JP5547909B2 - 塩化ビニル樹脂三層管 - Google Patents

塩化ビニル樹脂三層管 Download PDF

Info

Publication number
JP5547909B2
JP5547909B2 JP2009130602A JP2009130602A JP5547909B2 JP 5547909 B2 JP5547909 B2 JP 5547909B2 JP 2009130602 A JP2009130602 A JP 2009130602A JP 2009130602 A JP2009130602 A JP 2009130602A JP 5547909 B2 JP5547909 B2 JP 5547909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
chloride resin
layer
resin composition
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009130602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010274577A (ja
Inventor
博司 富田
卓弥 西岡
博之 畑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2009130602A priority Critical patent/JP5547909B2/ja
Publication of JP2010274577A publication Critical patent/JP2010274577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5547909B2 publication Critical patent/JP5547909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、塩化ビニル樹脂三層管に関する。
従来廃棄や焼却処分されていた塩化ビニル樹脂成形品の派生品や廃材の有効利用を図るため、塩化ビニル樹脂三層管が提案され(特許文献1参照)、既に上市されている。
すなわち、この塩化ビニル樹脂三層管は、外層と、内層と、外層及び内層との間に設けられた中間層とを備え、表面に露出しない中間層に廃棄や焼却処分されていた塩化ビニル樹脂成形品の派生品や廃材を用いた再生樹脂を用いるようにしている。
ところで、上記塩化ビニル樹脂三層管の場合、中間層は、軽量化のために発泡させる場合もあるが、中間層を発泡させたものにおいては、低強度の発泡層を有するため、耐衝撃性能が非発泡の硬質塩化ビニル管に比べて劣るという問題がある。
また、従来の塩化ビニル樹脂三層管は、内層が耐熱性の点で問題があり、温水配管などに用いることができなかった。
特開2001−41362号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、耐衝撃性に優れると共に、温水配管として用いることができる耐熱性を備えた塩化ビニル樹脂三層管を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる塩化ビニル樹脂三層管は、外層と、内層と、外層及び内層との間に設けられた中間層とを有し、外層がアクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)または衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)によって形成され、内層が塩素化塩化ビニル系樹脂組成物(C)によって形成されているとともに、外層が管肉厚の10%以上の厚さ、内層が管肉厚の12%以上の厚さを有し、中間層が管肉厚の0%を超え78%未満の厚さを備えている硬質塩化ビニル系樹脂三層管であって、前記中間層が熱膨張性黒鉛を含む塩化ビニル系樹脂組成物によって形成されていることを特徴としている。
本発明において、外層となるアクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)としては、特に限定されないが、例えば、単独重合体のガラス転移温度が−60℃以下であるラジカル重合性モノマーの1種又は2種以上100重量部、及び、多官能性モノマー0〜30重量部からなる共重合体(a−1)30〜95重量%に、単独重合体のガラス転移温度が−55℃以上であるアクリレート(但し、単独重合体のガラス転移温度が−20℃以上であるアクリレートは除く)の1種又は2種以上100重量部、及び、多官能性モノマー0.1〜30重量部からなる混合モノマー(a−2)5〜70重量%をグラフト共重合させたコア・シェル型共重合体(a)1〜30重量%と、塩化ビニル99〜 70重量%とをグラフト共重合させてなるアクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A−1)が挙げられる。
上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A−1)において、上記共重合体(a−1)を得るにあたって用いられるラジカル重合性モノマーは、単独重合体のガラス転移温度が−60℃以下である。−60℃を超えると、低温においてゴム弾性を発揮することができないので、上記範囲に限定される。
上記単独重合体のガラス転移温度が−60℃以下であるラジカル重合性モノマーとしては特に限定されず、例えば、ブタジエン、イソプレン、2−エチルブタジエン、2−プロピルブタジエン等のジエン類;エチレン、1−オクテン、2−メチルプロピレン等のアル
ケン類;n−ヘプチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、2−メチルヘプチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−ノニルアクリレート、2−メチルオクチルアクリレート、2−エチルヘプチルアクリレート、n−デシルアクリレート、2−メチルノニルアクリレート、2−エチルオクチルアクリレート等のアルキルアクリレート類;n−ペンチルビニルエーテル、n−ヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニル
エーテル、n−ヘプチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル等のビニルエーテル類、4−デシルスチレン等が挙げられ、これらは単独または2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記共重合体(a−1)を得るにあたって用いられる多官能性モノマーは、上記共重合体(a−1)を架橋し、上記共重合体(a−1)粒子の合着を起こしにくくし、更に得られる塩化ビニル系樹脂の耐衝撃性を向上させる目的で添加される。
上記多官能性モノマーとしては特に限定されず、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)アクリレート;ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシネート、トリアリルイソシアヌレート等のジアリル化合物又はトリアリル化合物;ジビニルベンゼン、ブタジエン等のジビニル化合物等が挙げられ、これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
上記共重合体(a−1)を形成する上記単独重合体のガラス転移温度が−60℃以下であるラジカル重合性モノマーに対する上記多官能性モノマーの添加量は、上記単独重合体のガラス転移温度が−60℃以下であるラジカル重合性モノマー100重量部に対して、多官能性モノマー0〜30重量部である。30重量部を超えると、架橋密度の上昇により耐衝撃性が得られにくくなるので、上記範囲に限定される。好ましくは0〜5重量部である。
上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A−1)は、次に、上記共重合体(a−1)30〜95重量%に、単独重合体のガラス転移温度が−55℃以上であるアクリレートの1種又は2種以上100重量部と、多官能性モノマー0.1〜30重量部からなる混合モノマー(a−2)5〜70重量%をグラフト共重合させてコア・シェル型共重合体(a)を得る。
上記混合モノマー(a−2)は、アクリレートと、多官能性モノマーとからなる。上記アクリレートは、単独重合体のガラス転移温度が−55℃以上である。−55℃未満であると、得られる塩化ビニル系樹脂の成形品の表面に蝋状の物質がブリードアウトして表面がべたついたりねばついたりして管の外観を損ねるおそれがあるので、上記範囲に限定される。
上記単独共重合体のガラス転移温度が−55℃以上であるアクリレートモノマーとしては特に限定されず、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ミリスチルアクリレート、パルミチルアクリレート、ステアリルアクリレート等のアルキルアクリレート;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等の極性基含有アクリレート等が挙げられ、これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
上記混合モノマー(a−2)を製造するにあたって用いられる多官能性モノマーは、得られる塩化ビニル系樹脂の耐衝撃性を向上させる目的で添加される。上記多官能性モノマーとしては特に限定されず、上記共重合体(a−1)を得るにあたって用いられる多官能性モノマーとして例示したものと同一のものを用いることができる。
上記単独重合体のガラス転移温度が−55℃以上であるアクリレートモノマーに対する上記多官能性モノマーの添加量は、アクリレートモノマー100重量部に対して、多官能性モノマー0.1〜30重量部である。0.1重量部未満であると、架橋密度の低下にともない、得られる塩化ビニル系樹脂の耐衝撃性が得られにくくなり、30重量部を超えると、架橋密度の過多により耐衝撃性が得られにくくなるので、上記範囲に限定される。好ましくは0.5〜8重量部である。
上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A−1)においては、上記共重合体(a−1)30〜95重量%に、上記混合モノマー(a−2)5〜70重量%をグラフト共重合させてコア・シェル型共重合体(a)を得る。
上記共重合体(a−1)の量が30重量%未満であると、低温で充分な耐衝撃性が得られず、95重量%を超えると、管の表面にべたつきが現れるため、上記範囲に限定される。
上記コア・シェル型共重合体(a)を得るためのグラフト共重合の方法としては特に限定されず、例えば、乳化重合法、懸濁重合法等が挙げられるが、耐衝撃性の発現性が良いことから、乳化重合法が好ましい。
上記方法により得られるコア・シェル型共重合体(a)は、まずガラス転移温度が著しく低い共重合体(a−1)を合成し、その外側部にガラス転移温度の高いシェル共重合体を形成させて得られる。上記乳化重合法においては、乳化分散剤及び重合開始剤を用いることができる。上記乳化分散剤は、上記混合モノマー(a−2)の乳化液中での分散安定性を向上させ、重合を効率的に行う目的で添加される。上記乳化分散剤としては特に限定されず、例えば、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、部分ケン化ポリ酢酸ビニル、セルロース系分散剤、ゼラチン等が挙げられる。
上記アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェート(第一工業製薬社製、商品名「ハイテノールN−08」)等が挙げられる。上記重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素水等の水溶性重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド等の有機系過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系開始剤等が挙げられる。
上記乳化重合法では、必要に応じてpH調整剤、酸化防止剤等が添加されてもよい。上記乳化重合法は、モノマー添加法の違いから、一括重合法、モノマー滴下法エマルジョン滴下法の3つに大別されるが、特に限定されるものではない。上記一括重合法とは、例えば、ジャケット付重合反応器内に、純水、乳化分散剤、重合開始剤、上記混合モノマーを一括して添加し、窒素気流による酸素除去及び加圧の条件下において、攪拌により充分乳化した後、器内をジャケットにより加熱することで重合する方法である。
また、モノマー滴下法とは、例えば、ジャケット付重合反応器内に純水、乳化分散剤、重合開始剤を入れ、窒素気流下による酸素除去及び加圧の条件下において、まず器内をジャケットにより加熱した後、上記混合モノマー(a−2)を一定量ずつ滴下することにより徐々に重合する方法である。
また、エマルジョン滴下法とは、例えば、上記混合モノマー(a−2)、乳化分散剤、純水を攪拌により充分乳化することにより予め乳化モノマーを調整し、次いでジャケット付重合反応器内に純水、重合開始剤を入れ、窒素気流下による酸素除去及び加圧の条件下において、まず器内をジャケットにより加熱した後、上記乳化モノマーを一定量ずつ滴下することにより重合する方法である。
上記コア・シェル型共重合体(a)を形成するには、上記3つのモノマー添加方法のいずれを用いてもよく、その方法は、まず共重合体(a−1)を形成するための上記混合モノマー(a−2)又は乳化モノマーを一括添加若しくは滴下し、重合反応を行ってコア粒子を合成する。続いて新たにシェル共重合体を形成するための上記混合モノマー(a−2)又は乳化モノマーを一括添加若しくは滴下し、コアとなる共重合体(a−1)粒子との共重合を行って、共重合体(a−1)粒子の表面上にシェル部を形成させる。
上記シェル部の形成は、共重合体(a−1)粒子合成と同一の重合過程で行ってもよく、共重合体(a−1)粒子を合成・回収した後、改めてモノマーを添加してシェル部の重合・形成を行ってもよい。但し後者の場合、シェル部の重合時に新たに上記重合開始剤を再添加する必要がある。
上記共重合体(a−1)の粒子直径としては、耐衝撃性を発現させるために、0.01〜1μmであることが好ましい。
上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A−1)は、その後、上記コア・シェル型共重合体(a)1〜30重量%と、塩化ビニル99〜70重量%とをグラフト共重合させる。上記コア・シェル型共重合体(a)の割合が1重量%未満であると、充分な耐衝撃性が得られにくくなり、30重量%を超えると、曲げ強度や引張強度等の機械的強度が低くなるので、上記範囲に限定される。好ましくは4〜20重量%である。
上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A−1)を得るためのグラフト共重合の方法としては特に限定されず、例えば、懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合法、塊状重合法等が挙げられるが、本発明を有利に実施するためには、懸濁重合法が好ましい。上記懸濁重合法にあたっては、分散剤及び油溶性重合開始剤を用いる。
上記分散剤は、上記コア・シェル型共重合体(a)の分散安定性を向上させ、塩化ビニルのグラフト重合を効率的に行う目的で添加される。上記分散剤としては特に限定されず、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール及びその部分ケン化物、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、デンプン、無水マレイン酸−スチレン共重合体等が挙げられ、これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
上記油溶性重合開始剤としては、ラジカル重合開始剤がグラフト共重合に有利であるという理由から好適に用いられる。上記ラジカル重合開始剤としては特に限定されず、例えば、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシピバレート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジオクチルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、α−クミルパーオキシネオデカノエート等の有機パーオキサイド類;2,2−アゾビスイソブチロニトリル、2,2−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル等のアゾ化合物等が挙げられる。
また、上記懸濁重合法では、必要に応じてpH調整剤、酸化防止剤等が添加されてもよい。
上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A−1)の具体的な製造方法としては、例えば、攪拌機及びジャケットを備えた反応容器に、純水、上記コア・シェル型共重合体(a)、分散剤、油溶性重合開始剤及び水溶性増粘剤、必要に応じて重合度調節剤等を投入し、その後、真空ポンプで重合器内の空気を排出し、更に攪拌条件下に塩化ビニル及び必要に応じて他のビニルモノマーを投入した後、反応容器内をジャケットにより加熱し、塩化ビニルのグラフト共重合を行う方法等が挙げられる。
上記塩化ビニルのグラフト共重合は発熱反応であるので、ジャケット温度を変えることにより反応容器内の重合温度を制御することができる。反応終了後は、未反応の塩化ビニルを除去しスラリー状にし、更に脱水乾燥する。
上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A−1)中のポリ塩化ビニルの重合度は、低いと成形品の充分な成形性が得られにくくなるため、好ましくは300〜2000、更に好ましくは400〜1400である。
上記衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)に使用される衝撃改質剤としては、は、主成分となる塩化ビニル系樹脂に必要な耐衝撃性を付与することができれば、特に限定されないが、例えば、MBS(メタクリル酸メチル−ブタジエン‐スチレン共重合体) 、アクリルゴム、シリコン系アクリルゴム、CPE(塩素化ポリエチレン)等が挙げられる。
上記衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)において、主成分となる塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニル単独重合体でも構わないし、上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)を用いることができる。
また、上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)または衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)は、JIS K 7111に規定されているシャルピー試験で、20℃において18kJ/m2以上の耐衝撃強度を備えていることが好ましい。
上記アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)及び衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)には、必要に応じて熱安定剤、安定化助剤、滑剤、加工助剤、酸化防止剤、光安定剤、顔料、充填剤等を添加してもよい。
上記熱安定剤としては特に限定されず、例えば、ジメチル錫メルカプト、ジブチル錫メ
ルカプト、ジオクチル錫メルカプト、ジブチル錫マレート、ジブチル錫マレートポリマー
、ジオクチル錫マレート、ジオクチル錫マレートポリマー、ジブチル錫ラウレート、ジブ
チル錫ラウレートポリマー等の有機錫安定剤、ステアリン酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、三
塩基性硫酸鉛等の鉛系安定剤、カルシウム− 亜鉛系安定剤、バリウム− 亜鉛系安定剤、バリウム− カドミウム系安定剤等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記の安定化助剤としては特に限定されず、例えば、エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ豆油、エポキシ化テトラヒドロフタレート、エポキシ化ポリブタジエン、リン酸エス
テル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記の滑剤としては、内部滑剤、外部滑剤等が挙げられる。上記の内部滑剤は、成形加
工時の溶融樹脂の流動粘度を下げ、摩擦発熱を防止する目的で使用される。上記の内部滑
剤としては特に限定されず、例えば、ブチルステアレート、ラウリルアルコール、ステア
リルステアレート、エポキシ化大豆油、グリセリンモノステアレート、ステアリン酸、ビ
スアミド等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記の外部滑剤は、成形加工時の溶融樹脂と金属面との滑り効果を上げる目的で使用さ
れる。上記の外部滑剤としては特に限定されず、例えば、モンタン酸系ワックス、パラフィン系ワックス、ポリオレフイン系ワックス、エステル系ワックス等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記の加工助剤としては特に限定されず、例えば、重量平均分子10万〜200万のア
ルキルアクリレート/ アルキルメタクリレート共重合体であるアクリル系加工助剤が挙げられ、具体例としては、n−ブチルアクリレート/メチルメタクリレート共重合体、2−エチルヘキシルアクリレート/メチルメタクリレート/ブチルメタクリレート共重合体等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記の酸化防止剤としては特に限定されず、例えば、フェノール系抗酸化剤等が挙げら
れる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。上記の光安定剤として
は特に限定されず、例えば、サリチル酸エステル系、べンゾフェノン系、べンゾトリアゾ
ール系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤、あるいはヒンダードアミン系の光安定
剤等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記顔料としては特に限定されず、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、スレン系、染
料レーキ系等の有機顔料、酸化物系、クロム酸モリブデン系、硫化物・セレン化物系、フ
ェロシアン化物系、カーボンブラック等の無機顔料等が挙げられる。しかし、赤外線を吸
収しにくいという観点から、有機系の黒色顔料が望ましい。これらは単独で用いてもよく
、2種以上を併用してもよい。
上記外層の厚さは、管肉厚の10%以上の厚さに限定される。
すなわち、外層の厚さが、管肉厚の10%未満の厚さであると、耐衝撃性硬質塩化ビニル管(HI管)の衝撃強度を保持できない。
本発明において、内層として用いる塩素化塩化ビニル系樹脂組成物(C)としては、塩素化塩化ビニル樹脂が単独で用いられてもよいし、必要に応じて、ポリ塩化ビニル樹脂、アルキル錫メルカプト化合物やアルキル錫マレート等の熱安定剤、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、アジピン酸−2−エチルヘキシル(DOA)等の可塑剤;ポリエチレン系ワックス、エステル系ワックス、ステアリン酸、モンタン酸系ワックス、カルシウムステアレート等の滑剤;アクリル系、塩素化ポリエチレン系などの耐衝撃性強化剤;顔料;帯電防止剤;難燃剤;炭酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ等の無機充填剤、メタクリル酸エステル系樹脂等の加工助剤などが添加されてもよい。
上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物(C)に用いる塩素化塩化ビニル樹脂としては、特に限定されないが、塩素含有量が60〜71重量%であって、塩素化塩化ビニルの平均重合度が600〜1400のものが好適である。
すなわち、塩素含有量が60重量%未満では十分な耐熱性が得られず、また、71重量%を超えると成形性が困難になるおそれがある。なお、塩素含有量は、JIS K7229に準拠して酸素フラスコ燃焼法による中和適定により決定される。
一方、塩素化塩化ビニル樹脂の平均重合度が600未満では、管の衝撃強度が低下する場合があり、1400より大きくなると成形性が悪くなる場合がある。なお、上記平均重合度とは、塩化ビニル系樹脂をテトラヒドロフラン(THF)に溶解させ、濾過により不溶成分を除去した後、濾液中のTHFを乾燥除去して得た樹脂を試料とし、JIS K−6721「塩化ビニル樹脂試験方法」に準拠して測定した平均重合度を意味する。
塩素化塩化ビニル樹脂は、塩化ビニル樹脂を塩素化して得られるが、塩素化の方法は、従来公知の光塩素化方法、熱塩素化方法等が用いられ、工業的には光塩素化方法が好ましい。塩素含有量を前記の範囲に調整する方法としては、反応段階で調整してもよいし、高塩素含有量の塩化ビニル樹脂と低塩素含有量の塩化ビニル樹脂とをブレンドして調整してもよい。
上記によって塩素化される前の塩化ビニル樹脂としては、塩化ビニル単独重合体、塩化ビニルモノマーと共重合可能な不飽和結合を有する共重合モノマーとの共重合体、重合体に塩化ビニルモノマーをグラフト共重合したグラフト共重合体などが挙げられ、これらの重合体が単独で用いられてもよいし、また2種以上が併用されてもよい。
重合方法は、従来公知の塊状重合、溶液重合、乳化重合などが用いられ、上記重合度は重合段階で調整される。
塩化ビニルと共重合可能な不飽和結合を有する共重合モノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン等のα−オレフィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;ブチルビニルエーテル, セチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチルアクリレート、フェニルメタクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類;スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類;N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のN−置換マレイミド類等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が使用される。
本発明に用いる塩素化塩化ビニル樹脂組成物(C)には、必要に応じて、ポリ塩化ビニル樹脂、アルキル錫メルカプト化合物やアルキル錫マレート等の熱安定剤、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、アジピン酸−2−エチルヘキシル(DOA)等の可塑剤;ポリエチレン系ワックス、エステル系ワックス、ステアリン酸、モンタン酸系ワックス、カルシウムステアレート等の滑剤;アクリル系、塩素化ポリエチレン系などの耐衝撃性強化剤;顔料;帯電防止剤;難燃剤;炭酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ等の無機充填剤、メタクリル酸エステル系樹脂等の加工助剤などが添加されて、従来公知の手段により、各成分を均一に混合して製造される。
上記内層の厚さは、管肉厚の12%以上の厚さに限定される。
すなわち、内層の厚さが管肉厚の12%未満の厚さであると、JISK6776の耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管に規定される性能を保持できない。
上記熱膨張性黒鉛を含む塩化ビニル樹脂組成物に用いられる塩化ビニル樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル単独重合体;塩化ビニルモノマーと、該塩化ビニルモノマーと共重合可能な不飽和結合を有するモノマーとの共重合体;塩化ビニル以外の(共)重合体に塩化ビニルをグラフト共重合したグラフト共重合体等が挙げられ、これらは単独で使用されてもよく、2種以上が併用されてもよい。又、必要に応じて上記塩化ビニル系樹脂を塩素化してもよい。
上記塩化ビニルモノマーと共重合可能な不飽和結合を有するモノマーとしては、特に限定されず、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン等のα−オレフィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;ブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチルアクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類;スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のN−置換マレイミド類などが挙げられ、これらは単独で使用されてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記塩化ビニルをグラフト共重合する重合体としては、塩化ビニルをグラフト共重合するものであれば、特に限定されず、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−ブチルアクリレート−一酸化炭素共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリウレタン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレンなどが挙げられ、これらは単独で使用されてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記塩化ビニル樹脂の平均重合度は、特に限定されるものではないが、小さくなると成形体の物性低下が起こり、大きくなると溶融粘度が高くなって成形が困難になるので、400〜1600が好ましく、600〜1400が、特に好ましい。尚、上記平均重合度とは、塩化ビニル系樹脂をテトラヒドロフラン(THF)に溶解させ、濾過により不溶成分を除去した後、濾液中のTHFを乾燥除去して得た樹脂を試料とし、JIS K−6721「塩化ビニル樹脂試験方法」に準拠して測定した平均重合度を意味する。
上記塩化ビニル系樹脂の重合方法は、特に限定されず、従来公知の任意の重合方法が採用されてよく、例えば、塊状重合方法、溶液重合方法、乳化重合方法、懸濁重合方法等が挙げられる。
上記熱膨張性黒鉛を含む塩化ビニル樹脂組成物用いられる熱膨張性黒鉛は、天然鱗状グラファイト、熱分解グラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と濃硝酸、過塩素酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸化水素等の強酸化剤とで、黒鉛の層間に無機酸を挿入する酸処理をした後、pH調整して得られる炭素の層状構造を維持したままの結晶化合物であって、pH1.5〜4.0に調整された熱膨張性黒鉛、および、1.3倍膨張温度が180℃〜240℃の熱膨張性黒鉛を用いることが好ましい。
すなわち、熱膨張性黒鉛のpHが1.5未満であると、酸性が強すぎて、成形装置の腐食などを引き起こしやすく、pHが4.0を超えると、塩化ビニル系樹脂の炭化促進効果が薄れ、十分な耐火性能が得られなくなる恐れがある。
上記熱膨張性黒鉛のpH調整方法は、特に限定されないが、通常、上記のように、原料黒鉛の層間に無機酸を挿入する酸処理をした状態では、pH1以下になっているため、例えば、酸処理後の黒鉛を水で洗浄して、黒鉛の表面に残存する酸を除去した後、乾燥させる方法が挙げられる。すなわち、熱膨張性黒鉛のpHを上昇させるには、水洗と乾燥とを繰り返せばよい。
一方、熱膨張性黒鉛の1.3倍膨張温度が180℃未満であると、成形中に熱膨張性黒鉛が膨張してしまうことがあり、管の外観不良を引き起こす上、燃焼時の耐火性が低下してしまう恐れがあり、熱膨張性黒鉛の1.3倍膨張温度が240℃を超えると、成形中に熱膨張性黒鉛の膨張が開始してしまう恐れはないものの、燃焼時において、塩化ビニル系樹脂の熱分解(発泡)が進行し、塩化ビニル系樹脂の柔軟性が低下してしまった後に、熱膨張性黒鉛が膨張するため、塩化ビニル系樹脂が、熱膨張性黒鉛の膨張に耐え切れなくなり、バラバラに崩壊してしまう恐れがある。
なお、1.3倍膨張温度とは、加熱炉内を一定温度にして、熱膨張性黒鉛の試料を30分加熱した後の熱膨張性黒鉛の膨張倍率が、1.3以上になる温度を意味する。また、膨張倍率は、加熱後の試料の体積を加熱前の試料の体積で除することで求められる。
上記熱膨張性黒鉛の粒径は、特に限定されないが、好ましくは100〜400μmであり、さらに好ましくは120〜350μmである。すなわち、粒径が細かくなりすぎると、耐火性樹脂組成物の膨張率が低下してしまう恐れがある。一方、粒径が大きくなりすぎると、加熱により組織が熱膨張しすぎて、その形状を保持できずに残渣が脱落し、耐火性が低下してしまうし、耐火性樹脂組成物を配管材としたときの引張強度や扁平強度などの物性が低下してしまい、管材として必要な機械的強度が得られなくなってしまう恐れがある。
熱膨張性黒鉛の配合割合は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、熱膨張性黒鉛を1〜10重量部(1〜8重量部の割合で含むものがより好ましく、2〜7重量部の割合で含むものがさらに好ましい。)好ましい。
すなわち、熱膨張性黒鉛が1重量部未満であると、燃焼時に、十分な熱膨張性が得られず、所望の耐火性が得られず、10重量部を超えると、加熱により熱膨張しすぎて、その形状を保持できずに残渣が脱落し、耐火性が低下してしまうためである。
また、熱膨張性黒鉛を含む塩化ビニル系樹脂組成物には、本発明の目的を阻害しない範囲で、必要に応じて安定剤、無機充填剤、難燃剤、滑剤、加工助剤、衝撃改質剤、耐熱向上剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、顔料、可塑剤、熱可塑性エラストマーなどの添加剤が添加されていてもよい。
上記安定剤としては、特に限定されないが、鉛系安定剤、有機スズ安定剤、高級脂肪酸金属塩等が挙げられ、これらが単独であるいは複合して用いられる。
鉛系安定剤としては、例えば、鉛白、塩基性亜硫酸鉛、三塩基性硫酸鉛、二塩基性亜リン酸鉛、二塩基性フタル酸鉛、三塩基性マレイン酸鉛、シリカゲル共沈ケイ酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉛、ナフテン酸鉛が挙げられる。
また、有機スズ系安定剤としては、例えば、ジブチル錫メルカプト、ジオクチル錫メルカプト、ジメチル錫メルカプトなどのメルカプチド類;ジブチル錫マレート、ジブチル錫マレートポリマー、ジオクチル錫マレート、ジオクチル錫マレートポリマーなどのマレート類;ジブチル錫メルカプトジブチル錫ラウレート、ジブチル錫ラウレートポリマーなどのカルボキシレート類が挙げられる。
高級脂肪酸金属塩(金属石ケン)としては、例えば、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、リシノール酸カルシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸バリウム、ラウリン酸バリウム、リシノール酸バリウム、ステアリン酸カドミウム、ラウリン酸カドミウム、リシノール酸カドミウム、ナフテン酸カドミウム、2−エチルヘキソイン酸カドミウム、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、リシノール酸亜鉛、2−エチルヘキソイン酸亜鉛、ステアリン酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ナフテン酸鉛が挙げられる。
上記安定剤の配合割合は、特に限定されないが、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.3〜5.0重量部とすることが好ましい。
すなわち、安定剤の配合割合が0.3重量部未満であると、成形時における塩化ビニル系樹脂の熱安定性が確保されにくく、成形中に炭化物が出やすくなってしまう恐れがあり、5.0重量部を超えると、燃焼時における塩化ビニル系樹脂の炭化促進を阻害して十分な耐火性能が得られなくなる恐れがある。
無機充填剤としては、特に限定されず、例えば、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化アンチモン、フェライト類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーンナイト、ハイドロタルサイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊維、ケイ酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ、脱水汚泥等が候補に挙げられ、これらのうち、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸バリウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、酸化鉄等の塩基性無機充填剤を用いることが好ましい。
これらは、単独でも、2種以上を混合して用いてもよい。
また、無機充填剤の配合割合は、特に限定されないが、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.3〜50重量部の割合とすることが好ましく、2〜5重量部の割合とすることがより好ましい。すなわち、無機充填剤が0.3重量部未満であると、燃焼時に、骨材的な働きがなされず、その形状を保持できずに残渣が脱落して、耐火性が低下してしまう恐れがあり、50重量部を超えると、組成物全体に対する塩化ビニル系樹脂の割合が低くなるため、引張強度が低下してしまう恐れがある。
特に、熱膨張性黒鉛として、pHを1.5〜4.0に調整されたものを用いる場合には、上記塩基性無機充填剤を塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.3〜5.0重量部の割合で配合することが好ましい。すなわち、塩基性無機充填剤の配合割合が塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.3重量部未満であると、成形時における塩化ビニル系樹脂の熱安定性が確保されず、成形中に炭化物が出やすくなってしまい、塩基性化合物が5.0重量部を超えると、燃焼時における塩化ビニル系樹脂の炭化促進を阻害することとなり、耐火性能の著しい向上が見られなくなる恐れがある。
上記難燃剤としては、燃焼時の難燃性を高めるためのものであれば特に限定されず、例えば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の水酸化物、ハイドロタルサイト、二酸化アンチモン、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン等の酸化アンチモン、三酸化モリブデン、二硫化モリブデン、アンモニウムモリブデート等のモリブデン化合物、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロムエタン、テトラブロムエタン、テトラブロムエタン等の臭素系化合物、トリフェニルフォスフェート、アンモニウムポリフォスフェート等のリン系化合物、ホウ酸カルシウム、ホウ酸亜鉛などが挙げられるが、ポリ塩化ビニルの燃焼抑制効果としては、三酸化アンチモンが特に好ましい。アンチモン化合物は、ハロゲン系化合物の存在下では、高温条件のもとで、ハロゲン化アンチモン化合物を作り、燃焼サイクルを抑制させる効果が非常に強く、相乗効果が著しいからである。
難燃剤を併用することにより、燃焼時において、熱膨張性黒鉛の膨張による断熱効果と難燃剤による燃焼遅延効果が相乗効果を発揮して、より効率的に耐火性能を向上させることができる。難燃剤の添加部数は、特に限定されないが、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、1重量部以上20重量部以下、添加されていることが好ましい。難燃剤が1重量部未満であると、十分な相乗効果が得られにくいし、難燃剤が20重量部を超えて添加されると、成形性や物性が著しく低下してしまう恐れがあるからである。
上記熱安定化助剤としては特に限定されず、例えば、エポキシ化大豆油、リン酸エステル、ポリオール、ハイドロタルサイト、ゼオライト等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
上記滑剤としては、内部滑剤、外部滑剤が挙げられる。
内部滑剤は、成形加工時の溶融樹脂の流動粘度を下げ、摩擦発熱を防止する目的で使用される。上記内部滑剤としては特に限定されず、例えば、ブチルステアレート、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、エポキシ大豆油、グリセリンモノステアレート、ステアリン酸、ビスアミド等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
上記外部滑剤は、成形加工時の溶融樹脂と金属面との滑り効果を上げる目的で使用される。外部滑剤としては特に限定されず、例えば、パラフィンワックス、ポリオレフィンワックス、エステルワックス、モンタン酸ワックスなどが挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
上記加工助剤としては特に限定されず、例えば重量平均分子量10万〜200万のアルキルアクリレート−アルキルメタクリレート共重合体等のアクリル系加工助剤などが挙げられる。上記アクリル系加工助剤としては特に限定されず、例えば、n−ブチルアクリレート−メチルメタクリレート共重合体、2−エチルヘキシルアクリレート−メチルメタクリレート−ブチルメタクリレート共重合体等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
上記衝撃改質剤としては特に限定されず、例えばメタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS)、塩素化ポリエチレン、アクリルゴムなどが挙げられる。
上記耐熱向上剤としては特に限定されず、例えばα−メチルスチレン系、N−フェニルマレイミド系樹脂等が挙げられる。
上記酸化防止剤としては特に限定されず、例えば、フェノール系抗酸化剤などが挙げられる。
上記光安定剤としては特に限定されず、例えば、ヒンダードアミン系等の光安定剤等が挙げられる。
上記紫外線吸収剤としては特に限定されず、例えば、サリチル酸エステル系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤などが挙げられる。
上記顔料としては特に限定されず、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、スレン系、染料レーキ系等の有機顔料;酸化物系、クロム酸モリブデン系、硫化物・セレン化物系、フェロシアニン化物系などの無機顔料などが挙げられる。
また、上記塩化ビニル系樹脂組成物には可塑剤が添加されていてもよいが、成形品の耐熱性や耐火性を低下させることがあるため、多量に使用することはあまり好ましくない。上記可塑剤としては特に限定されず、例えば、ジブチルフタレート、ジ-2-エチルヘキシルフタレート、ジ-2-エチルヘキシルアジペート等が挙げられる。
上記熱可塑性エラストマーとしては特に限定されず、例えば、アクリルニトリル−ブタジエン共重合体(NBR)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体(EVACO)、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体や塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体等の塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらの熱可塑性エラストマーは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
本発明にかかる塩化ビニル樹脂三層管は、外層と、内層と、外層及び内層との間に設けられた中間層とを備える硬質塩化ビニル系樹脂三層管であって、外層がアクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)または衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)によって形成され、内層が塩素化塩化ビニル系樹脂組成物(C)によって形成されているとともに、外層が管肉厚の10%以上の厚さ、内層が管肉厚の12%以上の厚さを有し、中間層が管肉厚の0%を超え78%未満の厚さを備えているので、耐衝撃性に優れると共に、温水配管として用いることができる耐熱性を備えたものとすることができる。
そして、中間層を、熱膨張性黒鉛を含む塩化ビニル系樹脂組成物によって形成すると、この三層管を建物の区画貫通部に用いた場合、火災等により管が加熱されると、熱膨張性黒鉛が熱膨張して、管が閉塞され、区画貫通部で仕切られた非加熱側に火炎や煙が回るのを効果的に阻止することができる。
本発明にかかる硬質塩化ビニル樹脂三層管の1つの実施の形態の断面図である。 図1の硬質塩化ビニル樹脂三層管の成形装置の1例を説明する図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は、本発明にかかる硬質塩化ビニル樹脂三層管の1つの実施の形態を断面で見てあらわしている。
図1に示すように、この硬質塩化ビニル樹脂三層管1は、外層2と、内層3と、外層2及び内層3との間に設けられた中間層4とを備えている。
外層2は、アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)または衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)によって形成され、その厚さは管肉厚の10%以上の厚さになっている。
内層3は、塩素化塩化ビニル系樹脂組成物(C)によって形成され、その厚さは管肉厚の12%以上の厚さになっている。
中間層4は、熱膨張性黒鉛を含む塩化ビニル系樹脂組成物によって形成されている形成されている。
そして、中間層が、再生塩化ビニル系樹脂を主成分とする塩化ビニル系樹脂発泡体で形成された硬質塩化ビニル樹脂三層管1は、図2に示すように、外層押出成形機5からアクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)または衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)を、中間層成型押出機6から再生塩化ビニル系樹脂を主成分とする発泡性樹脂組成物を、内層成型押出機7から塩素化塩化ビニル系樹脂組成物(C)をそれぞれ三層管成形金型8内に管状に押し出すと共に、発泡性樹脂組成物を発泡させたのち、冷却固化させて得られる。
(参考例1)
アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)としての、積水化学工業社の商品名セスロンHIパイプ・ゴールドに使用されている塩化ビニル系樹脂組成物からなる厚さ1.0mmの外層、塩素化塩化ビニル系樹脂組成物(C)としての、積水化学工業社の商品名セスロンHTパイプに使用されている塩素化塩化ビニル系樹脂組成物からなる厚さ1.0mmの内層、残部が再生塩化ビニル系樹脂を主成分とする塩化ビニル系樹脂発泡体からなる中間層である管肉厚が7.1mmの呼び径100Aの硬質塩化ビニル樹脂三層管を図2に示す成形装置を用いて製造した。
(参考例2)
外層を衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)としての、衝撃改質剤としてMBS樹脂を含有した塩化ビニル系樹脂組成物で形成した以外は、上記実施例1と同様にして硬質塩化ビニル樹脂三層管を製造した
(比較例1)
外層及び内層を、一般の塩化ビニル系樹脂組成物(改質剤を含まない)で形成した以外は上記実施例1と同様にして硬質塩化ビニル樹脂三層管を製造した。
(比較例2)
外層の厚さを0.5mm、内層の厚さを1.0mm、残部が再生塩化ビニル系樹脂を主成分とする塩化ビニル系樹脂発泡体からなる中間層とした以外は上記実施例1と同様にして硬質塩化ビニル樹脂三層管を製造した。
(比較例3)
外層の厚さを1.0mm、内層の厚さを0.5mm、残部が再生塩化ビニル系樹脂を主成分とする塩化ビニル系樹脂発泡体からなる中間層とした以外は上記実施例1と同様にして硬質塩化ビニル樹脂三層管を製造した。
(比較例3)
外層の厚さを1.0mm、内層の厚さを0.5mm、残部が再生塩化ビニル系樹脂を主成分とする塩化ビニル系樹脂発泡体からなる中間層とした以外は上記実施例1と同様にして硬質塩化ビニル樹脂三層管を製造した。
上記参考例1,2、比較例1〜3で得られた硬質塩化ビニル樹脂三層管及び比較例4としての市販のVP管のそれぞれについて、偏平強度、耐熱性、耐衝撃性を以下のようにして調べ、その結果を表1に示した。
〔偏平強度〕
JIS K 6741の方法に準拠し、23℃で1/2に偏平させたときの異常の有無を調べた。
〔耐熱性〕
管内面:JIS K 6776の方法に準拠し、ビカット軟化温度を調べた。
管外面:JIS K 6741の方法に準拠し、ビカット軟化温度を調べた。
〔耐衝撃性〕
JIS K7211 硬質プラスチックの落錘衝撃試験方法通則に準拠。試験体25cm短管を0℃で60分状態調整後、9kgの柱状重錘を落下させたときの50%割れ高さ(cm)を調べた。
Figure 0005547909
上記表1から、本発明の硬質塩化ビニル系樹脂三層管は、外部からかかる衝撃に対して市販のHI管と同等の耐衝撃性を備え、内面が耐熱性に優れているので、温水配管として好適であることがわかる。
1 硬質塩化ビニル系樹脂三層管
2 外層
3 内層
4 中間層

Claims (5)

  1. 外層と、内層と、外層及び内層との間に設けられた中間層とを有し、
    外層がアクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)または衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)によって形成され、内層が塩素化塩化ビニル系樹脂組成物(C)によって形成されているとともに、外層が管肉厚の10%以上の厚さ、内層が管肉厚の12%以上の厚さを有し、中間層が管肉厚の0%を超え78%未満の厚さを備えている硬質塩化ビニル系樹脂三層管であって、
    前記中間層が熱膨張性黒鉛を含む塩化ビニル系樹脂組成物によって形成されていることを特徴とする硬質塩化ビニル系樹脂三層管。
  2. 熱膨張性黒鉛が、pHを1.5〜4.0に調整されている請求項1に記載の硬質円貨ブニル系樹脂三層管。
  3. アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)が、単独重合体のガラス転移温度が−60℃以下であるラジカル重合性モノマーの1種又は2種以上100重量部、及び、多官能性モノマー0〜30重量部からなる共重合体(a−1)30〜95重量%に、単独重合体のガラス転移温度が−55℃以上であるアクリレート(但し、単独重合体のガラス転移温度が−20℃以上であるアクリレートは除く)の1種又は2種以上100重量部、及び、多官能性モノマー0.1〜30重量部からなる混合モノマー(a−2)5〜70重量%をグラフト共重合させたコア・シェル型共重合体(a)1〜30重量%と、
    塩化ビニル99〜 70重量%とをグラフト共重合させてなる請求項1または請求項2に記載の三層管。
  4. アクリルグラフト塩化ビニル系樹脂組成物(A)または衝撃改質剤を含む塩化ビニル系樹脂組成物(B)がJIS K 7111に規定されているシャルピー試験で、20℃において18kJ/m2以上の耐衝撃強度を備えている請求項1〜請求項3のいずれかに記載の硬質塩化ビニル樹脂三層管。
  5. 塩素化塩化ビニル系樹脂組成物(C)のビカット軟化温度が、95℃以上(JIS K 6776)である請求項1〜請求項4のいずれかに記載の硬質塩化ビニル樹脂三層管。
JP2009130602A 2009-05-29 2009-05-29 塩化ビニル樹脂三層管 Active JP5547909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009130602A JP5547909B2 (ja) 2009-05-29 2009-05-29 塩化ビニル樹脂三層管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009130602A JP5547909B2 (ja) 2009-05-29 2009-05-29 塩化ビニル樹脂三層管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010274577A JP2010274577A (ja) 2010-12-09
JP5547909B2 true JP5547909B2 (ja) 2014-07-16

Family

ID=43421982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009130602A Active JP5547909B2 (ja) 2009-05-29 2009-05-29 塩化ビニル樹脂三層管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5547909B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101267895B1 (ko) * 2013-02-27 2013-05-27 주식회사 현대피닉스 내열성과 내충격성을 강화한 5층 pvc 파이프 및 그 제조방법
WO2016031905A1 (ja) * 2014-08-27 2016-03-03 積水化学工業株式会社 樹脂組成物
JP7343960B2 (ja) * 2016-09-30 2023-09-13 積水化学工業株式会社 空調ドレン用管及び空調ドレン用管の製造方法
JP6510127B1 (ja) * 2017-07-28 2019-05-08 積水化学工業株式会社 配管構造体及び配管材の製造方法
RO132304B1 (ro) * 2017-08-17 2019-12-30 Zosin Sergiu Petri Ţeavă multistrat din pvc reciclat
CN109057723A (zh) * 2018-08-07 2018-12-21 河北华北石油荣盛机械制造有限公司 一种芯层发泡复合保温耐磨油管
JP7254577B2 (ja) * 2019-03-27 2023-04-10 積水化学工業株式会社 配管材
JP7269129B2 (ja) * 2019-08-09 2023-05-08 積水化学工業株式会社 塩化ビニル系樹脂管及び塩化ビニル系樹脂管の施工方法
JP7123880B2 (ja) * 2019-08-28 2022-08-23 積水化学工業株式会社 中空管
JP7269133B2 (ja) * 2019-08-28 2023-05-08 積水化学工業株式会社 多層管
JP7404755B2 (ja) * 2019-10-09 2023-12-26 住友ベークライト株式会社 広告媒体
JP7449201B2 (ja) 2020-09-07 2024-03-13 積水化学工業株式会社 多層管
JP7449202B2 (ja) 2020-09-07 2024-03-13 積水化学工業株式会社 多層管
EP4334084A1 (en) * 2021-05-05 2024-03-13 Engineered Profiles LLC Thermally stable multilayer pipe

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60108876U (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 古河電気工業株式会社 耐熱性配管材
BR8700523A (pt) * 1986-01-30 1987-12-15 Dow Chemical Co Modificadores de impacto para resinas de cloreto de polivinila
JPH0852828A (ja) * 1994-08-17 1996-02-27 Mitsubishi Chem Mkv Co 複層管
JPH11257548A (ja) * 1998-03-11 1999-09-21 Sekisui Chem Co Ltd 消音性パイプ
JP2000033668A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Sekisui Chem Co Ltd 複合管
JP4463339B2 (ja) * 1999-03-15 2010-05-19 積水化学工業株式会社 給排水用消音性パイプの製造方法
JP2000297886A (ja) * 1999-04-14 2000-10-24 Sekisui Chem Co Ltd 多層管
JP2001041362A (ja) * 1999-07-27 2001-02-13 Sekisui Chem Co Ltd 三層管
JP2002254576A (ja) * 2001-02-28 2002-09-11 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 塩化ビニル樹脂パイプ
JP5108224B2 (ja) * 2004-12-16 2012-12-26 積水化学工業株式会社 硬質塩化ビニル系樹脂管
JP2006328313A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Sekisui Chem Co Ltd 塩化ビニル系樹脂コンパウンド及びそれを用いた電力ケーブル防護管
JP4960806B2 (ja) * 2006-12-28 2012-06-27 積水化学工業株式会社 複層耐火配管材およびその製造方法
WO2009028057A1 (ja) * 2007-08-29 2009-03-05 Sekisui Chemical Co., Ltd. 耐火配管材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010274577A (ja) 2010-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5547909B2 (ja) 塩化ビニル樹脂三層管
WO2018043945A1 (ko) 염소화 염화비닐계 수지의 제조방법
KR101182068B1 (ko) 염화비닐계 그라프트 공중합체 수지의 제조방법
JP2019108437A (ja) 管材
JP5091771B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂成形体及びその製造方法
JPH08225622A (ja) 塩化ビニル系樹脂
JP3863279B2 (ja) 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法
JP2000028044A (ja) 波付管
JP2000328844A (ja) 窓枠用樹脂組成物及び窓枠
JP4452379B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂更生管
JP2005060466A (ja) 塩化ビニル系樹脂の製造方法
JP7224759B2 (ja) 管材及び配管システム
JPH10267168A (ja) 波付管
JP3302222B2 (ja) 耐衝撃性硬質塩化ビニル管
JP2004161870A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物及び電力ケーブル防護管
JPH09110945A (ja) 塩化ビニル系樹脂及び製造方法
JP4079728B2 (ja) 更生管用塩素化塩化ビニル系樹脂組成物及び更生管
JPH0834825A (ja) 塩化ビニル系樹脂の製造方法
JP4102229B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JPH10231410A (ja) 硬質塩化ビニル系樹脂管
JPH10251338A (ja) 波付管
JP2000119475A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JPH0827233A (ja) 塩化ビニル系樹脂
JP2001106852A (ja) 塩化ビニル系樹脂及び成形体
JP3325404B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140516

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5547909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151