている。ブッシュ脚部9の軸心部分9A(図5参照)は、ピン脚部受入空洞ではなく中実(むく)になっており、ブッシュ脚部の剛性を維持している。また、ブッシュ脚部9の先端(図1及び図3〜図5の下端)は、3個の開脚部13を含む部分において中実の剛体となっていて、高い剛性を維持する。ブッシュ脚部9の先端の開脚部13の先端は、先細に形成されており、被取付部材の取付穴への挿入を容易にしている。
ブッシュフランジ7は、ピンフランジ22より大径に形成されている。ブッシュフランジ7の上面には、ピンフランジ22を受入れるとともに、受入れたピンフランジ22との間にスクリュードライバ等のツールの先端がこじ入れられる隙間を形成する直径と深さの凹部17が形成されている。ブッシュフランジ7には、既述のように、ピン脚部用貫通穴10が3個形成されており、それぞれ、ブッシュ脚部9のピン脚部受入空洞11に連続しており、ピン脚部23が挿入される。ピン脚部貫通穴10のそれぞれには、入口部(図1及び図4の上部)に、貫通穴10を半径方向外側に拡げるように傾斜するピン脚部挿入ガイド18が形成されて、ピン脚部23をピン脚部貫通穴10へ挿入するのを容易にしている。また、ピン脚部挿入ガイド18は、ピン脚部23が応力緩和による変形によって拡径状態に変形している場合でも、ピン脚部23がピン脚部用貫通穴10へ挿入されるのを案内し、これによって、ピン脚部23を、変形する前の(未使用の)状態に規制する。
更に、ピン脚部貫通穴10には、図2及び図4に図示のように、出口部(図1及び図4の下部)に、ピン3をブッシュ2に仮止め連結するための、仮止め維持突部19と仮止め突部21とが形成されている。図示の実施形態においては、複数(3個)のピン脚部23をピン脚部貫通穴10に挿入する場合、仮止め維持突部19と仮止め突部21とが挿入に抵抗する可能性があるので、仮止め維持突部19及び仮止め突部21は、1つのピン脚部貫通穴10に形成されている。しかしながら、かかる仮止め維持突部19と仮止め突部21は、他のもう1つのピン脚部貫通穴10に設けてもよく、更に、全部のピン脚部貫通穴10に設けてもよい。仮止め維持突部19は、図2及び図4に図示のように、ピン脚部貫通穴10においてブッシュフランジ7の中心側に形成されており、ピン脚部23の第1ロック25に係合し、ピン3をブッシュ2に対して仮止め連結させて、ピン3がブッシュ2から抜け外れるのを阻止してクリップ1を図10に示す納品状態(未使用状態)に維持する。仮止め突部21は、ピン脚部貫通穴10においてブッシュフランジ7の外周の側に形成されている。仮止め突部21は、ピン脚部23の第2ロック26に係合する。仮止め突部21は、仮止め維持突部19がピン脚部の第1ロック25に係合するとき、ピン脚部23の第2ロック26に係合して、ピン3をブッシュ2に対して仮止め連結状態にさせて、クリップ1を図10に示す納品状態(未使用状態)に維持する。そして、仮止め突部21は、ピン脚部23が応力緩和によって拡径状態に変形をしている場合でも、ピン脚部23の第2ロック26に確実に係合してピン脚部23の拡径状態の変形を元の姿勢に戻すように強制して、再利用(再締結)の場合に、ピン脚部23を変形する前の(未使用の)状態にして、ブッシュ脚部9及びピン脚部23の再挿入を容易にしてクリップ1の締結作業を容易にする。なお、仮止め維持突部19と仮止め突部21とは、ピン脚部23の先端をピン脚部用貫通穴10の出口付近であれば、ピン脚部用貫通穴10に隣接するピン脚部受入空洞11の部分にあってもよく、ピン3をブッシュ2に仮止め連結するように、ピン脚部23の第1ロック25及び第2ロック26に係止する。
ピン3は、図6〜図8に図示のように、ブッシュフランジ7より小径であるがピン脚部23より大径の円形のピンフランジ22と、ピンフランジ22から垂下するピン脚部23とを有する。ピンフランジ22は、ブッシュフランジ7の上面の凹部17に収容されてスクリュードライバ等のツールの先端がこじ入れられる隙間を形成する直径と厚さを有し、ピン3がブッシュ2に本止め連結状態に挿入されたときにブッシュフランジ7に接面してそれ以上の挿入を停めるストッパとなる。また、ピンフランジ22は、ピン3を本止め連結状態から仮止め連結状態に戻すときに、スクリュードライバ等のツールの先端をこじ入れる隙間をブッシュフランジ7との間に形成して、ピン3の引上げの助けとなり、更に、その後のピン3の引上げのためのつまみともなる。なお、ピンフランジ22の外周縁部の下面は、図7に図示のように下方に向けて半径が小さくなる斜面22Aに形成されて、ブッシュフランジ7にピンフランジ22が接面したとき、スクリュードライバ等のツールの先端がこじ入れられる凹みが形成される。
ピン脚部23は、ピン3がブッシュ2に本止め連結状態に挿入されたとき、先端(図7及び図8の下端)の部分が半径方向外方に拡径できるように、複数個(図示の実施形態では3個)ピンフランジ22から下方に垂下して形成されている。隣接するピン脚部23の間は周方向において間隔があり、ピン脚部23は、それぞれ独立に半径方向に拡径できるように撓められる。複数個のピン脚部23の中心は、ブッシュ脚部9の軸心部分9A(図5)を受入れる空洞24となっている。なお、ピン脚部23の数は、図示の実施形態では3個であるが、他の数、例えば、2個、4個であってもよく、複数個であれば任意の数にできる。その場合において、ブッシュ2のピン脚部受入貫通穴10及びピン脚部受入空洞11の数は、ピン脚部23の数に合わせられる。
ピン脚部23のそれぞれの先端には、ブッシュ脚部9の突部(15、19、21)に係止する第1ロック25と第2ロック26とが形成されている。第1ロック25は、図7及び図8に図示のように、ピン脚部23の軸心側に突出する係止爪の形状に形成されて、ブッシュ脚部9の仮止め維持突部19に係止してピン3をブッシュ2に対して仮止め連結状態に維持し、また、ブッシュ脚部9の本止め突部15に係止してピン3をブッシュ2に対して本止め連結(締結)状態に維持する。第1ロック25の先端は、図8に図示のようにフック形状に形成され、第1ロック25に係止するブッシュ脚部9の仮止め維持突部19の係止肩19A(図4)に係止して、ピン3がブッシュ2から仮止め連結状態から抜け外れるのを阻止する。従って、ピン3がブッシュ2に対して本止め連結状態から引上げられた場合において、ブッシュ2に対して仮止め連結状態まで引上げられるとブッシュ2がピン3と一緒に引上げられて、被取付部材からクリップ1全体を引上げることができる。
第2ロック26は、図7に図示のように、ピン脚部23の外面側に、上下に斜面26A及び26Bを有するデテント(凸部)として形成されている。第2ロック26は、ブッシュ脚部9の仮止め突部21に係止して、ピン3をブッシュ2に対して仮止め連結状態に維持するのを補助し、また、応力緩和によって半径方向外方に変形したピン脚部23の先端をブッシュ脚部9の仮止め突部21に係止させて、ピン脚部23を変形前の姿勢に強制して、ピン3の再利用(再挿入)を可能且つ容易にする。なお、第2ロック26は、図7に図示のように、上下に斜面26A及び26Bを有するデテントとして形成されて、ブッシュ脚部9の仮止め突部21に係止するが、ピン3がブッシュ2に対して本止め連結状態に挿入されるのを妨げず且つピン3がブッシュ2に対して仮止め連結状態に挿入されるのを妨げないように形成されている。
ピン脚部23の先端は、ブッシュ2のピン脚部受入貫通穴10とピン脚部受入空洞11への挿入を容易にするように、第1ロック25が形成されている部分の外面が、ピン脚部23が先細になる斜面27として形成されて、ピン先端のガイドとなっている。この斜面27は、ピン3をブッシュ2に連結するとき、ブッシュフランジ7のピン脚部挿入ガイド18(図4、図5)に案内されて、ピン3をブッシュ2に連結する作業を容易にする。
図9〜図11を参照してクリップ1を説明する。クリップ1は、既述のように、ブッシュ2とピン3とから成り、ブッシュ2にピン3が連結された状態で使用される。図9〜図11においては、ピン3がブッシュ2に対して仮止め連結状態にあり、この仮止め連結状態が、クリップ1の納品状態であり、被取付部材へ連結するための使用(締結)前の連結状態である。クリップ1の使用者は、図10の仮止め連結状態のクリップ1を持って、ブッシュ2のブッシュ脚部9を被取付部材の取付穴に挿入し、更に、ピン3をブッシュ2に挿入して、例えば、図13の本止め連結状態にして、クリップ1を被取付部材に締結し複数の被取付部材5及び6を相互に連結する。
クリップ1は、仮止め連結状態において、図10に最もよく示されるように、ピン3のピン脚部23の第1ロック25がブッシュ2のブッシュ脚部9の仮止め維持突部19に係止してピン3がブッシュ2から抜け外れるのを防止し、ピン脚部23の第2ロック26がブッシュ脚部9の仮止め突部21に係止してピン3がブッシュ2に対して仮止め連結状態にあるのを維持する。ピン3をブッシュ2に対して仮止め連結状態に挿入するとき、ピン脚部23のそれぞれは、ブッシュ2のブッシュフランジ7のピン脚部用貫通穴10へピン脚部挿入ガイド18によって案内されるので、変形のない初期使用時は勿論のこと、応力緩和による変形が生じて半径方向外側に拡径するように変形している場合でも、滑らかにピン脚部23のそれぞれはピン脚部用貫通穴10へ挿入される。また、仮止め連結状態において、ピン脚部23の第2ロック26がブッシュ脚部9の仮止め突部21に係止して、変形のない初期使用時は勿論のこと、応力緩和による変形が生じて半径方向外側に拡径するように変形している場合でも、ピン脚部23の半径方向外側への拡径変形を元の拡径変形のない状態に強制し、これによって、本止め連結状態へ挿入するとき、ピン脚部23はブッシュ脚部9のピン脚部受入空洞11に滑らかに挿入され、本止め連結の作業に支障を来たすことはない。
図12及び図13は、クリップ1の本止め連結状態を示している。図13において、第1被取付部材5の取付穴と第2被取付部材6の取付穴とが整列するように重ねられた状態で、図10の仮止め連結状態のクリップ1のブッシュ脚部9が両被取付部材の取付穴に挿入されて、クリップ1は、ブッシュフランジ7が第1被取付部材5に接面されるまで挿入される。その後、更にピン3がブッシュ2に押し込まれて、ピンフランジ22がブッシュフランジ7に接面するまでピン3がブッシュ2に挿入される。ピン脚部23は、その挿入によって、先端がブッシュ脚部9の開脚部13に当接して半径方向外方に拡径するように変形させられ、挿入の完了においてピン脚部23の第1ロック25がブッシュ脚部9の開脚部13の本止め突部15に係止する。第1ロック25が本止め突部15に係止すると、ピン脚部23が半径方向外方に拡径した状態がそのまま保持されて、図13に図示のように、第1被取付部材5と第2被取付部材6とは、ブッシュフランジ7とピン脚部23の拡径部分との間に挟持される。既述のように、ピン脚部23は3個あり、ブッシュフランジ7と3個のピン脚部23とによって、第1被取付部材5と第2被取付部材6とは相互に連結される。このように、クリップ1が第1被取付部材5及び第2被取付部材6に締結されると、第1被取付部材5及び第2被取付部材6が相互に堅く連結される。図13は、クリップ1の締結状態すなわち本止め連結状態を示している。
図13の本止め連結状態は、一般的に長期に保持され、ピン脚部23は拡径した状態に放置される。長期の本止め連結状態の後、点検や部品交換や修理において、第1被取付部材5を第2被取付部材6から取り外すことが必要となる場合がある。クリップ1を被取付部材から取り外すには、ピン3をブッシュ2から図10の仮止め連結状態に引上げればよい。これによって、ピン脚部23へ開脚部13の本止め突部15から加えられていた、半径方向外方へ変形する力がなくなり、第1被取付部材5と第2被取付部材6とを相互に連結する力がなくなる。従って、ピン3をブッシュ2から仮止め連結状態に引上げると、クリップ1が被取付部材5及び6から取り外すことができ、第1被取付部材5を第2被取付部材6から取り外すことができる。長期の本止め連結状態の後において、「応力緩和」現象によって、ピン脚部23が元の閉脚状態に戻ることができず、拡径した状態に変形してしまうことが多い。そのため、特許文献1や2のピン脚部の場合、変形を元の姿勢に戻す作業を強いられ、再締結の作業に手間がかかり、再利用又は再締結が困難になっている。
しかしながら、本発明に係るクリップ1の場合、応力緩和によってピン脚部23が拡径した状態に変形してしまっても、再締結の作業を容易にし、再利用又は再締結を容易にする。図13に加えて、図14〜図17も参照して説明する。図13の本止め連結状態から図14の仮止め連結状態にするには、先ず、図13に示すように、スクリュードライバ等のツールの先端29をブッシュフランジ7とピンフランジ22の間の隙間にいれて矢印30の方向にこじると、ピン3がブッシュ2から少し引上げられる。その後、ピンフランジ22がブッシュフランジ7から図14の仮止め連結状態の位置まで引上げられる。図14の仮止め連結状態は、図10のクリップ1の使用前の仮止め連結状態と同じである。すなわち、ピン3のピン脚部23の第1ロック25がブッシュ2のブッシュ脚部9の仮止め維持突部19に係止してピン3がブッシュ2から抜け外れるのを防止し、ピン脚部23の第2ロック26がブッシュ脚部9の仮止め突部21に係止してピン3がブッシュ2に対して仮止め連結状態にあるのを維持する。仮止め連結状態において、ピン脚部23の第2ロック26がブッシュ脚部9の仮止め突部21に係止しているので、ピン脚部23がそれぞれ応力緩和による変形が生じて半径方向外側に拡径するように変形している場合でも、仮止め突部21及びピン脚部用貫通穴10が、それぞれのピン脚部23を元の拡径変形のない状態に強制している。従って、クリップ1は、第1被取付部材5及び第2被取付部材6から容易に抜き出すことができ、これによって、第1被取付部材5及び第2被取付部材6はクリップ1の連結から外れるので、第1被取付部材5を第2被取付部材6から外すことができる。クリップ1の再利用又は再締結において、図14に示すように、仮止め連結状態にあるクリップ1では、ピン脚部23の第2ロック26がブッシュ脚部9の仮止め突部21に係止し、応力緩和による変形が生じているピン脚部23は、仮止め突部21及びピン脚部用貫通穴10によって元の拡径変形のない状態に強制されているので、ピン3をそのままブッシュ2に対して本止め連結状態に押し込むことができる。上記のとおり、ブッシュフランジ7のピン脚部用貫通穴10及び仮止め突部21は、ピン脚部用貫通穴10に挿入されたピン脚部23の先端が半径方向外方に拡径するように変形していても、ピン脚部23を半径方向内方に撓めるように強制する形状に形成されており、本止め連結状態にあるピン脚部23を仮止め連結状態の位置に戻したときに、応力緩和によって変形したピン脚部23の先端が変形の前の状態に戻される。
図16は、第2被取付部材6Aが、第1被取付部材5の取付穴より小径の取付穴31を有する場合でも、クリップ1が再利用できることを示している。図16において、クリップ1のブッシュ脚部9が、第1被取付部材5及び第2被取付部材6Aの取付穴に挿入されてピン3が仮止め連結状態からブッシュ2に少し押し込まれている。第2被取付部材6Aの取付穴30が第1被取付部材5の取付穴より小径であっても、応力緩和による変形が生じているピン脚部23が仮止め突部21及びピン脚部用貫通穴10によって元の拡径変形のない状態に強制されており、ピン脚部23の先端には先細に形成する斜面27が形成されているので、ピン脚部23の押し込みは阻害されず、ピン脚部23の先端の第1ロック25は開脚部13の本止め突部15に係止して、本止め連結を保持する。
なお、仮止め連結状態にある、応力緩和による変形が生じているピン脚部23がブッシュ2から抜け外れた場合において、ピン脚部23をブッシュ2に連結するように再挿入するときにも、ピン脚部23の先端には先細に形成する斜面27が形成され、ブッシュ2のブッシュフランジ7にはピン脚部用貫通穴10へ導くピン脚部挿入ガイド18が形成されているので、ピン脚部23をブッシュ2に再挿入するのは容易に行われる。
1 クリップ
2 ブッシュ
3 ピン
5 第1被取付部材
6:6A 第2被取付部材
7 ブッシュフランジ
9 ブッシュ脚部
10 ピン脚部用貫通穴
11 ピン脚部受入空洞
13 開脚部
14 ピン脚部開脚ガイド
15 本止め突部
17 ブッシュフランジの凹部
18 ピン脚部挿入ガイド
19 仮止め維持突部
21 仮止め突部
22 ピンフランジ
23 ピン脚部
25 第1ロック
26 第2ロック
27 ピン脚部先端の斜面

Claims (6)

  1. ブッシュフランジと該ブッシュフランジから垂下するブッシュ脚部を有するブッシュと、ブッシュに挿入されるピン脚部と該ピン脚部より大径のピンフランジを有するピンとから成り、前記ピンが仮止め連結された前記ブッシュの前記ブッシュ脚部が複数の被取付部材の穴に挿入され、前記ピンが更に前記ブッシュに挿入されて前記ピン脚部が拡径された本止め連結状態にされ、前記ピン脚部の拡径部分と前記ブッシュフランジとによって複数の被取付部材が挟持されて該被取付部材が相互に連結されるクリップであって、
    前記ピンフランジからは複数個の前記ピン脚部が間隔をおいて垂下して該ピン脚部のそれぞれが先端部分において半径方向外方に拡径することができ、
    前記ブッシュのブッシュフランジ及び前記ブッシュのブッシュ脚部には、複数個の前記ピン脚部が挿入される貫通穴及び空洞が前記ピン脚部の数に合わせてそれぞれ複数個形成され、前記ブッシュ脚部の中央部は中実の軸心部分であり、前記ブッシュ脚部の先端には、前記軸心部分に続いて、前記空洞に挿入されてくる前記ピン脚部のそれぞれを拡径状態にするように、該ブッシュ脚部の半径方向外方に張出す剛体の開脚部が形成されており、
    前記ピン脚部の先端には、前記ブッシュ脚部の前記空洞に挿入された該ピン脚部の先端を前記開脚部で拡径した本止め連結状態に維持するように、前記ブッシュ脚部の前記開脚部に設けられた本止め突部に係止する第1ロックが形成されており、
    前記ピン脚部の先端には、前記第1ロックとは別の位置に、前記ブッシュフランジの前記貫通穴に挿入された該ピン脚部の先端を前記貫通穴又は該貫通穴に隣接する前記空洞の部分で前記ブッシュに仮止め連結するように、前記ブッシュ脚部の前記貫通穴に設けられた仮止め突部に係止する第2ロックが形成されて、前記ピンが前記仮止め連結された前記ブッシュの前記ブッシュ脚部を被取付部材の取付穴に挿入することができ、更に、前記ピン脚部を前記ブッシュ脚部の前記空洞に挿入して前記本止め連結状態に押し込むことができるようになっており、前記本止め連結状態でも、前記ブッシュの前記ブッシュ脚部は拡径せず、
    前記ブッシュフランジの貫通穴は、前記ピン脚部の先端のそれぞれを、前記被取付部材の取付穴に挿入できるように、半径方向への拡径を規制する大きさであり、
    前記ブッシュフランジの前記貫通穴及び前記仮止め突部は、該貫通穴に挿入された前記ピン脚部の先端が半径方向外方に拡径するように変形していても該ピン脚部を半径方向内方に撓めるように強制する形状に形成されており、前記本止め連結状態にある前記ピン脚部を前記仮止め連結状態の位置に戻したときに、応力緩和によって変形した前記ピン脚部の先端が前記変形の前の姿勢に規制される、ことを特徴とするクリップ。
  2. 請求項1に記載のクリップにおいて、前記ブッシュフランジの前記貫通穴には、前記仮止め連結状態から前記ピンが前記ブッシュから抜け外れないように、前記仮止め連結状態の前記ピン脚部の前記第1ロックに係止する仮止め維持突部が形成されており、前記ブッシュフランジの前記仮止め突部は、前記仮止め維持突部とは別の位置に形成され且つ前記ピン脚部の第2ロックへは該ピン脚部の挿入を妨げないように係止する形状に形成されている、ことを特徴とするクリップ。
  3. 請求項2に記載のクリップにおいて、前記ピン脚部は3個であり、前記ブッシュフランジの前記貫通穴及び前記ブッシュ脚部の空洞は、前記ピン脚部の個数に合わせて3個形成されている、ことを特徴とするクリップ。
  4. 請求項3に記載のクリップにおいて、前記第1ロック及び前記第2ロックは、前記ピン脚部のそれぞれに設けられており、前記ブッシュの前記仮止め維持突部及び前記仮止め突部は、前記ブッシュの少なくとも1つの前記貫通穴に設けられている、ことを特徴とするクリップ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のクリップにおいて、前記ブッシュの前記貫通穴には、該貫通穴の入口を大きく開放して該貫通穴への前記ピン脚部の挿入を容易にするピン脚部挿入ガイドが形成されている、ことを特徴とするクリップ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のクリップにおいて、前記ブッシュフランジには前記ピンフランジを前記本止め連結状態のときに収容する凹部が形成されており、該凹部にある前記ピンフランジと前記ブッシュフランジとの間には、ツール先端をこじ入れることができる隙間が形成されている、ことを特徴とするクリップ。
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