JP3352173B2 - ロボットの制御装置 - Google Patents

ロボットの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットの制御装置に
係わり、特にワークの組付穴に部品を自動的に挿入する
ロボットの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、産業用ロボットを用いて組付
穴を有するワークに部品を自動的に挿入する組付作業を
行っていた。この際、ロボットハンドに板バネ等を取り
付けた機械式フローティング機構を用いて位置決めを行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機械式
フローティング機構を用いた従来の装置においては、重
力方向と逆方向へのフローティングが困難なため、ロボ
ットハンドと部品の重量との合計がフローティング力よ
り大きくなると、組付穴と部品とのかじりが発生し、ワ
ーク、ハンド及び部品が破損するという危険性があっ
た。また、ハンドに把持される部品の重量が異なる場
合、フローティング力の調整が難しいため、重量が等し
い部品のみしか組み付けできないという問題があった。
さらに、部品が組付穴からずれたことを認識することが
できないため、ずれた状態で部品の挿入作業を進めると
ワークや部品等が破損する危険性があった。そこで、本
発明は、上記の組付作業時に発生する従来の技術の問題
点を解決するためになされたものであり、ワークの組付
穴と部品とのかじりを容易に防止することができるロボ
ットの制御装置を提供することを目的としている。ま
た、本発明は、部品の重量を補正することにより異なる
重量の部品をワークの組付穴に組み付けることができる
ロボットの制御装置を提供することを目的としている。
【0004】さらに、本発明は、部品がワークの組付穴
からずれたことを認識することができるロボットの制御
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ワークに形成された組付穴にハンドに
より把持された部品を挿入して組み付けるロボットの制
御装置において、部品に作用する反力を検出する力覚セ
ンサと、少なくともワーク面に平行な2軸方向に駆動さ
れロボットのアームとハンドとの間に配置された動作機
構と、力覚センサにより検出した反力の方向に動作機構
を所定量微小変位させる制御手段と、ワーク垂直方向の
反力が所定値以上のとき動作機構により部品を2軸方向
に所定量微小移動させ、このときの反力が所定値以上の
とき、部品のワークへの組み付けを完了と判定する組付
判定手段と、を有することを特徴としている。
【0006】このように構成された本発明においては、
ワークに形成された組付穴にハンドにより把持された部
品を挿入して組み付ける際、力覚センサにより部品に作
用する反力を検出し、この反力の作用する方向と同方向
に動作機構により部品を所定量微小変位させる。これに
より、部品の中心位置と組付穴の中心位置との位置ずれ
を修正して部品と組付穴との間で発生するかじりを防止
することができる。また、ワーク垂直方向の反力が所定
値以上のとき部品を2軸方向に所定量微小移動させ、こ
のときの反力が所定値以上のとき、組付判定手段が部品
のワークへの組み付けを完了と判定するようにしている
ので、組付作業の完了を確実に判定できる。
【0007】本発明において、好ましくは、制御手段
が、重力による部品の変位を動作機構を駆動して補正す
る重力補正手段を有する。本発明は、好ましくは、更
に、ワーク垂直方向の反力が所定値以上で部品を2軸方
向に移動させたときの2軸方向の反力が所定値以下のと
き、部品が組付穴からずれていると判定して組付穴探索
動作を行う組付穴探索手段を有する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1乃至図
8を参照して説明する。図1は、本発明のロボットの制
御装置の一実施例を示す全体構成図である。この図1に
示すように、1はロボットハンドであり、このロボット
ハンド1には、ワーク2の組付穴4に挿入され組み付け
られる部品6が把持されている。ここで、この部品6
は、位置決めピン6aを備えている。8はロボットアー
ムであり、このロボットアーム8とハンド1の間には、
アクチュエータ(サーボモータ)を有するエンドエフェ
クタ10及び力覚センサ12がユニット化されて取り付
けられている。14は、エンドエフェクタ・コントロー
ラであり、このエンドエフェクタ・コントローラ14に
は、力覚センサ5からの力覚情報が入力され、この入力
情報に基づいて、エンドエフェクタ4に制御指令を出力
する。更に、16は、ロボット・コントローラであり、
このロボット・コントローラ16には、組付穴を発見し
た旨の情報が入力され、この入力情報に基づいて、ロボ
ットに部品挿入指令を出力する。
【0009】上記力覚センサ5は、ロボットハンドに作
用するX軸、Y軸、Z軸の各軸方向の反力をそれぞれ検
出するためのものである。ここで、図1に示すように、
ワーク2の面に平行な2軸方向がX軸方向及びY軸方向
であり、ワーク2の面に垂直な方向がZ軸方向である。
また、Aは重力方向を示し、Bは組付方向を示してい
る。また、この実施例において、エンドエフェクタ10
は、図2に示されたように、2軸直交テーブル即ち、X
軸方向に移動可能なX軸テーブル10a及びY軸方向に
移動可能なY軸テーブル10bにより構成され、これら
の各テーブル10a,10bは、それぞれ独立にアクチ
ュエータにより能動的に駆動される。また、この実施例
においては、部品6の組付方向への移動をアーム8を駆
動することにより行っている。次に、図3により、部品
6の位置決めについて説明する。図3は、部品6の位置
決めピン6aの中心の位置と組付穴4の中心の位置とが
ずれている状態を示す斜視図である。この図3に示すよ
うに、部品6の位置決めピン6aの中心の位置と組付穴
4の中心の位置とがずれている場合には、位置決めピン
6aと組付穴4との接触(C点により接触している)に
より、位置決めピン6aに反力(X軸方向反力FKXとY
軸方向反力FKYとの合力)が発生する。
【0010】このようにずれが生じている場合には、力
覚センサ12により上記X軸方向反力FKXとY軸方向反
力FKYを検出し、これらの反力が共に零となるように、
エンドエフェクタ10のX軸テーブル10a及びY軸テ
ーブル10bを移動させる。このときのX軸テーブル1
0a及びY軸テーブル10bの移動方向は、反力の生じ
ている方向、即ち、X軸方向反力FKXとY軸方向反力F
KYの方向と同方向である。このようにして、エンドエフ
ェクタ10により位置ずれを修正することにより、ワー
ク2と部品6の位置決めピン6aとの間のかじりの発生
を防止して組付作業を行うことができる。次に、図4に
より、組付作業完了の判定動作について説明する。図4
は、組付動作完了時の状態を示す説明図である。この図
4に示すように、部品6をワーク2の組付穴4へ組付後
も、ロボット本体側であるロボットアーム8により部品
6をワーク2に押付け力FZ で押しつけるとZ軸方向の
反力Fkzが発生する。このZ軸方向の反力Fkzを力覚セ
ンサ12により検出し、この検出値が所定のしきい値F
1 以上となった時点で、エンドエフェクタ14をX−Y
方向に所定距離移動させる。このとき、力覚センサ12
によりX−Y方向に所定値以上の反力が発生していると
確認した場合には、組付作業完了と判定する。
【0011】次に図5により重力補正について説明す
る。図5は重力補正を説明する説明図である。この図5
に示すように、部品6が重量物である場合若しくは剛体
でない場合には、部品重量のため部品6の位置決めピン
6aの中心位置が重量方向(X軸方向の逆方向)に変位
する(変位量をDで示す)。このため、本実施例では、
部品の重量と変位量との関係を予め算出しておき、この
関係を用いて力覚センサ12からの情報から変位量を算
出する。この変位量を組付作業開始前にエンドエフェク
タ10のX軸テーブル10aにより補正することによ
り、部品6の重量により発生する位置決めピン6aの中
心位置の変位(ずれ)を修正することができる。次に図
6を用いて部品とワークの組付穴との位置ずれ認識につ
いて説明する。図6は部品とワークの組付穴との位置ず
れの状態を説明する説明図である。この図6に示すよう
に、部品6の位置決めピン6aの先端が、ワーク2の組
付穴4からずれた状態で部品の組付作業を行うと組付方
向BであるZ軸方向にのみワーク2からの反力Fkzが作
用する。このため、本実施例では、先ず、上述した組付
作業完了の判定動作を実行する。即ち、検出されたZ軸
方向の反力Fkzが所定のしきい値F1 以上となった時点
で、エンドエフェクタ14をX−Y方向に所定距離移動
させる。このとき、力覚センサ12によりX−Y方向に
所定値以上の反力が発生していると確認した場合には、
組付作業完了と判定する。ここで、力覚センサ12によ
りX−Y方向に所定値以上の反力(即ち、摩擦力以上の
力)が検出できなければ、部品6の位置決めピン6aの
先端がワーク2の組付穴4からずれた状態であると判定
(認識)する。
【0012】このずれ状態を認識した後は、図7に示す
ように、所定の経路Eに沿って組付穴検索動作を行ない
ワーク2の組付穴4を検出する。次に図8を用いて、上
述した組付作業の動作内容を総括的に説明する。図8に
おいて、Sは各ステップを示す。先ず、S1において、
ロボットアーム8を組付作業開始点に移動する。これ
は、ロボットコントローラ16からの動作指令に基づき
行われる。この後、S2において、部品6の位置決めピ
ン6aの先端位置の重量方向への変位量を補正する必要
があるか否かを判定する。ここで、部品6の重量が所定
値以上のとき、重量補正要と判定する。重量補正要と判
定された場合には、S3に進み、上述したように、予め
算出された部品の重量と変位量に基づき、部品6の重量
により発生する位置決めピン6aの中心位置の変位(ず
れ)を修正することにより、重量補正を行う(図5参
照)。次に、S4において、ロボットコントローラ16
によりアーム8を組付方向(Z軸方向)に駆動させ、部
品6の組付方向への移動を開始する。上述したように、
本実施例では、この部品6の組付方向への移動をアーム
8を駆動することにより行っている。
【0013】次に、S5において、力覚センサ12から
力覚情報である各軸方向の反力の値を取得する。さら
に、S6に進み、Z軸方向の反力FKZが所定のしきい値
1 以上か否かを判定する。所定値F1 未満であれば、
かじりを発生している可能性があるため、S7に進み、
かじりを発生しているか否かを判定する。ここで、X軸
方向反力FKXとY軸方向反力FKYの少なくとも何れか一
方が所定値以上であれば、かじり、即ち、部品5の位置
決めピン6aの中心の位置と組付穴4の中心の位置とが
ずれているため、かじりが発生していると判定する。か
じりの発生を判定して場合には、S8に進み、上述した
かじり解消動作を実行する(図3参照)。即ち、X軸方
向反力FKXとY軸方向反力FKYが共に零となるように、
エンドエフェクタ10のX軸テーブル10a及びY軸テ
ーブル10bをその反力の方向と同方向に移動させて、
部品の位置決めピン6aとワーク2の組付穴4との位置
ずれを修正し、かじりの発生を解消する。次に、S6に
おいて、Z軸方向の反力FKZが所定のしきい値F1 以上
と判定された場合には、S9に進み、上述した組付完了
確認動作を実行する(図4参照)。この組付完了確認動
作は、Z軸方向の反力FKZが、所定のしきい値F1 以上
となった時点で、エンドエフェクタ14をX−Y方向に
所定距離移動させることにより行われる。このとき、力
覚センサ12によりX−Y方向に所定値以上の反力が発
生していると確認した場合には、S10に進み、組付作
業完了と判定する。
【0014】S10において、X−Y方向に所定値以上
の反力が発生していないと確認した場合(図6参照)に
は、組付作業完了ではないため、S11に進み、所定の
経路Eに沿って組付穴検索動作を行ないワーク2の組付
穴4を検出する(図7参照)。次に、本発明の他の実施
例について図9乃至図14を参照して説明する。図9
は、本発明のロボットの制御装置の他の実施例を示す全
体構成図である。この図9に示すように、21はロボッ
トハンドであり、このロボットハンド21には、ワーク
22の組付穴24に挿入され組み付けられる部品26が
把持されている。ここで、この部品26は、複数のフィ
ン形状のストッパ26aを軸方向に備えている。28は
ロボットアームであり、このロボットアーム28とハン
ド21の間には、アクチュエータ(サーボモータ)を有
するエンドエフェクタ30及び力覚センサ32がユニッ
ト化されて取り付けられている。34は、エンドエフェ
クタ・コントローラであり、このエンドエフェクタ・コ
ントローラ34には、力覚センサ32からの力覚情報が
入力され、この入力情報に基づいて、エンドエフェクタ
34に制御指令を出力する。更に、36は、ロボット・
コントローラであり、このロボット・コントローラ16
には、組付作業が完了した際次の移動点へ移動要求が出
力され、これによりロボットアーム28が駆動される。
【0015】上記力覚センサ32は、ロボットハンドに
作用するX軸、Y軸、Z軸の各軸方向の反力をそれぞれ
検出するためのものである。ここで、図9に示すよう
に、ワーク22の面に平行な2軸方向がX軸方向及びY
軸方向であり、ワーク22の面に垂直な方向がZ軸方向
である。ここで、Bは組付方向を示している。また、こ
の実施例において、エンドエフェクタ30は、図10に
示されたように、上述の図1に示す実施例とは異なり、
3軸直交テーブル即ち、X軸方向に移動可能なX軸テー
ブル30a、Y軸方向に移動可能なY軸テーブル30b
及びZ軸方向に移動可能なZ軸テーブル30cにより構
成され、これらの各テーブル30a,30b,30c
は、それぞれ独立にアクチュエータにより能動的に駆動
される。次に本実施例による部品のワークの組付穴への
挿入動作について説明する。ここで、3軸直交テーブル
を有するエンドエフェクタ30により挿入動作を行う際
には、Z軸方向に押し付け力一定制御を行った状態で組
付穴探索作業が完了していることを前提とする。図11
は、本実施例による部品のワークの組付穴への挿入動作
を示す説明図である。この図11に示すように、エンド
エフェクタ30のZ軸テーブル30cを駆動させること
により、ワーク22にZ軸方向の押し付け力fE が作用
する。このとき、エンドエフェクタ30は、この押し付
け力fE とは絶対値が等しく方向が逆の反力f0 を受け
る。
【0016】図12は部品の挿入動作時における押し付
け力fE 及び反力f0 を示す線図である。この図12に
示すように、t1 に時点で挿入動作を開始する。このと
き、押し付け力fE が、次式(1)となるように、即ち
2倍の押し付け力となるように、エンドエフェクタ30
によるZ軸方向の力制御則を切り換える。 fE (t1 )=fE (0)+|f0 (0)|=2fE (0) (1) この挿入動作開始後は、一定時間間隔Δt毎に反力f0
を力覚センサ32により検出(センシング)し、時刻t
におけるエンドエフェクタ30による押し付け力f
E (t)が、次式となるようにエンドエフェクタ30を
制御する。 fE (t)=fE (t−Δt)−(f0 (t)−f0 (t−Δt))(2) この実施例においては、このように押し付け力fE を設
定して制御することにより、時刻t1 後に、部品の挿入
動作が開始され、それに伴い、押し付け力fE及び反力
0 が徐々に増加する。このようにエンドエフェクタ3
0を制御して部品26の挿入動作を継続すると、ある時
刻t2 において、押し付け力fE は、部品の組付に必要
な挿入力fP に到達する。このとき、図13に示すよう
に、部品26が組付穴24に滑り込むため、押し付け力
E 及び反力f0 が図12に示すように変化する。この
変化を検出したとき、挿入完了とみなし、エンドエフェ
クタ30の挿入動作を終了する。
【0017】次に図14を用いて、上述した部品の挿入
動作の内容を総括的に説明する。図14において、Tは
各ステップを示す。先ず、T1において、Z軸方向に押
し付け力一定制御を行った状態で組付穴探索作業が完了
している状態である時刻t1 における反力f0 (0)を
検出(センシング)する。この後、T2において、上記
の式(1)を用いて挿入動作を開始するための押し付け
力fE (t1 )を算出する。このようにして挿入動作が
開始された後、T3において、一定時間間隔Δt毎に反
力f0 (t)を力覚センサ32により検出(センシン
グ)する。さらに、T4において、反力の偏差Δf
0 (=f0 (t)−f0 (t−Δt))を算出する。次
に、T5に進み、挿入動作が完了か否かを判定する。こ
の挿入完了の判定は、以下のように行う。即ち、図12
に示すように、反力の偏差Δf0 の符号は、時刻t1
ら時刻t2 の間は負であり、時刻t2 から時刻t3 の間
は正であり、時刻t3 で負に変化する。この反力の符号
の変化に着目し、反力の偏差Δf0 の符号が、負→正→
負と変化した変化した場合に、即ち、時刻t3 に到達し
た時点において、挿入完了と判定する。
【0018】T5において、挿入完了と判定されない場
合には、T6に進み、時刻tにおけるエンドエフェクタ
30による押し付け力fE (t)が、上記の式(2)と
なるようにエンドエフェクタ30を制御する。この後、
T3に戻り、挿入が完了するまで同様なステップを繰り
返して実行する。この実施例においては、ワーク22か
らの反力f0 に応じて、部品の押し付け力fE を設定し
ているため、過大な押し付け力の発生を防止し、これに
よりワークや部品等の破損を防止することができる。ま
た、部品の固有の挿入力に関係なく部品の押し付け力f
E を設定することができ、そのため、挿入動作のティー
チング等の工程を削減することができる。また、反力の
偏差の値の符号の変化の状態により、挿入完了を判定し
ているため、リアルタイムで完了検出が可能となり、作
業時間の短縮を図ることができる。さらに、エッドエフ
ェクタ30単体で部品の挿入動作を行っているため、エ
ンドエフェクタ34とロボットコントローラ36との間
の通信が無くなり、通信ディレイが無くなり、通信ディ
レイにより発生する過大な押し付け力の発生を防止でき
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロボット
の制御装置によれば、ワークの組付穴に部品を組み付け
る際に生じるかじりを防止することができる等、種々の
有用な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボットの制御装置の一実施例を示す
全体構成図
【図2】図1に示す本発明のロボットの制御装置の一実
施例に用いられるエンドエフェクタを示す斜視図
【図3】部品の位置決めピンの中心位置と組付穴の中心
位置とがずれている状態を示す説明図
【図4】組付動作完了時の状態を示す説明図
【図5】重力補正を説明するための説明図
【図6】部品とワークの組付穴との位置ずれを説明する
ための説明図
【図7】組付穴検索動作を説明するための説明図
【図8】本発明の一実施例による組付作業の動作内容を
示すフローチャート
【図9】本発明のロボットの制御装置の他の実施例を示
す全体構成図
【図10】図9に示す本発明のロボットの制御装置の他
の実施例に用いられるエンドエフェクタを示す斜視図
【図11】本発明の他の実施例による部品のワークの組
付穴への挿入動作を示す説明図
【図12】本発明の他の実施例による部品の挿入動作時
における押し付け力と反力を示す線図
【図13】部品のワークの組付穴への挿入完了の状態を
示す説明図
【図14】本発明の他の実施例による組付作業の動作内
容を示すフローチャート
【符号の説明】
1,21 ロボットハンド 2,22 ワーク 4,24 組付穴 6,26 部品 6a 位置決めピン 26a ストッパ 8,28 ロボットアーム 10,30 エンドエフェクタ 12,32 力覚センサ 14,34 エンドエフェクタ・コントローラ 16,36 ロボット・コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−200638(JP,A) 特開 平4−256526(JP,A) 特開 昭61−19581(JP,A) 特開 昭61−208514(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/02 B25J 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに形成された組付穴にハンドによ
    り把持された部品を挿入して組み付けるロボットの制御
    装置において、 部品に作用する反力を検出する力覚センサと、 少なくともワーク面に平行な2軸方向に駆動されロボッ
    トのアームとハンドとの間に配置された動作機構と、 上記力覚センサにより検出した反力の方向に上記動作機
    構を所定量微小変位させる制御手段と、上記ワーク垂直方向の反力が所定値以上のとき上記動作
    機構により部品を上記2軸方向に所定量微小移動させ、
    このときの反力が所定値以上のとき、部品のワークへの
    組み付けを完了と判定する組付判定手段と 、 を有することを特徴とするロボットの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段が、重力による部品の変位
    を上記動作機構を駆動して補正する重力補正手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のロボットの制御装
    置。
  3. 【請求項3】 更に、ワーク垂直方向の反力が所定値以
    上で部品を上記2軸方向に移動させたときの2軸方向の
    反力が所定値以下のとき、部品が上記組付穴からずれて
    いると判定して組付穴探索動作を行う組付穴探索手段を
    有する請求項1又は請求項2に記載のロボットの制御装
    置。
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