JPH08197342A - 自動組付装置 - Google Patents
自動組付装置Info
- Publication number
- JPH08197342A JPH08197342A JP7024774A JP2477495A JPH08197342A JP H08197342 A JPH08197342 A JP H08197342A JP 7024774 A JP7024774 A JP 7024774A JP 2477495 A JP2477495 A JP 2477495A JP H08197342 A JPH08197342 A JP H08197342A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- obstacle
- force sensor
- work
- force
- search
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品の組付位置を探索する際、探索軌道上に
障害物があっても組付穴の探索を継続する。 【構成】 ワークに形成された組付穴にハンドに把持さ
れた部品を組み付ける自動組付装置であって、ロボット
のアーム先端に設けられ一定の力で部品をワークに押し
付けるとともに、ワーク面上を所定の探索軌道を描かせ
るエンドエフェクタと、エンドエフェクタとハンドの間
に介在しハンドに作用する反力の大きさに応じて変位す
る力センサと、予め設定された探索軌道Rに基づいてエ
ンドエフェクタを制御する制御装置を備える。制御装置
は、A点において力センサが障害物Mを検出したとき、
X軸及びY軸方向の反力から障害物Mの向きを求め、目
標位置をB点から同じく探索軌道R上のC点に変更して
障害物Mを避け、A点とC点を結ぶ直線を新しい探索軌
道とし、C点において元の探索軌道Rに復帰する。
障害物があっても組付穴の探索を継続する。 【構成】 ワークに形成された組付穴にハンドに把持さ
れた部品を組み付ける自動組付装置であって、ロボット
のアーム先端に設けられ一定の力で部品をワークに押し
付けるとともに、ワーク面上を所定の探索軌道を描かせ
るエンドエフェクタと、エンドエフェクタとハンドの間
に介在しハンドに作用する反力の大きさに応じて変位す
る力センサと、予め設定された探索軌道Rに基づいてエ
ンドエフェクタを制御する制御装置を備える。制御装置
は、A点において力センサが障害物Mを検出したとき、
X軸及びY軸方向の反力から障害物Mの向きを求め、目
標位置をB点から同じく探索軌道R上のC点に変更して
障害物Mを避け、A点とC点を結ぶ直線を新しい探索軌
道とし、C点において元の探索軌道Rに復帰する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークに形成された組
付穴にハンドに把持された部品を組み付ける自動組付装
置に関する。
付穴にハンドに把持された部品を組み付ける自動組付装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立ライン等においてワークに
形成された組付穴にハンドに把持された部品を組み付け
る自動組付装置が、例えば特開平5−200638号公
報に記載されている。上記公報に記載された自動組付装
置は、ロボットのアームの先端にX−Y軸方向(ワーク
面に沿った方向)への位置調整可能なエンドエフェクタ
(動作機構)を備え、該エンドエフェクタとハンドの間
にZ軸方向(ワーク面に垂直方向)の荷重を検出する力
センサを介在させたものである。
形成された組付穴にハンドに把持された部品を組み付け
る自動組付装置が、例えば特開平5−200638号公
報に記載されている。上記公報に記載された自動組付装
置は、ロボットのアームの先端にX−Y軸方向(ワーク
面に沿った方向)への位置調整可能なエンドエフェクタ
(動作機構)を備え、該エンドエフェクタとハンドの間
にZ軸方向(ワーク面に垂直方向)の荷重を検出する力
センサを介在させたものである。
【0003】上記自動組付装置においては、予め制御装
置に入力されたティーチィングデータに基づいてロボッ
トのアームが動き、ハンドに把持された部品をワークの
組付穴の位置にもたらし、次いで該部品をZ軸方向に移
動させる。その際(同公報の図6参照)、ティーチィン
グデータどおり部品が組付穴の位置に一致しているとき
は、該部品は組付穴に押し込まれ、このとき力センサが
検出するZ軸方向の反力のパターンには谷が存在する
(逆に、反力のパターンに谷が存在するときは部品と組
付穴が一致したと判定される)。
置に入力されたティーチィングデータに基づいてロボッ
トのアームが動き、ハンドに把持された部品をワークの
組付穴の位置にもたらし、次いで該部品をZ軸方向に移
動させる。その際(同公報の図6参照)、ティーチィン
グデータどおり部品が組付穴の位置に一致しているとき
は、該部品は組付穴に押し込まれ、このとき力センサが
検出するZ軸方向の反力のパターンには谷が存在する
(逆に、反力のパターンに谷が存在するときは部品と組
付穴が一致したと判定される)。
【0004】一方、ワークの位置決め誤差や部品精度誤
差の累積等により部品が組付穴の位置から外れていると
きは、部品はワーク表面に押し付けられるのみであり、
このとき力センサが検出するZ軸方向の反力のパターン
には谷が存在しない(逆に、反力のパターンに谷が存在
しないときは部品が組付穴から外れていると判定され
る)。このように、力センサからの情報により部品が組
付穴の位置から外れていると判定されたときは、部品を
ワーク面に一定圧力で押し付けたままの状態でエンドエ
フェクタを作動させ、ワーク面上において部品にX−Y
軸方向に所定の探索軌道(この例では一筆書きの星形)
を描かせ、組付穴を探索する。
差の累積等により部品が組付穴の位置から外れていると
きは、部品はワーク表面に押し付けられるのみであり、
このとき力センサが検出するZ軸方向の反力のパターン
には谷が存在しない(逆に、反力のパターンに谷が存在
しないときは部品が組付穴から外れていると判定され
る)。このように、力センサからの情報により部品が組
付穴の位置から外れていると判定されたときは、部品を
ワーク面に一定圧力で押し付けたままの状態でエンドエ
フェクタを作動させ、ワーク面上において部品にX−Y
軸方向に所定の探索軌道(この例では一筆書きの星形)
を描かせ、組付穴を探索する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
組付装置において、エンドエフェクタを作動させワーク
面上において部品に探索軌道を描かせるとき、もし該探
索軌道上に障害物(例えば乗り越えられない段差)があ
ったような場合はそれ以上探索を継続できず、また、障
害物との接触時にエンドエフェクタや部品が大きい力を
受け損傷するおそれがある。
組付装置において、エンドエフェクタを作動させワーク
面上において部品に探索軌道を描かせるとき、もし該探
索軌道上に障害物(例えば乗り越えられない段差)があ
ったような場合はそれ以上探索を継続できず、また、障
害物との接触時にエンドエフェクタや部品が大きい力を
受け損傷するおそれがある。
【0006】また、エンドエフェクタを作動させワーク
面上において部品に探索軌道を描かせるとき、力センサ
は常にZ軸方向の力(部品がワークから受ける反力)を
検出しているが、その力は部品が組付穴を通過するとき
は図10に示すように変化する。この変化を検出したと
き組付穴発見(探索終了)と判定し、同時にエンドエフ
ェクタのX−Y軸方向の作動を停止するが、部品がワー
クの端面や段差などの組付穴以外の箇所でも同じような
パターンが出ることから、確かにこれが組付穴であるか
どうか確認する必要がある。しかし、部品が組付穴の中
にあることをカメラと画像処理で確認するとなるとコス
トが大幅に上昇することに加え、組付穴の位置はカメラ
で観測しにくい箇所が多いという問題があった。
面上において部品に探索軌道を描かせるとき、力センサ
は常にZ軸方向の力(部品がワークから受ける反力)を
検出しているが、その力は部品が組付穴を通過するとき
は図10に示すように変化する。この変化を検出したと
き組付穴発見(探索終了)と判定し、同時にエンドエフ
ェクタのX−Y軸方向の作動を停止するが、部品がワー
クの端面や段差などの組付穴以外の箇所でも同じような
パターンが出ることから、確かにこれが組付穴であるか
どうか確認する必要がある。しかし、部品が組付穴の中
にあることをカメラと画像処理で確認するとなるとコス
トが大幅に上昇することに加え、組付穴の位置はカメラ
で観測しにくい箇所が多いという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、予め設定された探索軌道上に障害物があっても組付
穴の探索を継続でき、しかもエンドエフェクタ(動作機
構)や部品の損傷を防止することができる自動組付装置
を提供することを目的とする。また、本発明は、低コス
トで部品が組付穴にあるかどうか簡単に確認できる自動
組付装置を提供することを目的とする。
で、予め設定された探索軌道上に障害物があっても組付
穴の探索を継続でき、しかもエンドエフェクタ(動作機
構)や部品の損傷を防止することができる自動組付装置
を提供することを目的とする。また、本発明は、低コス
トで部品が組付穴にあるかどうか簡単に確認できる自動
組付装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークに形成
された組付穴にハンドに把持された部品を組み付ける自
動組付装置であって、ロボットのアーム先端に設けられ
一定の力で部品をワークに押し付けるとともに、ハンド
をワーク面に平行な面に沿って駆動し部品に組付穴の探
索軌道を描かせる動作機構と、動作機構とハンドの間に
介在しハンドに作用する反力の大きさに応じて変位する
力センサと、予め設定された探索軌道に基づいて動作機
構を制御する制御装置を備え、該制御装置は、力センサ
が障害物を検知したとき、該力センサの検知情報に基づ
き、該部品が該障害物を避けながら元の探索軌道に復帰
するように探索軌道を変更するものであることを特徴と
する。
された組付穴にハンドに把持された部品を組み付ける自
動組付装置であって、ロボットのアーム先端に設けられ
一定の力で部品をワークに押し付けるとともに、ハンド
をワーク面に平行な面に沿って駆動し部品に組付穴の探
索軌道を描かせる動作機構と、動作機構とハンドの間に
介在しハンドに作用する反力の大きさに応じて変位する
力センサと、予め設定された探索軌道に基づいて動作機
構を制御する制御装置を備え、該制御装置は、力センサ
が障害物を検知したとき、該力センサの検知情報に基づ
き、該部品が該障害物を避けながら元の探索軌道に復帰
するように探索軌道を変更するものであることを特徴と
する。
【0009】この自動組付装置では、部品が障害物に接
触したとき力センサが変位することで反力の大きさを検
出し、その反力の大きさがしきい値を超えるとき障害物
ありと判定する。そして、力センサにより障害物による
反力の方向(すなわち障害物の向き)が検出できるの
で、その情報に基づき、障害物を避けると同時に元の探
索軌道に復帰する方向に探索軌道を変更する。また、上
記しきい値は大きく設定する必要はなく、しかも、力セ
ンサが反力の大きさに応じて変位するので、接触時に動
作機構や部品に無理な力が加わらない。
触したとき力センサが変位することで反力の大きさを検
出し、その反力の大きさがしきい値を超えるとき障害物
ありと判定する。そして、力センサにより障害物による
反力の方向(すなわち障害物の向き)が検出できるの
で、その情報に基づき、障害物を避けると同時に元の探
索軌道に復帰する方向に探索軌道を変更する。また、上
記しきい値は大きく設定する必要はなく、しかも、力セ
ンサが反力の大きさに応じて変位するので、接触時に動
作機構や部品に無理な力が加わらない。
【0010】上記自動組付装置においては、上記制御装
置が、部品が組付穴の位置にきたとき動作機構によりハ
ンドをワーク面に平行な面の4方向に移動させ、全ての
方向で力センサが所定の反力を検知したとき組付穴に到
達したと判定するものであることが好ましい。なお、部
品が組付穴の位置にきたと判定されたとき、それが実際
に組付穴であれば、それまでワーク面に押し付けられて
いた部品の先端は該組付穴にはまり込み周囲を組付穴の
端面で囲まれているので、このようにハンドをワーク面
に平行な面の4方向に移動させると全ての方向で力セン
サが所定の反力を検知し、一方、実際にはワークの端面
や段差であったという場合、少なくともいずれかの方向
で力センサが所定の反力を検知しない。
置が、部品が組付穴の位置にきたとき動作機構によりハ
ンドをワーク面に平行な面の4方向に移動させ、全ての
方向で力センサが所定の反力を検知したとき組付穴に到
達したと判定するものであることが好ましい。なお、部
品が組付穴の位置にきたと判定されたとき、それが実際
に組付穴であれば、それまでワーク面に押し付けられて
いた部品の先端は該組付穴にはまり込み周囲を組付穴の
端面で囲まれているので、このようにハンドをワーク面
に平行な面の4方向に移動させると全ての方向で力セン
サが所定の反力を検知し、一方、実際にはワークの端面
や段差であったという場合、少なくともいずれかの方向
で力センサが所定の反力を検知しない。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図10を参照して本発明の実施
例を説明する。図1は、この自動組付装置の概略構成図
であり、ロボットのアーム1の先端にエンドエフェクタ
2が取り付けられ、その先に力センサ3を介してハンド
4が取り付けられる。ロボット制御装置5は、予め入力
されたティーチィングデータに基づいてロボットのアー
ム1を駆動制御し、教示点、すなわちワークWの組付穴
の位置に移動させる。エンドエフェクタ制御装置6は、
組付穴7(図2参照)を探索するためにエンドエフェク
タ2を制御し、ハンド4に把持された部品Pを一定圧力
でワークWに押し付け、その状態で予め設定された探索
軌道Rを描く。
例を説明する。図1は、この自動組付装置の概略構成図
であり、ロボットのアーム1の先端にエンドエフェクタ
2が取り付けられ、その先に力センサ3を介してハンド
4が取り付けられる。ロボット制御装置5は、予め入力
されたティーチィングデータに基づいてロボットのアー
ム1を駆動制御し、教示点、すなわちワークWの組付穴
の位置に移動させる。エンドエフェクタ制御装置6は、
組付穴7(図2参照)を探索するためにエンドエフェク
タ2を制御し、ハンド4に把持された部品Pを一定圧力
でワークWに押し付け、その状態で予め設定された探索
軌道Rを描く。
【0012】上記エンドエフェクタ2は、図3に示すよ
うに、3軸直交テーブル即ち、X軸方向に移動可能なX
軸テーブル2a、Y軸方向に移動可能なY軸テーブル2
b、及びZ軸方向に移動可能なZ軸テーブル2cから構
成され、これらの各テーブル2a、2b、2cは、それ
ぞれ独立にX軸モータ9a、Y軸モータ9b、及びテー
ブルに内蔵されたZ軸モータにより駆動される。この実
施例においては、Z軸テーブル2cを駆動することによ
り部品PをワークWに押し付けることができ、X軸テー
ブル2a及びY軸テーブル2bを駆動させることにより
探索軌道を描くことができる。
うに、3軸直交テーブル即ち、X軸方向に移動可能なX
軸テーブル2a、Y軸方向に移動可能なY軸テーブル2
b、及びZ軸方向に移動可能なZ軸テーブル2cから構
成され、これらの各テーブル2a、2b、2cは、それ
ぞれ独立にX軸モータ9a、Y軸モータ9b、及びテー
ブルに内蔵されたZ軸モータにより駆動される。この実
施例においては、Z軸テーブル2cを駆動することによ
り部品PをワークWに押し付けることができ、X軸テー
ブル2a及びY軸テーブル2bを駆動させることにより
探索軌道を描くことができる。
【0013】力センサ3は、ハンド4に作用するX軸、
Y軸、Z軸の各軸方向の反力を検出するためのもので、
図4に示すように(1軸分のみ示す)、エンドエフェク
タ2側部材10にハンド側部材11がスプリング12を
介して変位自在に取り付けられ、該スプリング12の変
位を検出するリニアエンコーダ13が設けられ(以上の
スプリングユニットが3軸各軸毎に設けられている)、
各軸方向の変位情報をエンドエフェクタ制御装置6に送
るようになっている。
Y軸、Z軸の各軸方向の反力を検出するためのもので、
図4に示すように(1軸分のみ示す)、エンドエフェク
タ2側部材10にハンド側部材11がスプリング12を
介して変位自在に取り付けられ、該スプリング12の変
位を検出するリニアエンコーダ13が設けられ(以上の
スプリングユニットが3軸各軸毎に設けられている)、
各軸方向の変位情報をエンドエフェクタ制御装置6に送
るようになっている。
【0014】また、上記エンドエフェクタ制御装置6
は、力センサ3からの変位情報を取り込んで探索軌道R
上に障害物があるかどうかを判定し、障害物ありと判定
した場合は探索軌道を変更し、その変更軌道に基づいて
エンドエフェクタ2を制御する。
は、力センサ3からの変位情報を取り込んで探索軌道R
上に障害物があるかどうかを判定し、障害物ありと判定
した場合は探索軌道を変更し、その変更軌道に基づいて
エンドエフェクタ2を制御する。
【0015】障害物の判定フローは図5に示すように、
エンドエフェクタ制御装置6において、力センサ3から
の変位情報とスプリングのバネ常数から力センサ3に作
用するX軸、Y軸方向の反力を算出し(S1)、力セン
サ3に作用する各軸方向の反力を所定のしきい値と比較
し(S2)、その力がしきい値未満の時は障害物なしと
判定して元の探索軌道Rをそのまま継続し、力センサ3
に作用する力がしきい値以上のときは探索軌道R上に障
害物が存在し、部品がその障害物に当たったと判定して
探索軌道を変更する(S3)。なお、このときのしきい
値は、次ぎに述べるように反力の方向を検出できる程度
の大きさでよく、余り大きく設定する必要はない。
エンドエフェクタ制御装置6において、力センサ3から
の変位情報とスプリングのバネ常数から力センサ3に作
用するX軸、Y軸方向の反力を算出し(S1)、力セン
サ3に作用する各軸方向の反力を所定のしきい値と比較
し(S2)、その力がしきい値未満の時は障害物なしと
判定して元の探索軌道Rをそのまま継続し、力センサ3
に作用する力がしきい値以上のときは探索軌道R上に障
害物が存在し、部品がその障害物に当たったと判定して
探索軌道を変更する(S3)。なお、このときのしきい
値は、次ぎに述べるように反力の方向を検出できる程度
の大きさでよく、余り大きく設定する必要はない。
【0016】探索軌道Rの変更フローは図6に示すよう
に、エンドエフェクタ制御装置6において、上記障害物
の判定フローで算出した力センサ3に作用するX軸、Y
軸方向の反力から障害物の向きを求め(S5)、障害物
を避けるようにX軸及びY軸方向の目標位置をそれぞれ
変更し軌道変更を行う(S6)。例えば図7に示すよう
に、当初設定した探索軌道Rの途中に障害物Mが存在し
たとすると、A点から当初の目標位置のB点に行くこと
はできないが、A点において力センサ3が検出したX軸
方向及びY軸方向の反力から障害物Mの向きを求め、目
標位置をB点から同じく探索軌道R上のC点に変更して
障害物Mを避け、A点とC点を結ぶ直線を新しい探索軌
道とし、C点において元の探索軌道Rに復帰する。
に、エンドエフェクタ制御装置6において、上記障害物
の判定フローで算出した力センサ3に作用するX軸、Y
軸方向の反力から障害物の向きを求め(S5)、障害物
を避けるようにX軸及びY軸方向の目標位置をそれぞれ
変更し軌道変更を行う(S6)。例えば図7に示すよう
に、当初設定した探索軌道Rの途中に障害物Mが存在し
たとすると、A点から当初の目標位置のB点に行くこと
はできないが、A点において力センサ3が検出したX軸
方向及びY軸方向の反力から障害物Mの向きを求め、目
標位置をB点から同じく探索軌道R上のC点に変更して
障害物Mを避け、A点とC点を結ぶ直線を新しい探索軌
道とし、C点において元の探索軌道Rに復帰する。
【0017】探索軌道R上において力センサ3に作用す
るZ軸方向の反力が図10にみられるようなパターンを
示したときは、エンドエフェクタ制御装置6により組付
穴発見と判定し、同時にエンドエフェクタのX−Y軸方
向の作動、すなわち探索軌道移動を停止し、組付穴の確
認動作に移る。このとき、力センサ3はエンドエフェク
タ2のZ軸方向の押し付け力から開放され、ハンド3に
把持された部品Pの先端はワークWの組付穴7内に押し
込まれている。
るZ軸方向の反力が図10にみられるようなパターンを
示したときは、エンドエフェクタ制御装置6により組付
穴発見と判定し、同時にエンドエフェクタのX−Y軸方
向の作動、すなわち探索軌道移動を停止し、組付穴の確
認動作に移る。このとき、力センサ3はエンドエフェク
タ2のZ軸方向の押し付け力から開放され、ハンド3に
把持された部品Pの先端はワークWの組付穴7内に押し
込まれている。
【0018】組付穴の確認フローは、図8に示すよう
に、エンドエフェクタ制御装置6の指令によりエンドエ
フェクタ2がX、Y軸4方向に移動し(S8)、力セン
サ3が各方向で所定の反力を感知するかどうか調べ(S
9)、4方向で感知したとき組付穴確認と判定し、それ
以外の場合をエラーとする。すなわち、ハンド4に把持
された部品Pの先端が確かに組付穴7に入っているので
あれば、図9に示すように部品Pの先端は周囲を組付穴
7の縁に囲まれているので、エンドエフェクタ2の移動
の際、力センサ3は4方向の全てにおいて所定の反力を
検知する。
に、エンドエフェクタ制御装置6の指令によりエンドエ
フェクタ2がX、Y軸4方向に移動し(S8)、力セン
サ3が各方向で所定の反力を感知するかどうか調べ(S
9)、4方向で感知したとき組付穴確認と判定し、それ
以外の場合をエラーとする。すなわち、ハンド4に把持
された部品Pの先端が確かに組付穴7に入っているので
あれば、図9に示すように部品Pの先端は周囲を組付穴
7の縁に囲まれているので、エンドエフェクタ2の移動
の際、力センサ3は4方向の全てにおいて所定の反力を
検知する。
【0019】組付穴の確認動作を完了すると、エンドエ
フェクタ制御装置6によりエンドエフェクタ2をX軸、
Y軸方向に移動し、力センサ3が受ける反力がゼロにな
る位置に調芯し、次いでエンドエフェクタ2をZ軸方向
に作動させ、部品Pを組付穴7に組み付ける。
フェクタ制御装置6によりエンドエフェクタ2をX軸、
Y軸方向に移動し、力センサ3が受ける反力がゼロにな
る位置に調芯し、次いでエンドエフェクタ2をZ軸方向
に作動させ、部品Pを組付穴7に組み付ける。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、部品が障害物に接触し
たとき力センサに作用する反力の向きを検出することで
障害物の向きを求め、障害物を避けると同時に元の探索
軌道に復帰する方向に探索軌道を変更するので、探索軌
道上に障害物があっても探索操作を継続することができ
る。そして、障害物の有無を判定するとき力センサに作
用する反力のしきい値を小さく設定でき、しかも、力セ
ンサが反力の大きさに応じて変位するので、接触時に動
作機構や部品に無理な力が加わらず、その損傷を防止す
ることができる。また、本発明によれば、組付穴の探索
軌道上において、部品が組付穴にあるかどうか簡単に確
認することができる。
たとき力センサに作用する反力の向きを検出することで
障害物の向きを求め、障害物を避けると同時に元の探索
軌道に復帰する方向に探索軌道を変更するので、探索軌
道上に障害物があっても探索操作を継続することができ
る。そして、障害物の有無を判定するとき力センサに作
用する反力のしきい値を小さく設定でき、しかも、力セ
ンサが反力の大きさに応じて変位するので、接触時に動
作機構や部品に無理な力が加わらず、その損傷を防止す
ることができる。また、本発明によれば、組付穴の探索
軌道上において、部品が組付穴にあるかどうか簡単に確
認することができる。
【図1】実施例の自動組付装置の全体構成図である。
【図2】探索軌道と組付穴の説明図である。
【図3】実施例のエンドエフェクタと力センサ、及びハ
ンドの平面図(a)及び側面図(b)である。
ンドの平面図(a)及び側面図(b)である。
【図4】実施例の力センサのスプリングユニットの説明
図(a)と、そのI−I断面図(b)である。
図(a)と、そのI−I断面図(b)である。
【図5】実施例の障害物判定フロー図である。
【図6】実施例の探索軌道変更フロー図である。
【図7】実施例の探索軌道変更操作を説明する図であ
る。
る。
【図8】実施例の組付穴確認フロー図である。
【図9】実施例の組付穴確認操作を説明する図である。
【図10】部品が探索軌道上の組付穴を通過するとき力
センサに作用する反力の変化パターンを示す図である。
センサに作用する反力の変化パターンを示す図である。
1 ロボットのアーム 2 エンドエフェクタ 3 力センサ 4 ハンド 7 組付穴 M 障害物 P 部品 R 探索軌道 W ワーク
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークに形成された組付穴にハンドに把
持された部品を組み付ける自動組付装置であって、ロボ
ットのアーム先端に設けられ一定の力で部品をワークに
押し付けるとともに、ハンドをワーク面に平行な面に沿
って駆動し部品に組付穴の探索軌道を描かせる動作機構
と、動作機構とハンドの間に介在しハンドに作用する反
力の大きさに応じて変位する力センサと、予め設定され
た探索軌道に基づいて動作機構を制御する制御装置を備
え、該制御装置は、力センサが障害物を検知したとき、
該力センサの検知情報に基づき、該部品が該障害物を避
けながら元の探索軌道に復帰するように探索軌道を変更
するものであることを特徴とする自動組付装置。 - 【請求項2】 上記制御装置が、部品が組付穴の位置に
きたとき動作機構によりハンドをワーク面に平行な面の
4方向に移動させ、全ての方向で力センサが所定の反力
を検知したとき組付穴と判定するものであることを特徴
とする請求項1に記載された自動組付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7024774A JPH08197342A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 自動組付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7024774A JPH08197342A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 自動組付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197342A true JPH08197342A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12147528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7024774A Pending JPH08197342A (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 自動組付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08197342A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7177722B2 (en) | 2002-11-21 | 2007-02-13 | Fanuc Ltd | Assembling method and apparatus |
JP2012020345A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Sharp Corp | 締結装置及び締結方法 |
CN106271845A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-04 | 浙江柏同机器人科技股份有限公司 | 用于管件加工时工位自动切换的装置 |
CN106271844A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-04 | 浙江柏同机器人科技股份有限公司 | 管件工位切换设备 |
CN106271813A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-04 | 浙江柏同机器人科技股份有限公司 | 管件工位切换机构 |
CN106271812A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-04 | 浙江柏同机器人科技股份有限公司 | 管件加工中工位移动设备 |
CN106335057A (zh) * | 2016-09-27 | 2017-01-18 | 东南大学 | 一种基于实时力控的装配机器人全空间柔顺插孔控制方法 |
CN106862901A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-06-20 | 深圳市金岷江智能装备有限公司 | 压装设备及其压装机构 |
JP2018167395A (ja) * | 2012-11-22 | 2018-11-01 | キヤノン株式会社 | ロボット装置、制御装置、及びロボットの制御方法 |
CN115890095A (zh) * | 2021-09-30 | 2023-04-04 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 一种电池组件装配方法、夹具及焊接设备 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6294230A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-04-30 | Nec Corp | 穴探索方式 |
JPS63106009A (ja) * | 1986-10-23 | 1988-05-11 | Fujitsu Ltd | ロボツトの運動制御方法 |
JPS63127888A (ja) * | 1986-11-17 | 1988-05-31 | 三菱電機株式会社 | 遠隔操作式ロボツトア−ム |
JPS63150183A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-22 | 富士通株式会社 | ロボツトの運動制御方法 |
JPS63285617A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-22 | Fujitsu Ltd | センサ−フィ−ドバック制御方式 |
JPS63288682A (ja) * | 1987-05-21 | 1988-11-25 | 株式会社東芝 | ロボットのハンドリング装置 |
JPH0319683U (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-26 | ||
JPH04348887A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-03 | B L Oototetsuku Kk | 棒状部材を被取付部材の挿通穴に挿入する装置及びその方法 |
JPH05200638A (ja) * | 1992-01-22 | 1993-08-10 | Mazda Motor Corp | 小物部品の組付方法および装置 |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP7024774A patent/JPH08197342A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6294230A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-04-30 | Nec Corp | 穴探索方式 |
JPS63106009A (ja) * | 1986-10-23 | 1988-05-11 | Fujitsu Ltd | ロボツトの運動制御方法 |
JPS63127888A (ja) * | 1986-11-17 | 1988-05-31 | 三菱電機株式会社 | 遠隔操作式ロボツトア−ム |
JPS63150183A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-22 | 富士通株式会社 | ロボツトの運動制御方法 |
JPS63285617A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-22 | Fujitsu Ltd | センサ−フィ−ドバック制御方式 |
JPS63288682A (ja) * | 1987-05-21 | 1988-11-25 | 株式会社東芝 | ロボットのハンドリング装置 |
JPH0319683U (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-26 | ||
JPH04348887A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-03 | B L Oototetsuku Kk | 棒状部材を被取付部材の挿通穴に挿入する装置及びその方法 |
JPH05200638A (ja) * | 1992-01-22 | 1993-08-10 | Mazda Motor Corp | 小物部品の組付方法および装置 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7177722B2 (en) | 2002-11-21 | 2007-02-13 | Fanuc Ltd | Assembling method and apparatus |
JP2012020345A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Sharp Corp | 締結装置及び締結方法 |
JP2018167395A (ja) * | 2012-11-22 | 2018-11-01 | キヤノン株式会社 | ロボット装置、制御装置、及びロボットの制御方法 |
CN106271845A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-04 | 浙江柏同机器人科技股份有限公司 | 用于管件加工时工位自动切换的装置 |
CN106271844A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-04 | 浙江柏同机器人科技股份有限公司 | 管件工位切换设备 |
CN106271813A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-04 | 浙江柏同机器人科技股份有限公司 | 管件工位切换机构 |
CN106271812A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-01-04 | 浙江柏同机器人科技股份有限公司 | 管件加工中工位移动设备 |
CN106335057A (zh) * | 2016-09-27 | 2017-01-18 | 东南大学 | 一种基于实时力控的装配机器人全空间柔顺插孔控制方法 |
CN106335057B (zh) * | 2016-09-27 | 2018-12-28 | 东南大学 | 一种基于实时力控的装配机器人全空间柔顺插孔控制方法 |
CN106862901A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-06-20 | 深圳市金岷江智能装备有限公司 | 压装设备及其压装机构 |
CN115890095A (zh) * | 2021-09-30 | 2023-04-04 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 一种电池组件装配方法、夹具及焊接设备 |
CN115890095B (zh) * | 2021-09-30 | 2023-11-28 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 一种电池组件装配方法、夹具及焊接设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10870199B2 (en) | Robot system and robot teaching method | |
US11685042B2 (en) | Working robot and control method for working robot | |
JP5235376B2 (ja) | ロボットのターゲット位置検出装置 | |
US6222338B1 (en) | Method and apparatus for the direct teaching of automatic machines | |
WO1996014949A3 (en) | Methods and apparatuses for backgaging and sensor-based control of bending operations | |
CN106493711B (zh) | 控制装置、机器人以及机器人系统 | |
WO2000060425A3 (en) | High precision positioning device and method of operating same | |
JP7340536B2 (ja) | ロボット支援研削における回転数の制御 | |
JPH08197342A (ja) | 自動組付装置 | |
US11141855B2 (en) | Robot system, method of controlling robot arm, recording medium, and method of manufacturing an article | |
JP3352173B2 (ja) | ロボットの制御装置 | |
EP1114703B1 (en) | Method of teaching robot with traveling axis off-line | |
JP2786874B2 (ja) | 可動位置制御装置 | |
EP0460227B1 (en) | Additional shaft follow-up control system of robot | |
JPH06143171A (ja) | ロボット | |
CN108475051B (zh) | 用于在工业机器人的编程期间对准工具的方法和系统 | |
EP1400308A2 (en) | Positioning device and method for operation | |
JP2596722B2 (ja) | スポット溶接方法および装置 | |
JP3319086B2 (ja) | スポット溶接方法およびスポット溶接装置 | |
WO2023166588A1 (ja) | 作業ロボットシステム | |
KR102676547B1 (ko) | 부착 패드를 형성하기 위한 장치 및 방법 | |
JPH0796491A (ja) | ロボットの制御装置 | |
US20230081519A1 (en) | End effector, robot, and control method of the end effector | |
JP3855629B2 (ja) | ロボットの干渉検出装置 | |
KR100457311B1 (ko) | 부품 이송용 로봇장치 및 그 제어방법 |