JP2018167395A - ロボット装置、制御装置、及びロボットの制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の第1実施形態に係るロボット装置1について、図1から図5を参照しながら説明する。まず、第1実施形態に係るロボット装置全体の概略構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るロボット装置1の全体構造を模式的に示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る多関節ロボット2を制御する制御装置3のブロック図である。第1実施形態に係るワーク本体W1は外周面が円錐状である内側部材であり、円環部品W2はワーク本体W1に嵌挿可能な円筒状の内周面を持つ外側部材である。
次に、本発明の第2実施形態に係るロボット装置1Aについて、図1及び図2を援用すると共に、図6を参照しながら説明する。第2実施形態に係るロボット装置1Aは、中継位置104以降の円環部品W2の動作が第1実施形態と相違する。そのため、第2実施形態においては、第1実施形態と相違する点、即ち、中継位置104以降の円環部品W2の動作を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態に係るロボット装置について、図1及び図4を援用すると共に、図7から図9を参照しながら説明する。第3実施形態に係るロボット装置は、内側部材及び外側部材の形状が第1実施形態と相違する。そのため、第3実施形態においては、第1実施形態と相違する点、即ち、内側部材及び外側部材の形状の差による相違による動作の差を中心について説明し、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態に係るロボット装置について、図1、図4及び図7を援用すると共に、図10から図12を参照しながら説明する。第4実施形態に係るロボット装置は、ワーク本体W3と角環部品W4との間に回転位相ズレが存在する点が第3実施形態と相違する。そのため、第4実施形態においては、第3実施形態と相違する点、即ち、ワーク本体W3と角環部品W4の回転位相ズレを解消するために実行する回転動作について説明し、第1及び第3実施形態と同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
2 多関節ロボット
3、3A 制御装置
22 力覚センサ
115 傾斜方向
118 第1座標系
Q 第2座標系
W1 ワーク本体(内側部材)
W2 円環部品(外側部材)
また、本発明は、力覚センサを有するロボットに接続されたエンドエフェクタを、ワークに対して相対的に移動させて所定の作業を実行させるロボットの制御方法において、制御部が、予め設定された第1の軌道で、前記エンドエフェクタを移動させて、前記所定の作業を開始する作業開始工程と、前記制御部が、前記エンドエフェクタと前記ワークとの間で発生する力を、前記力覚センサによって取得する取得工程と、前記制御部が、前記力覚センサで取得された値から、前記第1の軌道で移動させられている前記エンドエフェクタの移動方向に対して傾斜している、前記ワークに設けられた傾斜面の傾斜方向に前記エンドエフェクタを移動させる第2の軌道を演算する演算工程と、前記制御部が、前記第2の軌道を設定する軌道設定工程と、前記制御部が、設定された前記第2の軌道に従って前記ロボットを制御して、前記所定の作業を実行させる作業実行工程と、を備えた、ことを特徴とするロボットの制御方法である。
また、本発明は、ロボットに接続されたエンドエフェクタと、力覚センサと、を有するロボット装置を制御する制御装置であって、前記エンドエフェクタを、ワークに対して相対的に移動させて所定の作業を行う際に、予め設定された第1の軌道で、前記エンドエフェクタを移動させ、前記エンドエフェクタと前記ワークとの間で発生する力を、前記力覚センサによって検出し、前記力覚センサで検出された値から、前記第1の軌道で移動させられている前記エンドエフェクタの移動方向に対して傾斜している、前記ワークに設けられた傾斜面の傾斜方向に前記エンドエフェクタを移動させる第2の軌道を求め、前記第1の軌道から前記第2の軌道に切り換えて、前記エンドエフェクタを移動させることを特徴とする制御装置である。
Claims (9)
- 多関節ロボットと、
前記多関節ロボットが受ける反力を検出可能な力覚センサと、
前記多関節ロボットが把持した、外周面を持つ内側部材及び前記内側部材を嵌挿可能な内周面を持つ外側部材のいずれか一方の部材を、他方の部材に嵌挿させる嵌挿動作を行う際に、前記多関節ロボットが把持する前記一方の部材に設定した第1座標系に基づいて作成された指定軌道で、前記内側部材の小径部分から大径部分に向かって前記外側部材を相対移動させ、前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材が前記他方の部材に接触して前記力覚センサが前記反力を検出すると、前記反力から、前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材を前記内側部材の外周面の傾斜方向に沿って移動させるための前記傾斜方向に沿った第2座標系を前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材に設定し、前記第2座標系で前記一方の部材を把持した前記多関節ロボットを移動制御する制御装置と、を備えた、
ことを特徴とするロボット装置。 - 前記制御装置は、前記嵌挿動作を行う際に、前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材が一定姿勢を保つように前記多関節ロボットの姿勢制御を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。 - 前記制御装置は、前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材が前記他方の部材に接触した際の接触点を原点とする前記第2座標系を、前記一方の部材に設定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロボット装置。 - 多関節ロボットが把持した、外周面を持つ内側部材及び前記内側部材を嵌挿可能な内周面を持つ外側部材のいずれか一方の部材を、他方の部材に嵌挿させる嵌挿動作を実行させる多関節ロボットの制御方法において、
制御部が、前記多関節ロボットが把持する前記一方の部材に設定した第1座標系に基づいて作成された指定軌道で、前記内側部材の小径部分から大径部分に向かって前記外側部材を相対移動させて、前記内側部材と前記外側部材との嵌挿動作を開始する嵌挿開始工程と、
前記制御部が、前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材が前記他方の部材に接触することで、前記多関節ロボットが受ける反力を検出可能な力覚センサが検出した反力を取得する反力取得工程と、
前記制御部が、取得した前記反力から、前記内側部材と前記外側部材との接触点における前記内側部材の外周面に沿った傾斜方向を進行方向とする第2座標系を前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材に作成する座標系作成工程と、
前記制御部が、前記第2座標系で前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材が移動するように前記多関節ロボットの軌道を再設定する軌道再設定工程と、
前記制御部が、再設定された軌道に従って前記多関節ロボットを制御して、前記内側部材と前記外側部材とを嵌挿させる嵌挿終了工程と、を備えた、
ことを特徴とする多関節ロボットの制御方法。 - 前記制御部は、前記多関節ロボットに前記嵌挿動作を実行させる際に、前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材が一定姿勢を保つように前記多関節ロボットの姿勢制御を行う、
ことを特徴とする請求項4に記載の多関節ロボットの制御方法。 - 前記制御部は、前記座標系作成工程において、前記多関節ロボットが把持した前記一方の部材が前記他方の部材に接触した際の接触点を原点とする前記第2座標系を、前記一方の部材に設定する、
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の多関節ロボットの制御方法。 - 前記制御部が、前記再設定された軌道を移動中かを判断する新規軌道判断工程と、
前記設定された軌道を移動中に、前記第1座標系に基づいて作成された指定軌道の嵌挿方向を軸とした回転を付加させながら嵌挿させる回転動作付加工程と、を備えた、
ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の多関節ロボットの制御方法。 - 請求項4から7のいずれか1項に記載の各工程をコンピュータに実行させるための多関節ロボットの制御プログラム。
- 請求項8に記載の多関節ロボットの制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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