JP5545322B2 - ロボットシステムおよび嵌合物の製造方法 - Google Patents

ロボットシステムおよび嵌合物の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、ロボットシステムおよび嵌合物の製造方法に関する。
従来、ワーク(ピン)を把持するエンドエフェクタ(ハンド)が取り付けられるロボットアームを備えるロボットシステムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1のロボットシステムでは、ロボットアームが1台備えられている。そして、このロボットシステムは、1台のロボットアームに設けられたハンドによってピンを把持するとともに、ハンドによって把持されたピンを被嵌合部品の穴部に嵌合するように構成されている。なお、このロボットシステムでは、ロボットアームのハンドによって把持されたピンを被嵌合部品の穴部に嵌合する動作が予め教示されていると考えられる。
特開2003−127081号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のロボットシステムでは、嵌合対象に対するワークの姿勢が嵌合に不適切な場合では、ロボットアームを予め教示された動作に基づいて動作させても、ピンを被嵌合部品の穴部に嵌合することができない、あるいは嵌合作業に多くの時間を要する場合がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、より効率よくワークを嵌合させることが可能なロボットシステムおよび嵌合物の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、ワークをワーク嵌合部に嵌合するロボットシステムであって、それぞれエンドエフェクタが取り付けられる第1ロボットアームおよび第2ロボットアームと、第1ロボットアームおよび第2ロボットアームを制御するための制御部とを備え、制御部は、第1ロボットアームおよび第2ロボットアームのうちの少なくとも一方により、ワークを支持する動作を実行させるワーク支持動作指令部と、ワークが嵌合されるワーク嵌合部の近傍においてワークの先端側を支持しながらワーク嵌合部に位置合わせするワーク位置決め動作指令部と、第1ロボットアームのエンドエフェクタにより、第2ロボットアームのエンドエフェクタにより支持されるワークの先端側よりもワーク嵌合部から離れたワークの根元側を支持して、第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調させて動作させることにより、ワークをワーク嵌合部に嵌合させる嵌合作業動作指令部と、を有し、制御部は、第1ロボットアームによってワークをワーク嵌合部に嵌合する嵌合作業前に、ワークをワーク嵌合部側に押し付ける押し付け方向に沿った方向を回転軸線としてワークを回転させることによりワーク嵌合部に嵌合可能な状態にワークの姿勢を修正する制御を行うように構成されている
この第1の局面によるロボットシステムでは、上記のように構成することにより、ワークの先端側が第2ロボットアームのエンドエフェクタにより位置合わせされるとともに、第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調させて動作させることによりワークがワーク嵌合部に嵌合されるので、より効率よく2つのロボットアーム(第1ロボットアームおよび第2ロボットアーム)を用いて、ワークをワーク嵌合部に嵌合させることができる。
第2の局面による嵌合物の製造方法は、ワークをワーク嵌合部に嵌合する嵌合物の製造方法であって、第1ロボットアームおよび第2ロボットアームのうちの少なくとも一方により、ワークを支持し、第2ロボットアームのエンドエフェクタでワークが嵌合されるワーク嵌合部の近傍においてワークの先端側を支持しながらワーク嵌合部に位置合わせし、第1ロボットアームによってワークをワーク嵌合部に嵌合する嵌合作業前に、ワークをワーク嵌合部側に押し付ける押し付け方向に沿った方向を回転軸線としてワークを回転させることによりワーク嵌合部に嵌合可能な状態にワークの姿勢を修正し、第1ロボットアームのエンドエフェクタにより、第2ロボットアームのエンドエフェクタにより支持されるワークの先端側よりもワーク嵌合部から離れたワークの根元側を支持して、第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調させて動作させることにより、ワークをワーク嵌合部に嵌合する過程を有する。

この第2の局面による嵌合物の製造方法は、上記のように構成することにより、ワークの先端側が第2ロボットアームのエンドエフェクタにより位置合わせされるとともに、第1ロボットアームと第2ロボットアームとを協調させて動作させることによりワークがワーク嵌合部に嵌合されるので、より効率よく2つのロボットアーム(第1ロボットアームおよび第2ロボットアーム)を用いて、ワークをワーク嵌合部に嵌合させることが可能な嵌合物の製造方法を提供することができる。
上記のように構成することによって、より効率よくワークを嵌合させることができる。
第1実施形態によるロボットシステムの全体図である。 第1実施形態によるワークの斜視図である。 第1実施形態によるワークを嵌合方向から見た正面図である。 第1実施形態によるワーク嵌合部材の斜視図である。 第1実施形態によるワーク嵌合部材を嵌合方向から見た正面図である。 第1実施形態によるロボットシステムのエンドエフェクタの斜視図である。 第1実施形態によるロボットシステムのエンドエフェクタがワークを把持した状態を嵌合方向から見た図である。 第1実施形態によるロボットシステムの位置合わせ用エンドエフェクタがワークを位置合わせしている状態を嵌合方向から見た図である。 第1実施形態によるロボットシステムのブロック図である。 第1実施形態によるロボットシステムの制御部のブロック図である。 第1実施形態によるロボットシステムの制御部の動作を説明するためのフロー図である。 第1実施形態によるロボットシステムの位置合わせ用エンドエフェクタがワークを位置合わせしている状態を示す図である。 第1実施形態によるロボットシステムのエンドエフェクタがワークを並進および回転させている状態を示す図である。 第1実施形態によるロボットシステムのエンドエフェクタがワークをワーク嵌合部に嵌合させている状態(嵌合作業)を示す図である。 第2実施形態によるロボットシステムの全体図である。 第2実施形態によるロボットシステムの制御部の動作を説明するためのフロー図である。 第2実施形態によるロボットシステムのワークがガイドされる前の状態を示す図である。 図17に示すワークがガイドされる前の状態を示した拡大図である。 第2実施形態によるロボットシステムのエンドエフェクタがワークをガイドしている状態を示す図である。 第2実施形態によるロボットシステムのワークがワーク嵌合部に嵌合された状態を示す図である。 変形例によるロボットシステムのロボットアームに視覚センサが取り付けられた状態を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図9を参照して、第1実施形態によるロボットシステム100の構成について説明する。
図1に示すように、ロボットシステム100は、ロボット1と、ロボットコントローラ2とを備えている。また、ロボット1の近傍には、ワーク200が嵌合されるワーク嵌合部材201が配置されている。
また、図2に示すように、第1実施形態では、ワーク200は、長棒状のワーク200からなる。また、図3に示すように、ワーク200は、非真円状の断面を有する。具体的には、ワーク200には、ワーク200が延びる方向に沿って、断面が矩形状の溝部200aが形成されている。また、図4および図5に示すように、ワーク嵌合部材201には、ワーク200の断面形状に略合致する非真円状の孔部からなるワーク嵌合部202が設けられている。具体的には、ワーク嵌合部202は、ワーク200の溝部200aに対応するように、下方(矢印Z2方向)に突出する凸部202aを有する。また、ワーク嵌合部202は、貫通孔からなる。そして、ロボットコントローラ2の後述する制御部21は、ワーク200を横方向(X方向)に移動させてワーク嵌合部202に嵌合する制御を行うように構成されている。
図1に示すように、ロボット1は、垂直多関節ロボットからなり、2つのロボットアーム11および12を備えている。ロボットアーム11には回転軸(たとえば7軸)に対応してサーボモータおよび減速機を有するアクチュエータ(図示せず)が内蔵されている。各サーボモータは、ロボットコントローラ2に接続されており、ロボットコントローラ2からの動作指令に基づいて動作制御されるように構成されている。なお、ロボットアーム11および12は、それぞれ、「第1ロボットアーム」および「第2ロボットアーム」の一例である。
また、第1実施形態では、ロボットアーム11の先端には、ロボットアーム12の後述する位置合わせ用エンドエフェクタ16により把持されるワーク200の先端側よりもワーク嵌合部202から離れたワーク200の根元側(矢印X2方向側)を把持するためのエンドエフェクタ13が取り付けられている。図6に示すように、エンドエフェクタ13は、第1実施形態ではワーク200を掴んで保持可能なグリッパであり図示しないアクチュエータにより開閉可能な一対の爪部14が設けられている。爪部14には、断面が半円状の溝部14aが設けられている。なお、図7に示すように、溝部14aの半径r1は、ワーク200の半径r2と略同じ大きさになるように構成されている。そして、爪部14を閉じた状態で、爪部14とワーク200とが当接して、ワーク200を把持するように構成されている。
また、第1実施形態では、図6に示すように、ロボットアーム11とエンドエフェクタ13との間には、力覚センサ15が取り付けられている。力覚センサ15は、X軸、Y軸およびZ軸の並進方向の力と、X軸、Y軸およびZ軸それぞれの回転モーメントとを検出可能な6軸力センサとして構成されている。
ここで、第1実施形態では、図1に示すように、ロボットアーム12の先端には、ワーク200が嵌合されるワーク嵌合部202の近傍においてワーク200の先端側(矢印X1方向側)を把持しながらワーク嵌合部202に位置合わせするための位置合わせ用エンドエフェクタ16が取り付けられている。位置合わせ用エンドエフェクタ16は、ワーク200を固定的に支持(把持)するエンドエフェクタである。なお、位置合わせ用エンドエフェクタ16は、「エンドエフェクタ」の一例である。また、図8に示すように、位置合わせ用エンドエフェクタ16には、図示しないアクチュエータにより開閉可能な一対の爪部17が設けられている。爪部17には、断面が半円状の溝部17aが設けられている。なお、溝部17aの半径r3は、ワーク200の半径r2と略同じ大きさになるように構成されている。そして、爪部17を閉じた状態で、爪部17とワーク200とが当接して、ワーク200を把持するように構成されている。また、長棒状のワーク200は、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により、先端側の周囲(外周)が取り囲まれるように把持される。なお、図8の点線に示すように、ワーク200が湾曲している(たとえば、下方(矢印Z2方向)に湾曲している)場合には、ワーク200が位置合わせ用エンドエフェクタ16により把持されることにより、ワーク200が実質的に直線状に延びた状態にされるとともに、ワーク嵌合部202に位置合わせされる。
そして、第1実施形態では、ロボットコントローラ2の後述する制御部21(図9参照)は、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により、ワーク200が嵌合されるワーク嵌合部202の近傍においてワーク200の先端側を把持しながらワーク嵌合部202に位置合わせするとともに、ロボットアーム11のエンドエフェクタ13により、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により把持されるワーク200の先端側よりもワーク嵌合部202から離れたワーク200の根元側を把持する制御を行うように構成されている。また、制御部21は、ロボットアーム11とロボットアーム12とを協調させて動作させることにより、ワーク200をワーク嵌合部202に嵌合する制御を行うように構成されている。
図9に示すように、ロボットコントローラ2には、制御部21とメモリ22とが設けられている。メモリ22は、制御部21に接続されている。また、ロボット1および力覚センサ15は、ロボットコントローラ2の制御部21に接続されている。また、第1実施形態では、図10に示すように、制御部21は、ロボットアーム11およびロボットアーム12のうちの少なくとも一方により、ワーク200を支持(把持)する動作を実行させるワーク支持動作指令部21aと、ワーク200が嵌合されるワーク嵌合部202の近傍においてワーク200の先端側を支持(把持)しながらワーク嵌合部202に位置合わせするワーク位置決め動作指令部21bと、ロボットアーム11のエンドエフェクタ13により、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により支持(把持)されるワーク200の先端側よりもワーク嵌合部202から離れたワーク200の根元側を支持(把持)して、ロボットアーム11とロボットアーム12とを協調させて動作させることにより、ワーク200をワーク嵌合部202に嵌合させる嵌合作業動作指令部21cと、を有する。
次に、図11〜図14を参照して、ワーク200をワーク嵌合部202に嵌合させる際のロボットコントローラ2の制御部21の動作について説明する。
まず、図11に示すステップS1において、図12に示すように、ロボットアーム11のエンドエフェクタ13(爪部14)により、ワーク嵌合部202から離れたワーク200の根元側が把持される。また、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により、ワーク200の先端側が把持される。
次に、ステップS2において、第1実施形態では、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により、ワーク200が嵌合されるワーク嵌合部202の近傍においてワーク200の先端側が把持されながらワーク嵌合部202に位置合わせされる。具体的には、図12に示すように、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16(爪部17の溝部17a)に把持されたワーク200を嵌合方向から見た場合のワーク中心(Y方向およびZ方向の中心、図3および図8参照)を通る中心線C1と、ワーク嵌合部202を嵌合方向から見た場合のワーク嵌合部202の中心(Y方向およびZ方向の中心、図5参照)を通る中心線C2とが略一致するように、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16によりワーク200の先端側が把持されながらワーク嵌合部202に位置合わせされる。これにより、ワーク200の先端側が撓んでいる場合や、ワーク200が嵌合方向とずれるように(交差するように)ロボットアーム11のエンドエフェクタ13により把持された場合でも、ワーク200の姿勢(形状)が嵌合可能な状態(後述するワーク200を回転させれば嵌合可能な状態)に修正される。
次に、ステップS3において、図13に示すように、第1実施形態では、ロボットアーム11およびロボットアーム12が操作されることにより、ワーク200がワーク嵌合部202側(ワーク嵌合部材201)に押し付けられる。その後、ワーク200がワーク嵌合部202に嵌合される嵌合作業前に、ロボットアーム12によるワーク200に対する把持状態が解除される。
次に、ステップS4において、第1実施形態では、ワーク200がワーク嵌合部202(ワーク嵌合部材201)に押し付けられた後、ワーク200がワーク嵌合部202に押し付けられた際に力覚センサ15から得られる反力情報に基づいてロボットアーム11が操作される。これにより、ワーク嵌合部202に嵌合可能な状態にワーク200の姿勢が修正される。具体的には、図13に示すように、ワーク200の押し付け方向(X方向)に沿った方向を回転軸線として、力覚センサ15から得られる反力情報に基づいて(たとえば、ワーク嵌合部202(ワーク嵌合部材201)からの反力が検出されなくなるまで)、ワーク200が回転されることにより、ワーク嵌合部202に嵌合可能な状態にワーク200の姿勢が修正される。具体的には、ワーク200の溝部200a(図3参照)の開口が矢印Z1方向に向くように(溝部200aがワーク嵌合部202の凸部202aに合致するように)ワーク200の姿勢が修正される。なお、予め位置合わせされた状態でワーク200が押し付けられているので、ワーク嵌合部202に対するワーク200の先端側の位置のずれは小さい(ほとんどない)が、ワーク200が位置合わせされた状態でもワーク200の姿勢(形状)が嵌合可能な状態(ワーク200を回転させれば嵌合可能な状態)でない場合には、ワーク嵌合部202を探るために、ワーク200がワーク嵌合部202(ワーク嵌合部材201)に対して(YZ平面上で)並進移動される。
次に、ステップS5において、図14に示すように、ワーク200が横方向(矢印X1方向)に移動されることにより、ワーク嵌合部202への嵌合作業が開始される。なお、ワーク200がワーク嵌合部202に嵌合される最中に、力覚センサ15により反力が検出された場合には、反力が検出されない方向にワーク200の姿勢を修正するようにロボットアーム11が操作される。そして、ワーク200の嵌合作業が終了される。
第1実施形態では、上記のように、制御部21を、ロボットアーム11のエンドエフェクタ13により、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により支持されるワーク200の先端側よりもワーク嵌合部202から離れたワーク200の根元側を支持して、ロボットアーム11とロボットアーム12とを協調させて動作させることにより、ワーク200をワーク嵌合部202に嵌合させる嵌合作業動作指令部21cを有するように構成する。これにより、ワーク200の先端側がロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により位置合わせされるとともに、ロボットアーム11とロボットアーム12とを協調させて動作させることによりワーク200がワーク嵌合部202に嵌合されるので、より効率よく2つのロボットアーム(ロボットアーム11およびロボットアーム12)を用いて、ワーク200をワーク嵌合部202に嵌合させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16(爪部17の溝部17a)に把持されたワーク200を嵌合方向から見た場合のワーク中心を通る中心線C1と、ワーク嵌合部202を嵌合方向から見た場合のワーク嵌合部202の中心を通る中心線C2とが略一致するように、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16によりワーク200の先端側を把持しながらワーク嵌合部202に位置合わせする。これにより、容易に、ワーク200の先端側をワーク嵌合部202に嵌合させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16によりワーク200の先端側を把持しながらワーク嵌合部202に位置合わせするとともに、ロボットアーム11およびロボットアーム12を操作することによりワーク200をワーク嵌合部202側に押し付けた後、ワーク200をワーク嵌合部202に嵌合する嵌合作業前に、ロボットアーム12によるワーク200に対する把持状態を解除するように制御部21を構成する。これにより、ワーク嵌合部202を探るためにワーク200を並進させたり回転させたりする動作の際に、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16が動作の妨げになるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ロボットアーム12によるワーク200に対する把持状態を解除した後、ワーク200をワーク嵌合部202に嵌合する嵌合作業前に、ワーク200をワーク嵌合部202側に押し付けるとともに、ワーク200がワーク嵌合部202に押し付けられた際に力覚センサ15から得られる反力情報に基づいてロボットアーム11を操作することにより、ワーク嵌合部202に嵌合可能な状態にワーク200の姿勢を修正する制御を行うように制御部21を構成する。これにより、ワーク200の姿勢がワーク嵌合部202に嵌合可能な状態でない場合でも、ワーク200の姿勢がワーク嵌合部202に嵌合可能な状態に修正されるので、ワーク200をワーク嵌合部202にスムーズに嵌合させることができる。特に、ロボットアーム12により予め位置合わせされた状態でワーク200が押し付けられているので、ワーク嵌合部202に対するワーク200の先端側の位置のずれは小さい(ほとんどない)。これにより、ワーク200の姿勢(位置)を大きく修正する必要がないので、ワーク200をワーク嵌合部202にスムーズ、かつ、迅速に嵌合させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ロボットアーム12によるワーク200に対する把持状態を解除した後、ロボットアーム11によってワーク200をワーク嵌合部202に嵌合する嵌合作業前に、ワーク200の押し付け方向に沿った方向を回転軸線としてワーク200を回転させることによりワーク嵌合部202に嵌合可能な状態にワーク200の姿勢を修正する制御を行うように制御部21を構成する。これにより、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16に把持されたワーク200を嵌合方向から見た場合のワーク中心を通る中心線C1(図3参照)とワーク嵌合部202の中心線C2とが一致している一方、ワーク200の溝部17aの開口方向とワーク嵌合部202の溝部200aの突出方向とが一致していない場合でも、ワーク200の押し付け方向に沿った方向を回転軸線としてワーク200を回転させることにより、容易に、ワーク200をワーク嵌合部202に嵌合することができる。
また、第1実施形態では、制御部21を、ワーク200を横方向に移動させてワーク嵌合部202に嵌合する制御を行うように構成する。ここで、長棒状のワーク200は、横方向にした状態で嵌合する場合、自重による撓みなどに起因してワーク200の姿勢(形状)が不適切になりやすいので、この場合に、ワーク200の先端側を移動可能に把持しながら位置合わせすることにより、容易に、長棒状のワーク200をワーク嵌合部202に嵌合させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部21を、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により、長棒状のワーク200の先端側の周囲を取り囲むように把持するように制御するように構成する。これにより、ワーク200が外周方向のいずれの方向に湾曲(変形)している場合(図8参照)でも、容易に、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16によりワーク200の先端側を把持しながらワーク嵌合部202に位置合わせすることができる。
(第2実施形態)
次に、図15を参照して、第2実施形態によるロボットシステム101の構成について説明する。この第2実施形態では、1つのワーク嵌合部202にワーク200が嵌合されていた上記第1実施形態と異なり、2つのワーク嵌合部211および212にワーク200が嵌合される。なお、ワーク嵌合部211および212は、それぞれ、「第1ワーク嵌合部」および「第2ワーク嵌合部」の一例である。
図15に示すように、ロボット1の近傍には、ワーク200が嵌合されるワーク嵌合部材210が配置されている。ワーク嵌合部材210は、ワーク200の嵌合方向(X方向)に隣接して配置される貫通孔からなるワーク嵌合部211およびワーク嵌合部212を備えている。ワーク嵌合部211およびワーク嵌合部212は、上記第1実施形態のワーク嵌合部202(図5参照)と同様に、ワーク200の断面形状に略合致する非真円状の孔部からなる。なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
次に、図16〜図20を参照して、ワーク200をワーク嵌合部211および212に嵌合させる際のロボットコントローラ2の制御部21の動作について説明する。
まず、図16に示すステップS11において、上記第1実施形態のステップS1〜S5と同様に、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により、ワーク200の先端側が把持されてワーク嵌合部211に位置合わせされるとともに、ロボットアーム11のエンドエフェクタ13により、ワーク嵌合部211から離れたワーク200の根元側が把持される。そして、ロボットアーム11とロボットアーム12とを協調させて動作させることにより、ワーク200がワーク嵌合部211に嵌合される。その後、図17に示すように、ロボットアーム11のエンドエフェクタ13により、ワーク200が矢印X1方向に移動されることにより、ワーク200がワーク嵌合部212の近傍まで移動される。このとき、ワーク200の根元側は1つ目のワーク嵌合部211に嵌合しているので、ワーク200が側方および上方には湾曲しにくい一方、図18に示すように、ワーク200の先端側は、自重によって下方(矢印Z2方向側)に湾曲した状態となる場合がある。
次に、ステップS12において、第2実施形態では、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16が、ワーク嵌合部211およびワーク嵌合部212の間に移動される。そして、ステップS13において、ワーク200が位置合わせされていた1つ目のワーク嵌合部211にワーク200を嵌合する場合と異なり、ワーク嵌合部211から貫通したワーク200の先端側がロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により移動可能に把持されながらガイドされる。具体的には、ワーク200の根元側(図17参照)から先端側(図19参照)にロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16をワーク200に沿って移動させた後、ワーク200の先端側が移動可能に把持されながらガイドされる。このとき、ワーク200の下方(下面)が支持されるようにガイドされる。その結果、図19に示すように、ワーク200の先端側が下方(矢印Z2方向側)に湾曲した状態から実質的に直線状に延びた状態となる。このとき、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16(爪部17の溝部17a)に把持されたワーク200を嵌合方向から見た場合のワーク中心を通る中心線C3と、ワーク嵌合部212を嵌合方向から見た場合のワーク嵌合部212の中心を通る中心線C4とが略一致する。そして、ステップS14において、図20に示すように、ロボットアーム11のエンドエフェクタ13によりワーク200が矢印X1方向に移動されることにより、ワーク200がワーク嵌合部212に嵌合されて、ワーク200の嵌合作業が終了する。
第2実施形態では、上記のように、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により、ワーク嵌合部211の近傍においてワーク200の先端側を把持しながらワーク嵌合部211に位置合わせするとともに、ロボットアーム11のエンドエフェクタ13により、ワーク200をワーク嵌合部211に嵌合した後、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16をワーク嵌合部211およびワーク嵌合部212の間に移動させ、ワーク嵌合部211から貫通したワーク200の先端側をロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16により移動可能に把持しながらガイドすることにより、ワーク200をワーク嵌合部212に嵌合する制御を行うように制御部21を構成する。これにより、ワーク嵌合部211への嵌合作業においてはワーク200が位置合わせされるとともに、ワーク嵌合部212への嵌合作業においてはワーク200の先端側がガイドされるので、ワーク200をワーク嵌合部211およびワーク嵌合部212にスムーズに嵌合させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、ロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16をワーク嵌合部211およびワーク嵌合部212の間に移動させた後、ワーク200をワーク嵌合部212に嵌合する嵌合作業前に、ワーク200の根元側から先端側にロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16をワーク200に沿って移動させた後、ワーク200の先端側を移動可能に把持しながらガイドするように制御を行うように制御部21を構成する。これにより、ワーク200の先端側が下方に湾曲している場合でも、ワーク200の根元側から先端側へのロボットアーム12の位置合わせ用エンドエフェクタ16のワーク200に沿った移動により、ワーク200が実質的に直線状に延びた状態にされるので、ワーク200をワーク嵌合部212にスムーズに嵌合させることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、2つのロボットアームのそれぞれのエンドエフェクタ(ガイド用エンドエフェクタ)によりワークが把持される例を示したが、たとえば、把持以外の方法によって、2つのロボットアームのそれぞれのエンドエフェクタ(ガイド用エンドエフェクタ)によりワークを支持してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ロボットアーム(第1ロボットアーム)のエンドエフェクタによりワークの根元側が把持される例を示したが、たとえば、ロボットアーム(第2ロボットアーム)のエンドエフェクタにより把持されるワークの先端側よりもワーク嵌合部から離れたワークの根元側であれば、ロボットアーム(第1ロボットアーム)のエンドエフェクタによりワークの中央部を把持してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ロボットアームの位置合わせ用エンドエフェクタに把持されたワークを嵌合方向から見た場合のワーク中心を通る中心線と、ワーク嵌合部の中心を通る中心線とが略一致するように、ワークの先端側を把持しながらワーク嵌合部に位置合わせする例を示したが、たとえば、ロボットアームのエンドエフェクタ(爪部の溝部)の内底面と孔部からなるワーク嵌合部の内底面との高さ位置を略一致させるようにワーク嵌合部に位置合わせするようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ロボットアームに力覚センサを設けて、力覚センサから得られる反力情報に基づいてロボットアームを操作する例を示したが、たとえば、図21に示す変形例に示すように、ロボットアームに視覚センサを設けて、視覚センサ18から得られる画像情報に基づいてロボットアーム11を操作することにより、ワーク嵌合部202に嵌合可能な状態にワーク200の姿勢を修正するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ワークが、溝部が設けられる非真円状の断面を有するとともに、ワーク嵌合部が、凸部が設けられる非真円状の孔部からなる例を示したが、たとえば、ワークの断面が楕円形状(三角形状、四角形状など)であるとともに、ワーク嵌合部が楕円形状(三角形状、四角形状など)の非真円状の孔部からなっていてもよい。また、ワークが真円状の断面を有するとともに、ワーク嵌合部が真円状の孔部からなっていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ワークが長棒状のワークからなり、ワークが横方向に移動されてワーク嵌合部に嵌合される例を示したが、たとえば、ワークを縦方向に移動してワーク嵌合部に嵌合するようにしてもよい。また、ワークの形状は、長棒状以外の形状でもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ロボットアームのエンドエフェクタにより長棒状のワークの周囲(外周)を取り囲むようにワークの先端側を把持しながらワーク嵌合部に位置合わせする例を示したが、たとえば、長棒状のワークの外周を部分的に支持してワーク嵌合部に位置合わせするようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ワークがワーク嵌合部に押し付けられた後に、ワークの押し付け方向に沿った方向を回転軸線としてワークが回転される例(図11のステップS4、図13参照)を示したが、たとえば、ワークが回転しなくてもワーク嵌合部に嵌合可能な状態に把持されていれば、ワークを回転させずに嵌合作業を行うようにしてもよい。
11 ロボットアーム(第1ロボットアーム)
12 ロボットアーム(第2ロボットアーム)
13 エンドエフェクタ
15 力覚センサ
16 位置合わせ用エンドエフェクタ(エンドエフェクタ)
18 視覚センサ
21 制御部
21a ワーク支持動作指令部
21b ワーク位置決め動作指令部
21c 嵌合作業動作指令部
100、101 ロボットシステム
200 ワーク
202 ワーク嵌合部
211 ワーク嵌合部(第1ワーク嵌合部)
212 ワーク嵌合部(第2ワーク嵌合部)

Claims (11)

  1. ワークをワーク嵌合部に嵌合するロボットシステムであって、
    それぞれエンドエフェクタが取り付けられる第1ロボットアームおよび第2ロボットアームと、
    前記第1ロボットアームおよび前記第2ロボットアームを制御するための制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第1ロボットアームおよび前記第2ロボットアームのうちの少なくとも一方により、前記ワークを支持する動作を実行させるワーク支持動作指令部と、
    前記ワークが嵌合される前記ワーク嵌合部の近傍において前記ワークの先端側を支持しながら前記ワーク嵌合部に位置合わせするワーク位置決め動作指令部と、
    前記第1ロボットアームのエンドエフェクタにより、前記第2ロボットアームのエンドエフェクタにより支持される前記ワークの先端側よりも前記ワーク嵌合部から離れた前記ワークの根元側を支持して、前記第1ロボットアームと前記第2ロボットアームとを協調させて動作させることにより、前記ワークを前記ワーク嵌合部に嵌合させる嵌合作業動作指令部と、を有し、
    前記制御部は、前記第1ロボットアームによって前記ワークを前記ワーク嵌合部に嵌合する嵌合作業前に、前記ワークを前記ワーク嵌合部側に押し付ける押し付け方向に沿った方向を回転軸線として前記ワークを回転させることにより前記ワーク嵌合部に嵌合可能な状態に前記ワークの姿勢を修正する制御を行うように構成されている、ロボットシステム。
  2. 前記制御部の前記ワーク位置決め動作指令部は、前記第2ロボットアームのエンドエフェクタに把持された前記ワークを嵌合方向から見た場合のワーク中心を通る中心線と、前記ワーク嵌合部を嵌合方向から見た場合の前記ワーク嵌合部の中心を通る中心線とが略一致するように、前記第2ロボットアームのエンドエフェクタにより前記ワークの先端側を把持しながら前記ワーク嵌合部に位置合わせするように制御するように構成されている、請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記制御部の前記嵌合作業動作指令部は、前記第2ロボットアームのエンドエフェクタにより前記ワークの先端側を把持しながら前記ワーク嵌合部に位置合わせするとともに、前記第1ロボットアームおよび前記第2ロボットアームを操作することにより前記ワークを前記ワーク嵌合部側に押し付けた後、前記ワークを前記ワーク嵌合部に嵌合する嵌合作業前に、前記第2ロボットアームによる前記ワークに対する把持状態を解除するように構成されている、請求項1または2に記載のロボットシステム。
  4. 前記第1ロボットアームに設けられる視覚センサまたは力覚センサをさらに備え、
    前記制御部の前記嵌合作業動作指令部は、前記第2ロボットアームによる前記ワークに対する把持状態を解除した後、前記ワークを前記ワーク嵌合部に嵌合する嵌合作業前に、前記視覚センサまたは前記力覚センサから得られる画像情報または反力情報に基づいて前記第1ロボットアームを操作することにより、前記ワーク嵌合部に嵌合可能な状態に前記ワークの姿勢を修正する制御を行うように構成されている、請求項3に記載のロボットシステム。
  5. 前記第1ロボットアームは、前記力覚センサを備え、
    前記制御部の前記嵌合作業動作指令部は、前記第2ロボットアームによる前記ワークに対する把持状態を解除した後、前記ワークを前記ワーク嵌合部に嵌合する嵌合作業前に、前記ワークを前記ワーク嵌合部側に押し付けるとともに、前記ワークが前記ワーク嵌合部に押し付けられた際に前記力覚センサから得られる反力情報に基づいて前記第1ロボットアームを操作することにより、前記ワーク嵌合部に嵌合可能な状態に前記ワークの姿勢を修正する制御を行うように構成されている、請求項4に記載のロボットシステム。
  6. 前記ワークは、非真円状の断面を有するとともに、前記ワーク嵌合部は、前記ワークの断面形状に略合致する非真円状の孔部からなり、
    前記制御部は、前記第2ロボットアームによる前記ワークに対する把持状態を解除した後、前記第1ロボットアームによって前記ワークを前記ワーク嵌合部に嵌合する嵌合作業前に、前記ワークの押し付け方向に沿った方向を回転軸線として前記ワークを回転させることにより前記ワーク嵌合部に嵌合可能な状態に前記ワークの姿勢を修正する制御を行うように構成されている、請求項3〜5のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  7. 前記ワークは、長棒状のワークを含み、
    前記制御部は、前記ワークを横方向に移動させて前記ワーク嵌合部に嵌合する制御を行うように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  8. 前記制御部は、前記第2ロボットアームのエンドエフェクタにより、前記長棒状のワークの先端側の周囲を取り囲むように把持するように制御するように構成されている、請求項7に記載のロボットシステム。
  9. 前記ワーク嵌合部は、前記ワークの嵌合方向に隣接して配置される貫通孔からなる第1ワーク嵌合部および第2ワーク嵌合部を含み、
    前記制御部は、前記第2ロボットアームのエンドエフェクタにより、前記第1ワーク嵌合部の近傍において前記ワークの先端側を把持しながら前記第1ワーク嵌合部に位置合わせするとともに、前記第1ロボットアームのエンドエフェクタにより、前記ワークを前記第1ワーク嵌合部に嵌合した後、前記第2ロボットアームのエンドエフェクタを前記第1ワーク嵌合部および前記第2ワーク嵌合部の間に移動させ、前記第1ワーク嵌合部から貫通した前記ワークの先端側を前記第2ロボットアームのエンドエフェクタにより移動可能に把持しながらガイドすることにより、前記ワークを前記第2ワーク嵌合部に嵌合する制御を行うように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  10. 前記制御部は、前記第2ロボットアームのエンドエフェクタを前記第1ワーク嵌合部および前記第2ワーク嵌合部の間に移動させた後、前記ワークを前記第2ワーク嵌合部に嵌合する嵌合作業前に、前記ワークの根元側から先端側に前記第2ロボットアームのエンドエフェクタを前記ワークに沿って移動させた後、前記ワークの先端側を移動可能に把持しながらガイドするように制御を行うように構成されている、請求項9に記載のロボットシステム。
  11. ワークをワーク嵌合部に嵌合する嵌合物の製造方法であって、
    第1ロボットアームおよび第2ロボットアームのうちの少なくとも一方により、前記ワークを支持し、
    前記第2ロボットアームのエンドエフェクタで前記ワークが嵌合される前記ワーク嵌合部の近傍において前記ワークの先端側を支持しながら前記ワーク嵌合部に位置合わせし、
    前記第1ロボットアームによって前記ワークを前記ワーク嵌合部に嵌合する嵌合作業前に、前記ワークを前記ワーク嵌合部側に押し付ける押し付け方向に沿った方向を回転軸線として前記ワークを回転させることにより前記ワーク嵌合部に嵌合可能な状態に前記ワークの姿勢を修正し、
    前記第1ロボットアームのエンドエフェクタにより、前記第2ロボットアームのエンドエフェクタにより支持される前記ワークの先端側よりも前記ワーク嵌合部から離れた前記ワークの根元側を支持して、前記第1ロボットアームと前記第2ロボットアームとを協調させて動作させることにより、前記ワークを前記ワーク嵌合部に嵌合する過程を有する、嵌合物の製造方法。
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